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2012年7月の34件の記事

2012年7月30日 (月)

読書感想文の書き方 No.1 - プロローグ

 当ブログにアップした記事『高校生の読書感想文におすすめの本 2012夏』にアクセスが急増しているので、なんとなく気になり、読書感想文の書き方、というフレーズでググってみた。

 すると、読書が嫌になりそうなアドバイスばかりが出て来るではないか。コピペのサイトがあることは、昨年知った。

 読書は、そんなに苦痛なものなのだろうか? 

 苦痛であるなら、苦痛にさせる原因があるはずだ。

 先生の顔色を見て書かなければいけないようなアドバイスを多く目にしたが、そうした読書及び感想文に対する姿勢がそもそも問題なのではないだろうか?

 実は、小学生のある時期、わたしも先生というか大人の顔色をうかがって、読書感想文を書いていた時期があった。そうやって仕上げた感想文は決まってコンクールでよいところまで行き、わたしは全校生徒の前で褒められた。

 大人なんて、だますのはちょろいものだ、ちょっと彼らの心をくすぐるようなことを書けば、いいんだから……と腹の中でせせら笑う、嫌な子だった。しかし心は満たされず、虚しかった。その時期は、読書自体が好きではなかった。

 ああいうことができたのは、本当に感動する作品に出合ったことがなかったからだった。自らを変容させるような、純度の高い感動をもたらしてくれる作品に出合ったとき、そんなあざとい不毛な読み方、書き方は、わたしの中から消えていった。

 だからわたしは、かつての自分と同じような書き方をした読書感想文はわかるし、同じような――何かに媚びた――書き方で文学賞に輝いた作品だってわかる。

『読書感想文の書き方』というこの記事を本格的に書き始めるのは秋か来年になりそうだが、一つだけいっておくと、本は、できれば購入して自分のものにしたほうがいいと思う。

 書店でパラパラと本をめくってみれば、内容の難しさ、わかりやすさとは別に、活字の並び具合が何となく美しいと感じられるか、そうでないかが、わかるはずだ。美しく感じられるものであれば、購入しても損はないと思う。

 本は人間と同じように、人格(本格?)がある。本を購入したり借りたりするというのは、ある人を家に招くのと同じことなのだ。

 前掲の記事で文庫しか挙げなかったのは、文庫は金額的に、比較的購入しやすいからだ。

 本を買ったら、全体をパラパラとめくって、まず雰囲気を感じとってみる。

 読むときは、興味を惹かれたり、疑問を覚えたり――といった、気になった箇所にどんどん線を引いていく。図書館から借りた場合や本を汚したくない場合は、あとで綺麗にはがせる付箋紙を利用するとよい。ノートにどんどん書き出していってもよい。

 しるしをつけた箇所をあとで読み返し、なぜその箇所が気になったのか、調べてみよう。作品の書かれた歴史的背景や主人公の置かれた環境が、改めて浮かび上がってくるかもしれない。作者独特の考え方がはっきりしてくるかもしれない。

 魅力的な作品は別の作品への架け橋となることがよくある。よい作品には、色々な興味を連鎖的にひき起こしてくれるという特徴がある。世界をひろげてくれるのだ。

〈No.1 - プロローグ〉はここまで。

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2012年7月28日 (土)

高校生の読書感想文におすすめの本 2012年夏

最新の2013年版はこちら⇒http://elder.tea-nifty.com/blog/2013/07/2013-3172.html

 今回は、短編から中編までの手頃な長さの作品を中心に、文庫になっているもののなかから13冊、Amazonで購入が可能なものを選びました。
 短い説明文は、本の解説とウィキペディアを参考にしました。
 ライン以下では、昨年のおすすめをご紹介しています。

 プラトン[紀元前427-紀元前347]は、古代ギリシアの哲学者。プラトンの作品はどれもスケールの大きな作風で、思考の美しさを味わわせてくれます。『ソクラテスの弁明』は、深みのある作品ですが、案外読みやすく、言葉の正しい使いかたを教えてくれるので、高校時代に読むにはぴったりだと思います。

 ウィリアム・シェイクスピア[1564-1616]は、イギリスの劇作家。四大悲劇『ハムレット』『マクベス』『オセロ』『リア王』をはじめとする、多くの優れた戯曲で知られています。 

 ウィリアム・ヘンリー・ハドソン[1841-1922]はアルゼンチンに生まれ、その後イギリスに渡りました。両親はアメリカ人です。ハドソンは鳥類学者でした。『緑の館』はやや長い小説ですが、鳥類学者でもあったハドソンだったからこそ書けたと思わされる、神秘的でロマンティックな恋愛小説です。

 プロスペル・メリメ[1803-1870]。フランスの作家メリメは、歴史家、考古学者でもありました。『カルメン』はオペラになった、特に有名な作品です。

 ジョルジュ・サンド[1804-1876]は、フランスの女性作家で、男装の麗人として知られました。女性権利拡張運動でも有名な人です。また音楽家ショパンとの恋愛でも知られています。

 アーダルベルト・シュティフター[1805-1868]は、オーストリアの小説家で、画家でもありました。『水晶』は、児童文学作品として紹介されることもあります。雪山で遭難しかかった兄と妹の物語なのですが、息を呑むほどに美しい作品です。

 以下は、ブクログにおけるわたしのレビュー。ご参考までに。

作者の哲学的強度を感じさせる作品4編を収めた、まるで宝石箱のような短編集。最初の作品『水晶』を、わたしは子供の頃に児童文学全集で読みました。
大自然のふところで生きる村人たち。クリスマスの祝祭のリポートから作品が始まります。ネタバレでいってしまうと、これは二人の子供の遭難と救出の物語なのです。  兄の言葉に従うときの妹の「そうよ、コンラート」という口癖が、作品を読み終えても長く耳について離れません。大人になってもそうだったので、岩波文庫に『水晶』入りのシュティフターの本を見つけたときは嬉しかったです。
 

 ニコライ・ゴーゴリ[1809-1852]は、ロシア帝国の小説家、劇作家。ロシア文学に大きな影響を及ぼした作家で、ドストエフスキーは「われわれは皆ゴーゴリの外套から生まれたのだ!」といっています。

 泉鏡花[いずみ きょうか 1873(明治6年)-1939年(昭和14年)]は、石川県金沢市に、名人級の彫工を父とし、能楽師の家系の人を母として生まれた小説家、劇作家。その生まれは、鏡花独特の美麗な文章に影響しているといわれています。『高野聖』がわたしのおすすめです。

 ハンス・カロッサ[1878-1956]は、ドイツの開業医、小説家、詩人。自伝的作品『幼年時代』の続編として読める『若き日の変転』も、岩波文庫で出ています。

 谷崎潤一郎[たにざき じゅんいちろう 1886(明治19年)-1965(昭和40年)]は東京生まれの小説家で、「大谷崎」と称された、近代日本文学を代表する一人です。様々なタイプの作品を精力的に生み出しました。源氏物語の現代語訳を手がけ、長編『細雪』は代表作とされています。わたしは今回、『春琴抄』と『少将滋幹の母』のどちらをおすすめするかで迷いました。

 坂口安吾[さかぐち あんご 1906(明治39年)-1955(昭和30年)]は、新潟県出身の小説家、エッセイスト。第二次大戦後、既成の文学に異を唱えた、無頼派と呼ばれる作家の一人で、太宰治、次にご紹介する織田作之助と共に無頼派の中心的人物とされています。読書感想文としてのおすすめは、文化論である『日本文化私観』。

 織田作之助[おだ さくのすけ 1913(大正2年)-1947(昭和22年)]は、大阪生まれの小説家。無頼派の一人で、愛称は「オダサク」。現在、大阪文学振興会により、「織田作之助賞」という文学賞が主催されています。読書感想文としてのわたしのおすすめは、主人公の個性に度肝を抜かれる『六白金星』、次に、軽妙洒脱な作風の『夫婦善哉』です。

 北杜夫[きた もりお 1927-2011]は、東京生まれの小説家、エッセイストで、精神科医でもありました。今回、わたしは『青春記』をおすすめしましたが、『どくとるマンボウ航海記』も、とっても面白いエッセイですよ。長編小説『楡家の人びと』も有名です。

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2012年7月26日 (木)

わあー、電子書籍が、う、売れました! 

