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2019年10月15日 (火)

軌道修正したらしいノーベル文学賞。2018年オルガ・トカルテュク(ポーランド)、2019年ペーター・ハントケ(オーストリア)。

2016年、ノーベル文学賞はシンガーソングライターのボブ・ディラン(アメリカ合衆国)が受賞した。翌2017年もノーベル文学賞は迷走を続けて、純粋な芸術性を目的として創作される純文学の作家ではなく、一般大衆を対象とした娯楽的要素の強い大衆文学の作家として人気の高いカズオ・イシグロ(イギリス)が受賞した。

何しろ、従来とは異なるジャンルへの授与が2年続いたのだから、個々の作品に対する評価は別として、これまでのノーベル文学賞とはいえなかった。

そして、昨年2018年はノーベル文学賞の選考機関スウェーデン・アカデミーに問題が起き、選考・発表が見送られた。もうノーベル文学賞は終わった……とわたしは思い、拙ブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」で以下のエッセーを公開した。

64 2016年に実質的終焉を告げたノーベル文学賞
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/10/16/191359

75 ノーベル文学賞の変節、及び古代アレクサンドリアにおけるミューズ
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2017/10/08/150033

だから、今年のノーベル文学賞の発表のことはすっかり忘れていて、ツイッターでそのニュースが流れてきたとき、もうその時期なのかとびっくりした。

2018年 オルガ・トカルテュク(ポーランド)
2019年 ペーター・ハントケ(オーストリア)

以上のような結果だった。

ペーター・ハントケという名には記憶があった。

ペーター・ハントケ(Peter Handke, 1942年12月6日 - )はオーストリア出身の現代作家。小説、戯曲、詩から放送劇、フランス文学の翻訳まで幅広く活動。現在フランスのシャヴィーユ在住。(……)
孤児が言葉を知ることによって社会にとらわれていく様を幾つもの断章を用いて描いた戯曲『カスパー』(1967年)や、殺人者が次第に言葉や社会とのつながりを失っていく小説『ペナルティキックを受けるゴールキーパーの不安』(1970年)など、当初は社会に溶け込めない個人を主題とした実験的なものが多かったが、70年代から80年代から次第に肯定的、総合的な作風へ移行して行き、前年の母親の自殺を扱った『幸せではないが、もういい』(1972年)や、『ゆるやかな帰郷』(1979年)、母方の祖父の故郷スロヴェニアを旅する『反復』(1986年)といった自伝的な作品も手がけるようになった。またヴィム・ヴェンダースと組んでの映画製作が知られており、自作が原作の『ゴールキーパーの不安』(映画は1971年)『まわり道』(同1974年)や『ベルリン・天使の詩』で脚本を書いている。
「ペーター・ハントケ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2019年10月10日 14:53 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

映画『ベルリン・天使の詩』で脚本を手がけた人物だという。わたしは観ていないが、映画雑誌「スクリーン」だったか、「ロードショー」だったかで掲載されていたのを覚えている。

オルガ・トカルチュク(ポーランド語: Olga Nawoja Tokarczuk[ɔlga tɔˈkart͡ʂuk] , 1962年1月29日 - )はポーランドの小説家、エッセイスト。スレフフ出身。
ワルシャワ大学で心理学を専攻。1993年にデビュー。文学専門の出版社「ruta」を設立し、2003年以降は執筆に専念する。2008年にポーランド文学最高峰のニケ賞を受賞し、現代ポーランドを代表する作家として注目されるようになった。『逃亡派』で2018年ブッカー国際賞受賞。
「オルガ・トカルチュク」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2019年10月10日 14:48 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

オルガ・トカルチュクの作品も未読だった。行きつけの図書館にあったのは、オルガ・トカルチュクは次の2冊。

昼の家、夜の家 (エクス・リブリス)
オルガ トカルチュク (著), 小椋 彩 (翻訳)
出版社: 白水社 (2010/10/19)

