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2006年9月15日 (金)

読書の秋にこちらを見ている本たち その一

 読書の秋ですね。

 読もうと思って買ったものの、そして面白そうであるものの、まだ読みきっていない本たちがこちらを見ています。

 ……と思うのは錯覚でしょうけれど、本に見られている気がしてしまうのですね。

 まず知人のKさんから贈られた小説集。これは早急に読んで、感想の手紙を書かなければなりません。

 ま~だ読了できていない小森陽一著『村上春樹論』(平凡社新書)。

 大好きな平林たい子、吉屋信子の文庫本を買ったのに、これも手をつけていません。平林たい子のは『平林たい子毒婦小説集』(講談社文芸文庫)、吉屋信子のは『文豪怪談傑作選 吉屋信子集 生霊』(ちくま文庫)。

 児童文学では、評論社から出ているルーシー・M・ボストンのグリーン・ノウシリーズ5巻中、『グリーン・ノウの子供たち』しか読了していません。

 評論では、クルティウス著『バルザック論』(みすず書房)。狂喜して手に入れたというのに、半分読みして1年以上ほったらかしとは何たること! この本のこと、すっかり忘れていたのです。

 東京創元社のバルザック全集にも、まだ読み残しがあります。読もうと思っていても、家事を終える頃にはくたびれていて、本を側にぼーと音楽を聴いているだけという日が多くなって困ります。

 それにしても、翻訳物は格調が低くなるばかりだと感じます。光文社の文庫で出ているものなんか、立読みして、そのあまりのひどさに愕然としました。

 新訳が出るのはいいけれど、新訳にバトンタッチして名訳が消えていくのには耐えられません。

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