『児童文学:作品集 - 1 すみれ色の帽子』『純文学:幻想短編集 - 1 杜若幻想・フーガ・牡丹』が1冊ずつ売れていました。

 どなたかわかりませんが、ありがとうございます(感涙)!

 現在、こんな具合。

児童文学:習作集 ‐ 1 卵の正体
 2012年6月21日(無料)
 ⇒29ダウンロード,閲覧数:255

児童文学:作品集 - 1 すみれ色の帽子
 2012年7月12日(税込380円)
 ⇒0ダウンロード,閲覧数:311,販売数:1

純文学:幻想短編集 - 1 杜若幻想・フーガ・牡丹
 2012年7月13日(税込200円)
 ⇒0ダウンロード,閲覧数:208,販売数:1

 だめだ。あまりの嬉しさに、今日は舞い上がってしまって、地上に降りて来られない。

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ユニークで便利なランキングサイト、「bestmania(ベストマニア)」

 株式会社エモーチオ『bestmania』運営事務局様から、ランキングサイト「bestmania(ベストマニア)」のお知らせと、相互リンクのご提案がありました。株式会社エモーチオというのは、ホットペッパー・じゃらん・ダヴィンチなどを運営する株式会社リクルートの子会社だそうです。

 訪ねてみますと、はまってしまいそうにユニークで便利な3ランキング型の検索サイトでした。大きなカテゴリから小さなカテゴリへと、検索体系がマトリョーシカ人形のように入れ子構造になっているのが面白いです。以下のサイトです〔当ブログのサイドバー「リンク集Ⅴ(インターネット)」にもリンクがあります〕。

 当ブログは「おすすめ関連リンク」の中の『厳選!本・マンガ・イラスト創作サイト』にリンクがありました。

 わたしは昨夜、同じ『厳選!本・マンガ・イラスト創作サイト』にリンクのあった以下のブログを閲覧させていただき、泣いてしまいました。わたしより何倍も頑張って書いている人がいるんだ、恥ずかしい、わたしも頑張ろうと思わされました。でも、どうか健康には気をつけてください。

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ついに今秋。

 英語嫌いの息子が、ついに今秋、仕事で海外に行かざるをえないようだ。ベルギーといっていたが、会場がオランダになったようだ。

 今回はとんぼ返りに近い短い滞在で、上司や後輩と一緒、発表もせずに済むそうで、何が何でも英語をマスターせねば、という緊迫感がたちまち、ゆるくなったかも。以前、ほんのしばらく……といわれてアメリカに行かされた人が2年帰国しなかった話など聴いていたので、息子にとっては(たぶん)負担の少ない初海外体験となるのではないだろうか。

 オランダかぁ、わたしも行ってみたいなあ。オランダに行ったことのある友人は、とにかく食べものの美味しい国だといっていた。わたしはオランダというと、オランダ東インド会社と伊万里焼との関係を思い出す。

 矢部良郎著『世界をときめかした伊万里焼』(角川書店、平成12年)によると、中国磁器を輸入しにくくなった1959年、オランダ東インド会社は景徳鎮窯への発注に替えて、まだ技術が未熟だった伊万里焼に大量の発注をかけてきた。そして1660年代に、伊万里焼は造形も図様も大転換を遂げたという。

 オランダの画家というと、レンブラント、フェルメール、ゴッホを思い出す。エッシャーは夫が好きだ。

 哲学者・神学者のスピノザは、大学時代にほんの少し齧ってみた。『中世の秋』で著名なオランダの歴史家ホイジンガも、一度著作に触れれば、忘れられなくなる人物だ。

 最近、夢中になって読んだ、オランダの児童文学作家テア・ベックマンの『ジーンズの少年十字軍』。絵本作家のレオ・レオニ。

 第二次大戦中、収容所の露と消えたアンネ・フランク、エティ・ヒレスムは、すばらしい日記を残した。

 話は変るが、昨日、大きな書店に出かけて、「高校生の読書感想文におすすめの本 2012年夏」を書く準備をした。

 こう暑いと、全くクーラーなし、というのはたまらない。わたしが我慢できそうなとき、家族が我慢できず、家族が我慢できるとき、わたしが我慢できなかったりして、結構入れてしまう。

 だが、昨年のように医師からクーラーを入れるように忠告されてからそうするより、このほうがいいかもしれない。我慢しすぎたら、胸とおなかが重くなって、靴を履くのが難しくなるくらいに足が腫れてしまったりする。近頃、外出時にいつも足が痛い。足に優しい靴だから、普段は痛むことなんてないのに。昨日は、足の表も裏も腫れ、歩くと摩れて痛かった。

 球児たちは今日も頑張っているなあ。 

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2012年7月24日 (火)

検索ワード/フレーズ「読書感想文 高校生 おすすめ」で、訪問者数急増

 当ブログの訪問者数はだいだい日に250くらいですが、このところ急増し400を超えています。よく目につく検索ワード/フレーズは「読書感想文 高校生 おすすめ」。アクセスが急増したのは以下の記事。

 他に中編部門、長編部門の記事もあるのですが、アクセス数は多い方から①短編 ②中編 ③長編 の順となっています。ちなみに、それらの記事でおすすめした本を以下にご紹介。

短編部門・ベスト3(ポプラ社「百年文庫」から)
①ヴァーグナー『ベートーヴェンまいり』(百年文庫13 響)
②夏目漱石『琴のそら音』(百年文庫31 灯)
③ピランデルロ『よその家のあかり』(百年文庫26 窓)

中編部門・ベスト1
http://elder.tea-nifty.com/blog/2011/08/post-286a.html
①トーマス・マン『トーニオ・クレーガー』(河出文庫)

長編部門・ベスト5
http://elder.tea-nifty.com/blog/2011/08/post-ad1a.html
①ロマン・ローラン『ジャン・クリストフ』(岩波文庫)
②トルストイ『戦争と平和』(新潮文庫)
③ドストエフスキー『罪と罰』(新潮文庫)
④マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』(新潮文庫)
⑤円地文子訳『源氏物語』(新潮文庫)

 高校生の読書感想文関係でアクセスが増えるのは、これまでは8月に入ってから――それも盆過ぎ――だったのですが、今年は先月から増え、出足が早い印象です。なぜでしょう? 訪問者は高校生を想像しているのですが、もしかしたら、どの本で感想文を書かせようかと迷っている先生方だったりしてね。

 せっかく来ていただいて古い記事しかないのは申し訳ない気がするので、「高校生の読書感想文におすすめの本 2012年夏」を書こうと思い、一昨日からリサーチしていました。

 今回は、短編から中編までの手頃な長さの作品を中心に10編ほど、文庫になっているもののなかから、Amazonで新品の購入が可能なものを選びたいと思っています。

 プラトンとギリシア悲劇からどれか……も入れたいのですが、ギリシア悲劇よりもシェークスピアの方がとっつきやすいかしら。チェーホフ、テネシー・ウィリアムズなどの戯曲にも触れてほしい気がしますが、彼らの作品は憂愁の色が濃いから……うーん。

 高校生には、精気を揮い起こしてくれるような、スケールの大きな作品を推薦したい気がします。総合的観点に立って物事を見る習慣をつけてくれるような……。プラトンの『ソクラテスの弁明』『饗宴』は高校生にも読めると思います。『風姿花伝』なんかもおすすめしたいのですが、高校生には少し難しいでしょうね。『竹取物語』『更級日記』『雨月物語』は、通して読むといいと思うけれど、古文の勉強みたいで億劫になるかしら。

 まさに青春文学といえる太宰、坂口、織田の作品のうちのどれか。織田作之助の『六白金星』なんかは、面白いんじゃないかしら。泉鏡花、円地文子、岡本かの子の作品のどれかも入れたいのです。谷崎潤一郎の『春琴抄』『少将滋幹の母』はまとまりがいいし、高校生にも読めるのでは?

