戦争映画(U・ボート、ヒトラー最期の12日間、大列車作戦、山猫)についての雑感
昨日、mixiに登録しました。そこに今日書いた日記をご紹介します。〔※後日。現在はやめています〕
おこられ侍さんのご紹介で、昨日mixiに登録した。
おこられ侍さんのブログ「シングルファザーざます」を訪問して、奥様を看取られた体験や現在の暮らし方を拝読したわたしは、すっかり感動してしまった。
おこられ侍さんは、男性的な逞しさと女性的なしなやかさの双方を兼ね備えていらっしゃると思う。持って生まれた資質に加え、前向きな意志で送ってこられた慈しみに満ちた結婚生活、家庭生活がそうした資質に磨きをかけたのだろうと想像する。
さらにこのmixiで、おこられ侍さんの日記を拝読できる幸運に与り、嬉しい。ブログはココログ1つとシーサー2つつくっているが、mixiはまだ使い方がよくわからない。コミュニティというのが珍しく、何だか面白そうだ。
話は変るが、昨夜はドイツ映画『U・ボート』を観て、夜更かししてしまった。ヴォルフガング・ペーターゼン監督、1981年公開。
ユルゲン・プロホノフ扮する艦長は、あまりにも、あまりにも、カッコよすぎた。眼の色が、光線の加減によって、翠色に見えたり、サファイア色に見えたり、菫色に見えたりする。
潜水艦の中で艦員たちは段々やつれていくが、やつれた艦長の顔に煌々と輝く眼。あの眼は忘れられそうにない。それにしても、描き方がハリウッド物とははっきりと違う。『ヒトラー最期の12日間』などに通ずるリアリズム、ペシミズム、ドキュメンタリータッチが特徴的だった。燻し銀のような味わいがあり、どこかしら美学の香りがする。
その前日に観たバート・ランカスター主演の『大列車作戦』(ジョン・フランケンハイマー監督、1964年)も、面白かった。
ナチスの手からフランスの名画を守り抜くレジスタンス物だが、あれに出てくるナチスの将校たちは英語を話し、雰囲気にもそれらしさがなく、その点だけは不満だった。
アクションで楽しませてくれ、勧善懲悪的ラストがあざといといえばあざといが、娯楽映画としては最高の部類の映画だろう。
これがイタリア貴族ヴィスコンティ監督の映画となると、バート・ランカスターも趣が違ってくる。
一昨年だったか、映画館で観た『山猫』。
ヴィスコンティのタッチは美学的、などという均衡のとれた性質のものではなく、傲慢といっていいくらいのナルシシズムに彩られた頽廃臭漂う耽美的タッチなのだ。
ヴィスコンティも、バート・ランカスターも、もう1人、出演者として目立ったアラン・ドロンも、全員が蠍座というのは、占星術に関心のあるわたしとしては面白さを覚える。いずれにしても、男性の香り芬々たる映画。
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