カテゴリー「ニュース」の243件の記事

2017年3月25日 (土)

国会を空転させた民進党の大スキャンダル

「国家公安委員長や旧民主党副代表などを務めた岡崎トミ子氏が3月19日、仙台市内の病院で肝機能障害のため亡くなった。73歳だった」

ここまでは現実の話で、ここからは夢の話。小型プロペラ機の運転席に岡崎トミ子氏が座り、操縦している。後ろの座席には民進党の議員たちが座っている。小型プロペラ機は激しく揺れながら危なげに低空飛行している。

一昨日見た夢だったのだが、印象的だったので、つい書いてしまった。

ところで、安倍昭恵夫人と籠池夫人のメールの遣り取りの全文が公開され、大騒ぎになっている。

わたしは昨日の国会中継(参議院予算委員会)における西田昌司議員の質疑の中で、断片的にそのメールの内容を知り、次いで、省略があちこちにあるメールをネットニュースで閲覧した。

今日になって全文を閲覧し、驚いた。辻元議員の名が出てきたことにまず驚いたのだが、その行動が凄い。

「民進」「共産」「社民」「自由」の野党4党は、安倍首相と稲田防衛大臣をターゲットにして森友学園問題と日報問題(南スーダンの国連平和維持活動――PKO――に派遣されている陸上自衛隊の日報問題)を作り上げ、同じような質疑を繰り返して国会を空転させてきた。

国会中継を視聴していれば、安倍首相、稲田防衛大臣の答弁には不自然なところがないにも拘わらず、野党4党は断片的な文章や場面を強調して印象操作しながら、局所的な質疑を高飛車に、執拗に行う。

マスコミがそれを大袈裟に採り上げて、あたかも安倍首相と稲田防衛大臣に非があるかのような偏向報道を行ってきたのだ。

それまでの野党4党の動向から、彼らの目的が共謀罪(テロ等準備罪)の成立を阻止することにあったことは明らかだったので、わたしは一国民、一視聴者として我慢の限界に達していた。

そうしたところへ、この大スキャンダルである。

非があった場合、まさか与党ばかりが責任を問われて野党は何のお咎めもなし、というわけにはいくまい。

民進党は、蓮防代表の二重国籍疑惑も払拭していない。

中国、北朝鮮の脅威、そして韓国の混乱が伝えられる中、昨日の国会で国防問題を採り上げていたのは――わたしが視聴できた時間では――日本維新の会の儀間光男議員くらいだった。

儀間議員「わが国の安全保障の環境がひじょうに厳しくなってます。日本海や東シナ海、まさに天気晴朗なれども波高しでありまして、今や、この両海域は大変な緊迫状態にあるわけであります。まず、中国の動向を見ていると、尖閣諸島の実行支配へいよいよ布石を着々と打っているように見えてならないんです。現在の尖閣諸島警備に不安を、地域住民として覚えるわけであります。(……)

中国の公船の数なんか見ておりますと、2012年には1千トンクラスの艦船が約40隻だったんですね。それが現在は120隻といわれているんですが、2019年までには135隻建造すると、そして就航させるという情報があるんです。

一方、わが国は全管区で120隻はあるんですが、総排出量が桁違いに違うんです。遥かに向こうが大きいということですので、対応能力が全然違うんです。従って、もし仮に中国が尖閣を実効支配、つまり上陸したとなるとですね、これはもう戦争しか奪還にはないんですから、こういうことに至らないように、外交努力を相当にしないとですね、ここはひじょうに危険地域である。(……)

言って聞くような国じゃないんですよね。尺度が違いまして。だから、相当の並み大抵の努力をしないというと、実効支配してから聞く耳を持つというような、南沙島辺りで見れば、そういうような状況ですから、それは生易しいものじゃないですよ、相当日米同盟を強化してやっていく必要がわたしはあるであろうと思えてなりません。(……)」


以下は森友学園関連の記事へのリンクである。

日刊スポーツ2017年3月24日22時4分
安倍昭恵首相夫人と籠池氏妻のメール全文/一覧
http://www.nikkansports.com/general/news/1797239.html

小坪しんや
【拡散】辻元清美のスパイ工作が、籠池夫人のメール内容で暴露か?【許せないと思ったらシェア】
https://samurai20.jp/2017/03/decision-2/

安倍夫人の潔白を西田議員が国会で証明したときの動画がYouTubeにアップされていたので、以下に貼りつけておく。このような証明がなされたにも拘らず、野党議員はそれがなかったかのような質疑を続けた。


共謀罪を知るには、以下の本がおすすめ。

余命三年時事日記―共謀罪と日韓断交
余命プロジェクトチーム (著)
出版社: 青林堂 (2017/3/15)

当ブログにおける関連記事:

2017年3月21日 (火)
ようやく「テロ等準備罪」が閣議決定
http://elder.tea-nifty.com/blog/2017/03/post-6c98.html

|

2017年3月21日 (火)

ようやく「テロ等準備罪」が閣議決定

2017年3月21日9時10分更新の産経ニュースによると(http://www.sankei.com/affairs/news/170321/afr1703210004-n2.html)、政府は21日、組織的な重大犯罪の計画段階で処罰する「共謀罪」の要件を厳格にした「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案を閣議決定した。

左派が強硬に反対してきた法案だった。わたしは国会中継をよく視聴するほうだが、国会における野党議員の質疑には失笑させられることが多かった。

なぜなら、それら質疑が徹頭徹尾テロの被害者側ではなく、実行者側(実行を疑われる側)に立ったものだったからである。

同じような質疑が繰り返され、単調に感じられるほどだった。では対案は、というと、現行の法律でまかなえるのではないかと彼らはいう。

わが国ばかりか世界を震撼させたテロの実行者オウム真理教に対して、破防法は働かなかったことを思い出す。

当時の首相は村山富市(当時・社会党、現・社民党)、基本的人権に関わることとしてオウムに対しての破防法の適用に慎重な――わたしの考えでは慎重すぎる――態度をとった。何のための破防法なのか、さっぱりわからない。

