« キンドル本の新刊3冊『侵入者』、『直塚万季 幻想小説集(1)』、『気まぐれに芥川受賞作品を読む』をご紹介 | トップページ | 3月19日に整形外科、25日に循環器クリニック受診 »

2014年4月 1日 (火)

心境の変化

 Kindle本、なかなか売れませんが、それはそれでいいという気がしてきました。これまでのわたしであれば、そろそろ無料キャンペーンを行っていた頃ですが、それを行わないと決め、予想通り、本はまだ1冊買っていただいただけ。いっそ、さわやかな気分です。

 いえ、そりゃ売れたら嬉しいのですよ、もちろん。

 ただ、賞に無意味な期待をしなくなったのと同じように、電子書籍の売り上げに何も期待しなくなったというだけです。

 そして、わたしの創作人生は次の段階に入ったのか、いつか自分で個人出版社を立ち上げたいという夢が膨らんできました。

 今の段階では妄想にすぎませんが、たまたまISBNについて調べていて、それが個人取得できると知り、そこから検索を続けていって、出版社を興すにはどうすればいいのか調べたところ、あっけないほど簡単でした。

 それでも、うちの今のカツカツの暮らしではとても無理ですが(なんとか生活できているレベル)、思っていたより、お金がかからないのです。

 そりゃ本格的にやろうと思えば、大金が必要でしょう。

 でも、とりあえずは自分の本を出すだけであれば、当座の資金と個人出版社を維持するために払わなければならない資金があれば、始められないこともないのであります。

 貧乏人の妄想が、例えば宝籤が当たったとかで、現実のこととなるかもしれませんしね。尤も、賭け事はわたしは今生では一切やりません。よほど前世のどれかで思い知らされたのでしょうね。

 初の歴史小説を書くにあたり、これを書き上げたとしても、Kindle本にするしかないかなあ、できたら印刷屋さんに頼んで、本当にささやかな――手作りをましにした程度の――本くらいは出せないだろうかと考えたのが始まりでした。

 その程度のものであれば、昔、出したことがあります。素人のコミックを主に手がけている大阪の印刷所で、本当に安くて、きちんとしていました。当時入っていた同人雑誌「くりえいと」のメンバーから教わったのです。

 わたし以外はエンター系のかたばかりでしたが、純文系の人々以上に鋭い、それでいて温情を感じさせる批評をしてくださいました。

 印刷所の選択で一つだけ失敗だったのは、遠くて確認に不便だったということ。郵送によるやりとりだけでは失敗します。

 わたしの場合は、ゲラで見たときより、本になってみると、文字が思ったより小さく感じたということです。頼むのであれば、すぐに行ける近くの印刷所がいいと思いました。

 とりあえずはKindle本にするでしょうが、優秀な郷土史家から貴重な資料を提供していただいた恩返しとしてわたしに思いつくことは、まずはよい作品を書き上げること。そして、なるべく多くの人に読んでいただけるような形にすることです。

 あれこれ考えることに、制限はありませんからね。追いつめられた気分になると、人間、いろいろと思いつくものです。

 仕上がったら、出版社に見ていただくことも考えています。

 そういえば、息子さんの代になられたようですが、「卑弥呼に関する私的考察」を季刊誌に載せてくれようとした――編集を任されていた考古学系の人に没にされました――出版社の女社長さんのことが書き仲間からの年賀状に書かれていて、わたしのことを「あの人は才能がある」と褒めてくださっていたとか。

S3j_blog

 葉をモチーフにした写真をお借りして作成した表紙とこちらとで迷っています。卑弥呼は日蝕と関連づけられることがあるので、こちらには日蝕をモチーフとした写真素材をお借りしました。

 この本、今日中にKDPに出してしまおうと思っています。そして、できれば、今日中に初の歴史小説に入りたい。

 女社長さんにお目にかかったのはずいぶん前の話になりますが、わたしの噂をしていただいて嬉しいです。そのとき、わたしの作品のことで――どの作品だったかは覚えていません――魔が差されたような何ともいえない表情をなさり、女性編集者が正気に返らせようとしていましたっけ。

「うちの出版社に出せるわけがありません。社長、しっかりしてください」とおっしゃっていました。女社長さんは「わかってる……わかってる……」とおっしゃいました。

 ご自分で内輪的な同人雑誌も作っていらっしゃって(小説をお書きになるのです)、同人になることを勧めてくださいましたが、博多はやや遠くて、子供たちが巣立つ前でしたから、合評会に行けないと思い、お断りしてしまいました。

 女社長さんの同人雑誌は、「文学界」の同人雑誌評にも採り上げられていました。そのあと、「日田文学」からお誘いいただき、返事をする前にわたしの作品が載っていて、半ば編集人に怒りながら同人となったのでした。今ではありがたかったと心から感謝しています。

 年賀状をくれた書き仲間は、現在、その女社長さんのところの同人となっています。元々彼女とは横井晃先生、横井三保編集長の「関西文学」で知り合ったのでした。そうした頃からすれば、現在は孤独だわと思います。

 尤も、組んで作品集を出そうと複数の人から持ちかけられながら、お断りしてしまったりするわたしに原因があるのですが。同人雑誌的おつきあいは今はしんどいのですね。

 育児から解放された専業主婦の癖に、書く時間が常に足りないのです。ここ数日は立て続けに電子出版しているせいで、整形外科と循環器クリニックの受診記録を書きそびれています。

 で、たとえ妄想でも、いつか自分で個人出版社を興して本を出す――という夢があれば、Kindle本が売れないからといって泣くこともなくなりますし(まあ泣いたことはありませんが)、しずかな勇気と持続力が深いところから湧いてくるようです。

 あのね、100円とか200円とかって、たとえ電子書籍にしたって、本の値段じゃありませんよ。ましてや只で提供? 馬鹿にしないでください。家畜だって、餌くらい貰いますわ。

 わたしの本はKindleストアで、王子様に眠りから覚まして貰うまで、眠りについているのです。と、書いたら、『田中さんちにやってきたペガサス』の中に出て来たトラ男の台詞を思い出してしまいました。お子様に如何ですか? 99円の児童小説シリーズもあります。

 サンプルをダウンロードできます。
     ↓

 つい最近出した本です。サンプルをダウンロードできます。
     ↓

|

« キンドル本の新刊3冊『侵入者』、『直塚万季 幻想小説集(1)』、『気まぐれに芥川受賞作品を読む』をご紹介 | トップページ | 3月19日に整形外科、25日に循環器クリニック受診 »

文学 №2(自作関連)」カテゴリの記事

電子書籍」カテゴリの記事