カテゴリー「健康 №8(日記から拾った過去の健康に関する記録)」の2件の記事

2009年2月25日 (水)

日記から拾った過去の健康に関する記録②1995年1月~3月

①1992年3月~1994年2月

 再び頻脈の治療を受けるようになった当時の記録が日記にありました。本来のわたしの心臓が病的に小さいことをご存知なのは、このときのC先生だけです。現在、C先生は福岡市の早良区で開業なさっています。

 わたしの心臓は頻脈の負担に耐え切れず、心不全の症状があらわれていたのですが、インデラルの服用で改善されたのでした。C先生との出会いがなければ、今頃この世にいなかったかもしれませんね。

 気になる脈の乱れがおありのかたは、一日中の心電図が全て記録されるホルター心電図をつけて貰ったらいいかもしれません。

平成7(1995)年1月21日
 昨年晩秋より市立病院にかかり、インデラルをのんでいる。社会保険病院でテノーミンをのんでいたことを告げると、「あれはねえ、確かに脈拍数は落ちるけど……よくない」とのこと。W医院で高血圧治療のためにカルシウム拮抗剤のバイロテンシンをのんでいたことを告げると、「カルシウム拮抗剤の中で、あなたの症状に使えるのは1種類しかありません」バイロテンシンはわたしにはよくないそうだ。
 インデラルはベータ・ブロッカーの中では一番古くからある薬で、副作用の点では最も信頼のおける薬だそうだが、それでも「副作用は数えきれないほどあります。糖尿病とかね。心不全になることがあるので、検査が必要です」とのことだ。
 新患で受診した際、頻脈は120くらいだったが、一時的なものとしてあしらわれようとした。主婦のアンニュイととられても仕方がないと予想はしていたが、とにかくくるしい状態がずっと続いていて、がまんできそうになかったので、主婦のアンニュイでないことをわかってもらうしかなかった。そのためにはホルター心電図をつけてもらえばいいのだが、わたしの側からは言いにくい。いちかばちかで、理系の先生の関心を文系のわたしに向けることができれば、とかけに出た。職業をきかれた時、機会は訪れた。
「主婦ですが、作家志望で小説を書いています。真剣に書いていますので、脈が速いために体力の失われるのが、くやしいです」と言った。すると、C先生の表情が一変し、何かうっとりとなった。かけは成功し、「検査と、それから、友人に不整脈の専門家がいますから、相談してみましょう」と先生。そのあと、心臓の検査(心エコー、心レントゲン、ホルター心電図)を受けることができ、脳から出ているホルモン量を調べて原因を探ってもらえた。
 原因はわからなかったが、ホルターの解析を見ながら、「あなたの言っていた通りだ。普通の人がしょっちゅう走り回っているような心電図ですね。うーん、これは治療が必要だ。うちで手におえないようであれば、不整脈専門病院へ紹介しますが、とりあえず、インデラルで抑えることをやってみましょう。血圧も寒くなって高くなってきているので、丁度そちらの方のコントロールもできていいでしょう」と先生。

平成7(1995)年3月10日 37歳
 クスリをのみ始めて、3ヵ月。昨日の受診時に胸部のレントゲン写真を撮ったが、心臓がクスリの影響で大きくなるどころか、逆に小さくなったという。わたしは心臓が縮んでしまったのだろうか、とびっくりしたが(先生も息を呑まれた様子)、今の方が心臓の状態としてはいいそうだ。つまりクスリの服用で心臓の負担が軽くなり、それまで腫れていたのが正常化したということらしい。わたしの心臓のサイズが普通からすると比率的に病的に小さいために、腫れていたのがわからなかったのだ。これで、これまで苦しくても、わかってもらえなかったわけが、ようやくわかった。
 心臓の状態がよくなった(らしい)のは嬉しいが、ここ数日は体がだるく、家事をする以外は眉根を寄せて横になってばかりいる。多少の副作用はがまんしなければ。

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2009年2月23日 (月)

