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2010年12月の57件の記事

2010年12月31日 (金)

パンの受難。届いたおせち。

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 大晦日、すなわち本日のわが家の夕飯のメニューは以下。

2010年12月30日 (木)
カウントダウンレシピ2010~イギリス風ティーサンド、その他。
http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/12/2010-1be5.html

 で、イギリスふう、ちーしゃんどを作るために、昨日、デパ地下にある行きつけのパン屋さんに行きました。ところが、大晦日か正月かにサンドイッチを作ろうという人は案外多いようで、サンドイッチ用の12枚切りは売り切れていました。

 仕方なく6枚切りを買ったのでしたが、もしかしたら、同じデパ地下にあるもうひとつのパン屋さんになら残っているかもしれないと思い、行きますと、ありました。12枚切りが輝いて見えました。

 しかし、6枚切りを買った上に12枚切りも買うとなると、わが家はパン過剰状態に陥ってしまいます。冷凍保存も考えましたが、あいにく冷蔵庫(冷凍室)はパンパンの満員状態。

 たった今買ったばかりで、お店の人に渡されたままの袋を注意して持っている今の状況下であれば、返品が利くかもしれない……などと思いながらパンを見つめていましたら、ああ、パンが!

 パンが、触られている!

 ふわふわのパンが、手で触られているといおうか、突かれているといおうか、それも、1人からだけではありませんでした。何人、とはいえませんが、複数の人に異常な触られかたをしているところを、わたしは確かに目撃しました……!

 硬くなっていないかどうかをちょっと触れて確認しているというよりは、あの触りかたは明らかに、単に気持ちがいいから触っているのでした。第一、出来立てのパンなのです。お買い得になっている古いパンは、レジの近くの高い陳列台にありました。

 悪いことに、そのパンはすぐに手の届く、つまり、その気になれば触り放題の低い陳列台に置かれていたのでした。

 一方、わたしが行きつけにしているパン屋さんは、オープンな作りでありながら、触ることができない工夫がなされているように思います。

 お店に入ったらすぐに、トレーとドング(パンを掴むための器具)を手にするスタイルになっています。陳列台は、高さの違うものが色々とありますが、いずれも、パンに手でタッチするには、絶妙な物理的、心理的な距離感があり、店員さんの注意も行き届いていて、わたしは誰かがパンを手で触っているのを目撃したことは一度もありませんでした。

 ただ、もうひとつのパン屋さんで触られていたパンというのは、手前のほうにあったものだけでして、パンは他にもまだ結構沢山あったのでした。その沢山ある中に、わたしの求める12枚切りもありました。

 わたしは触られていない12枚切りをゲットしてから、不要になったパンを行きつけのパン屋さんに返品に行くことも考えましたが、返しに行くことが先だと思い、行きつけのパン屋さんに急ぎました。

 事情を話しましたら、返品を受けつけて貰えました。が、今思えば、商品管理を徹底しているあのパン屋さんのことです。もしかしたら、わたしが返品したものは売り物としては出せなくなったのかもしれないとも思います。パンを返品するなんて、非常識な、申し訳ないことをしてしまいました(反省。これからはもういたしません)。

 6枚切りを返品したあと、もうひとつのパン屋さんへ、サンドイッチ用の12枚切りを買いに急ぎました。

 パンは、短い間にわずかになっていて、辛うじて12枚切りのもありました。もう、どれがどれだかわからなくなっていました。それが受難に遭ったパンではないと思いたいのですが、わかりゃしません(幸い、買ったものには指の痕などはありませんでした)。まあ、包まれていますからね、仮に触られていたとしても、直に人の手に触れられたわけではありませんが。

 美味しいサンドイッチにしてあげるわね、うちでは安心していていいのよ……と、わたしは買ったパンに語りかけました(?)。

 レシピにある具材は薄焼き卵ときゅうりだけですが、娘とアフタヌーンティーでお茶したときに、美味しそうな『つぶつぶ苺のミルクジャム』がわたしたちの目にとまり、娘が「買ってあげようか?」といって買ってくれました。ハムも買ってしまい、これらも具材に加えるかもしれません。

 サンドイッチは深夜の初詣から帰ってからの夜食にするつもりですが、出かける前になくなるかもね。

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 屠蘇に使う清酒を選ぶのに毎年迷うので、今年はお店の人に訊いてみました。