 ローデンバック、ギッシング、モーリアック、ヘンリー・ジェイムズはあまりに大人びているでしょうか? シュティフターだといいかもしれません。最近岩波文庫から出たカロッサもいいかも。モーパッサン、モーム、マンスフィールドはまとまりがよすぎて、箱庭的かな。

 手頃な長さでありながら、ダイナミズム、スケールの大きさを秘めた1編となると、ゴーゴリは外せません――『外套』『鼻』『肖像画』。バルザック、ユーゴー、ゾラは形式的にも内容的にも「手頃さ」からはみ出てしまいます。トルストイ、ドストエフスキーには手頃なものもあるけれど、彼らが本領を発揮するのは長編だから……。ジョルジュ・サンド、ゲーテ、アンデルセン、ドーデは、手頃なものが文庫であるかどうか。 

 おすすめしたいと思って再読してみると、以前とは違った感じを覚えることがあります。若い頃に感動を伴って読んだ作品、そして中年になった今読んでもみずみずしい印象を受ける作品のなかから、比較的まとまりのよい(それでいてスケールの大きさを秘めた)、品格がある作品――の収録されている本――を選ぼうと考えています。考えているうちに、夏が過ぎてしまうかもしれません。
 ⇒書きました。こちら

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2012年7月23日 (月)

福島第一原発の工事で、下請け会社の役員が被曝量を低く偽装

 21日付朝日新聞朝刊によると、東京電力が発注した福島第一原発の工事で、昨年12月、下請け会社「ビルドアップ」の役員が被曝線量を少なく見せかけるため、作業員に鉛のカバーで放射線の線量計を覆うように指示していたという。

 ビルドアップというのは、福島県の中堅建設会社だそうだ。以下は新聞記事中、市田隆氏による記事後半部より引用。

事故後の福島第一で放射線を浴びた作業員は今年5月までに約2万2千人。東電の集計によると、平均の被曝線量は東電社員の方が高いが、人数では8割以上が社員以外だ。
 今回の問題の深さは、原発に依存した労働構造にもある。下請け会社の役員は、線量限度を超えれば仕事がなくなると繰り返し訴えた。末端の労働者に被曝隠しを強いるのは論外の行為だが、地域経済に金を落としてきた原発での仕事に頼らざるを得ない人が多い現実を物語っている。
 この中で、発注者の東電の役割は重要だ。元請け会社任せにせず、率先して安全管理を厳しくしない限り問題解決はない。再発防止がかけ声だけで終われば信頼回復はあり得ず、原発再稼動を訴える資格もない。

 昨年3月に福島第一原発3号機のタービン建屋で電源復旧作業中だった3人が汚染水に浸かって被曝(そのうち2人は長靴を履いていず、くるぶしまで汚染水に浸かった)、病院に運ばれ、退院したと報じられた。その後、3人の健康状態はどうなのか。ずっと気になっているのだが、ネットでリサーチしたところで、確かなことはわからない。労働基準法違反に当たる18歳未満の就労も見つかっている。

 原発作業員の安全をないがしろにしたニュースに接するたび、絶望的な気持ちにさせられる。だが、脱原発デモのニュースなど観ると、よけいに気が滅入ってしまう。

 若い人々であればともかく、年齢がいっているのに、福島第一原発の事故で初めて原発問題を知ったなどという、あまりに無知な、基本的に自分のメリットにしか関心のないような近視眼の人々がどれほどの人数デモに加わったところで、集団ヒステリーの原因になるくらいのことしか招くまい。以前から地道な活動を続けて来た、信頼に値する人々の割合は、如何ほどだろうか。

 エネルギー問題は行き詰っているように見える。再生エネルギーは到底主力とはなりえない。火力発電への依存が大きく高まった結果、2011年度の輸入量はLNG(液化天然ガス)輸入が大幅増加したという。石油は、中東情勢の影響で原油価格が高騰し、輸入量は前年より減ったが、輸入額は増加。そして、財務省が4月19日に発表した「貿易統計(速報)」によれば、2011年度のわが国の貿易赤字は過去最大の赤字を記録したという。日本経済は本当に厳しい状況下にあるのだ。

 日本経済の厳しさを、庶民の一人として、昨年の夏、定年退職した夫と共に嫌というほど味わった。夫の窮状がわかっていながら、病人で、働けそうにわたしの心情としてはもう神頼みしかないと思うところまでいき、(気分転換も兼ねて)産土にある祐徳稲荷神社の萬子媛にお願いに行ったほどだった。

 とにかく、多くの資格や経験を求める癖に、その給料ではとても暮してはいけないような求人ばかりが目についた。ハローワークではなぜか、公的機関からの求人はすぐに引込められる傾向にあった。尤も、定年後の夫は年齢だけでアウトという場合が多かった。よく求人を出してくる、何とか雇って貰えそうなところといえば、ブラック企業――という現実があった。

 ブラック企業とわかっていながら、ホームレスになるよりはましだと思って入社を決める人々も、今は多いことだろう。前掲の記事に出てきた下請け会社は、いわゆるそうした企業のうちの1社ということだ。求職活動の過酷さは、日本経済の落ち込みをそのまま映し出しているように思えた。

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2012年7月22日 (日)

夏にぴったり、南蛮漬け

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 綺麗な鯛が4尾、安く出ていました。塩焼きにしようかなと思い、おなかの中を出して貰いましたが、小ぶりだったので、南蛮漬けにしました。普段は、1パックに沢山入っている小鯛か小アジで作ります。以下は作り方。

  1. ニンジン1本(大きいものなら半分)、玉ねぎ1個を千切りにしてパットにひろげておく。
  2. 魚に薄く小麦粉をつけてからりと揚げ、油をきって①にのせる。
  3. 酢・しょうゆ各1/2カップ、酒大さじ1を鍋に沸騰させ、②にかける。
  4. ③が冷めたら、冷蔵庫で冷やしておく。

 この日は急な用事ができて、南蛮漬けを作ったところで時間切れ。冷蔵庫に入れて出かけ、家族で外食しました。翌日は南蛮漬けをメインにした夕飯でしたが、よく味が滲み込み、冷えていて、抜群の美味しさでした。

 昨日は、過日作ったバジルソースの余りをサワラのムニエルにかけたら、家族にヒットしました。

 バジルソースは肉や茹でたじゃがいもなんかにかけても美味しいですが、やっぱり一番美味しいと思うのはバジルパスタ。2回目のバジルの収穫のときを首を長くして待っているところです。

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2012年7月20日 (金)

Notes:不思議な接着剤 #83 『フラウィウス・ヨセフス伝』(ヨセフス1) ①ヨセフスの履歴

 ロドルフ・カッセル他編著『原典 ユダの福音書』(日経ナショナル ジオグラフィック社)の読書に挫折してから、このノートが止ってしまっていた。その間に、『不思議な接着剤』で活躍する子供たちの一人、少女の瞳が綴った日記――という設定の児童文学作品――をパブーで電子出版した。
児童文学:作品集 - 1 すみれ色の帽子

 購入者は現在ゼロだが、そのうち奇特な人があらわれるかもしれない。

『原典 ユダの福音書』をなぜわたしは読めなかったのか? 夢幻的なムードがあり、そのムードをどうしても受けいれることができなかったのだった。同じようなことが時々起きる。ギリシア悲劇作家エウリピデスの著作、なかでも『バッコスの信女たち』はわたしにはどうしてもだめである。どのみち、『原典 ユダの福音書』は図書館に返してしまったので、当分は棚上げとしよう。

 ミレーユ・アダス=ルベル著『フラウィウス・ヨセフス伝』(東丸恭子訳,白水社,1993)も5日後に返却が迫っている。今回で読破するのは無理だが、次に借りるときのためにも、ノートをとっておくことにした。

 ユダヤが独立して存在していた時代について知りたいと思い、またキリスト教成立の背景を探ろうとするとき、貴重な歴史家として立ち現れて来るのがヨセフスである。伝記の本文に入る前に、ヨセフスの履歴が示されている(11頁)。それを以下にノートしておきたい。


