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2014年6月の35件の記事

2014年6月30日 (月)

子供も大人も物識りになれる那須田稔著「忍者サノスケじいさんわくわく旅日記」シリーズ

 以下のまだ下書きというべき記事で、那須田稔氏の作品に感動したと書いた。

 明日、以下の2冊が届く。

きつねの花火 (おはなし名作絵本 12)
那須田 稔 (著)
出版社: ポプラ社 (1972/06)

天馬のように走れ―書聖・川村驥山物語
那須田 稔 (著)
出版社: ひくまの出版 (2007/11)

『天馬のように走れ』は、50円の中古品ながら「美品!」とあったが、新品ではないし、何せ50円なのだから、本の外観についてはそれほど期待はしていない。

『シラカバと少女』は「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です」と表示されたまま。配送予定日のお知らせメールが届かない。キャンセルになるのだろうか。

 早く読みたいので、図書館から借りてきた。他にも――。

シラカバと少女
那須田 稔 (著)
出版社: 木鶏社 (1993/06)

もうひとつの夏
那須田 稔 (著)
出版社: 木鶏社 (1993/11)

砂漠の墓標―ある十五歳の物語
那須田 稔 (著)
出版社: 木鶏社 (1994/05)

ぼくと風子の夏―屋久島かめんこ留学記
那須田 稔 (著)
出版社: ひくまの出版 (2005/08)

忍者サノスケじいさんわくわく旅日記〈21〉魔女がやってきたの巻
なすだ みのる (著)
出版社: ひくまの出版 (2009/07)

忍者サノスケじいさんわくわく旅日記〈35〉やさしいおひめさまの巻
なすだ みのる (著)
出版社: ひくまの出版 (2010/09)

ぼくのちいさなカンガルー (おはなしキラキラシリーズ)
なすだ みのる (著)
出版社: ひくまの出版 (2009/12)

『忍者サノスケじいさんわくわく旅日記』〈21〉は佐賀県が舞台で、吉野ヶ里遺跡が出てくる。わたしは佐賀県出身なので、どうしても読みたかった。

 その本も昨日借りてきた。借りた本全部をざっと確認するつもりでその本を開いたら、読み耽ってしまい、次に当然のように、大分県が舞台で姫島[ひめしま]が出てくる〈35〉も夢中で読んでしまっていた。低学年から読めそうな本だ。

 平易でとっつきやすいエンター系作品として読めるが、文学に心得のある人間が読めば、伝統的な純文系の書き方であることがわかる。何気ない描写がとても美しい。

〈35〉でサノスケじいさんは、一郎太、ゆかりちゃんと大分県に飛ぶが、やがて見えてきた石仏をサノスケじいさんはこう説明する。

「むかしのひとが、みんなが、しあわせになるようにと、岩[いわ]に仏[ほとけ]さまをほったのだよ。この大分県には、たくさんの岩の ほとけさまがあるよ」

 姫島はアサギマダラという蝶が飛来することで知られ、その蝶が皆を大分県にいざなったのだった。本の中ではアサギマダラがいつ、どこから姫島に来て、何という花の蜜を吸うのか、そして南へはいつ帰るのかが書かれている。

 それによると、アサギマダラという蝶は春、遠い南のほうからやってきて、スナビキソウの花の蜜を吸い、夏が近づくと北の涼しいところへ避暑(?)に向かう。秋にはまたやってきて、今度はフジバカマの花の蜜を吸って南へ帰って行くという。

 今、姫島村役場のホームページ「詩情と伝説の島 大分県 姫島」を閲覧してみたら、トピックスに「2014年06月15日 お知らせ アサギマダラ飛来中」とあった。

 また、本では姫島伝説が語られ、「おひめさま」が出てくる。最後は島は祭で盛り上がり、矢はず岳の山の上にまるいお月さまがのぼる。そんな中、えりちゃんが、突然、空を指さして「一郎太ちゃん、ほら、みて みて」という。

 えりちゃんが指さした先には、「そらにうかぶ べにいろの 雲のあいだを あの やさしいおひめさまが、ながいころもを  ひるがえして、たのしそうに とんでいるのでした」。

〈35〉も面白かった。わたしは卑弥呼に興味があった一昔前に色々と調べ、奈良や佐賀の吉野ヶ里遺跡にも出かけたが、そこでの大昔の暮らしというのがなかなか見えてこなかった。

 それが、本を読んで見えた気がしたのだった。一郎太、えりちゃんと完全に一体化していたので、わたしにも見えた気がしたのだろう。田んぼで働く昔の人々が、こちらを見て手を振ってくれた。川でしじみをとっている子供たちの楽しそうな声が聴こえてきた。子供たちの一人と一緒に「火きりうす」で火をおこした。

 嬉しかったのは、染色の話が出てきたことだった。わたしが吉野ヶ里遺跡を調べて一番印象に残ったのは、甕棺墓から出土した銅剣と貝製腕輪に、茜、紫草、カイムラサキで染めたと思われる布片が付着していたという情報だったからだ。

 現在56歳のわたしが30代で書いた未完の小説「あけぼの―邪馬台国物語―」は現代タッチで、少女小説風のあまい語り口をもつ、粗いところのある、ちょっと恥ずかしい作品なのだが、以下で登場する卑弥呼にカイムラサキ染めの衣装を着せた。

 那須田稔氏の本を読んでいると、物識りになった気がしてくる。居ながらにして旅ができ、日本列島に詳しくなるだろう。

 思えば、子供の頃に読んだ本にはどの本にも豊かな知識が花の蜜のように蓄えられていた。子供には旺盛な知識欲がある。

 わたしは那須田氏の本を読みながら、世界の児童文学全集に囲まれていた子供時代の精神状態に戻っていた。

 健全な読書を可能にしてくれる沢山の本が、那須田氏のような良識ある大人たちによってもたらされていたことを改めて思った。そこは、何て幸せな世界であったことか!

 今の子供たちはどうだろう? 刺激の強い、信頼のおけない、低俗な感じのする沢山の本が子供たちを囲んでいないだろうか? 過激な少女漫画は表現の自由なのだという。

 何にしても、学校が大いに推薦するのは『はだしのゲン』。もう少し大きくなってからは村上春樹か……絶句。可哀想に! そう思ってはいけないのだろうか。どうしても、そう思ってしまうのだけれど。

 そういえば昨日だったか、「ノルウェーの森 中学生 村上春樹 読書感想文の必要性」という検索ワード」でお見えになったかたがあったようだ。

 わたしの考えは当ブログと以下の電子書籍で書いている。

 図書館へ行けば、まだ豊かな世界が広がっているはずだから、図書館で良書に触れてほしいと願わずにはいられない。

 わたしは那須田氏の本で花の蜜をたっぷり吸い、アサギマダラのように「さあ、飛び立とう」という気分になった。

 図書館にある「忍者サノスケじいさん」シリーズは全部読破するつもりだ。子供の頃にこのシリーズを読んでいたら、もっと頭のよい子になったかも……(?)。

 ところで、ネット検索中にたまたま、ある文書を閲覧した。児童文学界の変化の原因を物語るような、少なくとも児童文学界全体に影響したと想像される出来事に関係する文書である。

 そのことを今ここに書いてよいのかどうか、わからない。

 図書館からは以下の3冊も借りた。

サティン入江のなぞ
フィリパ・ピアス(著)
出版社: 岩波書店 (1986/7)

ふしぎな家の番人たち
ルーシー・M. ボストン (著)
出版社: 三陽社 (2001/7/12)

やねの上のカールソンとびまわる (リンドグレーン作品集 (17))
リンドグレーン(著)
出版社: 岩波書店; 改版 (1975/9/26)

 リンドグレーンの「やねの上のカールソン」シリーズは全部子供の頃に読んだが、持っていないので、なつかしくなり、借りてきた。

 そういえば、リンドグレーンのアルバムについて書くといっておきながら、まだ書いていなかった。

 昨夜は『不思議な接着剤 (1)冒険への道』のルビ振りを少しやり(ちっとも終わらないのは数行ずつしかやっていないため)、初の歴史小説のことを考えていた。

 初の歴史小説では、いきなり中長編を書くのは無理なので、まず短編を数編書くことにしたのだが、萬子媛に関係する歴史のどのあたりを崩して第一作に持ってくるのかを考えていたのだった。

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2014年6月29日 (日)

ダイエット日記 (14)許容範囲内?

ダイエットは同じペースで続けている。間食の習慣を完全に廃し、朝か昼にバナナ1本とミルクコーヒー。夕食は普通。

6月16日の時点で、40日間で2.8㎏減と書いている。今日の時点では16日より丁度1.0㎏減だから53日で3.8㎏減。ダイエットの記録を始めた5月17日から計算すると、45日間で、3.0㎏減。

同じ数値が4日続いている。

痩せたい――それが急務だと感じられ出してから4㎏近く痩せたので、これは前回も書いたと思うが、ピチピチだった服がスッと入るようになってきた。

否、それだけではなく、パンツ(ズボン)によっては、少し下がってしまい、ブカブカに近い。

おなかが出ていないわけではないのだが、この程度であれば、子供を産んだ中年女性としては自然なふくらみなのではないだろうか。許容範囲内に入ったというところ。

ただ、心臓の具合が悪いと、どうしてもおなかが膨れるといおうか、張るといおうか、腫れるといおうか……これの改善は病気を克服しないと無理だろう。

ゆるやかな体重の落ち方なので、ダイエットが原因と思われるような目立った皺などはできていない。これ以上痩せると、どうだかわからないが。

あと1~2㎏落とせたら、ダイエットはやめようと思っている。わたしは中年のおばさんなのだから、それぐらいでいい。少なくとも、これで、糖尿病の危険は遠のいたはず。

でも、以前のストレス食いというか、精神力の低下から来る間食はもうしたくない。

月に1~2度、娘とお茶するくらいに留めておきたい。というのも、そのほうが明らかに体調がよく、精神的にも透明度が高い感じに落ち着くから。

洒落っ気も戻ってきて、よくイヤリングをつけるようになった。着られなくなっていた服が徐々に着られるようになるのは嬉しい。

ダイエットを始める少し前に、中年太りがもはや宿命(?)のようにすら感じられて、断捨離を試み、娘が貰ってくれたもの以外の服を結構捨ててしまった。

それでも、箪笥の肥やしになっていた服はまだあるので、どの程度まで着られるようになるのかが楽しみだ。

運動を楽しんだ経験のある人であれば、ダイエットはそう難しいものではないと思う。わずか0.1㎏でも減れば、案外達成感があるのだ。それに囚われすぎてはよくないだろうし、あくまで健康的に痩せなければ、意味がないだろうけれど。

病人が健康的に――なんていうとおかしいが、わたしの場合は痩せて心臓の負担は減ったと思う。不整脈に対する影響はどうだろうか。

以下の写真は最近作ったもので、栗原さんのサイト「栗原はるみさんのとっておきレシピ」の『きのこごはんと豚肉のグリル』を参考にさせていただいた。

レシピには「わさびのすりおろし」とあったのを、市販のチューブ入りわさびを使ったが、わさびが意外に合って、美味しかった。

20140628211627c

少し見えているのは、ほうれん草のミルクスープときゅうりのマヨネーズサラダ。

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2014年6月28日 (土)

電子書籍一本化のお知らせ。椿山さん。

 電子書籍をKDPに一本化することにし、パブーを退会しました。

 パブーで電子出版していた本のうち、手記『枕許からのレポート』は当ブログの他、ホームページ『バルザックの女弟子になりたい!』でも読んでいただけます。

 パブーは、パソコンで読んでいただけるというメリットがありました。長く放置状態だったホームページを復活させることができたので(ジオクリエーターが使えるようになったため)、ホームページのほうも充実させていきたいと考えています。

 セキリティ対策の一環として、ブログ・電子書籍関係もスリムになりましたが、気を引き締めて独自の文学の世界を広げていこうと思っておりますので、今後共、管理人のブログたち、ホームページ、電子書籍をどうぞよろしくお願い致します。

 そういえば、日田文學でご一緒させていただいた椿山さんから過日メールを頂戴致しました。「文学に対する一徹なまでの姿勢には、常々感心しています」と書かれていて、星一徹(漫画『巨人の星』の主人公の父親)を連想し、笑ってしまいました。

 椿山さんには次のように書きました。「椿山様の諸作品は、無理のない設定と登場人物の心情に添った作風、その中に光る作者の祈りといってよいような、一途な思いが感じられるようで、印象に残っています。読者に自然な感じを与える作品づくりは難しいことなので、執筆前に丹念な取材をなさるんだろうなあと想像しています」

 日田文學が休刊になって残念ですが、椿山様の今後のご活躍をお祈りしたいと思います。

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2014年6月26日 (木)

沖縄の独立を掲げて出馬表明した大城氏――今、沖縄が危ない! ※追記(2014.6.26)

 昨日(5月1日)、「第16回 別府アルゲリッチ音楽祭」に行ったので、その記事を書くつもりで、その前にニュースをチェックしたところ、なんとまあ、気分の悪くなるようなニュースを目にした。以下、時事通信社のニュースより。

 11月に想定される沖縄県知事選(12月9日任期満了)で、経営コンサルタント会社代表の大城浩氏(48)は30日、那覇市内で記者会見し、無所属で出馬する意向を表明した。沖縄の独立を掲げており、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設については、反対の立場から「独立すればその話はなくなる」と述べた。

 知事選への出馬表明は大城氏が初めて。現職の仲井真弘多知事は態度を明らかにしていない。野党陣営は6月中の候補者決定に向け選考作業を進めている。 (2014/04/30-16:16)

 よく受付が通ったものだと呆れる。何て甘い国なのだろう、日本は。その日本に甘やかされてよい社会的地位、収入を得ている人々がぬくぬくと左派活動をしているのがわが国の現状なのだ。

 しかし、このような人間が出てきたということは、この人の頭がどうかしているというだけならいいのだが、中国による日本侵略作戦が水面下で相当に進行しているということなのかもしれない。今、沖縄が危ない! 