 夫はビール派で、焼酎も好みます。実は彼の一番のお気に入りは梅焼酎なのですが、彼はそれをお子様風とでも思うのか、知られるのを恥ずかしがります。そんな夫ですから、日本酒もどちらかというと甘口が好みだと思うのですが、べとつくようなものは嫌います。娘とわたしは普段はお酒を飲みませんが、ワインや日本酒の好みはさわやかな甘口という贅沢なもの。

 お店の人が選んでくれたのは、新潟の吟醸『菊水』。東北のお酒はだいたい辛口だそうで、この菊水は甘口でも辛口寄りのさっぱりした口当たりだそう。試飲させて貰え、美味しいと思いました。

 わたしはまずいお酒は、嘗めただけでも酔っ払うようになってしまい(大学時代だけは結構飲んでいましたが)、最近は試飲程度でもフラフラすることがあるので、こわごわ飲んでみたのでしたが、このお酒は大丈夫でした。

 1,000円でした。お正月のために特別に作られたものだそうで、普段はこのお得な値段では出ていないそうです。

 ところで、UCCのホームページには、コーヒー焙煎豆10粒を市販の屠蘇散と一緒に清酒1合に漬けこむ『珈琲屠蘇』というのが紹介されています。わたしはそれをやってみたかったのですが、家族に反対されてしまいました。

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 京都「瑞鳳閣」のおせちを頼むのは、初めてでした。どんなお味かは、明日のお楽しみです。

 息子は帰省しそうにないし、お客さんを迎える予定もないので、家族3人にはこれでも贅沢なくらいです。でも、今年の師走は例年以上にわたしの病院通いなどで時間が潰れてしまったので、おせちを注文してよかったと思いました。

 明日は、お雑煮とぜんざいを作り、少しご飯を焚くくらいです。流通業の哀しさで、夫も娘も2日からは仕事です。

 息子は、三が日は東京の社員寮で過ごしたあと、4日から11日くらいまで有給をとり、夜はビジネスホテルに泊まって大学の研究室に詰める予定だとか。

 これから少し雑用をしたあと、夕飯の支度にかかります。年賀状のことは訊かないでください。プリンターの調子も悪いんですよねー。

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2010年12月30日 (木)

アフタヌーンティーにて

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アップル、ジンジャー、レモングラスが香るティー。風邪によさそうですよ。

あ、これもハーブ……肝臓の先生に知られたら怒られるでしょうね。でも、これが肝炎の原因になるとは考えられないな。

食品を買った帰りに、娘と来ています。今年最後の喫茶店は、アフタヌーンティーでした!

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カウントダウンレシピ2010~イギリス風ティーサンド、その他。

 大掃除はいつもはやらない箇所を集中してやり、今年はこれでいいかな、という段階まで辿りつきました。昨晩、カウントダウンレシピの記事をアップするつもりでしたが、夕飯後に考えながら寝てしまいました~coldsweats01

 今、夫が換気扇を掃除してくれています。

 で、カウントダウンレシピですが、うちは深夜に初詣の予定なので、夕飯は山いもとまぐろのわさびじょうゆ、年越しそばで軽く済ませて初詣。帰宅後にイギリス風ティーサンド、アボカドのデザートでまた軽い夜食というメニューになりそうです。

 うちは都合上、2度に分けますが、全部一緒に出せば、ちょっとしたパーティー風になると思います。サンドイッチ、アボカドのデザート、麺つゆは手の空いたときに作っておける手のかからないメニューですから、夕飯の支度が楽で、慌しい大晦日の夜がゆったり過ごせるでしょう。

 下の写真は、今年のお正月に初チャレンジしてみた西京みそを使ったお雑煮。優しい味わいでした。

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イギリス風ティーサンド
以下のレシピは「nonno お料理基本大百科」(集英社、1992年)より。

[材料・4人分]

  • 食パン(サンドイッチ用一斤12枚切り)……12枚
  • きゅうり……2本
  • 卵……4個
  • バター……大さじ2
  • マヨネーズ……大さじ2
  • 塩……少々
  • こしょう……少々
  • 酢……少々
  • サラダ油……適量
  • パセリ……適量

[作り方]

