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2012年8月17日 (金)

娘が買ってきてくれた……

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 当分は芥川賞受賞作の批評を続けていくことに決めたので、昨日、ほしい本を眺めてため息をつくと、発表誌「文藝春秋」を買った。そして、前の記事のレビューを書いた。

 比較的最近『ベールをとったイシス』と中古品『フラウィウス・ヨセフス伝』を購入したということがあったため、少なくとも8・9月は本は買えないと思っていた。

 大抵の本は、図書館から借りられるから、基本的に本は買わない方針を立てたが、たまに、どうしてもほしい本が出てくる。

 『子ども』は余裕があれば、真っ先に買っただろうが、どうしてもほしいと思う本のグループには入らないから(どうしてもほしい本のグループに入るのは、自らの思想、哲学、美意識に無視できない影響を及ぼしそうな予感の働く本)、ほしいと思いつつ、死ぬまで買わなかったかもしれない。

 だが、娘が可哀想に思ったらしく、「上巻だけだけど」といって、『子ども』を買ってきてくれた。娘が『子ども』との縁をつくってくれたのだ。

 書店に出かけるたびに、ほしそうにこの本を手にしてはまた戻す姿を見ていたみたいだ。

 娘に恩返ししなくちゃなあ。それができるようになるかどうか……。

 レビューを書くために、貴重な時間が潰れた。

 短編小説の校正をなるべく早く終え、出来上がっている童話の校正と、ようやくお話が見えたもう1編の童話に取り組もう。

 『子ども』、ほしかったけれど、どんな作品かは読んでみなくてはわからない。

 著者はジュール・ヴァレス。「パリ・コミューンの闘士ヴァレス(1832―85)の文名を高めた自伝的作品」だそうで、「子どものころ、学校で死ぬほどいやな思いをし、家で泣かされたすべての者に、この本を捧げる」とある。

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