背中の執拗な凝りに、スプレー1回(総噴霧数=29 回)。青空文庫のKindle本340冊。
前回、ミオコールスプレーを使ったとき、圧迫感がいくらか残った感じがあった。
そのとき、もう1回使うかどうかを迷ったのは、前日の入浴中に背中の筋を違えたらしい、左肩甲骨下あたりに筋肉痛があったからだ。
その痛みと狭心症からくる痛み(強い鈍痛。圧迫感というべきか)とが混在して紛らわしく、筋肉痛がひどいだけかもしれないと思ったのだった。
筋肉痛は全然よくならず、今日の昼下がりなど、家事やパソコンの合間にうつぶせ寝になる始末(うつぶせ寝すると、いくらか楽)。それでもつらかったので、これは狭心症のほうから来ているのかもしれないと思った。
前に胸を挫いたときは、ニトロが全く効かなかった。
今回も、筋違えから来た筋肉痛だけであれば、ニトロを使ったことによる変化はないはずだった。頭の血管がニトロで拡張しすぎて、いくらか頭痛のすることはあるかもしれないが。
ところが、スプレー後、胸の中、腹部へと水を流すように涼しくなった。
血管が薬で開くと、涼しく感じたり、温かく感じたりする。いずれにしても、気持ちがよい。
これが、拡張しなくてもよい血管がなお拡張させられると、上に書いたように、ズキズキする頭痛となってむしろ苦痛なのだ。
体が軽くなって、つい今までの苦痛が嘘だったみたいに、身を起こした。
こう書く間にも、水の流れるような涼しさが背中のほうにまで回り、腹部のほうも涼しさがより行き渡り、体が完全に楽になった。
呼吸もいくらか苦しかったのか(自覚はなかったが)、何だか息をするのが楽しい。
背中の筋違えは確かに起きたらしく、痕跡のような軽い痛み(というほどのないものが)感じとれた。昨日から今日にかけての背中の重苦しい痛みは、狭心症の症状だったと判明した。
年のせいか、最近よく胸や背中の筋違えを起こすので、紛らわしいったらない。
そういえば、先日の循環器クリニックを受診した際、歯痛で歯科を受診した患者が、治療の椅子に座ったまま死亡したという話を先生がなさった。
心筋梗塞による死亡だったという。
歯痛は心筋梗塞の症状だったのに、たまたま虫歯もあったのか、歯科医はそんな事情に気づかないで治療を続け、その結果、患者は死亡してしまった――ということらしい。
先生の患者さんではなかったのだろうが、先生は、余所事ではないというような、芯から恐ろしそうな表情をなさった。そんなこともあるので、気をつけるように……という忠告をしていただいたのだ。
実はわたしも、ここに引っ越してくる8年以上前の出来事で、思い出されることがある(確か、前にも書いた)。
その頃は、大分県日田市から福岡県の市立病院に通い、頻脈の治療薬インデラル、慢性膵炎の治療薬フォイパン、その他に胃腸薬など飲んでいた。冠攣縮性狭心症といわれたことはなく、ニトロは処方されていなかった。
じーんとするような嫌な歯痛がときどき起きるので、日田市の歯科を受診したところ、歯には全く異常がない。副鼻腔炎から歯痛が起きることもあるといわれた。
が、のちにこの街で受診した日赤の耳鼻咽喉科では鼻の中は完璧に綺麗といわれ、そして喉も調べられて、これも綺麗、通院不要といわれた。
歯痛が起きると、今は当然、狭心症を警戒する。でも、先日の受診でカテーテル検査について説明を受けたせいか、胸の血管の動脈硬化がないか心配になったりする。なにせ、ふくよかになった腹部……
やはり、一度、カテーテル検査を受けたほうがいいかもしれない。来年になったら、真剣に考えよう。検査は一泊二日でできるみたいだ。
受けるんなら、妻型の保険から妻の分だけ切り離して貰った、民間の保険が切り替わるまでの来年中には受けたい(いくらかでも出れば、足しになる)。
ただ、わたしが畏れるのは、検査で心臓に悪影響が出たら……ということ。何とか均衡を保ってやれているところだから。
今日は午前中に『一太郎2012 承』のインストールを済ませた。電子書籍作りと年賀状のどちらを優先すべきか、迷うところ。
カロッサの本で、リルケや神智学に触れた箇所の紹介を忘れたわけではないが、どう文章を纏めればよいか、わからない。
Kindle Paperwhiteに収めた青空文庫のKindle本は、340冊になった。ありがたいことに無料。文庫本の感覚で読める。
読了したのは、このうち17冊。エッセーでは、エッセーというより論文といったほうがよいものも多い。ぼちぼちその感想も書きたいな。
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