カテゴリー「エッセー「卑弥呼をめぐる私的考察」」の3件の記事

2014年4月 4日 (金)

Kindle本『卑弥呼をめぐる私的考察(Collected Essays, Volume 3)』を販売中です

Kindle本『卑弥呼をめぐる私的考察(Collected Essays, Volume 3)』(ASIN:B00JFHMV38)を販売中です。206円です。サンプルをダウンロードできます。
     ↓

祐徳稲荷神社に出かけました。遅い初詣でした。

新しく撮った写真、私的な発見がありました。祐徳院様(萬子媛)が用いられたという水鏡を見学し、卑弥呼が用いたと思われる鏡、そして道教の鏡、老子の言葉など、『卑弥呼をめぐる私的考察』にある以下の記述を連想したりもしていましたが、参詣については記事を改めます。

鏡は、道教グッズ(?)なのである。物の本体を映し出すとされるからだが、鏡は「老子」の美しい第十章を思い出させる。

「おちつきをなくした魄(たましい)を迷わぬように維持して、統一をしっかり抱(たも)ち、それから離れないようにできるか。呼吸(いき)を凝集(こら)し、それをやわらかにして、嬰児(あかご)のようにすることができるか。神秘的な幻想(ヴィジョン)をぬぐい去って、くもりがないようにできるか。」

 この部分は、シックな老子がわたしたち俗人に珍しくも呆れるほど身を寄せて囁いてくれた、〈道〉――老子の形而上学における究極の存在、すべての根源(本体)――を自分のものとするための最高度の技法である。
 どこから検討してみてもこの技法は完璧で、したがって球体を想わせる。神秘主義の森に入り込んだ者は、それがどのような系統のものであれ、遅かれ早かれゆきあたる技法である。
 神秘主義的な諸テキストにあっては、文学的表現と科学的表現は目も綾に織りなされている。 鏡は技法を想起させる。そして、神秘主義が明かす、恐ろしいような秘密を鏡ほど見せてくれるものはない。鏡は象徴的な意味合いにおいて〈道〉を映し出すのだ。
 鏡を見るとき、そこに映し出されているものは、何だろう? 自分自身ではないだろうか。道はその自分自身のただなかにあるというのだ。だからこそ、神秘主義者は救いを他に……ではなく、自分自身に求めようとするのである。これほどの確実さ、最短距離、同時に険しい道というものは、どう探し尽くしても他にはない。
 鏡が〈道〉のシンボルとして、宝物の扱いを受けても不思議ではないとわたしには思える。だが、世俗に降下した時、鏡は象徴的なテキストではなく単なる護符となった。

中公文庫版『老子』第一章、注釈より引用した。

|

2012年4月25日 (水)

作品の電子書籍化計画に関するお知らせ

作品の電子書籍化を進めようと考えています。「パブーhttp://p.booklog.jp/」でお試しに電子書籍化中ですが、「でじたる書房http://www.digbook.jp/index.php」で電子書籍にすることもあるかもしれません。

現時点で電子書籍化を予定しているのは、以下の作品です〔作品情報⇒マダムNの文芸作品一覧〕。

青字は当ブログで公開済みだった作品です。
ご閲覧くださっていた方々には、まことに申し訳ありませんが、何卒ご了承ください。

電子書籍化予定・完了の作品については、今後も当ブログにてお知らせ致します。

|

2012年4月11日 (水)

パブーで電子書籍化中の作品のお知らせ

 非公開設定にさせていただいた以下の作品を、「パブーhttp://p.booklog.jp/」で、お試しに電子書籍化中です。「でじたる書房http://www.digbook.jp/index.php」と迷うところなんですけれど、まずはお手軽感のあるパブーで。

