カテゴリー「夫の定年」の66件の記事

2015年6月15日 (月)

神戸旅行2015 ①久しぶりの家族旅行

家族旅行中

東京方面から合流した息子、娘とわたしたち夫婦での家族旅行は本当に久しぶりです。

夫と息子、長年のこだわりがまるでなかったかのように、ずっと話しています。

よくあんなに話すことがあるわね、と娘と呆れるほどです。

嬉しいのは勿論ですが、男心って、わかりません。

2つの部屋の間にはドアがあり、行き来できます。

二人は時々来てなにか話して、また二人になり、話しています。

写真は、昨日の夕方、神戸オリエンタルホテルの最上階にあるフロントで撮りました。

神戸港が見えます。

大阪の伊丹空港からリムジンバスに乗って、神戸三宮で降りました。

伊丹空港でリムジンバスの乗車券を自販機で買ったとき、自販機が「発見しました!」といったので、「えっ? なにを発見したの?」と思いましたが、「発券しました!」の聞き間違いでしょうか。

ホテルは旧居留地にあり、三宮、元町を散策するのに便利です。

神戸へ来るのは4度目ですが、いつも大阪のついでに寄るという感じで、前回は慌ただしく異人館めぐりをしました。

昨日は、神戸市立博物館に行き、プラハ国立美術工芸博物館所蔵「輝きの静と動ボヘミアン・グラス」を観ました。

中世に製造されたビーカーに描かれた絵は、タロットカードの絵を連想させました。

水晶のようにきらめくボヘミアン・グラス。水晶で製造されたものも展示されていました。

乳白色を帯びたものは陶磁器と間違いそうでしたが、柔らかな、透明感のある感じが陶磁器とは違っていました。

ウランを加えて製造されたものは、黄色い輝きを放っていました。

ウランといっても、人体に影響しない使われかたなんでしょうね。

伊万里焼の地図皿も観ました。天保期に製造された地図皿には、小人国、女護国という不思議な国が書かれていました。

そのような国があると、信じられていたのでしょうか。ファンタジーなんでしょうか。

沖縄が四国より大きく描かれ、北海道には松前しかないように描かれたりしています。

博物館を出たあと、UCCコーヒー博物館に行く予定でしたが、間に合いませんでした。

ゴンチャロフがプロデュースするカフェ「ガルニエ」でランチしました。

|

2014年7月27日 (日)

ちょくちょくご心配いただくので……夫の仕事のことなど。草食系男子が増えているそうで。

当ブログに知り合いの方々が結構お見えになっているようで、隠れ家が見つかったような感じで、困ったなあと思ったりしています。

年賀状などで自分から宣伝してもいたのですが、それ以上に……

で、過去記事で夫の定年後の職探しが過酷だったと書いたことがよほど印象的なのか、再就職できたことはご報告したように思うのですが、「ご主人、今何してらっしゃるの?」とか、「どこへ勤めておられるの(おられないの)?」とか、尋ねられることがちょくちょくあるので、書いておきますね。

ブログなので、詳細を書くことはできませんが、某シティホテルの夜間フロント&警備の仕事をしています。

アジア人、欧米人など外国からお見えになるお客さんも多いそうで、電話で英語で話しかけられたりすると慌ててしまうとか。顔を見ながら話せればまだ手振り身振りで伝えることができますが、電話となると、語学力が要求されますよね。単語で何とかなるそうですけれど。

うちのすぐ近くにもシティホテルがありますが、そこではなく、通勤には時間がかかります。3、4日に1日の割合で休みがあります。

ついでに、息子のことですが、まだ学生なのだろうかと心配していただく向きがあるようです。大学の修士課程を卒業後、東京の会社に就職しました。ストレートに博士課程に行きたかったようですが、お金がなかったので、就職したのです。そして、現在は会社の休みを利用して大学の博士課程に通っています。

娘は書店員をしています。転職を考えたりしていますが、なかなか難しいようです。最近、保険証が出版健康保険というのに変わったとか。しおりを見せて貰うと、保養所が沢山載っていました。ふーん、契約社員でありながら、正社員と全く同じ仕事内容である上にサービス残業が当たり前――安くこき使われているのに、こんなの見ると、親の立場としてはイラッと来ます! 

小泉不況下で就活をした娘の世代は正社員になれず、結婚できない人が多い。何とかしてほしいものです。

息子のときはまだ就活のほうは恵まれていた気がします。息子の場合は自分の専門で職探しをしていたので、個人的に大変でしたが。

その息子と同じ年の友人のお嬢さんは有名大学を卒業して、よいところに就職しました。そして結婚したのですが、「出戻ったのよ。聴いてくれる?」と友人。年下の草食系男子と結婚してしまい、ヒモ同然の頼りなさに呆れ離婚してしまったのだとか。草食系男子、増えているんですってね。

おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に……というかつての社会体制がベストとは思いませんが、文化の継承、地域の安全、子供たちのことを思えば、両親のどちらかが家にいられる体制が理想的である気がします。

わたしが子育てをしていた頃は専業主婦が多く、幼稚園の送り迎えや地域活動、買い物などで地域をウロウロしている母親が沢山いました。

わたしたちは自覚のないまま地域のパトロールをしていたようなもので、まだ小さかったうちの子がいじめに遭ったときも、教えてくれたのは午後買い物に出かけてそれを目撃したママ友でした。

外人の家政婦さんを増やそうという動きもあるようですが、わたしは反対です。ここでその理由を述べることはしませんが、過去記事を読んでいただけば、おわかりいただけるかと思います(きちんとした記事にしたいと考えていましたが、まだできていません)。

|

2014年5月30日 (金)