 中国は文化大革命で大勢の自国民を殺した。自国の知と心を抹殺しまくったのだから、すっかり怪物めいた国になってしまった。あちこちに侵略の手を伸ばし、執拗に日本を狙っている。

 大城氏の立候補について、KAZUYAくんが端的に以下の動画で解説している。

 惠隆之介氏はずいぶん前から沖縄の危機を訴えてきた。

 また、以下の動画は必見である。沖縄問題と中国は切り離せない問題だからである。このままいけば沖縄が第二のウィグル、チベットになることは目に見えている。その次は九州だろうか……蒙古来襲を封じた先祖の警告が聴こえてくるようである。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
  • 知っておかなければならないチベットの今
追記(2014.6.26):

 ここに貼り付けていたYouTubeからの動画は著作権侵害ということで削除されたようですが、サイト「やしきたかじんメモリアル | 無料視聴コンテンツ」で視聴できます。リンクフリーとありましたので、以下に貼っておきます。

 動画の説明として「2012年7月5日、大阪国際文化交流センターにて雪の下の炎の会主催「知っておかなければならないチベットの今」という講演会が開かれました。そこでゲストとして登場した、中央チベット政権情報国際関係省(日本でいう外務省にあたる)ディキ・チョヤン大臣が深刻なチベットの状況について語りました」とあります。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

 以下の動画は月刊「中国」編集長、鳴霞氏が4年も前に語った中国の脅威である。

 国内に大きな反日勢力を抱える日本の問題。

 以下のブログ記事では、今回の出馬表明が何であるかが鋭く分析され、わかりやすくまとめられている。

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2014年6月25日 (水)

バルザックの**水の夢

 お食事どきに失礼致しますが、ダイナミックといってよいのかどうかわからないが、夢の中ではひどく爽快で満足しきっていた夢を見たので、記録しておこう。

 博多の天神辺りのイメージ。焦げ茶色と白を配した洒落たビルの前にいる。ビルは公共施設のようにも、オフィスビルのように見える。

 その前の道路にいるのだが、遠くのほうから大規模に掘り起こされて、水道管だか下水管だかを通す工事中。

 わたしはその掘り起こされた穴の前にいて、巨大なホースのようにも管のようにも見えるものを両手で握っている。

 そこからは「バルザック糞尿水」がそろそろ噴き出してくるはずで、それを待っているのだった。それが一般家庭に普及すれば、どんなにすばらしいだろうと思っている。成功するだろうか?

 側に知らないが、感じのよい女性や他にも工事関係者がいて、待機している。待ちに待ったバルザック糞尿水が噴き出してきた。それは想像以上の威力があって、管から迸り、うまく持っていられなくて、管が上向きになると、空高く噴き上がる。

 糞尿水なので、黄色いが、とても綺麗な澄んだ黄色で、それが噴水の飛沫のように体にかかるが、わたしは困りながらも感激している。飛沫が口に入ってしまう。

 という珍妙な夢。糞尿というとちょっとアレだが、夢占いでは状況にもよるけれど、富を象徴したりもする。水も、才能や幸運を表すことがある。

 その組み合わせたものが全家庭に行き渡るというのだ。バルザックはわたしにとっては文学の象徴だから、文学の豊かさがすさんだ日本の家庭を隅々まで潤してくれたらどんなにすばらしいだろう……という願望だろうか。

 それにしても、糞尿は糞尿という自覚(?)が夢の中のわたしにもあるらしく、バルザック糞尿水の通る管が水道管だか下水管だかわからないという戸惑いのある夢の設定に、笑ってしまった。

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本物の文学の薫りがする、那須田稔著『ぼくらの出航』

 数日間セキュリティ関係の補強に追われたが、昨日は少し『不思議な接着剤  (1)冒険への道』のルビ振りをし(まだやっている)、那須田稔著『ぼくらの出航』を読んでいた。

『シラカバと少女』『忍者サノスケじいさんわくわく旅日記 35 やさしいおひめさまの巻』 をAmazonとは別のところに注文しているが、入荷するかどうかはわからないとメールが来た。購入できないかもしれない。

『ぼくらの出航』からは、最近の日本人によって書かれたものからはめったに嗅げない、本物の児童文学の薫りがするので、胸いっぱいにそれを吸い込む。

 全体をざっと見、ちゃんと読んだのはまだ半分くらいなので、完読後に――この記事を合わせた――きちんとしたレビューを書きたいが、初の歴史小説も進めなくてはならないので、遅れるかもしれない。

 作品は、まばゆいほどの初々しさ、歴史の断面を見せてくれる確かな描写力、人間の真性に対する明るい信頼に満ちている。

 終戦の混乱のハルビンで、子供たち、そして大人たち、動物たちまで、何て生き生きと描かれていることか。情景描写も美しい。

 わたしは読みながら、伯父たちのことを思い出した。

 満鉄勤務だったわたしの母方の伯父も、手広く製麺業を営んでいた伯母夫婦も満州からの引き揚げ者だった。伯父の奥さんは終戦のとき、既に病気だった。従兄は3歳、その妹である従姉はまだ赤ん坊だった。

 病気のおかあさんを助けて3歳の従兄は御飯を炊いていたというが、一家が引き揚げる途中でその人は亡くなった。

 伯父と再婚した女の人も、やはり満州からの引き揚げ者で、日本に向かう船が嵐に遭い、負んぶしていた赤ん坊が背中からすっぽ抜けて波に攫われたと聞いた。

 彼女は帰国後しばらく、気が触れたようになっていたという。伯父は再婚後一児を儲けて亡くなり、彼女ももうとっくに癌で亡くなったが、一緒にお風呂に入ると、首から背中にかけて一面に火傷の痕があった。綺麗な人だったのに。戦争の傷痕に違いないと子供のわたしは思った。

 それでも、伯父たちの体験がぴんとこなかったけれど、『ぼくらの出航』を読んでいると、それがどのようなものであったかが目に見えるような気がしてくる。

 danger 以下、ネタバレあり。

 作品の中で、主人公タダシの父親がシベリアへ行くトラックに乗せられる場面からあとは悲痛な出来事の連続である。そうしたことがまるで川が流れるように、淡々と書かれている。

 寝込むようになった母親を看病する少年。ソビエト軍の命令で家を立ち退かなくてはならなくなり、着替えをしてばったり倒れた母親をリヤカーに乗せて郊外に出るが、小高い丘に来たとき、母親は息絶えた。

 涙が出てきて、しばらく先が読めなくなった。どんなに無念だったろう。タダシは下手をすれば、残留孤児になっていただろう。

 作品から、勢力図の混乱に伴う複雑な諸相が読みとれる。

 国際都市ハルビンで、終戦や各国の混乱の中、もう敵味方の区別さえつかなくなっているようでもある。それでいて、日本の子供、満人の子供、中国の子供、朝鮮の子供、ロシアの子供……それぞれのお国事情と立場がよく書き分けられている。

 このような作品がなぜ、わが国の文学の主流であり続けなかったのか、そのことを疑問に思うと同時に本当にもったいない、残念なことに思う。どの観点から見ても、見事としかいいようのない文学作品ではないか! 

 ソビエト軍の戦車隊があとからあとから続く場面や、満人の子供ヤンとロシア人の御者との会話などは、まるでドキュメンタリーを観るように生々しい。以下に引用してみたい(頁74-76)。

 戦車隊のうしろから、歩兵隊が行進してきた。どの兵隊も、あから顔で、サルのような顔に見えた。よごれた服、ズボン、みじかいゲートル、やぶれたくつ――。ヤンは、いままで、こんなうすよごれた兵隊を見たことがなかった。
 かれらは、駅まえのヤマト=ホテルのまえまでくると、どやどやと、さけび声をあげてはいっていった。
 まもなく、ヤマト=ホテルのてっぺんに、かまとつちのマークのはいった大きな赤い旗がひるがえった。
(ソビエト連邦共和国の旗だ。)
 スズメの一群が、さえずりながら旗をかすめて、中央寺院のほうへとんでいった。
 ホテルのまえにある肉屋のまどから、ロシア人のマダムの顔がのぞいて、あわててまどをしめた。
 戦車の横を、ひげを長くはやしたこれもロシア人の馬車が、すずを鳴らして、いそいでとおりぬけ、ヤンのかくれているポプラの木の横の小道にはいって、とまった。ロシア人の御者は、馬車からおりてきて、戦車隊をながめている。
(……)
 ヤンは、ロシア人の御者に中国語で話しかけた。
「おじいさん、あなたたちの国からきた兵隊だね。ロシアの兵隊がきたので、うれしいでしょう?」
 ところが、ロシア人の御者は、はきだすようにいった。
「あれが、ロシアの兵隊なものかね。」
「ロシアの兵隊じゃないって?」
 ヤンはけげんな顔をした。
 御者のじいさんは、白いあごひげをなでて、「そうとも。ロシアの兵隊はあんなだらしないかっこうはしていないよ。わしらのときは金びかのぱりっとした服をきていたものだ。」
「へえ? おじいさんも、ロシアの兵隊だったことがあるの……。」
「ああ、ずうっと、ずうっと、むかしな。」
「それじゃ、ロシアへかえるんだね。」
「いや、わたらは、あいつらとは、生まれがちがうんだ。」
 おじいさんはぶっきらぼうにいった。
「よく、わからないな。おじいさんの話。」
「つまりだ、生まれつきがちがうということは、わしらは、ちゃんとした皇帝の兵隊だったということさ。」
 ヤンは、まだ、よくわからなかったが、うなずいた。
「皇帝だって! すごいな。」
「そうとも。わしらは、あいつらとは縁もゆかりもないわけさ。あいつらは、レーニンとか、スターリンとかという百姓の兵隊だ。」
「ふうん。」
 ヤンが、小首をかしげて考えこんでいると、ロシア人の御者は、馬車にのっていってしまった。
(おもしろいおじいさんだな。おんなじロシア人なのに、じぶんの国の軍隊をけなしてさ。いろんな人がいるんだな。)
 ヤンは、そう思った。

 わたしもそう思う。おんなじ日本人なのに、いろんな人がいる。昔も今も。いろんな人がいる――そのことを教えてくれるだけでも、文学とは凄いものではないか。

 そのあとの場面で、わたしたち読者は酒場で再びソビエト兵に再会する。彼らはバラライカという楽器にあわせて、大声で歌をうたっている。彼らが大きな肉をちぎって口に放り込んでいるのを、タダシと一緒に見る。

 彼らはタダシを酒場に引っ張り込み、肉やじゃがいもをご馳走してくれる。「カリンカ カリンカ カリンカ マヤ ヘイ!」と繰り返し歌う、陽気でフレンドリーなソビエト兵たちをタダシは好きになる。

 似た場面を、わたしは林芙美子の旅行記の中で読んだ気がする。

 彼らが見せてくれる家族の写真やドイツの子供たちの写真を、わたしたち読者もタダシと一緒に見る。

 ぼろぼろのズボンを履き、裸足で立っているドイツの子供たち。その子供たちと笑って写真に写っていた年寄りの兵隊は、写真の子供たちを指して「おまえの友だちさ」といい、「あんたのおやじさんのために!」といって、ウォッカをぐっと飲む。傍らの若い兵隊の顔を見て、「世界のおふくろさんのために!」といって、また、ウォッカをあおる。

 明日は自分たちの国に帰っていくというソビエト兵。

 次に、また長い引用になるが(頁128-129)、そうせずにはいられない。この作品は、読み継がれるべきだ。世界中で読まれるべきだ。学校で子供たちに読ませるべき作品とは、こういう作品をいうのではないだろうか。

(じぶんたちの国!)
 タダシの国は、どこなのだろう……。にっぽん、日本はくろい海をこえていったところにういている四つの島。目のまえがかすんできて、日本の地図がうかんできた。地図の上に波がうちよせている。日本の地図がタダシのまわりでぐるぐるうずをまいてまわりはじめた。日本はいまにもちんぼつしそうだ。日本の地図にだぶって、おかあさんの顔があらわれた。むこうから、エンジンの音がきこえる。トラックだ。トラックの上におとうさんがのっている。おとうさんは、おかあさんをトラックにのせると、だんだん遠く走っていってしまった。
(どこへいくの!)
 タダシはさけぼうとしたが、のどがからからにかわいて、声にならなかった。
 波がザブンと立ち、タダシは、ふわふわ、およいだ。大きな波がやってきた! タダシはそのまま、暗い海の底へぐんぐんひきずりこまれてしまった。

 そのあとの感想はちゃんとしたレビューに書くことにして――、作品の最後を見ておくと、タダシら子供たちを救ってくれたのは新しい中国の軍隊であった。その中国の軍隊とは、中華民国の国民党だろう。

 Wikipedia:引揚者によると、「満州や朝鮮半島の北緯38度線以北などソ連軍占領下の地域では引き揚げが遅れ、満州からの引揚は、ソ連から中華民国の占領下になってから行われた。満州においては混乱の中帰国の途に着いた開拓者らの旅路は険しく困難を極め、食糧事情や衛生面から帰国に到らなかった者や祖国の土を踏むことなく力尽きた者も多数いる」。

 そこからの中国の流れをWikipedia:中華人民共和国中華民国を参考、引用していえば、中国国民党率いる中華民国国軍は、ソビエトの支援を受ける中国共産党率いる中国人民解放軍に破れた。そして、1949年に、共産主義政党による一党独裁国家、中華人民共和国が樹立される。

 国民党政府は、日本の進駐中であった台湾島に追われるかたちで政府機能を移転した。1951年のサンフランシスコ講和条約および1952年の日華平和条約において、日本は台湾島地域に対する権原を含める一切の権利を放棄。

 国際法上の領有権は未確定ともいわれる台湾島地域は、中華民国政府の実効支配下にある。中華民国政府も、中華人民共和国の中国共産党政府と同様に、自らを「『中国』の正統政府」であると主張している。

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また心房細動っぽいものが……。ダイエット日記(13)。

 21日の記事の追記に書いた心房細動っぽい発作が昨夜10時ごろから1時ごろにかけて起きた。

 その症状も左胸を押さえられ、ミシンで胸を縫われるようなリズミカルな刺激が走った。これまでよりは結構痛みが強かった。

 鋭利な痛みなので、次はいつ起きるのかと怯えてしまう。その症状から早く解放されたかったが、これにミオコールスプレーを噴霧しても意味がないのだろうと思い、使わなかった。

 今度起きたら、使ってみようかな。

 ダイエットのほうは順調。時間がなくてブログ記事にはできていないが、記録はきちんととっている。3㎏痩せたので、もうここいらでやめてもいいくらいだが、もう少し続けるつもり。

