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2013年12月 1日 (日)

『日田文學』編集人から届いたお手紙

『日田文學』(特別号)の発行計画が中止となり、わたしはそれを知らず(郵便事故だったのか、参加希望の葉書が届かなかった由)、掲載希望作品『昼下がりのカタルシス』、それが駄目だった場合の参考作品として『詩人の死』とジャンル違いだとは思ったが『田中さんちにやってきたペガサス』を同封し、編集人の江川さんに送っていた。

 中止になったことを発行人の河津さんからお聴きし、既に送ったあとだったので、江川さんに電話をかけた。

 江川さんは発行中止になって申し訳なかったとおっしゃった。そのことを知らずに、3作もの作品を送ってしまったことをわたしは詫びた。原稿を送り返しましょうとおっしゃったので、それは処分してくださって結構ですといった。

 発行計画が中止になった理由は江川さんの体調不良ということのようであったが、それを窺わせる様子で、何となく生気がないように感じられた。

 お手紙には、わたし以外の2、3人から問い合わせがあったとのこと。

 ところで、わたしは最近、年のいった人に何か送ったり、メールしたりするのがすっかり怖くなってしまった。届かないことがよくあるので。

 それで、河津さんにお送りする約束の雑誌をまだ送っていない。わたしが送らなくとも入手可能ということもあるが、以前送ったメールも、看護師さんに残した伝言(河津さんはドクター)も、厚い封筒も届いていなかったようなのだ。

 今年中には送るつもりだが、何となく怖い。

 萬子媛関係をファクスで問い合わせた神社からの返信もなかったし(わざわざあちらからファクス番号を教えてくださったにも拘わらず)、佐賀大学の先生(絵本『萬媛』の企画者)、妹、お嬢さんを介して接触することのできた識者とは郵送、ファクスでは交信可能だが、メールは3度送って1度も届いていないという。それで、メールするときはファクスも送ることにしている。

 ちなみに、お嬢さんのメールもお父上(識者)に届かないそうで、識者のメールボックスの迷惑フォルダなど見ても入っていなかったという奇怪さだ。セキュリティが効き過ぎているのかもしれないと想像するしかない。

 過日、多くの資料を送ってくださった封書には、改めてご自身のメールアドレスがしたためてあったので、わたしはそのアドレスと照合した上で前にいただいたメールの返信ボタンを押して文面を書き、送信したのだが、果たして着信したのかどうか。

 何だか次元の異なる世界で暮らしているかのよう。

 で、話題が逸れたが、江川さんは3作を返送してくださったばかりか、心の籠もったお手紙が添えられており、3作の感想がしたためられていた。かなり褒めてくださっていて、お体のことが本気で心配になった。

 でも、ジャンル違いの児童小説『田中さんちにやってきたペガサス』についても、大変楽しく読んだとあり、「挿話を有効に挿入し、話題と人物を巧みに構成されて、Nさん独特の文脈で展開していく小説世界に興味深く浸りました」と書かれていて、励みになる。

 次の小説についても期待してくださっているようだが、その小説を書けるかどうかはわからない。萬子媛の小説にかなりかかるだろうし、そのあとには長編児童小説『不思議な接着剤』が待っているから。ふと書きたくなるかもしれないけれど。

 何にしても、体調の優れない中でしたためてくださった、ありがたいお手紙だった。

 前掲の識者のお嬢さんは、佐賀の「熱気球大会」のひと幕、色とりどりのバルーンが空へ飛び立つところが撮られた絵葉書を送ってくださった。

 識者から貴重な資料を沢山送っていただき、わたしは満足して宝の山でまどろんでいるような日々を送っていた。満足しすぎて、次の行動に取りかかれないほどだった。もしわたしが自力で資料集め、取材を行っていたとしたら、何年かかったところで、これだけの資料を集めることはできなかっただろう。

 よい作品にしなければならない――と気負いすぎるわたしに識者は「想像力をふくらませて、自由に」というアドバイスまでしてくださった。識者を紹介してくださった佐賀大学の先生に、感謝の葉書を書いた。届いていればだが。

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