カテゴリー「メモ帳Ⅰ」の148件の記事

2012年5月22日 (火)

メモ

延ばしに延ばした女友達との会う約束。下旬。

図書館から借りた以下の本は6月1日の返却。
①少年と川・島の狐,パスカレ少年の物語,アンリ・ボスコ/福音館書店
②カイエ,1,シモーヌ・ヴェーユ/みすず書房
③黙示録の謎を解く,バーバラ・シーリング/柏書房
④ユング・コレクション8 子どもの夢Ⅰ,C・G・ユング/人文書院
⑤ユング・コレクション9 子どもの夢Ⅱ,C・G・ユング/人文書院
⑥シモーヌ・ヴェーユ最後の日々,ジャック・カボー/みすず書房
⑦田辺元・野上弥生子往復書簡/岩波書店
⑧文芸書簡(ライナー・マリーア・リルケ,H・フォン・ホーフマンスタール 1899 - 1925)/文化書房博文社
⑨骨董商,上,アンリ・ボスコ/河出書房新社
⑩骨董商,下,アンリ・ボスコ/河出書房新社

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2011年11月 4日 (金)

『三銃士』に出てきた白黒斑の馬。nea37……氏からのメール。

前の記事を書いたあと、『三銃士』を観た。飛行船がありえない活躍をするエンターテイメント作品で、三銃士より、そちらが主役格だった。

2Dと3Dのどちらにするかで迷ったが、『アバター』と同レベルの映像を期待することはできないとこれまでに観た3D映画から推測できたので、迷わず2Dにした。3Dだと、夫婦割引が利かないし。夫婦のどちらかが50歳以上の場合、安くなる。うちはどちらも条件を満たしている。

続編を感じさせる終わりかただった。ナンにしても、わたしは馬ばかり見ていた。白黒ぶちのバターカップという名の馬が、綺麗だった。他にも、よさそうな馬が豪華出演していて、わたくし的には人間が邪魔くさいくらいだった。

帰宅してメールボックスを確認したところ、ヘンなメールが届いていた。わたしのエッセー『卑弥呼をめぐる私的考察』を閲覧したnea37……というアドレスからのメールだった。

「神功皇后は実在説があります。卑弥呼のほうが架空だという説もあります。はっきり言って貴方の記述は不快です。訂正してください。」という全文。

この文面はどこかおかしいが、おかしさの原因を探るために、卑弥呼と神功皇后を入れ替えてみよう。
「卑弥呼は実在説があります。神功皇后のほうが架空だという説もあります。はっきり言って貴方の記述は不快です。訂正してください。」

こうなると、なおおかしい。卑弥呼については中国の歴史書に記述があり、神功皇后については記紀に記述がある。記紀は神話および歴史書の性格を持つ。記紀は歴史書というだけではなく、神話の性格をも持つがゆえに、実在が疑われたりもするのだ。

前掲のメールのあと、次いで「Wikipediaを見てくれ、実在説も有るから」という全文のメールも届いていた。

実在説がある、という表現自体が、(現代では)むしろ実在説のほうが少数派で、認知度も低いことを示しているように思われる。Wikipediaを見てくれ、と注意を呼びかけなければならないほどに。

神功皇后はスーパーウーマンであるが、戦前には戦前の思想のありかたの中で実在していた。意識改革のなされたこの戦後に、神功皇后の実在を明快に主張する論文があるのであれば、わたしは読んでみたい。

nea37……氏は、神功皇后に関する論文をお書きになってみては如何だろう? それとも既にお書きになっているのだろうか?

四百字詰原稿用紙30枚以上の読みごたえのある論文であれば、拝読したいので、お送りいただければと思う。創作で忙しいので、感想の返信はできないかもしれないが。

わたしのエッセーは何年も前に同人誌に掲載された作品なので、誰にどういわれようが、今更本文を書き改めることは考えていない。

今後、時代錯誤として無視するわけにはいかないような神功皇后実在説があらわれれば、追記として、それについて紹介するかもしれないが、時間が経てば、歴史認識が変化してしまうことも珍しくないので、卑弥呼について今後何か書くとすれば、昔書いたエッセーを書き直すよりは、新しいエッセーとして書くだろう。

『卑弥呼をめぐる私的考察』は、「邪馬台国」という雑誌を発行している出版社の、当時の女社長さんが気に入ってくださり、雑誌に載せようとしてくださったが、編集者の編集方針と合わなかったため実現を見ず、残念だったことを思い出した。

