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2016年5月 1日 (日)

粽(ちまき)と武者人形

もうすぐ5月5日、端午の節句ですね。端午の節句から連想する食べ物は粽(ちまき)と柏餅です。

息子が子供のころは父親(夫)から引き継いだ兜などを飾り、ベランダに可愛らしい鯉のぼりを立てて柏餅をいただきましたが(息子は覚えているかな?)、なぜか粽は買ったことがありませんでした。

たぶん、そのころ住んでいた土地のお店ではあまり見かけなかったからでしょう。わたしは子供のころから粽には縁がありませんでした。

昨日娘が「地産地消のコーナーに粽が出ていたよ」といって、豊後大野市「丸一製菓」の粽を買ってきてくれました。

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笹の葉に包まれた……

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ほんのり甘いお餅……粽。

杉田久女に粽を詠んだ句があります。杉田久女『杉田久女全集第一巻』(立風書房、1989、93頁)

男の子うまぬわれなり粽結ふ

久女は粽を作ったようですね。春菜と鶴を料理したときに詠まれた句も忘れられません(同書、90頁)。

盆に盛る春菜淡し鶴料理る

久女の父親は大蔵省書記官で、彼女はのびのびとした家庭に育ったようです。東京女子高等師範学校附属高等女学校(現・お茶の水女子大学附属中学校・お茶の水女子大学附属高等学校)出身者で、良妻賢母教育を受けています。

美術教師で画家だった夫の杉田宇内とは折り合いがよくなかったようですが、久女が如何に家族を思い、家事に勤しんだかは彼女の句を読めばわかります。

その久女に比べると、ズボラ主婦の下手な我流俳句ですが、過去記事で紹介した「子供たち」というタイトルの一連の句の中に鯉のぼりと武者人形を詠んだものがあります。

勝鬨(かちどき)の面の艶なる武者人形

鯉のぼり挑むがごとく泳ぎをり

実は、武者人形の句は他に二句あります。

手に菖蒲兜うつくし武者人形

汝(な)が勝利何処の原ぞ武者人形

武者人形の句は、大学時代に同じ法学部だった女友達が息子に贈ってくれた人形を詠んだものでした。拙オンラインエッセー集「The Essays of Maki Naotsuka
」収録のエッセーにそのときのことを書いています。

武者人形には『かちどき』というタイトルがつけられていました。4年前上京したときに息子の会社を訪ねたら(外から眺めただけです)、大江戸線の勝どき駅で降りることになりました。

わたしは武者人形を連想しながら、まじまじと駅名を見つめずにはいられませんでした。その後息子は外資系の化学会社に転職しましたけれど。

次の写真はこれまでの話題とは無関係な、もう一品というときに重宝する「豆腐のそぼろあんかけ」です。濃い色の割には辛くない、優しい味のあんかけです。レシピはググったら沢山出てきますよ。

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