カテゴリー「家庭での出来事」の402件の記事

2018年10月18日 (木)

息子からiPad貰いました。新しく作った神秘主義エッセーの目次。アバ嬢の綱渡り(お休み中ですが)。

チェコに一週間出張していた息子が、プラハで買ったチョコレート、コーヒー豆、マグカップを送ってくれました。

一緒に iPad を、「誰か使ってくれれば」といって送ってくれたので、今日はほぼそれに夢中でした。

娘がアップルの iPhone を使っているので、設定には慣れていました。娘はスマホがあるからといって、わたしたち夫婦に渡してくれました。

好奇心旺盛だけど飽きやすい夫がまずあれこれ調べたり、動画を視聴したりして、飽きたころにわたしのところへ。

わたしは自分のブログが iPhoneではどんな風に見えるか、時々娘から借りて見え具合を確認したりしていたのですが、同じことが iPadでできるので、便利です。画像が鮮明に見え、動画も視聴しやすいことが何かわくわく感を誘います。

iPad という別の媒体で見たせいか、自分のブログを客観的に見ることができ、目次機能のある「はてなブログ」で作ったブログ「マダムNの神秘主義的エッセー」にはやはり目次を作ったほうがいいなと思いました。

本ですと、ばらぱらめくって先のほうに何が書かれているのか、簡単に確認できますが、ブログを閲覧してくださる方々は、はじめのほうを閲覧して面白くなければ、先――ページの下――のほうに何が書かれているのかわからないまま――知ろうとしないまま――出て行ってしまわれることが多いのではないかと思います。

目次があると、全体に何が書かれているのか、おおよその見当をつけていただくことができます。

その「はてなブログ」の機能で、「https」化(暗号化通信)設定を有効にして安心していたのですが、目次作りのついでに早い時期に書いた記事を確認すると、画像のアドレスが結構「http」のままだったりしました。まだ全部の画像を「https」化できてはいないのですが、これもやらなくてはなりません。

過去記事に書いたように、人名インデックスも作る必要を覚えていますが、こうしたことばかりやっていると、また萬子媛の歴史小説が放置状態になりかねないので、そこそこにして、ゆっくり改善していこうと考えています。

iPad で当ブログのいつもの編集画面にアクセスし、新規投稿しようとしたら、HTML でしか書けず、面倒だったのでやめました。

前掲はてなブログで、目次をつけたのは以下の記事です。

15 最愛の子にブッダと呼ばれたガブリエラ・ミストラル――その豊潤な詩また 神智学との関わりについて
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2015/08/29/191929

目次

  • 大人の世界を開示してくれたミストラル
  • ミストラルの詩の核にある、高度に洗練された哲学性
  • 神智学の会に入会した23歳のミストラル
  • 異母弟とも実子ともいわれるジンジン、その死
  • 「母たちのうた」「別れ」

20 バルザックと神秘主義と現代
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2015/09/02/225128

目次

  • 神秘主義の芳香を放つ、バルザックの「谷間の百合」
  • ブラヴァツキーに結実した神秘主義の流れ
  • 史的唯物論を基本的原理とするマルクス
  • マルクス主義の鬼子に冒される日本文学

22 グレイ 著『ペンギン評伝双書 シモーヌ・ヴェイユ 』を読了後に
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2015/09/08/181833

目次

  • 財力に飽かして過保護の限りを尽くしたシモーヌの両親
  • シモーヌと両親の別れ、兄アンドレと両親の確執
  • 聖女に祭り上げられたシモーヌ
  • 神秘を意味する言葉がない神秘主義
  • シモーヌ・ヴェイユ研究の偏り
  • わたしのシモーヌ体験

49 絵画に見る様々なマグダラのマリア
https://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2016/05/05/025512

目次

  • 絵画によるマグダラのマリアの競演
  • 東方教会が伝える、誇り高く行動的なマグダラのマリア(主の復活の第一証人、方々へ伝道、ローマ第二代皇帝にイエスの冤罪を直訴)
  • イエスが結婚していたとする説
  • イエスの愛しておられた者とは誰か?(横になって食事するローマ式だった最後の晩餐)

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萬子媛の小説をいくらかでも進めるためにインターポットをお休み中です。前にランキングでいただいた「お世話ストーン」を設置しているので、楽です。

ビンゴは、新しいアイテムが登場したとき、チャレンジすることがありますが、1~3回程度しかしないので、ビンゴ券がどんどん貯まります。しないと貯まるって、本当ですね。

それでも、たまたま「コイコイ綱渡り」が当たったので、設置しました。執着がなくなると、当たるのかしらね。

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2018年9月29日 (土)

台風24号。避難グッズの点検。

このところ、あれこれ忙しく、ブログ更新できませんでした。

ところで台風がまた接近しているようで(24号)、午後、携帯に市からのお知らせが入り、「避難準備・高齢者等避難開始」とありました。

65歳~74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者といったと思うので、60歳のわたしに来たのであれば、このメールは全市民向けなのかとも思いましたが、危険を感じたら早めに避難するようにとのことです。

強風で窓が割れる心配があるのを除けば、マンションの上階ですから、ここにいたほうがいいように思うので、避難しません。

日田市(大分県)在住のときに、民家でひどい台風被害に遭った経験からすると、台風がひどくなってからでは避難は無理なので、危険を感じたら早めの避難が必要ですね。

主に、地震対策用に準備した防災グッズを点検しました。ラジオ、懐中電灯はまだ点きますが、電池を取り替えておいたほうがよさそう。

ストック用に買った保証年が10年のものは、2024年まで大丈夫。ということは、2014年ごろ購入したのでしょうね。少々高くても、長持ちする電池のほうがいいですね。

ペット水も取り替え時。井村屋「えいようかん」は保存用ようかんで、アマゾンで評判がよかったので購入しました。賞味期限5年は助かります。

家庭用にペットボトルの水は、2リットルのものを1ダース、ストックしています。水があれば、何とか生きられるはず。新しく買い足すと、古いものから使うようにしています。

小銭入れにあった1,000円札が、旧札の夏目漱石ではありませんか。

2004年から野口英世なので、いつから防災準備を始めたのか覚えていませんが、前から入れていたものをそのままにしていたのでしょうね。

自販機などでは使えないかもしれないので、これも取り替え時。薬も、何と昨年で切れていました。ウェットティッシュも取り替えておかなくては。

面倒でつい、確認を怠ってしまっていました。気をつけなくてはいけませんね。

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2018年9月 5日 (水)

台風被害はありませんでしたか? バジルが豊作(レモン水の効果)

関西では台風の被害が大きかったようですが、大丈夫でしたか?

