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2015年9月 1日 (火)

杉田久女の俳句を口ずさみたくなる季節

今日は雨のせいかもしれませんが、涼しくて秋になった気配を感じます。

秋になると思い出すのは杉田久女の句。過去記事で何度も紹介した気がしますが、久女の秋の句の中でも好きな句を書いてみます。

秋来ぬとサファイア色の小鰺買ふ

お魚を買うとき、ふとこの句を連想したりします。緊縮家計でも、何か買い物が楽しくなります。

白豚や秋日に透いて耳血いろ

子供のころに遊びに行った先でよく見ていた豚の耳を思い出します。すばらしい観察力、描写力です。久女は絵も描く人でした。

露草や飯[いひ]噴くまでの門歩き

子育てのころ、買い物などで外出するとき、ベビーカーに下の子を乗せて片手で押し、もう片手で娘の手を引いて歩く道端に咲いていた露草を思い出します。今でもあのころに見た露草の色が目の中に残っているかのように記憶が鮮明です。

好晴や壺に開いて濃竜胆

ほとんど花を生けなくなったなあと思います。竜胆に濃とつくだけで、あの竜胆の色があざやかによみがえりますね。久女の作句のセンスはずば抜けていると感心します。久女の句の引用は『杉田久女全集第一巻』(立風書房、1989年)からです。

まだ一番好きな俳句を紹介していませんが、ちょっと時間がないので、続きはまた気が向いたときにでも。

新ブログに2本の記事を公開しました。もう2本公開予定ですが、今夜中には無理かな。当ブログで公開したものですが、加筆しているので、気が向いたらどうぞ。

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