  1. サンドイッチ用食パンは3枚を1組にして、中の1枚は両面に、ほかは内側にバターの1/4ずつを薄くぬります。
  2. きゅうりは長さを半分に薄切りにし、軽く塩をふり、酢少々をかけてしばらく置きます。
  3. 卵を割りほぐして塩とこしょう各少々を加え、サラダ油を薄くなじませた卵焼き器で薄焼き卵を8枚作ります。
  4. パンに3の薄焼き卵をのせ、パンからはまだした分は切り落とします。四角の卵焼き器を使って焼くと、あまりむだがでません。
  5. 4の薄焼き卵にマヨネーズの1/4量ずつをねり、薄焼き卵をもう1枚重ねます。つまり、薄焼き卵は2枚セットにして使います。
  6. 卵焼きの上にパンをかぶせ、その上によく水気をふしたきゅうりを均等に並べて、またパンをのせます。これを4組作ります。
  7. 3枚1組のサンドイッチはしばらく置き、重ねたまま四方の耳を切り落とし、食べやすい大きさに切って、パセリを添えます。

☆一口年越しそば
http://elder.tea-nifty.com/blog/2009/12/post-6a2e.html

以下は、昨年ご紹介した服部先生のレシピ『一口年越しそば』です。「週刊 服部幸應のしあわせクッキング97号」(デアゴスティーニ)より。このレシピはパーティー用ですので、材料は6~8人分となっています。

[材料]
生そば520g,ねぎ1/4本,白いりごま,わさび少々,
A《だし2カップ,みりん1/4カップ,しょうゆ大さじ3,削り節適量》

[作り方]
そばはゆでてざるに上げ、流水でもみ洗いして器に盛る。Aのだしと調味料を火にかけ、煮立ったら削り節一つかみを加え、削り節が沈んだらこして麺つゆを作る。

薬味のねぎは小口切りにし、好みで白いりごまやわさびを添える。小さめの器にそばを一口ずつ盛り、麺つゆを注ぐ。

☆山いもとまぐろのわさびじょうゆ
http://elder.tea-nifty.com/blog/2008/12/post-2bcc.html

☆アボカドのデザート
サイト「アフリカフェ@バラカBlog」[http://sky.ap.teacup.com/africafe/]
を閲覧させていただいたレシピ(ありがとうございました!)。以下は、そのサイト様から『アボカドのデザート』のレシピを引用させていただいたものです。

熟したアボカド1~2個、実をスプーンでとりだし、牛乳200cc、はつみつ大匙2杯をミキサーに入れて、ガ~ッと30秒。
器に入れて、冷蔵庫で1時間も冷やせば、クリーミーなアボカドデザートが出来上がり。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

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2010年12月29日 (水)

また捨てられなかった文芸部の機関誌

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台風被害に遭ったりして、保存状態は最悪なのですが、大学時代の文芸部の機関誌『太陽』を今年も捨てられませんでした。

ガリ刷で毎週(だったかな?)出ていたものです。部員であれば、誰でも作品を寄せることができ、またそうする義務が(一応)ありました。

わたしが保存しているのは、4年間に部から持ち帰ったうちの一部です。

年に2回小説部門に主眼を置いた『福大文学』、年に1回詩部門機関誌『シャバ』が発行されていました。これらは本棚に立っています。

選考を経て『シャバ』に掲載される詩の多くが『太陽』に寄せられたものでした。

黄ばんだ機関誌『太陽』の裏側に、入部したての頃のものなのか、女性の先輩2人の住所がメモされていたりします。

『太陽』が出ると、合評会があり、その雰囲気はとても真面目な引き締まったものでした。

『太陽』に育てられて詩や小説や評論が書けるようになったのだと思うと、古びた機関誌が何だか、おかあさんのような気がして、今年も新しいポリ袋に入れ替え、新しい紙袋に納め、箪笥部屋のいつもの場所に置きました。

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ちょっとメモ。お礼。

明日、カウントダウンと元旦に必要な食品の買い物に出かける予定なので、カウントダウンのメニューを考えていたが、迷う。

こんなとき、役に立つのが自分のブログなんだから、嬉しい。夜にでも、今年のカウントダウンメニューをパソコンからアップしよう。

3人なので、大ご馳走を作る必要はないが、いつもよりはお洒落なメニューを考えたい。それに、家族の気分にもよるが、年が変わってすぐの深夜に初詣を考えているので、カウントダウンメニューはそれを考慮しなくてはならない。元旦の雑煮は、前回は初レシピにチャレンジしてみた。今回は馴染みのものに戻そうかしら。