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2011年11月 3日 (木)

児童文学作品A 2)沢山の断片。おおまかなストーリー。

 Aを主人公にするはめになったが、さっぱりお話が頭に浮かばないので、この案は放っておいて、別のお話を考えようと思いながら、入浴した。

 ところが、頭にシャワーを浴びていると、ふいにある映像が浮かんだ(シャワー効果?)。何か宿題をしていた少女が鉛筆を放り投げ、ベッドに身を横たえる場面だった。彼女が何の宿題をしているのか、わたしは見ようとした。なるほど。わたしが観察していると、彼女はベッドに横になったまま、携帯に取り込んだ画像を眺めている。

 NASA赤外線衛星が撮影したアンドロメダ銀河の写真だった。しばらくして、もう1枚。テニス中の男子の写真。

 わたしは前に書いた児童文学作品Pのように、小学校5年生くらいの少女を想定していたのだが、映像は中学1年生、いや2年生。どちらだろう。どちらでもあり、どちらでもなさそう。1年生と2年生では全く違う。たぶん1年生を3分の2くらいは終えた頃ではないだろうか。

 この映像(想像した場面)がきっかけとなって次々に断片があらわれ、当然のように主題が据わった。

 といっても、まだ本当におぼつかない段階だ。しかし、なぜ、ギリシア神話に登場するAを選ばされたのかがはっきりとわかった。この作品は『不思議な接着剤』とリンクする。その前編といってもよい作品になりそう。スタイルは全く違うけれど。『不思議』には、前世の「ぜ」の字も出て来ない。

 なぜラングドッグにいけなかったのかもわかった。まず、この作品を書かなければならなかったからだ。わたしは輪廻するAの魂を追わねばならない。彼女はかつてはエチオピアの王女だった。

 幸いなことに、この作品では海外くんだりまで取材に出かける必要はない。彼女の前世の記憶が思春期の成長過程で断片的にあらわれてくれるからだ。

 作者のわたしには、年とった修行者として死んだこと、彼の世のえもいわれぬ光と空気の記憶、この世に降りてくるときの憂鬱さ(宿題が重荷だったし、この世の雑な光と空気と環境が耐え難いだろうことがわかっていた)――の記憶があるだけだが(脳は生まれ変わるごとに新しくなるので、脳の記憶ではない)、主人公の少女にもそのような記憶があり、それはもっと鮮明でゆたかな記憶だと思う。

 ギリシア神話や新約聖書の世界と混在したかたちで、その記憶は甦る。この夏、大人向けの小説で描こうとしたテーマを再度ここでくり返すことになりそうだ。この新しい児童文学作品Aとその小説に出てくるヒロインの名前が妙に似ているとは思っていたけれど。

 『不思議な接着剤』と合わせると、壮大な子供のための歴史ロマンとなりそう。大人にも読み応えのある作品に仕上がると思う(うまく書ければだけれど)。

 今日は午後3時過ぎくらいから映画に行くが、休暇は2日しかなかった。断片が浮かんだ瞬間から「お仕事」の始まりで、終わるまで解放されることはない。少女が前世の記憶から今生の課題を読み取り、ひとりの女性として見事に脱皮することを願いつつ、執筆をすすめたい。中学生向きの作品になるだろう。

 1月末までには無理かなあ。書き始めてみなくてはわからない。200枚前後の賞は他にもあるし、最終的には賞など、どうでもよくなる可能性もある。

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2011年11月 2日 (水)

児童文学作品A 1) カオス状態

 まだ応募先は未定だが、とりあえず「つばさ賞」に応募できるよう、220枚内で書いてみたい。ライン以下に、200枚前後で応募できる賞をメモ。

 児童文学作品Pの続編としても、独立した作品としても読めるように書きたい。

 ギリシア神話と絡むので、古代ギリシア、エーゲ文明のリサーチは当然必要だが、神話の登場人物Aにかんして調べると、エチオピアが出てきて、エチオピアを調べると、ソロモンとのつながりが出てくる。エジプトなんかも当然のごとく。

 そうなると、中断中の『不思議な接着剤』とも無関係なテーマではなくなってくる。考えてみれば、古代における地中海周辺域全般の出来事がギリシア神話には散らばっているだろうから、驚くほうがおかしいのかもしれないが、『接着剤』で取り組むことになったマグダラのマリアにしても、Aにしても、古代イスラエルをリサーチするはめになるのはどうしてか?