名前……ヨセフス(Josephus)
父の名……マティアス(Mathias)
族……レヴィ族(祭司階級)
市民権……ローマ人
三つの名(Tria Nomina)……ティトゥス・フラウィウス・ヨセフス(Titus Fravius Josephus)
生誕地……エルサレム、誕生の日時……カリグラ帝の治世の一年目(後三七年頃)
職歴……ガリラヤの総指揮官、通訳、歴史家(皇帝の年金受給者)
家庭……結婚歴四回、子供三人(ヒュルカヌス、ユストゥス、シモニデス・アグリリッパ)
学歴……ユダヤ学(五一〜五三年……サドカイ派、パリサイ派、エッセネ派のサークル)
                  (五三〜五六年……隠者バンヌスに指示)
             ギリシア語の勉学……文法、文学
言語……ヘブライ語、アラム語、ギリシア語、ラテン語
軍歴……ネロの治世の一二年から一三年(六六〜六七年)までユダヤ軍のガリラヤ指揮官
居住地……ローマのウェスパシアヌスの宮廷
著書……『ユダヤ戦記』『ユダヤ古代誌』『アピオーンへの反論』『自伝』

 ヨセフスはエルサレムの名家に生まれた神童で、大祭司たちや町の指導者たちが律法の知識を得るために彼の家にやってきたという。

大祭司あるいはコハニーム(訳注=コーヘンの複数形)はレビ族に属していた。「神との契約を守る」高次の使命を帯びていたため、旧約の時代には土地を受けることがなかった。このレビ族からアラムの息子たち、アロンとモーセが出、唯一アロンの子孫、長兄のみが「主に祝福される人びと」たる大祭司となりうるとされコーヘンの肩書をもつことを許された。
 祭司階級は代々厳しい世襲制を敷いていた。「歴代史」(前四世紀以降の作と推定される)によればダビデ王は年老いてからレビ族を調査し、それをいくつかの組に分けたとされる。こうして、レビ族内部でアロンの子孫たちは籤により二四の祭司組に分けられ、その筆頭にイェホヤリブの組が置かれた。ヨセフスの時代、この区別はまだ存続しており、彼は第一の組でも著名な家系に属していることを誇りにしていた。(…)
 ダビデの王国消滅後も本質的に祭司的性格を有していたユダヤの貴族階級は、真の貴族として独自の婚姻法をもちづづけていたとヨセフスは記している。
” (13-14頁)

 乳離れした全ての子供は祭儀とさまざまな典礼に参加し、言葉がしゃべれるようになると、勉学が始まった。ユダヤの教育において、家庭、シナゴーク、学校教育に断絶はなかったとされ、父親の役割は重要だった。父親はトーラを教えなければならなかった。生活と一体化した宗教教育を通して、ヘブル語の教育がなされた。

 現代でもユダヤ人の学者は多いとされるが、それはユダヤで古代から徹底して行われてきたという教育の賜物なのだろうか。

 13歳になると、神の掟を守り、大人のサークルに受け入れられたというが、青年となったヨセフスは、当時のユダヤを三分していたパリサイ派、サドカイ派、エッセネ派のうち、どれかを選択するために、三つの宗派を体験し、さらに16歳から19歳まで荒野において隠者バンヌスの教えを受けた。

 ユダヤの宗派の風通しのよさに驚かされる。また学問では老いも若きも平等で、大祭司や町の指導者が14歳のヨセフスに律法に関する教えを受けに来たという。洗礼者ヨハネを連想させる隠者バンヌスという人物にも、興味を掻き立てられる。

 こうしてヨセフスの伝記を読んでいって初めて、わたしは新約聖書におけるイエスの生活情景を頭のなかで思い浮かべることができた。

 そして、この読書とは関係なく、唐突な疑問が浮かんだ。イエスはマタイ伝で大工の子といわれているが、大工といっても、もしヨセフが神殿の建築に従事するような石工職人だったとしたら、イメージが違ってくる。

 ユダヤで家庭教育が重要視され、父親が教師の役割を担っていたことを考えると、父親の影響力の大きさを見過ごすことはできない。

 秘教的秘密結社フリーメーソンの基礎を作ったのは石工職人だとされる。伝説的起源によれば、彼らはソロモン神殿の建築家だったという。 

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ゴーヤの花

ゴーヤの花

 ベランダで育てている……というより、勝手に勢いよく育ち始めたゴーヤ。花がちらほら咲き出しました。

 プランターならまだしも、鉢が余っていたので、ゴーヤの苗でも植えてみようか、というお試し感覚だったのです。這わせているネットも、蔓植物専用ネットではありません(専用のネットをホームセンターなどで売っています)。

 グリーンカーテンにするつもりで計画的に這わせたら、期待通りのカーテンができそうです。ゴーヤの生命力は凄い。

 バジルも、もう少ししたら、バジルソースのための二回目の収穫ができるでしょう。

 ゴーヤが季語にあるのか、調べましたが、ありませんでした。グリーンカーテンになったら、日除け、日覆という夏の季語が使えます。

 夏の季語を入れて、ゴーヤの俳句を作ってみようかしら。子供たちが小学生の頃、盛んに俳句を作りましたが、始終作ってないと感覚が鈍りますね。

 詩もそうですが、たまに作りたくなって作っても、あまりよいものはできません。それは、創作全般に関していえることでしょうけれど。

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2012年7月19日 (木)

あえて、コメントをご紹介

 前の記事で、以下の過去記事に関するコメントの受付を改めて停止したばかりでしたが、気になるコメントをいただきました。

 また例外的にですが、「とおりすがりの」さんからいただいたコメントを、原文のまま、以下にご紹介します。

この作品が発表された当時の世間の反応は自分は知らないのですが、この作品が映画化された際のポスターをみる限り、たしかにかなり健全な恋愛小説として世間には受け入れられているようです。

しかし自分もマダムNさんと似たような感想を正直な所もっています。

一言で言うなら、これは「脈々の受け継がれていく死の呪い」であるのではないかとさえ思うのです。

そしてその呪いの引き継ぎ作業を行っているのは、ほかならぬ「僕」ではないでしょうか。
その僕は無神経なのか図太いのか、それとも無知なのかといったように描かれていて、それが極めて原始的な悪意のようにみえます。

ただ村上さんはこういったような呪いを描くことだけに脳があるわけではありません。呪いと祝いを司る存在が古来において同一であったように、彼はまた祝いを描くのも非常に上手です。

短編集に収録されていて、それが国語の教科書にも乗っている「バースデーガール」という作品があるのですが、お読みになられたでしょうか?

自分はこれを教科書で読んで村上さんを知り、ファンになりました。

これを読めば彼が数々の賞を取るだけに値する、引き出しの豊かな作家だということがきっとお分かりいただけるでしょう。 ”

 村上春樹の作品が教科書に載っていることを、以前、何かで読んだ記憶がありましたが、具体例は知りませんでした。国語力が充分には身についていない段階にある生徒に対して、フィーリングで読ませる村上春樹の作品を教材とするのはどうかな、と疑問を覚えました。

 コメント主には失礼な感想で、申し訳ないのですが。

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過去記事「村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ」に関するコメントの受付停止について

 先日、以下の記事に久しぶりにいただいたコメントを例外的に受付け記事で紹介したところ、この記事に関するコメントの受付を再開したとの誤解を与えたようです。

 コメントは拝読しますが、今後も以下の方針に変わりはありませんので、よろしくお願い致します。

“この記事に関しましては、意見も出揃ったと判断し、迷惑コメント対策も兼ねて、2008年9月24日午後6時をもちまして、コメントの受付は停止とさせていただきました。ご了承くださいませ。
これまでに真摯なご感想をお寄せいただいた方々には、心から御礼を申し上げます。”

 推薦書などございましたら、サイドバーからゲストブックをご利用ください。

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2012年7月18日 (水)

夫の誕生日に娘と贈った本 - 「サイフォン コーヒー プロフェッショナル テクニック」(巌泰多孝・吉良剛,旭屋出版)

 サイフォンを買って以来、サイフォンは夫のお気に入りとなりました。定年後、わたしと過ごす時間が増え、そんなふたりきりの時間によくサイフォンでコーヒーを淹れてくれます。

 娘と休日が重なるとき、夫は娘にも淹れてやっています。娘はコーヒーにミルクと砂糖を入れないと飲めませんでした、夫の淹れるコーヒーはストレートで飲めるといって、ストレートで飲みます。

 昨日の夫の誕生日の贈り物を何にしようかと娘と話し、コーヒーミルが古びてしまったので、それにしようかと見にいきましたが、買いたいと思ったものは今のわたしたちにはやや高価。コーヒー全般に触れた本とサイフォンのハウツー本のどちらがいいかを夫に尋ねると、夫は迷いつつも、「サイフォンの本!」と威勢よくいいました。

 豆は、他の珈琲専門店に比べるとぐっと安い「カルディコーヒー」で買うことが多いです。これまでに買ったなかでは、ツッカーノブルボンが気に入りました。先日買ったのは、バリとカフェアンデス。あれこれお試し中といった感じです。

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2012年7月17日 (火)

リサとガスパールのファンテープ~!

