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2012年11月 7日 (水)

オバマ氏の再選

 アメリカの大統領選は、オバマ氏の再選が確実となった。

 ちょうど、テレビをつけたときにロムニー氏が演説していて、それがあまりに堂々とした演説だったので、この人が新しい大統領に選ばれたのかと錯覚してしまった。

 しかし、それは敗北宣言だった。ロムニー氏には全く興味が持てなかったが、スポットライトを浴びて演説するロムニー氏は古きよきアメリカを連想させた。

 それは所詮、日本の田舎町に住むおばさんが少女の頃にハリウッド映画から膨らませたアメリカのイメージにすぎない。

 古きよきアメリカを連想させるロムニー氏は、今のアメリカには些か時代錯誤的にも見えた。

 テレビでは、失業率の回復と自動車産業の救済がオバマ氏の勝利に結びついたといっていた。

 しかし、深夜のテレビ番組で、中間所得層のひどい落ち込みを見せられていたわたしには、アメリカの失業率が回復したというのは本当だろうか?――と、ひじょうに疑わしい気持ちが湧いてしまう。

 中間所得層が低所得層に雪崩れ込む現象がアメリカでは起きている、と番組ではいっていた。

 それに、失業率が回復したといっても、オバマ氏就任時の数字に戻っただけらしい。

 大金を注ぎ込む以外、ろくな経済対策、やってこなかったんじゃないかな、と思ってしまう。日本の民主党のように。

 ネットでリサーチしてみた。経済のことはわからないが、目立つインフラ投資など、旧式の経済対策に思えた。

 前出の番組で、低所得層に落ちかけた中間所得層の中年女性が、民間の医療保険に入れないために、医療費を払えず、請求書を沢山溜めてしまったと語っていた。

 オバマ氏の国民皆保険の夢――それはアメリカの一般国民が切望するところでもあるだろうから、ぜひ完遂させてほしい夢だが――は2010年3月に医療保険改革法を成立させたが、まだ絵に描いた餅の段階なのだろうか。

 公平な社会を唱えても、景気を回復させることができなければ、みんな仲よく貧乏になるだけだ。

 ついでに、今頃になってからだが、ロムニー氏が訴えた経済対策もリサーチ。典型的な新自由主義政策……これももはや古い気がしてしまう。これでやって先進諸国は壁にぶち当たったのではなかったか? 

 ただ、実業家としての成功、マサチューセッツ州知事として州財政を立て直したロムニー氏の実績を思えば、ちょっとやらせてみたかった気もする。ロムニー氏がモルモン教徒ということに対しては、アメリカ国民の違和感はなかったのだろうか。

 オバマ氏の勝利宣言を視聴していると、4年前の精彩にも、緊迫感にも欠けるなあと思う。

 この男で、アメリカは本当にあと4年間もやっていけるのだろうか? 4年前、オバマ氏は精彩に満ちていたが、そのときですら、わたしにはなぜか貧乏神のように見えてしまったのだった。

 いずれにしても、アメリカのツケは日本に回ってくる寸法になっているのだ。

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