 子供の頃から、ギリシア神話を物語、それもどちらかというと、ファンタジーとして読んできたため、史実との関連が生々しく浮かび上がってくるだけで一々驚いてしまうところがある。古事記と同じだと思えば、驚くことでもないのだけれど。

 Pは幻想的な家族物という感じの作品。Aは手法が『接着剤』に似てきそうだ。子供のための歴史ロマン的なものになりそう。どちらも神話を触媒とする。

 ヨセフスの『ユダヤ古代誌』『ユダヤ戦記』なんも、ちゃんと読もう。エーゲ文明をリサーチしていると、アトランティス伝説に想いを馳せたくなる。エーゲ文明の衰退には地震などの自然災害の影響が考えられるようだ。弱ったところを攻められた可能性があるらしい。モーセは、火山が爆発したときにエジプトを脱出したとの説がある。

 ところで、実をいえば、インド神話の絡んだ物語を書きたい気もしているのだ。あのエキゾチックな、濃厚な世界、一度浸ってみたい。

 まだ、Aがどんなものになるやら、見当もつかない。プロット設定に入れるのは、いつになるかなあ。

 「つばさ賞」に応募するとしたら、作品の公開も削除を前提に許されるようだが、まだ応募先を確定したわけではないので、作品の公開はできないし、ノートにも、この程度のことしか書けない。Pのときと同じように、書いた枚数と快進撃中か停滞中かといった簡単なことのみしるすことになる。本当は全部おしゃべりしたいし、作品も読んでいただきたいのだけれど。賞に応募し始めると、何だかつまらない。まあ応募にも、そのうち厭きるだろう。 

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2011年10月31日 (月)

児童文学作品P 26)118枚で完成

118枚で完成しました。郵便局に出しに行き、そのあと家族で外食して帰宅したところです。今日は料理する時間がありませんでした。

充実感のある、およそひと月半の執筆でした。

すぐに10枚の童話にとりかかりたいところですが、まだ2時間前まで取り組んでいた作品の余韻があり、眠くはないのですが、脳が思考停止している感じです。

明日は循環器クリニックへ行かなくては。1日で書くのは無理かも。モチーフが鮮やかに浮かんでいるので、もったいないのですが。

うーん、どうしましょうかね。

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児童文学作品P 25)最終段階で115枚。

 一応、あとは綴じるだけの段階です。

 念のために郵便局に確かめると、中央郵便局の時間外窓口は24時間ということなので、なるべくぎりぎりまで校正をやろうと思います。

 もしかしたら、115~120枚間で、数枚を増やすかもしれません。いつもぎりぎりの枚数書く習慣がついていて、足りないと変な気がします。

 でも無理に引き延ばしたくはないし、自然にこの枚数に落ち着いたので、これでいいかなとも思います。

 今日、たぶん夜、郵便局に送りに行って、もう3日には10枚の童話、仕上がってなきゃいけないのですが、一睡もしていないので爆睡しそう。昨日は娘が休日だったので、洗濯しただけで、ずっとパソコンの前にいました。まだまだ間違いがゴキブリのように出てくるだろうし、漢字を使っているところとそうでないところがまだ見つかりそう。子供のものだと、どうしてもそこのところで迷いが生じるので。

 今から少し寝たいとは思いますが。う、これ書きながら突然思い出しましたが、循環器クリニックのことわすれていました。明日はいかないと。もったいないなあ、時間が。 

 とりあえず、3日までに10枚書いたら、家族を待たせている映画へ行き、ちょっとだけ書いてみたい別の大人向きの短いものを気が向いたら書いて、児童文学の評論へ突入といきますか。評論で30枚だと、展開しかけて終わりそうだわ。なんか、結論だけになっちゃいそう。

 今はどれくらい自分に書く力があるかを確認しているところなので、応募したあとは結果など考えず、前に進もう。どこまでも。ああ楽しい、楽しい、書くことが。つらいけど、楽しいんですね、これが。創作ではわたしの場合、これくらい追いつめないと、楽しさが出てきません。

 昨日詩人と呼んでいる女友達から電話あり。創作の話。楽しかったわ。創作の話を真剣にできる人は、わたしには彼女しかいません。なにやかやあっても、彼女も創作から離れられない人です。 

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2011年10月30日 (日)

児童文学作品P 24)7枚追加で、現在110枚。

 昨夜になって、リサーチ不足から間違ったこと――とはいえないまでも、たぶんこのまま応募したら、仮に結果は落選という同じ結末に至ったとしても、すごく気になるだろうと思うことがありました。泣く泣く、大幅に訂正することに。

