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2015年5月29日 (金)

歴史短編1のために #14 出島三学者の一人、ケンペルが圧倒された乞食(?)の群れ

托鉢僧も巡礼者も、施しを求める者たちは、ケンペルにとって、みな「乞食」に分類されるようだ。ケンペルは次のように書いている(ケンペル『江戸参府旅行日記 東洋文庫303』斉藤信訳、平凡社、2011年、pp.155-156)。

駿河の近辺では、旅行者は、集団をなしたいろいろな乞食を避けることができなかった。ある時は比丘尼たちが歌をうたい、ある時は山伏が説教をし、それから彼ら吹き鳴らすぞっとするような大きなホラ貝の音を聞いた。ここには特別な身なりをした彼らの息子の若い山伏がいて、同じように説教をし、その間にたくさんの輪のついた法杖[ほうじょう]を時々鳴らした。向こうには、二、三人ずつの伊勢参りの巡礼者がいた。彼らの中に一人の少年がいたので、生国はどこかと尋ねると、奥州のある村の者で、江戸からさらに八○里もあると答えた。まことに素朴[そぼく]さを失わぬ全く独特の信仰心で、神はこれを憐れんで下さるにちがいない

ケンペルの描写は、平安時代末期、後白河法皇によって編まれた歌謡集『梁塵秘抄』を連想させる。

ちょっと用事ができました。書き始めたばかりですが、一旦公開しておきます。この記事は書きかけてす。

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