昨日の夕飯(失敗した肉料理と、失敗を補ってくれた「ニュードラゴン」のクリスマスケーキ)
クリスマスケーキを注文する時期になると、どこのケーキにしようかなと迷い出しますが、何とも楽しい迷いです。
大分市に引っ越してきてからは、デパ地下のお菓子売り場でケーキの注文と受け取りをするようになりました。
売り場の人にどれが一番人気があるかを尋ねますと、別府市にある「ニュードラゴン」のものが圧倒的人気を誇るということで、頼んでみました。
ここに引っ越してきた年、スポンジのやわらかさと生クリームのさわやかさに満足して次の年(昨年)も頼んだ別のお店のケーキは、「ニュードラゴン」のパティシエのお弟子さんにあたるかたが作っていらっしゃるということでした。
師匠と弟子、どちらのケーキも味わったというわけですね。で、これらケーキの写真を、クリックしてみてください。そして、何とも癒されるサンタさんの表情をご覧になってみてください。
わたしは結構、ケーキの上にのっかっているサンタさんの顔つきにこだわるのですね。このサンタさんの顔つきは気に入りました。実はね、前にあるチョコを取り外してみると、彼が両足をぴんと伸ばして開いて座り、その間に置いた贈り物の箱に両手を添えているのです。
贈り物を配るというよりは、自分で自分に贈って喜んでいるという感じ。。。でも、この表情でしょう、全人類に贈り物をして、最後に自分に贈ることも忘れなかったという雰囲気があったりしてね。
スポンジはふわふわ~、カスタードクリームが挟んであって、生クリームはあっさり、チョコレートは美味(いいチョコが使ってありますね~)。いくらでも食べられそうな美味しさでしたが、ケーキはケーキ。わたしはスパークリングワインとこのケーキだけで、満腹になってしまいましたよ。いや、実は、肉料理の失敗で食欲が半減したということもありまして。。。
昨日の夕飯ということで一応ご紹介しますと、鶏胸肉のソテー、バルサミコソース。それに、かぼちゃのミルクスープでした。
バルサミコ酢を使ったソテーは3回目でして、毎回何かしら失敗する感じ……。
第1回目に「おうちでシェフ味 おいしい基本のイタリアン」(世界文化社、2004年)の中の『鶏胸肉のソテー、バルサミコソース』を見て作ったとき、初めて味わうバルサミコ酢の芳醇な味わいに恍惚となりましたが、肉を肉叩きで薄く伸ばすことに失敗。強火で焼きすぎたのか、表面がかりっと……というには硬くなりすぎました。
第2回目は、鶏肉ではなく豚肉で作ったのですが、やはり鶏肉のほうがいいと思いました。で、今回は鶏肉に。ただ、欧風料理店でランチをいただいたときに、薄く叩き伸ばされた鶏もも肉のカリッとした歯触りを思い出し、もも肉で作ってみることにしました。
結果は失敗……。肉を薄く叩き伸ばすのはうまくいったのですが、よくわからないのは、やはり火加減。欧風料理店の味を知らなければ、表面はそこそここんがり、中はやわらかく仕上がったので、こんなものだろうと満足したかもしれませんが、残念ながらあの味を知ってしまっているのです。
ま……まずい。わたしは心の中で泣きました。美味しいといってくれた家族に感謝! 中がやわらかとはいってもジューシーではなく、表面もカリッ、サクッとした優しい歯応えにはほど遠い仕上がり。おまけに、それにバルサミコ酢がべたべたと絡んでいる感じで……ああ何と……トホホ。
はっきりいって、気色の悪い単調な仕上がりでした。火加減の問題が一番大きいのでしょうが、胸肉ともも肉の違いもあるような気がします。
バルサミコ酢の芳醇な味わいはバターと溶け合って夢見るような風味を醸し出し、そうした魅力をそのまま受け容れてくれるのは鶏胸肉に違いありません。もも肉だと、たぶん脂っぽさが邪魔をするのです。べたべたとした、しつこい感じに仕上がってしまった原因の一つには、それがあるのではないかと思いました。
そんなわけで、何だか冴えないイブのごはんとなりましたが、勉強にはなりました。しばらくは立ち直れそうにありませんが、いつかきっと美味しい「鶏胸肉のソテー、バルサミコソース」に成功してみせるぞ、オー!
あ、前掲の本から再度、作りかたを簡単にご紹介しておきますね。
2人分で鶏胸肉240gの皮を除き、叩いて6~8mm厚さにのばす。片面に塩コショウ、薄力粉を薄くまぶし、サラダ油とバターで片面を5分どおり焼いてひっくり返す。
白ワイン大さじ2を注ぎ、いっきに蒸発させて、バルサミコ酢100mlを加える。肉にバルサミコ酢がなじんだら、肉だけ取り出し、皿に移す。
フライパンに残ったソースをさらに煮詰め、バター小さじ2を加え、フライパンをゆすりながら乳化させ、最後にバルサミコ酢少量(分量外)を加えて香り立たせ、ソースとしてかける。
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