トルコの作家パムク氏にノーベル文学賞
ニュースによると、今年度のノーベル文学賞は、トルコの作家オルハン・パムク氏に決定したとのことです。
わたしのブログに毎日何人ものかたがたが、「村上春樹、ノーベル賞」で検索してお見えになるので、お伝えしておきます。
代表作は『わたしの名は紅』であるようですが、パムク氏の作品は未読ながら、この作品名と作者名をどこかでたびたび見たことがあると思っていたら、藤原書店の出版物においてでした。
藤原書店から同じ作者のものとしては『雪』が邦訳、上梓されているようです。これでわたしが秘かに応援してきた(といってもなかなか本は購入できず、あくまで精神的な応援にすぎないのですが)藤原書店の本の売り上げがぐんと伸びるのでは、と期待します。
受賞を逃した村上春樹氏の地元で恩師や親しいかたがたの残念がっている姿が、ネットニュースの画面に映し出され、日本的なそのごく普通の穏和な光景に、何か不思議なものを見たような感慨を覚えました。
村上春樹氏の作品に関するエッセーの続きを書こうとしていたところですが、今回ノーベル文学賞が授与されることになったパムク氏の作品と抱き合わせのかたちで書いてみようかと考えています。
わたしの初評論といえるような、少々長い、しっかりとしたものに仕上げたいのです〔仕上げました⇒https://elder.tea-nifty.com/blog/2009/06/post-40a4.html まだ不満足なものですが。そのうちもっとしっかりとした300枚くらいの評論に脱皮させるつもりです。09.6.6管理人〕。今度の同人誌の締め切りまでに間に合わないかもしれませんが、その場合は同人誌に、このブログからのセレクションとしてエッセーをいくつか選び、提出しようかしら。
そんなんじゃだめ、といわれるでしょうか。
間に合うかどうか……。ラテンアメリカに初のノーベル文学賞をもたらしたチリの女性詩人ガブリエラ・ミストラルについての短いエッセーを書き上げたら、まずはパムク氏の2作品を読むことから開始するつもりです。(06.10/13 7:56記)
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 縮小していく食の宝庫。今後が気にかかる瀬戸内海の島々。(2021.02.06)
- ヴァイスハウプトはロスチャイルドに依頼されてイルミナティを作った ④(2021.01.28)
- バイデン新大統領の就任式とマーシャルレポート(2021.01.22)
- ヴァイスハウプトはロスチャイルドに依頼されてイルミナティを作った ③(2021.01.20)
- 日本時間2021年1月13日05:00から、トランプ大統領の会見が行われる予定です②(2021.01.13)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 芸術の都ウィーンで開催中の展覧会「ジャパン・アンリミテッド」の実態が白日の下に晒され、外務省が公認撤回(2019.11.07)
- あいちトリエンナーレと同系のイベント「ジャパン・アンリミテッド」。ツイッターからの訴えが国会議員、外務省を動かす。(2019.10.30)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その17。同意企のイベントが、今度はオーストリアで。(2019.10.29)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その16。閉幕と疑われる統一教会の関与、今度は広島で。(2019.10.25)
- 天も祝福した「即位礼正殿の儀」。天皇という存在の本質をついた、石平氏の秀逸な論考。(2019.10.23)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- トルストイ、イルミナティ、マルクス……と調べ出したらきりがない(2016.09.07)
- 連続して起きると頭がフラフラしてくる不整脈とマイナス思考(2016.01.04)
- 癌と闘っている、双子みたいな気のする男友達 ⑤一般病棟に復帰(2015.05.19)
- 幼馴染みから、30年ぶりの電話あり。久しぶりに動画で観た安奈淳(追記あり)。(2015.04.15)
- 癌と闘っている、双子みたいな気のする男友達 ③ああよかった、まだ生きていた!(2015.03.01)
「文学 №1(総合・研究) 」カテゴリの記事
- 著名なヨガ行者パラマンサ・ヨガナンダと前世療法における「前世の記憶」の様態の決定的違い(2021.02.13)
- 高校の統合で校歌が70年前のものに戻っていたので、作詞者と作曲者について調べてみました(夕方、数箇所の訂正あり)(2021.02.08)
- ヴァイスハウプトはロスチャイルドに依頼されてイルミナティを作った ⑤(2021.01.30)
- ヴァイスハウプトはロスチャイルドに依頼されてイルミナティを作った ④(2021.01.28)
- バイデン新大統領の就任式とマーシャルレポート(2021.01.22)
「村上春樹」カテゴリの記事
- Kindle版評論『村上春樹と近年の…』をお買い上げいただき、ありがとうございます! ノーベル文学賞について。(2020.10.16)
- 7 本目のYouTube動画「雪だるま」をアップ。動画化したい作品について。Kindle書籍からの引用箇所を示すことが可能に。(2020.06.24)
- シモーヌ・ヴェイユと母セルマとガリマール書店の〈希望〉叢書(2018.10.10)
- カズオ・イシグロ氏の受賞ではっきりした、ノーベル文学賞の変節(2017.10.06)
「創作関連(賞応募、同人誌etc)」カテゴリの記事
- ツイッターで問題となっている、芥川賞候補作「百の夜は跳ねて」(古市憲寿)。8月15日に追記あり、赤字。(2019.08.15)
- 戦後日本の文学を支え続けてこられた優れた昭和の作家、田辺聖子さんが逝去された(2019.06.10)
「オルハン・パムク」カテゴリの記事
- またノーベル文学賞の発表の季節ですか(2008.10.05)
- 入院14日目⑤読書ノート∥オルハン・パムク『雪』№1(2008.08.25)
- 村上春樹とオルハン・パムクについて若干(2007.07.21)