日記から拾った過去の健康に関する記録①1992年3月~1994年2月

②1995年1月~3月

 日記はほとんどが創作メモで占められていて、日常的な出来事に関する記録には極めて乏しい。妹も、家計簿にメモしている程度で、その字が自分でも読めないという。今のようにブログがあれば、詳細な記録を期待できただろうに。

 日記とは異なる動機でつけているメモ帳から、父たちの結婚がいつだったか、訪問がいつだったかなどの記録を拾うことはできるので、今度はそちらの作業にとりかかろうと思う。

 こうした作業の副産物ともいうべき、健康に関する拾いものがあった。昔は若かったせいか、自分の健康にあまり関心がなかったようで、創作メモの合間に断片的な記録を残しているにすぎない。

 悩まされてきた頻脈については――あちこちの病院へ行ったわりには――、驚くほど記録が少ない。循環器科を受診しても、それは一時的なものだといわれて再診の必要はないといわれたり、別の治療を受けるはめになったりすることが多かったからだろう。

 尤も、これ以前に社会保険病院で頻脈の治療を受けていた時期があり、それはもっと前の日記にまで遡らなくてはならない。

 わたしは、その社会保険病院の主治医と喧嘩をし、通院をやめてしまったのだった。初診から診て貰っていた主治医にテノーミンを処方されていたのだが、後任の主治医K先生にその薬が合わないことを訴えると、K先生はわたしの頻脈を主婦のアンニュイと解釈し、精神科に廻そうとした。

 無責任に感じられた医師の言動はわたしの心証を害し、看護婦長から希望の医師に替えてあげる旨いわれたが、その病院自体に嫌気がさし、通院をやめてしまった。別の通院先を探そうにも、紹介状もない頻脈だけの患者は、ホルター心電図をつけて貰うまでにはいかなかった。再び頻脈の治療を受けるようになる前年から受け始める年――平成4年から5年にかけて――までは、よほどつらかったのか、体のあちこちの訴えが目立つ。

 日記には何と、コブ1号についての記録があった。1号はやはり古いものだったが、ある時期に目立って大きくなったようだ。婦人病に関する記録もあり、慢性膵炎といわれて治療を受け出したときの記録もあった。

 日記からの拾いものは、すっかり病人と化してしまった今のわたしには貴重な記録ともいえるので、以下に当時の日記から写しておきたい(こんな機会でもなければ、過去の日記などまず見ないだろうから)。それ以前の記録はまたの機会にでも。

平成4(1992)年3月20日 34歳
 すっかり疲れて昼間2時間ほどウトウト、眠くてたまらない。口の中の荒れが深刻化。

平成4(1992)年4月2日
 少し暑くなったせいか? 疲労が深い。脈が昂進しているのだろう。

平成4(1992)年5月11日
 風邪が治らないので(頑固な咳が続く)、T医院へ。レントゲン、心電図のチェック。基礎代謝の検査。「何かひっかかるんよね、この心電図」と先生。

平成4(1992)年5月20日
 バセドー病ではなかった。血圧130-93。

平成4(1992)年7月1日
 疲れきった体。いつまで、このマラソンは続くのだろう。

平成4(1992)年8月23日
 どうもきついと思って血圧をはかる。97-77。病院へ行かずに夏をのりきった。あごがはずれかけて、診てもらったのを別にすれば。

平成4(1992)年8月30日
 20日ほど食欲がなく、胸が朝起きた時にムカつく。朝、ごはんを一口、ウインナー1個。昼たこ焼き2個。夜、スパゲティーを無理に食べ、もどしそうになる。何とかもどさずにすんだと思ったら、下からおりた。夏バテが今頃きたのだろうか。

平成4(1992)年9月11日
 子宮頸ガンの細胞診を受け、Ⅲaと判明した。Ⅰ~Ⅴまで段階があり、Ⅰが正常、Ⅱが炎症、Ⅳ以上がガンであり、Ⅲは前ガン段階にある症状をいう。aとbがあり、aが程度の軽いもの、bが重いものを云い、いずれにしても定期検診が必要。 

