カテゴリー「ニュース」の264件の記事

2019年5月16日 (木)

14日に内分泌科受診(説明なしの検査法変更に不快感)。息子の飲み仲間と米中貿易戦争。

現在、内分泌科の定期検診は半年に一度になっている。F先生は3人目の担当医で、1人目は男性のU先生、2人目は女性のI先生。

副甲状腺機能亢進症の疑いでずっと経過観察を続けていただいているわけだが、検査項目の中でも、前2人の先生が注意してご覧になったのがホールPTH(副甲状腺ホルモン)、Ca(カルシウム)、ALP(アルカリ・ホスファターゼ)だった。

今度の先生は、ALPについてはノータッチ。副甲状腺ホルモンは前回(すぐには結果が出ないので、半年遅れでしかわからない)高めだったが、カルシウムは基準値内だったとおっしゃった。基準値内といっても、いつもぎりぎり。

そして、次回、骨密度を調べていただくことになった。骨密度が年齢相応であれば、副甲状腺ホルモンとカルシウムの値が若干高かったとしても、それほど問題ないが、骨密度に異常があれば、カルシウム値が基準値内だったとしても、問題だという。

それはそうだろう。骨密度を検査してほしいといつも思っていた。

先生は2度、変わったことはないかお尋ねになった。実は少しだるかったが、暑くなったからこんなものかなと思い、「変わりありません」と答えた。「では、これまで通り、半年に一度でいいかな」と先生。

わたしは最近のホールPTHの検査値を貰っていなかったので、ほしいというと、先生は「わかりました」とおっしゃり、パソコンを操作しながら「ああそうか」と独り言。

「前回はずいぶん前のものになるけれど」といいながら、「検査時系列情報」をプリントアウトして渡してくださった。変なことをおっしゃると思いながら、「お手数をおかけしました」と感謝していただいたが、帰宅して「検査時系列情報」を見、驚いた。

検査入院のときから長く担当していただいたU先生は、副甲状腺ホルモンの測定にインタクトPTH を選択なさったが、すぐに、腎臓の影響を受けないホールPTH に変更なさった。それからずっと、副甲状腺ホルモンの測定はホールだったのに、F先生になってからはインタクトになっているではないか。

わたしは専門家ではないから、そのあたりのところは先生にお任せするだけだが、変更になったのであれば、その説明くらいしてほしい。

そのインタクトの基準値は10~65となっている。昨年11月13日の結果は、164。ホールで測定していたら、どれくらいだったのだろう? ALP の項目は見当たらない。

それに、ALT(GPT)と尿中アミラーゼが高い。血中アミラーゼは検査項目にない。

体調に変わりないか、2度も訊かれたのは、そのせいだったのか。

わたしはお酒を飲まないが、たまに肝機能が低下することがある。薬剤性肝炎だったときはこんなものではなかったので、親知らずを抜いたときに用いた薬の影響ではないだろう。尿中アミラーゼが高いのは気になる。昔、膵炎の治療を受けたことがあるからだ。

お酒といえば、夫も息子もお酒を飲むので、控えめにしてくれたらと思う。神秘主義の観点からは、お酒は本当によくない。瞑想は、やりかたによっては霊媒体質になる。お酒も、その危険性が高まる。

息子は転職前の化学メーカーにいたときに、飲み仲間ができ、太って、今も盛んに付き合いがあるようなので、心配したら嫌われた。社交的な息子には良友が多いが、たまに悪友ができる。彼らはその部類だとわたしには感じられたのだ。

息子がいた化学メーカーは世界的に有名な外資系の会社だったが、息子はそこに入ってから少し赤くなるなど、ろくなことはなかった。絵に描いたような保守派だったのに。大企業ほど、中共が入り込んでいて、危ない。

そういえば、退官後中国に招かれて渡る元教授も多いと息子はいっていた。当然それは、息子のいた大学だけの話ではないようだ。退官後の職がなくて中国に渡る学者が多いとなると、大いに問題だ。

中共は国際銀行家が育てたといわれるが、馬渕氏によれば、つぶし時だと思われているらしい。臓器ビジネスをやっている中共など、早くつぶれてほしいが、国内外のあちこちにただならぬ影響が出ることは必至だろうと思えば、複雑な気持ちになる。

何にしても、気になる米中貿易戦争だ。

話が、不愉快な方向へ逸れてしまった。

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2019年4月16日 (火)

これはショック、ノートルダム大聖堂が……。大聖堂復興に貢献したユーゴ―の文学作品。

<ここから引用>
パリのノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris、ノートルダム寺院とも) はゴシック建築を代表する建物であり、フランス、パリのシテ島にあるローマ・カトリック教会の大聖堂1。「パリのセーヌ河岸」という名称で、周辺の文化遺産とともに1991年にユネスコの世界遺産に登録された。現在もノートルダム大聖堂は、パリ大司教座聖堂として使用されている。ノートルダムとはフランス語で「我らが貴婦人」すなわち聖母マリアを指す。 (……)
ノートルダムの敷地は、ローマ時代にはユピテル神域であったが、ローマ崩壊後、キリスト教徒はこの地にバシリカを建設した。1163年、司教モーリス・ド・シュリーによって、現在にみられる建築物が着工され、1225年に完成した。ファサードを構成する双塔は1250年に至るまで工事が続けられ、ヴォールトを支えるフライング・バットレスは12世紀に現様式に取り替えられた。最終的な竣工は1345年。
全長127.50m、身廊の高さは32.50m、幅は12.50mと、それまでにない壮大なスケールの大聖堂が完成した。全体の色合いから、白い貴婦人とも称されている。 (……)
1789年のフランス革命以降、自由思想を信奉し宗教を批判する市民により、大聖堂は「理性の神殿」とみなされ、破壊活動、略奪が繰り返されていた。1793年には西正面の3つの扉口および、王のギャラリーにあった彫刻の頭部が地上に落とされた。ノートルダムの歴史を語る装飾が削り取られ、大聖堂は廃墟と化した。
その後、ヴィクトル・ユーゴーの『ノートルダム・ド・パリ』の出版が、国民全体に大聖堂復興運動の意義を訴えることに成功し、1843年、ついに政府が大聖堂の全体的補修を決定した。(……)
2019年4月15日の夕方に大規模火災が発生し、屋根の尖塔が崩落した。フランスのメディアでは、現地で実施されていた改修工事による火災の可能性があると報じられている。 建物内の美術品や聖遺物は、全て搬出された。
<ここまで引用>
「ノートルダム大聖堂 (パリ)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2019年4月15日 23:00 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