わたしは日田市(大分県)にいたころ台風被害に遭ったので、台風情報に接すると、ドキドキしてきます。『台風』という小説を書いたほど(アマゾンのKindleストアに出しています)、大きな出来事でした。

独身時代、佐賀県鹿島市に住んでいたころは秋になると台風がやってくるという感じで、小学生のころから台風に備える習慣がついていました。

雨戸を閉めるのが子供には一仕事でした。びっくりした蜘蛛が出てくるのが嫌でした。外の犬小屋で飼っている犬を玄関に入れました。庭の中――塀の側――に電柱があったので、倒れないか心配でした。

台風が過ぎると、大抵、あちこちの屋根から瓦が飛んで、田んぼや道路に落ちていました。今考えると、ずいぶん危険な話ですよね。

日田市で借りていた大きな古い家には、雨戸もシャッターもなく、不安でした。

今住んでいるマンションにも何もありませんが、ベランダ側の窓には障子がついているので障子も、その上からつけたカーテンも全て閉め、ガラスが割れたときの用心にしています。

物干しは紐とストッパーで二重に固定していますが、大型の台風のときは外して下に寝かせます。

2004年9月に日田市で台風被害に遭ったときは、家が舟を漕ぐように揺れ、風の音があまりに凄まじいので、一番ひどいときには風の音以外に何も聞こえなくなり、そうなると、考えることも難しくなりました。風が、生き物みたいに感じられました。

小説ではこう書いています。

<ここから引用>
 風圧の異常な高まりの中で、家が震え耐えていた。強弱入り乱れて吹き荒れる風の音が、母子にとって耐えがたいものになっていく。パリーンというガラス窓の割れる音がした。ひとたび静寂が戻り、ザアーッという強い雨音が聴こえる。無意識的に顔を覆い、一瞬家で起きた信じがたい出来事を拒絶した央子[ひさこ]は、はっとなって上のほうを見た。この部屋の小窓が割れたかと思ったのだ。が、そうではなかった。二階のどこかの窓が割れたらしい。ともかく、守りは破られてしまった。

割れた窓から豹のように風が躍りこんでくる音は、競演のようにうなり声をあげあう別の風たちの音に交じってしまう。動くのが危険な気がして、割れた窓を見に行くこともできず、母子は居間で寄り添っていた。すくみあがるたびに力が抜けていき、体が乾燥していく気がする。台所で、立てつけの悪い窓から容赦なく雨が吹きこみ、ポタポタと連続的な雨漏りの音がバケツを置いた以外の箇所でもしていたけれど、バケツや雑巾のある洗面所までの道のりが遠く感じられ、もうそんなものは無意味にも思われた。揺すられ、圧迫されて、老朽化した家は悲鳴をあげながらも歯を食いしばって耐えている。

今や風はゴォーゴォーと轟き、物にあたって砕け散っていた。そこかしこで物を蹴散らし、哄笑しながら宙に放り投げ、泳がし、地面に叩きつけ、なぶるようにまた浮かした。風たちは連動し、触発しあい、四方から押し寄せて、この家をつけ狙っていた。母子は、風の監視の目を逃れることも自由に息をつくことも、もはやできない。央子が一番怖かったのは、耳の中まで鋭い風の音でいっぱいになり、ものを考えることのできない瞬間が繰り返し訪れることだった。何という自然の恐ろしさ、いとわしさだろう!

 もの凄い風圧に家と共に耐えるだけで、母子が何も考えられなくなってほどなく、爆音――としか思えない音――が轟いた。家が回転するように大きく揺らいだ。
 午前十一時四十八分。このとき日田で、大分地方気象台が観測史上最大となる最大瞬間風速五○・二メートルを記録していた。
 母子の上に、バラバラバラと埃と壁土が降ってきた。

<ここまで引用>

近くの工場から大きな物体が飛んできて、家の二階部分を潰したのでした。こんなときにはヘルメットがあると助かりますよ。現在は、防災ヘルメットが家族分あります。

潰れた家は使い物にならなくなりました。一階も、台所は天井に蛇口をつけたみたいに何時間も汚水が迸り続け、その天井が全面、色鮮やかな黴で覆われました。洋室は池のようでした。でも、発見もあったのです。

<ここから引用>
破損した廊下の窓から、台風の去ったあとの光がいっぱいにそそいでいる。洗われたような青空が、砕け散ったガラス窓の向こう側にひろがっていた。優しい色調を湛えた、澄んだ、明るいその空を見ると、こちら側の無残な光景が何か非現実的な、夢の中の光景のように央子には思われてくるのだった。
<ここまで引用>

小説を読んでくれた人がここは逆なんじゃないかといいましたが、そうではありませんでした。逃避の感情とは違っていました。この発見がなければ、この小説は書かなかったかもしれません。

被害状況、工場との示談、引っ越すまでの顛末全て、台風に関することはノンフィクション的筆致で描いています。尤も、テーマは台風ではなく、家族の物語です。

話は変わりますが、バジルが三回目の収穫を迎えました。

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一回目は害虫にやられて、少ない収穫量でした。ググったところ、バダニやハモグリバエ(エカキムシ)の幼虫にやられていたようです。

娘がレモン水がいいらしいよ、と教えてくれたので、実行したところ、二回目の収穫は満足のいくものでした。

2018年8月11日 (土)
観劇のあとで入った、てんぷら専門店「えび福」。バジルの収穫。
http://elder.tea-nifty.com/blog/2018/08/post-6ccf.html

今回の三回目はもう、大満足!

