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2017年4月25日 (火)

左派の源流となったイルミナティ ①創立者アダム・ヴァイスハウプトの天敵、神智学(26日に再加筆あり)

当記事は、過去記事「左派のグランパ、アダム・ヴァイスハウプト(イルミナティ創立者) ①天敵のプラトン系神智学」に加筆したものです。

…………………………

世界中に浸透した左派の影響力を、ここ数年で思い知らされた気がする。共産圏の人々と左派だけが影響されているのではなかった。

左派の原理原則となってきたのが、1776年に現在の南ドイツでイルミナティを創立したアダム・ヴァイスハウプトの著作であることを知ったときの驚き。

イルミナティなんて、オカルト情報誌『ムー』が情報提供する都市伝説にすぎないと思っていたから。左派の中のどれくらいの人々が、ヴァイスハウプトの思想について知っているのだろうか。

サイト「隠された真実」から、引用させていただく。

結社結成の日、ヴァイスハウプトは『Novus Ordo Seclorum』というタイトルの本を出版している。このラテン語の意味は「新世界秩序」。
ヴァイスハウプトの掲げたイルミナティの行動綱領は以下の通り。

  1. すべての既成政府の廃絶とイルミナティの統括する世界単一政府の樹立。
 2. 私有財産と遺産相続の撤廃。

 3. 愛国心と民族意識の根絶。

 4. 家族制度と結婚制度の撤廃と、子供のコミューン教育の実現。

すべての宗教の撤廃。

これらの行動網領が、後の共産主義の原型となった。

<https://sites.google.com/site/uranenpyou/home/illuminati>(2017/4/20アクセス)

イルミナティの行動綱領を著作で確かめられないのは惜しいが(『Novus Ordo Seclorum』も邦訳してほしい)、邦訳版の出ているアダム・ヴァイスハウプト(副島隆彦・解説、芳賀和敏・訳)『秘密結社イルミナティ入会講座<初級篇>』(ベストセラーズ、2013)を読んで、この行動綱領の出てきた背景――、つまりヴァイスハウプトの思想を検証することは可能である。

イルミナティの行動綱領を、共産主義がそっくり借用したようである。ならば、いささか遅きに失した感はあるけれど、共産主義の本質を知るためにイルミナティの原典を学術研究する必要があるのではないだろうか。

夫は保守系カラーの大学で――当然、その大学ではマイナーだった――マルクス経済学を専攻したが、ゼミでイルミナティのイの字も聞いたことはなかったそうだ。

ちなみに夫の政治思想自体は、バランスを重んじるところから、一般日本人に多い中道右派といったところだろうか。わたしも政治思想的にはそうだが、わたしの場合は神秘主義者であるために、物事の判断の基準が一般人とは異なる場合がある。

植田樹『ロシアを動かした秘密結社――フリーメーソンと革命家の系譜』(彩流社、2014)によると(35頁)、秘密結社「イルミナティ教団(Iluminati)」が1776年、パヴァリア(現ドイツ・バイエルン州)で、大学の哲学教授アダム・ヴァイスハウプトによって、組織された。

『秘密結社イルミナティ入会講座<初級篇>』の「訳者あとがき」には、ヴァイスハウプトの学位、肩書きについて、次のように書かれている。

ヴァイスハウプトはインゴルシュタットに生まれ、この地の大学で哲学博士の学位を得た後、法学の員外教授をへて弱冠25歳で法学部の教会法正教授となっている。専攻分野は、はっきりと哲学であった彼が法学部正教授となった経緯は不明であるが、父親が(彼が5歳のときにすでに没している)インゴルシュタットの法律学の正教授であったことと関係があるかもしれない。正教授(プロフェソル・オルディナリス)といえば今日の我が大学教授とは比べものにならないほどのステータスである。さらに25歳といえばかなり俊足のエリートというべきか。しかも教会法といえばカノン法、カトリックの教会法ではないか(教会法に対して世俗法といえばローマ法で、この二つの法を法学生は学ぶのである)。この分野の正教授がカトリックに楯突いたのだ」(ヴァイスハウプト、芳賀訳、2013、「訳者あとがき」211~212頁)

前掲書『ロシアを動かした秘密結社――フリーメーソンと革命家の系譜』によると、イルミナティは、「『理性に支配される独裁的な共和政治』をめざす社会改革を唱えた。組織は軍隊組織のような下位の会員の上位者への絶対服従、部外者への秘密保持、会話や通信における会員同士の間での偽名と暗号の使用を義務づけ、狭量な民族主義や愛国心を否定する国際主義を唱えていた。また『目的達成のためならあらゆる手段が正当化される』と説いていた」(植田、2014、36頁)

イルミナティは本来フリーメーソンの結社ではなかったが、1782年にフリーメーソンの作家フォン・クニッゲ男爵が加入したのを契機に文豪ゲーテ、ドイツ諸侯、貴族ら多くのフリーメーソン会員が加わった結果、イルミナティの結社とフリーメーソンは会員構成で一体化してしまった。

こうしてイルミナティの結社はフリーメーソンの一組織に混淆、変容していき、クニッゲは追放され、大方の貴族が去った一方では、残ったイルミナティの結社員は急進的な政治傾向を強めていった。

パヴァリア選挙侯カルル・テオドルによって、1785年、イルミナティの結社は解散させられた。しかし、「この秘密結社の思想や掟は組織の解散後も各国の革命結社の規範の雛形として取り入れられていく。フランス革命の源流の一つにもなった」(植田、2014、36頁)

イルミナティの思想はイタリア統一運動にも取り込まれた。その中心的役割を荷ったのはカルボナリ党で、フリーメーソンとイルミナティ団の組織や規範を取り込んでいた。ロシアの無政府主義の革命家バクーニンも、この組織に関わった一時期があった。

イルミナティの信奉者はその後、パリで急進的な政治傾向の『親友同盟』の主導権を握り、そこからイルミナティ派の『社会主義サークル』が派生した。

彼らの規律は二十世紀の様々なテロの秘密結社の内部規律に取り込まれ、革命運動の組織に多大の影響を及ぼすことになる。カール・マルクスはこれを『共産主義思想を実現するための最初の革命的組織』と評した」(植田、2014、37頁)

