博多・旅日記③福岡市動植物園～動物園

  ガゥゥー！

　俺様は百獣の王様だぞ。

…のようには見えませんよね、やっぱり。

お爺ちゃんライオンがあくびをしているところでした。

ポーズによっては凛々しく見えたりもする、お爺ちゃんライオン。

すっかり人間慣れしているというか、達観しているというか、おっとりとした抱擁力を感じさせる雰囲気には癒されるものがありました。

若い奥様のライオンは、ウインドウの向うにいましたので、うまく撮れませんでした。見るからに綺麗な雌ライオンでしたよ。

と、あたかも自分が撮ったかのような書きかたですが、動植物園での写真撮影はほとんどが娘によるものです。

動物園の周囲は、こんな感じ。

ここを下れば、住宅街が拡がっているのですが、動物園は山を切り開いて造られたのか、動物たちは種類ごとに広い敷地内に点在していて、回るのが大変です。

左膝を傷めているうえに持病のあるわたしのお蔭で、娘は動物園内を部分的にしか回れませんでした、ごめんね。

そういうわけで、写真はあまりありませんけれど、小旅行の記念にアップしておきたいと思うのですね。

トラは、ぞくっとするような凄みがありました。人間慣れしていず、なかなかこちらには来てくれませんでした。写真は、かなり離れた上のほうにいたトラを撮ったものです。

黒ヒョウだったかな。行き倒れているのではありません。眠っておりました。

鳥たち。

鳥といえば、カラスが敷地内を、自分こそ見られる価値があるといわんばかりに（というのはわたしの偏見でしょうが）、歩いていましたっけ。

大きなカラスがいたせいで、わたしは近づいて見たかった陸ガメをよく見ることができませんでした。一時は陸ガメを飼いたいなどと思っていたのですが、いや～飼わなくてよかったなぁ。

あそこまでは大きくならないだろうけれど、ペットショップでは可愛らしかったあのヒガシへルマンくんだって、大きくなれば、わが家の規模からすれば装甲車くらいには感じられるだろうし。ペットに厳しくなったこの借りている住まいで……大変なことになるところでした。でも、頭が大層いいというカメ、興味があります～。

クジャク。求愛か、威嚇か。

顔の部分から首にかけて見ると、手塚治虫の『火の鳥』を連想してしまいます。

後ろを向けば、こんな感じ。舞台裏、といった雰囲気です。

そのクジャクが樹にとまれば、こんな感じ。光沢のある色彩が何ともいえません。仏教に採り入れられ、孔雀明王となったのもなるほどと思ってしまいます。

次の写真は、「ママ～」といいたい盛りのペンギンの赤ちゃんと大人のペンギン。 

赤ちゃんの毛並みは、初々しいですね。その毛がところどころ抜けているみたいに見えるけれど、どうしたのかな～？

大人になるとき、ふわふわの茶色い毛は全部抜け落ちるようですが、もうその時期なの？

成長した誇らしげな姿。実は、赤ちゃんペンギンとこの母親（？）ペンギンは向き合っておりました。その証拠に、赤ちゃんの表情は甘ったれているでしょう？

何か一心にやっているクマ。手を嘗めているように見えるけれど。。。

クマが2匹になると、迫力があります。

ヤギのお乳は、前にブログのどこかで、飲んだことがあるって書いたでしょう？　

牛乳よりも、人間のお乳に近い感じでした。ほのかに青みがかって見え、牛乳より水っぽくて、ちょっと生臭いと思いましたが、どこかなつかしいような味わいでした。牛乳よりも消化がいいそうですね。

キリッとした表情で、左前方を見ているシカたち。団結心の強い少年チームといった趣があります。

美しいシマウマの模様を見ながら、つい最近これをどこかで見た気がする――と思ったら、そう、出てきたばかりのホテルにあった椅子の模様でした。

さて、この動物園の記事をどの動物で締めくくりたいかといいますと……

ナイスガイな、このかた。。。

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