逃亡派 (EXLIBRIS)
オルガ トカルチュク (著), 小椋 彩 (翻訳)
出版社: 白水社 (2014/2/25)

ペーター・ハントケは次の4冊。

左ききの女 (新しいドイツの文学シリーズ)
ペーター ハントケ (著), 池田 香代子 (翻訳)
出版社: 同学社 (1989/11/1)

反復
ペーター・ハントケ (著), 阿部 卓也 (翻訳)
出版社: 同学社 (1995/1/1)

空爆下のユーゴスラビアで―涙の下から問いかける (『新しいドイツの文学』シリーズ)
ペーター ハントケ (著), Peter Handke (原著), 元吉 瑞枝 (翻訳)
出版社: 同学社 (2001/07)

ドン・フアン(本人が語る)
ペーター ハントケ (著), 阿部 卓也 (翻訳), 宗宮 朋子 (翻訳)
出版社: 三修社 (2011/10/21)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

オルガ・トカルチュクの『昼の家、夜の家』について、訳者あとがきには「本書を構成する111の挿話は、主人公の日常生活、日記、伝説、聖人伝、料理のレシピ、隣人のうわさ話など、それぞれが独立したものでありながら、互いがゆるやかに連関している」(小椋彩、P.378)と解説されている。

独立したものをなぜバラバラの断章にして、連載形式にするのかわからない。例えば、パトハリス修道士の物語はまとまって読むほうがわかりやすいだろうに、キノコのレシピや日記などの間に挟む。わたしには必然性が感じられず、思わせぶりなだけに思えた。

出典も、わざとわからなくしているのだとしか思えない。

引用箇所や参考文献がどことわかるように明記してあれば、作者の改変や潤色がどの程度加わっているのか、いないのか、その引用や参考の仕方が適切なのかどうかを調べることができるのだが、それができず、わが国で流行っているパクリと見分けのつかない、フランス語で誤魔化した「オマージュ」という怪しい手法を連想して苛立ってしまう。

というのも、カリール・ジブラーンの詩は、トカルチュクの小説の扉に置かれているときと、ジブラーンの詩の中に置かれているときとでは「家」が別物としか思えないからだ。異なる観点から「家」というモチーフが使われ、「家」は異なる意味合いを持っているということである。

また、例えば、『逃亡派』に出てくる「ショパンの心臓」の話は実話だが、作者の内臓趣味とショパンの心臓の話は全く意味合いの異なるもので、この作品の中に目玉商品のように置かれるのは、わたしの感覚からすれば、ショパンに対する冒涜でしかない。

トカルチュクは自然科学的というよりは即物的で、宗教的、神秘主義的というよりはごたまぜのスピリチュアル的な作家なのだ。

わたしがトカルチュクの作品に神経質になってしまうのは、ジェイムズ・ジョイスの恣意的な手法を連想してしまうからで、その手法に対する不審感を拙ブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」で書いた。

96 ジェイムズ・ジョイス (1)『ユリシーズ』に描かれた、ブラヴァツキー夫人を含む神智学関係者5名
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2019/06/02/004130

97 ジェイムズ・ジョイス (2)評伝にみるジョイスのキリスト教色、また作品の問題点 
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2019/06/18/200850

オルガ・トカルチュクの作品を読み込んでいる時間的ゆとりがないので、ジョイスの手法に似て見えるという点だけ、指摘しておきたい。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

ぺーター・ハントケの作品は、池田香代子訳で、『左ききの女』(同学社、1989)のみ読んだ。読み始めると先が気になって、一気読みした。

絶対音感という音楽用語があるけれど、これは絶対情感の世界とでもいうべきか、よくも悪くも夾雑物が一切ないクリアな世界である。邦訳文はそれを的確に感じとらせてくれ、読みやすい。孤独がテーマなのだろう。