このようにカール・マルクスは、パリで派生したイルミナティ派の社会主義サークルを共産主義の源流として評価しているのである。

左派によってヴァイスハウプトの思想は拡散していったのだが、その工作の陰険、周到、執拗であるさまが露骨に目につき出したのは、日本では民主党政権のころからだった。

海外、特にアメリカではそれがわが国以上の猛威であったと知ったのは、ようやく今度のトランプ大統領誕生のころからだった。

こうした現象を、自分なりにいくらかでも分析し、整理してしまわなければ、落ち着いて創作に向かえない。第二次世界大戦後にGHQによって左傾化させられたわが国の大学の研究室でイルミナティが研究されるようになるには、まだ時間がかかるだろうから。

なぜ左派がイルミナティを研究してこなかったのかは疑問であるが、イルミナティを研究するにはイルミナティの攻撃の対象となったキリスト教や神秘主義をも研究せざるをえないからではないかと思う。それらをヴァイスハウプトに無条件に従って全否定するほうが結束が乱れないことは確かであり、しかし、もしそうだとすれば、それは盲目的信仰以外の何ものでもない。

ヴァイスハウプトがあたかも天敵であるかのように攻撃したのが、プラトンの流れを汲む神智学だった。もっとも、その神智学とはブラヴァツキー以前の神智学である。

1748年に生まれたヴァイスハウプトは、1830年に死去している。近代神智学運動の母となったブラヴァツキーが南ロシアで生まれたのは、その翌年の1831年のことだからである。

ヴァイスハウプトは『秘密結社イルミナティ入会講座<初級篇>』の中で、教会法の正教授に就任した人物とも思えない悪態をついている。何しろ章のタイトルが「神秘主義に傾倒するすべての成員に告ぐ」である。

あんこの足りないくそ坊主どもの戯れ言に他ならぬ現代の伝説というかメルヘンがある。これは、哲学というジャンルに、継承されている。というよりは異なる教説としてあからさまに、表明され含まれているものなのだ。この学説ほど、誤ったものは人間悟性の歴史のなかで他にない。こんなものに熱狂するのは、グノーシス派、折衷派、カバラ主義者くらいで、この連中の先には度はずれた大バカ、腐れ頭人間が待っている。後代の神知学者や神秘主義者は、桁外れのおバカ加減では誰にもひけを取らず、何人たりともこいつらに並ぶのはまだしも、凌駕するなどとんでもない。なんといっても馬鹿さ加減こそやつらの本領なのだから。このセクトは、そのご同類であるグノーシス派とユダヤ派のカバラ姉妹があることと並んで、たくさん麗しい性格の著作がある。身の毛のよだついやらしさの極致なのだが、これらは、いずれ偽造か古代の人物、その名のでっち上げで、連中の絵空事が受け入れられ、おおいに賞賛されるように目論まれていた。たとえばモーセ、アブラハム、ヘルメース、オルペウス、ゾロアスター、ピタビラス等など。(ヴァイスハウプト、芳賀訳、2013、170頁)

大した騒ぎである。神秘主義をこのように嫌う人物が薔薇十字団系のロッジなどもあるフリーメーソンの結社に入ったのは、組織をのっとるためという目的以外には考えられない。

ウィキペディア「イルミナティ」には次のように書かれている。

1777年、ヴァイスハオプト自身もフリーメイソンになっており、並行してフリーメイソンだった者も多かったウィキペディアの執筆者. “イルミナティ”. ウィキペディア日本語版. 2017-02-24. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%86%E3%82%A3&oldid=63134666, (参照 2017-02-24).

『秘密結社イルミナティ入会講座<初級篇>』には、現代の編者F・W・シュミットによって書かれた「はじめに」がおかれている。それには、次のように書かれている。

イルミナティの発展は、フリーメイソンのグループによって行われた。フリーメイソンの多くが、イルミナティにリクルートされたので、折に触れてフリーメイソンのある支部(ロッジ)はイルミナティの手中にあると言われるようになった。しかし『両者の意図と目的は一致しない』となった。このことをルートヴィヒ・アドルフ・クリスティアン・フォン・グロルマン[1741-1809 ギーセンの法学者]という人が、1793年12月のフリーメイソン支部における演説で強調した。その演説は、身分秩序を脅かし宗教(キリスト教の信仰)を危険な状態に陥れるイルミナティへの激しい非難を含んでいた。フォン・グロルマンの目には禁止後もイルミナティは、諸国政府に遍(あまね)く浸透しており、至る所で活動していると見られていた」((ヴァイスハウプト、芳賀訳、2013、シュミット「はじめに」37~38頁)

トルストイは『戦争と平和』で、ロシアのフリーメーソンのロッジがイルミナティにのっとられる過程をよく描いていると思う。

ヴァイスハウプトは『秘密結社イルミナティ入会講座<初級篇>』の中で、プラトンを最も罵倒している。『ティマイオス』しか読んでいないかのような、長い引用と短絡的な解釈が特徴的である。

尤も、『ティマイオス』は重要な作品らしい。大学時代にシモーヌ・ヴェイユの著作で『ティマイオス』を知り、そのころから読みたかったのだが、果たせていなかった。文庫では出ていなかったのだ。

ヴァイスハウプトには、プラトン用語の意味がよく呑み込めていないのではないか。反抗期の少年のように字面だけを読んで納得できないと、すぐに断罪し、悪態をつくのである。それをそっくり真似て、左派がブラヴァツキーをバッシングする。純粋理性を重んじているようなことを書きながら、行動が伴っていない気がする。

ブラヴァツキーの著作ではあちこちでプラトンが出てくる。『ティマイオス』にも言及があるので、ヴァイスハウプト、ブラヴァツキー、シモーヌ・ヴェイユが『ティマイオス』をどう読んだかの比較をしたくなった。

改めて、『ティマイオス』が邦訳で出ていないか、図書館検索で調べると、利用している二つの図書館にはなかった。

アマゾンで調べると、プラトン( 種山恭子・田之頭安彦訳)『プラトン全集〈12〉ティマイオス・クリティアス 』(岩波書店、1975)が中古で21,393円! もう1冊、プラトン(岸見一郎訳)『ティマイオス/クリティアス』(白澤社、2015)が2,376円。