 おなかの脂肪も落ちつつあるが、心臓の具合が悪いと、やっぱりおなかが膨らむ(腫れる?)。

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2014年6月23日 (月)

パスワード作成ツール。未来人の暗号を診断(?)。

 前回の記事の続きです。

 アカウント2段階認証のないところは、メールアドレスを変更したり、パスワードを複雑なものにし、それを頻繁に替えるしかないだろうと思い、考えていたら、凝りすぎて暗号作りのようになってしまいました。

 それはそれで楽しかった(?)のですが、その凝ったパスワードが自己満足にすぎない脆弱なものに感じられました。

 それで、どんなパスワードが安全かを学習しました。頭では理解できましたが、いざそれを頻繁にいくつも作るとなると、ため息が出てきます。結局、疲れて寝てしまいました。

 今日、評判のよいパスワード生成ツールを発見しました。サイト「ルフトツールーズ」のパスワード生成ツールです。無料で利用できます。ご利用は自己責任でお願い致します。

 わたしにはどのサイトが信頼できるかそうでないかがよくわからないので、評判で見当をつけるしかありません。

 その上で、ツールを利用させていただく場合は、生成されたパスワードを自分なりにアレンジして利用したいと考えています。数秘術を加えたりと別の方向に凝りたくなったりもします。

 パスワードの強度を診断するツールもあり、Microsoftからも無料提供されていますね。

 信頼できるかどうかはっきりしないのでリンクはしませんが、「HOW SECURE IS MY PASSWORD?」というサイトのパスワード診断ツールもあります。

 似た傾向のパスワードを入力して、だいたいの強度を確認するにはいいかもしれません。

 ちなみに、その「HOW SECURE IS MY PASSWORD?」の診断によると、前に使っていた英小文字6桁は0.077228944秒で解析されてしまうそうです。英小文字4桁は「あなたのパスワードはほとんど割れられる 瞬時に」だそうで。

 少し凝ったつもりだったパスワードで10日。最近凝って完成させたパスワードでは48000年。前掲ツールで使ったパスワードの一つで2万5千年。それを自分なりにアレンジしたものは71兆年と出ました。

 自分で作るのがしんどいときは、生成ツールを利用させて貰い、さらにそれに変化を加えればまあまあのものができそうです。

 それにしても、ショックな結果です。

 ただパスワードを扱う側――自分も含まれます――の管理体制がずさんであると、どんな巧妙なパスワードを使っても無意味です。

 この点では、わたしにはこれからの課題です。ネットに詳しくないと、安全、堅固な管理は無理ですよね。

 今回ブログをはじめとする様々なネットサービスをかなり整理し、退会したのですが、退会手続きのときに「わあ、管理がずさんだわ、ここを何年も利用してきたんだ……」と戦慄させられたところが数件ありました。

 何が起きても不思議ではないと思ってしまいました。有名だからって、きちんとしているとは限りませんよ。

 ひどいところなんか、退会手続きが完了したあとで、前と同じようにログインできたりね。もうネット音痴のおばさんには訳がわかりませんわ。医療関係の情報サイトで、メルマガの無料配信を利用させていただいていました。

 それに、これは大丈夫なんだろうかと思っても、利用せざるをえないサービスが沢山ありますよね。一例を挙げれば、よく脆弱性の指摘されるFlash Playerとか。

 AmazonのKDPに不正侵入されて、わたしの代わりにKindle本が公開されたらどうしましょう? それが名作なら許せるというものではないでしょうね。

 わたしはクレジットカード番号のネット登録をしたことがありませんが、こういう状況を見ると、ますます自分には無理だと感じました。

 ところで、ここからはセキリティの話題から離れますが、パスワードに取り組んでいて、ふと、過去記事でも触れた2062年の未来からやってきたという男性が残した暗号を連想しました。

 以下のまとめサイトに詳しいです。

 前掲のパスワードの強度を診断する「HOW SECURE IS MY PASSWORD?」で、未来人の暗号を診断させてみました。すると、

  • ケネディ暗殺 1gbm9dlo1gyh5g5jkp6
    2000000000000年
  • 邪馬台国 75srp6eye9
    10日
 と、出ました(?)。

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2014年6月22日 (日)

セキュリティ対策としての2段階認証

ネット検索で得た情報によると、「中国からのGoogleアカウントに対する乗っ取り攻撃が多発中」とのことです。

本当にそう。国内発の攻撃もぐんと増えたのではないでしょうか。

ところで、Microsoftアカウントの話になりますが、「最近のアクティビティ」で、過去のサインイン、設定変更の履歴を見ることができます。それがいつ、どの国のどこから行われたのかもわかります。

今日それを見ていたら、何と今月に入ってからだけでも、、以下の場所から、不正アクセスを試みた形跡がありました。

中国の北京、上海、遼陽、天津。日本の大阪市、和歌山市、鹿児島市など。

特に鹿児島からは、しつこく狙ってきているようです。IPアドレスが同じですので、同一人物です。

つい最近まで、わたしは当ブログに連絡先としてHotmailアドレスを表示していました。

そのメールアドレスがMicrosoftアカウント名であるとすれば、あとはパスワードさえわかれば不正アクセスできる――と狙われたのでしょう。未遂に終わっているようでホッとする反面、ゾッとしました。

パスワードの使い回しがどんなに危険であるかは最近のジュゲム、ニコニコ動画、はてな……が相継いで被った不正アクセス事件でよくわかります。

幸い実害は被っていないようでしたが(ジュゲムの場合は何だかよくわかりません)、その全部から事件の報告・全ユーザーへの注意メールが来たので、ドキッとしました。

ジュゲムのことがあってから、必要でないブログを整理(ジュゲムも退会)。ニコニコ動画もほとんど視聴しないので、退会。買い物しない楽天も退会し、メルマガ、大量に届いていた広告メールも配信停止……と、あれこれ断捨離を実行。

退会しないところのパスワードは複雑なものに替えたのですが、メールをチェックするときなどに不安に駆られるようになりました。

わたしはネットでクレジットカード登録などはしていないので、これまで呑気に構えていました。でも、悪質、巧妙化するネット犯罪を見ていると、呑気ではいられなくなってきたのでした。

で、お試しにGoogleの2段階認証を有効にしてみました。感触がよかったので、次にYAHOO!も有効にしました(YAHOO!の場合はワンタイムパスワードといいますね)。

2段階認証というのは、ユーザーID、パスワードの他に、コードを使って認証する方法です。

アクセスする際には、そのコードを入力するよう求められます。テキストを選択すればメールアドレスにコードが送られ、音声を選択すれば電話がかかってきてコードを告げられます。

自分が普段使っているパソコンを「信頼できるデバイス」として登録しておけば、2段階認証のプロセスを省略する事が可能です。

Microsoftはまだだったので、ここのも有効にしておこうと思い、下準備として再度パスワードを変更しました。そして、2段階認証プロセスに行く前に、前掲の「最近のアクティビティ」を見、驚いたというわけでした。

不正アクセスを試みた形跡が全然ないとは思っていませんでしたが、想像以上の不正アクセス未遂件数でした。

楽しくブログを増やしていた頃がなつかしいわ。いやーな世の中になってきたものですね。

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2014年6月21日 (土)

皮相的反戦ものを超えた真のヒューマニズムの書、那須田稔氏の児童文学作品

 鬼ヶ島通信から雑誌が届き、あれ?

 会員になる自信がなくなり、昨年は継続手続き(雑誌代の振り込み)をしなかったのですが、事務ミスでしょうか。せっかく送っていただいたので、ありがたく拝読させていただこうと考えました(ただ読みではありませんよ、雑誌代はちゃんと振り込みます)。

 そして、編集長のお名前から連想したのは、過去記事にも書いた気がしますが、お父様の那須田稔氏の著作『チョウのいる丘』です。

チョウのいる丘 (児童文学創作シリーズ) 
那須田 稔 (著), 市川 禎夫 (イラスト)
出版社: 講談社 (1968/02)

 ずっと前からほしいと思い続けてきたので、入手したいと思い、Amazonで見ましたら、中古品しかなく、値段が跳ね上がっていました。小学校のときに読み、詳細は覚えていませんが、味わいのある挿絵と共に主人公の少女の生き生きとした描写が浮かんできます。

 病室の窓から見える夕焼け空の描写は忘れられません。その夕焼け空は、病気のために眼に出血を起こした少女にしか見えないものだったのです。

 一言でいってしまえば、白血病の少女を描いた反戦児童小説といえると思いますが、これこそ、戦後日本が産んだ知的宝物――皮相的反戦ものを超えた、真のヒューマニズムの書だと思います。

 純文学の手法で書かれた確かな描写、美しい文章……当時はまだ文学少女ではありませんでしたが、このような著作を通して文学に目覚め、高貴な思想に触れ得た、これが最初の段階だったような気がします。文学的洗礼を受けたといってよいかもしれません。

 以下の著作は未読ですが、那須田稔氏の代表作であるようです。

ぼくらの出航
那須田 稔 (著)
出版社: 木鶏社 (1993/09)

 Amazonの商品説明には以下のようにあります。

商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

終戦の混乱のハルビン。悪事の見張り役をさせるチャン親方から逃げ出したタダシを救ったのは、同じ親のない子どもたち、タヌキ(日本)、チン(中国)、サイ・アヒル(朝鮮)だった。廃船の船底を秘密のすみかとし、冒険ずきな五人は力をあわせて、数々の事件をくぐりぬけ、たくましく成長する。少年たちの冒険と国をこえた友情を熱くユーモラスにえがく。

 この商品説明だけでも、著作の価値が伝わってくる気がします。なくなっては大変なので、注文しました。

 このような著作がわが国の児童文学の中心にあり続けていたら、日本は、日本の子供たちは、中国、韓国との関係も、日本の文学も、今とは全く次元の異なったすばらしいものであっただろうに――と、本当に口惜しく思います。

 本が届いて読了したら、また感想を書きたいと考えています。

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スプレー使用(期間中2回目)

19日にミオコールスプレーを1噴霧する状態になってから、そのとき胸の症状は治まったものの、ずっと調子がよくなかった。

不整脈やめまいも少しあって、サンリズムが効かなくなり出したのだろうかという懸念。横になることが多かった。幸い、今日は不整脈なし。

今朝は起きたときから軽い胸の圧迫感があった。朝の薬で治まることを期待したが、一旦はっきり症状が出てしまうと、ニトロ舌下錠かミオコールスプレーでないと治まらない。

胸の圧迫感が強まり、左手が痺れてきて、なぜか右肩がやたらと痛く、心臓から上全体がぐるぐるに縛り上げられた感じ。もう我慢がてきないと思い、ミオコールスプレー1噴霧。右肩の痛みがしばらく残っていたが、この記事を書いている今は消えた。

ニトロ使うと、症状は消えるが、疲れる。

血圧は最近下がりすぎだ。昨日の朝は娘に会社で飲むお茶を用意したところで、限界(?)。「ごめん、今日はいってらっしゃいできない」といって横になったと思ったら、もう寝ていたらしい。娘が帰宅後に、朝はちょっと驚いたといった。

そういえば、何年か前に、娘と出かけた博多の美術館で寝てしまったことがあった。出かけたときに乗り物の中以外でそんなことになったのは初めてだった。

気温の上下に血圧のコントロールがうまくできないところへニトロなんか使うと、よけいにそれがひどくなる。ただ昨日はニトロ、使っていないのだが。

何か、朝から疲れ切った感じだ。しなければならないことは沢山あるというのに、創作の計画も足踏み状態。

ダイエットで調子がよかったのに、冠攣縮性狭心症の発作は相変わらず起きてくる。健康体になったような幸せな錯覚を覚えていたのだけれど。

追記:

前日、地味ながら何回も起きた不整脈は、携帯手心電計をお借りしたときに先生がおっしゃった心房細動に似ている。

ブクブクと泡立つように感じられ、めまいがしきりに起きる不整脈――期外収縮か?――を捕まえるために携帯心電計をお借りしたのだが、うまく捕まえられなかった。

その派手な(?)不整脈とは別に、何となく違和感を覚えた症状があったので記録してみたら、それがバラバラに脈を打つ心房細動らしかった。

自覚症状としてはわたしの場合、左胸に起き(ブクブクが胸のど真ん中で起きるのとは対照的)、軽く抑えられたような感じがする。そして、短時間だが、胸にミシンを走らせるような――針で刺されるような痛みがあるというわけではない。わずかにチクチクするだけ――リズミカルな刺激が走る。

痛みもほとんどなく、軽く抑えられた感じというのも冠攣縮性狭心症の発作が起きるときの派手な(?)圧迫感とは比較にもならないほど軽い。それでも、それが起きると変に苛々して、嫌な感じで、何となく調子が悪くなる。

それが起きるときは、何度も起きることが多い。

サンリズムを服用するようになってからは、ブクブクや心房細動と思われる不整脈、インデラルの服用だけではちょくちょく起きていた止まりにくい洞性頻脈など、全ての不整脈がピタリと止まったのだ。

だから、昨日不整脈が起きたときは、サンリズムを服用する前のあの不整脈の饗宴状態に戻るのではないかという不安でいっぱいになった。

今日は大丈夫、自覚できる不整脈は全く起きていない(だが、少しめまいがするのはなぜだろう?)。尤も、狭心症の発作が起きたときは夢中になっているので、その間に不整脈が起きたかどうかなんて全く覚えていないが、狭心症の発作はニトロで治まればそれでめでたし、何の問題もないと思う。

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2014年6月20日 (金)

大分名物、とり天を作ってみました~!