ノートルダム大聖堂の歴史は知らなかった。ノートルダムが聖母マリアを指すことは知っていたが、キリスト者ではないわたしには真っ先にユーゴ―の有名な文学作品『ノートルダムのせむし男』(ノートルダム・ド・パリ)が連想された。

しかし、その作品が大聖堂復興運動や修復に大きく関わっていたとは知らなかった。

そもそも革命以降、ノートルダム大聖堂が廃墟と化していた時期があったことなど、知らない人も多いのではないだろうか。今、ふと思い出したが、ユーゴ―は確かフリーメイソンではなかったか。

<ここから引用>
ヴィクトル・ユーゴー(1802年生) - 作家。著書は『レ・ミゼラブル』など。政治活動家(中年期以降)。ユーゴーはメイソンのDr. Henry Hopkinsに対して自分がフリーメイソンリーに所属していることを認めた。ユーゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』は、メイソンの象徴で満ちている。同小説の「Ceci tuera cela(これがあれを滅ぼすだろう)」の章は、疑う余地なくメイソンリーが反映されている。『レ・ミゼラブル』における秘密結社「ABC(ア・ベ・セー)の友」は、実在の政治的秘密結社「人権協会」がモデルであるが、メイソンリーに類似する。ユーゴーは1871年にルクセンブルク大公国のロッジ「Enfans de la Concorde fortifiée」のメイソンたちと接触した。ユーゴーがメイソンでないという文献もある。
<ここまで引用>
「フリーメイソン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2019年4月9日 02:13 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

フリーメイソンは本来は神秘主義的な性格を持つ博愛的な団体で、各結社により個性があった。

ところが、1777年に反神秘主義者であったアダム・ヴァイスハウプトがフリーメーソンとなり、彼のラディカルな思想(ヴァイスハウプトはこれに先立つ1776年にイルミナティ教団を立ち上げている)によってフリーメーソン結社を侵食し始めた。

81 トルストイ『戦争と平和』… ②ロシア・フリーメーソンを描いたトルストイ: マダムNの神秘主義的エッセー
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2018/04/05/151342

フランス革命には、イルミナティ系フリーメーソンが関わっていたといわれる。

本来のフリーメーソンであれば、暴力革命に賛成するはずがない。ユーゴ―はフリーメーソンだったと思われるが、作品から見る限り、反イルミナティだったとしか思えない。改めて、ユーゴ―について調べる必要を覚える。

いずれにせよ、ユーゴ―は「聖母マリア」を救った。明治期の廃仏毀釈によって破壊され尽くされようとしていた仏教美術を救った一人、フェノロサは近代神智学の影響を受けていた。神秘主義者たちによって貴重な文化遺産が救われてきたことは、あまり知られていない。

キリスト者にとっては聖母マリアの象徴であり、文学を愛する人間にとっては文学の象徴でもあったノートルダム大聖堂があんなことになり、ノーベル文学賞が滅茶苦茶になって……哀惜の念に堪えない。

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2019年4月10日 (水)

最近のこと。2019年統一地方選挙(前半)の亀雑感。

統一地方選挙(前半)が終わり、桜もほとんど葉桜――葉桜も綺麗ですよね――となりました。

昨夜、夕食を終えてくつろいでいたところ、煙たいような気がしました。ぞっとしてあちこち見て回りましたが、それらしいものは見つかりませんでした。まさか、またこのマンションでと思い、ベランダ側の窓を開けると、立ち並ぶ建物の向こう、左手前方に真っ赤な炎と立ち上る物凄い黒煙が見えました。

ネット検索すると、さっそく情報が上がっており、火災がどこで起きているのか、大体の場所が掴めました。ニュースによると、JR駅近くの木造平屋建て2棟が全焼、近くの店舗兼住宅二棟のベランダや壁にも燃えひろがり、火元とみられる女性が軽いやけどを負われたそうです。出火から鎮火までに2時間ほどかかったとか。

話は変わります。

一昨日くらいから創作関係はほったらかしで、GmailとGoogleドライブ、そしてブックマークの整理をしていました。

ボタン電池の交換で一旦真っ白になったパソコン。ブックマークは三つのブラウザ(Microsoft Edge、Google chrome、Mozilla Firefox)ごとに設けていました。

Google chromeのブックマークは、chromeを新たにインストール後、アカウント認証をしただけで、ブックマークを含めた全ての設定が回復しました。Microsoftは二段階認証の確認メールが届かず、新しいアカウントを作成するかどうかで迷っているところです。今のところ、Microsoftのアカウントなしでも困っていません。

で、EdgeとFirefoxのブックマークはエクスポートしていなかったため、回復できませんでした。古くからのものも残っているchromeのブックマークさえあれば、困らないのですが、それだけに雑然としてきました。