木造家屋を建てる妖精たち

Kentikuyousei1_blog3

 定年退職してから半年職業訓練校に通い、卒業後1ヶ月して再就職した夫ですが、趣味に時間をかけることができるようになり、3D制作に熱中しています。

 これまでにも何度か2D画像にして記事にしましたが、これは妖精たちが木造家屋を建てているところだとか。

 3D画面で見たとき、方向を変えても、この家屋(の骨組み)は崩れません。うまくいっていないと、方向を変えたときに崩れてしまったりするのです。別の方向からは妖精たちの顔を見ることができますよ。

Youseikao3_blog

 ちょっと妖怪っぽい容貌です。後ろ姿は小鳥ですけれど、それにしては尻尾が長いでしょ。まあ、その顔を含めて、妖怪というには可愛いので、妖精といいました。

 現在は人物を作っていて、髪の毛を処理しています。髪の毛を持ち上げたり、散らしたり……

 わたしもやってみたいのですが、膨大な時間がかかるようなので、無理だわ~。

|

2014年2月 5日 (水)

初の動画体験でわかったこと。気温差でうなじの皮膚が。息子の出張予定、夫の親友の小説。

 初の動画体験は刺激的でした。まだわからないことも多いのですが、面白いですよ。楽器が弾けたり、朗読が上手だったりするかたは、YouTubeにどんどん動画をアップなさったらいいと思います。

 YouTubeに動画をアップする際に、Googleで登録した名前が表示されてしまうのは何とかならないだろうか、と思い、ググってみたところ、YouTube用のチャンネル登録ができることを知りました。

 以下の記事で詳しく説明されています。

 YouTubeでは動画を編集でき、BGMをつけたり、テキストを貼り付けたりできるようになっています。まだそういったことは試していないのですが、便利ですよね。

 動画のプライバシー設定は、公開、限定公開、非公開から選べます。

 文学に関する動画を作るといっても、どういったものを作るのかは漠然とした段階です。これまでに読んだ本の紹介、作品論、作家論、神秘主義思想と児童文学の関係といったことも私的講座風に論じてみたいと思っていますが、それには原稿が必要で、時間がかかかるでしょう。

 初の歴史小説を書く合間には、お試し二弾として自作キンドル本の宣伝動画など作ってみたい気がしています。第三弾として「おすすめ読書感想文によい本」を作りましょうか。

 ここからは私的メモです。

 昨夜、息子が電話してきて、娘と話し、わたしとも少し話しました。一昨年は出張でオランダとドイツ、昨年は韓国に出かけましたが、今年はアメリカのサンフランシスコに行くかもしれないといっていました。

 息子はまだ大学の博士課程に席を置いたままですが、仕事と大学でやっていることがリンクするようになり、サンフランシスコにも会社の出張で学会に出席するためだそうですが、大学でやっていることの参考にするためでもあるとか。

 就職せずに博士課程に進み、ポスドクになるか、会社に就職して社会人ドクターになるかで迷った息子は後者の道を選択しました。大学の研究とリンクする仕事を希望したため、就職活動は困難を極めました。

 幸運にも希望するような部署のある会社に就職ができたと思ったら、不運なことに、何と入社した日にその部署がほぼ潰されてしまったことを知ったのでした。怒った息子。一時は退職も考えたようです。

 その部署は本当に潰されてしまったのではなく、細々と続いていました。息子は別の部署で仕事をしていました。その別の部署にようやく慣れ、楽しくなってきた頃に、昨年だったでしょうか、ほぼ潰れていた部署が完全復活を果たし、そこへ配属されることになったのでした。

 海外は安全でないところも多いので、海外出張と聞くと心配になりますが、まあ今は日本にいても本当に安全とはいえなくなってきた気がします。

 夫は流通業に勤務していた頃、研修旅行でアメリカのダラス、ロサンジェルス、アトランタに行っています。郊外型のホームセンターを視察するのが目的でした。あの頃のアメリカは力がありましたね。

 身近な人間から旅行の話を根掘り葉掘り聞くのはわたしの趣味です。

 自身が一度も海外旅行の経験がないので。ホロスコープには海外との縁が出ているのになあと思ってしまいます。キンドル本はアメリカの自己出版サービス(アマゾンKDP)を利用させていただいて海外でも売っているわけですから、これも海外との縁があるといえないこともないでしょうが、何だか寂しいわね、これっぽちの縁じゃ。

 サイト→キンドル本→YouTubeと興味が拡散していきます。こうした流行に乗りつつもマイペースで創作を進めなければと思っています。キンドル本にする予定の『気まぐれに芥川賞作品を読む ①2007 - 2012』で、なぜか引っかかっています。

 そういえば、夫の中学時代からの親友が小説を書いているそうです。とても真面目な、男らしい、優しい人で、夫に泣かされたとき、彼が今度何かあれば自分のところに来ていいといってくださいました。夫は昔から彼を尊敬していて、同学年だったにも拘わらず、兄のような存在です。

 彼は✕1なのですが、その原因は仕事が忙しすぎる彼を奥さんが浮気をしているのだと誤解したことだったと夫から聞かされました。北九州の家を売りに出していたのが売れ、今は博多で息子さんとマンション暮らしをなさっています。

 定年後に始めた畑仕事がマンション暮らしになってからはできなくなったので、小説を書き始めたのだそうです。読みたくてたまりません。送っていただくよう、夫を急かしています。もう4篇も完成作があるのだそうです。

 河津さんの小説のことも忘れたわけではありませんが、今回送っていただいた本の内容はわたしには理解しにくいもので、解釈に迷いがあり、感想を書かないままになってしまっているのは申し訳ないことです。

 気温差の激しいここ数日です。わたしはうなじの皮膚がまずいことになっています。それに、これは気温差とは関係ないでしょうが、ウロカルン錠を3日飲みやめると、結石と思しき腹痛が起きるのには悩まされています。

 あなた様も、どうかご自愛くださいませ。

 東京都知事選、どうなるのでしょうね。

|

2014年1月11日 (土)