Toriten_2

3㎏痩せたし、ダイエットにも慣れてきたので(?)、友人から教わったとり天を作ってみました。とり天の写真は娘が携帯で撮ったものです。

鶏胸肉で作ったのですが、サクッと柔らかに揚がり、家族が絶賛してくれました。

友人のアドヴァイス通り、鶏胸肉は薄い削ぎ切りにしました。緑色のはオクラです。たまたまオクラがあったので、揚げました。ちょっとお皿が小さかったかな。

一口にとり天といっても、下味の調味料の加減や衣の具合が作る人によって様々で、ネット検索すると、沢山のとり天の記事が出てきます。

わたしはアサヒビール のホームページにあった以下の記事を参考にさせていただきました。

商店街にすごく美味しい天麩羅屋さんがあるのですが、アサヒビールのレシピはそこのとり天の味つけに似ています。わたしは見かけ――鶏胸肉の大きさ――はそこを参考にしました。それで、娘はその天麩羅屋さんのにそっくりだといいました。

下味をつけるのに半時間ほどかかりますが、そのあとはそれほどかかりません。友人がいったように、薄い削ぎ切りにすれば、中に火が通っていないのではないかという心配もしなくてすみます。

そのままで充分美味しいのですが、レシピにあったようにポン酢と辛子でいただくとなおグー!です。

明日の体重測定が心配ですが、昨日はイサキの煮つけでしたから、まあいいかな。魚の煮つけがとても美味しく思えるこのごろ。

Sa1

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2014年6月19日 (木)

16日の循環器クリニック受診 追記:サンリズムとジェネリック

追記するほどのことではないかもしれませんが、ちょっとだけ気になったので。

診察時に先生がご覧になっているカルテをたまたま見たら、「サンリズム使用中」と書いた付箋がカルテの見やすい箇所に貼ってありました。

現在服用中の心臓の薬は以下の5種類です。

  • インデラル錠10㎎ 1回1錠 毎食後
  • ニコランジル錠5㎎「サワイ」(先発品:シグマート錠5mg) 1回1錠 毎食後
  • サンリズムカプセル50㎎ 1回1Cap 毎食後
  • ジルチアゼム塩酸塩徐放カプセル100mg「日医工」(先発品:ヘルベッサーRカプセル100mg) 1回1Cap 朝・夕食後
  • 一硝酸イソソルビド錠20㎎「タイヨー」(先発品:アイトロール錠20mg) 1回1錠 朝・夕食後

サンリズムだけ特別扱い(?)ということは、何か注意を要する薬なんでしょうか?

サンリズムを使用する数ヶ月前から、自分が不整脈の巣になったように感じられるほどでした。

このサンリズムは心房細動の予防のために服用を始めた薬です。不整脈予防で服用中の薬は、インデラルに次いで2種類目です。

インデラルは洞性頻脈のために1994年から服用を始めたので、もう20年も服用していることになります。インデラルとはずっとうまくいっていますが、インデラル1種類だけ服用しているときはよく、軽い心不全の症状が出ていました。

だから、頻脈が改善されて体が楽になる一方では、心不全の症状で体がつらくなるという状態。でも、騙し騙し、11年もインデラルだけで頑張りました。インデラル以外の薬では、頻脈がなかなか抑えられませんでした。

が、そのうち、インデラルの副作用と思われる喘息、冠攣縮性狭心症、そして心房細動を含む他の不整脈が出始めるなどしたので、順次薬が追加になったのでした。

サンリズムを飲む前は1種類だけではないと感じる不整脈が始終起き、そのたびにめまいがして日常生活に支障を来すほどでした。ただ、どの症状がどの不整脈なのか、わたしにはよくわかりません。

何にしても、サンリズムを飲んだ瞬間から、そうした不整脈がピタッと止まったのです。

狭心症の発作時に使う薬ニトロもそうですが、不整脈の薬は効くときは劇的です。魔法の薬に思えるほどです。

インデラルも、服用した瞬間から、ドクドク(心臓)、ハァハァ(呼吸)とあれほど苦しい症状を惹き起こしていた頻脈がピタリと治まったのです。うるさかった心臓が消えてしまったかのようでした。

ところで、まだ民主党政権時代だったと思いますが、ジェネリック・キャンペーンが盛んでした。ジェネリックを推進する便りが届いて、その中にはカードが入っていました。それを薬局で提示すれば、特に説明をしなくても、服用中の薬をスムーズにジェネリックに変更して貰えるというものでした。

薬局でもジェネリックの推進ポスターが貼られていたので、薬剤師さんに相談し、薬剤師さんは電話で先生の許可をとって、インデラルを除き、ジェネリックがあるものはそれに変更して貰いました。今使っているジェネリックはそのときに変更して貰ったものです。

それからいくらか経ってサンリズムの追加となったわけですが、サンリズムも薬局で申し出てジェネリックに替えて貰おう、とわたしは軽い気持ちで考えました。薬剤師さんにご相談すると、薬剤師さんも賛成で、すぐに先生に電話をかけて許可をとってくださいました。

しかし――、そのジェネリックはわたしには合わず、不整脈が完全にぶり返しました。めまい、体のだるさも復活。

薬って微妙ですよね。同じように思えても、例えば薬に皮膜を施したコーティングが違うだけで、そのわずかな厚みの違いで効かなかったりすることがあるそうですから。

だから、循環器クリニックの先生はジェネリック使用に慎重だったのでした。

サンリズムの一件が起きて初めて、先生がジェネリックに否定的であるということと、その理由を知りました。特にサンリズムのような不整脈の薬はジェネリックに替えてほしくないというのが、先生の本音であったようです。

サンリズムに戻してくださいとわたしが先生にいったとき、心底ホッとしたような嬉しそうな、輝くようなお顔をなさいました。

それほどジェネリックに懸念があるのなら、ジェネリックには替えないように注意してくださればいいのに――と思いましたが、国が推進しているものを否定するわけにはいかないというところがあるのでしょうね。

サンリズムに戻して貰ったら、ピタリと不整脈が止まりました。サンリズムが効かなくなったら困ります。

心房細動がうまく抑えられないと、血栓ができやすくなります。わたしには心臓弁膜症もあります(いつのまにかそうなっていました)。心臓弁膜症も血栓を作りやすくするといいますよね。

サンリズムの服用が検討される際に、血栓を防ぐ薬も一緒に服用するか先生は迷われ、「まだ若いから大丈夫だね……」とおっしゃいました。

抗凝固薬にも副作用がありますから、先生は慎重になられたのでしょう。サンリズムの効きがもう一つであれば、血栓症を防ぐ薬も追加になったのでしょうか。

サンリズムとの蜜月期間が続いてほしい。たまに不整脈やめまいが起きることはありますが、今はとてもうまくいっていると思います。

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スプレー使用(期間中1回目)

久しぶりに本格的(?)な胸痛があり、慌てながらミオコールスプレーを1噴霧。

ダイエットを始めてから心臓の調子がいいのですが、その調子のよさとはたぶん心臓の負担から来る軽い心不全状態が改善されたということで、寒さなどの刺激から惹き起こされがちな冠攣縮性狭心症とは別物なんでしょう。

1噴霧で治まりました。

タイトルの期間中1回というのは、自身の便宜のための表現で、受診日から次の受診日までの間という意味です。

循環器クリニックで何回ニトロを使ったかを訊かれるので、この「期間中*回」を受診前に見ていけば便利だと思い、この記事から導入。

サッカー、オランダ×オーストラリア戦、迫力がありました。オランダのスナイデルが好きなので、オランダを応援しました。今回、オランダは調子がよさそう。

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2014年6月18日 (水)

読み比べ、初の歴史小説の参考にするために借りた本。早くも「高校生の読書感想文 おすすめ」の検索ワードでアクセスが。

初の歴史小説の参考にするため、吉屋信子に続き、江戸初期のものをと思い、東福門院和子を題材にとった女性作家の本2冊を図書館から借りました。

東福門院和子の涙 (講談社文庫)
宮尾 登美子 (著)
出版社: 講談社 (1996/9/12)

江戸の花女御―東福門院和子
近藤 富枝 (著)
出版社: 毎日新聞社 (2000/1/1)

読み比べるのは面白いと思います。

ただ宮尾登美子の作品はわたしは途中で眠くなってしまいがちなので(竜頭蛇尾の印象を受けることが多い)、読破できるかどうかはわからないのですが、手法をざっと確認しておきたいのです。

近藤富枝の作品は、坂口安吾のマドンナだった矢田津世子を描いた以下の作品を読んだことがあるだけですが、丁寧に書かれた評伝でした。矢田津世子の生きざまによく肉薄していました。学べるところが多いのではないかと期待しています。

花蔭の人―矢田津世子の生涯
近藤 富枝 (著)
出版社: 講談社 (1978/05)

矢田津世子の作品の数編は青空文庫にあるようで、Kindleから0円で出ています。矢田津世子の作品からは、昔の女性が髪につけていた椿油が匂うような気がします。地味な作風だと思うのですが、今の小説にはない古きよき、そしてうとましくもある日本の匂いがするといいましょうか。

濃やかな描き方で、敏感で潔癖であるがゆえに、多くが目につく女性作家の筆だと感じさせます。過去記事でちょっとだけ矢田津世子に触れた記事があります。

以下はおすすめ。

Kindle本といえば、古典教養文庫というところから、99円~200円でかなりの数の作品を収めたKindle本が出ています。検索してみてください。わたしのおすすめは鏡花、チェーホフ、夏目漱石。

以下の本も、読みきれなかったので再度図書館から借りました。

カタリ派弾圧も、カザミール戦争も舞台は南フランスですよね。南フランスにはカトリシズムとは別系統のキリスト教――わたしはマグダラのマリア派ではないかと考えているのですが――が古くから根付いていることは確かなようです。不思議な接着剤の本編を書くためには、この本もぜひ読んでおきたいところです。

フランス・プロテスタントの反乱――カミザール戦争の記録 (岩波文庫)
カヴァリエ (著), 二宮 フサ (翻訳)
出版社: 岩波書店 (2012/2/17)

リンドグレーンのアルバムのことを書きたいとずっと思っていながら、時間がとれません。『はるかな国の兄弟』についても情報があり、それがわたしにはちょっと意外でした。

それにしても、リンドグレーン、セレブですよぉ!

図書館から借りたところ、娘も気に入り、7,000円以上もする高価なこの本を買ってくれました。中公クラシックスの『葉隠』上下までつけて。

誕生日に何がいいと訊かれ、2年間も「そうねえ……」と返事していたら、買ってくれたのでした。娘には大抵、足りない分を本人に出して貰って、アナスイの動物ペンダントを贈ります。

本が家にあるので、いつでも書けるという想いがあるため、つい先延ばしになります。

このところ、早くも「高校生の読書感想文 おすすめ」の検索ワードでアクセスがあります。以下は過去記事ですが、今夏も書きたいとは考えています。

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Kindle本『台風』『侵入者』の表紙を変更中です

現在、Kindle本『台風』『侵入者』の表紙を変更中です。審査、公開が完了するまでに2~3日かかると思います。

『台風』はこれまでは以下のような表紙でした。この表紙に何となく違和感があったのです。

T3blog_3

そして昨晩、以下のような表紙を作ったのですが、どうもこれは日本の台風とは違うなあと思い、愛着のあった一番最初の表紙に戻しました。

T24

 そう、以下の表紙こそ、わたしの知っている台風にぴったりくる表紙なのです。技術的には今以上に訳のわからない頃の作品(?)ですし、乳牛を連想してしまいますけれど……。

Ta10blog

『侵入者』の表紙に使わせていただいた写真素材はPixabayからお借りしたものでしたが、可愛らしい坊やの写真を不穏な雰囲気の漂う表紙に使うことの後ろめたさがありました。

子供が侵入者に怯えて、そちらのほうを凝視している感じを出したかったのですが、それは内容と乖離しているということもあり、以下の表紙に変更しました。

S6blog

もうちょっと不気味な感じに――続編への布石となるような、ストーカーがどこかに潜んでいる感じを出したかったのですが、全然怖くありませんね。

そういう感じになればなったで、それもまた写真素材の公開者に悪い気がするでしょうが。自分で上手に絵を描くことができたらどんなにいいだろう……と思います。

どちらも内容の変更はないので、版の更新はしませんでした。

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2014年6月16日 (月)

循環器クリニック受診

 循環器クリニックで体重測定をし、看護師さんに前回(5月9日)の体重と比較して貰ったところ、40日間で2.8㎏の減だった。

 過去記事でも書いたが、出生時の息子の体重が2.7㎏くらいだったので、ちょうど赤ん坊をひとり、産んだようなものだ。

 体が軽いわけである。

 クリニック受診のあと、中心街に買い物に出かけたが、今日の外出でそのことを改めて実感できた。

 そもそも、服を着る段階から違う。実は、ダイエットせざるをえなくなったのは、着られる服がなくなってきたからだった。

 普通に着ていた服のはずが、どれもこれもピチピチで、着にくい。何とか着たとしても、深呼吸をして胸を膨らませると、ブチッ、バリッとボタンが飛び、ファスナーが壊れ――いや、そこまではなかったが、そうなるまで時間の問題だった。

 3㎏弱体重が増減するくらいで、そんな変化があるのだろうか、と思われるかもしれないが、わたしの場合はそうだった。靴も、足が腫れやすいということがあるにしても、肉がのったために靴が小さく感じられ、靴の圧迫でなおのこと足が腫れたり痛んだりしやすかったのだと思う。

 わたしは着られなくなっていた、亡くなった詩人から貰ったブラウスを彼女が生きていた頃のように普通に着、履きにくくなっていたパンツを余裕で履き、窮屈になって敬遠していた靴を履いた。

 そして、診察を受けに出かけ、一旦帰宅してから休日だった娘と買い物に出かけた。

 まだおなかには過剰と想える脂肪が結構残っているので、ダイエットは続けるが、わたしは自分の状態にすっかり満足した。

 でも、処置室の看護師さんも、診察室の先生も、むしろ警戒気味(?)。患者が急に3㎏も痩せると、何があったのだろうと思われても不思議ではないのかもしれない。

 診察室に入って椅子に座るなり、「痩せた……?」とわたしの顔を見ながらおっしゃったので、 ダイエットをしたことをご報告すると、先生は方法をお尋ねになった。

 食事の1食をバナナに置き換えました、といった。全くの嘘ではない。1日2食はよくあることだったから。

「運動はしていないの?」とお尋ねになったので、(先生がしちゃだめって、前におっしゃったでしょう?)と胸の中でつぶやき、「いいえ」とお答えした。「そう……」と先生。

 沈黙したまま、真面目なお顔で、脈を長めにとっておられる先生。そのあと、無言のまま、聴診器。わたしは許可も受けずに、勝手なことをしすぎるのだろうかとふと思った。

「急に気温が下がったときだったかに1度発作が起きただけで、心臓の調子がよくなりました。ダイエットの効果でしょうか? 肉が心臓を押し潰していたのかな……」とお尋ねすると、先生は頷かれ、「体重が増えると、それだけ血液の循環量が増えるから、心臓には負担になるんだよ」とおっしゃった。