翻訳者である岸見氏は、『ティマイオス/クリティアス』の発売元である白澤社ブログの記事「岸見一郎訳『ティマイオス/クリティアス』刊行の経緯」によると、「ギリシア哲学研究の大家・故藤澤令夫氏に師事しただけではなく、岩波版『プラトン全集』の『ティマイオス』の訳者・故種山恭子氏の教えもうけた」かただとか。

夫が誕生日に贈ってくれた図書券を使って購入することにした。注文したばかりで、まだ届いていない。読んだら、続きを書きたい。予定が目白押しなので、また間が空くかもしれないけれど。

当ブログにおける関連記事:

2016年10月 6日 (木)
トルストイ『戦争と平和』  ⑤テロ組織の原理原則となったイルミナティ思想が行き着く精神世界
http://elder.tea-nifty.com/blog/2016/10/post-7e01.html

2016年9月12日 (月)
トルストイ『戦争と平和』  ④破壊、オルグ工作の意図を秘めたイルミナティ結成者ヴァイスハウプトのこけおどし的な哲学講義
http://elder.tea-nifty.com/blog/2016/09/post-6501.html

2016年9月 8日 (木)
トルストイ『戦争と平和』 ③イルミナティ……主人公ピエールとローゼンクロイツェル系フリーメーソンの長老
http://elder.tea-nifty.com/blog/2016/09/post-7878.html

2016年9月 6日 (火)
トルストイ『戦争と平和』 ②ロシア・フリーメーソンを描いたトルストイ
http://elder.tea-nifty.com/blog/2016/09/post-a87e.html

2016年9月 5日 (月)
トルストイ『戦争と平和』 ①映画にはない、主人公ピエールがフリーメーソンになる場面
http://elder.tea-nifty.com/blog/2016/09/post-c450.html

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2017年4月21日 (金)

サイト「The True Size Of ...」で動かしてみた日本の意外な大きさにびっくり!

一般的に利用されている地図は、メルカトル図法による地図ですね。

ウィキペディア:メルカトル図法

メルカトル図法(メルカトルずほう)は、1569年にフランドル(現ベルギー)出身の地理学者ゲラルドゥス・メルカトルがデュースブルク(現ドイツ)で発表した地図に使われた投影法である。図の性質と作成方法から正角円筒図法ともいう。等角航路が直線で表されるため、海図・航路用地図として使われてきた。メルカトルが発案者というわけではなく、ドイツのエアハルト・エッツラウプ(ドイツ語版、英語版)が1511年に作成した地図にはすでに使われていた。

この図法は地球儀を円筒に投影したもので、地軸と円筒の芯を一致させ投影するため経線は平行直線に、緯線は経線に直交する平行直線になる。ところで正角性を維持するには、横方向・縦方向の拡大率を一致させる必要がある。緯線はすべて赤道と同じ長さになるので、高緯度地方に向かうにつれて実際の長さ(地球儀上の長さ)より横方向に拡大される。それに応じて縦方向(経線方向)にも拡大させるので、高緯度に向かうにつれ距離や面積が拡大されることになる。
ウィキペディアの執筆者. “メルカトル図法”. ウィキペディア日本語版. 2017-03-26. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AB%E5%9B%B3%E6%B3%95&oldid=63496100, (参照 2017-03-26).

こうした地図の欠点をなるべくなくすために、サイトの地図上で国を動かして様々な国々との大きさが比較できるよう工夫されたサイト「The True Size Of ..」があることを知りました。

The True Size Of ...
http://thetruesize.com/

使いかたについては、サイト「GIGAZINE」の以下の記事に詳しいです。

世界の国の本当の大きさを地図上で簡単に比較できる「The True Size Of ...」
http://gigazine.net/news/20170111-the-true-size-of/

わたしもさっそく、まずはわが国から試してみました。

J_2a

ヨーロッパに置いてみたときの日本の大きさには、びっくりです。

J_1a

北極(南極)に近づくほどに実際より大きく表示されますから、北欧の国々の近くにまで日本を持っていくと、このデカさ。

J_3a

アメリカに持って行っても、わたしが思ったより大きいです。

自分が小柄なので、思ったより大きかった日本に対して、戸惑いと喜びとが混じります。

他の国々も動かしてみようっと。

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2017年4月16日 (日)

トランプ大統領の期待をロシアに丸投げした(?)習近平主席

AFP通信(2017年04月15日 19:39)によると、「中国は、北朝鮮の核問題をめぐって高まっている緊張を緩和するためにロシアに協力を求めていることが明らかになった」という。

以下の過去記事で紹介した動画で、河添恵子氏が「現在において、習近平主席には北朝鮮の金正恩体制をコントロールする力はゼロに等しい」とおっしゃっていたのを思い出した。

 2017年4月 8日 (土)
 緊迫する北朝鮮情勢と米中首脳会談に関する河添恵子氏の秀逸な分析
 http://elder.tea-nifty.com/blog/

NHKニュース(2017年04月13日 10:10)が伝えた「アメリカのトランプ大統領は、核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮への対応について、『中国の習近平国家主席は協力したがっていると思う』と述べたうえで、北朝鮮への制裁を着実に実施し、圧力を強化することに期待を示しました」というのが先行するニュースであったことから考えると、トランプ大統領の期待に応えられそうにもない習近平主席がこの問題をロシアに丸投げしたような印象を与える。

前掲動画における内容の続編ともいうべき、河添恵子氏と上野嘉郎氏の対談を収録した動画がYouTubeにアップされていたので、リンクを張っておく。中国政界の内情がさらに詳しく語られている。

 
河添恵子 TVが報じない米中首脳会談の裏側を大暴露! 2017 4 14 #上島嘉郎 #河添恵子
 FUNNYNEWS
 2017/04/15 に公開

 https://youtu.be/WGpSLgryz-I

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2017年4月 8日 (土)

緊迫する北朝鮮情勢と米中首脳会談に関する河添恵子氏の秀逸な分析

緊迫度を増すアメリカ対北朝鮮情勢。

米中首脳会談の夕食中に、トランプ大統領はシリアへの爆撃を命じた。アサド政権が使用したとみられる化学兵器使用への対抗措置として。

北朝鮮をめぐる米中の話し合いはどうなったのだろう?