リサとガスパールのファンテープ〜!

 昨年夫が定年退職し、ポリテク通所、求職活動を経て再就職に至るまでのおよそ1年間は、様々な手続きの書類に埋もれそうな日々でした。

 何が何だかわからなくなるほどでした。

 大事な書類は夫が自分で保管します。わたしはその中で、必要なもの(わたしも時々目を通すべきもの)はコピーをとって、夫が自分で保管するほど大事ではない(しかし保管が必要な)書類と一緒に、覚え書きを添え、クリアブックに整理していきました………のつもりが、小さな書類や領収書などは下に落ちてきたりして、ごちゃごちゃになりがち。

 かといって、書類ケースなどに仕舞い込んでしまいたくはなく、時々クリアブックを開いて覚え書きを見、書類をさっと確認したいのですね。

 文具コーナーで勧められたのは、両面テープ。探すと、はがせるタイプのものがありました。

 迷っていると、書店勤務の娘が「ファンテープはどう? ちぎって貼って、はがせる、優れものだよ。ここにある洋風や和風の柄の他にも、うちにはキャラものも置いてる。プーさんとか、リサとガルパールとか……」と、いいました。

 定年後の書類の整理にプーさんの紙テープ……わたしは少しだけ抵抗したものの、キャラもののファンテープを買ってきて貰うことにしました。

 いやー、定年後の可愛くない書類には、リサとガルパールのファンテープがよく馴染みます(?)。

 ちょっとテープをはがして確認したあと、また貼ったりもできるので、重宝しています。書類を少しも傷めずにテープをはがせるのが、いいですね。苦痛だった書類整理が少しだけ楽しくなりました。

 娘がいうには、手でちぎるのがかわゆくてよいそうです。が、わたしはテープをハサミで真っ直ぐに切って使用しております。

 テープを切りながらスティッチの卓上カレンダーをふと見ると、そこにはファンテープがデザインに生かされているではありませんか。

 青いバインダーは、これから書くつもりの短編小説、短編童話に使います。

 これまでは1編に1冊のノートを使っていましたが、破ったり、間に糊付けした紙を継ぎ足したりということがあったので、頁の増減ができるバインダーを下書きに使ってみることにしました。

 例によって、ほぼ同時に小説と童話の構想が浮かび……2編同時に書けるほど、わたしは器用ではありませんってば!

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2012年7月16日 (月)

局地的外国語ブームとテレパシー

 娘は、文通相手であるフィレンツェのミケーレさんからメールが来るたびに、歓迎しながらも「返事を書かなきゃ」とイタリア語の参考書、辞書を開いて、ジタバタしている。

 ちなみにWikipediaによると、ミケーレは天使ミカエルに由来するイタリア語の男性名で、ミカエルはラテン語。

 英語ではマイケル、ドイツ語ではミヒャエル、フランス語ではミシェル、スペイン・ポルトガル語ではミゲル、ロシア語ではミハイル、フィンランド語ではミカ。

 何かこう、趣がずいぶん異なる。

 息子は仕事の関係上、来年にはどうしてもベルギーに行って(本当は今秋行かなきゃならないところだそうだが、これは何としても回避したいそうで)、英語で発表しなくてはならないという。英語嫌いの息子が、テキストを買ったり、レッスンを受けることを考えたりしているくらいだから、よほど切羽詰まっているのだろう。

 夫まで、定年後の新しい職場でたまに(単純なこととはいえ)英語で問い合わせなどあるそうで、慌てることがあるといい出した。

 わたしも何かやるべきだろうか? そりゃテオソフィーの学習のことを考えれば、英語をやらなくちゃならないのだが、カタカナを英語で綴るのさえ、かったるい。

 第一、大分弁さえ、習得できていないというのに。

 そいどころか、生まれ育った土地の方言が、近頃、あやしうなってきてくさん。こいで、よかったかにゃ?

 そういや、テレパシーではどうだっけ? 日本語のできない外国人の思いを受信したことはまだないから、正確なことはいえないが、テレパシーでは、思いがダイレクトに伝わるから、言語的不自由はない気がする。

 そう、動物の思いをダイレクトに受信したときは、日本語の標準語に自動変換されていたから、テレパシーで思いを受信(あるいは交信)する場合は言語的不自由はないはずだ。

 何匹もハムスターを飼ったから、一匹だけの思いを一回だけ受信したわけではない。ハムスターの死後の短い間を含む時間内で、豊富な内的交流を持った。

 というと誤解されそうだが、日常的にハムスターと交信していたということではない。ある瞬間にハムスターの思いが伝わってきたということが、何匹も飼ううちに重なっていったということなのだ。

 死者との交信が可能であった場合も、不自由はなかった(過去記事を参照)。ただ相手の思いは確認できても、こちらの思いがちゃんと伝わったのかの確証を得ることは難しい場合がある。相手に受信能力がなければ、一方通行に終わる。

 相手が外国人であれ、動物であれ、死者であれ、その思いを神秘主義的に受信する場合は、自分に一番馴染みのある言語の形態をとって、その思いの持つムードと共に受信されるようだ。

 彼の世では(まず間違いなく)、普通の彼の世の者たちが日常的(?)にやっていることだ。

 今から外国語の習得に励むくらいなら、自身で神秘的主義的に習得したことを、神智学の本を参照しつつ、まとめて電子本にするほうが、後世のために(?)役立つかもしれない。

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2012年7月15日 (日)

電子本作りの私的現状

 パブーで電子本の作成に熱中していましたが、予定している本を一気に作ってしまうのは無理なので、創作・読書・研究の妨げになりすぎないよう、もう少しコントロールが必要だと反省しました。

 パブーはブログ感覚で電子本の作成ができるので、楽しめますが、PDFダウンロードのことを考えて1頁に入りきれる分量にしようとすると、結構手間がかかります。

 管理画面で、PDF閲覧する場合の模擬的な確認は可能なのですが、実際とはずれが生じがちで、大抵、修正が必要となります。実際の確認を挟みながら、削ったり、加えたりしたりの作業が実に面倒。100頁を超える作品となると、うんざりしてしまうのは、わたしの場合、これが原因かな。

 また販売するとなるとおそらく、買う手続きが面倒(実際は簡単なのですが)とか、有料ということ自体に拒否反応が起きるとかで、のぞき見してくれる人は無料本より増えても、実際に購入してくれる人となると、いつ期待できるのかわかりません。これが現実であるようです。 現在、以下の電子書籍は非公開です(2013年8月16日)

  • 児童文学:習作集 ‐ 1 卵の正体
    (2012年6月21日/無料)
    23ダウンロード,閲覧数:207
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  • 児童文学:作品集 - 1 すみれ色の帽子
    (2012年7月12日/税込380円)
    0ダウンロード,閲覧数:202,販売数:0
  •  

  • 純文学:幻想短編集 - 1 杜若幻想・フーガ・牡丹
    (2012年7月13日,税込200円)
    0ダウンロード,閲覧数:60,販売数:0

 ただ、作品の保管が電子本作成の第一の目的なので、売ることに元々期待はしていませんでした。これがパン、ケーキ、苺といったナマモノと考えれば、すぐに売れないと焦る気持ちにもなります。

 が、工芸品――それも例えば宝石細工など――と想えば、ショーウインドウで長いときを過ごすのも当然といった気持ちになります(それにしては値段がナマモノの……)。
 まあ、そのどちらでもなく、ネーム・バリューなしの個人の本なわけです。逆のいいかたをすれば、ここでしか買えない本……。

