2日、3日の家族&チーズの福袋&3日の自作ランチ
ショックなことに、携帯に収めていた2日の夕飯の写真をうっかり消してしまいました。何だか、寝込みたいほどにショックでした。
今回の三が日が夫の団欒のひっくり返しもなく平和裡に終結し(何だか政治関係の報道みたいですね)、家族の1人1人はどうだったかはわかりませんが、少なくともわたしは心楽しく過ごした3日間でしたので、その間の食卓を欠けることなく記録しておきたかったのです。
息子はアパートに戻るべく、午後4時過ぎの電車に乗るために既に出ました。昨日も息子とわたしは夜更かしして朝まで、なぜか日本の城の話題になり、ネットで調べたりまでして話を発展させました。息子は今イギリスの歴史に熱中していて、その話題でも沸騰しました。
夫にも雑学の知識は結構あり、歴史も部分的には好きですが、記憶の仕方に偏りがあります。息子の場合は好きな分野は満遍なく調べ尽くす癖があり、それが精確な知識として頭に入っているので、そうした知識を一時的にフルに共有して、歴史の謎的部分を2人で推理するのは本当に楽しいのですね。
息子のアパートに行くことは遠慮しなければならない雰囲気があったのですが、夫が普通であれば息子も始終屈託なく、「おねえちゃんと遊びに行っていい?」というと、「雑魚寝しない限り泊まるのは無理だけど、アパートに来るのは構わないよ」といってくれました。
息子のアパートには、大学の入学式のときに行ったきりです。行きたいわあ~。娘も行きたがっています。
ところで、2日は何を作り、何を食べたのでしたっけ?(←健忘症)
今回は前年までの正統派お正月のごはん作りをやめ、正月バージョンともいうべきものにしました。ですから、今回は鯛の塩焼きも、餅づくしもなく、雑煮も今日になって初めてしました。
というのも、家族がそれほど正月料理を好まないということがあり、たまにしか帰ってこない息子にも普段アパートで食べないような好みそうなものを作ってやりたいということもあって、全般に、正月の香りのする普段っぽい食卓になりました。
自分のブログの料理記事から、息子には作ってやったことのないものを選びました。各人に、豚ひれのオリーブソース(+ルッコラ、黄色のバプリカ)、ミネストローネ、長芋のワイン漬け。3つの大皿にはそれぞれ、プリーツレタスとクルミのサラダ(+フレンチドレッシング)、寿の文字入り蒲鉾(+わさび)、カプレーゼ。
2日のカプレーゼと今日のランチに使ったチーズたちは、昨日のデパ地下の買い物で購入したチーズ屋さんの福袋に入っていたものです。
最近の福袋は、あらかじめ中身が示してあったりするのですね(うーん便利だけれど、何か変)。福袋を買うのは初めてでしたが、4,000円相当の品が半額で手に入り、得した気分です。
上の写真にあるチーズ2つとクラッカー1つの他に、写しそびれたモッツァレッラチーズとグラバンジーナを加えた5点で2,000円なのですよ、安いでしょう? 何といっても、夫が泣いて喜ぶ、青黴びっしりのゴルゴンゾーラピカンテが入っているのが嬉しい。。。
カプレーゼが初めての息子は気に入ったらしく、トマトとモッツァレッラチーズとバジルを一緒にしてドレッシング(黒コショウ、塩、オリーブ油)に浸しては、鷲掴みにせんばかりの勢いで食べていました。実はこのとき、仕事疲れでグロッキーになった娘は仮眠していて、一緒に食卓には着いていませんでした。
わたしも料理を出すのに忙しく、食卓に背中を向けがちだったのですが、振り返るたびに、夫と息子が物凄く真剣な顔をして自分の皿に取り組んでいたり、大皿の料理を戦わんばかりに奪い取ろうとしていたりする姿を目にしたのでした。
何だかだんだん猛獣に餌を与える動物園の係りの人の気分になってきて、この2人のことで悩んだりする自分が馬鹿らしくなってきたほどでした。勿論、主婦の気持ちとしては料理を平らげてくれて光栄でした~。