世論操作で、すっかり宗教、その中でもヨガに罪がなすりつけられたまま、全容の解明には至っていない。

オウム真理教の統一のとれた行動は個人主義的なヨガの修行者の団体らしくなく、むしろ一神教的で、わたしは不思議だった。

また人を人とも思わず、上の命令に盲目的に従い、即物的な実行行為に走るテロリストたちの姿は、フリーメーソンを侵食して共産主義に影響を与えたイルミナティの創設者アダム・ヴァイスハウプトが著した秘密結社の内部規律を連想させられる。

この記事を書く前に検索したところ、オウム真理教は朝鮮カルト宗教に操られていた可能性が高いという説を複数閲覧した。

日本国内でヨガの修行者とされる集団が起こした犯罪に、朝鮮カルトの影がちらつく不思議。

そういえば、オウム真理教がロシアから大量に購入したといわれた自動小銃の件はどうなったのだろう? 当時から赤い色がちらつくのも不思議だった。

オウム真理教の教祖、麻原彰晃(本名・松本智津夫)が在日コリアンなのか日本人なのかははっきりしないながら、彼が朝鮮からの渡航者であることは間違いないようである。

ところで、朝鮮半島の動乱の歴史を調べれば、リベラルを好む在日コリアンが日本に多いことは不思議でも何でもない。

まさか、証拠(発掘された遺体や資料など)が厳然と存在する歴史の検証までヘイト扱いされないことを願いたいが、それを心配しなければならないほど、わが国はおかしな国になっている。

しかし、朝鮮半島で起きた「保導連盟事件」を歴史的事実として直視しなければ、在日コリアン問題が解決されることは決してないだろうと思われる。

保導連盟事件について、ウィキペディアより部分的に引用する。

保導連盟事件:ウィキペディア

保導連盟事件(ほどうれんめいじけん)とは、1950年6月25日の朝鮮戦争勃発を受けて、李承晩大統領の命令によって韓国国軍や韓国警察が共産主義からの転向者やその家族を再教育するための統制組織「国民保導連盟」の加盟者や収監中の政治犯や民間人などを大量虐殺した事件。被害者は少なくとも20万人から120万人とする主張もある。1960年の四月革命直後に、この事件の遺族会である全国血虐殺者遺族会が遺族の申告をもとに報告書を作成したが、その報告書は虐殺された人数を114万人としている。
韓国では近年まで事件に触れることもタブー視されており、「虐殺は共産主義者によっておこなわれた」としていた。
(……)
南北朝鮮双方からの虐殺を逃れようとした人々は日本へ避難あるいは密入国し、そのまま在日コリアンとなった者も数多い。


ウィキペディアの執筆者. “保導連盟事件”. ウィキペディア日本語版. 2017-01-26. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E4%BF%9D%E5%B0%8E%E9%80%A3%E7%9B%9F%E4%BA%8B%E4%BB%B6&oldid=62788238, (参照 2017-01-26).

李承晩大統領の命令による赤狩りから日本に逃れてきた人々が、共産主義の思想に共鳴する人々であったところで不思議ではない。その思想のために追われたのだから。

共産主義は国の枠組みを取っ払って世界政府を樹立するのが目的であるから、朝鮮カルト宗教とは目的が似ているのだという。

そして、朝鮮カルト宗教と共産主義の間にはある仲介が存在するようであるが、それを書くとアメリカの日本に対する影響にまで触れることとなり、長くなるので、興味のあるかたは自分で検索してみてほしい。

ベノナ文書によると、第二次大戦時にアメリカの大統領だったフランクリン・ルーズベルトの政権の中に多数のコミンテルンのスパイがいたというが、そのことが問題を複雑にしていると思う。

そういえば、フランクリン・ルーズベルトはある時点までは……神智学の話にまで話題が広がることになるので、この話は別の記事にしたい。

|

2017年2月24日 (金)

村上春樹『騎士団長殺し』を読む ①ひ、美しいプラトン用語が第1部のタイトルに!

村上春樹の新作が新潮社から出た。『騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編』『騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編』である。

読んでいないのだが、ショックを受けた。

プラトン哲学の中心概念として、あまりにも有名なイデア。それが第一部のタイトルに使われていたから。

以下はウィキペディア「イデア」より。

まず、ギリシア語の語彙体系について若干説明しておくと、ギリシア語では、見るideo系統の用語としては、ideinとeidoがあった。eido の過去形 eidon に由来する「eidos エイドス」という言葉のほうは「形」とか「図形」という意味でごく普通に用いられる言葉であった。
プラトンにおいては、エイドスとイデアは使い分けられており、イデアに特殊な意味が与えられた。

ウィキペディアの執筆者. “イデア”. ウィキペディア日本語版. 2015-12-07. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A2&oldid=57806205, (参照 2015-12-07).

