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2015年7月31日 (金)

印象的だった2015年7月30日、参院特別委員会での質疑 - 中山恭子、塚田一郎、森まさこ、山本太郎、前川清成

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Pixabay

2015年7月30日、我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会。

視聴した国会中継で、印象に残った質疑をメモしておく(順不同)。

中山恭子議員(次世代の党)の質疑は、在外邦人保護に関するものだった。

特に、拉致被害者の救出に問題点を絞った質疑で、北朝鮮動乱の時、今の安保法案では拉致被害者を救出できるようにはなっていないのではないか、という危惧を述べた。

日本はなぜ北朝鮮の工作員が日本に易々と入国することを防げなかったのか、なぜ北朝鮮が日本の若者を拉致するのを防げなかったのか、日本は拉致された日本人が北朝鮮に監禁されているとわかっていながら、放置してしまったのか。

日本政府はなぜ、北朝鮮に監禁されている拉致被害者は日朝国交正常化のためには犠牲になってもやむを得ないといった方針をとっていたのか。

この点は安倍総理になってから改善されていることと考えておりますが、戦後、自国民を守ることまで放棄してしまった日本のありようを見て、日本は何と情けない国になってしまったのかと無念な思いを抱えて、この北朝鮮拉致問題に関わってまいりました。

この問題は今解決しなければならない問題だと、もう真っ先に解決しなければならない問題であると考えております

拉致被害者を救出できるのは安倍総理しかいないと考えています」と中山議員。

大和撫子という言葉がぴったりくる淑やかな中山議員は、とても勇敢な一面をお持ちだそうだ。

質疑応答の模様は「参議院インターネット審議中 : 会議名 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 7:19:53」で視聴できるが、以下は、YouTubeにアップされていた動画へのリンク。中山議員の質疑は18:20から。

 

塚田一郎議員(自由民主党)の質疑は、中山恭子議員の質疑と関連がある。北朝鮮の脅威に関する具体的な内容で、強い危機感を抱かずにはいられない。

わたくしは、横田めぐみさんと同じ学校を卒業した同窓の後輩であるめぐみさんの救出活動、全ての拉致被害者の救出に取り組んでまいりました」と塚田議員。

北朝鮮のミサイル実験は頻度が高くなっており、発射実験を多く行っている。ミサイルの性能に自信を深め、運用能力の向上を図っているようだという。

YouTubeにアップされていた塚田議員の動画へのリンク。

https://youtu.be/A2ICN9otePg
https://youtu.be/Z9YZH7dhyPY



森まさこ議員(自由民主党)の質疑はわかりやすい。女性の心情に添ったものであるだけに、政府に訊きたいことを代弁して貰っているような気持ちになる女性も多いのではないだろうか。

福島県いわき市生まれの森議員は、震災からの復興のために優れた数々の質疑を行ったことで印象に残った。「妻をめとらば才たけて みめ麗しく情けある」と与謝野鉄幹の詩にあるが、それは森議員のような人のことをいうのではないかとわたしは思う。

平和安全法制については感情論ではなく、冷静に議論すべきだと思っています。不安を煽るようなことではなくて、現実を見つめて、目の前の危機にどう対処すべきか、冷静に論ずるべきだと思うんです。

東日本大震災と原発事故のときにも、これは過去の反省として、安全神話で、危機意識が薄らいでいました。しかし現在は危機意識や自然災害に対する備えについての国民の理解は高まっていると思います。それと同時に他国からの攻撃や危機に対する備えも常に見直していかなければならないと思っています。

東日本大震災の当時ですけれど、民主党政権でございましたけれども、スピーディという放射能の拡散予告を福島県民に知らされることはありませんでした。

放射能の濃い地域に長時間放置された子供たちも大人たちもいたんです。そのとき、安倍総理は、わたくしたちは野党でございました。安倍総理はまだ総裁にもなっておられない一国会議員として、原発事故の避難地域のぎりぎりの地域まですぐに来てくださって、体育館で一人一人の手を握って跪いて励ましてくれました。総裁になってからの一番の地方の視察は福島県、総理になってからの一番最初の訪問も福島県です。