※以下、ネタバレあり。これからハントケの小説をお読みになるかたは、ここまでになさってくださいますように。

女主人公マリアンネには子供が一人いて、彼女は夫ブルーノに別居したい旨を告げる。

小説だが、映像的で、ほぼ会話と描写から成立しており、ハントケが脚本家でもあるという肩書きはなるほどと思わせられる。

女主人公の孤独だけでなく、登場人物全員の孤独が捉えられている。

別居した夫が、腹立ちまぎれにマリアンネにいう。

君はどんどん年をとっていく。たいしたことじゃないわ、とかなんとかいいながら。そしてある日首を吊るんだ。墓に入っても、君の生きざまにお似合いの下品な臭いをぷんぷんさせる。その日まで、君はどうやって過ごすんだ? おおかた、ぼけっと坐りこんで爪でも噛んでるのが落ちだ。そうだろ?(ハントケ,池田訳,1989,pp.82-83)

ハントケの母親は1971年に自殺しており、このことを題材としたという『幸せではないが、もういい』が出たのは、翌1972年のことだった。『左ききの女』が出たのは1976年である。

女性の孤独を濃密に扱ったこの作品にも、母親のことが投影されているのではないだろうか。図書館にペーター・ハントケ(元吉瑞枝訳)『幸せではないが、もういい』(同学社、2002)がなくて残念だ。

作者の視点は小説に登場する子供の視点と重なりながらマリアンネを観察し分析し、彼女の輪郭を顕微鏡にかけるかのように外側から克明に描写する。

マリアンネがおかしくなりそうなクライマックスで、彼女の父親が登場し、よい味を出す。父親は往年の流行作家で、今は雑文書きとなっている。この父親に娘のマリアンネは似ており、彼は娘の指標となりうる人物なのだ。

父親の登場で、マリアンネは救われたといっていいだろう。

作者ハントケは無力な子供シュテファンとしてマリアンネを見つめる一方では、滋味に溢れた物書きの父親となって、マリアンネを見つめる。

息詰まるようなストーリー展開であるにも拘わらず、途中で読むのが嫌にならないのは、作者の真摯さ、誠実さ、人間的な温かさが読者にも伝わってくるからだろう。

マリアンネが父親に再会して再生のきっかけを掴むように、読者も作者から言葉にできない何か確かなものを受けとる。

それは孤独を課題として引き受けて身じろぎもしない、作者の誠実な創作姿勢及び、不撓不屈の精神性であるかもしれない。

父親と別れたマリアンネは、息子と山登りをする。風景描写が美しい。

下の方では煤に点々と汚れていた積雪もこのあたりでは純白だった。犬の足跡に代わって鹿の足跡があった。
 二人は下生えをかきわけて登って行った。いたるところ鳥の声に満ちていた。雪解け水が小さな流れを作って音たてていた。樫の幹からか細い枝が生え、干涸らびた葉が数枚そよいでいた。白樺の幹には白い樹皮が縞模様をなして垂れ下がり、震えていた。
 二人は木立が疎らになったところを行き過ぎた。空き地の縁には鹿が群れていた。それほど深くもない雪からは枯れ草の先がのぞき、草になびいていた。(ハントケ,池田訳,1989,pp.119-120)  

頂上で、焼いたじゃがいもを食べ、魔法瓶の熱いコーヒーを飲みながら母子は思い出を語り、ふとマリアンネはイエス・キリストの十字架への道行きのいろんな留[りゅう]のシーンを描いた絵の話をする。その話が印象的だ。

『イエス、十字架より下ろさる』はほとんど真っ黒で、その次の最後の留、イエスがお墓に葬られるシーンはまた真っ白なの。そこからがおかしな話なんだけど、お母さんはゆっくりと絵の前を歩いていたのね。その最後の真っ白の絵の前に立ったとき、突然、白い絵と重なってほとんど真っ黒のさっきの絵が、数秒間残像になって見えた。それから真っ白な絵が見えた。(ハントケ,池田訳,1989,pp.123)