 調べなおして自分なりの結論に辿り着くまでの長かったこと。ここに来て放り出しそうになりました。でも、どうにか、書き直すことができました。

 章分けと参考文献に要する2枚を加えると、あと8枚です。エピローグを加えるかどうかなので、このまま終わることもありえます。120枚以内なので、だいたい100枚超えていればいいのではないかと思います。

 寝てから考えます。明日の深夜24時に近いころ、応募しに行くことになりそうだなあ。中央郵便局へ。目の前で消印を打って貰わなくてはならないので。

 こんな切羽詰った状況でありながら、自分の作品に感動して泣きました。泣いたのなんて、初めて。落選して悔し泣きしたことは何度もあるけれど。作品に登場した、神話から借りてきた動物と別れるのがつらかったのです。

 その動物は霊感の象徴とされているので、創作に打ち込んでいる限り、また合えるとは思いますけれど。続編も書くぞ! いや、まずはこれを仕上げるほうが先か。あらすじの添付を忘れないようにしなくては。

 当世風な作品ではありませんが、みずみずしさのある、ちょっと珍しい、うつくしい物語だと思うので、賞の結果がどうであれ、いつか本にしてみせますとも。アレクサンドリア木星王さんのおっしゃった「記念すべき初版本」で、「しだいに評判を呼ぶようになる本」というのがこれだといいなあ。

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2011年10月28日 (金)

児童文学作品P 23)5枚追加で、現在100枚。

 ひー! ようやく100枚です。

 児童物は時間がかかります。子供の目線に合わせなくてはならないし、表現、漢字、説明など、大人の小説とは別の配慮が必要なので、なんか5枚くらいでも、へとへとになります。この疲れかたは本当に、育児疲れにそっくり。

 おまけに、外出でブランクができたせいか、関係なしかはわかりませんが、なかなか文章が出てこなくて。スラスラ出てきたときは消耗しきっていて持続力に欠けるといった風。

 あと15枚強で着地の予定。ぎりぎりになりそう。どうしても、こうなるなあ。わざとこうしているわけではないけれど。あらすじを忘れないようにしなくては。住所など必要項目を書いた1枚はプリントアウトしておきました。

 頭が働かなくなったので、少し寝ます。

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2011年10月27日 (木)

インスタントカレーをおいしく作るコツ

昨日、いや、今日か……真夜中までかかって児童文学作品Pは、たったの2枚しか書けませんでした。97枚。

が、賞分けと参考文献に要する2枚と仕上がったあとの最終調整のことを考えると、あと20枚書けばいいかなあ。

書きながら、ふと自身を客観視してみたら、物凄く緊張して書いているのがわかりました。緊張のあまり、おしっこ止めていたんじゃないかしら(?)。

それが証拠に、博多へ出かけたら、疲れたのは疲れたけれど、緊張感がとけたのか、体調がよくなりました。

まあニトロを2日間で6錠くらい使い、それがよかったのかもしれません。循環器クリニックへ、遅くとも31日には行かなくてはなりませんが、作品の応募が31日消印有効なので、ぎりぎりまで粘るとなると、受診は1日になるかも。体調がよくなったからいいけれど、ニトロを貰っておかなくては。

おしっこ止めるで思い出しましたが、昔妹がピアノのレッスンのときに緊張のあまり息を止める癖があって、先生が「息はしても構いません」といっていたのを思い出しました。

今思い出しても怖い先生でした。ハイフィンガー奏法なんか教えた癖に。爪の音がするあの弾き方が大嫌いでした。ハイフィンガー奏法のこと、小ハンマー症候群ともいうようですね。ピアノを打楽器とみなすか弦楽器と見なすかによる弾き方の違いともいえるとか。
確かにピアノにはどちらの面も備わっていますね。

友人は別の先生についてから改良されたのか、どうなのか、武蔵野に進みました。卒業後に彼女が開いたコンサートでは響きのよい音色になっていたので、どこかの時点で改良されたのに違いありません。

先生の娘さんは桐朋に進み、やはりどこかで改良されたのかな。

わたしは音楽とはほぼ無縁となりましたが、わたしの創作する姿勢は、あそこで身につけたものなのかも。作品を批評するときに(自分の作品も他人の作品も区別しません)、ハイフィンガー奏法、出ていたりして。無意味なまでに自分が厳格になり、叩いて(指摘して)しまいがちなのがわかります。