夫の健康診断 ②タバコ

 前の記事で、がん検診にびびったことを書きました。

 精密検査の結果では異常なしだったとはいえ、タバコ対策は必要だと感じました。

 なかなかタバコをやめられない夫ですが、既に本数は1日4本までに落としていたそうで(この言葉、ホントウかしら)、さらにタバコを軽いものに替えることにしたとのこと。これが続くかどうかですが、とりあえずは一つの進歩かなと思っています。

 夫が最近まで吸っていたのはホープ・メンソールでした。ここで調べてみると、

  • ホープ・メンソール
    タール :8mg  入数/1個:10本
    ニコチン:0.6mg  価格/1個:220円

 それを、ケント・メンソールに替えてみたそうです。

  • ケント・メンソール 1 ・100ボックス
    タール :1mg  入数/1個:20本
    ニコチン:0.1mg  価格/1個:410円

 まだ、お試しの段階。タール、ニコチン度の低いものに替えたからといって、油断はならないようです。以下のサイトで解説されています。

 まあ、様子見といったところです。夫の喫煙はわたしの喘息にも影響するので、これはわたしの問題でもあるのです。夫婦って、よくも悪くも一心同体といったところがありますねえ。

|

2014年1月10日 (金)

夫の健康診断 ①がん検診

 以下の記事から、前回の夫の健康診断(職場検診)に関係する部分を抜粋。

 夫は、過日、定年後の再就職で入った会社の健康診断で、血圧が経過観察となっていました。夫は密かに心配していたようで、わたしの目につくところに健康診断の結果を広げていました。

 上が130ちょうど、下は基準値内で高血圧という判定は、61歳という夫の年齢からすると、厳しすぎる採点ではないかと思いました。それよりわたしは、ほん少しはみ出ているコレステロールが気にかかりました。義母(夫の母親)は中年期から高脂血症だったのですが、脳梗塞で倒れたことがあります。ただし、これは空腹時の採血ではありません。

 念のために病院に行ったみたら、というと、夫はいつものように「別にいいよ」といいました。明らかにもう一押ししてほしそう。そこで、もう一押ししたら、行く気になってくれました。

 総合病院、わたしの通っている循環器クリニック、近くの内科循環器科医院のうちのどれかがいいのではないか、と夫にいいました。

 夫の年齢を考えると、歩いても行ける距離にホームドクターをつくっておいたほうがいいと前から話してはいました。そのよい機会でした。夫は近くの内科循環器科医院を選択。ググってみると、先生は東京の私大(博士課程)卒。連携という点でどうだろうか、とは思いましたが、よさそうな感じはしました。

 成人病の生活指導なども積極的に行われているようなので、夫に禁煙を勧めて貰えるかもしれないとわたしは期待しました。

 夫が健康診断の結果を持参して、そこを受診したところ、血圧は問題ないということで(病院ではもっと低く出たようです。健康診断の基準は厳しすぎると先生もおっしゃっていたとか)、空腹時の血液検査でも特に異常はありませんでした(でも、悪玉コレステロールには気をつけたほうがよさそうな気がわたしはしました)。

 また何かあれば、ということでした。血液検査なども、心配であれば、定期的にしてくださるそうです。

 先生の年齢はわたしくらい、説明は丁寧、お年寄りの患者ばかりだったそうですが、混んでも閑散としてもいず、建物の中は綺麗なほう。

 夫は気に入り、そこの先生が今後ホームドクターになりそうです。ただ、禁煙とか減煙の忠告などは何もなく、この点に限り、わたしの期待外れでした。

 そして、今回、昨年末に受けた夫の健康診断の結果が返ってきました。血液検査に関しては、前回いくらかオーバーしていた悪玉コレステロールは1だけ下がっていました(オーバーは変わらず)。他は全て異常なしでした。血圧も基準値内。

 ただ、青天の霹靂だったことには、希望すれば受けられる「がん検診」で、胸部X線の項目に「右上肺野 腫瘤陰影」とあったことです。

 それについて、「レントゲン検査の結果、右の肺に正常とは異なる所見を認めました。/特に自覚症状はないご様子ですので、そう言われてもピンとこないかも知れませんが、以前よりは減らしてはいらっしゃるにしましても、タバコを吸う習慣がおありですので、念のために精密検査を受けて問題ないことの確認をしておかれるとよろしいですね。/同封の封筒をお持ちの上、呼吸器科を受診されるようお勧めします。/また、これを機に禁煙ができると何よりですね。」とありました。

 ゾッとしました。

 夫はワルだったそうで、高校時代からの喫煙歴があります。実はわたしも大学時代、文芸部で喫煙を覚え、最初の子の妊娠がわかるまで吸っていました。結婚前につき合っていた頃、わたしたちは同じショートホープを吸っていました。こんな好み、よく一致します。

 でも、結婚後すぐに妊娠したので(計算したらハネムーンベビー)、わたしは直ちに禁煙しました。夫にも頼みましたが、ノン。子供たちが喘息になったので、厳しく禁煙を迫りましたが、ノン(わたしたちの目の前で吸うことは少なくなりましたが)。ゲーム三昧。それ以外にも無分別な行動。そんな夫が許せず、特に子育て時代は喧嘩ばかりしていました。

 そんな夫の許せない行動は、仕事のストレスから来ていた部分が大きかったようで(精神的に弱い男なんでしょうね)、定年退職後に再就職しましたが、楽なんだそうです。勿論仕事が大きな比重を占めてはいますが、現在は3Dなどの趣味を楽しめる生活といったらよいでしょうか。精神的に安定している様子が感じられ、煙草やお酒の量も減っていると思います。

