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2006年10月 4日 (水)

循環器科、欧風料理店、ペットショップを梯子の一日

 昨日の循環器科クリニックは、患者さんたちで芋を洗うようでした。わたしも、その芋の1個だったわけですが。

 膀胱炎には、前回の2ヶ月前とは違う薬が出ました。ガチフロ。前回はクラビット。泌尿器科で診て貰っていた頃は、バナン、オゼックス……など。それ以前となると、『おくすり手帳』を作る前の話になり、記録がありません。 

 泌尿器科で出される薬の中には、きついなと感じられるものがありました。循環器科で出されるものは体に優しいと感じられるのですが、体への負担という点で、実際のところはどんなものなのか、素人のわたしにはよくはわかりません。

 ネットで調べたところによると、抗菌剤ガチフロにはときに、血糖不良を惹き起こす重篤な副作用が出ることがあるようです。

 体調への影響という点で、つい心臓疾患・喘息関係のことばかり頭にのぼりますが、たびたびなる膀胱炎とその治療薬というのにも、案外無視できないものがあるのかもしれません。膀胱炎も癖のようになってしまうと、つらいものがあります。

 胸痛のときにはニトロの舌下錠を、胸が重いときにはニトロのテープを使い、テープを使い切ったことを先生にお話ししたところ、一瞬シーンとなられたので、使いかたがまずかったのだろうかと思いました。

 が、そのあとで、「じゃあ前の2倍の20枚あげとこう……」とつぶやくようにおっしゃられたので、使いかたは間違ってはいなかったのでしょう。

 ラジオ出演のことで、「なかなかの美声に聴こえましたよ。狭心症についての説明もわかりやすかったですし」と、先生を励まし(からかい?)ました。弾みでまた次回も拝聴するといってしまい、ま……まずい、聴き忘れないようにしなくては。でも、心臓疾患の人にはためになるお話です。

 クリニックと調剤薬局を終えた頃には、ランチの時間に間に合うかどうかといった時間でした。この日休日で、料理教室に出かけた娘が、ランチをおごってくれることになっていたのです。娘は料理教室で食べてくるので、ランチが入りそうになければ、飲み物だけにするといっていました。

 その欧風料理店には、一度行ってみたいと前々から娘と話していたのでした。ところが、その日は定休日にあたっていたことを、娘もわたしもすっかり忘れてしまっていました。

 締まっている店の前に立っていると、中から出てきたシェフと目が合いました。シェフは、この日は昼間店を締めていて、予約のあった夜のお客のための仕込みに出てきたのだといわれました。

 帰ろうとしかけたわたしたちを、シェフは躊躇するように引きとめ、せっかく来ていただいたのだから、ランチでよければ作りましょうといってくださいました。悪いと思い、断ったのですが、それでも引き止めてくださるので、店に入りました。

 サラダ、サワラを使った魚料理、フランスパンとバター、アイスコーヒーのコースを作っていただきましたが、どれもはっとするような美味しさでした。野菜も、魚も新鮮で、魚には臭みがまるでなく、コーヒーも何だか違っていました。こくがあるのにさっぱりしていて、さわやかなコーヒーという表現は変ですが、その言葉がぴったりくる味わいでした。

 アイスコーヒーが出てくる前に、透明な液体をなみなみと湛えたコップのようなものが出てきたので何かと思っていたら、それがシロップなのでした。あのさわやかさの秘密がコーヒーに潜んでいたのか、シロップに潜んでいたのかは謎です。

 食材は、朝、獲れたばかりの新鮮なものを仕入れてくるのだそうです。夜の注文では、客の好みを容れて作るのだとか。なるほど、メニューには2人で3,500円くらいのお得なコースがあり、自由に好みをいっていいと書かれていました。勿論1人でも何人でも自由に注文できるし、シェフお任せでもいいのだそうです。

 まだ若そうなのに、飾り気のない、あたたかみのある人間的な魅力が印象的なシェフでした。カッコいいというより、可愛らしい感じの男性シェフ。一度夜にも行ってみたいものです。ランチは大満足を与えてくれて、1人840円でした。

 娘は結局、料理教室と欧風料理店とで2度、ランチをとったことになります。食べきれるのかとこちらが心配になりましたが、ぺろりと平らげ、「自分のおなかが信じられない。料理が何だかさわやかな感じで、いつのまにか食べてしまっていた」のだとか。

 その後、ペットショップにハムスターを見に行きました。白いふかふかした毛並みのシャンガリアンが2匹いました。黒い目。メスのほうは、顔がうちで飼っていたショコラという名のハムスターにそっくりでした。飼いたくてたまらなくなりました。

 呼吸器科の先生にとめられていなければ、間違いなく買ったでしょう。いえ、とめられていても、買ってしまう寸前でした。あの可愛らしさの前には、喘息の悪化ぐらい、どうでもいいような気にさせられます。思いとどまったのは、3匹の綺麗で小さなカメが目に入ったからでした。そして結局、カメも買いませんでした。 

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