 電子書籍化が完了しましたら、お知らせします。

  • 歴史エッセー『卑弥呼をめぐる私的考察』
  • 児童文学作品『すみれ色の帽子』

 

|

その他のカテゴリー

Livly | Notes:アストリッド・リンドグレーン | Notes:アントニオ・タブッキ | Notes:グノーシス・原始キリスト教・異端カタリ派 | Notes:不思議な接着剤 | Notes:卑弥呼 | Notes:国会中継 | Notes:夏目漱石 | Notes:江戸初期五景1(萬子ひめ) | Notes:江戸初期五景2(天海・崇伝) | Notes:源氏物語 | Notes:百年文庫(ポプラ社) | Theosophy(神智学) | top page | ◆マダムNの電子書籍一覧 | ◇高校生の読書感想文におすすめの本 | ★シネマ・インデックス | ★マダムNの文芸作品一覧 | ★当サイトで紹介した作家、思想家一覧 | ☆☆紹介記事 | ☆マダムNのサイト総合案内 | ☆メールフォーム | おすすめKindle本 | おすすめYouTube | おすすめサイト | お出かけ | お知らせ | ぬいぐるみ・人形 | やきもの | よみさんの3D作品 | アクセス解析 | アニメ・コミック | イベント・行事 | イングリット・フジコ・ヘミング | ウェブログ・ココログ関連 | ウォーキング | エッセー「バルザックと神秘主義と現代」 | エッセー「卑弥呼をめぐる私的考察」 | エッセー「宇佐神宮にて」 | エッセー「文学賞落選、夢の中のプードル」 | エッセー「映画『ヒトラー最期の12日間』を観て」 | エッセー「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ」 | エッセー「百年前の子供たち」 | エッセー「精神安定剤」の思い出」 | エッセー「自己流の危険な断食の思い出」 | オペラ・バレエ・コンサート | オルハン・パムク | カリール・ジブラン(カーリル・ギブラン) | ガブリエラ・ミストラル | クッキング | グルメ | コラム「新聞記事『少女漫画の過激な性表現は問題?』について」 | シネマ | シモーヌ・ヴェイユ | ショッピング | テレビ | ニュース | ハウツー「読書のコツを少しだけ伝授します」 | バルザック | パソコン・インターネット | マダムNのYouTube | マダムNの他サイト情報 | マリア・テレジア | メモ帳Ⅰ | メモ帳Ⅱ | ライナー・マリア・リルケ | 俳句 | 健康 №1(治療中の疾患と服用中の薬) | 健康 №2(体調)  | 健康 №3(受診) | 健康 №4(入院) | 健康 №5(お役立ち情報etc) | 健康 №6(ダイエット) | 健康 №7(ジェネリック問題) | 健康 №8(日記から拾った過去の健康に関する記録) | 健康№8(携帯型心電計) | 児童文学 | 児童文学作品「すみれ色の帽子」 | 写真集「秋芳洞」 | 創作関連(賞応募、同人誌etc) | 占星術・タロット | 友人の詩/行織沢子小詩集 | 地域 | | 夫の定年 | 季節 | 家庭での出来事 | 山岸凉子 | 思想 | 恩田陸の怪しい手法オマージュ | 息子の就活 | 息子関連 | 手記「枕許からのレポート」 | 文化・芸術 | 文学 №1(総合・研究)  | 文学 №2(自作関連) | 日記・コラム・つぶやき | 時事・世相 | 書籍・雑誌 | 未来予知・予測(未来人2062氏、JJ氏…) | 村上春樹 | 村上春樹現象の深層 | 東京旅行2012年 | 植物あるいは動物 | 検索ワードに反応してみました | 歴史 | 瀕死の児童文学界 | 父の問題 | 珈琲 | 神戸旅行2015 | 神秘主義 | 福島第一原発関連 | 科学 | 経済・政治・国際 | 美術 | 能楽 | 自作小説「あけぼの―邪馬台国物語―」 | 自作短編童話「風の女王」 | 自作童話「不思議な接着剤」 | 芥川賞・直木賞 | 萬子媛 - 祐徳稲荷神社 | 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』 | 評論・文学論 | | 連載小説「地味な人」 | 電子書籍 | 音楽