その整理をしている途中(一々確認しながらやっているため、まだ時間がかかりそう)、Gmailの容量がふと気になりました。Gmailの既定容量15GBは、「Gmail」「Googleフォト」「Googleドライブ」を合算しての数値です。

全体で、40パーセントくらい使っていました。まだ大丈夫だとは思いましたが、この際にと思い、Gmailの整理に励みました。何と10年で7,000通のメールが溜まっていました。

Gmailがメイン、ソーシャル、プロモーションに自動で分類されるようになってからは、たまにソーシャルとプロモーションに溜まったメールを空にしてきました。それ以前のメールは、本当に大事なものはファイルに整理していたとはいえ、ごっちゃに溜まりに溜まっている状態でした。これで10パーセント容量が減りました。

一番容量を食っているGoogleドライブに行き、何がそうしているのか点検。というのも、ドライブ、最近ではほとんど使わないからです。ずっと前に一生懸命これに何か入れていたような……。

案の定、容量を食っていた原因はそのころの作業によるもので、バブー時代から現在のキンドルまでの電子書籍の――いろんな形式の――元原稿や表紙絵が沢山入っていたのでした。これは本当に不必要なものを削除しただけで、とりあえず思い出のために残しておくことにしました。

パブー時代のものなんて、なつかしい。他に、当ブログのスクリーンショットなんてのもありました。わがハーボット「ウッフ」が写り込んでいるではありませんか。ブログを、というより、ウッフを撮ったのかしらね。ああ、かわゆい。今の子たち、リヴリーも可愛いけれど、ハーボットの愛らしさ、いじらしさは格別でした。

最後に、2019年統一地方選挙(前半)の亀雑感。

統一地方選挙(前半)では無所属からの立候補が多く、名前を見ただけではカラーのわからない人も多くて困りました。

北海道知事選では、与党推薦の鈴木氏当選で、ホッとしました。沖縄の二の舞になるのでは、とハラハラしていました。前知事は、北海道が中国人に土地を買い荒らされても放置していたでしょう(これは日本中で起きていることのようですが)、若い新知事に対策を期待したいところです。

大阪府知事・市長のダブル選では自民の大敗と大阪維新の圧勝が目立ちましたね。もし、自分が大阪に住んでいたと考えたら、投票するにも困ったと思います。

自民推薦候補を共産党など野党も自主支援し、「野合」との批判を浴びました。わたしには信じられない構図ですが、一方、このダブル選は「大阪都構想」の是非を争った選挙でもありました。

維新圧勝で、橋本徹氏の次のツイートが改めて話題に上っているようです。

2012717s

橋本徹
@hashimoto_lo
8:21 - 2012年7月17日

「大阪都構想」にこのような「構想」が隠れているとすると、それは国家分断につながる極めて危険な思想に思えます。7年前ですと、笑っていられましたが、前述したことと考え合わせれば、背筋が寒くなります。

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2018年10月28日 (日)

歴史短編1のために #48 黄檗文化(煎茶道、普茶料理)に鍋島焼が使用されていたことを裏付けるニュース

萬子媛が娘時代を過ごされた江戸時代前期の公家町について、わかっていることがあれば知りたいと思った。図書館検索で、こうした情報に接することができそうな資料を検索したが、思うように出て来なかった。

24日の深夜、「公家町 江戸初期」でネット検索すると、2018年2月21日に発信された、次のような思いがけないニュースがヒットした。

京都市文化財保護審議会(井上満郎会長)は21日、京都迎賓館(上京区)の建設に伴う公家町遺跡出土品2件555点を含む10件を市文化財に指定・登録するよう、市に答申した。京都迎賓館関連の発掘調査では初の指定。[略]発掘調査は1997~2002年、豊臣秀吉が安土桃山時代に公家屋敷を集約させた公家町跡の一角で実施。[略]杉之坊の281点は、当時最先端の文化だった煎茶の道具や茶碗をはじめ、高級な肥前磁器の色絵ふた付き鉢、輸入陶磁器など。[略]市文化財保護課は「いずれも江戸前期に門跡・公家が所持した高級磁器の実態や、公家と町衆の生活を比較する上で重要な資料」としている。

京都新聞(2018年02月21日 22時38分)「公家町遺跡出土品など指定・登録へ 京都文化財保護審」<https://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20180221000159>(2018年10月28日アクセス)

このニュースは、拙ブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」で書いた、次のような記述の裏付けとなるものではないだろうか。

72 祐徳稲荷神社参詣記 (3)2017年6月8日 (収穫ある複数の取材)
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2017/08/06/205710

隠元隆琦の渡来は1654年のことで、隠元は63歳であった。1625年生まれの萬子媛は、このとき29歳である。黄檗宗がもたらした文化は「黄檗文化」と呼ばれる。
ウィキペディアによると、「隠元には、後水尾法皇を始めとする皇族、幕府要人を始めとする各地の大名、多くの商人たちが競って帰依した」
*1という。

隠元隆琦は普茶料理という中国式の精進料理を伝え、日本における煎茶道の開祖となった。

有田を中心として焼かれる磁器は有田焼と呼ばれるが、伊万里港から積み出されていたため、伊万里焼とも呼ばれる。これとは別に、大川内山にあった鍋島藩直営の窯で焼かれた献上用の高級磁器は鍋島焼と呼ばれた。

萬子媛が生きていた江戸初期から中期にかけて、黄檗宗が流行り、人々は普茶料理に親しんだ。そして、これはまだわたしの憶測にすぎないが、佐賀藩の有田で焼かれた磁器及び献上用の鍋島焼は、普茶料理に使用されたのではないだろうか。