 体重が減るということは、その逆に心臓の負担が軽くなるというわけだ。

 先生はダイエットを続けろともやめろともおっしゃらなかった。次回、朝絶食して血液検査を、とおっしゃった。何か、信用されてなさそう。

「先生、血液検査でよい結果が出るでしょうか?」といってみた。「――と思うよ、おそらく」と、先生は笑いのない真顔でおっしゃった。やっぱり、もう一つ信用されてなさそう。

 血液検査の結果が全てを物語る。

 薬はいつもと同じ。「ウロカルンも出しておくからね」と先生。

心臓の薬

  • インデラル錠10㎎ 1回1錠 毎食後
  • ニコランジル錠5㎎「サワイ」(先発品:シグマート錠5mg) 1回1錠 毎食後
  • サンリズムカプセル50㎎ 1回1Cap 毎食後
  • ジルチアゼム塩酸塩徐放カプセル100mg「日医工」(先発品:ヘルベッサーRカプセル100mg) 1回1Cap 朝・夕食後
  • 一硝酸イソソルビド錠20㎎「タイヨー」(先発品:アイトロール錠20mg) 1回1錠 朝・夕食後

腎臓・尿管結石の薬

  • ウロカルン錠225㎎ 1回3錠 毎食後 20日分

喘息の薬

  • フルタイド200ディスカス(ステロイド剤) 1個 吸入

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ダイエット日記 (12)第2期の目標も第1期と同じ

(11)の追記で、夕方の体重測定で0.3㎏減だったと書いたが、今測ってみたところ、同じだった。体重測定に決めている時間は15時だが、それまでに食べるとしたらバナナ1本だけ。

これまでにバナナ1本を食べたあとですぐに体重が増えたことはなかったので、測定時間までこの数値でいけると思う。

1ヶ月で2.1㎏減。第1期の目標達成。間食も完全になくすことができた。

第2期も同じやりかたでやってみて、どんなものなのか、測定結果や体の調子を見ながら考えたい。

控えめな希望ではあと1.4㎏。平成20年8月――6年前――に日赤に検査入院したときがそれくらいの数値だった。とすると、6年間で3.5㎏以上脂肪を溜め込んだことになる。怖ろしい……。

理想的にはあと3.4㎏体重を落としたい。そして、贅沢な願望としてはあと5.4㎏落とすことで、そうなるともう中年太りなど想像もしなかった頃の体重になる。

ただ、もう若くはないので、そこまで痩せてしまうと皺が出てきそう。今はほとんど皺がない。中年太りのメリットはそれだけだった。

そして痩せすぎると、今度は貧相に見えないか(節約生活であるだけに)、老けて見えないかが心配になる。

まずは1.4㎏減らしてみて、そこでダイエットをやめるか、さらに2㎏――すなわち今より3.4㎏減るところまで行くのかを決めることにしよう。

おなかの脂肪はそれほど減っていないが、腰回り、ヒップなども明らかに締まったので、今でもそれなりに満足できているのだが、ここでダイエットをやめると、すぐに戻ってしまうだろう。

今より1.4㎏なり3.5㎏なり痩せることができて、そこでダイエット終了となったとしても、この生活スタイルはそれほど崩さずにずっと続けていきたいものだ。体の調子がとてもいいから。

これまでは、わたしの暮らし方、体質からすれば、食べ過ぎていたんだと思う。

でも、朝か昼にバナナ1本だけというのはよくない気がするので、朝はトースト1枚とミルクコーヒー、昼はバナナ1本と水、夕食は普通――といったスタイルにできればいいなと現時点では考えている(トースト1枚加わるだけだが、違うと思う)。

そして、今は間食ゼロだが、月に1、2回くらいはケーキやソフトクリームを食べてもいいくらいになりたい。ケーキ仲間がいないと、娘が淋しいそうだ。

ウォーキングなどもできれば、もっと効率よく痩せられるだろうが、運動はドクターストップなので、できない。

実は昨日、バナナを食べなかった。おなかが空いたら食べようと思っていたのだが、空かなかったのだ。これでバナナなしは2度目。でも、なるべく食べよう。そのほうが体にいい気がする。

第2期もこの調子で、締まっていこう、オー!

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2014年6月15日 (日)

『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012』をお買い上げいただき、ありがとうございます!

『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012(Collected Essays, Volume 2)』(ASIN:B00J7XY8R2)を6月7日ごろ、お買い上げいただいたようです。ありがとうございます!

『気まぐれに……』は7冊目のお買い上げでした。

サンプルをダウンロードできます。
     ↓

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ダイエット日記 (11)線路は続くよ、どこまでも……5日間同じ数値が続いている。エシレバターの誘惑。追記。

(10)からずいぶん記録記事が滞ってしまった。自分ではきちんと記録している。今回から、体重の増減のみ、記事にしようと思う。

 理由の一つは体脂肪率、水分率、筋肉率は1日のうち、ちょっとしたことで数値が変化するため。体重のほうはじわーっとした変化で、わたしのダイエット方法では簡単には数値が動かない。それでいいと考えている。

 できれば明日までにあと0.2㎏痩せて、1ヶ月で2㎏減といきたいが、5日間同じ数値が続いている。外出もせずに籠もりっきりだったせいだろうか?

 13、14日は夕食にどうしてもトーストが食べたくなって、ごはん1/2杯、トースト1/2にして、トーストにマーガリンなど塗ったせいだろうか。

 ただ、ダイエット記録をつけ始めたのはダイエットを始めてしばらく経ってからで、40日前に循環器クリニックを受診したときからすれば、3㎏とはいかないまでも、2.5㎏は痩せた。

 間食をやめた最初の頃に、お!と思った変化があった。

 ダイエットを始めて第1期――この最初の1ヶ月――の課題は、間食を完全になくすことだった。16日で1ヶ月経つので、今日明日間食しなければ、間食への誘惑は一応克服できたことになる。

6月9日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.7㎏)/標準域/前日比△

コメント

前日の夕食は、お好み丼(豚切り落とし、卵、蒲鉾、白葱、三つ葉)、プチトマト、豚肉と春雨のスープ(三つ葉)。

冷凍しておいた豚の切り落としが、お好み丼では使い切れなかった。仕方なくスープに入れた。

Oco2

娘が料理教室に通っていたときに教わったレシピ。簡単にできて、お財布にも優しい。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

6月10日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.8㎏)/標準域/前日比◯

コメント

前日の夕食は、シャケ(大根おろし)、焼き油揚げ、きゅうりとハムのからし酢あえ、味噌汁(三つ葉、わかめ)

20140611b2

近くのスーパーで厚みのある油揚げを売っている。それをオープントースターで焼き、わさび醤油でいただく。

20140611c2

焼く前の油揚げ。

厚揚げは、デパ地下で売っている厚揚げが汁気がなくて焼きやすい。近くのスーパーの厚揚げは汁物に入れるか、煮物にする。

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6月11日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.8㎏)/標準域/前日比△

コメント

前日の夕食は、チンジャオロースー、冷奴、サラダ(ゆで卵、レタス、トマト)、味噌汁(厚揚げ、椎茸)

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安くて、とっても緑色が濃くなったピーマン。

Ch2

冷凍していた牛の切り落としで作った久しぶりのチンジャオロースー、美味しかった。

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6月12日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.8㎏)/標準域/前日比△

コメント

前日の夕食は、ミンチカレー(ラッキョウ)、飲むヨーグルト、サラダ(サニーレタス、きゅうり、コーン)

Curryd

飲むヨーグルトは甘いので、量を控えめにした。緑色のは自家製パセリ。梅雨に入ったので、弱らないか心配。

Curry5

ジャワカレー中辛で作ったミンチカレーだが、娘が大学時代、よくカレーの本場に行かれる先生から美味しいカレーを作るコツを教わった。

過去記事に書いたのではないかしら。コツは最初に、天ぷらをするときの半量に近いくらいの沢山のオイルで玉葱を金色っぽくなるまで、じっくり炒めること。あとは普通に作るだけ。

そこまでオイル(スーパーでも比較的安く手に入るようになったので、グレープシードオイルを主に使っている)を大量に使う自信はなかった。それでも、多めに入れ、じっくり炒めると、玉葱はカレーにゴージャスな変化を起こしてくれる。

本当に美味しい!

安上がりの材料で、家族も満足。ただ、やはり――というべきか、体脂肪は高い数値を示した。標準域をオーバーしてしまった。

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6月12日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.8㎏)/標準域/前日比△

コメント

前日の夕食は、あめた、茄子とピーマンの味噌炒め、クリーミーポテトサラダ(じゃがいも、ハム、きゅうり、牛乳など)、大根と卵のスープ

魚料理はヘルシーだ。前日の高かった体脂肪率がぐっと下がり、標準内に余裕で収まった。

Ame1

手前のは茄子とピーマンの味噌炒め。茄子が油を吸いすぎないようにするコツの一つは、茄子の切り口に塩をつければよいとか。わたしは炒める前に塩水に浸けてみた。

もう一つのコツは、油が低温だと茄子が油を吸ってしまうので、充分に熱されてから炒めることだとか。

すると、なるほど、不思議なくらい茄子が油を吸わなかった。

Kri2

 牛乳を多めに入れて作った、クリーミーポテトサラダ。ニンニクの汁もほんの少し入っている。クリーミーで家族には新鮮だったようだが、わたしはデパ地下のお総菜のポテトサラダを連想した。

 ふーん、あれはこのような材料で作っていたのね……と納得。

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6月13日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.8㎏)/標準域/前日比△

コメント

前日の夕食は、二色ごはん1/2、きゅうりのナムル、冷奴(ちりめんじゃこ)、味噌汁(油揚げ、大根)、トースト1/2(エレシバター、マーガリン)

トーストに娘の買ったエシレバターをほんの少しでいいから、塗って食べたくなり、ごはんを茶碗に少しにして、トースト1/2。ほんの少しのエシレバター、美味すぎた。

もっと塗りたいのを堪えて、マーガリンを塗った。

セキリティ強化に熱中したこの日は、バナナを食べ忘れた。1日1食だったが、特に空腹を覚えず、体重も同じ。創作に熱中したときなど、わたしには以前からよくあることではある。

何しろ、排泄すら忘れ、あとで膀胱炎になったりするくらいなのだ。家に籠もってやっているから、可能なことなのだろう。そこまで創作に熱中する事態は、今年に入ってからはまだないが……。

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6月14日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.8㎏)/標準域/前日比△

コメント

前日の夕食は、蟹玉、春雨とハムのマヨネーズあえ、焼き油揚げ、味噌汁(白葱、麩)、ごはん1/2、トースト1/2(エレシバター、マーガリン)。

昨日のエシレバターをほんの少し落としたトーストが忘れられず、同じことをした。

まるで子供だ。何しろ朝か昼にバナナ1本なので、夜でないと、食べたいものを食べられないのだ。

マーガリンは、雪印メグミルク株式会社の「まるでバターのようなマーガリン」を使っている。尤も、朝パンの夫がオリーブオイルを気に入り、ずっとそれを塗ってくれているので、マーガリンはたまに減るくらい。

オリーブオイルって、果汁なんだとか。健康にいいそうで、ドレッシングや洋風料理によく使うようになったが、パンにはわたしはバターかマーガリンがいい。

料理には北海道バターなんかを普通に使うが、少なめを心がけている。グレープシードオイルで炒めたあと、風味づけに仕上げに少し落とすとか。

体重はここ5日間、微動だにせず。もっと体重を落としたいので、これが10日も続くようなら、夕食の内容の見直しが必要だろう。

Kani1_2

この期間は倹約が必要だったが、何とか乗り切った!  

夫の定年後の暮らしは想像していたよりずっと大変だが、献立をあれこれ考えるのは頭の体操によいし、何しろバナナ1本では食べた気がせず、夕食までが長いので、献立を考えるのが楽しみの一つになってしまった。

それに、ダイエットが節約に貢献していると思う。でも、月に1度くらいは外食がしたいし、体力的に無理なときは必然的にお弁当を買うことになる。

ダイエットして体が軽くなり、心臓への負担も減ったような気がする。

そういえば、うちの息子は小さくて、出生時には2.7㎏ほどだった。ダイエットして3㎏減ったとしたら、赤ん坊をひとり、出産したくらいの計算になる!

 追記:

この記事を書いたあとで、体重を測ってみたら、何と、測定時間には前日と同じだった体重が0.3㎏減っていた!

何日か同じ数値が続いたあとで0.3くらい減ったことが前にもあったので、もしかしたらとは思っていたが、今日の夕方にそうなるとは期待していなかった。

このあと夕食を食べればまた増えるだろう。明日の測定時間もこの数値が出るだろうか。

この時点では1ヶ月に2.1㎏減で、2㎏減の目標は達成できたことになる。

体重が減る頃になると、体脂肪率、筋肉率の数値がよくなることが多い。そして体重が減ると、まるで振り出しに戻るみたいに体脂肪率、筋肉率の数値が悪くなる。だいたいその繰り返しで体重が減ってきた。

第2期の目標は何にしようか?