馬は叩くくらいしないと感じず、わたしが叩いてようやく撫でた感触が伝わると馬の教習所のお試しレッスンで教わりましたが……。

完全にタイトルと内容が違っておりました。で、創作に時間を奪われるときは丼物とかインスタントカレーなど、簡単にできるものはありがたいですね。

でも、インスタントでまずい仕上がり……というのでは、わびしいので、インスタントカレーを美味しく作るコツを、娘が大学時代に先生から、インドだったか東南アジアだったか、とにかく本場のカレーの作り方を教わってきたとき(もちろん、それは授業の本筋だったわけではないようです)、さっそく試してみました。

コツは最初に、天ぷらをするときの半量に近いくらいの沢山のオイルで玉ねぎを金色っぽくなるまで、じっくり炒めることだとか。あとは普通に作るだけです。

わたしはなかなかオイルをそこまでたっぷり入れる勇気は出ませんが、玉ねぎが揚がり気味になるくらいは入れ、よーく炒めるようになりました(オイルが多めだと時間が短くて済みます)。

すると、あらら不思議。ただのインスタントカレーがゴージャスな味わいになりますよ、ホント。騙されたと思って、お試しください。

あと、ヨーグルトを使ってラッシーでも作れば、なおいいでしょうが、そこまでやってると、普通のメニューにしたほうが短時間でできたりもしますか……。

さあ、創作、頑張ろう! 夫が今夜は昔からの仲間と飲み会なので、夕飯は楽勝です! 娘とふたりだから、麺類かチャーハンですね。

チャーハンをおいしく作るコツは、以前、テレビで見ました。具を炒めると、その上から溶き卵をフライパンに薄くのばしておいて(薄焼き卵を作る要領で)、その上にご飯をのせて全体を炒めれば、ご飯がフライパンにくっつかず、きれいに炒めることができます。キャベツと卵、コーンと卵くらいの材料でもおいしくできますよ。

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2011年10月22日 (土)

C.S.ルイスの功罪を問うてみたい気がしている

 書きたい日本人作家が見つからないので、児童文学の評論をリンドグレーンで書こうと思ったが、スウェーデンのことに無知であるうえに、スウェーデン語が全くわからないというのではやはり無理だ。例えば『はるかな国の兄弟』に出てくるカルマ滝。死後の世界を特異な構造で描いた作品なのだが、作品の雰囲気と相まって、カルマ滝のカルマとは、仏教用語Karmaなんだろうか、とどうしても思ってしまう。

 どうしても知りたいとなると、翻訳家か研究家に出版社を通じて質問しなければならなくなる。もしお返事がいただけなかったとしたら、そこでわたしの思考は止まってしまいかねない。また、幸運にもお返事がいただけたとしても、賞の応募には間に合わないかもしれない。

 一応目についたリンドグレーンの評伝、伝記的なものには目を通したが、東洋思想の影響などについては何もわからなかった。児童文学史上、偉大な存在だと思うので、いずれ書いてみたいとは思っているのだけれど。

 そこで、浮上してきたのはC.S.ルイスだった。当世風何でもありのファンタジーはルイスが元祖ではないだろうか。突貫工事で賞を狙うのは無理だとしても、ルイスの功罪をざっとながらでもまとめておきたい気がする。

 『ナルニア国ものがたり』を読むと、イデオロギー的構成に驚かされると共に、ギリシア神話、創世記、神秘主義などから借りてきたキャラクターや概念などの甚だしい乱用が目にあまる。それらを借りてきたことが問題なのではなく、意味の書き換えを行い、イデオロギーに利用したことが問題なのだ。

 ジャンルは違うが、権威あるいろいろな書物から言葉や文章を借りてきてアクセサリー的に私用する村上春樹の作品に似たところがある(元の意味合いが完全に失われるだけでは済まない。別の意味づけがなされてしまう)。

 ルイスはジョージ・マクドナルドの影響を受けたそうだが、とてもそうは思えない。アリストテレスがプラトンの哲学を無意味なものにしてしまったのと同じようなことが、ルイスとマクドナルドにもいえ、ルイスはマクドナルドのファンタジー――その敬虔な神秘性――をすっかり無意味なものにしてしまったとわたしには思える。

 これ以上書くと、賞に応募できなくなってしまうので、よそう。[⇒後日。賞応募はしなかった。]
 図書館の蔵書検索でルイス関係の本を検索すると、『ナルニア国ものがたり』をのぞいて、以下がヒットした。2ヶ月でこれらを読み、独自の考えをまとめあげるのはちょっときついかも。まずは、今書いている児童文学作品を仕上げるほうが先だった。 