イデア論は、プラトン中期の著作『パイドーン』で初登場し、『パイドロス』に至るまで積極的に展開され、それ以降は変遷していく。

『パイドーン』では、魂の不死性の証明が試みられている。想起説が証明に用いられ、その想起説の前提として語られるのがイデア論なのだ。

何度読んでも、『パイドーン』の中で語られる、あの世の壮麗な描写には感動させられる。プラトンの作品は読みやすいので、騙されたと思って、読んでみてほしい。『パイドーン』『パイドロス』については、以下の過去記事の、ブラヴァツキーの著作に関するメモの中で若干触れている。

村上春樹がイデアという言葉をどのように使ったのかは知らない。

彼の濁りを感じさせる過去の小説と、明るく清浄なプラトンの『パイドーン』とは似ても似つかず、村上春樹はいつものようにお気に入りの言葉を軽薄な気持ちでムード的に使ったのだろうと想像せざるをえない。

過去記事でも書いたように、創作作業を通して、プラトンのイデア論がわたしには実感としてわかる気がする。プラトンのイデア論は、インスピレーションが訪れたときに、ひじょうにリアルに感じられるのだ。

信じてはいただけないだろうが、これも過去記事で書いたように、わたしには物心ついたころから前世に関するわずかばかりの記憶と、また、あの世の光や空気がどんなものであったかの記憶があった(これは当然、一回ごとに新しくなる肉体の脳の記憶とは考えられないため、霊的な記憶と考えている)。

『パイドーン』で、あの世の光景が描写されているのを読むと、郷愁を抑えることができない。

村上春樹の過去の作品からは、高級世界という意味でのあの世に関する概念を彼が持たないことが察せられる。彼の作品で描かれるのはこの世、及びカーマ・ローカの領域のことに限定されているように思われるのだ。

神智学用語ともなっているサンスクリット語カーマ・ローカは、主観的で見えない半物質的世界をいい、古代ギリシア人のハデス、エジプト人のアメンティに相当する沈黙の影の国のことである。

村上春樹の小説の享楽的、催眠的で怪しげな魅力はそこから来ているように思われ、若い人にはあまりすすめたくないタイプの娯楽小説だとわたしには思えてしまう。

村上春樹のこうした限定的な世界観は、彼が唯物論的世界観しか持ちえていないことを意味しており、それはおそらく彼が左派であることと無関係ではない。

村上春樹『騎士団長殺し』をそのうち読んで感想を書きたいのだが、図書館で借りるか、文庫本になるのを待つことになるだろう。以下は、アマゾンのキンドルストアで販売中の村上春樹を論じた拙電子書籍。

村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays, Volume 1)

|

2017年1月29日 (日)

発表に気づかなかった「芥川賞」「直木賞」。山岸先生『レベレーション』第2巻の感想はまだ書きかけ。

19日、第156回「芥川賞」に山下澄人氏『しんせかい』 、「直木賞」に恩田陸氏『蜜蜂と遠雷』が選出されていた。トランプ旋風に気をとられていたためか、気づかず、今頃になって知った。

完全に興味がなくなっているのだろう。カテゴリー「芥川賞」を設置しているというのに、これではいけない。次の芥川賞が選出されるまでには、『しんせかい』を読んでおきたいと思っている。

そういえば、前回の受賞作の感想もちゃんと書くつもりで、書いていない。

山岸先生のコミック『レベレーション』第2巻は、面白かったのでちゃんと感想を書くつもりだが、ジャンヌ・ダルク関係の本を数冊借りたり、ブラヴァツキーがジャンヌ・ダルクについてどう書いているか調べたりしていたら(現象の一つとして言及されている箇所が見つかった程度)、トランプ、となったのだ。

完成までに12年を費やし、新人の登竜門と呼ばれる芳ヶ江国際ピアノコンクールに挑む4人の演奏家を描いたという恩田陸『蜜蜂と遠雷』を読んでみたいと書店員の娘にいうと、「うーん、ママの好みではないと思うよ~」と返ってきた。

|

2016年11月13日 (日)

ドナルド・トランプ米大統領の誕生と戦後体制の瓦解

※過去記事2本をまとめたものです。

8日に投開票が行われた米大統領選挙は、共和党のドナルド・トランプ候補が民主党候補のヒラリー・クリントンを下した。

わが国のマスコミはクリントン一択であるかのように世論を誘導していたので、疑わしく思っていたら、アメリカ第一主義(自国第一主義)を掲げる不動産王トランプが大統領になってしまった。

トランプには大統領としての資質を疑ってしまう発言もあるが、案外現実を直視した、まともと思われる発言も少なくない。

安倍首相はオバマ大統領の懸念をよそに日露関係を重視してきたように見えるが、これは警戒が必要な日中関係と次期大統領がトランプになる可能性を考えての行動だったのでないだろうか。

本来なら民主党の基盤だった中高年のブルーカラーが、トランプに投票したという。オバマ大統領が如何にそうした層の人々を失望させたかを物語る選挙結果だ。

ヒラリー・クリントンは国務長官時代に私的サーバーを使って機密情報をやりとりしていたという事実が暴露され、これには唖然とさせられた。

それまでは、公務経験のないトランプよりクリントン氏のほうが無難ではないだろうかと思っていたので、わたしにはアメリカの大統領選はもう訳がわからなくなってしまっていた。

ヒラリー・クリントンは以前からISをつくったとか、江沢民と関係が深かったといったようなことがいわれていたので、クリントンが大統領になればなったで、気持ちが悪いと感じていた。

江沢民といえば、法輪功に対する迫害行為を知ったときは戦慄させられた。以下の過去記事を参照されたい。

2015年6月11日 (木)
失われたと思っていた中国五千年の芳香 ①弾圧される人々
http://elder.tea-nifty.com/blog/2015/06/post-c356.html

2015年6月13日 (土)
失われたと思っていた中国五千年の芳香 ②ジェノサイドを見て見ぬふりをするしかない日本
http://elder.tea-nifty.com/blog/2015/06/post-4872.html