21歳で早世した萬子媛の次男・式部朝清は佐賀藩2代藩主・鍋島光茂(1632生 - 1700没)に仕え、佐賀に住み、光茂の信頼厚く「親類同格」の扱いを受けていた。

光茂は三家格式を定めることで、蓮池藩・小城藩・鹿島藩の三支藩を完全な統制下に置いた。古今伝授を受けるほどに和歌を好み、彼は『葉隠』の語り手となる山本常朝の主君であった。また、寛文2年(1662)、幕府に先んじて殉死を禁止している。

明敏な頭脳を持ち、政治的、文化的に先取的動きを見せる光茂が黄檗宗、煎茶道と関係が浅かったとは考えられないし、彼は鍋島焼とも関係が深い。鍋島焼との関係の深さは、元禄6年(1693)に光茂が有田皿山代官に与えた手頭(指示書)からも明らかである。

黄檗宗は幕府の鎖国政策の下で流行した。鍋島藩で焼かれた磁器は、江戸時代に花開いた黄檗文化の形成に関係していたとわたしは考えている。もしこの憶測が正しければ、鍋島藩は黄檗文化の流布に一役買っていたことになる。

*1:「隠元隆き」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2016年11月27日 (日) 07:35 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

写真を見ると、様々な食器がある。

前掲ニュースと関連した催し物(平成30年7月14日~平成30年11月25日)の記事も出てきた。

 平成29年度の京都市有形文化財に「公家町遺跡(安禅寺杉之坊)出土品」と「公家町遺跡(櫛笥家)出土品」が指定されました。そこでこのたび、京都市考古資料館では、文化財指定を記念して平成30年度前期特別展示「お公家さんのうつわ − 京都御苑出土の古伊万里を中心に − 」を開催する運びとなりました。
 指定品は、京都御苑内における京都迎賓館の建設工事に先立って1997~2002年に実施された発掘調査で出土した遺物の一部です。

[略]
 今回、有形文化財に認定された資料は、公家町遺跡出土遺物群のうちの安禅寺杉之坊の穴蔵と櫛笥家の土坑から出土したものです。いずれも、京都市内では類例の少ない古伊万里(肥前磁器)が多数含まれており、江戸時代前期の公家屋敷で用いられた焼き物の実態を伝えています。

京都考古学資料館「平成30年度前期特別展示『お公家さんのうつわ』開催について 」<https://www.kyoto-arc.or.jp/blog/jp-mus-exhibition/2935.html?cat=11>(2018年10月28日アクセス)

このような出土品がなかったために、矢部良明『世界をときめかした伊万里焼』(角川書店、2000)の中の次のような記述が生まれざるをえなかった。

鹿島藩初代藩主を務めた鍋島勝茂(1580-1657)か二代藩主光茂(1632-1700)の時代であったか、鍋島藩が支配する伊万里焼の製品をもって、徳川政権の長である将軍から諸大名、そして貴紳たちに進上することが考えられた。
 後世の記録であるから伝承の範囲のこととはなるが、その鍋島焼の創業は、寛永五年(1628)のことという。もしこの伝承が正しければ、鍋島焼開窯は鍋島勝茂の采配によると考えなくてはならないが、残念なことに当時の史料では証明されていない。
(矢部,2000,p.108)

図書館に返してしまったので、再度借りて確認しなくてはならないが、『伊万里市史 第二巻 陶磁器編 古唐津・鍋島』に、その時代の進上にまつわるエピソードが紹介されていた。

メモしようと思いながら忘れてしまったのは、鍋島焼が黄檗文化に関係していたというには、その進上にまつわるエピソードと、前掲書にもある鍋島光茂が元禄六年(1693)に有田皿山の代官に出した「指令文書」(矢部,2000,p.114)の存在だけでは証拠として弱いと思ったからだった。

黄檗文化と鍋島焼の結びつきを専門家にお尋ねしたときに、その結びつきを否定なさったことを考え合わせて、確かに史料、出土品共に乏しすぎる――と思い、何とはなしの失意の中で、本を返してしまった。

それ以上の追究を諦め、所詮は素人芸の小説なのだから、フィクションでどう書こうが問題ない……と半ば投げやりな気持ちでいたときに、このニュースに出くわしたのである。

鍋島焼についてはもう少し詳しく書いておきたいが、とりあえず、このノートはここまで。

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2018年10月 5日 (金)

Yahoo!ジオシティーズのサービス終了のお知らせが……

Yahoo!から、「2019年3月31日をもってYahoo!ジオシティーズのサービスを終了することにいたしました」というお知らせが届きました。

ジオシティーズで作ったホームページ「バルザックの女弟子になりたい!」は、何年も前から放置状態でした。一応、2015年3月12日に更新した痕跡はあります。

が、このホームページを作っていたころのことを思えば、ノスタルジックな気分に誘われます。

作品の発表舞台を電子書籍に移してからは、ホームページに載せていた作品のほとんどを非公開にせざるをえず、閑古鳥が鳴いていたのです。

今改めて見れば、垢抜けしない変なホームページですが、本人は四苦八苦しながらも、とても楽しかったのですね。

当時お世話になったサイト「Kigen」様を久しぶりに訪問させていただくと、健在で嬉しくなりました。

webでの利用をメインとした美しい素材が沢山置かれています。

和風素材 Kigen
http://www.sobu-net.com/

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2018年9月 9日 (日)

盗用疑惑が持ち上がった芥川賞候補作「美しい顔」。東日本大震災のニュースで観た犬のその後。

芥川賞受賞作「送り火」の感想の続きが途中ですが、リンチシーンを再読したくなくて、まだ書いていません。萬子媛ノートの続きがあるのに。

芥川賞候補作となった北条裕子「美しい顔」には、選考前から盗用疑惑が持ち上がっていたと知り、呆れました。

別に新人賞を受賞した作品でないと、芥川賞候補になれないというわけではないのだから、もう一、二作書かせてみて、優れた作品が仕上がれば、芥川賞候補に選べばいいだけの話です。