過去記事で紹介した河添恵子氏の秀逸な中国情勢に関する分析を再度求めて、記事と動画を漁った。北朝鮮問題に、一枚岩ではない中国が深く関わっているらしいからである。

やはり秀逸な分析であると思う。以下は記事。

米中会談、習氏土下座懇願 権力闘争も臨戦態勢 河添恵子氏緊急リポート
夕刊フジ 4/7(金) 16:56配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170407-00000017-ykf-int

以下は動画へのリンク。

河添恵子 北の暴走とTVが報じない米中首脳会談の真相を暴露!習近平に金正恩の制御は無理である!!2017 4 5 #三橋貴明 #河添恵子
FUNNYNEWS
2017/04/07 に公開
https://youtu.be/Kgfhf1fh-4Q

動画から、部分的に書き起こしてみた。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

河添「まず結論なんですけれども、現在において、習近平主席には北朝鮮の金正恩体制をコントロールする力はゼロに等しい。もう一つの結論なんですけれども、習近平は韓国を含めた朝鮮半島の工作に失敗をした
三橋氏「こういうことですか。中国は張徳江ですよ、と。韓国が文在寅(ムン・ジェイン)ですよ、と。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)。このトライアングルの関係が強化されているということですか?」
河添氏「そうですね。

結局、中国も一つではないといえることで、特に東北地方というのは朝鮮族の問題とか、元々の満州人だったり、満州国家だったところもあるわけですが、全然習近平のテリトリーではないんですね。

習近平さんというのは結局は福建省、南のかたで、それから浙江省にも上がってきますが、東南アジアの華僑に近いエリアの人達をずっと抑えてきたわけですが、北京より北といいますか、そこは全くアンタッチャブルというか、今まで触ったことがなかった。

序列2位の李克強
(り・こくきょう)さんは遼寧省の省長までやっているんです。ですから、ある程度の事情はいろいろわかっているので、習近平派ではない江沢民派で、北朝鮮と近い人間、幹部を一生懸命になって、共産主義青年団の人達とも含めて粛正しよう、粛正しようという風に動いているわけですが、粛正したからといって簡単に力がなくなるものではなく、既にある程度の力が北朝鮮の核開発という形で進んでしまった、と。

北朝鮮の核開発というのは結局今でいう中国の軍区でいいますと、元の遼寧軍区ですけど、今は北部戦区といいます。この北部戦区は核開発する場所ではなかったのに、ここが一番核開発とか、ミサイルの開発が進んでしまった、と。

というのが今の中国の状況で、わたしはこれをどう見るかというと、1930年代の国共内戦といいますか、それに近い、軍閥に分かれてしまっている状況に近いという風に見ていて、この状況を習近平自身がコントロールして変えていくってことは、逆に習近平が血を見るというか、どうなるかわからないという状況で、まあ今回のアメリカに行くわけですけれども、ある種でいったらアメリカに対して命乞いといいますか、アメリカ様よろしくお願します、何とか核の無力化をアメリカの力で相当やって貰えないかというしかない、と


三橋氏「結論を予想するのはなかなか難しいんですけれども、習近平は何を持って帰ることになるんですかね?」

河添氏「習近平からすれば、表向きはニコニコとG2の対等な関係と演出をすると思うんですが、相当裏ではアメリカの経済をよくするための何か条件を出しながら北朝鮮の暴発を何とか止める方向で協力してほしいって、頭を下げるということを中国人がするかはわからないんですけど、そういう状況であると。

結局どうしても、北朝鮮の核ミサイルっていうのは中国だったり、韓国だったり、長距離はアメリカってイメージがありますが、実は中南海であり、北京であって、その射程距離になっているということは一番わかっているのは習近平ではないかと思うんですね


河添氏「中国は一つではない、と。一党独裁といういいかたをずっとしていますけれども、完全にもうそれは嘘の看板であって、軍閥、特に北部戦区というものが異様な形で独立しているような状況になっているんではないかといえると思います。

いずれにしましてもナンバー5の劉雲山(りゅう・うんざん)の元々の拠点はモンゴルと前にもお話ししましたけど、このモンゴルの辺りまで軍区、戦区はひろがっています。

それからもう一つ、最後になりますけど、張高麗(ちょう・こうらい)、ナンバー7。このかたの拠点は元々天津なんです。天津の爆発があったんですが、あそこの企業には何と化学兵器、要するにVXガスとか、そういったものなんかを作る生産工場、そういった倉庫があるといわれていて、あの爆発はそもそもが習近平の暗殺未遂だったんではないか、といわれているわけです。ですから、そういったものも北朝鮮に相当渡っている可能性は高いんですね。

この張高麗も当然ですけれども、北朝鮮メタの人間に今なっています。

だから、この数カ月は何が起こるかわからないというのがわたしの見立てで、いずれにしても中国この7人が仲良くやっているというような、日本で考えるような政党のちょっと違う、派閥があるとか、そんなレベルの話ではなく、皆軍を握って、秘密兵器を握っているような、また握れない状況で、コントロールできないような状況であるというのが今のわたしの中国のチャイナ7の見立てです

……………

河添氏「中国側は今年の11月にいろいろ変わるんですね、共産党のトップが。人事がありまして。そのとき、先ほどのこの3名、序列3位と5位と7位が一応さようなら退職となるんですが、そのときにどうなるかというと、それ以降、習近平がいろんな罪でとっ捕まえるのか、それからさらに暗躍をするのかというのは、今のところ五分五分なんですね

河添氏「いずれにしましても北朝鮮の暴走を止めることが今できない習近平をどうするかっていったら一応力が、軍的な力があるのはアメリカなんですね。ですからアメリカと手を結ぶしかないというのが結論で、ある意味でいったら習近平が土下座するかどうかわからないけど、ホント、命ごいのような状況になってしまうだろうと。