プランター菜園は夫の聖域と化していたのですが、レモン水を試すことに賛成してくれ、わたしの責任(?)で面倒を見ていいことになったのです。これを機に、聖域、分けて貰おうかしら。お花、育てたくなりました。

20180905194103_b

「Nに大感謝だな。全然違うね」といって、夫が収穫してくれたのですが、実は、このボールに入りきれませんでした。量ってみると、全部で 150g ありました。

霧吹きスプレーに入れたレモン水を早朝、万遍なくバジルに吹きつけるだけで、これほど効果があり、綺麗なバジルが収穫できるとは想像しませんでした。

家族が好きなバジルソースパスタとガパオライスは必ず作ります。久しぶりにカプレーゼも作ろうかな。

バジルソースはパンに塗ったり、ポテトと和えたりするだけでも美味しいですね。

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2018年8月12日 (日)

「試着室」(金平糖企画新作公演、作・演出 時枝霙)を観劇して

インターネットでの拡散はOKのようなので、下手なレビューを書きます。ネタバレありなので、これから観劇なさるかたはご注意ください。

金平糖企画主宰、時枝霙さんを採り上げた記事がネット検索で出てきたので、リンクしておきます。

クローズアップ 2018  輝きの女たち
いつも行く美容院や飲食店を舞台に公演
演劇、朗読、写真、文章など多彩に表現
時枝 霙さん
金平糖企画主宰

http://www.josei-oita.jp/2018_7h.html

「医師と表現者の二足のわらじ。演劇、朗読、文章、写真など活動は多彩」と前掲記事にあり、驚かされます。

以下は、「金平糖企画」のツイッターです。

金平糖企画 @confettiplannin
舞台作品をつくったり、ライブをします。9/23.24熊本DENGEKI参戦。諫早独楽劇場シアターバー10月。

https://twitter.com/confettiplannin

8月8日、「試着室」(金平糖企画新作公演、作・演出 時枝霙)を観に行きました。

貸店舗での舞台と客席の境界を設けない上演で、全体に実験的要素が感じられる劇でした。

舞台はアパレルショップ。舞台装置は極めてシンプルで、境目のない舞台からドアに向かう空間が舞台の延長として活用され、能楽でいう橋掛りの役目を持っていました。

音響はレトロ調、近距離からの照明は迫力がありました。

店主役によって吊り下げられていくハンガーには折鶴がぶら下がり、床には折り紙が巻き散らされます。それらは服に見立てられているようでした。

登場人物は、アパレルショップの店主、アルバイトの女子学生(長身のスリムな男性が演じていました)、女性客、沈黙したまま片隅に蹲っている首にギブスをつけた怪我人。

台詞はしばしば詩のようで、客と店主が会話を交わすとき、客が失恋を独白するときなどに、学生がバックミュージックのように髪、爪、血液などの人体に関する自然科学的な台詞を詩の朗読のようにいう場面があり、不思議な雰囲気を創り出していました。

客が学生と一緒に駆け回りながら、床にまき散らされた折り紙を掴んではまき散らす場面は圧巻で、絶望感に囚われた女性に合う服はどうしても見つかりません。

ストーリーらしいストーリー、結末らしい結末はなく、別の客がアパレルショップへやってきて(片隅に蹲っていた怪我人との二役。演じていたのは時枝さん)、店主と新しい客が、前の客と全く同じ会話を交わすところで、存在しない幕が下りました。

アパレルショップは、エンドレスに循環する宇宙的な営みをシンボライズしているようでもありました。

娘の友人の演技には磨きがかかっていました。アパレルショップへの訪問者(客)を過去のトラウマから自分探しの旅(?)へと誘う店主の役を、品よくこなしていました。

この品のよさこそが、劇中で日常と非日常を違和感なく一体化させていた重要な要素に思えました。

「試着室」からはよい意味でのアマチュアリズムというべきか、ひじょうにナイーヴな芸術性というべきか、純粋志向が感じられ、いささか古い用語を用いるならば、「不条理」なテーマへの純粋すぎるくらいのアプローチが印象的でした。

不条理という言葉は、今の若い人々には馴染みのない言葉かもしれませんが、アルベール・カミュ(Albert Camus,1913 - 1960)の哲学的エッセー「シーシュポスの神話」で有名になった実存主義の用語で、人間存在の根源的曖昧さ、無意味さ、非論理性に由来する絶望的状況を意味する言葉です。

ここからは蛇足になりますが、わたしの大学のころ――40年ほども昔の話になります――には、第二次大戦後にフランスからサルトルなどによって広まった実存主義はまだ流行っていました。否今でも哲学的主流はこのあたりに停滞していて、現代哲学は唯物論に依拠して局部的、細部的分析に終始しているように思えます。

ちなみに、カミュは自分では実存主義者ではないとしていますが、その思想傾向からすれば、実存主義者に分類されていいと思われます。

カミュに発見された女性哲学者シモーヌ・ヴェイユは晩年、キリスト教的神秘主義思想を独自に深めていきますが、しばしば実存主義哲学者に分類されます。

実存主義はマルクス主義の影響を受けた思想で、唯物論的であり、マルクス主義の流行とも相俟って一世を風靡したのでした。

しかし、一端、唯物論的袋小路へ入り込んでしまうと、自家中毒を起こし、下手をすれば阿片中毒者のような廃人になってしまう危険性さえあります。村上春樹のムーディ、曖昧模糊とした小説はこうした不条理哲学の子供、ただしカミュの作品が持つ聡明さ、誠実さを欠いた子供といえます。

戦後、日本人はGHQによる洗脳工作(WGIP)や公職追放(注)などもあって、唯物主義、物質主義が優勢となりました。こうしたことに起因する現代日本の問題点が演劇という形式で真摯に表現されているという点で――それが意図されたわけではなかったのかもしれませんが――、「試着室」は興味深い作品でした。

(注)
わが国では、第二次大戦後のGHQの占領政策によってマルクス主義の影響力が高まりました。20万人以上もの公職追放によって空きのできた教育、研究、行政機関などのポストにフランクフルト学派の流れを汲むラディカルなマルキストたちが大勢ついたといわれます。

