創作の神秘(Ⅱ)
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高貴な存在といったが、そのようにわたしには感じられるからそういったまでで、実際には、その存在をどう分類すべきかわたしにはわからない。「女神様」といったのも、あくまで仮の名にすぎない。目に見えない領域の体験を重ねれば重ねるほど、また神秘主義を生半可ながら知るようになればなるほど、目に見えない領域の広大さ、複雑さに目の眩む想いがする。そして、神秘主義の解説するその世界は実に整然としているため、そこには一分の狂いもないだろうと想像しないわけにはいかなくなる。まさに「大自然は幾何学的に創造する」であろうことを。
ブラブァツキーは、植物界の様々な種は一条の光線が分裂して生れた光線であり、光線が7つの世界を通るときに各世界で弱められ、何千も何百万もの光線になり、そうした光線はそれぞれ、自分の世界で一つの有知者になるという。そして、どの植物にもエレメンタル実在がいて、目に見える植物は物質界でのその実在の外的な装いだというのだ。
わたしが仮に女神様と呼ぶ存在は、そうしたいわば植物界の精と無関係とは思えない、否、何らかの深い関係があると想像せざるをえない、植物的な、清涼な光と香りを発散させていた。それで、アロマテラピーの女神様、あるいはハーブの女神様と呼びたくなったのだった。(続)
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