ですからこの数カ月は本当に何が起きてもおかしくない。勿論、これは日本にとってもです。(……)

トランプが中国の夢を終わらせてくれるかな?(……)

プーチンさんもこれ以上北朝鮮の暴発を黙っていることはないと思うし、トランプさんとの相性は悪くないので、そういった部分でも、今ロシアを考えてもいい流れではあると思うんですけれど、金正恩さんがさらにとち狂って何をするかわからないところが一触即発の状況といえると思います

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

参考までに、ウィキペディアから中国共産党・第18期中央政治局常務委員(2012年11月)の序列に関する部分を引用しておく。

ウィキペディア「中国共産党中央政治局常務委員会

中国共産党の最高指導機関は全国代表大会(党大会)であるが、通常5年に一度しか開会されず、党大会で選出された党中央委員会が党大会閉会中の最高指導機関としての職権を行使し、対外的に党を代表する。

第18期中央政治局常務委員(2012年11月)

習近平 - 序列第1位 中国共産党中央委員会総書記、中国共産党中央軍事委員会主席、中華人民共和国主席、中華人民共和国中央軍事委員会主席
李克強 - 序列第2位 国務院総理
張徳江 - 序列第3位 全国人民代表大会常務委員長 
兪正声 - 序列第4位 中国人民政治協商会議全国委員会主席
劉雲山 - 序列第5位 中国共産党中央書記処常務書記、中国共産党中央精神文明建設指導委員会主任、中国共産党中央党校校長
王岐山 - 序列第6位 中国共産党中央規律検査委員会書記 
張高麗 - 序列第7位 国務院常務副総理

ウィキペディアの執筆者. “中国共産党中央政治局常務委員会”. ウィキペディア日本語版. 2017-03-09. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%B1%80%E5%B8%B8%E5%8B%99%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A&oldid=63289245, (参照 2017-03-09).

当ブログにおける関連記事:

2017年1月24日 (火)
トランプ大統領の複雑な背景
http://elder.tea-nifty.com/blog/2017/01/post-89c3.html

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2017年4月 1日 (土)

「テロ等準備罪」(共謀罪)の早い成立を願う。ブログをそろそろ平常運転に。

最近、政治の記事を連発していましたが、閣議決定した「テロ等準備罪」(共謀罪)を早く成立させてほしいものだと気が気ではありません。

野党などが反対し、これまでに3回も廃案になっています。共謀罪を知るには、以下の本がおすすめです。

余命三年時事日記―共謀罪と日韓断交
余命プロジェクトチーム (著)
出版社: 青林堂 (2017/3/15)

この本には、共謀罪とはどんなものなのか、それがなぜ必要か、共謀罪に反対する勢力の正体などがわかりやすく解説されています。

本によると、「国際組織犯罪防止条約は平成15(2003)年9月から発行しており、平成29(2017)年1月の締結国は、187ヵ国・地域に達している。平成29(2017)年1月国連加盟国は193ヵ国だから、世界のほぼ全ての国が国際組織犯罪防止条約をすでに締結していることになる。世界でも数少ない未締結国のひとつが、なんと我が国日本なのである」とあります。

それは国際組織犯罪防止条約を締結するために必要な国内法が国会で成立していないためで、その国内法というのがいわゆる「共謀罪」のことだそうです。国会で、安倍首相が再三そのような説明を行っていますね。

異常なまでに共謀罪の成立に反対している人々は、万一テロが起きたらどう責任をとるつもりですか? どうせ、無責任に政治のせいにするのでしょうね。オウム真理教事件のときにヨガのせいにしたように、何か他のもののせいにするのかもしれませんが。

ところで、わたしはオピニオン情報誌『ジャパニズム』(青林堂)で連載中の余命漫画のファンです。これをそのままだと思っていいのかどうかはわかりませんが、『ジャパニズム35』に初代余命様がどんな職場で長年過ごされたのかが描かれていて、なるほど……と思いました。

そろそろブログを平常運転に戻したいと思っています(勿論必要だと思えば、わたしもなるべく記事にしておきたいと思っています。頭が悪いし、政治的な記事は不慣れなので、なかなかうまくまとめられず、思うように書けませんが)。

まずは次の記事で、美味しかったタルトの紹介をしますね。

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2017年3月31日 (金)

辻元議員にまつわる疑惑の解明こそ、真に日本を愛するがゆえに日本の危機にも敏感な国民の望むこと

自分たちに都合の悪い事実を、反日リベラルは消去しようとする。保守系サイトがそうした事実の保管庫となってきた。

保管する必要のない記事も含まれるだろうが、保管に値する記事、また検証されるべき内容の記事も少なくないと思われる。

保守層の関心が「森友学園・安倍夫人」から「野田中央公園・民進党の辻元清美衆院議員」へと移った矢先、保守系サイトがサーバー攻撃を受けてダウンした。

百田尚樹氏はツイートで、次のように分析している。

Hyaktanaoki2017330

百田尚樹‏ @hyakutanaoki
サイトがダウンするほどのサーバー攻撃は、相当な組織によるものだと思われます

辻本議員の疑惑は、かなり根が深いということかもしれません。

https://twitter.com/hyakutanaoki/status/847408151347331072

保守系サイトの中でも著名な「保守速報」(2chまとめブログhttp://hosyusokuhou.jp/)は、中山成彬氏の次のツイートを紹介した記事を公開した後、ダウンしたのだった。

【速報】辻元清美に新たな疑惑! 中山成彬氏「辻元議員といえば東北大震災の義捐金3600億円の使途の責任者だった筈だが、報告はなされていたかな?」
hosyusokuhou.jp/archives/48789181.html
魚拓⇒http://archive.is/NKHtn

Nakayamanariaki_twitter2017328

中山なりあき(中山成彬)‏@nakayamanariaki
籠池夫人とのメールで昭恵夫人の寄付はなかったことが分かったが、同じメールで辻元清美議員の疑惑が浮上して民進党は火消しに大童だ。マスコミに報道しないよう頼むに至っては何をかいわんや。辻元議員といえば東北大震災の義捐金3600億円の使途の責任者だった筈だが、報告はなされていたかな?