初詣に関して。
宇佐神宮に夫が誕生日を迎える前……できたら1月中にでも厄祓いに行きたいけれど、初詣には遠いので、近くの春日神社になりそう。厄祓いは陰陽道から来ているのだろうが、ということは起源は中国の道教だろう。
宇佐神宮の厄祓いは迫力のある演奏(?)ですばらしく、『源氏物語』の生霊退散のシーンを連想したりした。それにしても、宇佐神宮の後継者争いには片がついたのかどうか。
邪馬台国を舞台とした歴史小説にも着手したいが、資料集めにまだまだ時間がかかりそう。これは昨年の話になるが、わたしの母方の家系が『やまとのあや』と関係がありそうだとわかったことは、渡来人の立場や働きを意識させてくれたという点で収穫だった。聖徳太子も書きたくなった。
(※カテゴリー「Notes:卑弥呼」参照)

それにしても、病気をしていると、まるで行いが悪いから、人間として劣っているから、そうなったようなことをいう人がいるけれど、わたしは人間の体は所詮機械なので、壊れてしまったり故障したりして当然と思っている。

神智学の基礎知識の一つとして、進歩した人間は病気にかかりやすいと教わったけれど、これも精密機械がデリケートなゆえに壊れやすいことと同じだと解している(別にわたしがそのケースです、などと自惚れるつもりはないが)。

また神智学では、病気になったときの心得として、第一に、「よい医者にかかること」を挙げている。これが案外、難しいですわね。

もし来年、入院しなければならなくなったら、しっかり記録をとって同じ症状を抱えた人々の参考になりたい。何でもないことがわかれば、持病とつき合いながら、自作児童文学作品『不思議な接着剤』でGo!

ところで、当ブログに就活中の表示をしてから、なぜか、わたしをただ働きさせようという輩がやたらと近寄ってくる。わたしの方向性に合ったことであれば、協力させていただきたいが、何かこちらの適性や状況を無視したやりかただ。

そうした輩の中に、旧い知り合いまで含まれるとあっては、閉口する(これまでに4名はお越しになった)。一体、どういう……。彼らのこれまでのバランスを欠いた生きかたが透けて見え、腹が立つより、もの哀しい。

しかし反面、当ブログは今年も、温かく見守ってくださる多くの方々に恵まれ、恩恵を受けてきた。

☆ブログの開設当初から愛媛(?)からアクセスくださっている方はじめ、沢山の皆さん、本当にありがとうございました。
来年もどうか、「マダムNの覚書」をよろしくお願い致します。

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動揺するやわな心

大掃除疲れからか、夕飯作りを済ませると、食べるのも忘れて寝てしまった。

そして1時間くらい前に目が覚め、ぼんやりと、明けてから大学病院で受ける検査のことを考えたり、前に検査入院したレッドクロスでのことを思い出したりしていた。

一昨年、副甲状腺について調べて貰うためにレッドクロスの内分泌内科に検査入院し、骨シンチで反応が出なかったことから、首にある腫瘤の摘出手術は見送られた。

その代わりにといっては変だが、頭に3個ある腫瘤のうちの一番古くて育ったものを、外来で簡単に削ってとれるという脳外の先生の言葉から、その気になり、とって貰うことにした。

瘤の正体を知りたいという気持ちがあったからだった。その時点では、瘤は過形成と思われていた。膝にいくつかある瘤も過形成という、整形外の先生のお話だった。

頭の瘤の正体は硬い骨腫で、削れず、土木工事のような手術となって、ノミやドリルでようやくとれた。局所麻酔だったため、一部始終がわかった。摘出作業に時間がかかったのと、わたしの喘息発作が起きたための中断で、時間が長くなり、催して尿をとって貰ったりした。

そして、頭には大きな窪みができた。その時点では悪性か良性かがわからないため、瘤は完全に抉られ、再発で骨が盛り上がる可能性と人工骨を充填した場合のトラブルを避けるために、月面にあるクレーターそっくりの窪みがわたしの頭に残ったというわけだった。