改めてヒラリーについて新情報を含めてざっと整理すると、彼女は戦争によって私利をむさぼる死の商人で、江沢民派と通じ、ISをつくり、日本を抑えつけるために中国の軍拡を後押ししていた……国家機密を私的に利用するために個人サーバーを使わざるをえなかった……何とも恐ろしい女だ。

要するにヒラリー・クリントンは軍産複合体の利益の代弁者だったわけで、私欲のためなら自国も同盟国も売ることを厭わない、正真正銘の売国奴だったのだ。

ただ、ヒラリーが大統領になったらUFO情報が開示されるのではないかという期待があったので、この点ではちょっと残念な気もする(彼女にはUFOに関する発言がある)。

いずれにしても、トランプが大統領としてどのような政策を実践しようとし、アメリカの議会はそれに対してどう反応するのか、今後の動向から目が離せない。

トランプ米大統領の誕生で、あちこちで崩れかけていた戦後体制が一気に崩れそうな気配がある。

戦後体制を築いたのはいわゆるリベラルといわれる人々で、この中にイルミナティの思想が入り込んでいるのが問題だった。

1776年、アダム・ヴァイスハウプトによってつくられたイルミナティ結社の思想はひじょうに粗悪なものである。

ヴァイスハウプトの著作の内容自体がひどいものだから、そうならざるをえない。しかし、一方、テロの原理原則となったその方面の方法論だけは秀でていたのだから、イルミナティの思想の危険度は推して知るべし 。以下の過去記事を参照されたい。

2016年9月12日 (月)
トルストイ『戦争と平和』  ④破壊、オルグ工作の意図を秘めたイルミナティ結成者ヴァイスハウプトのこけおどし的な哲学講義
http://elder.tea-nifty.com/blog/2016/09/post-6501.html

2016年10月 6日 (木)
トルストイ『戦争と平和』  ⑤テロ組織の原理原則となったイルミナティ思想が行き着く精神世界
http://elder.tea-nifty.com/blog/2016/10/post-7e01.html
(……)しかし、イルミナティを結成したアダム・ヴァイスハウプトの著作に表れた思想は人類に光をもたらすような思想ではない。
アダム・ヴァイスハウプト(副島隆彦解説、芳賀和敏訳)『秘密結社イルミナティ入会講座<初級篇>』(KKベストセラーズ、2013)を読んだ限りでは、彼の著作はテロを目的とした堅牢、それゆえに非人間的な組織作りの指南書であるにすぎず、ヴァイスハウプトは哲学教授でありながら哲学に極めて貧弱な理解力しか持っていなかった。
ヴァイスハウプトのいう「〈原初の〉黄金時代」は、言葉だけのまやかしのものだとしか思えない。
『ロシアを動かした秘密結社――フリーメーソンと革命家の系譜』の中の次のような文章が印象的である。
1930年代後半に吹き荒れたスターリンの政治粛正の嵐によって、アナーキストの神殿騎士団も様々なオカルト集団もソビエト社会から根こそぎ抹殺された。そしてロシアの大地に地下の秘密組織も反抗する者も存在しない全体主義の政治体制と平等主義の社会――均質で眠るように穏やかで静寂な精神世界が確立された」(植田,2014,p.284
それはまるで墓地のような精神世界であるが、要するにそれがアダム・ヴァイスハウプトのいう「〈原初の〉黄金時代」なのである。
(……)

イルミナティの思想はフリーメーソンを侵食したことで規律、品格を含む様々な要素を取り込み、やがてイルミナティのラジカルな思想の影響を受けたマルクス主義や新自由主義が世界に拡散したのである。

|

2016年11月10日 (木)

ドナルド・トランプ米大統領の誕生

8日に投開票が行われた米大統領選挙は、共和党のドナルド・トランプ候補が民主党候補のヒラリー・クリントン氏を下した。

わが国のマスコミはクリントン一択だったので、逆に本当にそうなのだろうかと疑わしく思っていたら、アメリカ第一主義を掲げる不動産王トランプ氏が大統領になってしまった。

トランプ氏には、ぞっとさせられるような、大統領としての資質を疑ってしまう発言もあるが、案外現実を直視した、まともと思われる発言も少なくない。

安倍首相はオバマ大統領の懸念をよそに日露関係を重視してきたように見えるが、これは警戒が必要な日中関係と次期大統領がトランプ氏になる可能性を考えての行動だったのでないだろうか。

本来なら民主党の基盤だった中高年のブルーカラーが、トランプ氏に投票したという。オバマ大統領が如何にそうした層の人々を失望させたかを物語る選挙結果だ。

ヒラリー・クリントン氏は国務長官時代に私的サーバーを使って機密情報をやりとりしていたという事実が暴露され、これには唖然とさせられた。

それまでは、公務経験のないトランプ氏よりクリントン氏のほうが無難だろうと思っていたので、わたしにはアメリカの大統領選はもう訳がわからなくなってしまっていた。

尤も、ヒラリー・クリントン氏はアイエスをつくったとか、江沢民と関係が深かったといったようなことがいわれていたので、クリントン氏になればなったで、気持ちが悪いと感じていた。江沢民の法輪功に対する迫害行為を知ったときは戦慄させられた。

ただ、クリントン氏が大統領になったらUFO情報が開示されるのではないかという期待があったので、この点ではちょっと残念な気もする(彼女にはUFOに関する発言がある)。

いずれにしても、トランプ氏が大統領としてどのような政策を実践しようとし、アメリカの議会はそれに対してどう反応するのか、今後の動向から目が離せない。

|

2016年10月21日 (金)

