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2011年1月19日 (水)

NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」第2回『父の仇』

 第2回の感想を記事にしていなかったので、ざっと。

 天正7年(1579年)、市が浅井三姉妹と共に、伊勢上野城の織田信包のもとに身を寄せていたときのお話。

天正元年(1573年)生まれの江は、6歳であることに注意。このときの浅井三姉妹を宮沢りえ、水川あさみ、上野樹里が演じたのだから、お笑いめいた回とならざるをえなかった。丈の短い着物は、子供らしさの表現だったのだろうか?

 三姉妹は海で遊んだり、織田信長の安土城へ天守閣を見物に出かけたりする。

 天守閣では、森兄弟が三姉妹の案内役を務めてくれた。森兄弟のイケメンぶりにオバサンはうっとりしてしまったが、初も相当にうっとりしていた。

 謁見の間には、織田家の重臣たちが顔を揃えていた。徳川家康、柴田勝家もいた。信長が登場し、市はわざとらしく信長不信をあらわにする(なぜ、見物にきたのかな?)が、このときはまだ信長が父の仇とは知らない江は、無邪気に信長にうっとり。

 そこへ秀吉が戦の途中で戻って来た。そのことが信長の怒りに触れ、信長は秀吉を殴る(ただの暴力っぽい殴りかた)。市がいることに気づいた秀吉は長政を追い詰めたことを謝罪。

 そのあと、江は、母の市から父長政の死の真相を聴かされる。初は、比叡山焼き討ちの件や髑髏盃のことまで話す。その夜、姉妹は修学旅行のようなムードで一室に就寝。

 部屋を抜け出した江は、家康と秀吉がお酒を飲んでいるところへ忍び寄り、秀吉を殴る、殴る……。家康は、討つか討たれるかが戦だと諭す。江は天守閣にいる信長に一人で会いに行く。

 槍が突き出て出迎えるが、江の問いかけに対して、信長は講師のように説明する。江の父長政を追い詰めたのは、それが戦だから。が、長政は「たぐいまれな武将であった」、信長のほうが自害していてもおかしくなかったそうで……。比叡山焼き討ちの理由も解説。そして、彼は、己しか信じないという。

 さらに、髑髏盃についても江は尋ね、信長はそれに対して丁寧に解説。「長政殿のしゃれこうべを、わしははくだみにさせた。しかし、それは亡くなりし者への礼節としてじゃ」だそう。

 ちなみに、はくだみとは、ウィキペディアによると、薄濃のことで、漆塗りに金粉を施すこととあった。信長の解説に、深く納得する江。金色に装飾されたピッカピカの髑髏が三つ、並んでいた。

 江は信長が許せないと主張。その江の心根を褒める信長。そこへ、白装束に身をかためた茶々と初が現われ、父の仇、と短刀を構える。次いで市が「何の騒ぎじゃ」とおいらかに登場。

 信長が三姉妹を面白い娘たちだと褒めると、市は、娘たちに見処があるとしたら、それは長政の娘ゆえでしょうという。納得する信長。そのあと市が、女にとっての戦論をぶつ。

 ああ疲れたっ! こんなストーリーってあり? 信じられない。

 作者は当世風に物事を解釈して、すっきりしたのかもしれないが、それに狂言回しとして使われた歴史的人物こそ、いい迷惑だっただろう。ストーリーが稚拙だと、役者まで間が抜けて見える。学芸会みたいだった。もう第3回は観ないかも……。j.


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