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2007年7月30日 (月)

第21回参院選の結果

 参院選の残る1議席がどこなのか、テレビの前で結果が出るのを待っているうちに夜が明けてしまった。。。

 

 自民惨敗、40にも届かないとは……。まあこれで、国会は一応、機能を回復してくれるだろう。何しろ参院はこのところ、あってなきが如し、という情けない有様だったのだから。

 自民が勝利することにでもなれば、独裁国家へまっしぐらのところだった。だが、これで、この国の国民が利口になったとは思わないほうがいい。

 利口であればそもそも、2005年の小泉劇場やその成功などという事態は起こるはずがなかったのだ。一般大衆は生活感覚で1票を投じるのだが、政治理念が生活に反映されるのは時期的にずれる。

 理念がどんなものかを見抜いて判断しなければ、間に合わないのだ。事実、一般大衆は実際にひどいめに遭ってみなければ、現政権の本質を見抜けなかった。いや、今だって、見抜いているとはいえないのかもしれないが……。

 いずれにしても、一般大衆とは回り道をする生き物だとつくづく思い知らされた。今後も、どんな判断の遅れ、判断ミスをやらかすかわかったものではない(尤も、このわたしもその一般大衆の立派な一員であるわけだ)。

 とりあえずは民主主義的ムードが甦ったとはいえ(バンザ~イ。このことは涙が出るほど嬉しい)、問題山積、前途多難であることに違いはない。今後も、びくびくしながら、この国がどう運営されるかを見守ることになるのだろう。 

 それにしても、わが出身地、佐賀選挙区では何と1959年以来補選も含めて重ねてきた自民の連勝がストップしたという。わたしは1958年生まれだから、その翌年からずっと自民王国だったわけだ。

 農業県は大抵そうではないだろうか。そうやって応援してきた地方を現政権は切り捨てるようなことをやってきた。しっぺ返しを食らうのはごく自然な物事の推移だった。

 このままでは生活できない……という一般大衆の叫びが、今回の自民惨敗を招いた。

 過去の関連記事:エッセー「映画『ヒトラー最期の12日間』を観て

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