ひとりごと(妹が大分市を通過した)
昼間、妹から電話があった。
「ねえ、あんたっちって、この辺りよね~?」と妹はいい、町名をいった。まさにそれはわが町の名だが、何だろう、まるでこの辺りを通過でもしているようないいかたは……と不思議に思っていたら、間があって、「今パルコってとこを通っているけど、駐車場はどこ?」ときた。
何と妹夫婦は佐賀県の肥前山口辺りから、こちらに用事できていて、しかも、すぐに帰らねばならないのだそうだ。
「折り返し帰るのは大変でしょ。うちで休んでいったら?」といったが、帰りはご主人に代わって妹も運転するつもりで、高速は使わず(妹は高速の運転が苦手)、普通道路を行くという。それには、うちに寄っている暇はないそうだ。
そのあと、妹たちはパルコの駐車代がただになるという理由で、ホテルのランチバイキングへ行って昼食を済ませ、帰ってしまった。
急いで支度しても妹たちが食事を終えるまでに行けそうになかったので、出かけなかったが、何という慌しさ。まるで、台風が通過したみたいだった。
前に来たときも、似たような慌しさだったが、そのときはうちで数時間は過ごしてくれた。本当は今夜うちの隣のホテルに泊まるつもりだったそうだが、明日の朝用事が入り、計画をとりやめたとのこと。
子供たちが小さかったときは、うちに泊まったり、一緒に温泉に出かけたりしたものだが、最近はこのパターンが多くて、めまぐるしい。ほとんど会った気がしない、と思っていたら、今日は会っていなかったのだった。
蠍座の妹は、しっとりとした見かけとは異なり、かなりせっかちなタイプ(そのご主人も、同じぐらいにせっかち。彼はふくよかな体型で、穏やかそのものの雰囲気を醸しているのだが)。尤も、妹は働いているので、そうならざるをえないところもある。
妹夫婦は宴会好きで、妹はかなりの酒豪でもある。「普段は飲まないのよ」と聞いてもいないのに、言い訳をする妹。小さな頃はわたしが父に似ていた気がするが、最近の妹は何だかまともだった頃の父にそっくりだ。そういえば、父も蠍座だ。
「ちっともゆっくり会えないね」と愚痴をいったら、「また来月会えるじゃない、調停で……」だって。そう、その、イカれた父が申立人となってわたしたち姉妹を呼び出した調停の話をブログに書こうとしていたときに、妹から電話があったのだった。
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