 ですが、喫煙は続けていますし、これまでの長い喫煙歴を思えば、そりゃ妻としては疑いますわね、あの病気を。

 ここで話が逸れますが、わたしは昨年の11月25日に以下のような夢を見ました。

建物の立ち並ぶ、どことなくレトロな街。そこに我が家があるのだが、火事が発生する。道路沿いから裏手のほうへ火が回りかけている。道路の角を曲がるときに見ると、白木造りの家屋の至るところから真っ白い煙が出ている。ここまで火が来ているとしたら、裏手の逆端に近いところにある我が家も危ないのではないかと思う。土手のようになった道路に警官がいて、何か指示している。

 この夢が気になっていたところ、大学時代からの男友達から来た年賀状がこれまた晴天の霹靂というべき内容でした。

 彼は、誕生日がわたしと1日違いの本当に友人と呼べる人でしたが、結婚後は年賀状の遣り取りのみになっていました。年賀状に、とても小さな字で「今、元気にがん患者やっています。直腸ガン。2回目の抗がん剤治療中です。外来でやってます。あと1回抗がん剤入れて、2月の中旬に手術予定」とありました。

 昔、大学の第1食堂でしたか、同じ法学部だった彼と授業後などによくカップコーヒーを飲みながら色々と語り合いました。誕生日が近いせいか、考え方や感じ方がそっくりで、双子のように感じることがありました。

 互いの恋人のことも話したりしました。夫を見た彼はなぜか、「こ、怖い……」といいましたっけ。彼が書いた、『緑色の大地』というSFみたいな変わった小説のことはまだ覚えています。

 就職とアパートを決めたことを母に知らせた翌日に何と母が倒れたので、わたしは帰省してそのまま病院の母の傍で数ヶ月を過ごしました(拙手記『枕許からのレポート』参照)。

 就職がおじゃんになり、先の見通しがつかない失意の状態のときに、彼が来てくれました。わたしを何とか物にしようとしていた夫も、よく高級なメロンなど持って母を見舞ってくれましたが、彼は真の友情から一度だけただ来てくれ、勇気づけてくれたのでした。

 アーモンド型をした女性的にすら見える彼の目に宿った綺麗な光を覚えています。このときの彼をモデルにして、わたしは『どこか別の美しい街』(『露草』から改題)という小説を書きました。これはやや倒錯的(?)な小説になりましたが、電子書籍にする予定ながら、まだできていません。まだ表紙だけ。

Sumino_blogb

 夢の中に出てくる家は人の体を表すことがあるので、真っ白な煙が出ている家屋というのは、がんで闘病している彼のことではないかと思いました。そして、自分のうちも――と思ったのは、今回の夫のがん検診に関することではないかと考えたのでした。

 夢では黒い煙が全く出ていなかったこと、またその夢に続きがなかったことから、夫はがんではないかもしれないとも思いました。見えない世界からのそれらしい警告――空間に見える黄色や赤や黒い点――も何も見ませんでした。(以下の過去記事を参照)

 それに、がん検診の結果から精密検査を受けて実際にがんと診断されるのはごく一部であるようです。

 しかし、夫ががん、しかも厄介な肺がんであるとすれば、今後予想される大変な治療に加えて定年後の余裕のない暮らしから生活破綻まで懸念され、青ざめました。

 こんなときにわたしが指針としてきた神智学の教えには「まず、よいドクターを見つけること」とありますから、そうすることにしました。

 2012年4月から、外来治療でも「限度額適用認定証」(認定証)を医療機関に提出しておけば、窓口の支払いは自己負担限度額の範囲内で済むようになりました(自分が病人だと、こういうことには詳しくなれるのでいいですね)。

 もしがんとすれば、この「認定証」がまず必要だと思いました。昔から入っているがん保険や、他に定年後に入り直したささやかな金額の保険でも、このときは藁にもすがる思いから、入っていてよかったと思いました。

 いくつかの病院が精密検査に指定されていました。夫は職場から近い小規模の総合病院に行くつもりでいたようでしたが、治療時に他へ紹介状を書いて貰うにしても、診断は大事なので、もっと大きな病院がいいのではないかとわたしはいいました。

 夫はこういうときはわたしのいうことに素直に従ってくれるので、わたしが選んだ国立病院へ行くことになりました。指定された病院はわたしたちにはどこも馴染みのない病院ばかりでしたが、ググると、その国立病院の呼吸器外科医長は著作もあるベテランのようだったので、すぐに治療に入る可能性なども考え、そこを選んだのでした。

 その日、わたしは循環器クリニックの受診日でした。別の日に替えようかとも思いましたが、今日のところは夫に付き添う必要はないだろうからと思い、予定通りクリニックへ。待っている間、不安からあれこれ考えすぎるので、想像上の夫の肺に、想像で作り出した清らかな白い光を注ぎ込む神秘主義的作業に熱中しました。

 わたしにはオーラが見えることがあり、人間にも動物にも、植物でさえ、肉体より精妙な――肉眼では見えない――光でできた体があり、その体は想像で作り出した光の影響を受けるのです(そして、目には見えない光の体に起きたことは多かれ少なかれ、それの下部組織である肉体に影響を及ぼすことが考えられます)。

 そのことは自分のオーラを使って実験済みなので、それをやってみたのでした。人にはそれぞれの寿命があり、それは変えられないのでしょうが、何もやらないよりは(不安に駆られて愚かしい状態に陥るよりは自分のためにも)、絶対にいいはずです。

 自分自身にもそれをやれば、あるいは病気はとっくに治っているのではないかと思うことがありますが、ダイエットやジョギングと同じで、続けることは難しいのですね。特に自分のこととなると、それだけの精神力が出ません。その間は、意識を完全に清浄な状態に保つ必要があるのです。