芥川賞をとらせたくてたまらなかった事情があったとしか思えません、わたしには。

東日本大震災をモチーフとした作品のようですが、前の記事に書いた拙児童小説『すみれ色の帽子』に、東日本大震災のニュースで観た犬に登場して貰ったことを思い出しました。

『すみれ色の帽子』は日記体児童小説で、「(11)ポセイドンの気まぐれ」にその犬が登場します。

テレビのニュースで視聴したものであり、作品にもテレビで見たと書いているので、発信元を書く必要はないと思い、書いていません。ただ、その中にギリシア神話事典からの引用があるので、引用元を明記し、そのまま引用しています。

犬の話題に入る前に、一家でギリシア神話に出てくるポセイドンを話題にする場面があります。Kindle版だと頁を明記できないのが不便ですね。児童小説なのでルビを振っていますが、省略します。

<ここから引用>
 わたしは、地震と大津波が起きたときの様子を、テレビで見ました。
 波がまるで生き物のように、道路をかけのぼっていました。行く手をはばむいっさいを、なぎたおし、のみこみながら。
 画面がかわって、めちゃくちゃになった沿岸部がうつりました。がらくたのようになった家や塀や車にまじって、船がありました。船は海にいるのが自然なので、それは異様な光景でした。
 また画面がかわり、今度は、闇のなかに、まっ赤なほのおが見えました。このほのおも、あの波の仲間に思え、飢えた怪物のように見えました。何もかものみこもうとしているかのようで、ぞっとしました。
 火災は石油のコンビナートで起きたものだと、アナウンサーが説明しました。


 地震が発生したときのジグザグにゆれる地面が、何度も、何度も、うつります。
「ポセイドンだわ!」
 わたしがさけぶと、ママは、
「えっ?」
 といって、わたしを見ました。
 でも、パパはいいました。
「そうだ、ポセイドンだ。」
 そして、ずり落ちたメガネを指で押し上げると、だまってテレビを見つめていました。
 ママは、いいました。
「ポセイドンですって? あれはギリシア神話に出てくる神さまでしょう? ギリシアの神さまが日本に祟って、あんなことになったなんて、いわないでちょうだいね。」


 わたしはママの言葉にいらいらして、頭をふりました。すると、ポニーテールにした髪のたばが自分の頭をぶったわ。

 ママは、ギリシア神話をよくは知らないのでしょうね。よく知っていれば、ポセイドンが大震災におおいに関係があると、わかるはずです。
 いいえ、ママのように疑いぶかい人には、こういってやらなくてはならないわ。大震災におおいに関係のある何かを、古代のギリシア人はポセイドンとよんだのだ――と。
 昨年の一年間、わたしは壁新聞の係でした。その壁新聞で、ギリシア神話の神々を紹介したので、あのかたたちのことなら、よく知っているというわけなの。


 先生が、バーナード・エヴスリンという人の書いた『ギリシア神話小事典』②(※脚注)という本をかしてくださったので、わたしはその本のなかから、毎月、壁新聞を作るたびに、これは、と思った神さまをとりあげました。
 この日本という国は、海にかこまれていて、ポセイドンは海の神さまだもの、紹介しないわけにはいかないじゃない?
 本に書いてあったポセイドンのことが、テレビで震災のようすを見たときに、頭に浮かびました。

<ここまで引用>

その次の文章が引用になるのですが、Kindle版では引用とわかるように工夫し、脚注で「バーナード・エヴスリン著(ちょ)『現代教養文庫(げんだいきょうようぶんこ) 1000 ギリシア神話(しんわ)小(しょう)事典(じてん)』(小林稔(こばやしみのる)訳(やく)、社会思想社(しゃかいしそうしゃ)、1979年)」という風に引用元を明記しています。ルビを加えたので(ルビ引用者)と断っています。

物書きが、引用していながら、そう書くのを忘れることがあるのかなあと不思議に思います。引用であれば、カギカッコで括るなり、行を下げるなり、するはずです。

自分がギリシア神話を研究したり、翻訳したりしたわけではないのですから、自分がそうしたように装い、自分のものとして書くなんて、怖ろしいことはできません。

『ギリシア神話小事典』を参考にして自分の言葉で書いたのであれば、参考文献として挙げることになります。この二つを混同しますか? 

わたしがここであえて引用という方法を選んだのは前掲書に「ポセイドンはたいへん気まぐれな神で、かんしゃくと愛情、残酷と親切が同居していた」(『ギリシア神話小事典』248頁)という説明があったからで、ここに日記の書き手である少女・瞳なら強い印象を受けると思い、そのまま引用しようと考えたのでした。

東日本大震災のニュースで視聴した犬のことは、次の箇所で出てきます。

<ここから引用>
 ね、あれは、ポセイドンのしわざだったのだと思わざるをえないじゃない?

