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2012年8月 5日 (日)

自作童謡「ヘビのリリーさん」

しましま もようの
ヘビの リリーさん
つちのなか めがさめた
おなかが すいたわ
キュルル キュルル
にわの かしのきに
レストランが あるはずよ

おなかが ぺこぺこ
ヘビの リリーさん
かしのきの ねもとへと
おでかけ しましょ
ニョロロ ニョロロ
しげる はのかげに
レストランが ひらいてる

チロロと しただす
ヘビの リリーさん
したでかぐ はのにおい
きょうは しまってる
あらら あらら
カエル カタツムリ
レストランに なにもない

しましま もようの
ヘビの リリーさん
あきらめて すにかえる
またあす きましょ
いいわ いいわ
はるの こもれびに
ヘビのせなか きらめくよ

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

 実はこの童謡、落選したてのほやほや……。「第15回創作コンクール つばさ賞」の〈童謡・詩 部門〉に応募していたのです。

 じっと読み返すと、カエルやカタツムリには酷な歌詞かも。でも、これはリアリズムに徹した作品なんですよ。リリーさんは――いえ、名前はわたしが勝手につけたんですが――木、3本ぶんの労働をして、カエルもカタツムリも見つけられずに、巣に帰っていったのでした。

 ヘビも大変だなあ、とそのとき、思いました。わたしは別にヘビ好きというわけではなく、逆に苦手なほうで、だからこそ、よくヘビの出る古くて大きな借家で暮すようになったとき、外出するときや洗濯物を干しに庭に出るとき、ヘビがいないか、確認する癖がついていました。

 観察していると、同じ種類と思われるヘビにも個性といいますか、動きに優しい感じがあったり、猛々しい感じがしたりと、個体差がありましたし、ヘビの生活の一端が窺えたりもしました。

 今は賃貸マンション暮らしで、ヘビもネズミも出なくてホッとしている反面、ふとリリーさんのことがなつかしく思い出されたりもするのです。

 で、リリーさんのことを歌詞にしてみたくなったのです。東京にいる従姉の娘が音大の作曲科を出ているので、こういった生き物の歌詞を書き溜めて、曲をつけて貰えないか、そのうち送ってみようと思っています。

 こんなんじゃつけられません、といわれるかもしれませんね。

 でも、わたしは、そのうち、よいものが書けるようになるつもりです。NHK「みんなのうた」を聴いていて、近頃は理屈っぽい、大人びた、どこか無理のある歌詞が多いように思うのです。それは、あなたが、ふるいからよ――といわれるかもしれませんが。ならば、ふるくて結構! ふるくて、大きくて、偉大な太陽の光を、リリーさんも浴びていましたっけ。

 いつか作曲家や挿絵画家といった人々と一緒に仕事をするのが、わたしの夢です。ひとりだけで創作するのは寂しくって……。大学生のときに歌詞で賞をとって曲をつけて貰い、それが大層よい思い出となっているのですね。

 以下の作品にも、リリーさんや他の生きものがいろいろと出てきます。電子書籍化の作業がとまってしまっていますが、予定している作品を終えたら、『台風』も電子書籍にしておこうかなと思ったりしています。最近は九州以外の地域にも台風がよく来るようになったせいか、『台風』へのアクセスが増えました。

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