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2018年11月20日 (火)

結石と共に本日も過ごしました。化学者による錬金術の本。

結石は今日も尿管に滞在中。そんなに居心地よいのかしら。もう出口に近いところなんだろうけれど。「見る前に跳べ」というオーデンの詩の一節を石に向かっていってみたりします。

姿勢によって結石が動くのか、痛み方が変わるのです。拷問に思えるほど痛いときもあれば、ふと和らいでほとんど忘れていられるときもあります。

頑張っているのだから、御褒美に以下の本を買ってしまおうかと考えました。

錬金術 【新版】 (象徴哲学大系)
マンリー・P. ホール (著), Manly P. Hall (原著), 大沼 忠弘 (翻訳), 山田 耕士 (翻訳), 吉村 正和 (翻訳)
出版社: 人文書院; 新版 (2015/2/27)

竜王会の機関誌と共に届いた、C・G・ユング(老松克博訳)『ゾシモスのヴィジョン ――古代ギリシアの錬金術師による夢見の指南書』(竜王文庫:竜ブックス、平成30年10月)を読むには参考書が必要で(ユングは解釈が独創的すぎるから)、アマゾンで調べてみると、内容的に充実していそうなのは前掲書と以下の本だと思いました。

錬金術の秘密: 再現実験と歴史学から解きあかされる「高貴なる技」 (bibliotheca hermetica叢書)
Lawrence M. Principe (原著), ローレンス・M. プリンチーペ (著), ヒロヒライ (翻訳)
出版社: 勁草書房 (2018/8/24)

錬金術の理論と実践には物質的アプローチと霊的なアプローチがあり、前者は化学の起源といわれています。

『錬金術の秘密: 再現実験と歴史学から解きあかされる「高貴なる技」』をブログで章ごとにまとめて紹介してくださっている方があって、それを閲覧すると、主に物質面を中心とした解説書であるようです。

勁草書房のホームページ「けいそうビブリオフィル」で紹介されているヒロ・ヒライ「高貴なる技、錬金術、あるいはキミアの探究―解題にかえて」には、著者について次のように書かれています。「著者は、アメリカ東海岸ボルチモアのジョンズ・ホプキンズ大学のシングルトン前近代ヨーロッパ研究所の所長で、科学史の教授であると同時に化学の教授でもある。その業績は、アメリカはいうにおよばず、世界各国のさまざまな学会から表彰され、現在もっとも成功している科学史家の一人といって良いだろう

面白そうなので、ぜひ読みたいと思いましたが(化学的な記述も多いようなので、わたしには難しいかもしれません。息子なら読めるかも。読まないでしょうけれど)、あいにく県立図書館にも市民図書館にもありませんでした。昔はこのような本はなかったので、貴重ですね。

その本と前掲本のどちらかをほしいと思いましたが、両方は無理なので、現在必要としているユングの本を読む参考書としてはマンリー・P. ホール『錬金術 【新版】 (象徴哲学大系)』のほうが適しているかと。

人文書院の象徴哲学体系シリーズは三冊持っているのですが、『錬金術』は未購入だったのです。

昔書店で立ち読みして、難しいと思いましたし、いつもほしい本が沢山あるわたしとしては、そのときにどうしても必要な本を選択せざるをえないので。

でも、このシリーズの中の『カバラと薔薇十字団』を独身のころ最初に購入して37年経っていますが、西洋神秘主義の分野をこのシリーズほど格調高く鳥瞰した本は出てきていません。一般人にも読める内容ですので、ありがたい本です。

著者はバラ十字とフリーメーソンに通じた学識者、神秘主義者で、このような人物はバラ十字とフリーメーソンの変化を憶測すれば、もう出てこないのではないでしょうか。

幸い新版がまだ購入できるようなので、注文しました。

午前中は『ゾシモスのヴィジョン ――古代ギリシアの錬金術師による夢見の指南書』を読み、午後は神秘主義エッセーブログにアップする予定の記事「89 祐徳稲荷神社参詣記 (9)萬子媛の病臥から死に至るまで:『鹿島藩日記 第二巻』」を書いていました。当ブログの記事で書いたことのまとめになります。

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