 診察後に携帯の電源を入れてみると、夫からの不在着信が表示されました。

 ドキドキしながら電話をかけると、案外早く呼吸器内科で診て貰え、胸部レントゲンとCTで何の異常も見つかなかったので、既に帰宅しているとのことでした。

「これを機会に禁煙してちょうだい」といいました。「うん、とりあえず減らすよ」と、つまらなさそうな口調で夫。「よかったじゃない」というと、夫はまあね、とか何とか、さすがにホッとしたようにいいましたが、嬉しくて覚えていません。

 男友達には手紙を書こうと思いながら、まだ書いていません。彼にも、時間を決めて、友情の光を送ろうと思っています。1回は既に送りました。

 今回の出来事に似たテーマで、わたしは『白薔薇と鳩』 という小説を書いています。これも電子書籍にする予定ですが、なかなかその時間が作れません。

 悪玉コレステロールにはシナモンがいいそうですね。昨年の職場検診の結果が出て以降、朝のパンに夫はバターではなく、オリーブオイルを塗るようになりました。夫は案外オリーブオイルに抵抗感が少ないようで、むしろ好きなようです。夫の前世の一つはイタリア人だったりしてね。

 洋風の料理を少なくしようかしらとわたしは考えたりしています。「運動不足だから、筋トレすることにしたよ」と夫。何と、職場で暇な時間にやり始めたとか。

 ⇒夫の健康診断 ②タバコ

|

2013年12月 2日 (月)

楽しそうな3D制作

Sakuru2d1

Sakurublog1

 ブレンダーで3D制作にはまっている夫。

 上二つの画像は、夫が練習のために『キャラクターをつくろう! 3DCG日和。 vol.3』(友、ビー・エヌ・エヌ新社 、2012年6月)を見て制作した3Dを2Dにしたもの。

 3Dで、動かしたり、光を当てたり、また角度を変えてみたりしているところを傍で見ていると、面白くて、わたしもやってみたくなります。

 ブレンダーBlenderというのは、オープンソースの3次元コンピュータグラフィックスソフトウェアです。

 無料でダウンロードでき、入門サイトもいろいろとあり、夫が購入した本もあるので、ダウンロードしたくなること頻りなのですが、これにはまると、小説が書けなくなると思うので、自制しているところです。

 以下は夫のオリジナル。年賀状のために作ってくれたもの。

Horsenblog1_5

Horsenblog4

Horsenblog2

 下は、背景を透過したもの。

Horse_blog_5_3

 そういえば、年賀状作成の季節になりましたね。以下の昨年の記事にアクセスが増えてきました。

 ずいぶんぎりぎりにアップしていますが、今年は早めに年賀状を書きたいものです。夫が作ってくれた馬と少女の画像を使ったり、電子書籍にした画像を使ったりもしますが、フリー素材屋さんのお世話にもなることと思います。

 なるべく早めに最新の「おすすめ年賀状テンプレート・イラスト」の記事をアップしたいと考えています。あれこれすることが多くて気が散りがちなので、忘れないようにしなくては。

|

2013年9月22日 (日)

山口の湯田温泉(附記:有明海の竹崎蟹)/過去記事から山口小紀行

 昨日、今日とこちらは日中は真夏のような暑さです。あなた様がお住まいの地域は如何ですか? 連休を楽しくお過ごしでしょうか。

 夫は過日、現役時代の仲間と山口の湯田温泉に一泊旅行しました。定年退職した人も現役の人もいます。

 夫に幹事役が回ってきて、佐賀の蟹の宿など自分で計画を立てていたので、口出ししなかったのですが、こういうことが不得手で不安になったらしい夫。

 わたしはその蟹の宿はたまたま知っていたので、あの辺は潟海で景色がパッせず、歩いていける距離に見物できるようなところもないといいました。

 蟹好きには天国だけれど、蟹嫌いや蟹アレルギーがいないとも限らないので、いずれにしても事前に全員に確認をとったほうがよいといいました。

 蟹は確かに美味しいのですが、そこは長崎などへ行く途中で寄るのに適しているような気がします。蟹の宿のあるルートは独身の頃のわたしのドライブコースでした。よく母を乗せてドライブしたことが懐かしく思い出されます。

 予算と人数を考えると、旅行会社に適当なプランがあるかもしれないから行ってみたら、というと、行ってきた夫。「壱岐と湯田温泉があったけれど、壱岐がいいかな」といいます。

 いつも夫のいうことを否定してしまうようでしたが、壱岐は海が綺麗で魚も美味しいだろうけれど、老人混じりの一泊だけの旅行にはいささかハードで、この時期は台風がこないとも限らず、湯田温泉がおすすめといいました。

 女将劇場が名物の宿ともう一軒、別の宿をすすめられたとか。わたしは女将劇場もいいかもしれないけれど、ウエディングプランなど見ると、別の宿のほうが宿格がおそらく上で、居心地はいいかもしれないといいました。

 夫は女将劇場にするといって旅行会社に行きましたが、女将のほうは埋まってしまっていたということでした。

 夫は現地で旅行費を徴集するつもりだったようですが、「旅行会社に事前に払ってしまわないといけないそうだ」といいました。

 わたしは大金を立て替えるより、とりあえず手付金をはらっておいて、全員に葉書を出し、旅行の詳細に加えて、旅行代を口座に振り込んでくれるよう書いておけばいいのではないかといいました。日数的にはそれで大丈夫そうでした。

 夫は面倒臭いと口を尖らしました。わたしはすかさず、「千円で代筆してやってもいいわよ」といいました。以前でしたら、何もかも――勿論無償で――やってあげたところですが、わたしはすっかり意地悪くなったのです。この人がそんな女にしたのですもの。この変な癖がついたのは、今生の失敗です。

 でも、甲斐甲斐しすぎたのがむしろよくなかったのもしれません。人によっては、そうなのです。

 夫は一瞬迷ったようでしたが、プライドが刺激されたのか、わたしがカリカリしてモグラ叩きをやっていることで怯んだのか(モグラ叩きとは校正のことです)、千円が惜しかったのか、「自分で書く」といいました。