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2018年7月31日 (火)

ヨットを走らせる、よみくん(アバター&インターポット)。今日中に済ませたいメモの整理。

お友だちのよみくんとうちのアバター2人が各人気持ちよさそうにしていたので、思わず写真に撮りました。下のほうにちらっと見えている青い人物はというと……

魔法のランプから出てきた魔人です。

ところで、萬子媛をモデルとした歴史小説の第二稿が遅れています。まだメモの整理もついていない段階で、予定通りに明日から小説を書き出すのは無理です。

今日は休日の夫がペペロンチーノを夕食に作ってくれるというので、その整理をやってしまわなければ。夫に任せきりというわけにはいかないでしょうが、助かります。では、では。今日中に整理がつきますように(わたしのいう「今日」とは明日の朝6時までをいいます)。

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2018年7月25日 (水)

余華の対談(「三田文學」2018年冬季号)。拙児童小説『すみれ色の帽子』を読んだ従姉の感想。

従姉から電話があった数日後、わたしはアマゾンのサービスで電子書籍にしたKindle版の児童小説をプリントアウトして送りました(以下の過去記事参照)。

2018年7月 5日 (木)
悪質な自費出版系ビジネスと、餌食になりかけた従姉の児童書に対する失望感
http://elder.tea-nifty.com/blog/2018/07/post-9c6e.html

PDF形式でプリントアウトしたら、分厚くなりました。なぜ、そんなものを送ったかというと、従姉が失望してしまった児童書がどんなものであったのか詳細は聞いていませんが、想像がつきました。そうしたものと同類の作品を書いていると思われたくなかったからです。

そんなわたしの作品には賛否両論寄せられます。自分では同類とは思っていないのですが、従姉は同類と思うかもしれませんでした。

同類だとしたら、世間的にはわたしはプロ作家並みの児童小説を書いているということになるでしょう。従姉が誉めてくれるとすれば、わたしは世には出られない自身の境遇を納得することになるのです。

昔からわたしの作品に関心を示してくれる唯一の人が、この従姉でした。従姉はわたし宛の葉書に次のように書いてきました。

‟すみれ色の帽子”一気に読みました。瞳ちゃんとK…ちゃん(※瞳は主人公。K…ちゃんは従姉の孫娘)がオーバーラップして、Nちゃん(※わたしのこと)、K…ちゃんのことしっているのかなと思う位! 文章が綺麗で、読んだ後、心の中が澄み切ったようでした。他の本も楽しみです。

作品が従姉に嫌われなくてよかった、とホッとしました。出版の件は後日報告とあったので、従姉の息子さんと知人の女性で制作された絵本は出版の運びとなるのかもしれません。良心的な出版社から出してほしいものです。

出版する場合、数社に見積もりを出して貰い、比較して決めることを電話では従姉にすすめました。文学仲間はそうしています。

自費出版は髙い買い物になるので、最低5年くらいは試行錯誤を重ねてよいものへと作品を高めていき、それから出版しても遅くないような気がしますが、思い立ったが吉日ともいいますから、外野からあれこれ干渉すべきことではないと考えます。

わたしもそろそろ紙の本を出したいけれど、一生出すことはないままに終わるでしょうね。幸い只で出せる電子書籍サービスがありますし、何より神秘主義者ですので、世に知られることがないままに終わったとしても、創作を通して、きよらかな、澄んだ思いを発散させることだけでも、意義のあることだと知っています。

神秘主義者としてもう一つわかっていることは、文学、つまり芸術は、宗教的修行と同じ求道の道だということです。

その道を歩きながら神秘主義的ないくらかの霊的能力はわたしに目覚めてきたものであって、それは決して霊媒的な低級能力、先祖返りの能力ではないと感じています。その道をしっかり歩いている限りにおいては、安全性の高い道であると確信します。

ただ、霊媒的な低級能力、いわゆる左手の道へと逸れてしまう危険性は宗教的修行の場合と同じく芸術活動にもあって――否、普通に生きているつもりの人々にもその危険性は人間である限りつき纏うものでしょうが――、その危険性をわたしが現実のものとして感じたのは賞狙いに没頭していたときでした。

それについては、統合失調症を患う天才型詩人を友人の目で描いた拙日記体小説『詩人の死』(Kindle版)に書きました。

 神秘主義ではよく知られていることだが、霊的に敏感になると、他の生きものの内面的な声(思い)をキャッチしてしまうことがある。人間や動物に限定されたものではない。時には、妖精、妖怪、眷族などという名で呼ばれてきたような、肉眼では見えない生きものの思いも。精神状態が澄明であれば、その発信元の正体が正しくわかるし、自我をコントロールする能力が備わっていれば、不必要なものは感じずに済む。
 普段は、自然にコントロールできているわたしでも、文学賞の応募作品のことで頭がいっぱいになっていたときに、恐ろしいというか、愚かしい体験をしたことがあった。賞に対する期待で狂わんばかりになったわたしは雑念でいっぱいになり、自分で自分の雑念をキャッチするようになってしまったのだった。
 普段であれば、自分の内面の声(思い)と、外部からやってくる声(思い)を混同することはない。例えば、わたしの作品を読んで何か感じてくれている人がいる場合、その思いが強ければ(あるいはわたしと波長が合いやすければ)、どれほど距離を隔てていようが、その声は映像に似た雰囲気を伴って瞬時にわたしの元に届く。わたしはハッとするが、参考程度に留めておく。ところが、雑念でいっぱいになると、わたしは雑念でできた繭に籠もったような状態になり、その繭が外部の声をキャッチするのを妨げる。それどころか、自身の内面の声を、外部からやってきた声と勘違いするようになるのだ。
 賞というものは、世に出る可能性への期待を高めてくれる魅力的な存在である。それだけに、心構えが甘ければ、それは擬似ギャンブルとなり、人を気違いに似た存在にしてしまう危険性を秘めていると思う。
 酔っぱらうことや恋愛も、同様の高度な雑念状態を作り出すという点で、いささか危険なシロモノだと思われる。恋愛は高尚な性質を伴うこともあるから、だめとはいえないものだろうけれど。アルコールは、大方の神秘主義文献では禁じられている。
 わたしは専門家ではないから、統合失調症について、詳しいことはわからない。が、神秘主義的観点から推測できることもある。
 賞への期待で狂わんばかりになったときのわたしと、妄想でいっぱいになり、現実と妄想の区別がつかなくなったときの詔子さんは、構造的に似ている。そんなときの彼女は妄想という繭に籠もっている状態にあり、外部からの働きかけが届かなくなっている。彼女は自らの妄想を通して全てを見る。そうなると、妄想は雪だるま式に膨れ上がって、混乱が混乱を呼び、悪循環を作り上げてしまうのだ。
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*直塚万季『詩人の死』Kindle版、2013年、ASIN: B00C9F6KZI