その後、父親を除く大人の登場人物がマリアンネに誘われて集合し、ホームパーティーとなる。夫ブルーノ、マリアンネの友達で教師をしているフランツィスカ、マリアンネがブルーノのセーターを買ったブティックの女性店員、マリアンネを翻訳者として雇っている社長とその運転手、マリアンネに言い寄る俳優――といった人々である。

各人が自分の孤独を身の内に宿したまま大団円を迎え、パーティーは御開きとなる。

これは未だ初期の作品で、後半部は幾分緊張感が緩み、結末を急ぎすぎた感もあるが、純文学作品らしい手応えのある作品である。

ひとまず、ノーベル文学賞が軌道修正したことに万歳といいたい。おめでとうございます、ペーター・ハントケ。疑問点はあるけれど、おめでとうございます、オルガ・トカルチュク。

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2019年10月13日 (日)

東京を水没から救った二大守護神、首都圏外郭放水路と八ッ場ダム

台風19号の記録的な豪雨により、各地で、甚大な被害が起きました。わたしは息子の住む東京都の安全がどうしても心配でしたが、危惧したよりは首都圏の被害が少なく済んだようで、ホッとしながらも不思議でした。

前掲のツイートを閲覧して、疑問が解けました。

10月1日に試験湛水が開始された八ッ場ダムが台風19号の大雨による利根川の氾濫を食い止め、首都圏外郭放水路(公式愛称「彩龍の川」、「地下神殿」とも呼ばれる)が首都圏の洪水被害を大幅に軽減。鎮座まします二大守護神が東京を水没から救ってくれたというわけですね。

「彩龍の川」も「地下神殿」も、何て素敵な呼び名なんでしょう!

八ッ場ダムは、耳にした覚えがありました。民主党政権時代に国会で叩かれていましたっけね。

八ッ場(やんば)ダムは1967年に事業着手された、群馬県長野原町、利根川水系吾妻川に建設中の多目的重力式コンクリートダムで、2020年完成予定となっているようです。

2009年8月30日に投開票が行われた第45回衆議院議員総選挙では、マニフェストで「川辺川ダム、八ツ場ダムは中止。時代に合わない国の大型直轄事業は全面的に見直す。」と掲げた民主党が308議席を得て衆議院第一党となったことを受け、国土交通省の事務次官谷口博昭は、9月3日午前に入札を延期するよう発注者である関東地方整備局長に対して指示、ダム本体工事の入札は新政権の大臣の判断・指示を待つ意向を明らかにした。9月16日、鳩山由紀夫内閣が正式に発足、国土交通大臣に就任した前原誠司は、認証式後の就任会見において八ッ場ダムの事業中止を明言し、鳩山由紀夫も翌17日の記者会見でこれを支持した。(……)
「八ッ場ダム」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2019年10月13日 07:20 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

このように、民主党政権下で、一時工事が中断されました。

八ッ場ダムにとってはぶっつけ本番となったわけですが、見事に大役を果たしてくれましたね。

2019年10月1日、試験湛水が開始された。
令和元年(2019年)10月7月(月)午前10時時点の試験湛水状況(速報値)
貯水位(標高):503.5m
貯水率:0.0%
試験湛水により2~3か月かけて満水にする予定だったが、2019年10月12日に上陸した令和元年台風第19号の大雨により水位が急上昇した。国土交通省関東地方整備局の速報によると、13日午前5時時点の水位は標高573.2メートルとなり、満水時の水位(標高583メートル)まで約10メートルに迫った。
利根川下流の栗橋観測所では、13日未明に決壊の恐れがあるとして久喜市、加須市などに避難勧告が発令されるなど緊迫した状況が続いたが、決壊には至らなかった。
「八ッ場ダム」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2019年10月13日 07:20 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

