手紙の解読に四苦八苦。息子と卒業式。
文通相手から来た手紙が解読できず、困っていることは前に書いたが、2日がかりでようやく解読できた!
ああ達成感!
ところどころに外国語やかぎ括弧などが挟まるため、よけいにわかりづらかった。特にかぎ括弧の中の文字は重要な言葉と思えたが、どう見ても数字にしか見えない。
ようやく「おもしろさ」と書いてあることがわかったときの安堵感。。。
何しろわたしは神秘主義者、相手はローマンカトリック教徒とあって、結構緊張感の漂う内容であることも多いのだ。時代が時代、場所が場所なら、相手にとってわたしは異端者……魔女だろうからなあ。
互いに自身の主義に固執している。真剣になればなるほど、違いが際立つ。主義の違いが、経験の違いからくるのか、資質の違いからくるのか、わたしにはわからない。彼になることはできないから。
わたしの生きかたを趣味といい、真面目な体験談をシュールな話というというのは、彼独特の皮肉だろうが、わたしのような人間が彼のような人間以上に少数派であることは自覚しているし、美しい文面にはいつも心を打たれるので、大して気にはならない。
こんな調子で、30年が経過したわけだ(ため息)。
ところで、息子から電話があったので、卒業式には出るのかと訊くと、出ないかもしれないというので、なぜ? と訊くと、
「だって、あれって、座っているだけだよ」
そりゃそーでしょ、儀式というものは。一体、他に何を期待しているのだ?
レジャーや高校の同窓会といった予定があるらしく、月末に宿代わりに帰省するかもしれないようだ。
入学式は出るんだろうと思って訊くと、「あれも、座っているだけだよ」だと。。。
大学院に入ってすぐに東南アジアに留学させられる研究室などもあるようだが、息子の研究室はそんなことはないらしい。先生は、アメリカならいつだって行かせてやるよ、行かないか、といってくださるらしいが、息子にはその気がないようだ。
もったいないなあ、行けばいいのに、と思うが、話を訊いて納得。西部劇の舞台になるような、行けども行けども見えるのはサボテンばかり、のようなところらしい。まとまった街に出るのに、車で半日かかるそうだ。
だいたいが化学の研究所は、そんな辺鄙なところにあるケースが多いらしい。実験で危険物を扱ったりもするだろうから、当然といえば当然だが。
博士課程まで行くというのであれば話は別だが、修士課程までだと、あっという間の2年間だろう。サイトの「創作童話 博士が100にんいるむら」を閲覧してからは、博士課程まで進むには壮絶な覚悟がいると想像されてしまう。あれが事実を物語っているのだとすると、怖いなあ~。
そういえば研究室の助教授が、間違って息子に1年早く就職の話をもってきてくださった。その研究所も辺鄙なところにあるようだが、息子は今いるアパートから通えたのに、と残念がっていた。
えっ? 就職してもあのアパートにいるつもり? それに、仮にそこに就職できたとしても、通うのは距離的に無理だろう。
第2志望の大学に泣く泣く行ったのに、ここまで、大学とその街を気にいるとは。。。親のこころとしては複雑だ。
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