ひとりごと
このブログのことは、3人にしか話していない。
というのも以前、手製の個人誌を30~50部発行し、知り合いに発送していたことがあって、喜んでくれた人もいたとは思うのだが、負担に感じた人もいたのではないか。。。という反省があったからだ。
また、文学賞応募に熱くなっていた頃、仲間が沢山できた。自分では文学仲間だと思っていたのだが、賞仲間にすぎなかったと今では思う。賞に熱くなれなくなった今、当時の仲間は幻であったかのように消えてしまった。
知り合いからも賞仲間からも離れたところでわたしはブログを開設し、パン屋さんがパンを店に出すように記事を出す。
勿論知り合いが、かつての賞仲間が、純粋に来たくて来てくれるのであれば、大歓迎だ。
読んでくださる方の心の綾が伝わってくるとき、わたしは金銭以上のものを手にしている。それを栄養とし、エネルギーに変えて、また新しい記事を書く。
ただ開設したその日、まぎらわしいブログ名からこれをポルノ的なものと勘違いして来た人が結構いたようで(期待させて申し訳ない。ただのオバサンブログで。。。)、その人々の思いに、わたしは安酒に酔ったように酔っ払って、フラフラになってしまった。
ところで、開設当初から、ずっと来続けてくださっている方が2人いらっしゃるのではないかと感じている。
〈綾〉の感じからすれば、男性1人女性1人。落ち着いた几帳面な感じの男性と、バルザックの「谷間の百合」に登場するモルソフ夫人のように優しい心根の女性。
美しい思いには個性があって、顔も何もわからなくても、かけがえのないその人のものとして伝わってくる。
そのお2人に、それ以後に来てくださっている方々にも、せめていいたい。「ありがとう、本当にありがとう」と。
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