鳥取地震

午後2時7分ごろ、鳥取県中部で震度6弱の地震が発生しました。

夫の録画した「相棒」を一緒に半分ほど観、わたしはパソコンに向かっていました。こちらは震度2でしたが、古いマンションの上の階なので、例によって揺れを感じました。

2くらいだと、さすがに強くは揺れませんでしたが、時間的にかなり長く揺れているように感じました。

何てよく揺れるんでしょう、最近の日本は。民主党時代に比べると、政府の対応の速いのが救いですね。

地震情報に鳥取が震度6と出て、ドッと疲れ、息苦しさを覚えたので、携帯型心電計を当ててみましたが、「波形に乱れはないようです」と表示。

一昨日計測したときは、「拍動が一定ではありません」と出て、そのときは自覚がありませんでした。

心電計の結果メッセージと自覚症状は案外一致することが多いのですが、一致しないことも時々あり、一致しないときの自覚症状に共通点があるような気がするので、まとめたいと思っています。

波形に乱れがあるという表示のときと、拍動が一定しないという表示のときの自覚症状にも共通点があるはずなので、それもまとめたいのですが……

|

2016年10月18日 (火)

2016年に、実質的終焉を告げたノーベル文学賞

10月14日付記事「ボブ・デイランがノーベル文学賞を受賞。快さを伴ったイデオロギーにすぎないあの歌詞群に?」を閉じ、代わりにそれに加筆した拙ブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」の記事をこちらに再掲しておきます。

○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*

純文学なんてない、という奇怪な純文学排斥運動がわが国で行われるようになった時期と、村上春樹がもてはやされるようになった時期はだいたい重なっていたように思う。

私事になるが、わたしは1998年度の織田作之助賞第15回で「救われなかった男の物語」(結果発表誌『文學界』1999年2月号)、2005年度の第22回で「台風」(結果発表誌『文學界』2006年5月号)が最終候補になった。

第22回の授賞式で、選考委員のお一人だった三枝和子先生の講演があり、その講演の中で先生が「純文学はわたしはあると思っています」とおっしゃって、その理由を述べられたのを鮮明に覚えている。

わたしはその講演を聴きながら、激しく泣いていた。

何者らかの陰謀――としかわたしには思えなかった――によって純文学の存在そのものが攻撃され、それがわが国における純文学の終わりの始まりだと思われたということと、もうこの国では自分はプロの作家にはなれないという予感とが交じり合い、頭の中で渦巻いていたのだった。

それを遡ること、7年前の1998年、第15回受賞式のときにはまだわたしは文学界を信じていた。

受賞式後のパーティーで三枝先生から、ようやく見つけたという表情で、強く光る美しい目で見据えられながら「あなたの頭はわたしと同じく、男ね」といわれたことを覚えている。

三枝先生のあの目は男性的というより、性を超越した哲学者の目だった。ギリシア在住の経験があった先生にはプラトンを諧謔的に描いた作品がおありになる。

三枝先生は2003年にお亡くなりになった。わたしはお亡くなりになったことをあとになって知ったが、先生の臨終を察知していた。印象的な夢を見たのである。余談になるので、この話は別の機会に書きたい。

その後、2006年に村上春樹がチェコのフランツ・カフカ賞(2001年創設)を受賞したのをきっかけとして、彼がノーベル文学賞にノミネートされたというデマがしきりに流されるようになった(ノーベル賞の候補者や選考過程は50年間の守秘義務がある*1)。それに伴い、文学には無関係なイベントや乱痴気騒ぎなども起きるようになった。

そして、芥川賞受賞作品からは、人間性の追求という学究的側面と豊かな情操を持つ純文学の特徴が失われ、さりとて読者を楽しませることに徹した大衆文学の特徴もない、もはや文学作品といってよいのかどうかもわからないものとなり果てて、異様な臭気が放たれるようになった。

こうした純文学の凋落に至る一連の出来事は、敗戦後の複雑な事情を抱えるわが国だから発生した、いわばわが国固有の不幸な出来事だと思っていた。拙作『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』を参照されたい。*2

日本で起きたようなことが、ノーベル文学賞という国際的な舞台で起きるとは予想しなかった。翻訳文学から推測する限りでは、世界では純文学に分類されるような文学作品は依然として一定の水準を保っているように思われていたからである。

ノーベル文学賞が、国際的に通用する意味合いにおいてのリベラルな傾向を持つ作家に授与されてきたことは過去の受賞者一覧を一瞥すれば、わかることである。

作品の内容から窺われる観察力、認識力、分析力、洞察力、教養の度合い、情操に訴える力、普遍的意義という点で、わたしが首を傾げてしまう大江健三郎のような作家に授与されることがあったにせよ、ノーベル文学賞が優れた文学作品に授与されるという国際的な共通認識は2015年までは不動のものであった。

しかし、2016年、ノーベル文学賞という純文学形式の文学作品に与えられていた賞は、突然別物になった。シンガーソングライターのボブ・ディランに授与されることになったのだ。作家を志す人間には怖ろしい出来事である。ノーベル文学賞の裏事情を知りたいと切に願う。(※現時点まで、ボブはノーベル文学賞の受賞に関して沈黙している)

「風に吹かれて(Blowin' In The Wind)」を久しぶりに聴きかけて、いつもそうであるように、単調なボブ・ディランの声に飽き、途中でピーター・ポール&マリーで聴き直した。ボブにノーベル文学賞が授与されるのであれば、デヴィッド・ボウイにそうされたって、おかしくはない。いや、ボウイが生きていればだが。ボブ・デイランも年とった。皺がいっぱいだ。締めはジャニス・ジョプリンといこう。

ボブ・ディランの歌詞は説教臭くて、如何にもポピュラーソングの歌詞という感じがする。ボブがディラン・トマスに傾倒してディランと名乗るようになったのだとは、知らなかった。