https://twitter.com/nakayamanariaki/status/846881445658292224

そして「保守速報」は復旧後に次の記事を公開したが、再びつながりにくくなっている。

民主党HPの「東日本大震災の義援金口座」と元民主・柴橋正直サイトの「ミャンマーのサイクロン被害と四川大地震の支援口座」と蓮舫HPの「スマトラ島沖地震の支援口座」が全く同じだったwwwwwwwwww
http://hosyusokuhou.jp/archives/48789207.html
魚拓⇒http://archive.is/QDuni

国会中継をよく視聴しているにも拘わらず、東北大震災の義捐金がどのように使われたのかがさっぱりわからなくて不思議だとわたしは家族に度々話していたので、中山成彬氏のツイートには興味が湧いた。辻元議員が責任者だったのか……

前の記事で足立衆議院議員が辻元議員にまつわる疑惑の解明に頑張ってくれそうと書いたが、実際にご尽力いただいているようだ。3月29日の衆議院 国土交通委員会での質疑の模様がYouTubeにアップされていたので、貼っておく。

以下は質疑の締め括りの部分。

足立議員「わたくしにいわせれば、野田中央公園の14.2億円は壮大なるフィクションです。国と府の補助制度が作りだした、壮大なる、これは『やらせ』です。そして、森友学園の問題は、それに付随して出てきて、地元の――いいですか、この問題を最初にぶちあげた木村さんという市会議員いましたね。木村さんという豊中の市会議員。あの人はね、テレビでですよ。テレビ局が放送する番組でこの森友学園の小学校のことを……まあ、とにかくね。ひどいことをやっている人たちなんですよ。この問題は森友学園の問題ではなくて、野田中央公園こそ疑惑のど真ん中にあるということを、その辻元清美議員の疑惑をこれからも追及していくことをお誓い申しあげて質問を終わります。ありがとうございました


森友学園と安倍夫人に関する与党の回答に国民は納得していないと国会で民進党はいうが、辻元議員に関する疑惑の解明こそ(蓮舫代表の二重国籍疑惑の解明も付け加えたい)、反日リベラルによって『ネトウヨ』という汚名を着せられた、汚名を着せられることなど少しも恐れない、真に日本を愛するがゆえに日本の危機にも敏感な国民の望むことなのだ。

当ブログにおける関連記事:

2017年3月29日 (水)
辻元議員に三つの疑惑が浮上
http://elder.tea-nifty.com/blog/2017/03/post-a0d7.html

2017年3月25日 (土)
国会を空転させた民進党の大スキャンダル
http://elder.tea-nifty.com/blog/2017/03/post-271f.html

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2017年3月29日 (水)

辻元議員に三つの疑惑が浮上

安倍首相に執拗に悪魔の証明(ないことの証明)を迫ってきた民進、共産、社民、自由の野党4党。

ウィキペディア:悪魔の証明

その後、辻元議員に三つの疑惑が浮上した。

この件を産経新聞の記事を参考にすると、幼稚園侵入、作業員派遣、14億円値引きという三つの疑惑である。

これらの疑惑が示す意味合いは、安倍首相・夫人をターゲットにして作られた無理のある小さな疑惑とは比較にならない重大なものなのだ。

これはマスコミを味方につけた国家転覆工作疑惑、利権疑惑(平成22年、民主党政権時代に遡る。辻元議員の背後の闇が濃い)だからである。

YouTubeで見つけた以下の国会中継の動画からは、さすがの安倍首相、菅官房長官もお怒りである様子が窺える。


辻元議員の件は、サイト「ぱよぱよ日記」の以下の記事に、わかりやすく、また闇の部分まで含めて詳細にまとめられている。

ぱよぱよ雑談~20170328
http://payoku.requiem.jp/8083

http://payoku.requiem.jp/8110

この件ではマスコミの中では唯一、産経新聞が頑張ってくれているが、国会議員の中では日本維新の会の足立衆議院議員が頑張ってくれそう。

銀座三越前で行われた街頭演説の動画(3月25日公開)がYouTubeにあったので、貼っておく。

当ブログにおける関連記事:

2017年3月25日 (土)
国会を空転させた民進党の大スキャンダル
http://elder.tea-nifty.com/blog/2017/03/post-271f.html

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2017年3月25日 (土)

国会を空転させた民進党の大スキャンダル

「国家公安委員長や旧民主党副代表などを務めた岡崎トミ子氏が3月19日、仙台市内の病院で肝機能障害のため亡くなった。73歳だった」

ここまでは現実の話で、ここからは夢の話。小型プロペラ機の運転席に岡崎トミ子氏が座り、操縦している。後ろの座席には民進党の議員たちが座っている。小型プロペラ機は激しく揺れながら危なげに低空飛行している。

一昨日見た夢だったのだが、印象的だったので、つい書いてしまった。

ところで、安倍昭恵夫人と籠池夫人のメールの遣り取りの全文が公開され、大騒ぎになっている。

わたしは昨日の国会中継(参議院予算委員会)における西田昌司議員の質疑の中で、断片的にそのメールの内容を知り、次いで、省略があちこちにあるメールをネットニュースで閲覧した。

今日になって全文を閲覧し、驚いた。辻元議員の名が出てきたことにまず驚いたのだが、その行動が凄い。

「民進」「共産」「社民」「自由」の野党4党は、安倍首相と稲田防衛大臣をターゲットにして森友学園問題と日報問題(南スーダンの国連平和維持活動――PKO――に派遣されている陸上自衛隊の日報問題)を作り上げ、同じような質疑を繰り返して国会を空転させてきた。

国会中継を視聴していれば、安倍首相、稲田防衛大臣の答弁には不自然なところがないにも拘わらず、野党4党は断片的な文章や場面を強調して印象操作しながら、局所的な質疑を高飛車に、執拗に行う。

マスコミがそれを大袈裟に採り上げて、あたかも安倍首相と稲田防衛大臣に非があるかのような偏向報道を行ってきたのだ。

それまでの野党4党の動向から、彼らの目的が共謀罪(テロ等準備罪)の成立を阻止することにあったことは明らかだったので、わたしは一国民、一視聴者として我慢の限界に達していた。