ところで、わたしは今年還暦という年齢になりましたが、二十代で竜王文庫の書物を通してブラヴァツキーの近代神智学を知りました。

創作を通してハートの力を育み、不勉強な一会員ですけれど、竜王会、神智学協会ニッポンロッジから出ている機関誌や書物を読むことによって総合力、分析力を培おうと自分なりに努力を続けてきました。

そうした道の歩みの中で、いわば霊的な次元で何かを察知することは珍しくありませんが、江戸初期に生まれ、江戸中期にさしかかるころに黄檗宗の僧侶として亡くなった――祐徳院と生前から慕われ続けてきた――萬子媛のようなかたに巡り合うことができたのは、めったにない貴重な体験であると思っています。

萬子媛について知ろうとすることは日本の宗教史を深く覗き見ることでもありました。萬子媛は日本の宗教史に咲いた一輪の香り高い花であるとわたしは見ています。

萬子媛をモデルとした小説の第二稿に入りましたが、計画が思うように進まず、おのれの非力を感じざるをえません。それでも、時間はかかってもこれは自分がやり遂げるしかない仕事だと思い、今後、集中度を高めていきたいと考えています。

萬子媛が帰依した黄檗宗(禅宗の一派)は、日本に招請された明朝の禅僧、隠元隆琦によって開かれました。隠元は明朝の文化、文物を伝え、煎茶道の開祖ともされています。

古来、この例からもわかるように、わが国には中国から優れた文化、文物が伝えられてきました。しかし、現在の中国をメディアを通して見るとき、これはどうしたことだろうとわたしは絶望的な気持ちに囚われます。

でも、動画で法輪功の舞台を視聴したとき、中国本来の――といういいかたは語弊があるかもしれませんが――歴史が甦るような感動を覚えました。

2015年6月11日 (木)
失われたと思っていた中国五千年の芳香 ①弾圧される人々
http://elder.tea-nifty.com/blog/2015/06/post-c356.html

また、現代の中国人作家、余華の対談を「三田文學(第97巻 第132号 冬季号)」(関根謙編集、2018年2月)で読み、日本の純文学が衰退しているこのときに、中国に生まれて育った中国人作家、それでいながら中共色に染まっていない余華という人物が作家らしさを好ましく発散していることに驚きを覚えました。中国における文学状況がどのように推移したかもわかる、貴重な対談となっています。

恥ずかしながら、中共のいわゆる御用作家ではない余華のような中国の現代作家をわたしは知りませんでした。対談の中で印象的だった余華の言葉を引用します。

<ここから引用>
かつて日本の記者に、川端康成が私の一人目の先生だと言ったら、彼らは大いに驚きました。私の小説と川端康成のそれとの違いが大き過ぎると言うのです。確かにそうですよね。そのとき彼らに比喩の話をしました。一人の作家が別の作家に影響を与えるのは、日光が樹木に影響を与えるようなものです。樹木は日光の影響を受けて成長するとき、樹木のスタイルで成長します。日光のスタイルで成長するわけではありません。(306頁)
<ここまで引用>

図書館から余華のエッセー集と小説、そして台湾の現代作家である甘耀明の小説を借りました。読まなければならない本が沢山あるので、読む時間がとれるかどうかはわかりませんが、読んだら感想を書きたいと思っています。

ほんとうの中国の話をしよう
余 華 (著), 飯塚 容 (翻訳)
出版社: 河出書房新社 (2012/10/13)

中国では書けない中国の話
余華 (著), 飯塚容 (翻訳)
出版社: 河出書房新社 (2017/8/22)

活きる
余 華 (著, 原著), 飯塚 容 (翻訳)
出版社: 角川書店 (2002/03)

神秘列車 (エクス・リブリス)
甘耀明 (著), 白水 紀子 (翻訳)
出版社: 白水社 (2015/6/24)

鬼殺し(上) (エクス・リブリス)
甘耀明 (著), 白水 紀子 (翻訳)
出版社: 白水社 (2016/12/28)

鬼殺し(下) (エクス・リブリス)
甘耀明 (著), 白水 紀子 (翻訳)
出版社: 白水社 (2016/12/28)

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2018年7月17日 (火)

わあ、嬉しい!

従姉にKindle版の電子書籍をプリントアウトして、送っていました。

葉書で返事が来て、『すみれ色の帽子』の感想が書かれており、嬉しくなりました。読んでくれたんだなあ、としみじみ。

家族や親戚であっても、自作を読んで貰うのは敷居が高いものです。身近な人間だからこそ、勇気が要る部分もあります。

その感想の紹介は記事を改めて。

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2018年7月 9日 (月)

まだ御礼のメールもしていないのですが。読みたい本だらけ。

まだ御礼のメールもしていないのですが、椿山滋さんが『民主文学 2018年8月号』(日本民主主義文学会、2018年8月)を送ってくださいました。

本格的なブロレタリア系文芸同人誌ですね。神秘主義者のわたしが不用意に読んでいいのだろうかと思ってしまいますが、文学作品はどこに発表されていようと、文学作品として読み、感想があれば書く、というスタンスですので、今拝読しているところです。

