循環器クリニックで創作の話
短編小説『返り咲いた薔薇』が完成し、無事同人雑誌に提出してホッとしたのもつかのま。掲載して貰えるのだろうか、という思いに怯えている。
前に、当ブログにも収めたエッセー「映画『ヒトラー最期の十二日間』を観て」が掲載不可との電話がかかってきたときのことが思い出され、電話恐怖症になりそうで、いっそコードを抜いておこうかとさえ思う。
そのときは、捨て身の抗議(?)で、何とか掲載して貰えたのだった。今度の作品『返り咲いた薔薇』は実験的であったと共に、わたしにとってはこれからを拓く大事な作品となりそうなだけに、存在を否定されるとしたら、かなりつらいことになる。
そうなれば、こちらのほうで、その同人雑誌の存在を否定するまでのこと。脱会することになるだろう。そうなれば、またひとりぼっちになるのだ。
書くということは、本当に闘いだ(わたしの場合は、独りよがりな闘いなのかもしれない……)。そのために、親しくしていただけでなく、ずいぶんお世話にもなった女性編集者ともさよならすることになったのだ。文学観の違いから。
作品を書いているときの高揚感と、今のこのみじめな気分との違い……!
昨日、循環器科を受診したときに先生から、まだ徹夜して創作したりするのかと訊かれ、しているし、そんなときに発作が起きることがあると答えたら、先生は「受験勉強しているみたいなものでしょうからね」と、ねぎらいの目でこちらを見てくださった。
受験勉強……。昼夜をおかず勤しむ日々は、似ているかも。創作に没頭するのと同じくらい受験勉強をしていたら、いい大学にいけたかもしれないな。
待っている患者さんが少なかったので、先生のラジオ出演の話題に触れ、そのときおっしゃっていた飼い犬について訊ねたところ、写真を見せてくださった。雄のゴールデン・レトリーバーだった。
「わあ、いいなあ! ゴールデン・レトリーバーって、人懐っこくて優しいでしょ?」というと、「優しすぎてね。野良猫を保護したりするんだよ」とのこと。
散歩に出たときに野良猫がいたら、おなかの下に入れてやって、猫が邪険な扱いを受けないですむように庇ったりするのだそうだ。猫のほうでも全然怖がらず、近寄ってくるのだという。
「それ、写真に撮ったらいいでしょうね。猫と犬を一緒に」とわたし。「わたしじゃなくて猫のほうが、犬にはふさわしいってわけだね」と何か不満そうにおっしゃったのでよく見たら、犬の横に先生がアップで写っていらした。
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