歌詞を曲から切り離して評価することには戸惑いを覚えるが、あえてそうするなら、ボブ・ディランの歌詞はある快さを伴ったイデオロギーにすぎず、ディラン・トマスの詩にあるような――名詩が特徴とする――発見がボブの歌詞にはなく、詩作の過程にはあるはずの結晶化を経ていないように思われる。

Alfrednobel2_s

Alfred Nobel(1833 - 1896),c. 1883
From Wikimedia Commons, the free media repository

ディラン・トマスにノーベル文学賞というのなら、わかる。『世界文学全集――103 世界詩集』*3 所収ディラン・トマスの詩から断片的に引用してみる。

ぼくはばかの唖で吊り下がっている男に言えない
どのように絞首刑執行人の生石灰がぼくの肉体で出来ているかを。
(「緑の信管を通って花をひらかせる力」)

邦訳版でも充分に伝わってくるだけの思索の深みを感じさせる。このような作品はディラン・トマスにしか書けない。

ぼくが千切るこのパンは かつて燕麦[からすむぎ]だった。
異国の樹になる この葡萄酒は
その実
[み]の中に飛びんだ。
日中は人間が、また夜は嵐が
作物を倒した、葡萄の歓びを砕いた。
(「千切るパン」)

この詩を読んでいると、本当にパンや葡萄の香りがしてくる。ノーベル文学賞を受賞したガブリエラ・ミストラルの詩を連想した。

ほかのいくつかの渓谷でいっしょに
パンを食べていた亡き友人たちは味わっている
刈り入れのすんだカスティリャ地方の八月の
そして挽き砕かれた九月のパンの呼気を。
(「パン」)*4

彼らの味わっているパンが特別な清らかなパンに思えてくる。パンの呼気をわたしも感じる。   

最初の死者と地下深く ロンドンの娘は横たわる、
永劫の友だち、
年齢をこえた時間、母の暗い静脈に包まれて、
海へ注ぐテムズ河の
悲しむことのない水のほとりに秘
[ひめ]やかに、
最初の死のあと、もうほかの死はない。
(「ロンドンの空襲により焼死した子供を悼むことを拒む詩」)

空襲で焼死した子供を、流れる時間のただ中へと釘づけるようなトマスの詩作……

ボブ・ディランの歌詞は単純だから単調で、それゆえに曲を必要とする。彼の歌詞は曲と一体となってこそ真価を発揮するものであって、独立した詩とみなすには無理があるのではないかと思う。

作品の優劣以前の問題として、文学作品とはいえないのではないだろうか。文学作品であるような詩は、音楽的な調べを言葉のうちに含んでいるものなのだ。

次のリルケの詩「LES ROSES 薔薇」からの引用は、山崎栄治の秀逸な邦訳によって、その詩に内在する音楽性が現代日本語として可能な限り高められている。

薔薇よ、おお、おまえ、この上もなく完全なものよ、
無限にみずからをつつみ、
無限ににおいあふれるものよ、おお、やさしさのあまり
あるとしもそこにみえぬからだから咲き出た面輪
[おもわ] よ、

おまえにあたいするものはない、おお、おまえ、さゆらぐ
そのすみかの至高の精よ、
ひとのゆきなやむあの愛の空間を
おまえの香気はめぐる。
(Ⅲ)*5

一輪の薔薇、それはすべての薔薇、
そしてまたこの薔薇、――物たちの本文に挿入
[そうにゅう]された、
おきかえようのない、完璧
[かんぺき]な、それでいて
自在なことば。
  この花なしにどうして語りえよう、
わたしたちの希望のかずかずがどんなものだったか、
そしてまたうちつづく船出のあいまあいまの
ねんごろな休止のひとときがどんなものだったか。
(Ⅵ)*6

「薔薇」には24編が収められている。この詩に値する曲など存在しないと思わせられるほど、音楽的な詩である。下手に曲がつけられたリしたら、幻滅を招くだろう。

賞は文化の振興に役立つものだが、使い方を間違えれば、それは直ちに文化破壊の道具となる。

文学作品とはどんなものをいうのかさえわからない人々が選んだのではないか――という危惧さえ抱かせる今回のノーベル文学賞。一度でも、こういうことがあったら、御仕舞だ。

もうノーベル賞は理系に限定すべきである。

賞ではないが、賞に似た文化振興の役割を果たしてきたユネスコも今や完全におかしい。

2014年11月に、岩間浩『ユネスコ創設の源流を訪ねて―新教育連盟と神智学協会』(学苑社、2008)を読んで、神智学協会の理念がユネスコの精神的母胎となったことを知った。今のユネスコの動向から、その精神を感じることはできない。


*1:ウィキペディアの執筆者. “ノーベル文学賞”. ウィキペディア日本語版. 2016-10-15. https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E6%96%87%E5%AD%A6%E8%B3%9E&oldid=61533301, (参照 2016-10-15).

