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2006年10月13日 (金)

トルコの作家パムク氏にノーベル文学賞

 ニュースによると、今年度のノーベル文学賞は、トルコの作家オルハン・パムク氏に決定したとのことです。

 わたしのブログに毎日何人ものかたがたが、「村上春樹、ノーベル賞」で検索してお見えになるので、お伝えしておきます。

 代表作は『わたしの名は紅』であるようですが、パムク氏の作品は未読ながら、この作品名と作者名をどこかでたびたび見たことがあると思っていたら、藤原書店の出版物においてでした。

 藤原書店から同じ作者のものとしては『雪』が邦訳、上梓されているようです。これでわたしが秘かに応援してきた(といってもなかなか本は購入できず、あくまで精神的な応援にすぎないのですが)藤原書店の本の売り上げがぐんと伸びるのでは、と期待します。

 受賞を逃した村上春樹氏の地元で恩師や親しいかたがたの残念がっている姿が、ネットニュースの画面に映し出され、日本的なそのごく普通の穏和な光景に、何か不思議なものを見たような感慨を覚えました。

 村上春樹氏の作品に関するエッセーの続きを書こうとしていたところですが、今回ノーベル文学賞が授与されることになったパムク氏の作品と抱き合わせのかたちで書いてみようかと考えています。

 わたしの初評論といえるような、少々長い、しっかりとしたものに仕上げたいのです〔仕上げました⇒https://elder.tea-nifty.com/blog/2009/06/post-40a4.html まだ不満足なものですが。そのうちもっとしっかりとした300枚くらいの評論に脱皮させるつもりです。09.6.6管理人〕。今度の同人誌の締め切りまでに間に合わないかもしれませんが、その場合は同人誌に、このブログからのセレクションとしてエッセーをいくつか選び、提出しようかしら。

 そんなんじゃだめ、といわれるでしょうか。

 間に合うかどうか……。ラテンアメリカに初のノーベル文学賞をもたらしたチリの女性詩人ガブリエラ・ミストラルについての短いエッセーを書き上げたら、まずはパムク氏の2作品を読むことから開始するつもりです。(06.10/13 7:56記) 

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