 そのあと、もう一度、ポセイドンを思い出させるニュースを見ました。
 漂流する住宅の屋根の上に犬がいるのを、海上保安庁のヘリコプターが見つけ、犬はぶじに助け出されたというのです。
 犬は、三週間も、こわれた住宅の屋根にのっかって、海の上をただよっていたことになるわね。
 犬は海をただよいながら、どんな空をながめていたのかしら? 夜は寒かったでしょうね。おなかもすいたことでしょう。もし、犬に文字が書けたとしたら、きっとロビンソンのように、漂流記を書くと思うわ。
 たぶん、ポセイドンの気まぐれだったのでしょうが、海の上をただよっている犬には、彼はやさしかったのでしょうね。


 犬は、三日後に、飼い主に再会することができました。
 飼い主の女の人は、大きな犬をあかんぼうをだくようにだいて、もう二度とはなれないというように、犬と一つとなっていました。
 そのようすを、おおぜいの人間がニュースをとおして見ていたわけですが、それは、だれしも見とれてしまうような、おかしがたい、うつくしい情景でした。

<ここまで引用>

もし、ニュース記事をまる写ししたのであれば、引用元を明記したでしょうけれど、ここでは必要ないでしょう。

「美しい顔」を全文読んだわけではありませんが(講談社が全文公開していたようですが、もう消えてしまっています)、感想を書いている人は沢山いて、引用もされているので、どのような作品であるかはだいたいわかりました。

それから推測すると、引用部分がごく一部書き変えられただけで、引用元の明記もなく、作品に挿入されているようです。何箇所も。

尤も、引用であれば、書き変えてはいけません。引用といわれないように、ごく一部を書き変えたのでしょうか。

過去記事で、拙小説『台風』から引用しましたが、あれがそのままどなたかの文章に挿入され、その作品が新人賞をとったり、芥川賞候補になったりしたとすれば、心穏やかではいられないでしょうね。泥棒、と叫びます。

書いている本人には、引用、参考、創作の区別が明確についているはずです。その区別もつかないような物書きの作品に、文学賞が授与されるなんて、あんまりですから。

でも、盗用が意図的な行為であれば悪質で、尚更、文学賞に値しないと考えるのが常識だと思うのですが、選考委員達は盗用など気にする必要がないかのように、引用と参考の区別を曖昧にし、作品を褒めちぎります。芥川賞は授与されなかったものの……腐敗しきった文学界。

一つ前の記事で書いたように、盗用は、「芸術の一分野としての純文学的動機からというのは考えられません。自分ならではの発見と独自の表現こそ、物書きが求めるものであることを思えば。目的は別のところにあるのでしょう」としか、同じ物書きとして想像できません。

ところで、わたしは東日本大震災のニュースで視聴した犬のこと、そして飼い主との美しい再会の場面を忘れたくなかったので作品に書いたのですが、今回改めて調べてみたら、あのとき助かった犬はその後、事故で死んでいたことがわかりました。ショックでした。

2015年11月2日のJ-CASTニュースの記事で知りました。⇒https://www.j-cast.com/2015/11/02249623.html?p=all

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2018年6月18日 (月)

大阪府北部を震源とする地震

午前7時58分頃、大阪府北部を震源とするマグニチュード6.1の地震がありました。

大阪府北部で震度6弱、京都府南部で震度5強、滋賀県南部、兵庫県南東部、奈良県で震度5弱を観測とのニュース。

大阪からは離れた九州のここも、ほんの少しですが、揺れました。大阪が震源の地震とは思わなかったので、テロップを見て驚きました。

大阪にお住いのMさん、京都にお住いのAさん、大丈夫ですか? 心配しています。

あとのニュースによると、今回の地震は地殻内部で起きた直下型地震で、震源のごく近くに有馬-高槻断層帯があるとか。有馬-高槻断層帯では、文禄5年閏7月13日(1596年9月5日)にマグニチュード7.5の慶長伏見地震が起きているそうです。

豊臣政権下ですね。

ウィキペディアを見ると、気になることが書かれています。

ウィキペディア「慶長伏見地震」

この地震の4日前には現在の愛媛で中央構造線を震源とする慶長伊予地震が、また前日には現在の大分・別府湾口付近で別府湾-日出生断層帯の東部を震源とする慶長豊後地震(共にM7.0と推定)が発生しており、双方の地震による誘発地震の可能性が指摘されている。これらの天変地異が影響して、同年中に文禄から慶長へ改元が行われた。また、兵庫県南部を中心に甚大な被害となった1995年の兵庫県南部地震(M7.3)は、本地震で破壊された六甲・淡路島断層帯における地下深くの滑り残しが原因で発生したとする説が発表されている。
ウィキペディアの執筆者. “慶長伏見地震”. ウィキペディア日本語版. 2018-06-18. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%85%B6%E9%95%B7%E4%BC%8F%E8%A6%8B%E5%9C%B0%E9%9C%87&oldid=68933909, (参照 2018-06-18).

怖い。

倒れてきた本棚の下敷きになって亡くなった男性がおられるようですが、どんな本棚だったのか気になりました。

安倍政権下でよかった。地震の対応は――に限らず――自民党政権が優秀です。

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2018年6月13日 (水)

米朝共同声明の妙味は4番目にあり(?)

12日、シンガポール南部のセントーサ島にあるカペラホテルで史上初の米朝首脳会談が開催された。

昨日、NHKの中継を、視聴できなかった時間帯は録画までして視聴した。

北朝鮮の最高指導者である金正恩朝鮮労働党委員長には、影武者説がある。真偽のほどは定かでないが、この日の金正恩氏は本物だろうと思い、穴が開くほど画面を見つめた。

注意深い、物事に動じない、怜悧な表情。とはいえ、相当に緊張している様子が伝わってくる。両首脳がテーブルを挟んで椅子に座ったとき、金正恩氏は息を整えていた。

そして、ふたりが向き合って互いに見つめ合ったとき、トランプ大統領をやや見上げる形になった金正恩氏は、まるで子供のように素直な表情に見えた。この一場面を見る限り、自国で高射機関銃による血の粛清をもいとわない独裁者には見えなかった。

