創作の神秘(Ⅱ)
《「創作の神秘」トップ頁へ》
高貴な存在といったが、そのようにわたしには感じられるからそういったまでで、実際には、その存在をどう分類すべきかわたしにはわからない。「女神様」といったのも、あくまで仮の名にすぎない。目に見えない領域の体験を重ねれば重ねるほど、また神秘主義を生半可ながら知るようになればなるほど、目に見えない領域の広大さ、複雑さに目の眩む想いがする。そして、神秘主義の解説するその世界は実に整然としているため、そこには一分の狂いもないだろうと想像しないわけにはいかなくなる。まさに「大自然は幾何学的に創造する」であろうことを。
ブラブァツキーは、植物界の様々な種は一条の光線が分裂して生れた光線であり、光線が7つの世界を通るときに各世界で弱められ、何千も何百万もの光線になり、そうした光線はそれぞれ、自分の世界で一つの有知者になるという。そして、どの植物にもエレメンタル実在がいて、目に見える植物は物質界でのその実在の外的な装いだというのだ。
わたしが仮に女神様と呼ぶ存在は、そうしたいわば植物界の精と無関係とは思えない、否、何らかの深い関係があると想像せざるをえない、植物的な、清涼な光と香りを発散させていた。それで、アロマテラピーの女神様、あるいはハーブの女神様と呼びたくなったのだった。(続)
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 日本色がない無残な東京オリンピック、芥川賞、医学界(またもや鹿先生のYouTube動画が削除対象に)。(2021.07.20)
- 芸術の都ウィーンで開催中の展覧会「ジャパン・アンリミテッド」の実態が白日の下に晒され、外務省が公認撤回(2019.11.07)
- あいちトリエンナーレと同系のイベント「ジャパン・アンリミテッド」。ツイッターからの訴えが国会議員、外務省を動かす。(2019.10.30)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その17。同意企のイベントが、今度はオーストリアで。(2019.10.29)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その16。閉幕と疑われる統一教会の関与、今度は広島で。(2019.10.25)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- トルストイ、イルミナティ、マルクス……と調べ出したらきりがない(2016.09.07)
- 連続して起きると頭がフラフラしてくる不整脈とマイナス思考(2016.01.04)
- 癌と闘っている、双子みたいな気のする男友達 ⑤一般病棟に復帰(2015.05.19)
- 幼馴染みから、30年ぶりの電話あり。久しぶりに動画で観た安奈淳(追記あり)。(2015.04.15)
- 癌と闘っている、双子みたいな気のする男友達 ③ああよかった、まだ生きていた!(2015.03.01)
「神秘主義」カテゴリの記事
- 間が空きました(2022.01.14)
- 児童文学作家アストリッド・リンドグレーンにかかりきりの2日間。(2021.10.29)
- 神秘主義エッセーブログに「112 祐徳稲荷神社参詣記 (15)新作能「祐徳院」創作ノート ①2020年7月~10月 」をアップしました(2021.10.09)
- 神秘主義エッセーブログに「111 祐徳稲荷神社参詣記 (14)新作能への想い 」をアップしました(2021.09.25)
- ユングは、若い頃から生涯にわたって降霊術のとりこだったようだ(2021.07.07)
「文学 №2(自作関連)」カテゴリの記事
- 『卑弥呼をめぐる私的考察』(Kindle版)をお買い上げいただき、ありがとうございます! (2022.05.06)
- 神秘主義エッセーブログに「114」「115」をアップしました(2022.03.30)
- Kindle版『直塚万季 幻想短篇集(1)』をKENPCでお読みいただき、ありがとうございます!(2022.01.06)
- 『祐徳院』らくがきメモ 7)田中軍医をモデルとしたワキが、萬子媛をモデルとしたシテ(前ジテ)に出逢う場面 (2021.12.16)
- 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち)』(Kindle版)をお買い上げいただき、ありがとうございます! (2021.10.28)
「創作関連(賞応募、同人誌etc)」カテゴリの記事
「健康 №2(体調) 」カテゴリの記事
- イベルメクチンについて、久しぶりにツイート(2022.02.04)
- (12月7日に動画を追加)厚労省は、モデルナとファイザーの新型コロナウイルスワクチンで、重大な副反応「心筋炎」が起きていることをついに認めました(2021.12.06)
- イベルメクチンのおかげ(19日、起床時は風邪気味→3時間後に軽快→予定の循環器クリニックの受診を平熱で無事済ませる→夜、ウォーキング)(2021.11.21)
- 岡山大学病院でイベルメクチン療法の開始。ロックフェラーはどのようにして製薬業界の基盤を作り上げたのか、またビル・ゲイツの意外な経歴がわかる動画。対照的なイスラエルとルーマニア。イベルメクチンをめぐる個人的なこと二つ。(2021.09.09)
- オリンピック選手にイベルメクチンは届くのか? アメリカ国立アレルギー・感染症研究所所長ファウチ氏の電子メールのやりとりが明らかになり、新型コロナウイルス人工説が再燃。(2021.06.06)
コメント