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2007年3月24日 (土)

今日の夢

 仮眠中に、娘にフィアンセがいる夢を見ましたが、残念ながらほとんど覚えていません。長身のフィアンセでした。現実には、娘にはまだ、そんな人はいません。。。

 その夢のあとで、今度は見たことも聞いたこともない若くはない女性の結婚披露宴に招かれる夢を長々と見ました。女性の顔は、目覚めたあともありありと覚えていて、夢で会っただけの人物とは信じられないくらいです。この夢もまた、断片的にしか覚えていないのですが、記録しておくことにしました。

  1.  娘にフィアンセがいる。長身の、都会的な雰囲気の男性。
  2.  博多駅に似た駅にいる。
     わたしはコーヒーを飲みたいと思って駅構内を横切り、カウンターでコーヒーを売っているお店に向かう。そこのおじさんが、コーヒー道具を盗まれてしまい、商売があがったりだという。幸い、盗んだ泥棒はその道具をすぐに捨てたらしくて、おじさんは今からそれをとりに行くそうだ。
     戻ってきたおじさんが淹れてくれたコーヒーを、わたしは背もたれの高いエナメル地でできた鮮やかな赤色の椅子に心地よく座って飲む。
  3.  結婚披露宴に出席するために、ゴージャスなホテルに行く。
     披露宴会場はガラス張りで、それを外側から眺める。会場は3つからなる部分からなっていて、そのうちの1つの豪華なテーブルは既に着席した招待客たちで華やいでいる。ところがそこは末席だそうだ。他の2つの部分に置かれたテーブルもウェディング・ケーキ、花々、果物、銀やガラスの食器類などで豪華にセッティングされているが、まだ人気がなく閑散としている。ライトも落としてある。わたしが座るのは上座にあたる席だと聞き、戸惑う。招待してくれた女性とは、面識がなかったからだ。
     披露宴が始まる前にトイレを済ましておこうと思い、トイレへ向かう。ロビーで、同じ披露宴に出席するらしい男女が、ワインレッドの蝶ネクタイや目の醒めるようなブルーのカクテルドレス姿で談笑している。
     化粧室はソファなどが置かれた立派な空間で、さすがはゴージャスなホテルだと感心する。が、肝心のトイレはというと、立派とはいえなかった。床は緑色の紙でできているとしか思えない不安定さだ。不潔ではないのだが、設備も悪いというより空っぽの底がまる見えの便槽以外に何もなく、安心して用を足せそうにもない。
     披露宴の始まる時間だ。ライトは明々としている。着物姿の初老の上品な女性が、「あなたはこちらですよ。いらっしゃい」といって、親しみを籠めて席に案内してくれるが、わたしにはどうしても彼女のことが思い出せない。新婦のご母堂らしいけれど。。。
     わたしの席は、新婦の席のすぐ近くだ。同人雑誌のメンバーも数人招かれているようだ。が、彼らも新婦とは面識がないらしくて、出席するのかどうかもわからない状況。大学ノートが置かれているところを見ると、到着はしているらしい。どこへ行ったのだろう?
     隣の人の椅子が足りないことに気づき、持ってくる。披露宴が始まる。新婦のドレスは輝かしいピーズを散りばめた光沢のある白で、上着があり、それは明るい赤色だ。首に、細かな装飾をほどこした白い絹のマフラーを巻いている。そのマフラーがウェディング・ドレスには合わない気がする。
     新婦は知的な、落ち着いた顔立ちの女性で、顔色がやや黄色い。控えめな雰囲気。目は一重瞼、鼻は小さくすっきりとした感じで、いくらか厚みのあるしっかりとした口元が意志力を感じさせる。
     新郎の姿はないのか、わたしの目に入らないだけなのか、確かめていない。新婦を主体として披露宴は構成されているようで、彼女の思想的な来歴が披露される。社会学の分野で、何かの研究をしてきているようだ。「田舎の成功が、実は転落の始まりだったのです……」と彼女は研究結果を紹介するのだが、わたしは身を入れて聴いてみてもよく呑み込めない。が、彼女の真摯で誠実な姿勢には好感を抱く。
     ここで、異質の場面が挟まる。余興なのだろう。褐色の小部屋に、天井から所狭しとソーセージやらサントリーオールドなどのウィスキーやらがぶら下っている。そこに道化師もぶら下っていて、愛嬌を振りまく。
     新婦が衣装替えのために引っ込み、他に余興が用意されていないため、場がもたない感じだ。司会者の提案で、招待客は着席したまま手だけで盆踊りを踊ったりするが、さすがに座が白けただけだった。手品をしてみせてくれた男性もいたが、下手でつまらない。
     いつしかプログラムは進行し、新郎の妹がスピーチに立つ。わたしは、こんな席に座らされて、スピーチでもさせられるのではないかと心配になる。
     新郎の妹は体格のいい若い女性で、まるい眼鏡をかけている。そのスピーチによると、新郎は市立大の医学部卒なのだが、在学中は片足が義足のために苦労したという。義足が不快感を与えるたびに、「接触代」として義足を作ってくれた会社に不良品に対する損害賠償の請求ができるのだそうだ。

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