前掲誌「支部誌・同人誌評」の冒頭で評者が「『民主文学』本誌に掲載されるのは民主文学的作品(この定義自体が曖昧なのだが)に限定されるという誤解があるが、掲載されるかどうかはジャンルではなく、社会と人間の真実にせまる、その作品の芸術的評価による」(136頁)という第25回全国研究集会での話を伝えておられ、このスタンスには共鳴するところです。

椿山さんの作品は『今夜は鍋にしましょうよ』。

『二年目の春』という正統的なプロレタリア文学作品を興味深く拝読したので(これほど正統的なプロレタリア文学作品の書き手は激減しているのではないでしょうか)、知識不足もあって簡単な感想になると思いますが、椿山さんの作品も記事を改めて感想を書きたいと思っています。

娘が購入したタブッキの本も読みたいし、図書館から借りた10冊の本も読みたい。この中の本についてもちょっと書いておきたいことがあります。三田文學に掲載されていた対談で興味を持った中国人作家の本についてです。この中国人作家はプロレタリア系の人ではなく、自由主義的な思想の人のようです。

トルストイ『戦争と平和』のエッセーの続きを書き、萬子媛に関する鹿島市民図書館の学芸員に取材したメモをまとめ、萬子媛の小説第二稿のプロット作りに本格的に取り組まなければならないのですが、できるでしょうか。

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2018年7月 5日 (木)

悪質な自費出版系ビジネスと、餌食になりかけた従姉の児童書に対する失望感

東京在住の従姉から、相談の電話がかかってきました。従姉といっても、年が離れていて、彼女はしっかり高齢の域です。

従姉の四十代の息子さん――わたしからすれば従甥――が絵心のある知人の女性と組んで、絵本を作り、それを新聞の広告で見た賞に応募したというのです。従姉の声は明るく、弾んでいました。

息子さんが趣味でイラストを描いているという話を聞いたことはありましたが、童話を書くと聞いたことはなかったので、ビギナーズラックだろうかと多才さに呆れる思いで、「わあ、すごいじゃない。入賞したのね」というと、「ううん、そういうわけではないんだけれど、それがねNちゃん……」と従姉が話し出したので、悪い予感がしたところ、案の定でした。

悪質な自費出版ビジネスのまさに餌食となる寸前のところで、運よく、彼女はわたしに電話をかけてきたのでした。

以前、2人――1人は大学時代の女友達、もう1人は別の大学時代の女友達の兄君――がわたしの周辺で、餌食になっていました。それを知ったのは、餌食になった後でした。

息子さんは絵本、女友達も絵本、兄君は美術評論です。

息子さんは、落選した作品の感想を聞きたいと思って、賞を開催した出版社に電話をかけたとか。

このことだけでも、一般的な賞ではありえない展開です。「応募要項、選考過程に関する問い合わせには応じない」と明記されているのが普通だからです。

従姉もその息子さんも、上品な人たちです。主催者側から何の働きかけもないのに、自分のほうから積極的に――あるいは厚かましく――電話して落選理由を聞くなど、ちょっと考えられません。

問題の出版社のオフィシャルサイトへ行き、賞の募集要項を見ると、前掲の記述があるではありませんか。

しかし、その次の箇所に、応募者には有料出版の提案をさせていただく場合があると明記されています。

もう一度従姉に尋ねなければ詳細はわかりませんが、落選通知に応募者側から電話をかけたくなるような何かが書かれていたのではないかと憶測したくなります。

息子さんは出版社へ出かけて行き(おそらく交通費は自費でしょうね)、2時間話したということです。

出版社側は息子さんの才能を称賛し、将来的な成功を匂わせたようです。

そして、出版社からの提案は1,000部の自費出版、それにかかる費用は出血大サービス(?)で170万円とのことです。

全く、人を馬鹿にした話ではありませんか。それほど見どころのある優れた作品であれば、なぜ受賞対象とならなかったのでしょうか。そんなお宝の持主の許へ、なぜ編集者は自ら馳せ参じないのでしょうか。

大金を奪われることになるかもしれない危ない話にうぶな一般人がつい釣られてしまいそうになるのは、結婚詐欺と似た手口で、よい気持ちにさせられるからでしょうし、またマルチ商法と似た手口で、投資的な利益を予想――実際には妄想――させられるからでしょう。

文学の世界で――一向に勝ち目のない――現実的な戦いを強いられてきたわたしたち作家の卵は、そんなうまい話が転がっているはずがないことを熟知しています。幸か不幸か、文学界の裏側まで、かなり見透せるだけの神通力を身につけるに至っています。

こんな詐欺まがいの商売がいつまでも、いつまでも通用するのは法的不備に原因があるのでしょうか、文学界の衰退にこそ、その原因を求めるべきでしょうか。

息子さんは障害者や引きこもりのいるクラスを受け持つ高校教師として、寝る時間をも削って18年間奮闘してきたとか。障害を持つ生徒さんを武蔵野美大、多摩美大に合格させ、そのときだけは報われた思いを味わったのだとか。

ところが、学校の考えかたが変わり、息子さんはその方針転換に疑問を覚え、心身の疲労が溜まって、遂に退職、入院してしまいました。

そして療養を経て再就職の準備をしているのだそうですが、その合間に可愛い姪のために童話を書いたのだそうです。おそらく、本当に純粋な気持ちで初創作したのでしょう。

従姉がいうには、その孫――息子さんにとっては姪、わたしにとっては従姪孫――のために書店に本を探しに行くのだけれど、そこに置かれている沢山の児童書に全く感心できないのだそうです。

「もう、本当になぜ、こんな……」と従姉はいいながら絶句するのです。従姉も絵心のある人ですから、書店が安っぽい挿絵のついた三文児童小説に溢れかえって見えたのでしょう。

「まだ、うちの息子の作品のほうがましに思えたのよ」と従姉。従姉が息子さんに応募を勧めたのかもしれません。

息子さんは出版など考えたこともなかったとのことですが、出版社の提案が高額な自費出版であったにも拘わらず、迷いが生じ、わたしに訊いてみてくれないかと従姉にいったのだとか。