危ないところではあったようです。八ッ場ダムがなかったらと思うと、ゾッとします。

民主党政権下で要らないもの扱いされていた、スーパー堤防のことも思い出しました。

1987年(昭和62年) - 建設省(現国土交通省)が事業開始。
2010年(平成22年)10月28日 - 民主党政権の事業仕分け第3弾でスーパー堤防事業は廃止と評価判定された。
2011年(平成23年)8月11日 - 「高規格堤防の見直しに関する検討会」において東北地方太平洋沖地震をふまえ、施設の整備水準を上回る外力は発生しうるとしても人命を守ることを第一に対応することの重要性を改めて認識した。
2012年(平成24年)1月19日 - 国土交通省は区間873kmのうち50.6kmの5.8%が整備完了としたが、会計検査院は不完全区間があり完成区間は1.1%と指摘。また、2010年10月の事業仕分けで廃止と判定されたが、2011年東北地方太平洋沖地震をふまえ、「人命にかかわる」として約120kmは整備継続の方針。
「高規格堤防」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2019年5月26日 13:09 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

規模は120kmに縮小されながらも、建設は行われているようです。

何か起きるたびに、わたしは民主党政権時代の悪夢のような「事業仕分け」を思い出す癖がついてしまいました。わたしには彼らが日本沈没を企んでいたとしか思えません。単に無知だった可能性もありますが……

まだ救出を待っている方々がおられるようです。一刻も早く、救出されますように。

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2019年10月12日 (土)

暴風に備えて、窓に養生テープを

台風19号、「13日にかけて予想される最大瞬間風速は、東海地方、関東甲信地方60メートル」とか。

息子、親戚、友人が東京方面にいるので、心配です。

大分県日田市で台風被害に遭ったとき、最大瞬間風速50・2メートルでした。それより大きい……

50メートルでさえ、外へ出るなどできないレベルです。まず、ドアが開きません。電信柱が倒れ、何が飛んでくるかわかりません。

九州では、暴風雨のときにドアに指を挟まれて大怪我をしたという話をよく聞きますので、どうしてもドアを開けなければならないようなときはくれぐれもご注意を。

窓が割れたという話もよく聞くところです。養生テープ、カーテンをして、窓から遠ざかるのがいいようです。持っていれば、ヘルメットをかぶったほうがいいと思います。

窓が飛ぶレベルだと、養生テープも無意味かもしれませんが、割れたときにガラスが飛び散ることを防ぐことはできるそうです。

何とか軌道修正したらしいノーベル文学賞のこと、あいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」に「被曝最高!」と若者らが叫ぶ原発事故を嘲った映像作品があったそうで炎上しており、この二つに関する記事を書いているところでしたが、台風の事が気になり、当記事となりました。

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2019年9月 5日 (木)

河野太郎外相の寄稿文「The Real Issue Between Japan and Korea Is Trust(日韓間の真の問題は信頼)」

現職大臣のこのような寄稿は嬉しいですね。

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2019年8月28日 (水)

北部九州の大雨、妹と電話で話しました

北部九州が記録的な大雨。

ネットニュースでJR佐賀駅が冠水し、武雄市が海のようになっている映像に驚いて、佐賀県在住の妹にとりあえずメールしました(電話して、取り込み中だと悪いので)。

しばらくして電話があり、玄関近くまで水が来たけれど、大丈夫だったとのことで、安心しました。午前4時ぐらいがひどかったそうです。平屋に住む隣人が、昨夜、避難していらしたとか。

そのかたのご主人が警察官で、生まれて半年の赤ちゃんを含む三人の子供たちと過ごすのは怖いし、避難するにも大変だとかで……

トイレが逆流して困っているそうです。妹夫婦は姪夫婦と同居している二世帯での暮らしで、総勢6人。吸水性ポリマー(排泄物凝固剤)などの備えもないとか。

妹のご主人が何かないかと思い、近くのコンビニに行ったけれど、すっからかんだったそうです。幸い停電はしていないし、食糧も一応あり、特にバナナが沢山あるので助かっているとか。

