最近の夕飯から(ビーフシチュー)
一昨日の晩の夕飯にビーフシチューを作りましたが、前に別の記事でご紹介したことのある本――『nonno お料理基本大百科』(集英社、1992年)――を参考にして作りました。
この本は娘が大学生なってアパート暮らしを始めたときに持たせてやり、いいなと思った本でした。娘が家に戻ってから、今度は息子が大学生になり、アパート暮らしを始めました。
娘は弟にその本を譲りましたが、その間ずっとわたしは自分でもその本がほしいと思い続けていました。でも、今更こんなに分厚い料理の本を、と思わないでもなく、買う踏ん切りがつきませんでした。
本は、前に住んでいた街でも、今住んでいる街でも、ずっと書店にありました。それがあるとき、本の姿が消えていたのです。わたしは品切れになったか絶版になったのだと思い、喪失感を覚え、ひどく淋しい思いをしました。
ところが、次に書店に行ったときにはちゃんとあったのです。よい本ですもの、人気があってロング・セラーを続けているのでしょうね。そのときにはわたしは迷わず、その本を購入しました。買って、家に連れ帰ったときのあの充実感……! よい本にめぐり合うというのは、よき知人が1人増えるようなものですね。
購入しただけで安心してしまったところがあり、まだあまり活用しているとはいえませんけれど、ビーフシチューの作りかたをその本からご紹介します。『ライト・ビーフシチュー』と料理名にある通り、あっさりとした味わいです。
材料(4人分)
牛角切り肉400g、小玉ねぎ12個、にんじん1本、じゃがいも2個、ブロッコリー1株、ローリエ2枚、セロリの葉少々、白ワイン カップ1/2、スープ(固形スープの素1個を湯カップ8で溶いたもの)8カップ、トマトピューレ カップ1/2、トンカツソース大さじ1、薄力小麦粉大さじ3、バター大さじ3、塩・こしょう・あさつき少々。
作りかた
①小たまねぎは皮をむく。にんじんは1cm幅の輪切り、じゃがいもは4つ割りにして皮をむき水にさらす。
②フライパンにバター大さじ2を熱し、塩コショウした牛肉を軽く焦げ目がつくように焼きつけ、粉を振り入れ、からめながら炒める。
③粉に熱が通ったら煮込み鍋に移し、白ワインを加え、アルコール分を飛ばす。スープを加える。スープの一部は肉を焼いたフライパンに入れ、こびりついた肉のうま味を溶かして鍋に加える。
④煮立つまでは強火。あくを取り除き、火を弱める。ローリエ、セロリの葉を加え、肉がやわらかくなるまで煮る。
⑤残りのバターで野菜を炒める。
⑥ トマトピューレ、トンカツソースを加え、野菜がやわらかくなるまで弱火で煮込む。小房に分けて塩ゆでしたブロッコリーを仕上がり際に加え、塩コショウで味を整える。好みで浮き実にあさつきの小口切りを。
本では、もっと丁寧な説明がなされています。材料に小たまねぎが使われていますが、わたしは値段で迷い、結局普通の玉ねぎを使いました。あさつきは浮かしませんでしたが、使い残しの生クリームが冷蔵庫にあったので、それを少量かけました。
わたしはシチューはとりかかるまでは何となく面倒に感じられるのですが、いざ作り出して煮始めたら、材料がやわらかくなるまでに他のことができるので、いいですね。
トマト・きゅうり・貝割れ大根のサラダには、豆腐ドレッシングがかかっています。自分で適当に作ったものなのでレシピのご紹介はしませんが、白あえ風味で、まあまあの出来でした。
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