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2007年1月 3日 (水)

2日、3日の家族&チーズの福袋&3日の自作ランチ

 ショックなことに、携帯に収めていた2日の夕飯の写真をうっかり消してしまいました。何だか、寝込みたいほどにショックでした。

 今回の三が日が夫の団欒のひっくり返しもなく平和裡に終結し(何だか政治関係の報道みたいですね)、家族の1人1人はどうだったかはわかりませんが、少なくともわたしは心楽しく過ごした3日間でしたので、その間の食卓を欠けることなく記録しておきたかったのです。

 息子はアパートに戻るべく、午後4時過ぎの電車に乗るために既に出ました。昨日も息子とわたしは夜更かしして朝まで、なぜか日本の城の話題になり、ネットで調べたりまでして話を発展させました。息子は今イギリスの歴史に熱中していて、その話題でも沸騰しました。

 夫にも雑学の知識は結構あり、歴史も部分的には好きですが、記憶の仕方に偏りがあります。息子の場合は好きな分野は満遍なく調べ尽くす癖があり、それが精確な知識として頭に入っているので、そうした知識を一時的にフルに共有して、歴史の謎的部分を2人で推理するのは本当に楽しいのですね。

 息子のアパートに行くことは遠慮しなければならない雰囲気があったのですが、夫が普通であれば息子も始終屈託なく、「おねえちゃんと遊びに行っていい?」というと、「雑魚寝しない限り泊まるのは無理だけど、アパートに来るのは構わないよ」といってくれました。

 息子のアパートには、大学の入学式のときに行ったきりです。行きたいわあ~。娘も行きたがっています。

 ところで、2日は何を作り、何を食べたのでしたっけ?(←健忘症)

 今回は前年までの正統派お正月のごはん作りをやめ、正月バージョンともいうべきものにしました。ですから、今回は鯛の塩焼きも、餅づくしもなく、雑煮も今日になって初めてしました。

 というのも、家族がそれほど正月料理を好まないということがあり、たまにしか帰ってこない息子にも普段アパートで食べないような好みそうなものを作ってやりたいということもあって、全般に、正月の香りのする普段っぽい食卓になりました。

 自分のブログの料理記事から、息子には作ってやったことのないものを選びました。各人に、豚ひれのオリーブソース(+ルッコラ、黄色のバプリカ)、ミネストローネ、長芋のワイン漬け。3つの大皿にはそれぞれ、プリーツレタスとクルミのサラダ(+フレンチドレッシング)、寿の文字入り蒲鉾(+わさび)、カプレーゼ。

20070103170141  2日のカプレーゼと今日のランチに使ったチーズたちは、昨日のデパ地下の買い物で購入したチーズ屋さんの福袋に入っていたものです。

 最近の福袋は、あらかじめ中身が示してあったりするのですね(うーん便利だけれど、何か変)。福袋を買うのは初めてでしたが、4,000円相当の品が半額で手に入り、得した気分です。

 上の写真にあるチーズ2つとクラッカー1つの他に、写しそびれたモッツァレッラチーズとグラバンジーナを加えた5点で2,000円なのですよ、安いでしょう? 何といっても、夫が泣いて喜ぶ、青黴びっしりのゴルゴンゾーラピカンテが入っているのが嬉しい。。。

 カプレーゼが初めての息子は気に入ったらしく、トマトとモッツァレッラチーズとバジルを一緒にしてドレッシング(黒コショウ、塩、オリーブ油)に浸しては、鷲掴みにせんばかりの勢いで食べていました。実はこのとき、仕事疲れでグロッキーになった娘は仮眠していて、一緒に食卓には着いていませんでした。

 わたしも料理を出すのに忙しく、食卓に背中を向けがちだったのですが、振り返るたびに、夫と息子が物凄く真剣な顔をして自分の皿に取り組んでいたり、大皿の料理を戦わんばかりに奪い取ろうとしていたりする姿を目にしたのでした。

 何だかだんだん猛獣に餌を与える動物園の係りの人の気分になってきて、この2人のことで悩んだりする自分が馬鹿らしくなってきたほどでした。勿論、主婦の気持ちとしては料理を平らげてくれて光栄でした~。

 大皿の料理を、2人は一応残してくれてはいました。どう見ても1人分ずつあるかないかでしたが……。しばらくして起きた娘は、寝起きのボーとした顔で料理を食べていました。

20070103165357 これは、今日息子に作ったランチ。写真に写しそびれた雑煮と食後のココアがついてチーン、いくらでしょう? 美味しいという顔つきが、代金ですよ。

 雑煮はうちのはあっさりしていまして、昆布と削り節でとっただしのしょうゆ仕立て。それに餅、蒲鉾、かつを菜が入っているだけです。実家の雑煮がそうだったのですね。息子のお椀に、餅は2つ入れました。

20070103164740_1200701031609121 ハムステーキにかかっているのは、レモンソースです(バター、白ワイン、レモン、塩コショウ)。上に散っているバジルの葉とパプリカは昨日の夕飯の名残り。ハムの横には、サラダ油で両面を焼き、塩コショウした長芋。

 向かって右の写真は、グラバンジーナという大変にクリーミーなイタリア製白黴チーズをのせたクラッカー、きゅうりの浅漬け、めんたいこのおにぎりです。

20070103165632 綺麗な苺には、基本的に何もかけません。

 この記事を書き上げたら、息子が向うに戻ったあとの淋しさがふつふつとこみ上げてきました。泣くかもしれません。。。(07.1.3  19:08)

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