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2014年6月14日 (土)

またミューズが舞い降りた

最近、個人情報流出事件がよく起きるので、不安になります。

そして、パスワード一覧を眺め、これじゃ甘いなあ~と思い、ここ二日ばかり、ずっとパスワードやメールアドレスの変更を行い、パソコンのセキュリティなども強化しました。

なんかやりすぎて、自分が弾かれちゃいそう。

でも、世間にはMicrosoftのサポートの終わったXPを使っている人も結構存在するようです。MicrosoftのXPサポートが終了した時点で何か結界が破られたような印象を覚えますね。

ところで、朝、どういう拍子にか、ミューズが舞い降りて来ました。久しぶりの現象です。

例によって、幽霊譚っぽい純文学小説で、以下のような始まりかたです。

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 港がすたれ、旅館街に客が来なくなった。客が来なくなっても、善五郎は毎日、帳場に座っていた。旅館街には、みらいや、水月[すいげつ]、七福、みゆき――といった旅館があった。

 善五郎が座っていた帳場は、水月の帳場だった。旅館は細々と続いていた。善五郎が亡くなると、旅館はその歴史を閉じた。

 善五郎はなにがしかの想いを残して亡くなったのだろう。亡くなったあと、お迎えを拒んだようだから。

 善五郎は律儀に仏壇を住居としていた。といっても、そこは本当に住居であったから、よほど帰りたいときに帰るだけで、彼はお客になるほうが好きだった。今では彼のほうが泊まり客であった。

 そして、見えない体となってからも、善五郎は一番仲良しだった孫と多くの時間を過ごしていた。幽霊になってからも、孫は彼にとって可愛い男の子であった。男の子が青年となり、中年となっても、依然として彼には可愛い男の子であったのだ。

 人として生きていた頃は、孫が小学3年生になったとき、離ればなれになった。息子一家は孫と一緒に、老夫婦を残して引っ越してしまった。旅館を継がなかった息子の仕事の都合によるものだった。

 旅館の帳場に座り続ける善五郎の姿が、パソコンの前に座り続ける今のわたしの姿に重なる。自己出版した電子書籍が売れるのを待つわたしは、泊まり客を待つ善五郎にそっくりではないか。

 わたしは夫に、自分が如何に彼の祖父の善五郎に似てきたかを話した。……

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『侵入者』の続編『不倫のお相手は肥満気味のストーカー』(われながら何という仮題!)も、この小説に持ってくる予定で、この中にうまく溶解してくれることと思います。せっかく歴史研究をやっているのだから、松浦水軍の話なども入れたい。

小説はあくまでフィクションですが、夫の話を参考にしている部分があります。

過去記事でもちょっと書きましたが、夫の父方の祖先は松浦党(松浦水軍)で、わたしの母方の祖先はやまとのあやの大蔵党。同じ少弐家臣団として、祖先は共に戦ったことがあったのかも。

サイト「武将系譜辞典」に少弐家臣団について詳しく、驚きました。

とはいえ、小説を完成させるまでには1~3ヶ月はかかります。せっかくのインスピレーションの到来でしたが、当分は棚上げです。

その前に仕上げるべき、初の歴史小説がありますからね。

以下はわたしの小説、Kindle本です。サンプルをダウンロードできます。
      ↓

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2014年6月12日 (木)

ジオクリエーターがIE11に対応したので、久しぶりにホームページの更新

 Yahoo!ジオシティーズがリニューアルし、ジオクリエーターがIE11に対応したようなので、久しぶりにホームページ「バルザックの女弟子になりたい!」を更新しました。

最初、うまく起動せず慌てましたが(Google chromeで行っていました)、ヘルプに「ジオクリエイターはWindows版Internet Explorer 以外でのご利用はできません」とあるではありませんか。なるほど、IEでだと問題なく使用できました。

 ただ、更新したホームページをGoogle chromeで見ると、ジオクリエーターで行った設定が反映していない箇所があり、表示がおかしくなっていたりします。IEで見ると、ちゃんと表示されるのに。これは困ります。 

 以前はホームページを作品の発表の場として利用していましたが、正式な(?)発表の場を電子書籍に移してからは、むしろ作品を削除することのほうが多くなり、使い方に迷いがありました。

 今のところは電子書籍の紹介をしている程度ですが、もっと別の使い方ができないかしらと再考中です。

 トップページに表示している写真をあれこれ替えてみましたが、このホームページにはなぜか秋芳洞の写真がぴったりきます。

 更新したのは以下の案内ページ

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2014年6月11日 (水)

初の歴史小説 (35)ポイントとなる出来事を抜き出す ①幾編かの短編を書く必要性

 いきなり歴史小説の中編、長編を書く自信がないので、手始めとして、幾編かの短編小説を書いてみることにした。

 で、まずは歴史短編のモチーフになりそうな、ポイントとなる出来事を『鹿島市史年表』(迎昭典編)、中公クラシックス『葉隠』の年表から抜き出しておきたい。

 執筆の参考にするために、吉屋信子『徳川の夫人たち』(上)(下)(朝日文庫)、『徳川秀忠の妻』(河出文庫)を読んでいた。

 徳川秀忠の妻・江と、江の実子である家光の乳母・福(春日局)には興味がわいたことがあり、他の史料と一緒に『徳川秀忠の妻』も読んでいた。

 そのとき、かなり史料に忠実に書かれているという印象を受けた。

 日本の歴史に興味がなかったわたしは、吉屋信子の有名な『徳川の夫人たち』ですら読んだことがなく、初めて読んでいるのだが、こちらは自由に創造されているようだ。史料に乏しいお万の方をモデルに、吉屋信子は自らの理想像を創り上げた。

 解説によると、吉屋信子を触発したのは、史料の中のわずか9行だったそうだ。

 同じようなことは作家の評伝など読んでいると、たびたび目にする。

 そう、稲妻に照らし出されたかのように物書きを触発する断章というものがあるのだ。

 わたしにとっては、祐徳院(萬子媛)の義理の息子・直條によって著された「祐徳開山瑞顔大師行業記』の中の萬子媛が実子を亡くして慟哭する場面でのその言葉だった。

 そこには万人に通ずる心情が表現されていた。そして、吐露の言葉に萬子媛の人柄及び生き方をありありと見る想いがした。

 未熟な一神秘主義者として、祐徳院様のような高級霊と接し得た歓びとは別に、この世で一人の人間であった萬子媛に接した気がしたのだった。本当に……本当に……大好きになってしまった!

 Amazonに行ってみたら、『徳川の夫人たち』が何と☆一つ食らっていた。大衆評論家は畏れというものを知らないなあ(まあわたしもその一人なわけだけれど)。夫に教えると、夫も同じことをいった。資本主義社会の末期症状……

徳川の夫人たち 上 <新装版> (朝日文庫)   
吉屋信子 (著)
出版社: 朝日新聞出版; 新装版 (2012/10/5)

徳川の夫人たち 下 <新装版> (朝日文庫)
吉屋信子 (著)
出版社: 朝日新聞出版 (2012/10/5)

徳川秀忠の妻 (河出文庫)
吉屋 信子 (著)
出版社: 河出書房新社 (2010/10/5
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2014年6月 9日 (月)

Kindle本『卑弥呼をめぐる私的考察』のお買い上げ、ありがとうございます!/創作メモ

『卑弥呼をめぐる私的考察(Collected Essays, Volume 3)』(ASIN:B00JFHMV38)を2日ごろにお買い上げいただいたようです。ありがとうございます!

この本は3冊目のお買い上げでした。

サンプルをダウンロードできます。
      ↓

昨日は『不思議な接着剤 (1)冒険への道』のルビ振りをしましたが、今日はまだです。

初の歴史小説では、『葉隠』がワタクシ的発見でした。江戸初期から中期にかけて佐賀藩――中央のことは当然絡んできます――で起きたことがいろいろと書かれているのですが、モデルとしたい祐徳院(萬子媛)はその時代の人なので、本当に参考になります。

外国船に対してどう警備についたのか、島原の乱のことなど、読んでいると、まるでこの時代のことのような気がしてくるほど細かなことが書かれています。

ああこれは作品に使えるな、と想えるようなエピソードがいくつも隠れています。それらは、作品の舞台を豪華にするための小道具に見えてきます。

祐徳院を中心に据えた大まかなストーリーは出来上がっているのですが、歴史小説を書くのは初めてなので、いきなり中編なり長編なりを書く自信がありません。

まずは幾編かの短編を書いてみたいと考えています。

最終的に仕上がるまでには、どれくらいかかるのか、ちょっと見当がつきません。

現代小説であれば、自分の力量では◯◯枚書くには◯ヶ月かかるというようなことがいえるのですが、まずは短編なりを書いてみて、どんなものなのかを推し量る以外にありません。

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ダイエット日記 (10)ごはんが美味しく、体重は牛歩の歩みで

6月5日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.6㎏)/標準域/前日比◯
体脂肪率(F): 基準日5/19日比◯(マイナス1.0%)/標準域より低い/前日比◯
水分率(W): 基準日5/19日比◯(プラス0.3%)/標準域より低い/前日比✕
筋肉率(M): 基準日5/19日比◯(プラス0.1%)/標準域より低い/前日比✕

コメント

前日の夕飯は、アスパラガスと牛肉の炒め物、サラダ(ホタテ缶、サニーレタス、大根、ビーンズ)、キャベツのミルクスープ、ごはんという献立だった。

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このサラダには市販の青じそドレッシングをかけだが、美味しかった。ワカメ、ちりめんじゃこを加えてもよさそう。

体重が基準日の数値より1.6㎏、前日より0.3㎏減っているのだが、特にヘルシーな夕食だったというわけでもないような……。

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6月6日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.5㎏)/標準域/前日比✕
体脂肪率(F): 基準日5/19日比✕(プラス0.6.%)/標準域より低い/前日比✕
水分率(W): 基準日5/19日比✕(マイナス0.9.%)/標準域より低い/前日比✕
筋肉率(M) 基準日5/19日比✕(プラス0.1.8%)/標準域より低い/前日比✕

コメント

前日の夕食は、野菜とあさりのクリームシチュー(あさり、にんじん、キャベツ、グリンピース、牛乳、バター、小麦粉)、刺身、冷奴(貝割れ菜)、ごはん。体重は前日より0.1㎏増。

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あさりの味がよく溶け込んで、美味しいシチューだった。バターと小麦粉は少なめだったが、体重増の原因?

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6月7日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.6㎏)/標準域/前日比◯
体脂肪率(F): 基準日5/19日比◯(マイナス0.2%)/標準域より低い/前日比◯
水分率(W): 基準日5/19日比✕(マイナス0.2.%)/標準域より低い/前日比◯
筋肉率(M) 基準日5/19日比✕(マイナス0.2%)/標準域より低い/前日比◯

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前日の夕食は、仕事帰りの娘に頼んで五車堂から弁当を買ってきて貰った。わたしはサンドウィッチ。朝か昼にバナナ1本、夕食は白米なので、パンを食べる機会がなく、パンが食べたくてたまらなかったのだ。

欲ばって、大きなサイズのスペシャルサンドにしたら、結局食べきれず、夫に食べて貰った。

サンドウィッチにはカツサンドもあったが、ヘルシーなのだろう。悪かった数値が回復。

ただ水分率、筋肉率は標準域より低いばかりか、基準日の数値より低い。暑くなってきたので、無理にでも水分補給が必要かなあ。

自分が水を飲むのがここまで苦手な人間だとは、記録をつけ始めるまでは気づかなかった。飲まなくちゃ、と思いつつ、飲まない人間。結石ができやすいはずだ。

それでいて、外出したときは帰宅後にやたらと喉が渇いて、水を飲むことが多い。本当に、ガブガブという感じで。疲れと塩分濃いめの外食が原因ではないかと思う。

そのことが心臓の具合を悪くしたり、浮腫の原因をつくったりするのかもしれない。

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6月8日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.7㎏)/標準域/前日比◯
体脂肪率(F): 基準日5/19日比✕(プラス2.9%)/標準域より低い/前日比✕
水分率(W): 基準日5/19日比✕(.マイナス%2.8)/標準域より低い/前日比✕
筋肉率(M) 基準日5/19日比✕(マイナス1.9%)/標準域より低い/前日比✕

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体重はいいが、体脂肪がぎりぎりで標準域。

前日の夕食は、そら豆と海老の炊き込みごはん、小松菜とじゃこのつくだ煮風、サラダ(スクランブルエッグ、レタス、きゅうり、トマト)、味噌汁(麩、白葱)。

そら豆と海老の炊き込みごはんが美味しくて、ついお代わりしてしまったのだ。

So1

 ↑恥ずかしがって、小さくなる炊き込みごはん。

いや、恥ずかしがらねばならないのは炊き込みごはんではなく、食欲を制御できなかった自分だった。

なんか、全世界にこんなダイエット日記さらして恥ずかしい。でも、さらしものにしないと、簡単にやめてしまいそうな気がする。

ブログ記事を書くのに時間がかかるのが、一番の問題。

1、2ヶ月の間に自分なりのやり方ができたら、体重の変化だけをブログに書くことにしようと思う。自分では目標値に達するまで、しっかりつけていく。

体重は1ヶ月で2㎏減を目標にしている。17日まであと0.3㎏。0.1㎏でも減らすのは大変だ。

まずは間食を完全になくすのが、この期間の目的。

このやり方で、ひと月にどの程度痩せられるのかを人体実験しているところなのだ。そう、わたしはでっかいマウスで、自分に飼われているってわけ。

朝か昼にバナナ1本(夕食は普通に)というのは、無理であれば中止するつもりで始めたのだが、何とか続いている。体調はむしろいい。

それにしても、循環器科、内科での体重測定、血液検査が楽しみだなあ。「おおっ、Nさん。体重が減ってるし、血液検査の結果も馬鹿にいいね~。何か努力したの?」なんてね、フフフ。

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2014年6月 8日 (日)

そら豆と海老の炊き込みごはん

So1

昨日の夕飯に作った、そら豆と海老の炊き込みごはん。三つ葉、大きい。

とても美味しくできて、家族に大受けしました。レシピはオリジナルなので、何度か作ってみて自信がわいたら、書きます。

美味しかったのはいいけれど、ダイエット中なのに、食べすぎちゃって……体重測定が嫌でした。

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初の歴史小説 (34)『葉隠』 ⑤猪熊事件を連想させる密通事件と幽霊

(33)で、佐賀藩の第2代藩主、鍋島光茂が幕府に先んじて殉死を禁止したと書いたが、中公クラシックス『葉隠 Ⅰ』(奈良本辰也&駒敏郎訳、85頁)の注釈では、それは光茂が「朱子学の教養を積み、人道主義的な傾向が強かったため」とある。

