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2007年8月 8日 (水)

嬉しかったこと~血液検査の結果と料理の関係を想像した

  嬉しいことがあった。

 

 これは前置きになるが、排尿痛はひどくなるばかりだったので、午前中、循環器科クリニックに出かけた。 尿検査を受け、熱を測ると少しあった。
  血圧も少し高かった150-90。抗生剤クラビット錠を1週間分出して貰った。

 膀胱炎はなって気持ちのいいものではないので、浮かない気分だった。が、そのあとには予期せぬ喜びが待っていたのだった。

 血液検査の結果が出ていて、数値がよかったのだ。とりわけ、中性脂肪値が基準値内だったことは充分驚きに値した。

 先生がしきりに褒めてくださる。「すばらしいよ。僕よりいいよ」

 先生が治療してくださっているお蔭です、というべきところを、「あら、先生はどこがお悪いのですか?」と質問してしまった。

「僕は、肝臓がね。飲むからね」とおっしゃる。「じゃあ、飲まなかったらいいんじゃありませんか?」とわたし。「そういうわけにもいかなくてね。悪い友達が多くて……」と、芯からお酒が好きそうな顔つきで先生はおっしゃる。

「友達のせいにしてはいけませんよ」といったが、わたしは先生を患者として頼りにさえしていなければ、先生が健康であろうが不健康であろうがどうだっていいともいえる。患者として頼りにしきっているので、お酒はほどほどにして元気でいてほしいなあ。

 わたしの病気を発見してくれた医師も、確か飲兵衛で肝臓が悪かった。病気持ちの医師のほうが患者に理解があるような気がするが、程度の問題だろう。

 話は、わたしの血液検査の結果に戻るが、これまではどうしても下がらなかった中性脂肪値。中性脂肪値を下げる薬を飲んでいた時期ですら基準値内ではなかった、それがここまで――

 勿論、不整脈が理想的にコントロールされているということはあるだろう。これがコントロールできていないと、どうしてもあちこちおかしくなってくるから。

 そして、他に血液が綺麗になった原因として何か思い当たることがあるとすれば、わたしには服部幸應先生のレシピを参考に料理することが多くなったことしか思い浮かばない。

 前回の血液検査のときから今回の血液検査を受けるまでには間があり、その間にわたしは書店勤めの娘がせっせと買ってくる服部先生の「しあわせCooking」シリーズの中の料理をせっせと作るようになった。

 服部先生のレシピによく用いられているハーブ類は、以前はほとんど利用していなかった。パセリなんかでも、飾りに使う程度だったのが、みじん切りにして沢山使う。驚いたことに、そのままではとても食べられないパセリが、服部先生のレシピ通りに作ると意識もせずに食べられるのだ。

 しょうが、にんにく、ねぎも、以前は今ほどは使っていなかった。ローズマリーを初めて料理に使って食べたときに、体の中が爽やかになるのをはっきりと感じ、驚いた。東西のハーブ類、以前は名前を聞くだけだった調味料なども使うようになった。

 さすがは食育の先生だけのことはある、と料理しながら思うことはあったけれど、実際に自分の血液が綺麗になってみると、服部先生のレシピのお蔭だろうと想像せざるをえない。

 わたしの今回の中性脂肪値を明かせば、149だった。基準値は40-150。何だ、ぎりぎりセーフじゃない、と思われるかもしれないが、以前はその倍くらいあり、500以上というときもあったのだ。

 わたしの狭心症は冠攣縮性狭心症であって、動脈硬化からくる労作性狭心症ではないけれど、血液検査を受けるたびに、血液の汚い状態がこのままのペースで続けば遅かれ早かれ動脈硬化は免れず、そのうち脳梗塞なんか起こして、下手をすればボケたりもするのだろうかと思い、暗い気持ちになっていた。

 それが……今日は何て明るい気持ちなのだろう。

 毎日毎日、料理をするのはつらい。殊にレシピを見ながら多くの食材を使い、複雑な味つけをするのは骨が折れる。だが、その労働はそれだけの贈り物を、かけがえのない体に対して、無言でしてくれていたのだろう。

 この努力を今後も楽しみながら、地道に続けていきたい。ブログはそのための励みとなってきた。そしてわたしの稚拙なブログをご訪問くださっているあなた様にも、感謝の気持ちでいっぱい。。。

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