大皿の料理を、2人は一応残してくれてはいました。どう見ても1人分ずつあるかないかでしたが……。しばらくして起きた娘は、寝起きのボーとした顔で料理を食べていました。
これは、今日息子に作ったランチ。写真に写しそびれた雑煮と食後のココアがついてチーン、いくらでしょう? 美味しいという顔つきが、代金ですよ。
雑煮はうちのはあっさりしていまして、昆布と削り節でとっただしのしょうゆ仕立て。それに餅、蒲鉾、かつを菜が入っているだけです。実家の雑煮がそうだったのですね。息子のお椀に、餅は2つ入れました。
ハムステーキにかかっているのは、レモンソースです(バター、白ワイン、レモン、塩コショウ)。上に散っているバジルの葉とパプリカは昨日の夕飯の名残り。ハムの横には、サラダ油で両面を焼き、塩コショウした長芋。
向かって右の写真は、グラバンジーナという大変にクリーミーなイタリア製白黴チーズをのせたクラッカー、きゅうりの浅漬け、めんたいこのおにぎりです。
この記事を書き上げたら、息子が向うに戻ったあとの淋しさがふつふつとこみ上げてきました。泣くかもしれません。。。(07.1.3 19:08)
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- トルストイ、イルミナティ、マルクス……と調べ出したらきりがない(2016.09.07)
- 連続して起きると頭がフラフラしてくる不整脈とマイナス思考(2016.01.04)
- 癌と闘っている、双子みたいな気のする男友達 ⑤一般病棟に復帰(2015.05.19)
- 幼馴染みから、30年ぶりの電話あり。久しぶりに動画で観た安奈淳(追記あり)。(2015.04.15)
- 癌と闘っている、双子みたいな気のする男友達 ③ああよかった、まだ生きていた!(2015.03.01)
「クッキング」カテゴリの記事
- ひと月ぶりで、すみません。「mRNAワクチン中止を求める国民連合」が発足。ハムスターの腫瘍にイベルメクチンが奏功。「えびとなすとオクラのしょうゆ炒め」(みんなのきょうの料理)。(2024.06.06)
- 3回目で何とか「じゃがいもガレット」になりました(2024.04.03)
- 新鮮な味わいだったアヒージョ(2024.01.17)
- 住友コレクション名品選「フランスと日本近代洋画」。 macaroniレシピ「濃厚ゴマのピリ辛豚バラ坦々丼」。(2023.09.05)
- 夫のパスタに新境地(?)。クラシル「イカのバター醤油焼き」、みんなのきょうの料理「いかじゃが」。(2023.08.01)
「息子関連」カテゴリの記事
- インテリジェンス溢れるプラハポスト紙の記事。息子がプラハで撮った写真。日本の方向転換なるか?(2020.04.10)
- 息子の帰省中に作った料理メモとお土産。大根おろしアート?(2018.06.30)
- モロッコ出身の女性**さんに会いたい(家庭創りに関する考察)(2018.01.06)
- 恵比寿様の格好で(アバター)。息子が帰省中。オリジナルパンケーキハウス。(2017.12.31)
- お土産のお菓子。鶏肉と野菜のごましょうゆ煮(『毎日の晩ごはん献立BEST800レシピ』主婦の友社、2013)。(2017.11.02)
「家庭での出来事」カテゴリの記事
- 久しぶりの電子ピアノごっこ(両手奏への手がかり)。ロスチャイルド夫人かその娘のために作曲された、ショパンのワルツ19番イ短調遺作。(2024.12.21)
- ピアニストのフジコ・ヘミングが4月21日、膵臓がんで亡くなった。92歳だった。(2024.05.03)
- 3回目で何とか「じゃがいもガレット」になりました(2024.04.03)
- 長引いたコロナ。舅の死(ある因縁話)。百貨店でオーラの話。(19日に加筆あり)(2024.03.18)
- ジェイコブ・ロスチャイルド氏が死去、87歳。風邪が長引きました。(2024.03.03)