  • 愛はあまりにも若く  C.S.ルイス/〔著〕 みすず書房 1994/04 
  • 悪魔の手紙(平凡社ライブラリー)  C.S.ルイス/著 平凡社 2006/02  190.4 
  • いまわしき砦の戦い(別世界物語)  C.S.ルイス/著 原書房 2002/02   
  • 影の国に別れを告げて  C.S.ルイス/〔著〕 新教出版社 1990/10 
  • かの忌わしき砦  C.S.ルイス/著 奇想天外社 1980/01 
  • キリスト教の世界  C.S.ルイス/著 大明堂 1983/12 
  • 子どもたちへの手紙  C.S.ルイス/著 新教出版社 1986/11
  • サルカンドラ(ちくま文庫)  C.S.ルイス/著 筑摩書房 1987/05   
  • C.S.ルイス宗教著作集1  C.S.ルイス/〔著〕 新教出版社 1994/09
    C.S.ルイス宗教著作集2  C.S.ルイス/〔著〕 新教出版社 1994/08
  • C.S.ルイス宗教著作集3  C.S.ルイス/〔著〕 新教出版社 1995/00 
  • C.S.ルイス宗教著作集4  C.S.ルイス/〔著〕 新教出版社 1995/00 
  • C.S.ルイス宗教著作集5  C.S.ルイス/〔著〕 新教出版社 2000/03
  • C.S.ルイス宗教著作集6  C.S.ルイス/〔著〕 新教出版社 1994/06   
  • C.S.ルイス宗教著作集7  C.S.ルイス/〔著〕 新教出版社 1995/06 
  • C.S.ルイス著作集第1巻  C.S.ルイス/〔著〕 すぐ書房 1996/10
  • C.S.ルイス著作集第2巻  C.S.ルイス/〔著〕 すぐ書房 1996/12
  • C.S.ルイス著作集第4巻  C.S.ルイス/〔著〕 すぐ書房 1997/02 
  • 沈黙の惑星を離れて(別世界物語)  C.S.ルイス/著 原書房 2001/12
  • ナルニア国の住人たち  C.S.ルイス/原作 岩波書店 1995/06 
  • 廃棄された宇宙像  C.S.ルイス/〔著〕 八坂書房 2003/04
  • 別世界にて  C.S.ルイス/〔著〕 みすず書房 1991/10 
  • ペレランドラ(ちくま文庫)  C.S.ルイス/著 筑摩書房 1987/04
  • マラカンドラ(ちくま文庫)  C.S.ルイス/著 筑摩書房 1987/03
  • 喜びのおとずれ(冨山房百科文庫)  C.S.ルイス/〔著〕 冨山房 1994/09 
  • ライオンと魔女と衣裳だんす(評論社の児童図書館・絵本の部屋)  C.S.ルイス/さく 評論社 2000/09 
  • ヴィーナスへの旅(別世界物語)  C.S.ルイス/著 原書房 2001/12
  • C.S.ルイス『ナルニア国年代記』読本(国研選書)  山形 和美/編 国研出版 1995/03 
  • C.S.ルイスとともに  ライル・W.ドーセット/著 新教出版社 1994/12
  • C・S・ルイスの世界  竹野 一雄/著 彩流社 1999/07
  • C・S・ルイスの秘密の国  アン・アーノット/著 すぐ書房 1994/06
  • C・S・ルイス評伝  A.N.ウィルソン/著 新教出版社 2008/05
  • C.S.ルイス文学案内事典  ウォルター・フーパー/著 彩流社 1998/11
  • C.S.ルイス物語  エレーヌ・マリー・ストーン/著 原書房 2005/11 
  • C.S.ルイス「ライオンと魔女」の謎を解く  マルクス・ミューリンク/著 一麦出版社 2006/03
  • トールキンとC.S.ルイス  本多英明/著 笠間書院 1985/02
  • 「ナルニア国」への扉(名作を生んだ作家の伝記)  ビアトリス・ゴームリー/著 文渓堂 2006/04  930.28 
  • ナルニア国をつくった人  M.コーレン/著 日本基督教団出版局 2001/09
  • ナルニア国の父C.S.ルイス  マイケル・ホワイト/〔著〕 岩波書店 2005/11 
  • ナルニア国物語解読  安藤 聡/著 彩流社 2006/04  930.28
       

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