 『すみれ色の帽子』の閲覧数が多いのは、児童文学ということから来た結果なのか、この中で一番高価ということから起きた現象なのか、わかりません。無料にすれば、結構多くのかたがダウンロードしたり、読んでくださったりといったことを期待できそうな気もしますが、今のところ『すみれ色』の無料化の予定はありません。

 以下は、過去記事でもお知らせしましたが、近々公開したいと思っている電子本のリストです。この中で、『純文学:幻想短編集‐2 茜の帳(萬子媛抄・祐徳稲荷神社にて)』は無料の予定です。スキャンによる文字化けの修正に嫌気がさして作業を中断していましたが、創作に差し支えない程度に急ぎたいと思っていますので、どうかご期待くださいね。

  • 純文学:幻想短編集‐2 茜の帳(萬子媛抄・祐徳稲荷神社にて)
  • 純文学:幻想短編集‐3 昼下がりのカタルシス
  • 文芸評論集‐1 村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち
  • 歴史エッセー集‐1 卑弥呼をめぐる私的考察
  •  

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バジルパスタ

 昨日の夕飯は、作ったばかりのバジルソースを使ったバジルパスタでした。

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 写真によって別物に見えますが(上が娘、下がわたし。いずれも携帯で撮影)、同じパスタの写真です。

 葉っぱのままだと数枚食べるのが限度なのに、オムレツにしたり、バジルソースにしたりすると、驚くほど沢山の葉っぱが食べられ、ヘルシー気分。家族はバジルパスタが大好きで、残り物を冷蔵庫に入れておくと、翌日家族で奪い合いが起きるほど。

 バジルは収穫したのと同じくらいの量が元気にプランターで育っているので、もう1回バジルソースを作ることができます。

 分量、木の実の種類はそのときによって違いますが、昨日は、バジル50g、松の実・カシューナッツ30g、にんにく1片、オリーブオイル2/3カップ、塩5g、胡椒――で作りました。

 木の実は、松の実とカシューナッツだとねっとりとした感じになるので、次回はピスタチオも入れてみようと思います。

 にんにくをもう一片増やし、オリーブオイルはこの葉っぱの量にはちょっと多い感じがしたので、1/2カップでいいかな。塩はオリーブオイル2/3カップには少ない気がしましたが、塩・胡椒はあとで調整できるので、これくらいでいいかも。粉チーズは食卓で、各自好きなだけ、かけることにしています。

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2012年7月14日 (土)

作り立てのバジルソース

作り立てのバジルペースト

収穫したバジルから、茎と傷んだところを除くと、50グラムでした。

ところで、九州北部を中心に甚大な被害をもたらした大雨は今は小康状態のようですが、まだ油断はできないようです。

河川が次々に氾濫して、テレビで観ていると、家々の屋根しか見えなかったり、川か道かもわからないところや、田畑が池のように見えるところなどがあって、水が引いたあとの修復作業も大変だろうなと思います。

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いざ、バジルソース

いざ、バジルペースト

バジルを探しに行ったお店に苗が見あたらなかったので、種から育てたバジル。茎や傷んだところを除けば、何グラムになるかしらね。

木の実は、松の実とカシューナッツを使おうと思います。

バジルはもう1回、収穫の予定。

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雨がやまない

現時点で、ここは大したことはないとなると(と書いたとたん、大きな雷鳴)、以前いた町、日田市に関するニュースが特に気になる。午前6時5分、花月川が氾濫したという。有田川も川から水があふれているらしい。自然と街並みが美しく調和した町であるだけに、自然災害にも遭いやすいのか? うちも日田市にいたとき、台風被害でひどい目に遭った。

川があふれて避難しようにも、避難所によさそうな高いビルがあまり見当たらないという不安が……。市民には、外出を控え、家の2階以上の安全な場所に移動するようにという注意が出されたらしい。

中津市の山国川上流部でも氾濫が発生したそうだ。濁流に水鳥が2羽(泳いでいたのか、流されていたのか?)、顔を出していた。その後のニュースで、(午前8時過ぎに8メートル21センチを観測したあと)水位計が壊れたと伝えていた。

大分県以外でも、熊本県、佐賀県、福岡県などで、避難指示・避難勧告が次々と出されている(午前11時、九州北部で23万人に避難指示)。

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胸部圧迫感に1噴霧

胸部圧迫感に1<br />
 噴霧

朝も昼も夜も、可能な限りパソコンに貼りつくようにして電子本作り。

めまいがしなかったので、儲けものと思っていたら、ぐるじいわ……(>_<)
圧迫感。

ミオコールスプレーはダイレクトに効くので、頼もしい。

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パブー3冊目のご報告。エールありがとうございます。

 ※現在、以下の電子書籍は非公開です(2013年8月16日) 

純文学:幻想短編集 - 1 杜若幻想・フーガ・牡丹
マダムN
バブー
発売日:2012-07-13

 パブー3冊目、電子書籍の有料販売としては2冊目となります。これは予定通り税込200円です。

 近々パブーで電子書籍の出版を予定しているのは以下。

  • 純文学:幻想短編集‐2 茜の帳(萬子媛抄・祐徳稲荷神社にて)
  • 純文学:幻想短編集‐3 昼下がりのカタルシス
  • 文芸評論集‐1 村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち
  • 歴史エッセー集‐1 卑弥呼をめぐる私的考察

 8日に武田M様から村上春樹『ノルウェイの森』に関する過去記事にコメントを頂戴し、エールを送っていただいたので、評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』の電子書籍化を頑張ろうと思いました。以下に、武田M様のコメントをご紹介します。

〔引用ここから〕……
ノルウェイの森の分析、とても興味深く拝読しました。
村上作品は幾つか読んでいますが、せいぜいそこそこ面白いSF小説という印象しかなく、海辺のカフカに至っては支離滅裂のSF小説だと思い、このどこがいいのだろうと感じていました。
マダムNさんは本稿で、極めて理知的、解析的にノルウェイの森の問題点を抉り出しており、「なるほど、その通り!」と、快哉を叫びました。一層のご健筆をお祈りします。
……〔引用ここまで〕

 評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』に関しては、わたしの以下の過去記事で触れたような動機から電子書籍化を計画しています。

 『ノルウェイの森』に登場する直子の病気が統合失調症だったのかどうか、作中では明らかにされていませんが、長く統合失調症を患って今年の1月に亡くなった女友達を連想させられる描写に、村上春樹の作家としての力量を感じないわけにはいきません。

 それでもなお、『ノルウェイの森』には引っかかるところがあって、やはりわたしには複雑な気持ちにさせられる作品であることに変わりはありません。村上春樹の作品とは関係がありませんが、以下のカテゴリーに、女友達の死から間もない頃に書いた記事を収録しています(内容的に乱れがあります)。

カテゴリー「詩人 、行織沢子の死」 現在、この記事は非公開です。

 ところで、以下のテレビ番組はわたしにはショックでした。日本の精神医療はこれから一体、どういった方向へ進むのでしょうか。

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2012年7月13日 (金)

パブー2冊目!

 ※現在、以下の電子書籍は非公開です(2013年8月16日) 

児童文学:作品集 - 1 すみれ色の帽子 マダムN
バブー
発売日:2012-07-12

 初めての有料電子本です。税込380円! 高い? 愛着のある作品なので、ごめんなさい。埃を払う必要もなければ、黴が生える心配もなく、さりげなく飾っておける電子本ってありがたいですね!

