大掃除の憂い
昨日は何日ぶりかで爽快な気分で目覚めました。
ところで、前日の夜、翌日が今年最後の不燃ゴミの日だということに気づき、出すべきものは出しておかねばと食料戸棚の総点検を開始しました。
だいたい半年に一度総点検するようにしているのですが、そのたびに賞味期限の切れた何かやかやが見つかります。
前回の点検時に、「ああ、もうそろそろ期限切れだな。早く使わなくちゃ」と思うのですが、前に出しておいた食品はいつのまにか奥に押しやられ、賞味期限を遥かに過ぎることになってしまいがちです。
一つには、息子が大学生になり、家族と一緒に暮らさなくなってから、この現象が目立つようになりました。というのも、息子が家にいるときは、食べ物という食べ物は食い尽くされていまっていたからです。
到来物のお菓子であれ、安くなっていたので買っておいたふりかけ、海苔の佃煮であれ、常備用に買う缶詰であれ……いつしか消えてしまっていました(息子の胃袋に)。冷蔵庫も、戸棚も、大して点検する必要もないくらいでした。
使い切れなかったふりかけを捨てました。真新しい袋をハサミで切り、中身をざらざらと「燃えるゴミ」に、袋を「不燃ゴミ」へ。珍しいので買ったものの結局使わず仕舞いだったり、必要だけれど、時々しか使わないために使いきれなかった調味料も中身を空け、蓋は「不燃ゴミ」に、壜は「缶・ビン・ペット」に分けました。
食料戸棚も冷蔵庫も綺麗に片づきましたが、すっきりしたようなしないような気分になりました。
そんな作業のあとで、次はレンジパネルを不燃ゴミに出すために外してレンジまわりを徹底掃除しようと立ち上がったときでした。左膝を捻った気がしたのですね。
たぶんそれが原因だと思うのですが、朝の目覚めは爽快だったにも拘らず、膝が痛み出しました。
必要に迫られて自転車で買い物に出かけたものの、デパートでうっかり和式トイレにはいったところ、立ち上がれなくなり、慌てました。
幸い、金属の手すりが目に入り、それを掴んでようやく立ち上がる始末。今朝になったら少しましになったようでもありますが、五十肩も寒くなってから何だか回復が後退したようなのに、このうえ膝まで……というのは困ります。
いくらか錆がきて込み入ったシャンデリア風電灯は、誰が掃除するのでしょうか。左腕がろくに上がらないわたしでは無理です。夫も娘も忙しそうで、頼みづらくて。。。大掃除をしようと思えば、結構高いところや奥まったところに手を伸ばす必要が出てくるでしょう、うーん、困りましたよ。
こうなったのが、コンパクトな賃貸マンション暮らしになってからでよかった。。。前に住んでいた古い大きな借家のようだと、全くお手上げだったでしょう。庭の面倒も大変でしたし。
こんな心配が反映したのか、白い教会みたいな、でも案外古い安普請の借家に引っ越す夢を見ました。
引越しの夢を見る場合、健康状態や環境の変化を暗示していることもあれば、本物の引っ越しを暗示していることもあるようです。なるほど、それまで見たわたしの夢ではそうでした。本物の引越しの場合は、夢で同じ暗示が繰り返されたり、ダンボール箱が出てきたりしました。
もう引越しは、当分は嫌です。正夢でないことを祈るばかりです。
夫の会社は何だか非情になって、いわゆる成果主義というのでしょうか。以前であれば、転勤なども社員の都合を考えてくれたのに、今では全くそうではなくなりました。
わたしたちはこの市に、台風被害に遭って引っ越しをした1月後に引っ越してきたのです。転勤自体は8年ぶりでした。夫は今回は見送りたい旨を上司に訴えましたが、聞き入れられませんでした。
以前でしたら、かなり早い時期から転勤の打診があり、個人の事情を考慮してくれたうえでの転勤命令でした。今は違います。あるプロジェクト・チームに組み込まれるとなると、誰にどんな事情があれ、転勤。それができなければ降格は免れえず、それが不満から会社をやめるしかないのです。
夫なんかはもういい年齢ですから、何もなくても、いつ降格になってもおかしくありません。そうなれば、給料ががくんと減ります。以前は降格など、めったに聞きませんでした。よほど何かやらかしたのだろう、と思ったものです。
でも、今は違います。会社の一方的な都合で、降格という現象がいつなんどき降りかかってくるやら、わかったものではありません。こうした理不尽な現象が、小泉政権以来露骨になった新自由主義路線と無関係なはずはないと思っています。
数年前に1件、つい最近1件、社員の自殺がありました。社員の自殺だなんて、前には考えられなかったことでした。
夫は流通業関係の会社の社員です。夫を通して新自由主義がいつ、どんなかたちで日本に入り、どの法律が取っ払われたために、どんなことが起きたかをつぶさに見てきました。どんなことが起きたかの一例は、地方都市のドーナツ化現象です。
流通業界はまさに、政府の新自由主義政策を映し出す鏡でした。わたしはずいぶん早い時期から日本の変貌に危機感を覚え、小説に書いたこともありましたが、専業主婦の寝言としか見なされなかったようでした。もう少し、小説が上手であればねえ、と思います。
ああ、何だかまさに寝言みたいな「ひとりごと」になってしまいました。今日は膝の様子を見ながら、正月を迎える準備を少しと童話の見直しをしたいと思っています。パムクも少しは読みたいなあ。
そういえば、プラウザの言語設定をイタリア語にしているかたが、俳句で検索してお見えになりました。
海外では、日本のどんな俳句が紹介されているのでしょう? 俳句の翻訳って、難しいのでしょうね。
下手といえば、下手な料理にも毎日結構訪問客がありますが、プラウザの言語設定を英語にしているかたがたがちょこちょこお見えになりますよ。
アルバムの訪問客も増えたので、もう少しこまめに管理しようと思っています。
06.12.20 8:36
(あとで 17:50)
膝、よくなりました。ライターのかたのブログにお邪魔し、ハクチョウの写真に癒されました。
(そのまたあとで 21:30)
電灯の掃除は、娘が引き受けてくれました。別に年内でなくてもいいから、1ケ月内にやってくれればと思っています。埃が気になりますので。。。
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