*2:直塚万季『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays, Volume 1)』(Kindle版、2013年、ASIN: B00BV46D64)

*3:安藤一郎・木村彰一、生野幸吉、高畠正明編、講談社、1981

*4:『ガブリエラ・ミストラル詩集 双書・20世紀の詩人 8』田村さと子編・訳、小沢書店、1993

*5:『新潮世界文学32 リルケ』新潮社、1971年、山崎栄治訳「LES ROSES 薔薇」よりⅢp.745

*6:『新潮世界文学32 リルケ』新潮社、1971年、山崎栄治訳「LES ROSES 薔薇」よりⅥp.746

|

2016年9月17日 (土)

二重国籍問題

「二重国籍、他にも」という、連合の会長・神津氏による、国会議員の二重国籍問題に関する重大な発言。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160916-00000163-jij-pol
時事通信 9月16日(金)20時19分配信

 連合の神津里季生会長は16日の記者会見で、民進党の蓮舫代表の「二重国籍」問題に絡み、「実は二重国籍だという議員が(他にも)結構いると聞く」と述べ、蓮舫氏以外にも存在する可能性を指摘した。

 ただ、「あまり目くじらを立ててどうこうということではない」とも語り、問題視しない考えを示した。

二重国籍問題で、日本労働組合総連合会の会長、神津里季生氏のこの戦慄するような発言。

戦後の日本はやはり、ここまで物騒で奇怪な国になってしまっていたのだとゾッとしました。

これでは、外国人参政権がなくてもあるようなものです。

「国会議員は公職選挙法第10条により、地方議員の場合は地方自治法第19条で「日本国民」であることを要件としているだけである。要するに国籍条項が規定されてはいるが日本国民を要件とすると言ったものが多く二重国籍者の扱いに関してはあまり明確ではない」(ZUU online 9月16日(金)10時10分配信 )という記事を閲覧しましたが、これは早急に改善すべき法的不備以外の何ものでもないでしょう。

どれほどの親日国との二重国籍であろうと、反日国との二重国籍であろうと、問題の重大さには変わりがありませんが、日本に核ミサイルを向けるような反日国との二重国籍を例にとって考えた場合、二重国籍の国会議員がわが国にとってどれほどの懸念材料になりうるかがわかるというものです。

その人物が真に日本と他国との架け橋となることを願い、日本の国会議員になることを志したのであれば、国籍問題をいい加減に考えるわけはありません。

日本はスパイ天国といわれているそうですが、そういわれるのも当然ですね。憲法九条問題にしろ、無防備なのもいい加減にすべきです。

ここまで無防備になったのも、二重国籍者が暗躍したからではないかと考えたくなる話です。

日本の国会議員は、日本の国益を優先させる日本人(日本国籍者)に限るべきです。

こうした問題が露わとなったさなかに、15日、民進党代表選で蓮舫氏が新代表に選出されました。

この件に関するKAZUYAくんのわかりやすい動画。

余命ブログで蓮舫氏の二重国籍問題が採り上げられています。

1154 蓮舫二重国籍問題
http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/2016/09/10/1154-%e8%93%ae%e8%88%ab%e4%ba%8c%e9%87%8d%e5%9b%bd%e7%b1%8d%e5%95%8f%e9%a1%8c/

1155 蓮舫二重国籍問題2
http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/2016/09/12/1155-%e8%93%ae%e8%88%ab%e4%ba%8c%e9%87%8d%e5%9b%bd%e7%b1%8d%e5%95%8f%e9%a1%8c%ef%bc%92/

当ブログにおける関連記事:

  • 2016年8月16日 (火)
    ついに発言、バイデン米副大統領「私たちが日本の憲法書いた」
    http://elder.tea-nifty.com/blog/2016/08/post-f943.html
  • 2016年7月20日 (水)
    ヘイトスピーチで有名な桜井誠氏の秀逸な弁舌(都知事選)
    http://elder.tea-nifty.com/blog/2016/07/post-0bc7.html

|

2016年8月31日 (水)

高畑さんへのバッシングから浮かび上がる社会問題も、行き着くところは……

女優の高畑淳子さんは、息子が起こした性暴行事件でマスコミからバッシングを受けている。

あの事件は高畑淳子さんのみならず、自分の息子を思う全ての母親を怯え憔悴させ、その苦悩を共有させるような事件だったが、そうした母性愛の普遍的な面に訴えかけたのは、高畑淳子さんの人間的魅力のなせる業である。

もし容疑者の母親が極悪非道な女性だったとしたら、この母にしてこの子、と思わせてしまうかもしれない。それでも、このような事件はそれを傍観する母性をも傷つけずには済まない。

育て方がどうの、と高畑さんがいわれるのを聴けば、まともな母親なら、わが身、わが子育てを振り返ってみたくなるはずである。聖母子のなす技でない限り、この世に完璧な子育てなどありえようか。

子は受け身だけの存在ではなく、赤ん坊のころから一個の生々しい、自己を主張する存在であり、母親から愛情や躾をその子なりのやり方で引き出す存在でもあるというのに。

冷静に考えてみると、高畑淳子さんがマスコミからバッシングを受けなければならない理由など何もない。

成人している息子をマスコミは一人の社会人と見做さず、母親の所有物と見做しているというわけだろうか。

ニュースとワイドショーとの区別がつかなくなってきた問題が、第一にある。ニュースを視聴するのが嫌になってくるほどだ。

ウィキペディア「ワイドショー」にワイドショーの問題点として、次のようなことが挙げられている。

ワイドショーの場合、報道番組と比べイエロー・ジャーナリズムである、芸能人のゴシップ等を取扱う事が多いため、幅広い話題についてコメントするという構成において、コメンテーターの不用意な発言や専門分野外に言及した発言の信憑性が指摘される。世論形成においての悪影響を危惧する意見もある。〔略〕
ワイドショーの取材については疑問の声が付きまとい、綿密な取材によるスクープ報道で評価を得る一方、各番組のレポーターが一団となって渦中の人物にインタビューを求め追いかける姿が非難の的となっている。
ことに芸能人が取材対象の場合は顕著で、反省を踏まえてこれまで幾度か「脱・芸能ニュース」を掲げることがある。

イエロー・ジャーナリズムとは、事実報道よりも扇情的、興味本位な内容を売り物とするジャーナリズムをいうらしい。

加えて、わが国のマスコミは反日勢力によって汚染されているといわれる。中韓に偏向した報道内容などには確かに、イエロー・ジャーナリズムだけでは説明のつかないものがある。

