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2012年7月24日 (火)

検索ワード/フレーズ「読書感想文 高校生 おすすめ」で、訪問者数急増

 当ブログの訪問者数はだいだい日に250くらいですが、このところ急増し400を超えています。よく目につく検索ワード/フレーズは「読書感想文 高校生 おすすめ」。アクセスが急増したのは以下の記事。

 他に中編部門、長編部門の記事もあるのですが、アクセス数は多い方から①短編 ②中編 ③長編 の順となっています。ちなみに、それらの記事でおすすめした本を以下にご紹介。

短編部門・ベスト3(ポプラ社「百年文庫」から)
①ヴァーグナー『ベートーヴェンまいり』(百年文庫13 響)
②夏目漱石『琴のそら音』(百年文庫31 灯)
③ピランデルロ『よその家のあかり』(百年文庫26 窓)

中編部門・ベスト1
http://elder.tea-nifty.com/blog/2011/08/post-286a.html
①トーマス・マン『トーニオ・クレーガー』(河出文庫)

長編部門・ベスト5
http://elder.tea-nifty.com/blog/2011/08/post-ad1a.html
①ロマン・ローラン『ジャン・クリストフ』(岩波文庫)
②トルストイ『戦争と平和』(新潮文庫)
③ドストエフスキー『罪と罰』(新潮文庫)
④マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』(新潮文庫)
⑤円地文子訳『源氏物語』(新潮文庫)

 高校生の読書感想文関係でアクセスが増えるのは、これまでは8月に入ってから――それも盆過ぎ――だったのですが、今年は先月から増え、出足が早い印象です。なぜでしょう? 訪問者は高校生を想像しているのですが、もしかしたら、どの本で感想文を書かせようかと迷っている先生方だったりしてね。

 せっかく来ていただいて古い記事しかないのは申し訳ない気がするので、「高校生の読書感想文におすすめの本 2012年夏」を書こうと思い、一昨日からリサーチしていました。

 今回は、短編から中編までの手頃な長さの作品を中心に10編ほど、文庫になっているもののなかから、Amazonで新品の購入が可能なものを選びたいと思っています。

 プラトンとギリシア悲劇からどれか……も入れたいのですが、ギリシア悲劇よりもシェークスピアの方がとっつきやすいかしら。チェーホフ、テネシー・ウィリアムズなどの戯曲にも触れてほしい気がしますが、彼らの作品は憂愁の色が濃いから……うーん。

 高校生には、精気を揮い起こしてくれるような、スケールの大きな作品を推薦したい気がします。総合的観点に立って物事を見る習慣をつけてくれるような……。プラトンの『ソクラテスの弁明』『饗宴』は高校生にも読めると思います。『風姿花伝』なんかもおすすめしたいのですが、高校生には少し難しいでしょうね。『竹取物語』『更級日記』『雨月物語』は、通して読むといいと思うけれど、古文の勉強みたいで億劫になるかしら。

 まさに青春文学といえる太宰、坂口、織田の作品のうちのどれか。織田作之助の『六白金星』なんかは、面白いんじゃないかしら。泉鏡花、円地文子、岡本かの子の作品のどれかも入れたいのです。谷崎潤一郎の『春琴抄』『少将滋幹の母』はまとまりがいいし、高校生にも読めるのでは?

 ローデンバック、ギッシング、モーリアック、ヘンリー・ジェイムズはあまりに大人びているでしょうか? シュティフターだといいかもしれません。最近岩波文庫から出たカロッサもいいかも。モーパッサン、モーム、マンスフィールドはまとまりがよすぎて、箱庭的かな。

 手頃な長さでありながら、ダイナミズム、スケールの大きさを秘めた1編となると、ゴーゴリは外せません――『外套』『鼻』『肖像画』。バルザック、ユーゴー、ゾラは形式的にも内容的にも「手頃さ」からはみ出てしまいます。トルストイ、ドストエフスキーには手頃なものもあるけれど、彼らが本領を発揮するのは長編だから……。ジョルジュ・サンド、ゲーテ、アンデルセン、ドーデは、手頃なものが文庫であるかどうか。 

 おすすめしたいと思って再読してみると、以前とは違った感じを覚えることがあります。若い頃に感動を伴って読んだ作品、そして中年になった今読んでもみずみずしい印象を受ける作品のなかから、比較的まとまりのよい(それでいてスケールの大きさを秘めた)、品格がある作品――の収録されている本――を選ぼうと考えています。考えているうちに、夏が過ぎてしまうかもしれません。
 ⇒書きました。こちら

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