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2016年5月 9日 (月)

御殿医の子孫から聞いた萬子媛の歴史短編の感想

母の友人から電話があり、「あなた、面白かったわよ! 三回読んじゃった」との第一声。

嬉しかった。彼女は肥前鹿島藩の御殿医を代々勤めた家系の出だ。

鹿島市を離れて博多の老人ホームに入られて長い。81歳だそうだ。猪年かと思っていたら、亡くなった母と同じ戌年とのこと。

彼女にも取材したかったが、そのころ腰を手術するとおっしゃっていたし、いくら殿様のことに詳しいといっても江戸初期から中期のことはご存知ないだろうと考えた。萬子媛のことを書こうと思っているとは話してあった。

面白いといっていただけるとは思わなかったというと、「わたしは歴史物が好きだし、読んでいてわかるから特に面白く感じたのかもしれないけれど、いやーいいと思うわよ」と彼女。

ユーモアたっぷりの話し方をする人だが、結構辛辣な面もお持ちなので、感想を聞くのが怖い……というより読んでいただけるとは思わなかっただけに嬉しさもひとしおだった。

祐徳稲荷神社のことや殿様の家系に関することをあれこれ聞かせていただいた。鹿島だけでなく、東京、横浜、鎌倉など出てきた。一度に沢山聞いたためか、ほとんど忘れてしまった!

関係のある話として日赤が出てきた。日本赤十字社は皇族・華族と関係が深いのだそうだ。わたしはそんなことも知らなかった。表千家、裏千家の話も出てきた。

母の友人の思いがけない高評価で、これで面白かったといってくれた人のほうが多くなった。いずれにせよ予想とは真逆の反応ばかりで、人の特性、好みなどを見る自身の目に疑いが出てきた。電子書籍の宣伝の仕方にも関わってくることなので、こうした点はよく考えてみなくてはならない。

とにかく、どなたの感想も本当に参考になった。多くの方々に読んで貰えただけでなく、感想までいっていただいたのだ。本当にありがたいことである。

歴史そのものが好きな人には満足感をもたらし(貴重な資料をご提供くださった郷土史家・迎昭典氏のお陰だ)、主人公の生き方や人間関係をドラマ仕立てで膨らませた物語を好む人には評価が低いようだ。

何にしても、萬子媛の小説はもう少し寝かせておきたい(実は読み返すのが怖い。破り捨てたい衝動に駆られたらと思うと)。

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