そのせいか、ふたりのやりとりを見ていると、何だか、問題児と、その問題児を励まし、勉強に専念するように説く高校教師のように見えてしまった。

通訳による両首脳の会談が38分間行われ、その後、幹部を交えた拡大会合、ワーキングランチ、通訳なしの両首脳の散歩(トランプ大統領は大統領専用車の中を見せたりしていた)、両首脳の共同声明へのサイン、トランプ大統領の記者会見と続いた。

共同声明にはトランプ政権が主張してきたはずの「完全かつ検証可能で不可逆的な核廃棄」(CVID)という一文が明記されていないということで、失望の声が聴かれる。どのような内容であったのか、NHK NEWS WEBから引用する。

NHK NEWS WEB(2018年6月12日19時47分)「米朝共同声明~全文和訳~」<https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180612/k10011475301000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_022>

<ここから引用>
1・アメリカと北朝鮮は、平和と繁栄に向けた両国国民の願いに基づいて、新しい関係を樹立するために取り組んでいくことを約束する。

2・アメリカと北朝鮮は、朝鮮半島に、永続的で安定した平和の体制を構築するため、共に努力する。

3・2018年4月27日のパンムンジョム宣言を再確認し、北朝鮮は朝鮮半島の完全な非核化に向けて取り組むことを約束する。

4・アメリカと北朝鮮は、朝鮮戦争中の捕虜や・行方不明の兵士の遺骨の回収に取り組むとともに、すでに身元が判明したものについては、返還することを約束する。

<ここまで引用>

1と2では米朝が顔を出しているが、抽象的といってよい努力目標が記されているにすぎない。

3は非核化に関することだが、朝鮮半島の平和と繁栄、統一を目標とするパンムンジョム宣言が前面に出てきている(パンムンジョム宣言⇒NHK NEWS WEB「南北首脳会談 2018.4.27」<https://www3.nhk.or.jp/news/special/inter_korean_summit_2018/>)。南北で頑張りますので、アメリカは見ていてください――といっているようにも読める。

4でまた、米朝が顔を出している。朝鮮戦争の捕虜、行方不明の兵士の遺骨回収に関することだ。

トランプ大統領の口から遺骨の回収という言葉が出てきたとき、意外な感じがしたが、声明文を読んでも、異様な感じがする。

今も北朝鮮で生きているに違いない日本人の拉致被害者には言及がないのに、1950年6月25日に始まり、1653年7月27日をもって休戦状態に入った朝鮮戦争の捕虜や行方不明の兵士の遺骨回収に触れられているということが腑に落ちない。

アメリカが遺骨回収に尽力してきたというイメージが湧かないということもある。ググってみたところでは、アメリカ人は宗教の違いからか、遺体や遺骨にそれほどこだわらない国民性のようである。

ただ、さらにググっていくと、北朝鮮は朝鮮戦争で戦死した米兵の遺骨を回収・返還することで、アメリカから1柱当たり100万円から200万円の謝礼を受けとっている――という記事が出てきた。

そうだとすれば、アメリカ人にも遺骨へのこだわりがあるということになるが、これまでの遺骨ビジネスの経緯から、北朝鮮にとって、遺骨回収の話題には抵抗感が少ないということがいえよう。

もしかしたら、共同声明の4には、北朝鮮との共同作業による遺骨回収という名目で、アメリカが北朝鮮に入る――無血開城が達成されるという隠し味が潜んでいるのかもしれない。

というのはいいすぎにしても、少なくとも、4に明記されたことの実行をアメリカが北朝鮮に丸投げするということではないだろう。

日本人拉致問題において、かつて北朝鮮は適当な人骨を見繕って日本に送りつけたことがあった。それと同じような行為を、アメリカが北朝鮮に許すとは思えない。積極的に介入しようとするのではないだろうか。北朝鮮としては、それに同意しないわけにはいかないだろう。

非核化に向けて具体的なこと、例えばリビア方式のことなどを共同声明に明記しようとすれば、北朝鮮にとっては抵抗感が強いだろうから、サインを拒絶することも考えられただろう。日本人拉致問題に関する明記も、北朝鮮にとっては抵抗感が強いはずだ。

だからこそ、そのあたりのことはあえて、共同声明に盛り込まなかったのではないだろうか。トランプ米大統領は記者会見で、日本人拉致問題ついて会談で提起したと述べた。

それに、リビア方式だと、アメリカ及びIAEA(国際原子力機関)の介入は核施設に限定されるのではあるまいか。ちなみにIAEAは1957年にアメリカ主導で設立されている。

しかし、戦争捕虜の捜査(未だに朝鮮戦争の捕虜なんて、いるのだろうか。それとも遺骨ということか?)、遺骨となると、北朝鮮全土に散らばっているのでは……

少なくとも日本にとっては今後はミサイルがこちらに向けて放たれる危険性はこれまでと比べ、格段に低くなったといえるのではないだろうか?

そうでないときは、北朝鮮がアメリカの軍事制裁を受けるときだ。日本国民の安全ということを考えるなら、このことだけでも米朝会談に感謝すべきといえる。

北朝鮮への経済制裁が効いていることは間違いなく、北朝鮮の非核化が問題とならなくなるまでは経済制裁を続けることをトランプ大統領が記者会見で明言したことも、日本政府の方針と一致している。

トランプ大統領は金正恩氏に西側の魅力をアピールすることで、北朝鮮を商業ベースで西側へ組み込もうとしているのだろうか。ロシアとの間には密約ができているような気もするが、中国がそれを許すとは思えない(中国とも何らかの密約はあるのだろうが)。

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2018年5月30日 (水)

