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2018年6月24日 (日)

泰智寺にある萬子媛のお墓

鹿島市民図書館の学芸員に電話取材したときに、その学芸員のかたは「萬子媛のお墓が泰智寺にあるのではないか、確かあったと思います」とおっしゃっていました。

2018年6月 5日 (火)
地元の底力を実感(萬子媛の取材に関して)
http://elder.tea-nifty.com/blog/2018/06/post-9667.html

今年になってからまだ祐徳稲荷神社に参拝できていませんが、今度――いつ?――参拝で出かけたときに泰智寺を見学できたらと思いました。

それで、萬子媛のお墓が実際にあるのかどうか、また見学できるかどうかを確認しておきたいと思い、今日、電話しました。

鹿島市浜町にある泰智寺は曹洞宗(禅宗)のお寺で、開基は初代鹿島藩主・鍋島忠茂です。

2代藩主・政茂が鹿島藩後継問題で佐賀藩と揉めて鹿島藩を追われ、鹿島藩は一旦断絶してしまいます。

佐賀藩から直朝(萬子媛の夫)が鹿島藩に入り、直朝の長男・断橋(鍋島直孝)の開基により、桂厳明幢禅師が開山となり創建された黄檗宗のお寺が普明寺です。

普明寺を見学したときのことは、拙「マダムNの神秘主義的エッセー」で公開中のエッセー に書いています。

72 祐徳稲荷神社参詣記 ③2017年6月8日 (収穫ある複数の取材)
http://mysterious-essays.hatenablog.jp/entry/2017/08/06/205710

泰智寺も普明寺も、鹿島鍋島家の菩提寺なのです。

忠茂の遺骨は泰智寺に納められていますが、3代藩主直朝から歴代藩主の遺骨は普明寺に、遺髪は泰智寺に納めることになったそうです。

昨年の6月8日、普明寺とその子院である法泉寺に電話取材したときに、「ここは藩主の菩提寺で、藩主と正室のかたしかお墓はありません。祐徳院様は後室なので、ここにはないのです」と伺いました。

それ以上のことはわからず、萬子媛のお墓はどこにあるのだろうと思っていたのでした。鹿島市民図書館の学芸員に教わらなければ、知らないままだったでしょう。

泰智寺の御住職にお尋ねしたところ、萬子媛のお墓は「あります」とおっしゃいました。

「萬子媛のお墓に納められているのは御遺髪でしょうか」とお尋すると、わからないということでした。考えてみれば、萬子媛は出家して剃髪されていたわけだから……出家以前の御遺髪があったのかどうかはわかりませんが。

萬子媛の断食入定に関して伝わっていることが何かないかお尋ねしたところ、「それは、祐徳院さんのほうで入定されていると思いますので……」ということで、伝わっていることは何もないとのことでした。

『断橋和尚年譜』の記述からからすれば、断食入定はなかったともとれ、しかしながら、そこに挿入された断橋和尚の死者を弔う神秘的な漢詩を読めば、あったようにもとれ……うーん。

そのあたりのことも含めて、鹿島市民図書館の学芸員にお尋ねしたときのことをノートにする予定です。何にしても、萬子媛は今日もお元気に(?)、ボランティア集団のリーダーとして、あの世からこの世に通勤なさったことでしょう。いやホント。

泰智寺の見学は、自由にできるということです。本堂にパンフレットが置かれているとか。案内が必要であれば、事前にお電話したほうがいいようです。

ところで、ここ数日、ブラヴァツキーの『シークレット・ドクトリン 第2巻 第1部 人類発生論 (神智学叢書)』に夢中でした。

そろそろどなたかレビューをお書きになっているだろうと思い、アマゾンへ行ったところ、まだレビューはありませんでした。

これほどのお宝はめったになく、わたしなんかよりずっとずっと神智学に詳しくて、教養、語学共に優れたかたが沢山おられるのだから、どなたか書いてくださればいいのにと思います。

今月中に書いておきたいと思い、ざっと読んでいました。深く読んで理解しようと思えば、何年もかかりそうなのです。あまりの面白さ、深遠さ、難解さに思わず引き込まれて、抜け出すのに努力がいります。とても読みやすい邦訳版だと思います。(追記: 25日にレビュー書きました。当ブログに転載しました。ここ

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