ネットで横行している薬の売買を憂う
わたしはネットをはじめて3年くらいにしかならないので、いつ頃からのことなのかは知らないが、ネットでの薬の売買が横行しているようだ。
かつて文学仲間だった女性も利用者の1人で、盛んに購入しているらしい。
薬事法違反者の薬を購入することによって、彼女も悪事に加担しているとわたしは思う。しかも、そのことを何か自慢そうにブログで公言する行為、わたしにはわからない。
そんなことをやっておきながら、福祉のサポートまで受けようとする神経、ますますもってわからないどころか、怒りさえ覚える。善良な納税者をも悪事の手先とするつもりか?
そのあたりが彼女が病人であるゆえんなのかどうか。彼女が初めて受けた診断は、タイプは違うが、わたしが中学時代から煩っている神経症と同じだった。
その症状を軽くしたいあまり、彼女は薬剤師の知人から眠剤を分けて貰うようになったのが、事の始まりだったように思う。そのうち、「うつ」「境界型人格障害」などといった病名がつくようになり、薬の乱用もひどくなっていった。
現在の彼女にどんな診断名がついているのかは知らないが、ベースに薬物中毒があることは間違いない。
そういうわたしも昔、膀胱神経症で精神安定剤の処方を受け、依存症になったことがある。当時は、薬局で高校生に精神安定剤を売ってくれた。尤も、渋い顔をしながらではあった。
依存症から抜け出すのは苦しかった。が、人間らしく生きたければ、それしかないと思ったのだ。
わたしには文学がずいぶん助けとなったが、彼女にとっての文学とは賞狙いの道具でしかないように見える。余談になるが、文学賞もいつ頃からか、文学賞をターゲットとするギャンブル中毒者を大量に生み出していると思う。
眠剤中毒者、安定剤中毒者が、ブログの世界にはうようよしているように見える。そうした中毒者もアルコール中毒者や麻薬中毒者と同様に扱うべきではないだろうか。入院させて中毒症状を治療してあげなくては、可哀想だ。
それ以前に、政府はネットによる薬物の売買を、厳しく取り締まるべきではないだろうか。
第一、今の医師は、こうした薬を安易に処方しすぎるのではあるまいか? わたしは現在、循環器科と呼吸器科にかかっているが、少し眠れないといっただけで、すぐに眠剤が処方されようとする。わたしは断る。
マリリン・モンローが精神治療薬漬けだったことは有名な話だが、彼女の伝記を読んでいると、当時のアメリカと今の日本は精神医療の雰囲気がそっくりだ。
わたしが精神科のクリニックにかかった頃は、そこへ行くのに大変な勇気がいった。当時と比べれば、現在、精神科は格段に行きやすい場所となったようだが、そのことが産んでいる弊害というのも、またありそうに思えてならない。
一方、統合失調症である女性の友人は、進歩した精神医療のお蔭か、昔と比べると、病気がよくコントロールされているように思える。
先日彼女から電話があり、今回は使用料だけで入会金をとられなかったため、作業所での1箇月間の賃金は1,200円にもなったそうだ。〔※関連記事はこちら〕
彼女は、この先のことを――両親が亡くなったあとのことを――心配している。顔見知りの福祉の専門家に精神的なサポートがあるかどうか尋ねると、その人は生活保護を受けられることだけを強調したという。
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 日本色がない無残な東京オリンピック、芥川賞、医学界(またもや鹿先生のYouTube動画が削除対象に)。(2021.07.20)
- 芸術の都ウィーンで開催中の展覧会「ジャパン・アンリミテッド」の実態が白日の下に晒され、外務省が公認撤回(2019.11.07)
- あいちトリエンナーレと同系のイベント「ジャパン・アンリミテッド」。ツイッターからの訴えが国会議員、外務省を動かす。(2019.10.30)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その17。同意企のイベントが、今度はオーストリアで。(2019.10.29)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その16。閉幕と疑われる統一教会の関与、今度は広島で。(2019.10.25)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- トルストイ、イルミナティ、マルクス……と調べ出したらきりがない(2016.09.07)
- 連続して起きると頭がフラフラしてくる不整脈とマイナス思考(2016.01.04)
- 癌と闘っている、双子みたいな気のする男友達 ⑤一般病棟に復帰(2015.05.19)
- 幼馴染みから、30年ぶりの電話あり。久しぶりに動画で観た安奈淳(追記あり)。(2015.04.15)
- 癌と闘っている、双子みたいな気のする男友達 ③ああよかった、まだ生きていた!(2015.03.01)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- Meiji Seika ファルマの新聞広告と公開質問状。福島雅典著『科学という名の信仰 新型コロナ「ワクチン」政策を問う』(岩波書店)。(2024.10.25)
- ついに上梓された、レプリコンワクチンを推進する製薬会社Meiji Seikaファルマの現役社員グループによる告発本『私たちは売りたくない!』。東京で国際危機サミットICS6が開催。(2024.09.25)
- 深刻化するワクチン後遺症問題(2024.07.21)
- ひと月ぶりで、すみません。「mRNAワクチン中止を求める国民連合」が発足。ハムスターの腫瘍にイベルメクチンが奏功。「えびとなすとオクラのしょうゆ炒め」(みんなのきょうの料理)。(2024.06.06)
- 本日――令和6年4月13日、右も左もない国民運動として「パンデミック条約 国際保健規則改定反対集会」及び池袋デモ行進が行われました(2024.04.13)