 しばらくは電子本の作成に熱中しそうです。本当は「幻想短編集 - 1」のほうが先に来るはずだったのですが、確認作業で何と落丁本だとわかり、後回しになりました。PDF用に、行がはみ出たぶんを手直しする過程で、抜け落ちてしまったようなのです。気をつけなくては。修正完了しましたが、こちらの公開は1日くらい置こうと思います。

 創作と読書も続けなくてはならないので、時間がいくらあっても足りません。かといって、ちょっとオーバーワークになっただけで、すぐに目が回るしね。困ります。エミール・クストリッツァ監督の名作映画『アンダーグラウンド』を観に行ったので、これの感想も書きたいところです。

 追記:キンドルストアで販売しています。(2013年9月19日)

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2012年7月12日 (木)

悩ましいパブーのPDF禁則処理

できれば今日、遅くとも明日にはパブーで有料の電子書籍を2冊公開したいと思っている。で、ウェブ閲覧中心に作成した作品を、PDFでも確認しておく必要を感じてダウンロードしてみた。

すると、PDFでは終わりのほうの数行がはみ出たりしたりしており、また禁則処理が行われていないため、非常に見苦しかった。

PDF出力オプション設定で本のタイプを「文章中心」にすると、禁則処理を行うことができるとわかり、設定してみた。

ところが、全体の見かけが縮んだ感じになり、禁則処理のうまくいかない箇所が出てきたりもするため、かえって読みにくい。

うーん。

……結局、標準設定に戻した。はみ出た行を手直し中。

ところで、県内や熊本県などで大雨の被害が出ている。

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2012年7月11日 (水)

サラダにちょっとバジル

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明日辺り、プランターのバジルをごっそり摘んで、バジルペーストを作ろうと思っています。ナッツは今回は何を使おう?

昨日はサラダにちょっとだけ使いました。これだけでも、バジルの強い香りがします。白いものはクリームチーズです。それに軽く塩を振りオリーブ油、黒胡椒。

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2012年7月10日 (火)

只今、国会中継中……民主党には綱領がない。

電子書籍作りに夢中になりすぎ、また目を回したりしていたが、現在参院予算委の中継中で、最初の質問者は川口順子氏だった。

川口氏はよく整理された貴重な質問を行うので、体調がもう一だが、川口氏の質問だけでも視聴したいと思い、テレビをつけた。

川口氏は、民主党内の意見がバラバラで、まとまらない原因がどこにあるかを指摘した。

その原因は、民主党に綱領がないことだと。

憲法は国の形、法的な表現であるが、憲法に対する党としての考えを持たない民主党には政権与党力がない、政党として欠陥があることを指摘。

民主党に政権を任せることの心細さはここにあったのだ。党綱領がないなど、およそ考えられない話ではないか。

オソロシイ……。我々国民は、舵もない船に乗っているのだ。

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2012年7月 7日 (土)

電子本を初販売しようとして臆病風に吹かれ

 昨日まる一日かけて、「純文学:幻想短編集‐1 杜若幻想・フーガ・牡丹」という電子本を完成させ、200円という価格をつけて公開したまではよかったのですが、その直後、「こんな貧弱な内容に200円も払わせた!」というクレームが来たらどうしよう……と臆病風に吹かれてしまいました。

 どれも短い作品ですし、この手の作品、わかる人にはわかるだろうけれど、いや、豚に真珠というわけではないけれどわからない人にはわからないだろうし。試し読みを2頁設定して、1頁は元原稿の400字詰換算枚数と発表誌(同人誌)を紹介した頁、もう1頁は「牡丹」の山場に入る手前の頁にしました。

 公開したあとで、校正不足ではなかったかとか、あれこれ心配になり、幸いまだ閲覧者もいないようだったので、非公開設定に戻しました。もう少し時間が経ってから販売することにしたのです。どーせ売れっこないのに。

 ところが、わたしが非公開設定にするほんの少し前に、お1人閲覧者があったことがあとでわかりました。あーあ。教訓=販売は本の完成から少し時間を置いてから行うこと。

 気分次第で、予定していた本の公開順序は入替わります。無料と有料が混じっていくと思います。現在、完成した前掲の他には、以下の本を作成中。

  • 文芸評論集‐1 村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち
  • 歴史エッセー集‐1 卑弥呼をめぐる私的考察
  • 純文学:幻想短編集‐2 茜の帳(萬子媛抄・祐徳稲荷神社にて)

 偉そうなタイトルばかり。文芸評論集‐2では、当ブログで公開している他の短い評論を集めたいと思っています。そういえば、芥川賞候補が発表になりましたね。変なタイトルが多くて、読む気が失せるのですが、「ひっ」とか、あんなタイトルにしなければ、本が売れないのでしょうか? 「河童日誌」というのは、児童文学ではないのですか? 気が向けば、また受賞作の感想を書こうかな。

 エッセーは分野別に本にしたいと考えています。電子本の作成はわたしの場合、作品保管の目的も兼ねているので、分野別の整理番号が必要なのです。

 パブーは、ブログ感覚で本を書いていくことができるので、初心者には使いやすいですよ。管理画面で操作確認の際、飛び出してくるウサギに癒されます。エンピツ担いだハリネズミも愛らしいですし。また本を購入する場合は、「おさいぽ!」という銀行振込、ゆうちょ振替、コンビニ決済などできる便利なシステムがあり、とっつきやすいサービスだという感触です。

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2012年7月 5日 (木)

空間にたなびく小旗の群れ

 この記事は、心臓の発作にニトロのスプレーを使った記録に続けて書いていたものをとり出し、加筆したものです。

 わたしの目の前に、図書館から借りたジョルジュ・サンド「ちいさな愛の物語」があります。この中に『バラ色の雲』があるのを知ったからですが、昔読んだ気がして読んでみたくなったのです。

 ジョルジュ・サンドの作品はなつかしい。最も読書を楽しんだ中学時代に、サンドの作品を多く読みました。彼女の書くような、何といいますか、善良という核のある作品は若い頃には特に貴重だと感じます。

 世の中、本当におかしな人間が多くなって、彼らにつける薬はないのかもしれませんが、わたしはせめてこちらが彼らに内面まで侵されないよう、よい小説を読みたいのです。

 薫り高く高揚した精神状態はオーラの状態をよくしてくれます。

 神秘主義の修行者は敏感になるゆえに心臓に異常を起こしやすい時期があると、前にこの方面の本で読んだことがありました。

 目に見えない悪い影響から身を守る方法も読んだことがありました。

 人間の思いも有害な影響物となりえます。勿論、その逆も然りです。

 神秘主義者には思いが形態として見えることもあります。想念形態と呼ばれています。

 わたしは以前、面白いものでは、沢山の小旗が弓状に連なって見える想念形態を目撃したことがありました。小旗は鮮やかな青色とオレンジ色からなっていました。

 そのときわたしは、ユーモアとアイディアに溢れる高齢の女性と電話で話していました。

 彼女は文学と歌うことが趣味で、声楽の発表会のときに着る服を自分で作ります。あるとき、気に入った生地を買ってきて作り始めたら、生地が足りなかったことに気づいたそうです。腕1本分が足りませんでした。

 彼女はそれをデザインとしました。彼女の自伝には、ローマ時代の服みたいに見える片腕がむき出しのドレスを着た上半身の写真があります。

 そのときに何を話していたのかは、全く覚えていませんし、そのときに見えた想念形態が何を表現していたのかもわかりません。その輝かしい小旗の群れは、たっぷり2分間は空間にたなびいていました。

 しばらくして、別の幾何学的なくっきりとした想念形態も観ましたが、色の鮮やかさ以外はよく覚えていません。

 アニー・ベサントとC・W・リードビーターの共著による“Thought‐Forms”(田中恵美子訳『―想念形体―思いは生きている』神智学協会日本ロッジ、昭和58年)には、観察された沢山の想念形態のイラストがあり、解説があります。

 それによると、あらゆる想念形態が出来る場合には、思いの特性は色を、思いの性質は形を、思いの確実さは輪郭の明瞭さを決定するという三つの一般的な原則があるそうです。

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2012年7月 4日 (水)

整形外科受診

両膝の触診。2ヶ月前の受診時、右膝が腫れていたそうだ。そういわれた記憶はないが、膝が腫れていると感じることはあった。今日は腫れは引いているのだそう。

両膝の腫瘍は、触ってわかるくらいに成長している。もうとうにまともな正座はできなくなっている。

しかし先生によると、今では床にまともに座ろうとすること自体が無理な状態であるため、遠慮させて貰うのが一番だが、どうしても座らなくてはならない場合は、座布団を挟むなどの工夫が必要だそうだ。田舎の葬式なんかが最悪だわね。

しゃがんだ状態から立ち上がるのも――おそらく同じ原因で――大変なのだが、ポールや手すりなどのつかまるものがなければ、しゃがんだまま途方に暮れることがある。

杖の携帯が必要かもしれない。関節の調子が悪かったときに購入したので、一応持っている。

歩くのはごく普通にあるけるのだが、膝がうまく曲がらないため、椅子がないと、苦労する。和式便器なんかが最悪だが、幸いつかまるためのポールのあるのが普通だ。

この点についても、先生にお尋ねすればよかった。しゃがんだら立ち上がるのに苦労するということと、その対策について。次回は忘れないようにお尋ねしよう。この両膝は、いずれ手術が必要になるのだろうか?