出版対象が絵本ですから、よいものであれば、この金額でも高いとはいえないのかもしれません。問題は、息子さんが自分では出版を考えてもいなかったのに、その気にさせられたというこの一点に尽きます。

従姉と息子さんが出版とはこんなものかもしれないと勘違いしている証拠には、この時点では従姉の声には翳りがなく、澄んだ雰囲気を湛えていました。

「チャンスの神は前髪しかない」という諺があります。息子さんは、チャンスの神の前髪を掴むべきかどうかで、迷っていたと思われます。

「そこは悪名高い自費出版系出版社だから、そこから出すのはやめておいたほうがいいと思う。自費出版するとしたら、何社かに見積もりを出して貰って、比較したほうがいいわね」というと、従姉の雰囲気の翳るのが伝わってきました。

弱り目に祟り目というべき出来事ですが、わたしが知り得た問題の出版社の情報を伝えなければ、従姉も息子さんも、挿絵を描いてくれた女性も、現実的な被害を被る可能性があります。

「ネットで検索してみて。作品は、今は大事にとっておいたほうがいいんじゃないかな。再就職が決まって気持ちにゆとりができてから、出版のことは考えても遅いということはないと思うのよ」とわたし。

そういいながら、動悸がしてきました。わたしには心臓弁膜症、不整脈、冠攣縮性狭心症の持病がありますが、案外感情の起伏が不整脈や冠攣縮性狭心症の発作を招くことは少ないのです。

気温の差や疲労が最も影響します。ですが、このところ、暑くなって心臓のポンプ機能が低下気味なのか、足やおなかが腫れぼったく、尿が出にくいという症状があったところへ、大腸がんのステージ3で症状は安定しているという幼馴染みに電話して、相変わらずのホスピス志向と自分勝手な解釈――亡くなった母親が寂しがって呼んでいるという思い込み――を聞かされているときに、ふいに動悸がしてきました。

そのあと胸が苦しくなったのでニトロを舌下し、従姉たちのことを考えてまた動悸がしてきたので、従姉はまだ何か話したそうでしたが、時間がない風を装ってこちらから電話を切りました。

ここ数日でニトロペンの使用量が5錠。ちょっと使いすぎですね。でも、ニトロで心臓が元気になることは確かです。

電話を切る前に、息子さんの作品を読みたいとわたしは従姉におねだりしました。そして、わたしも自作の児童小説を送ることにしました。昔から、わたしを応援してくれる唯一の人がこの従姉なのです。

今日、PDF形式でプリントアウトしたのは、電子書籍にしている作品――すみれ色の帽子、田中さんちにやってきたペガサス、マドレーヌとわたし、ぬけ出した木馬、ぼくが病院で見た夢、卵の正体――です。分厚くなってしまい、レターパックには入りきりません。

『田中さんちにやってきたペガサス』は作曲家志望の父親とその息子を中心にした児童小説ですが、従姉の娘さん――息子さんの妹です――は国立[くにたち]音大(作曲)を出て、音楽教室に勤めています。もし、娘さんが読むと、音楽に無知な、お馬鹿なことを書いているかもしれません。

従姉に送る拙児童小説には、おすすめの児童書についての手紙も添えようと思います。

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2018年6月30日 (土)

息子の帰省中に作った料理メモとお土産。大根おろしアート?

息子がちょっとだけ帰省したので(午前中から一泊)、作った料理をメモしておこうと思います。山形産――だったかな――サクランボが二パックで1,000円(+税)で出ていました。

日本のサクランボはずいぶん高いイメージだったけれど、安くなりましたね。でも、アメリカンチェリーだと量がこの倍はあるかもと思い、売り場を探して見つけましたが、量的にはむしろ少なく見えました。日本産を購入。

このサクランボを最初に出しました。完熟といってよい状態の上品な甘さで、美味でしたよ。

  • 明太子パスタ
    辛子明太子、酒、しょうゆ、オリーブ油、白胡椒、バター。
    好みで、刻み海苔、小葱、大葉、レモン。
  • 卵焼きの中華風スープ
    鍋で卵焼きを作り、そこへ熱したスープストック(わたしは万能スープの素「味覇(ウェイパァー)」を使います)をカップ5注ぎ、塩と薄口しょうゆ各小さじ1で味を調えます。器に盛り、刻んだ葱を散らします。

お昼ごはんには夫にパスタを茹でて貰って、明太子パスタにしました。

わたしは大きなボールに、明太子、オリーブオイル、酒、しょうゆ、白胡椒、バターを入れておくだけです。好みで各人かけることができるように、小皿に小葱、大葉、レモン、刻み海苔を用意しました。

明太子パスタを息子に作ったのは初めてでした。ミートソース、カルボナーラ、ナポリタンなどは作りましたけれど、スーパーにこしの強いイタリアのパスタを見るようになったのはいつからだったでしょう?

本場イタリア風のパスタが流行り出したのは、息子が大学生になって他県のアパートで一人暮らし始めた後からだったのでしょうね。それ以前は日本製のパスタしか見かけず、ほんの少し茹ですぎただけで、べちゃっとなるので、4人分のパスタを茹でるのが苦痛でした。

パスタの中ではスパゲッティとマカロニしか知らず、パスタという用語もスパゲッティがパスタの一種ということも知りませんでした。息子は明太子パスタを気に入ってくれたようです。

  • ビール
    由布の森ビール」(ビールスタイル:ヴァイツェン/アルコール度数:5/容量:330ml/原材料:麦芽、ホップ、酵母、金箔/製造者名:くじゅう高原開発公社)

    ベルギービール(フルーツビール)「Liefmans リーフマンス」(品目:発泡酒/アルコール度数:3.8/容量:250ml/原材料:ホップ、さくらんぼ、フルーツジュース〈ストロベリー、ラズベリー、チェリー、ブルーベリー、エルダーベリー〉、香料、糖類、酵母、甘味料〈アセスルファムK〉/醸造所名:Brouwerij Liefmanst リーフマンス醸造所/原産国:ベルギー/輸入者:小西酒造)