歴代総理の中で最も頻繁に、最も多く、福島県と被災地を訪問をしています。先ほどの超多忙の外交努力を重ねた上でも、被災地を最も多く訪問してくださっているんです。

言ってることとやってることが違う、そういう状態とは全く異なっている、そのことがわかります」と森議員。

女性誌が女性の恐怖を煽り、妄想を掻き立てているらしい。

森議員は十代の子供が2人いる母親だそうだが、子育て中のお母さんたちに平和安全法制の話をすると、「でも、徴兵制になるんじゃないの?」「国の防衛が大事なのはわかるんだけど、自分の子供が兵隊にとられるのは嫌だ」といわれるそうだ。

全国のお母さんたちの不安に応えて、安倍首相が濃やかな回答を行った。何を根拠に「徴兵制はありえない」と首相がいうのか、国会中継の動画を視聴してみたらいいと思う。

うちの2人の子供はどちらも三十代なのだが、実は真っ先に心配になるのはそのことだ。いつまで経っても母親としての心情は幼児に対するような心配症なところがあり、どうにもならない。

安倍首相の回答は根拠のあるもので、安心感を与えられる。

ただ、将来、日本が、世界がどんな状態になるのか、そのときわが国の首相が誰なのかは、現時点ではわからない。

わたしはこんな年齢になり、病身にもなって、いざというときには足手まといにしかならないだろうが、もしも日本が侵略されるようなことがあったら……と考えると、不思議にも思いが昔の日本人に重なるかのようで、老いさらばえていたとしても竹槍ででも戦う、そして生き恥を晒すぐらいなら――と考えて仕舞うのだ。

そんな極限状態を、かつて日本人は生きた。

そうならないための安全保障関連法案ではないだろうか。本当にそうなのかが心配なので、つい家事の合間に国会中継を視聴してしまう。

セキリティ対策ソフトのアップデートを何年も怠っていたら、どうなるだろう? 安全保障関連法案はそのアップデートに当たるものだとわたしは考える。

森議員は首相の外交努力をすぐ側で見てきたそうだ。

YouTubeにアップされていた質疑の動画へリンクしておく。

https://youtu.be/HAMH01VP9o0
https://youtu.be/o5az8ceVaJ0

 

山本太郎議員(生活の党と山本太郎となかまたち)

原発からテーマをイラク戦争に移し、それに粘着した質疑。

派手なパフォーマンス、扇動的な口ぶりで、夏休み中の中学生に呼びかける異様な場面があった。

当時の安倍政権があたかも独裁政権だったかのような、誘導尋問スタイルの偏向した質疑内容だったが、独裁政権だったのが安倍政権ではなく、フセイン政権だったことは世界の常識である。

イラク戦争を問題とするのはいいが、ウィキペディアの記述を見てもわかるように、この問題は複雑なのだ。山本議員はそれを小学生並みに単純化する。

サッダーム・フセイン:Wikipedia

イラク戦争:Wikipedia
イラク戦争は2003年3月20日から2011年12月15日まで。

自衛隊イラク派遣:Wikipedia
自衛隊イラク派遣(じえいたいイラクはけん)は、イラク戦争初期の2003年(平成15年)12月から2009年(平成21年)2月まで行なわれていた、日本の自衛隊のイラクへの派遣行為の総称である。その目的は、イラクの国家再建を支援するためとされている。

詳細はウィキペディアを閲覧していただきたい。

サダム・フセインは、スターリン主義の影響を受けており、フセイン統治下における恐怖政治はスターリンに学んだものだといわれている。

自衛隊のイラク派遣が行われた間に内閣総理大臣を務めたのは、小泉純一郎(2001年4月26日~2006年9月26日)、安倍晋三(2006年9月26日~2007年9月26日)、福田康夫(2007年9月26日~2008年9月24日)、麻生太郎(2008年9月24日~2009年9月16日)。

ウィキペディアによると、自衛隊の給水活動によって、乳幼児の死亡率が3分の1に減ったという。

アップされていた山本議員の動画へのリンク。



 前川清成議員(民主党・新緑風会)は、神学論争を連想させる質疑を繰り返していた。

憲法学者の権威でもって、安保法案を廃案にしようとする目的がミエミエだった。

それに対する菅官房長官の端的な名答。

アップされていた動画へのリンク。菅官房長官の答弁は②の23:30から。

https://youtu.be/G1w5hSfE6KE
https://youtu.be/GP5gCadnpdY

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