 湯田温泉には息子、娘と旅行をし、よく知っています。

 秋芳洞がコースに入っていたので、取材や家族団欒を兼ねた旅行だったと思いますが、これも傷心旅行でしたっけ。過去5年ほどの間に、これまでになく国内旅行をしましたが、その旅行には大抵「傷心」の字がついていました(いや、お恥ずかしい話です)。

 案内するのが苦手な夫が放っておいたとしても、皆が勝手にブラブラできそうな風情のある街でした。中原中也のメルヘンチックなムードがあの街から生まれたのだとわかりました。

 翌日もし時間があれば、山口市内を観光案内してくれるタクシーを頼むこともできます。湯田温泉の湯の質は優れもので、傷ついた白狐が癒やされたほどだそうです。

 わたしはあの湯に浸かって、しばらく体調がよくなったほどでした。

 ただ、集合場所の小倉からですと、むしろ近すぎるかなという懸念はありました。

 幸い、旅行は成功だったようでした。宿がとにかく好評だったそうで(女将劇場がなくても満足して貰えたのなら、よかった、よかった)、湯田温泉街を皆で散策し、中原中也記念館にも行ったそうです。宿周辺の散策で満足し、観光タクシーは頼まなかったそうです。

 綺麗な足湯が気に入り、他の皆は時間まで浸かっていたそうで。夫は靴下を脱ぐのが面倒で浸からなかったそうです。

 1人病後の人がいたようなので、近場でむしろよかったようでした。また家族で来ようかな、と皆がいっていたとか。

 夜、宿で1人が、「家内がここをホームページで見て、わあ、よさそう、といっていたよ」とおっしゃったそうで、夫は事前に宿の検索などしたその奥様に心底感心したような口ぶりでした。

 あら、わたしはホームページを見ただけではなく……そりゃわたしは何もしなかったけれどさ、そんなときせめて「家内も、ここはいいんじゃないかといったよ」くらいいってくれたって。

 実は、宿を検索した奥様は病後の人の奥様です。強行軍でないか、泊まるところはどうかなど、心配だったのかもしれませんね。

 夫のお土産は蒲鉾と温泉きんつばでした。2本、板わさにしていただきました。残る1本はお吸い物に使おうかしら、サラダや炒め物に使っても美味しいですよね。

附記
誤解のないように付け加えておけば、夫は蟹がどちらかというと苦手なほうです。女将劇場も自分のために選択することはおそらくないでしょう。「皆のために」夫はサービス精神を発揮して、夫なりに考えた選択だったのですね。それがわかっていたので、なるべく口出しはしたくなかったのですが……。ちなみに、わたしは蟹が大好きです。

ここで出てきた蟹というのは有明海の恵み、竹崎蟹です。竹崎蟹は、ガザミと呼ばれるワタリガニの一種だそうです。夏から秋にかけて、最も味がよいそうで。蟹好きやっとに、竹崎蟹ば知らんてや? そりゃいかんばい。ほんなごて味しかけん、あんたも一度食べてみんしゃい。有明海の竹崎蟹は有名なので、ググれば出てきます。興味が湧いた方はググってみてください。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

過去記事から山口小紀行(下から上へ記事が新しくなっています)

|

2013年4月 1日 (月)

久しぶりのコーヒーメモ

 久しぶりのコーヒーメモです。自分の好みを絶対的基準とした(?)雑感ですが、このカテゴリーには意外にもアクセスがあるんです。

「カルディーコーヒーファーム」に、ひと月からひと月半の間に一度行き、200g入りの豆を3種類買ってくるというのが習慣になりました。

 コーヒーを淹れるのは夫の専門みたいになっていて、洗うとき以外サイフォンに触るのは悪い気がするほどです。

 定年後、少し料理など身につけて貰いたいと思っていましたが、そちらはなかなか。コーヒーのような趣味性の高いものであれば、やってくれます。

 定年退職後、夫は幸い再就職できましたが、喫茶店に行くのも節約しなければならない緊縮財政下、家で、夫が喫茶店に匹敵するコーヒーを淹れてくれるのは、ありがたいことです。

 勿論、豆代はかかりますけれど、この程度のささやかな贅沢は必要だと思っています。

 自分で豆を挽き、サイフォンで淹れると、豆の味わいの違いが本当によくわかります。

 夫が気分で淹れてくれるという感じなので、毎日飲めるわけではありませんが(1週間に4~5回くらいかな)、夫のコーヒーが飲めないときは大抵、娘が、やはりカルディで買ったインスタント・ドリップコーヒーを淹れてくれます。

 飲みにくい豆を買ってきてしまったときは、他の豆とブレンドします。だから、3種類くらい買っておけば安心です。

 ブレンドの一押しはカフェアンデス。次におすすめしたいのは、均整のとれた味わいブルーマウンテンブレンド。季節限定のジュエリーは好みの豆のブレンドで大変美味しかった記憶があり、ハロウィンブレンドも美味しいと思いました。

 ストレートで飲みやすいのは、マンデリン、バリ、モカマタリ、グアテマラ、コロンビア、キリマンジェロ、ハワイコナ エクストラファンシー……と、どうしてもだめという豆は少なく、それぞれ個性的な味わいがあって楽しめます。

 ストレートの一押しはツッカーノブルボン

 ストレートで、家族全員どうしてもだめだったのはブラジル。特に癖があるというわけではないのですが、あえていえば、ほのかな生臭み(?)があるような……あくまで、好みに偏りのあるわたしの印象にすぎません。ブレンドにはよく使われているようです。ブレンドだと、抵抗がありません(いえ、なかったはずですが、嗅ぎつけるようになってしまいました)。