そうしたところへ、この大スキャンダルである。

非があった場合、まさか与党ばかりが責任を問われて野党は何のお咎めもなし、というわけにはいくまい。

民進党は、蓮防代表の二重国籍疑惑も払拭していない。

中国、北朝鮮の脅威、そして韓国の混乱が伝えられる中、昨日の国会で国防問題を採り上げていたのは――わたしが視聴できた時間では――日本維新の会の儀間光男議員くらいだった。

儀間議員「わが国の安全保障の環境がひじょうに厳しくなってます。日本海や東シナ海、まさに天気晴朗なれども波高しでありまして、今や、この両海域は大変な緊迫状態にあるわけであります。まず、中国の動向を見ていると、尖閣諸島の実行支配へいよいよ布石を着々と打っているように見えてならないんです。現在の尖閣諸島警備に不安を、地域住民として覚えるわけであります。(……)

中国の公船の数なんか見ておりますと、2012年には1千トンクラスの艦船が約40隻だったんですね。それが現在は120隻といわれているんですが、2019年までには135隻建造すると、そして就航させるという情報があるんです。

一方、わが国は全管区で120隻はあるんですが、総排出量が桁違いに違うんです。遥かに向こうが大きいということですので、対応能力が全然違うんです。従って、もし仮に中国が尖閣を実効支配、つまり上陸したとなるとですね、これはもう戦争しか奪還にはないんですから、こういうことに至らないように、外交努力を相当にしないとですね、ここはひじょうに危険地域である。(……)

言って聞くような国じゃないんですよね。尺度が違いまして。だから、相当の並み大抵の努力をしないというと、実効支配してから聞く耳を持つというような、南沙島辺りで見れば、そういうような状況ですから、それは生易しいものじゃないですよ、相当日米同盟を強化してやっていく必要がわたしはあるであろうと思えてなりません。(……)」


以下は森友学園関連の記事へのリンクである。

日刊スポーツ2017年3月24日22時4分
安倍昭恵首相夫人と籠池氏妻のメール全文/一覧
http://www.nikkansports.com/general/news/1797239.html

小坪しんや
【拡散】辻元清美のスパイ工作が、籠池夫人のメール内容で暴露か?【許せないと思ったらシェア】
https://samurai20.jp/2017/03/decision-2/

平成29年3月24日の参議院 予算委員会で、自民党の西田議員が安倍夫人の潔白を証明したときの動画がYouTubeにアップされていたので、以下に貼りつけておく。このような証明がなされたにも拘らず、野党議員はそれがなかったかのような質疑を続けた。

共謀罪を知るには、以下の本がおすすめ。

余命三年時事日記―共謀罪と日韓断交
余命プロジェクトチーム (著)
出版社: 青林堂 (2017/3/15)

当ブログにおける関連記事:

2017年3月21日 (火)
ようやく「テロ等準備罪」が閣議決定
http://elder.tea-nifty.com/blog/2017/03/post-6c98.html

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2017年3月21日 (火)

ようやく「テロ等準備罪」が閣議決定

2017年3月21日9時10分更新の産経ニュースによると(http://www.sankei.com/affairs/news/170321/afr1703210004-n2.html)、政府は21日、組織的な重大犯罪の計画段階で処罰する「共謀罪」の要件を厳格にした「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案を閣議決定した。

左派が強硬に反対してきた法案だった。わたしは国会中継をよく視聴するほうだが、国会における野党議員の質疑には失笑させられることが多かった。

なぜなら、それら質疑が徹頭徹尾テロの被害者側ではなく、実行者側(実行を疑われる側)に立ったものだったからである。

同じような質疑が繰り返され、単調に感じられるほどだった。では対案は、というと、現行の法律でまかなえるのではないかと彼らはいう。

わが国ばかりか世界を震撼させたテロの実行者オウム真理教に対して、破防法は働かなかったことを思い出す。

当時の首相は村山富市(当時・社会党、現・社民党)、基本的人権に関わることとしてオウムに対しての破防法の適用に慎重な――わたしの考えでは慎重すぎる――態度をとった。何のための破防法なのか、さっぱりわからない。

世論操作で、すっかり宗教、その中でもヨガに罪がなすりつけられたまま、全容の解明には至っていない。

オウム真理教の統一のとれた行動は個人主義的なヨガの修行者の団体らしくなく、むしろ一神教的で、わたしは不思議だった。

また人を人とも思わず、上の命令に盲目的に従い、即物的な実行行為に走るテロリストたちの姿は、フリーメーソンを侵食して共産主義に影響を与えたイルミナティの創設者アダム・ヴァイスハウプトが著した秘密結社の内部規律を連想させられる。

この記事を書く前に検索したところ、オウム真理教は朝鮮カルト宗教に操られていた可能性が高いという説を複数閲覧した。

日本国内でヨガの修行者とされる集団が起こした犯罪に、朝鮮カルトの影がちらつく不思議。

そういえば、オウム真理教がロシアから大量に購入したといわれた自動小銃の件はどうなったのだろう? 当時から赤い色がちらつくのも不思議だった。

オウム真理教の教祖、麻原彰晃(本名・松本智津夫)が在日コリアンなのか日本人なのかははっきりしないながら、彼が朝鮮からの渡航者であることは間違いないようである。

ところで、朝鮮半島の動乱の歴史を調べれば、リベラルを好む在日コリアンが日本に多いことは不思議でも何でもない。

まさか、証拠(発掘された遺体や資料など)が厳然と存在する歴史の検証までヘイト扱いされないことを願いたいが、それを心配しなければならないほど、わが国はおかしな国になっている。

しかし、朝鮮半島で起きた「保導連盟事件」を歴史的事実として直視しなければ、在日コリアン問題が解決されることは決してないだろうと思われる。

保導連盟事件について、ウィキペディアより部分的に引用する。

保導連盟事件:ウィキペディア

保導連盟事件(ほどうれんめいじけん)とは、1950年6月25日の朝鮮戦争勃発を受けて、李承晩大統領の命令によって韓国国軍や韓国警察が共産主義からの転向者やその家族を再教育するための統制組織「国民保導連盟」の加盟者や収監中の政治犯や民間人などを大量虐殺した事件。被害者は少なくとも20万人から120万人とする主張もある。1960年の四月革命直後に、この事件の遺族会である全国血虐殺者遺族会が遺族の申告をもとに報告書を作成したが、その報告書は虐殺された人数を114万人としている。
韓国では近年まで事件に触れることもタブー視されており、「虐殺は共産主義者によっておこなわれた」としていた。
(……)
南北朝鮮双方からの虐殺を逃れようとした人々は日本へ避難あるいは密入国し、そのまま在日コリアンとなった者も数多い。


ウィキペディアの執筆者. “保導連盟事件”. ウィキペディア日本語版. 2017-01-26. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E4%BF%9D%E5%B0%8E%E9%80%A3%E7%9B%9F%E4%BA%8B%E4%BB%B6&oldid=62788238, (参照 2017-01-26).