いつごろからかバナナ好きになり、毎日のようにバナナを食べている夫に話すと、バナナの功績を我が事のように喜びました(?)。

佐賀県、福岡県、長崎県に出されていた大雨特別警報は、午後2時55分に全て解除されましたが、今後も警戒が必要なようです。

祐徳稲荷神社のある鹿島市は、妹が友人に電話したところ、被害は出ていないようだとのことでした。

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2019年8月14日 (水)

NHKの欺瞞、核保有国に向けてのメッセージを。

そうです、日本は二発も原爆を投下された被爆国です。そして、世界には核実験の被害にあっている多くの地域が存在します。NHKはぜひ、核保有国に呼びかける内容の放送を行ってください。

中でも、非人道的な核実験として知られるのは、中国が新疆ウイグル自治区で行った核実験です。1964年から1996年までに、ロプノール地域(シルクロードの要衝だった都市国家「桜蘭」遺跡のある辺り)で46回の核実験を実施。ずさんな核実験のために、被害者数は広島原爆被害の4倍を超えるとか。

ウィグル民族は、中国共産党の民族浄化政策による臓器狩りのターゲットとなっていることでも知られています。まさに踏んだり蹴ったりです。

そういえば、国政に進出した「NHKから国民を守る党」が話題になっています。

NHKの偏向したニュース、歴史番組。どこまで質が低下するのか興味が湧くくらいにひどいドラマの数々、日韓関係が最悪の今も嬉々として放送され続ける韓流ドラマ。

高い受信料を払って、これではね。

ただ、わたしはNHK-BSをよく視聴します。そういう事情からはNHKがなくなると困るのですが、よく考えると、NHK-BSを通して一番視聴するのはBBCの番組です。質の高い番組が多いからでしょうね。

別に、BBCの番組を観ようと思って観るわけではないのです。面白いので、どこのだろうと思って見ると、BBCの番組であることが多いというわけです。

BBCはイギリスの公共放送局ですよね。同じ公共放送でありながら、この違いはどこにあるのか、ググると、ネット上には既にこの違いを分析した記事が沢山ありました。

解体か、徹底的な改善か、どちらかが必要な時期に来ているようです。一般国民の我慢の限界から噴出したのが、N国党なのでしょう。

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2019年8月 5日 (月)

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その3。良識的河村市長と偏向的大村知事、ダークな祭典の核心にあるもの。

 

以下は、高橋洋一氏の「検閲」に関する解説。

今回の左派が起こした事件は、まるで敵対国の思惑を代弁したかのようです。

公共施設で、反日プロパガンダでしかない醜悪なオブジェを展示し、その行為を芸術とのたまった。夏休みを狙ったのは、子供たちの洗脳を目的としていたからでしょうか。

このような、芸術離れしたオブジェを芸術だというような人物がよくもまあ芸術監督というポストに就けたものだと呆れ、ウィキペディアを見ると、大学教授なども勤めた輝かしい経歴ではありませんか。

津田 大介(つだ だいすけ、1973年11月15日 - )は、早稲田大学文学学術院教授(任期付)、有限会社ネオローグ代表取締役、一般社団法人インターネットユーザー協会代表理事。
大阪経済大学情報社会学部客員教授、朝日新聞社論壇委員、新潟日報特別編集委員も兼任している。関西大学総合情報学部特任教授、京都造形芸術大学芸術学部文芸表現学科客員教授、東京工業大学リベラルアーツセンター非常勤講師、ネットランナー編集部、上智大学文学部新聞学科非常勤講師等を歴任した。

東京都北区滝野川出身。父親公男は社会主義協会派の活動家で、日本社会党(現:社民党)の副委員長高沢寅男の議員秘書も務めた。しんぶん赤旗にて、中学生時代に「赤旗」を読んだことが「物書き」になるきっかけとなったと述べている。
「津田大介」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2019年8月5日 02:08 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