    ベルギービール「Duvel デュベル」(ビールスタイル:ストロング・ゴールデン・エール/アルコール度数:8.5/容量:330ml/原材料:麦芽、ホップ、糖類、酵母/製造所名:Duvel Moortgat デュベル・モルトガット/原産国:ベルギー/輸入者:小西酒造)
  • サラダ
    サニーレタス
    ロマネスコ
    とうもろこし(皮を剥いだトウモロコシ2本に塩をまぶしてラップでくるみ、600wの電子レンジで5分。粗熱がとれたら各3等分)
    プチトマト
    ブロッコリースプラウト
    赤パプリカ
    チーズ
    チキン(脇雅世先生レシピ「チキンのパリパリ焼き」→レシピはここ
  • アボカドスープ
    アボカド、牛乳、はつみつ(黒胡椒をばらっと振るのを忘れました)
    よく作りますが、洒落ていて、栄養価が高く、デザートといってもいい一品なので、重宝します。 
  • メインディッシュのクリスピーカツレツ
    トンカツを作る要領で下ごしらえをし(叩いて筋切りをした豚ロース厚切りに塩胡椒し、小麦粉、とき卵、粉チーズを混ぜたパン粉をつけ、サラダ油を均一にかける)、魚焼きグリルで焼きます。これ、とっても美味しいだけでなく、余分な脂が下に落ちるのでヘルシー感がありますよ。

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  • ごはん
    カリカリちりめんじゃ

    カリカリちりめんじゃこ(50gのちりめんじゃこをフライパンできつね色になるまで炒め、小さじ1のしょうゆを回しかけて混ぜます。
    白菜漬、ふりかけ

お酒は、休日に晩酌する夫が一番飲みます。友人達と飲むが、一人では飲まない息子。会社の友人達とカラオケ、食事のときに少し飲む娘。神秘主義者のわたしは正月の屠蘇、クリスマスのワイン、息子が帰省したときにほんの少し飲む程度。

暑いのでワインではなく(それに、息子はワインがあまり好きではないとか)、ビールを買うことにしましたが、息子と縁のある国、ベルギーのビールを二種類と、この県のビールを一種類買うことにしました。

どれも好評でした。わたしはフルーツビール「リーフマンス」を飲んでみました。ワインというよりもジュースで割ったようなビールでしたが、ジュースや甘口ワインのべたつく感じは全くなくてとても飲みやすく(アルコール度数も低い)、後味にはビールの性格が好ましく出てほろ苦さが口に残ります。

さっぱりとしていて、フルーティーで、飲みやすい、女性におすすめのフルーツビールです。とても気に入りました。

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息子のお土産「たこいかせんべい から揚」(タカギエンタープライズTK 越前海鮮倶楽部)と虎屋の羊羹「おもかげ」を背景に、ビール――空瓶ですけれど――を撮りました。

「たこいかせんべい から揚げ」は、食べ出したらとまりません。

海鮮煎餅専門店 越前海鮮倶楽部|公式通販サイト
http://www.senbei.biz/

虎屋という名前は知っていましたが、室町時代の創業というのは知りませんでした。オフィシャルサイトの「とらやの歴史」を閲覧すると、興味深いものがあります。

とらやの和菓子|株式会社 虎屋
https://www.toraya-group.co.jp/

羊羹「おもかげ」は黒砂糖風味とあります。味わうのはこれからなので、楽しみです。

翌日の朝、息子は9時前に家を出ました。他県での学会は午後からだそうで、充分間に合うとか。朝は軽めがいいとのことで、ごはんにちょっとずつのおかず。

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最近は、焼き魚に添える大根おろしを猫の形に整えるのが流行っているようですが、知りませんでした。たまたまそういうのが出てきたのでググったら、かわゆい猫の大根おろしが沢山出てきて、びっくり。

猫だけでなく、スヌーピー大根おろしとか、アルパカ大根おろしとか、カエル大根おろし……と様々出てきます。大根おろしアートというそうですね。ここで紹介されている大根おろしアート作品は凄い。→ここ

わたしもそのうち、猫の大根おろし、作ってみようかな。

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味噌汁の実は絹豆腐とオクラ。オクラがポリ袋に沢山入って安かったので、オクラ好きのわたしは迷わずゲット。生のまま刻んでも、炒めても、揚げても、味噌汁に入れても美味しいオクラ。

サラダはグリーンボール、スモークチキン、オリーヴの実、キーウイ。

出し巻き卵も作りたくなり、アッと思い出しました。電気コンロの劣化のためIHクッキングヒーターに取り替えてから快適に料理できていますが、材質によりいくつか使えない調理器具が出てきて、その一つが長方形の玉子焼き器だったのですね。

買い替えがまだで、円いフライパンでも作れますが、やめておきました。あれこれ作りすぎると、重い朝食になって眠くなったらいけませんしね。

息子は、焼き魚に添えた大根おろしとか、焼き茄子に添えたおろし生姜などが嬉しい、一人暮らしでは自炊したとしても面倒だからといいました。

こうしたものは貴重な日本の文化ですね。結婚したとしても、共働きが当たり前になり、家にいる人間が少なくなると、日常的な生活の知恵や季節の行事、美意識や社会観を形成するような様々な習慣、その中には遊戯や昔話なども勿論含まれるでしょうが、文化の継承ができるのだろうかと心配になります。

大根おろしアートは楽しいけれど、こうした流れの中では何か物悲しくなるものがあったりもします。

息子は晴れ男なのか、予報で雨の降る確率が高そうだった息子の滞在中は天気がよく、息子が家を出たら、天気が崩れて雨になりました。

息子は、秋にまたヨーロッパ出張があります。今度は東欧だそうで、わたしはその国の作家の作品が頭に浮かんだりしました。実際に行けば、どんなだろうと想像したりします。息子が行くのは観光地としても有名なところですが、今は世界情勢が不安定なので、どこへ行くと聞いても心配になります。国内にいてさえ、不穏な事件や自然災害などで、もはや安全だと安心できるところはないような気もしますけれど。

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