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2007年6月21日 (木)

ひとりごと(父の問題 その三)

 昨日、妹から午後9時くらいに電話があり、その日――20日―― 、相談室で話し合われた内容を聞いた。

 相談室に入ったのは、実家のある町の市役所(福祉事務所)の職員、*病院の精神科の医師、*地区保健関係の職員、妹の4人。話し合いに要した時間は、1時間半だったとのこと。

 妹が見たところでは、皆40代くらいで対応は丁寧、妹をかなり気遣ってくれたという。妹の話に皆一様に、難しい話だと頭を抱えたとのこと。

 今後もこの件の主な担当者となってくれる福祉事務所の職員は女性で、事前に父の近所に住む民生委員の女性の話を訊いてきたそうだ。

 それによると、近所から父たちのことで苦情が入ったというようなことはないとのこと。

 ただ、その民生委員の女性が会計係をして貰いたいと思い、奥さんに頼みに行ったことがあり、そのときは即座に断固とした断りの言葉が返ってきて、大人しい外観と異なる口調にちょっと驚いたらしい。

 父は今年の11月で78歳になる高齢者なので、免許の更新は1年ごとらしいが、ちゃんと更新をしてバリバリ運転もしているようだから、生活面はまともなのだろう(とはいえ、運転は心配だ。本当はしてほしくない)。

 で、精神科の医師によると、父と奥さんに妄想癖があることは間違いないということだったが、父の場合、それに認知症があるかどうかといったことは、本人を診察してみないことには何ともいえないらしい。

 本人が受診することが望ましく、強制的な手段がとれるのは、近所から苦情があったとか、具体的な被害を受けたといった場合に限られるらしい。その場合でも、通常は配偶者の許可がいるそうだ。

 行政が介入して強制的に診察をするのは、最終手段だという。

 そこで、これからの対応策としては、福祉事務所の職員が何人かで、日を違えたりして、実家を訪問して様子を見るということになった。

 本来は妹の依頼で、と告げなければならないところだが、それはこの場合まずいため、怪しまれないための何らかの理由づけが必要だと職員はいう。

 父に関しては、高齢者訪問ということにし、奥さんに関しては市の健康診断を受けているか、というような口実を設けて訪問してくれるようだ。

 これから父たちのことで何かあった場合には、すぐに福祉事務所に連絡するようにとのことだった。

 だいたい想像したような話の内容といえるが、ありがたいと思う。

 とにかく、大役を果たしてくれた妹をねぎらった。妹は、自分のほうが頭がおかしいと疑われたらどうしようと心配だったという。そう、それ、それ。

 今回相談室に招かれたのがわたしではなく妹でよかったと思ったのは、それがあったのだ。

 なにせ記憶力は衰えているし、わたしには内面的に変っているところがあるから。

 オーラが見えることがあるなどとは、口が裂けてもいえない。そんな話題になることはありえないが、軽いところのあるわたし、ものの弾みで口が滑るという心配がないではない。

 先のことを心配しても仕方がない。2人ともとりあえずはホッとして、あとは、子供たちのことや趣味のことをあれこれ楽しく話した。

 妹は、パソコンで音楽を取り込んだり編集したりの作業に熱中しているようだ。わたしはブログを沢山作ったことを話したが、ブログ名は教えなかった(赤裸々な内容を持つこのブログは特に、教えるわけにはいかない~)。

 高校の入学祝いにつけてやった、リボンの形をしたペンダントを姪は喜んでくれていた様子。その姪とも話した。贈ったペンダントが今流行のものであることを、お洒落な彼女は知っていた。

 そのペンダント、リボンの垂れた下の部分がゆらゆら、きらきら揺れて、実に可愛らしいのだ。それに、留め具のあるところにも、ちっちゃなリボンがついている。

 今年受験生である甥には、図書カードを送っていたが、さっそく本を買いに出かけたらしい。寝ていて、話せなかったけれど。。。

 父や奥さんとも、こんな風に屈託なく話せたら、どんなにいいだろう。2人のことは、例によって、天でこの世を見守ってくれている方々に見守っていただくよう、お願いするとしよう。当面わたしにできることは、それぐらいだ。 

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