抹茶大福専門店『創風庵』のほうじ茶大福

百貨店の北海道物産展に娘と出かけました。目的は鮭、ホタテ缶・カニ缶、次にじゃがいも、アスパラガスでした。

前回は売り切れていたのか来ていなかったのか、ホタテ缶が手に入らなかったのですが、今回は買えました。小さな缶がネットに3缶ずつ入っていて、ちょっと使うのに重宝します。大根の和え物とか卵焼きとかにね。

野菜類はパッとしませんでした。

前回は日照不足だったとかで来ていなかったアスパラガス。今回は緑、紫、白の太くて綺麗なアスパラガスを見ることができましたが、わたしには鑑賞用に見えたほど高くて、手が出ませんでした。

最近は九州産のかなり太くて綺麗で、安いアスパラガスをちょくちょく見ていたせいもあったのかもしれません。海外のたくましいアスパラガスもよく見るようになりましたし。じゃがいもも、とうやをひと袋買っただけ。

気候の変動が作物に響いているのは一目瞭然、心配になりました。野菜に限らず、全体に商品が小さく、高くなっている印象でした。海産物は普通に並んでいました。ただ、久しぶりに買おうと思ってみた箱入りのホタテは以前より――ここ数年見ていませんでした――ずいぶん髙くなっていて、これも手が出ませんでした。

とりあえず、買う予定だった1パック5切れ入りの麹に浸けた鮭を2パックゲット。麹ブームだったときに、わたしも試してみましたが、もう一つで、お気に入りといえるような味にはなかなかなりませんでした。

ゲットした麹漬けの鮭は本当に美味しいのです。3切れ残して、あとはアルミホイルに1切ずつ包み、冷凍しておきます。

姫鱈(ヒメダラ)の干物を初めて買ってみました。姫鱈というのは、違う種類の鱈というわけではなく、鱈の小さなものだそうです。

瓶詰のパンに塗るタイプのヨーグルトというのが珍しかったので、迷いましたが、あっという間になくなりそうな気がしたので、買いませんでした。サワークリームなんかに似ているのでしょうか。

夫も好きな六花亭のマルセイバターサンドは、残念ながらこの日のぶんが売り切れていました。

娘が大福のまえで釘付けになっていました。何ともいえない可愛らしさ。「七福 札幌本店」の姉妹店、抹茶大福専門店『創風庵』の抹茶大福です。ほうじ茶大福というのもありました。珍しいですね。写真は、そのほうじ茶大福です。

Hogidai530_3

『創風庵』の通販はないようですが、七福にはあります。七福のオンライン通販のコーナーには、ナイヤガラフルーツ生大福、ねじり大福など、綺麗な、美味しそうなものが並んでいますよ。

七福 札幌本店
http://www.shichifuku-honten.com/index.html

ほうじ茶大福は、まぶしてあるほうじ茶がきなこ味を連想させました。小豆入りの生クリーム餡がとても上品な味わいです。

娘がルタオのチーズソフトクリームを奢ってくれました。チーズがしっかり生きているソフトクリーム。北海道が――いや、日本全体、世界的にも――悪天候から守られますようにと願いながら、ありがたくいただきました。

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2018年5月19日 (土)

森友文書の件でバッシングを受けた――今も受け続けている――佐川前長官の不起訴

Niftyニュースより、引用します。
森友文書改ざん、佐川前長官不起訴へ…大阪地検
2018年05月18日 06時55分 読売新聞

 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書の改ざん問題で、大阪地検特捜部は、虚偽公文書作成容疑での告発状が出ている佐川宣寿のぶひさ・前国税庁長官(60)らを不起訴(嫌疑不十分)にする方針を固めた。
 国有地売却を巡り、背任容疑で告発された当時の財務省近畿財務局幹部らも不起訴(同)にする。
(……)
 虚偽公文書作成罪の成立には、作成や決裁権限を持つ者が文書の趣旨を大幅に変える必要がある。


Niftyニュース: https://news.nifty.com/article/domestic/society/12213-20180517-50127/

この結論すら安倍総理の圧力だと喚く人達は、もしそうであれば、一年間も国会が空転する事態など、起こりようがないということを、考えてみることもないようです。

国益無視の倒閣一辺倒の徒と化した彼らには、承知の上でのことなのかもしれませんが。

森友問題に関する財務省の調査結果が出され、NHK NEWS WEBに書き換え前と後の全文書が掲載されたときに、野党が重大な書き換えが行われたと主張するその文書をわたしはまる一日潰して読んでみました。以下の過去記事は、そのときのものです。

2018年3月17日 (土)
モリ蕎麦をすすってみる(森友文書書き換え問題)
http://elder.tea-nifty.com/blog/2018/03/post-89ce.html

重大な書き換えなど、皆無だったのです。野党とメディアの印象操作に呆れました。

維新を除く野党議員が審議拒否してお休みしていた間は、国会らしい国会が行われていたようですが、復帰したらまた本来何の問題もない――国会中継の視聴がわたしの趣味で、モリカケ審議を視聴し続けたうえでの結論です――はずの加計学園問題が再燃しているようです。

国民の血税を使って国会を空転させたばかりか、何日もの審議拒否まで行った野党議員の責任が問われないのは、おかしなことです。

野党主導で魔女裁判さながらの国会審議が続く中、森友学園への国有地売却を担当した財務省職員の男性が自殺するという痛ましい事件まで発生しました。この方は、死ななくてよかったはずです。

反日野党とメディアが連携したバッシングは凄まじいですからね。彼らは何の責任もとらない……全てを安倍総理のせいで済ませられる彼らにとっては、甘く、使い勝手のよい日本社会であるようです。

良識的な意見ほど表に出られない風潮が形成されてしまった残念な日本で、電波オークションの必要性が説かれるのも、当然の成り行きです。

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