五十肩は「まだまだばい。ひたすら運動するしかなかね」と、いつもの佐世保弁で先生。先生は驚いたときは標準語に戻られるので、方言使いは先生の趣味、あるいは演出と思う。

出そうかといわれた塗り薬は、めったに使わないので、まだあり、出して貰わなかった。気休めのための薬かと思っていたら、患部を改善する効果があるそうだ。

「あいどん、Nさんは皮膚が弱かけんね。無理にとはいわんばってん、無理のなか範囲で使うてみて」と先生。

次回は3ヶ月後の10月10日。内科が同じ10月に予約が入っているので、合わせようとしてくださったが、既に予約でいっぱいみたいだったので、合わせていただかなくても構いませんよ、といった。

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胸の圧迫感に1噴霧

胸の圧迫感に1<br />
 噴霧

これで総噴霧数は13。

雨が降り続いています。

薬が効いてきました。胸から左肩、左腕の先まで涼しくなっていきます。血の通りがよくなることが、涼しいという感じを与えるのでしょうね。

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2012年7月 3日 (火)

心配なニュース

 大雨・雷・洪水・高潮警報が出たのをネットで確認はしていましたが、わたしの住んでいる辺りはそれを感じさせるようなことはなかったので、ろくにニュースも観ませんでした。

 ついさっき日田市、中津市などで大変だったことを知り、慌てています。

 何? 日田市で堤防が決壊?

 日田でお世話になった方々に被害はなかっただろうか、と心配になりました。

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おすすめ暑中見舞いテンプレート・イラスト2012

  従来の夏らしさがなくなりそうな不安がありますが、それを吹き飛ばしてくれそうな夏らしさに満ちた暑中見舞いテンプレートを鑑賞しているうちに、わたしも暑中見舞いを出したくなってきました。そして、初パブーの宣伝でもしようかしら。

  • 暑中見舞いペペロ
    http://pepero.sakuraweb.com/
    「夏休み」と題された子供のイラストが児童文学の挿絵を連想させます。「スイカ」のイラストがお洒落。「和風暑中見舞い」シリーズは折り目正しく、涼しげで、恩師に出したくなりました。
  • individual locker : 個人専用ロッカー
    http://www.individuallocker.com/
    異彩を放つロッカー様のイラスト。暑中見舞いテンプレートに「ペンギンくん」が新しく加わっています
  • ポストカード&フレーム印刷用無料素材*花のポストカードやさん本館*
    http://postcard.saloon.jp/
    花や雑貨を撮影の対象とした写真素材がテンプレートに生かされています。
    「夏・暑中見舞い・残暑見舞い №10」には、白クマの置物に「布と糸の素材集」からのワンポイントをあしらったテンプレートがあり、使ってみたいなあと思いました。
  • 「暑中お見舞いわんパグ」夏のイラスト
    http://www.wanpagu.sakura.ne.jp/
    イラストの愛くるしさ、印刷したときの色合いの美しさは、絶賛に値します。
    「オオハシ」の緑色が美しい。
  • 「赤ずきんちゃんのかわいい☆はがき」
    http://akazukin.biz/print.html
    ひまわりをテーマとしたシリーズが印象的。リリカルなメルヘンの世界……夏を慈しみたい想いを女友達と共有したいときにぴったりです。
  • 夏の色 暑中お見舞い
    http://www.natunoiro-print.flop.jp/
    以前もご紹介しましたが「エーゲ海ミコノス島」は、何度も鑑賞したくなります。このイラストを暑中見舞いに使えるなんて、贅沢な話ですね。「ハイビスカスと水晶」もすてき。
  • 暑中見舞い桜屋
    http://natusakura.gnk.cc/ 
    罫線の入ったテンプレートがあります。自筆で文章を書きたいときに便利ですね。優しげな「夏の植物色々」シリーズ。「懐中時計とひまわり」「笹舟」が幻想的。風に吹かれる「ひまわりのビキニ」が人の意表を衝きます。「ビール」の夏の字が面白いこと!
  • 夏はがき-暑中見舞い用フリー素材-
    http://natsuhagaki.websozai.jp/
    「海の素材屋http://uminosozaiya.com/」の WEBstudio310 様が管理・運営なさっている姉妹サイト。海のイラスト素材が魅力的ですが、雲の表情を捉えた写真素材もすばらしいです。

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2012年7月 2日 (月)

美味しかった栗原さんのレシピ。頭の中でのみ創作ラッシュ。

 この本のトップに出てくるレシピ「揚げ鶏のねぎソース」が美味しかったです。時間があればレシピも紹介したいのですが、最近何かと身辺慌しくって。

201206282045000

 短編と長編の児童文学作品、亡くなった――詩人と呼んだ――女友達をモデルにした短編小説など書きたい作品が頭の中でひしめいており、ヨセフスの伝記など読みたい本も沢山あります。録画してまだ観ていないギリシア文明に関する番組も早く観たいです。

 先日の受診時にめまい対策として、先生は創作をやめろとはおっしゃいませんが(福岡県の某市立病院では、心臓が不調だったとき、創作にドクターストップをかけた先生がいらっしゃいましたよ。ぎょっとしますね、そんなこといわれると)、あまりパソコン画面を見つめないほうがよいとおっしゃり、創作に時間がとれないのが今はかえってよいかもしれません。

 先月21日に童話の習作でお試し出版した初電子書籍は、記事を書く前に確認したところ、11ダウンロード、閲覧数:168でした。沢山のかたに閲覧していただけて、嬉しいです。

 2冊目は『茜の帳』にしたいと思っています。怪異譚としても純文学小説としても読める短編小説に、祐徳稲荷神社を創建された萬子媛に関する2編のエッセーを組み合わせたものです。高雅な萬子媛のことを沢山の人々に知っていただきたいので、これも無料にする予定です。児童文学作品Pはどうしましょう? わたしにとっては大事な作品なのですが、眠らせていても……。

 そういえば、下記の記事にアクセスが増えたので、2012版をアップしたいと思い、素材屋さんを訪問したりもしていました。お気に入りの素材屋さんが固定化しそうです。2012版がアップできないときは2010版をご閲覧ください。今回、ご紹介したいと思った素材屋さんは前とほぼ同じかたがたです。

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2012年7月 1日 (日)

悪を挫くと奮闘する男の話

 午後7時半ごろ、書店の児童書コーナーで、親友のために悪を挫くと奮闘する男の話を立ち読みしました。男は親友の話を鵜呑みにして、間違った正義感に駆られていたのですが、その親友は実は、とんでもない嘘つきでした。他の仲間は、「おいらたち、その人のことを何もしらないんだよ」「見たところは立派な人じゃないか」「やばいよ、やめようよ」と怖気づく仲間たちの態度に男は怒り、間違った奮闘をして、最後は親友共々捕まるというお話。

 どこかで読んだことのあるようなお話でしたが、挿絵が生々しいタッチだったので、ついお話に引きこまれてしまいました。そのあと、めまいがし出したので、少しフラつきながら帰宅しました。昼間、循環器クリニックでめまいの発作についてお話ししたばかりだったのですが……。薬を出して貰えばよかったかな。幸い、しばらく横になったら治りました。

 児童書といえば、調剤薬局でも、何冊も読みました。あれはパディントンの絵本でしたが、内容は幼児用の英語のテキストだったようです。
「I feel loved ひとりぼっちじゃないよ」
「I feel dreamy うっとり」
など、わたしにはずいぶん高度に思える内容でした。

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