『葉隠』の口述者である山本常朝は光茂に仕えた人物であるが、彼はこのことに対して「命がけで主君のお味方になる家来がなくなった」と、むしろ否定的だ。

 また、光茂は前髪小々姓を召し連れて行くことをやめたが、そのことに対しても「侍の風俗が悪くなった」として否定的である。

 そして、常朝は嘆く。以下は、前掲書(62~63頁)より引用。これは、「武士道とは死ぬことと見つけたり」の一ヴァリエーションと思われる。

 五、六十年以前までの武士は、毎朝、行水して身体を清め、髪を整え、髪には香の匂いをつけ、手足の爪を切って軽石ですり、こがね草で美しく磨き、少しも怠ることなく身なりをととのえたが、もちろん武具の類にいたっては少しも錆をつけず、埃も払って、磨き立てておいたものである。身なりについて格別な心づかいをするということは、いかにも外見を飾るようであるが、これは何も数奇者[すきもの]を気取っているのではない。今日は討死か今日は討死かと、いつ死んでもよい覚悟を決め、もしぶざまな身なりで討死するようなことがあれば、平素からの覚悟のほどが疑われ、敵からも軽蔑され、卑しめられるので、老人も若者も身だしなみをよくしたものだ。いかにも面倒で、時間もかかるようであるが、武士の仕事というものはこのようなことなのだ。
 いつでも討死する覚悟に徹し、まったく死身になりきって、奉公も勤め、武道をも励めば、恥辱を受けるようなことはあるまい。このようなことに少しも気づかず、欲得やわがままばかりで日を送り、何かにつけて恥をかき、しかもそれを恥とも思わないで自分さえ気持ちがよかったら他人はどうでもよいなどと言って勝手気ままな行いをするようになってきたのは、いかにも残念なことである。平素から、いつ死んでも心残りはないという覚悟を決めていない者は、きっと死場所もよくないだろう。そして、平素から必死の覚悟でいるならば、どうして賤しい振舞ができよう。このことをよくよく胸にたたんでおくことだ。
 さてまた、三十年くらい前から、世の中の気風も変わってきて、若侍たちが寄り集まったときの話は、金銀の噂、損得の勘定、家計のやりくり話、衣裳の吟味、色欲に関する雑談というようなものばかりで、こうした話でないとみなが気乗りがしないように聞いている。まことに情けない風俗となったものだ。(……)このような風俗になったのも、世の中がはでになり、暮らし向きのことばかりを大切に思っているからのことであろう。自分の地位にふさわしくない奢りさえしなかったならば、何とか生活はできるものである。そしてまた、いまどきの若い者で、しまり屋を、家計のやりくりが上手などと誉めるのはあさはかなことだ。しまり屋は、しばしば世間の義理を欠く。義理に欠ける者は、卑劣な人間だ。

 常朝は、このように武士の俗化を嘆いた。

 しかしながら、常朝の生まれる53年前の慶長11年(1606年)、佐賀藩祖・直茂が京都に出かけて留守の間に、三の丸で密通事件が起きたりしている。処刑されたのは男性6人、女性8人というから、大変な人数である。

 この事件が連想させるのは、(17)で触れた猪熊事件である。

 猪熊事件は公家衆と女官の乱交事件であったが、このことが発覚したのは慶長14年(1609年)。事件に関わったのは公家8人、女官5人、地下[じげ]1人であった。

 起きた年も、事件に関わった人数も近い。これは何だろう? 起きた場所も、関わった人々の身分も異なるのに、似たような……。

『葉隠』が語った佐賀藩での密通事件には、後日談がある。処刑後、三の丸では夜毎、幽霊が現れるようになったというのだ。

 三の丸勤務の女性たちが怯えるので、直茂の継室・陽泰院が祈祷、施餓鬼を行ったが、幽霊は出現し続けた。

 その報告を受けた直茂はいった。「さてさて、嬉しいこともあるものだ。あの者たちは、首を斬っただけでは物足りないと思っていた憎い奴らである。それを、死んでも行くところへも行けず、迷って幽霊になり、苦しみを受けて落ち着けないのは、嬉しいことではないか。これからも長いあいだ幽霊になっておるがよい」(前掲書、227頁)

 すると、幽霊はその夜から出なくなったという。

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2014年6月 6日 (金)

『卵の正体』、『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む』をお買い上げいただき、ありがとうございます! ダイエット…

『卵の正体』(ASIN:B00BFYSIMM)、『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012(Collected Essays, Volume 2)』(ASIN:B00J7XY8R2)を5月29日ごろ、お買い上げいただいたようです。ありがとうございます!

『卵の正体』のお買い上げは21冊目、『気まぐれに……』は6冊目のお買い上げでした。

サンプルをダウンロードできます。
     ↓

リンドグレーンのアルバムのことを書きたいとここ数日思っているのですが、なかなか時間がとれません。Notes:初の歴史小説に入れたいノートもあり、早く出してしまいたい『不思議な接着剤』の冒険前夜のお話は、ルビ振りに時間がかかっており、これをやり始めると目がシパシパして困ります(つまり、ルビ振りはあまり進んでいません)。

ダイエット日記だけは熱心につけていますけれど……。

娘が昨夜、「ママ、こっち見て」といい、じいっとわたしの顔を見て、「何か痩せた……顔が小さくなった。嫌あ~!」といいました。

まだ少し体重が減っただけなのに、わたしもそう思います。顔も結構太っていたのですね(絶句)。Amazonの著者ページにつけている写真、自分では顔が腫れていると思っていたのですが、太っていただけなのかもしれません。

まあ体調が悪いときに、体のどこかが浮腫んでいるときがあるのは間違いないのですが、目標値くらいまで痩せてみないと、真相がわかりませ~ん。

その目標値くらいが本来――許容範囲内――の自分だという気がします。糖尿病の懸念が出てくるなんて、太りすぎですよね。自分のこととは思えません。

だいたい以前は甘い物が嫌いだったのに、よく食べるようになっていましたし、優秀な残飯処理係でもありました。嫌なことがあると、自棄食いするようになってもいました。

まだ始めて21日目で、夕食の内容を変えていないせいか、ほんの少しずつしか痩せませんが、今日何だかおなかの脂肪がほんの少しだけ減ったような気がしました。

ただ、娘はわたしに、ぬいぐるみのパンダの外観、質感を求めているようです。「痩せちゃいや~!」だなんて、親をぬいぐるみにしていたとは。

創作状況を書くはずが、いつのまにかダイエット日記に……。

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初の歴史小説 (33)『葉隠』 ④構成。死の観念論を弄ぶ余地のない世界。

『葉隠』の構成は以下のようになっている。

  • 夜陰の閑談
    プロローグ、鍋島藩について。
  • 葉隠聞書 一 教訓
    武士の心得
  • 葉隠聞書 二 教訓
    武士の心得
  • 葉隠聞書 三
    鍋島直茂(佐賀藩の藩祖)言行録
  • 葉隠聞書 四
    鍋島勝茂(佐賀藩の初代藩主)言行録 
  • 葉隠聞書 五
    鍋島光茂(佐賀藩の第2代藩主)、綱茂(佐賀藩の第3代藩主)などの言行録
  • 葉隠聞書 六~葉隠聞書 九
    佐賀藩に関する事柄、藩士の言行録 
  • 葉隠聞書 十
    他の藩主、武士の言行録、その他
  • 葉隠聞書 付録
    十の補足、その他

 三以下は武士の実践に役立つための実例集とでもいうべきもので、血腥いエピソード満載で、なるほど「武士道とは死ぬことと見つけたり」だなあと思う。この本は何といっても、武士(現代でいえば軍人、昔の西欧でいえば騎士)のための手引書である。

 現代に応用できる処世術も多く含まれてはいるが、常に死を覚悟し、斬るか斬られるか、斬らねば殺られる、殺らねばお家断絶(一国の滅亡を意味する)、といった極端な境地に生きざるをえない武士稼業というものがどんなものであったのか、武士階級の舞台裏を見せてくれる希有な書となっている。

 死の観念論を弄ぶ余地のない場面で、佐賀藩の武士、他藩の武士はどう戦ったか、戦いの場で何が起きたかを語り尽くしているという印象。その戦いの持つ意味合いが浮かびあがってくるだけの状況説明がなされている。

 観念で戦はできない。失敗は許されない。そのための人を斬る練習は死刑囚の生きた体(死刑執行人となって)や死んだ体を貰い受けて行う――そんなエピソードが出て来る。

 また、斬り損じないためにはどうすればいいかなど。

 切腹した三島由紀夫を介錯しようとしてうまく行かず、何度も首に刀が入ったために、三島は苦し紛れに舌をかみ切ろうとしたらしい。七つも離れていて、当時のニュースをよく覚えている夫がいっていた。

 切腹して腸が出た上に、首はなかなかちょん切れず、死ぬに死ねない――その苦しみといったら、想像することすら怖ろしい。

 時代錯誤もいい加減にすべきだった。

 藩主の裁量の大きさ。裁判官であり、ときに死刑宣告を下す。恩赦を与える。藩主の人間性、教養が人の命を左右した。

 しかし、現代のごくありふれた民事裁判だって、人の財産だけでなく、命すら左右しかねないことを法曹界の人間なら、よくわかっておくべきだ。

 父が再婚後に、精神障害の疑われる奥さんの影響を受け、だんだんおかしくなり、あるとき裁判沙汰を起こした。訴えられたのは父のことを心配していたわたしたち姉妹。

 寝耳に水で、家庭裁判所に出向いた。あとで、書記官から聞いた話では、その日、認知症気味の人々が起こした訴訟ばかり集められていたという。

 次は地方裁判所に出向いた。今度は父の実家の人々まで呼ばれていた。書記官から弁護士を雇うように勧められたが、費用を聞いて目の玉が飛び出そうになった。

 うっかり弁護士など頼んでいたら、それこそ借金を背負って、難儀な身の上がますます難儀となっただろう。

 最初の裁判官はこちらが四苦八苦して書いた準備書面をろくに見てもくれなかった(※日本の裁判は書面のやりとりを中心にして行われる)。世の中が暗いところに思え、死んでしまいたくなったほどだった。

 その裁判官のまるで魔女裁判を連想させる酷薄な雰囲気。わたしたちの前に商業分野かと思われる別の裁判があっていたが、裁判官はにこやかに弁護士に語りかけていた。

 終わらない裁判。それでも、弁護士を雇うお金なんか、なかった。何も悪いことはしていないはずなのに、まるで貧乏人を転落させるかのような裁判。

 どうなるのかと思っていたら、5ヶ月ほどして裁判官が変わった。次の裁判官は上品な雰囲気の人だった。永遠に続くかと想えた裁判はすぐに終わった。

 わたしも娘も法学部だったので、法曹界の実態を知り、本当に驚いた。民事裁判がこれほど怖ろしいものだとは思わなかった。そこは、もっと厳密、厳正、公平な世界だと思っていた。

 こうした体験がなければ、『不思議な接着剤』で異端審問を描こうと思ったかどうか……。

 殉死する2人の行動とそれを見守る人々の生々しい描写。殉死は、卑弥呼の登場する『魏志倭人伝』にも出てくる。

 わたしは殉死がどんな風になされたのか、強要の有無はどうだったのか――など、疑問を持っていた。

 殉死を、その雰囲気まで捉えて描いた一話があるので、中公クラシックス『葉隠 Ⅰ』(奈良本辰也&駒敏郎訳、282頁)から、少し長くなるが以下に引用しておきたい。

 このとき亡くなったのは鍋島勝茂、光茂の祖父である。光茂はその後を受けて藩主に就任する。

 ご臨終のとき、お薬を差し上げる役目をしていた鍋島采女が、その場でお薬の道具を打ち砕き、御印役の志波喜左衛門が、光茂公の御前で御印判を打ち割って、悲しみの心を表わした。そして、両人で御死骸を清めたうえ、棺にお入れして、打ち伏して涙を流していたが、急に立ちあがり、「殿は一人で出かけておしまいになった、いっときも早く追いつこうではないか」と言って、浴衣のままで表に出て行ったところ、大広間には多久美作守殿をはじめとして、お側に仕えた者、あるいは他藩からの弔問客などがつめかけていたので、両人ともに手をついて、
「どなたさまも、古くから懇意にしていただき、あらためてお礼の申しようもありません。名残りを惜しめば幾日語り明かしても尽きないことでございましょう。私どもはこれにて失礼いたします」と言って通り過ぎて行った。
 いあわせた人はみな、ただ涙を落とすばかりで言葉もなかった。さしも剛勇をもって聞こえた美作守殿さえ、声も出すことができないで、後を見送りながら「ああ剛勇の者よ、剛勇の者よ」と言われただけであった。中野杢之助は、最後まで自分を讒言した者のことを憤っていた。采女は、わが家に帰り、これまでの疲れを休めるために行水を使って、少しのあいだ休息したいと言い、しばらく寝て、目が覚めてから「枝吉李左衛門が餞別にくれた毛氈を敷くように」と言いつけ、二階の一間に一枚の毛氈を敷いて、その上で追腹を遂げた。介錯は三谷[みたに]千左衛門がしたということである。
 ある人が言うには、杢之助がいつも持っていた扇子に、一首の歌が書いてあった。
   惜しまるゝとき散りてこそ世の中の
      花も花なれ人も人なれ

 光茂の前を通って、2人が殉死するために出ていったのだった。光茂は藩主に就任後、幕府に先駆け、殉死を禁止した。

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2014年6月 5日 (木)

『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』をお買い上げいただき、ありがとうございます! 

『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち(Collected Essays 1)』(ASIN:B00BV46D64)をお買い上げいただき、ありがとうございます! 