 個性的すぎる季節限定のストレート、カナリオも我が家では敬遠。「レモンイエローの実をつける大変稀少なブラジルの豆」という説明に惹かれたのですが、これは普通のコーヒーの味を思い浮かべないほうがいいかもしれません。とっても個性的……苦手な人には癖のある味です。

 ミルクと合うのは深煎りタイプです。豆の色が黒いものを選んでいます。ダーク ロースト ブレンドで試したのは、リッチブレンド、イタリアンロースト、季節限定のノエル。

 今回買ったのは、ストレートのインドネシア フローレス、ダーク ロースト ブレンドのグアテマラ フレンチ、我が家の定番的存在カフェアンデス。

 インドネシア フローレスは、こくがあるというより、とろみがあるといっていいような、それでいて飲みやすい味わいと感じました。

 グアテマラ フレンチは豆がやわらかい感じがするという夫。深煎りなので苦みが強いですが、マイルドな味わい……。

|

2013年1月29日 (火)

情けないZEROの生活保護関係ニュース

ニュース記事を以下にクリップ。

日本経済新聞
http://www.nikkei.com/

厚労相「就学援助への影響回避」 生活保護基準下げで
2013/1/29 13:32

 田村憲久厚生労働相は29日の閣議後の記者会見で、今年8月からの生活保護の支給基準引き下げに絡み、生活保護基準を参考に自治体ごとに決めている小中学生の学用品などの就学援助について「影響の出ない方向で調整したい」と述べ、下村博文文部科学相と話し合いを始めたことを明らかにした。

 下村文科相も同日の会見で同様の考えを示した。

 田村厚労相によると、生活保護基準を目安に決める住民税の非課税限度額なども、影響が出ないように自民党内で検討を進めているという。

 厚労省は、生活保護費のうち食費や光熱費などを賄う生活扶助を2013年度から3年間で740億円削減する方針で、8月から約96%の世帯で支給基準が下がる見通し。

 就学援助は、経済的に苦しい家庭の児童や生徒に給食や学用品、修学旅行などの費用を補助する制度。生活保護の基準引き下げに伴って制度の対象から外れるのではないかと、利用者らから心配する声が上がっていた。”

 生活保護については、生活保護世帯は勿論、明日は我が身という思いで注目している人々も多いだろう。

 わたしは外で働くのが難しい病人で、定年後の夫に頼り切っている心細さから、ネット、新聞、テレビなどの生活保護関係のニュースに注目していたところ、昨夜、日テレ系ニュース番組「NEWS ZERO」でその問題を採り上げていたので視聴した。

 しかし、何か視聴者を馬鹿にしているとしか思えない、情報不足のリポートに終わっていた。

 記憶が確かではないので、間違っているかもしれないが、番組ではまず、夫婦で持病があるため生活保護を受け、中学生の子ども2人は施設に預けているという家庭が登場した。

「月の半分以上は、安い小麦粉を溶いて、すいとんを作って生活しているだけなのに、今度は何食えっていうんですか」と女性はいっていた。

 こんな抽象的なニュース内容では、この夫婦がどんな日常生活を送っているのかが視聴者には何もわからない。持病とは何なのだろう? 生活保護の支給額と、支出内容を細かく伝えてほしいものだ。

 月の半分以上すいとんを食べているといわれても、どうもぴんと来ない。というのも、娘はすいとんと同類の団子汁が好きなので、たびたび作ってやりたいのだが、団子を作るには案外小麦粉を使うので、気が進まないのだ。どんな具を入れるかによっても、材料費は違ってくる。

 以下は、ウィキペディアからの引用だが、戦時中のすいとんと、いわゆる郷土料理としてのすいとんとでは、話が違ってくる。

すいとん
ウィキペディアの執筆者,2012,「すいとん」『ウィキペディア日本語版』,(2013年1月29日取得,
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%81%99%E3%81%84%E3%81%A8%E3%82%93&oldid=45008618).  

戦時中の代用食

第二次世界大戦末期から終戦の食糧事情の悪い時期の日本で、主食の米に変わる代用食として「すいとん」という名称の料理が作られた。これは郷土料理のすいとんと同名であるが、調理方法の全く異なる料理である。

戦争による物資に乏しい時代背景から小麦粉が不足していたため、水で緩く溶いた小麦粉を汁、または味の無い湯に直接落とし込んで団子のように固める。昆布、煮干や鰹節が入手できないため、出汁は取られず、味噌、醤油、塩が不足していたためにまともな味付けがされる余裕も無かった。塩味を補うため、海水で煮るなどの調理も行われた。ほとんどの場合、汁に野菜や肉などの具が入ることが無かった。サツマイモの葉や蔓など本来、日本では食用にせず捨てていた部位を具にしていた。当時の体験談によれば、団子は中心部まで火が通らない生煮えの状態で食べることが日常であった。団子を噛むと生煮えの生地が歯にニチャニチャとこびり付き、小麦粉の品質の悪さも手伝って非常に不味かったそうである。現在では終戦記念日に戦時中のすいとんを食べて、過去を偲ぶ行事が日本全国で行われる。

 すいとん、安い小麦粉、というだけでは、具体的な食事の内容が一向にわからない。戦時中のすいとんに近い食生活を半月も続けているとなると、この夫婦の病気には栄養失調も入っているのかと心配になってくる(栄養指導が必要だろう)。

 安い小麦粉を使うとしても(スーパーで買う小麦粉だろうから、小麦粉の値段はだいたいわかるが)、郷土料理に近い具沢山のすいとんであれば、心配は不必要ということになる。すいとんが好きな夫婦なのだろう、という感想で済む。

