創作ノート⑫
応募小説は、締切日の31日にじかに応募先の県庁に持っていった。午後5時までにあと15分で、ぎりぎりセーフといったところ。
作品に施したライトアップ効果は、はずした。ライトアップしたいシーンは、行数を3行に限定し、その前後に間を置いて際立たせるというやりかただったのだが、確かにライトアップ効果はあった。
が、そうすると、何か時間の流れが頭に入ってきにくくなり、馴染まないかなと思ったので、スタンダードなかたちに戻した。
今回の作品を書いたことによる収穫は大きかった。とはいえ、これは賞の勝算とは無関係だ。賞の傾向も審査員達の頭の中ももうわかっているので、勝算ははっきりいってない……といったほうがいい。審査員達の脳味噌でレボリューションでも起きれば別だが。
書いているときの高揚感、そして賞応募後の暗鬱な気持ちのこの違い。賞の結果はわかっているようなものだが(だめだと)、内心ほしくてたまらないらしく、早くも落ち込んでいるというわけで、結果発表後はどうなることやら。考えるのもおぞましい。
これに打ち勝つには、新しい作品か、あるいは書いている途中の別の作品に没頭して、ネガティブな気分を上回る高揚感を得るしかない。
実生活における辛辣な体験からテーマを見つけたのだが、そのむごい体験をさせられているときに、わたしの書いたような小説に出会えたら、目から鱗が落ち、勇気を貰い、ユーモアで明るい気分になれただろうに。
わたしだって、読者の1人で、世界中捜せば、わたしの背後にはわたしに似た人たちの列ができるばずだ。
その人たちは、わたしの作品にブラボーといってくれるに違いない。こんな自らする慰めが、今回も、執筆の労働に対する唯一のご褒美だ。いや、書いているときの高揚感が最高のご褒美だな。そのときは、もう過ぎてしまったけれど。。。
もうひとつ、創作ノート用のブログを作ろうかしら。どこまで子沢山になるつもりかしらね、この人は。今度はハーボットでお世話になっている、ソネットさんあたりはどうかな。ハーボットのテンプレートで楽しく創作メモをとるというのも、いいかも~。ねえ、ウッフや。
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