李承晩大統領の命令による赤狩りから日本に逃れてきた人々が、共産主義の思想に共鳴する人々であったところで不思議ではない。その思想のために追われたのだから。

共産主義は国の枠組みを取っ払って世界政府を樹立するのが目的であるから、朝鮮カルト宗教とは目的が似ているのだという。

そして、朝鮮カルト宗教と共産主義の間にはある仲介が存在するようであるが、それを書くとアメリカの日本に対する影響にまで触れることとなり、長くなるので、興味のあるかたは自分で検索してみてほしい。

ベノナ文書によると、第二次大戦時にアメリカの大統領だったフランクリン・ルーズベルトの政権の中に多数のコミンテルンのスパイがいたというが、そのことが問題を複雑にしていると思う。

そういえば、フランクリン・ルーズベルトはある時点までは……神智学の話にまで話題が広がることになるので、この話は別の記事にしたい。

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2017年3月 1日 (水)

村上春樹『騎士団長殺し』を読む ②気になった百田尚樹氏のツイート

村上春樹の新刊『騎士団長殺し』に関する百田尚樹氏の以下のツイートが話題になっているようだ。

百田尚樹
2017.2.24
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/835382251378503680
村上春樹氏の新刊『騎士団長殺し』の中に、「日本軍は南京で大虐殺をした」という文章があるらしい。これでまた彼の本は中国でベストセラーになるね。
中国は日本の誇る大作家も「南京大虐殺」を認めているということを世界に広めるためにも、村上氏にノーベル賞を取らせようと応援するかもしれない。

百田氏のツイートを閲覧する前の2月23日木曜日、NHK『クローズアップ現代+』は「新作速報!村上春樹フィーバーに迫る」というタイトルで村上春樹の新作を紹介し、ファンだけでなく、春樹の作品に批判的なアンチにも光を当てていた。

といっても、番組に登場したアンチはわたしにはファンと区別がつかなかった。さらに、キャスターが村上春樹のことを「唯一無二の存在」とまで表現していて、驚かされた。

書店勤務の娘に春樹の本が売れているかどうか尋ねると、売れているという。

百田氏のツイートが気になり、検索してみたところ、百田氏同様に春樹の作品の「南京大虐殺」に憤っているブログ記事やレビューが出てきた。

しかし、作品のどこにどう書かれているのかがわからなかった。きちんとした評論にはなかなか出合えない。

どんな内容なのか、確認しておきたい気持ちに駆られたが、図書館から借りるとしたら当分先になるだろうと思った。

左派は日本の文学界を握るために純文学作家潰しをやった(「純文学なんてない」キャンペーン、村上春樹キャンペーン)――と過去記事でわたしは書いた。

左派のための御用評論家しかいなくなった文学界には、村上春樹をまともに論じられる評論家がいなくなった。

言論が自由なはずのこの日本で、なぜか抵抗作家を続けてきたわたしなどが問題意識に駆られてブログや電子書籍で世に訴えようとしたところで、所詮は無力感に覆われるだけなのだが、自国の作家の問題点を海外の評論家にしか指摘できなくなったとき、そのときこそ日本文学は終焉を迎えるのだとわたしは考えている。

そして、本来、芸術としての文学――それをわたしは純文学と呼んでいる――にはアマもプロも関係がないと思っている。

だから、世に出られない物書きでありながら、文学について考察を続けてきて、過日も無理して恩田陸『蜜蜂と遠雷』を購入したのだった。感想メモを評論に仕上げないうちにまた、この事態だ。

夫の定年後、本はなるべく図書館から借りるようにしてきたわたしは、春樹の新作にまで手が届きそうになかった。

折しも、2台あるエアコンのうち1台が壊れた。11年使っているものなので、そろそろ寿命かもしれないとは思っていた。買い替えるとなると、家計に打撃である。延長した10年の保証は切れている。

「運よく修理できたら、ハルキを買おうかなあ。エアコンを買うのに比べたら、それくらいの贅沢、してもいいよね?」と家族にいうと、「買えば?」と返事が返ってきた。

幸い、ギアの取り替えで済むという。ギアは15,000円かかるらしい。それに出張費を加えると、20,000円超えるはずだ。

それが、負けてくださいとお願いしたわけでもないのに、「お安くしておきます」といって、何と10,000円にしてくれたのだ。これはもう、本を買って評論を書かなければバチが当たると思い、購入した。

「南京大虐殺」については確認しなくてはならないが、もしかしたら、春樹の新作に文学的成熟が見られるかもしれないし、わたしには考えにくいこととはいえ、感動させられる可能性だってある……と思う。

とはいえ、萬子媛の小説に入りたいので、きちんとした評論を書くだけの時間がない。とりあえず、ざっと書いておくことになりそうだ。

参考のためにアマゾンなどのレビューを閲覧すると、やはり「南京大虐殺」について書かれたレビューがいくつかあった。これまでになく、冷ややかなレビューが目につき、驚いた。

以下の過去記事を書いたころ、春樹作品の左派的要素に触れた評論やレビューはあまり見かけず、こうした記事を書くにも勇気が要った。4年経ち、変われば変わるものである。

以下は、アマゾンのキンドルストアで販売中の村上春樹を論じた拙電子書籍。

村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays, Volume 1)

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