 食費を節約しているのであれば、ひと月に食費がいくらかかっているのかを伝えさえすれば、よいことではないか。

  次に登場したのは、9人家族。

 ZEROはこの子沢山の家庭については就学援助をテーマとして採り上げたようだったが、どうして、このような極端な例を採り上げなければならないのか、わからない。計画性もなく子供を作り放題のこのような夫婦の尻ぬぐいまで、定年退職後の夫や娘の薄給から引かれる税金でさせられてはたまらないと思うだけだ。 

 もっと一般的な例を、細かく収支を示して採り上げてほしかった。

 昨年、夫は定年退職し、ポリテクに通った。卒業後に何とか再就職できたものの、我が家では――ときどき気晴らしにお金を使う以外――緊縮経済が続いている。職に就けないと、退職金や貯金がいくらかあったとしても、お金はどんどん減っていく。それが怖ろしかった。

 だが、ポリテクで夫が聴いた40代の男性の生活ぶりは深刻だった。亡くなった両親から継いだ家はあるそうだが、病気で働けない姉との二人暮らし。高卒で、工業ミシンの技術を生かし、正社員で勤めていたが、会社が左前になり、辞めた。

 それからは、正社員の口を求めるも、見つからず、バイトを転々としてきた。フルタイムの仕事が見つからず、何とか就けそうなのは7~8万円程度の仕事ばかり。

 その男性はポリテク期間中に、結局同じような7~8万円の仕事を見つけて卒業を待たずに辞めた。男性が新しく得た以前と同じようなその仕事に、雇用保険だけはついている。厚生年金はなく、国民年金に入らなくては将来困るが、入れない。社会保険もないので、国民健康保険に入らなくてはならないが、入れない。

 病気のお姉さんは治療を受けていないのだろうか。気にかかるところだが、夫はそこまで立ち入ったことは知らなかった。

 男性は給料が入ったら、すぐにカップラーメンをまとめ買いしてとっておくといっていたそうだ。給料日までのお金が尽きたとき、それで食いつなぐためだという。ポリテクではお昼を抜いていたらしい。タバコが好きで、あまり買えないということだったが、たまには吸っていたとか。

|

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

Livly | Notes:アストリッド・リンドグレーン | Notes:アントニオ・タブッキ | Notes:グノーシス・原始キリスト教・異端カタリ派 | Notes:不思議な接着剤 | Notes:卑弥呼 | Notes:国会中継 | Notes:夏目漱石 | Notes:江戸初期五景1(萬子ひめ) | Notes:江戸初期五景2(天海・崇伝) | Notes:源氏物語 | Notes:百年文庫(ポプラ社) | Theosophy(神智学) | top page | ◆マダムNの電子書籍一覧 | ◇高校生の読書感想文におすすめの本 | ★シネマ・インデックス | ★マダムNの文芸作品一覧 | ★当サイトで紹介した作家、思想家一覧 | ☆☆紹介記事 | ☆マダムNのサイト総合案内 | ☆メールフォーム | おすすめKindle本 | おすすめYouTube | おすすめサイト | お出かけ | お知らせ | ぬいぐるみ・人形 | やきもの | よみさんの3D作品 | アクセス解析 | アニメ・コミック | イベント・行事 | イングリット・フジコ・ヘミング | ウェブログ・ココログ関連 | ウォーキング | エッセー「バルザックと神秘主義と現代」 | エッセー「卑弥呼をめぐる私的考察」 | エッセー「宇佐神宮にて」 | エッセー「文学賞落選、夢の中のプードル」 | エッセー「映画『ヒトラー最期の12日間』を観て」 | エッセー「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ」 | エッセー「百年前の子供たち」 | エッセー「精神安定剤」の思い出」 | エッセー「自己流の危険な断食の思い出」 | オペラ・バレエ・コンサート | オルハン・パムク | カリール・ジブラン(カーリル・ギブラン) | ガブリエラ・ミストラル | クッキング | グルメ | コラム「新聞記事『少女漫画の過激な性表現は問題?』について」 | シネマ | シモーヌ・ヴェイユ | ショッピング | テレビ | ニュース | ハウツー「読書のコツを少しだけ伝授します」 | バルザック | パソコン・インターネット | マダムNのYouTube | マダムNの他サイト情報 | マリア・テレジア | メモ帳Ⅰ | メモ帳Ⅱ | ライナー・マリア・リルケ | 俳句 | 健康 №1(治療中の疾患と服用中の薬) | 健康 №2(体調)  | 健康 №3(受診) | 健康 №4(入院) | 健康 №5(お役立ち情報etc) | 健康 №6(ダイエット) | 健康 №7(ジェネリック問題) | 健康 №8(日記から拾った過去の健康に関する記録) | 健康№8(携帯型心電計) | 児童文学 | 児童文学作品「すみれ色の帽子」 | 写真集「秋芳洞」 | 創作関連(賞応募、同人誌etc) | 占星術・タロット | 友人の詩/行織沢子小詩集 | 地域 | | 夫の定年 | 季節 | 家庭での出来事 | 山岸凉子 | 思想 | 息子の就活 | 息子関連 | 手記「枕許からのレポート」 | 文化・芸術 | 文学 №1(総合・研究)  | 文学 №2(自作関連) | 日記・コラム・つぶやき | 時事・世相 | 書籍・雑誌 | 未来予知・予測(未来人2062氏、JJ氏…) | 村上春樹 | 村上春樹現象の深層 | 東京旅行2012年 | 植物あるいは動物 | 検索ワードに反応してみました | 歴史 | 瀕死の児童文学界 | 父の問題 | 珈琲 | 神戸旅行2015 | 神秘主義 | 福島第一原発関連 | 科学 | 経済・政治・国際 | 美術 | 能楽 | 自作小説「あけぼの―邪馬台国物語―」 | 自作童話「不思議な接着剤」 | 芥川賞 | 萬子媛 - 祐徳稲荷神社 | 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』 | 評論・文学論 | | 連載小説「地味な人」 | 電子書籍 | 音楽