高畑祐太容疑者は発達障害、また性依存症ではないかとの声が多く上がっている。

最近は依存症治療を専門とする外来もあるようだ。そこでは、アルコール、薬物、ギャンブル、買い物、ネット、盗癖癖(クレプトマニア)、性嗜好障害(性依存症)などの依存症治療が行われるという。

ちなみに、わたしは比較的最近、神秘主義的観点から飲酒が死後にまで及ぼす弊害を考察した。興味のある方は拙「マダムNの神秘主義的エッセー」を閲覧していただきたい。

60 憑依と、成仏した義祖父の後日談(お酒好きな人々への野暮な警告)
http://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/08/02/100336

47 アルコールの害について(成仏した義祖父の話)
http://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/04/27/191319

わが国は今や、様々な依存症に苦しむ膨大な数の人間を抱えて青色吐息である。その最も大きな原因として、社会環境の悪化が挙げられるのではないだろうか。

今の日本は依存症を誘発する異常な刺激に満ちている。

東京都知事選に立候補した桜井誠氏がパチンコ規制を訴えていたことは記憶に新しい(桜井氏は新党「日本第一党」を立ち上げた。略称は日本一)。

わが国の環境悪化に反日勢力が強い影響を及ぼしていることは前掲の桜井誠氏、余命プロジェクトチーム、参議院議員・青山繁晴氏といった方々のサイトを閲覧し、著書を読めばわかる(桜井氏、青山氏に関しては動画も数多く公開されている)。

結局のところ、この問題も日本を守るために立ち上がった人々が反日勢力の駆逐の必要性を訴える、そこへ行きついてしまうようだ。

当ブログにおける関連記事:

|

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

Livly | Notes:アストリッド・リンドグレーン | Notes:アントニオ・タブッキ | Notes:グノーシス・原始キリスト教・異端カタリ派 | Notes:不思議な接着剤 | Notes:卑弥呼 | Notes:国会中継 | Notes:夏目漱石 | Notes:江戸初期五景1(萬子ひめ) | Notes:江戸初期五景2(天海・崇伝) | Notes:源氏物語 | Notes:百年文庫(ポプラ社) | Theosophy(神智学) | top page | ◆マダムNの電子書籍一覧 | ◇高校生の読書感想文におすすめの本 | ★シネマ・インデックス | ★マダムNの文芸作品一覧 | ★当サイトで紹介した作家、思想家一覧 | ☆☆紹介記事 | ☆マダムNのサイト総合案内 | ☆メールフォーム | おすすめKindle本 | おすすめYouTube | おすすめサイト | お出かけ | お知らせ | ぬいぐるみ・人形 | やきもの | よみさんの3D作品 | アクセス解析 | アニメ・コミック | イベント・行事 | イングリット・フジコ・ヘミング | ウェブログ・ココログ関連 | ウォーキング | エッセー「バルザックと神秘主義と現代」 | エッセー「卑弥呼をめぐる私的考察」 | エッセー「宇佐神宮にて」 | エッセー「文学賞落選、夢の中のプードル」 | エッセー「映画『ヒトラー最期の12日間』を観て」 | エッセー「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ」 | エッセー「百年前の子供たち」 | エッセー「精神安定剤」の思い出」 | エッセー「自己流の危険な断食の思い出」 | オペラ・バレエ・コンサート | オルハン・パムク | カリール・ジブラン(カーリル・ギブラン) | ガブリエラ・ミストラル | クッキング | グルメ | コラム「新聞記事『少女漫画の過激な性表現は問題?』について」 | シネマ | シモーヌ・ヴェイユ | ショッピング | テレビ | ニュース | ハウツー「読書のコツを少しだけ伝授します」 | バルザック | パソコン・インターネット | マダムNのYouTube | マダムNの他サイト情報 | マリア・テレジア | メモ帳Ⅰ | メモ帳Ⅱ | ライナー・マリア・リルケ | 俳句 | 健康 №1(治療中の疾患と服用中の薬) | 健康 №2(体調)  | 健康 №3(受診) | 健康 №4(入院) | 健康 №5(お役立ち情報etc) | 健康 №6(ダイエット) | 健康 №7(ジェネリック問題) | 健康 №8(日記から拾った過去の健康に関する記録) | 健康№8(携帯型心電計) | 児童文学 | 児童文学作品「すみれ色の帽子」 | 写真集「秋芳洞」 | 創作関連(賞応募、同人誌etc) | 占星術・タロット | 友人の詩/行織沢子小詩集 | 地域 | | 夫の定年 | 季節 | 家庭での出来事 | 山岸凉子 | 思想 | 息子の就活 | 息子関連 | 手記「枕許からのレポート」 | 文化・芸術 | 文学 №1(総合・研究)  | 文学 №2(自作関連) | 日記・コラム・つぶやき | 時事・世相 | 書籍・雑誌 | 未来予知・予測(未来人2062氏、JJ氏…) | 村上春樹 | 村上春樹現象の深層 | 東京旅行2012年 | 植物あるいは動物 | 検索ワードに反応してみました | 歴史 | 瀕死の児童文学界 | 父の問題 | 珈琲 | 神戸旅行2015 | 神秘主義 | 福島第一原発関連 | 科学 | 経済・政治・国際 | 美術 | 能楽 | 自作小説「あけぼの―邪馬台国物語―」 | 自作童話「不思議な接着剤」 | 芥川賞 | 萬子媛 - 祐徳稲荷神社 | 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』 | 評論・文学論 | | 連載小説「地味な人」 | 電子書籍 | 音楽