平成4(1992)年12月26日
 W医院にかかっている。病院ジプシーのようなわたし。GPT値が高く、肝臓が弱っているようだとのこと。

平成5(1993)年2月2日 35歳
 もう2ヶ月、消化剤2種類と肝臓の薬(レバラミン)を服用しているが、胃のもたれ、腸の不調が消えない。

平成5(1993)年2月12日
 数日前にゼリー状の黒色(文字通り真っ黒)の塊が膣から出る。婦人科の医者が信頼できない。異常が腺ガンを疑わせるものなら、検診毎に体ガンの検査をやってほしいものだ。便の色も黒いことが多い。

平成5(1993)年2月27日
 GTP値、正常に戻るが、?値が高く、やはり肝臓が弱っているとのこと。尿道炎になったり、風邪で戻したり、少し疲れてしまった。ウィルスの検査を念のためにお願いした。B型、C型肝炎ウィルスはマイナス。

平成5(1993)年5月21日
 肝機能の検査値がよくなるが、なぜか薬が一種類増えた。あまりよくなったという実感はない。

平成5(1993)年6月15日
 海の底に沈んでいくような眠け、胃腸の不調、夜中の息苦しさや手足のけいれんに悩まされる。婦人科の定期健診は6ヵ月後でよくなった。

平成5(1993)年7月4日
 背中の痛み、吐き気が強くなってきたので、W医院受診。エコーで胆石症のあることがわかる。放っておきましょうとのこと。ひどくなれば、石を砕いてもらうことになりそうだ。吐き気がつらく、体が熱ぼったい。

平成5(1993)年7月31日
 暑くなった今日、だるさの波が一日中襲う。不整脈によるものか、肝臓からのものか、判然としない。たぶん前者とは思うが。ドキドキするし、眩暈がするので。

平成5(1993)年8月6日
 佐賀市に行った日の疲れ、冷えた夜、ものすごい胸(まん中辺り)の痛みで目が覚めた。声も出せない。5分もしたら治った。寝ぼけて一瞬、ドラキュラと間違えられて、クイを打たれたかと思った。

平成5(1993)年9月17日
 10日ほど前、バスの中でひどい回転性のめまいに襲われた。今日耳鼻科を受診したら、おそらくメニエール病だろうとのこと。

平成5(1993)年9月24日
 脳の血流をよくするクスリを服用して1週間。左耳の難聴が回復した(右耳の聴力も落ちてはいるが、その右耳くらいには回復したとのこと)。頭痛もとれる。回転性のめまいはメニエール病からのもので、原因はまだよくわかっていないという。他の種々のめまいについては特定できないそうだ。ただこのような発作をくり返すうちに、難聴が固定してしまうケースがあるらしい。“他の種々のめまい”が脳の動脈硬化によるものではないか、心配になったわたしは「老化現象ということはないんでしょうか?」と尋ねた。「それはないと思います」とのこと。

平成6(1994)年2月8日 36歳
 1月6日に実家へ行ったが、妹一家と一緒に夜レストランに入り、外へ出て話していた時、にわかに激しい後頭部の頭痛に襲われた。無数の針が一度に刺さってくるような痛みで、こわばったようになって口を動かすことができなくなり、わたしは後頭部を押えたまま、何とかその場をごまかして、車に入ると夫に訳を話し、シートを倒して横たわったまま帰宅した。卒中の前兆でなかったか不安でW先生に話したら、「偏頭痛でしょう」という答えが返ってきた。しかし先生の表情は厳しくなり、それ以来、血圧の測定が厳重になったので、先生も幾分、わたしの懸念を受け取られたのだろう。
 そして1月13日は百貨店へ父の船工芸展を観に行った。17日、母が独身の頃からお世話になった眼科医夫人が亡くなり、お葬式に参列した帰り、妹たちと食事していた時、胸の痛みが起こった。体が疲れているのだろう。

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