経歴と今回の事件が結びつかず、不審感を深めていたところ、別の一面を描写した記事に出合いました。

今回の事件の裏には、周到に計画した大きな組織が隠れているのではないでしょうか。彼は使い走り役を務めたわけですね。京アニ事件も変ですよね。

複雑な背景はあるでしょうが、核心にあるのは、マルクシズム的唯物論だと思います。これはもう古いのです。人間のうちに潜む高貴な面を全く説明できず、無視するか、否定することしかできないのですから。

ところが、マルクシズムによって否定され、貶められた近代神智学は、全然古びていません。伝統的でありながら新しいのです。

心理学でいう情操は、ブラヴァツキーの神智学でいえば、高級マナス(マナスは「心」の意)の影響を帯びた上へ向かう感情で、カーマ(欲望)へと下へ向かう低級マナスの影響を帯びた感情とは区別されるべきものです。

情操に訴えかけるものだけが芸術といえる性質のものであることは、神智学を知り、宇宙と人間の七本質への理解が深まれば、図式的にわかります。オーラや想念形体が見えれば、一層――実感的に――理解が深まります。

わたしは文学、美術、音楽などの芸術的な作品に触れることで、内的に成長し、オーラや想念形体が時々見えるようになりました。誰のうちにも潜む、胸の奥から迸る光はたとえようもない美しさで、めくるめく美の世界です。

霊媒能力とは違い、この能力は生まれ変わっても消えることはないそうです。生まれ変わるごとに、再獲得する必要はあるようですが。

芸術祭を騙る、ダークな祭典にだまされてはいけません。

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2019年8月 3日 (土)

「あいちトリエンナーレ・表現の不自由展」中止のその後 その1。芸術なら真善美を意識した表現の自由でなければ…

「表現の不自由展」の実行委員会は、法的対抗手段を検討しているらしい。

勝てる見込みがあるからだろう。

文学界も美術界も、そして法曹界もおかしくなっている。おかしくなっているのは、他の分野もだ。今こそ、それを正すときだ。満身創痍の日本。がんばれ、ニッポン!

以下は、関連記事です。

2019年8月 3日 (土)
「あいちトリエンナーレ2019」問題。芸術作品でなければ、展示にも語るにも値しない
http://elder.tea-nifty.com/blog/2019/08/post-980888.html

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「あいちトリエンナーレ2019」問題。芸術作品でなければ、展示にも語るにも値しない。

この後、「表現の不自由展が中止に」というニュースに接しました。津田氏は往生際悪く、「表現の自由」の問題とすり替えようとしています。

以下は、「あいちトリエンナーレ2019」関連の過去記事です。

2019年8月 2日 (金)
「平和の少女像」(慰安婦像)と「ライダイハンの母子像」を芸術的観点から比較してみる
http://elder.tea-nifty.com/blog/2019/08/post-fda191.html

2019年8月 3日 (土)
国際芸術(?)祭「あいちトリエンナーレ」に投じられる莫大な公費は、どう使われているのか?
http://elder.tea-nifty.com/blog/2019/08/post-523247.html

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国際芸術(?)祭「あいちトリエンナーレ」に投じられる莫大な公費は、どう使われているのか?

拙関連記事です。

2019年8月 2日 (金)
「平和の少女像」(慰安婦像)と「ライダイハンの母子像」を芸術的観点から比較してみる
http://elder.tea-nifty.com/blog/2019/08/post-fda191.html

このようなイベントに、愛知県と名古屋市が11億円以上の予算(公費)を使っているとは、驚きです。莫大なお金がどこへどう使われているのか、ぜひ知りたいものです。

わが国では文学の分野がひどいことになっていますが、美術の分野も相当ひどいことになっているとしか思えません。ミューズ(日本風にいえば弁財天)は、このような騒ぎをどうご覧になっているのでしょうか。

ミューズの峻厳な、怖ろしい一面を知っていれば、とてもできない所業が、今の日本では平然と行われています。

「あいちトリエンナーレ」に関して、小坪慎也氏が詳細な記事を書いてくださっています。

 

 

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