 5月28日ごろ、アメリカのアマゾンでお買い上げいただいたようです。

 『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は21冊目のお買い上げでした。アメリカでのこの本のお買い上げは、10冊目でした。

 今年になってからこの本が売れたのは5冊ですが、全部アメリカでのお買い上げとなっています。ドイツで1冊お買い上げいただいているので、日本とアメリカで同数のお買い上げです。

 サンプルをダウンロードできます。
     ↓

『不思議な接着剤 (1) 冒険への道』は、もう少しかかりそうです

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ダイエット日記 (9)鶏肉はやはりヘルシー

6月2日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.2㎏)/標準域/前日比△
体脂肪率(F): 基準日5/19日比✕(プラス7.1%)/標準域より高い前日比✕
水分率(W): 基準日5/19日比✕(マイナス5.7%)/標準域より低い/前日比✕
筋肉率(M): 基準日5/19日比✕(マイナス2.8%)/標準域より低い/前日比✕

コメント

体重は前日と同じだったが、体脂肪率はこれまでで最高の数値で、最悪の成績だった。測定以来初めて、標準域からはみでた。前日の夕食、南蛮漬けが原因だろうか。

水分率もますます低い。暑くなったせいもあるだろう。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

6月3日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.2㎏)/標準域/前日比△
体脂肪率(F): 基準日5/19日比△(プラス・マイナス0.0%)/標準域前日比◯
水分率(W): 基準日5/19日比✕(マイナス0.2%)/標準域より低い/前日比◯
筋肉率(M): 基準日5/19日比✕(マイナス0.2%)/標準域より低い/前日比◯

コメント

前日の夕食のメインは、油を使わずにチキンを焼く、脇雅世先生のレシピ「チキンのパリパリ焼き」。鶏もも肉だったが、前日の高かった体脂肪をかなり下げたことから考えて、鶏肉はヘルシーと思ってよさそうだ。

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ブロッコリーとちりめんじゃこのサラダがなかなか美味しかった。茹でたブロッコリーにちりめんじゃこを散らし、好みのドレッシングをかけるだけ。

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ウーマンエキサイトのレシピで、オリジナル「甘酢」にしょうゆ、サラダ油、塩こしょう、練りからしを混ぜたドレッシングが紹介されている。わたしはサラダ油をオリーブ油に替えて作っている。家族に受けるので、よく作り、このサラダにかかっているのも、それ。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

6月4日

体重: 基準日5/17日比◯(マイナス1.3㎏)/標準域/前日比◯
体脂肪率(F): 基準日5/19日比◯(マイナス0.7%)/標準域前日比◯
水分率(W): 基準日5/19日比◯(プラス0.5%)/標準域より低い/前日比◯
筋肉率(M): 基準日5/19日比◯(プラス0.3%)/標準域/前日比◯

コメント

優秀な成績。筋肉率が、ぎりぎり標準域。水分率はどうしても低くなる。

前日夕食のレシピはさつま揚げ(大根おろし)、蒸しじゃがいも(バター)、トマト、味噌汁(厚揚げ、キャベツ)、豆ごはんだった。

さつま揚げが迫力で、おなかがいっぱいになり、トマトは翌日の朝に回した。娘にはちょうどよい量だったそうだ。

蒸しじゃがいものバターが心配だったけれど、体脂肪率にそれほどの影響はないようだ。

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北海道展で買ったさつま揚げ。香ばしく焼いて、大根おろし、ゆずごしょう、ポン酢でいただいた。

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使いすぎなければ、バターもときどきはよそさう。

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2014年6月 4日 (水)

胸の圧迫感にスプレー1回。ダイエット雑感。

起きたときからいくらか胸の圧迫感があったが、朝の時間帯とあってバタバタしていた(バタバタできる程度の軽い圧迫感)。

が、ひどくなってきたのでミオコールスプレーを1噴霧。

我慢しようと思えばできる段階からスプレーするせいか、耐性のせいか――ニトロ系統の飲み薬を飲んでいる――はわからないが、以前のように劇的に効くという感じではなく穏やかな効き方。

今日は胸の中が温かくなり――さーっと冷水を流したように気持ちのよくなることのほうが多かったような気がするが――、それが優しく胸から腕の付け根辺りや首の辺りにまで拡がって気がつくと、胸の圧迫感がとれていた。

ダイエットで、まだ1㎏程度しか落ちていないが(記録前に1㎏くらい落ちていたのを加えると、2㎏程度の減)、明らかに贅肉が落ちてきて体が軽くなり、服を着るときのむっちり感がなくなった。顔を動かすときも顔が軽く、手を使うときも指先まで軽やか。いや、ホント!

精肉店でお肉買うときは200g~300gが多く、500g以上になるのは骨付の鶏肉くらい。1㎏となると、特別なときだが、そうなるともう、見た目も重みもかなりのものだ。

本当に肉襦袢を脱いでいく感じ。

心臓への負担も軽減できているのではないだろうか。

まあだからといって、発作がなくなるというものでもなさそうだ。梅雨に入って、寒くなったとたんにこれだ。冠攣縮狭心症の発作は刺激から起きるという証明のような起こり方ではないか。

それに、心臓の具合が悪いと、やっぱりおなかが膨らむ。

これはダイエットが成功して目標の数値まで体重を落とせたとしても、変わらないだろうなあ。健康にならないと、均整のとれた肉体を取り戻すことは難しいと感じる。尤も、これには年齢的なものも大きいだろう。

夕食時にここ3日ほど感じていることがある。胃が小さくなったのではないかということ。ごはんを軽めにしても、どれかが入らなかったりする。おかずの量を少なめにしてもよさそうだ。

困ったことに、空腹感があるため、欲張りになって、むしろこれまでより沢山盛りたくなるのだ。

それに、作りすぎたときは自分に回す癖があったため、つい盛ってしまい、ぼんやりしてしまう。家族も食べ盛りではないので、困る。きっちり作れればいいのだが、ちょっと多めでないと安心できない。たまにだが、「まだある?」と家族が訊いてくることがあって。

そもそも、残り物は朝ごはんにわたしが食べることで解決していた。朝か昼にバナナ1本と決めてからは、それができなくなった。家族が余分に食べてくれることもあるが、あくまで気が向いたときだし。

でも、もう残飯処理係を続けることはできない。この残飯処理で太った部分もあると思う。捨てたくないとなると、残り物は自分の夕食に回すしかない。そんな日の夕食はそのぶん少なく作らないと……なんか、ダイエットって大変。

唯一のまともな食事である夕食はわたしの生命線であるはずで(?)、おろそかにはできないし、貧相なものにしたくもない。

夕食の一品に、娘の買った美味しいバターを蒸しポテトに挟んだ。その結果は?  南蛮漬けはやはり揚げ物だったわ……翌日の体脂肪率が高かった。

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小ぶりのポテトに、バンに塗る程度のバター量。美味しかった!

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2014年6月 2日 (月)

『テルマエ・ロマエⅡ』、これから観たい映画。

お風呂映画『テルマエ・ロマエⅡ』を観に行ったときに、予告のチラシを貰ってきた。

その中で観たいと思った映画は、以下の3本。

『トランセンデンス』
監督: ウォーリー・フィスター
製作総指揮: クリストファー・ノーラン
主演: ジョニー・デップ
6月28日公開予定

デップ様の映画は観る。

『マレフィセント』
監督: ロバート・ストロンバーグ
7月5日公開予定

ディズニーのアニメ映画『眠れる森の美女』でオーロラ姫に呪いをかけた邪悪な妖精マレフィセントを主人公とする、ダークファンタジーらしい。

夫が観たいという。

ロバート・ストロンバーグは『アバター』などのプロダクションデザインを手掛けたという。『アバター』は魅力的だったので、ちょっと観たい。

『思い出のマーニー』(ジブリ映画)
監督: 米林宏昌
7月19日公開予定

ジブリ映画では、綺麗な映像を楽しめても、空疎な内容には疑問を覚えることが多い。左派的プロパガンダが骨格を成しているゆえの空疎さ。

児童文学の名作をどうジブリ的に映画化したのか、心配と興味があるのだ。繊細な作品を、別物に変えてほしくない。

『テルマエ・ロマエⅡ』。阿部寛は好きなので、それだけでも楽しめた。Ⅰのほうが内容的にはまとまっていた気がする。

ただ、夫と二人だと半額になるので高いとは思わなかったけれど、そうでなかったとしたら観たかなあ?

全体的に何とはなしに善意が感じられて、嫌みなところが少しもない映画というのは、それだけでも観る価値があるのかもしれないとは思う。

古代ローマ人の混浴シーンが出てきた。

白人を使っていた。その場面には――見た目の印象にすぎないのだが――、日本人の水墨画風(?)の混浴シーンとは異なるバタ臭さといおうか、濃厚に塗られた油絵風といおうか、何かしら危険な匂いのある気がして、平たい顔族――と、古代ローマ人技師という設定の主人公は日本人のことを心の中で呼ぶ――のほうが混浴情景には合っていると思った。

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2014年6月 1日 (日)

ダイエット日記 (8)かもめのジャナサンで外食のあと、小ウォーキング

5月30日

体重: 基準日とした17日比◯(マイナス0.8㎏)/標準域/前日比◯
体脂肪率(F): 基準日とした19日比◯(マイナス0.2%)/標準域前日比◯
水分率(W): 基準日とした19日比◯(プラス0.1%)/標準域より低い/前日比◯
筋肉率(M): 基準日とした19日比◯(プラス1.0%)/標準域より低い/前日比◯

コメント

 前日の夕食は、シャケ(中辛)、アスパラガスとハムの蒸し煮、トマトときゅうりのヨーグルトサラダ、味噌汁(油揚げ、白葱)というもので、比較的ヘネシーだったからか前日より成績がよかった。

 トマトときゅうりのヨーグルトサラダにはディルを振って……洒落た感じになる。アスパラガスは北海道展で買った太いもの。贅沢に使ったが、火を通すとかさが減る。ハムはお得な切り落とし。

 日中バナナ1本で過ごすので、夕食が待ち遠しく、料理に熱が入る。食べ物が神々しく見え、料理と食事の仕方が丁寧になった。シャケの生命を承ける罪深さとありがたさを覚えながら、慈しむようにその身に箸を入れる。いや、ホント!

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・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

5月31日

体重: 基準日とした17日比◯(マイナス0.8㎏)/標準域/前日比△
体脂肪率(F): 基準日とした19日比✕(プラス2.8%)/標準域前日比✕
水分率(W): 基準日とした19日比✕(マイナス2.5%)/標準域より低い/前日比✕
筋肉率(M): 基準日とした19日比✕(マイナス1.7%)/標準域より低い/前日比✕

コメント

 前日、家族でかんたん港園へ行き、外食した。そして、小ウォーキング。その結果が上記数値。

 以下の写真3枚は、カフェアンドダイニング「かもめのジョナサン」で撮ったもの。窓が贅沢に設けられている。

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 別の窓から見える小高い山にある家々は別府の家々だ。

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 結構、お店が混んでいて、プレート料理が出てくるまでに時間がかかり、すっかり夜になってしまったが、そのお陰で「さんふらわあ ぱーる」号の出ていくのが見えた。黒い煙を吐いていて、ちょっと古典調。湾内でゆっくりと方向転換して、出ていった。

 ウォーキングしていたときは、よく「さんふらわあ ぱーる」号に合いに来たっけ。ウォーキングは楽しかったが、わたしには無理だった。運動できる体になれたら、どんなにいいだろう。

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 窓から撮ったので、ガラス窓に店内がほのかに映っている。

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 過去記事でも書いたが、プレート料理のうち――あまり写っていないが――この豚肉のグリルをメインにしたものが気に入っている。マカロニのグラタンも美味しかった。娘は友人と来たときに鶏肉を選んだそうで、それもオススメという。豚肉には和風ソースがかかっているが、鶏肉にはチーズソースがかかっているようだ。

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 そして、家族はデザートとコーヒーへと。わたしはコーヒーのみ。ここのエスプレッソ・コーヒーは苦みが少なく、香ばしく、美味なので、すっかり満足。

 娘と二人、明林堂書店で車から降ろして貰い、しばらく本を見たあと、自宅まで小ウォキング。前に試みたウォーキングを思い出し、やりたくなる。それだけでなく、スポーツが物凄く恋しくなる。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

6月1日

体重: 基準日とした17日比◯(マイナス1.2㎏)/標準域/前日比◯
体脂肪率(F): 基準日とした19日比✕(プラス2.5%)/標準域前日比◯
水分率(W): 基準日とした19日比✕(マイナス2.4%)/標準域より低い/前日比✕
筋肉率(M): 基準日とした19日比✕(マイナス1.7%)/標準域より低い/前日比△

コメント

 前々日のウォーキングの効果が体重に表れた? それとも、前日のカレー効果? すっかり食い意地の張ったわたしはカレーを食べ過ぎて、ゆで卵とプチトマトが入らなかった。

 深夜体重を測ったら、基準日の体重より1.3減っていた。が、朝、ゆで卵を食べたら、何と0.5プラス。ゆで卵って、500gもあったのね(?)。

 その後、測定時間にはまた減って、上記数値となった。数値は一日のうちでかなり変動するときと、そうでないときがある。夕食を食べる直前の体重が最も軽いかというと、そうでもなく、食後が重くなるとも限らない。

 北海道展で御菓子を買わなかったわたしのために、娘が美味しそうな牛乳を買ってくれた。夫が淹れてくれるサイフォン・コーヒーに入れて飲もうと思うが、もったいなくてとっている。

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 ここ3日ほど、水分不足からだろう、結石だと思うが、左下腹部がうずく。暑くなったし。それも、まるで真夏。北海道が一番暑かったりするのには、驚く。

 皆様も脱水症には、どうかお気をつけて。

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今日の夕食はこれがあるので、楽です――小アジの南蛮漬け

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 一晩漬け込んで、調味料の味が滲み、よく冷えた南蛮漬けは、暑い日にぴったりですね。昨日の夕飯はカレーでしたが、そのとき一緒に作りました。

 玉葱1個を薄切りに、ニンジン半分を千切りにし、バットに敷いておきます。その上に、揚げた小アジを並べ、沸騰させた調味料(酒、しょうゆを各1/2カップ、酒大さじ1)をかけます。ジュッと音がします。

 これは母から教わったもので、さっぱりしていて美味しいのですが、一般的には砂糖、みりんなど入れますね。

 アジには、揚げる前に塩を振って、出た臭い汁を拭いておくといいですね。

 これまでは小アジを揚げるときは素揚げにするか、小麦粉をつけるかしていましたが、昨日は小麦粉と片栗粉を半量ずつにしてみました。お味はどうでしょう?

 両方つけるときは、先に小麦粉を薄くつけ、その上から片栗粉をつけるといいそうです。

 これをメインにできるので、今日の夕食は楽です。

※ダイエット中であることを忘れて、揚げ物を作ってしまいました。南蛮漬けはさっぱりしたイメージなので、つい。昨夜は、夕食後なのにこれまでで一番体重が減っていたのですが、朝測ると、あれれ、増えています。一つ前の数値に戻ってしまいました。なぜ?

 追記

 小麦粉と片栗粉を半量ずつけて揚げたアジは、すぐにいただくほうに適している気がしました。如何にも美味しそうに揚がりましたが、時間が経つと、少し頼りない感じに。

 南蛮漬けには、素揚げが一番だと確信しました。

 娘は、「南蛮漬けって美味しいねえ」としきりに絶賛しながら箸を動かしていましたけれど。

 

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