収穫がなかったわけではないけれど、新展開なしの入院だった。未だに3つの科での経過観察は続けられていて、今や先生がたにとってわたしは腐れ縁の患者といえるだろう。

過形成といわれていた膝の腫瘤は、育ってきてレントゲンで読みとりやすくなり、骨腫瘍に間違いないだろうということになった。

大学病院の内分泌内科で受けたホルモン検査だが、ホルモンの値は一日中変動しているそうだから、たまたまあの結果になったにすぎず、下垂体腺腫によるクッシング症候群ではないかもしれない。

脳に関わる病気は怖いから、そうでないことを祈るばかりだが、レッドクロスのときのような灰色の結果が出て、同じようなことになったらと思うと、これはこれでうんざりすることだ。体の状態は楽にならないまま、経過観察ばかりが増えていくのはたまらない。

いや、大学病院の内分泌内科の先生によれば、明けて5日に受けるクッシング症候群かどうかの検査結果は黒か白かで、灰色はないというお話だった。

さあ、あまりあれこれ考えずに、ごはんを食べよう。もう干からびているかもね。

年賀状、年内に書けるかしらん。

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2010年12月28日 (火)

何とか……

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小さな玄関だけは、内外共にピッカピカです。玄関のドアには、マグネットがくっつくので、ベロス株式会社の『マグタッチ ウルトラ ミニミニハンガー』に注連縄をかけました。

このミニミニハンガー、くっつく力が強力なので、キッチンなどで大活躍しています。

まだまだ中の掃除は済みそうにありません。きりがないともいえますわね。

まあ、でも、今日の頑張りだけでも、何とか格好がつき、満足ですわ。明日も頑張らなくちゃ!

爆睡しなけりゃ、年賀状もね!
φ(._.)

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蛙の歌が聴こえてくるよ~♪♪

昨日の大学病院の受診で、師走気分が吹っ飛んでしまった。

といっても、お正月をいくらかでも清々しく迎えたいので、昨日通院と買い物の疲れで全くできなかった窓・網戸・玄関の掃除は終えて、昨日買ってきた注連縄を飾りたいと思っている。しかし、今日はあいにくの大風……(今日中に飾れるかどうか)。

夫は、まだわたしがクッシング症候群とも入院とも決まらないうちから、早くも暗いムードを湛え、拗ねたような様子を見せるので、夫を安心させるためにも、自分のためにも、ネット検索して情報を仕入れ、夫が明るい気持ちになれそうな情報を掻い摘んで教え……それだけで昨夜はドッと疲れた(年賀状まで辿り着けなかった)。

クッシング症候群には、下垂体腺腫が原因である場合と、副腎腫瘍が原因である場合があるようだ(まれに肺腫瘍、膵腫瘍など)。

もしわたしがクッシング症候群だとすると、下垂体腫瘍による可能性が高いと早くも先生はおっしゃった。自分で調べてみて、そうおっしゃった根拠がわかったのだが、現時点ではあくまで、その可能性があるというだけだ。

下垂体腺腫はいわゆる脳腫瘍の一種で、ホルモンに異常を来してくる場合はその方面に対処する必要が出てくるため、厄介だが、そうでない場合も、大きくなりすぎて視神経に障ったり、手術が困難になったりと、別の大変さが出てくるみたいだ。

今は下垂体腫瘍の手術も、頭を開く手術よりは、鼻の穴や上唇の裏を切ったところから行う場合が多く、副腎腫瘍の摘出も、内視鏡手術で行う場合が多いみたいだ。

息子が昨日の夜、遅くになって電話してきて、年末年始の予定など伝えたが、わたしのほうでもさっそく、クッシング症候群かもしれないというホットニュースを伝えた。

息子は怯みながらも(怯みかたに末っ子らしい可愛らしさがある)、報道記事をチェックする解説委員みたいな客観的な姿勢を見せてくれるので、相談しやすい(彼も自分のこととなると、カッカするほうなのだが)。

息子は一緒に旅行したときから、わたしのおなかの膨らみが普通の中年太りには見えず、病的だと感じていたという。

飢餓地帯にでもいそうな、栄養失調からおなかが膨らんだ子供を連想するという。わたしのようなおなかをした人間を、もう1人だけ知っていると息子はいった。

教授の1人にそんな人がいて、学生たちは「あのおなかの中では、何かが育っているに違いない」とか「あのおなかの中には、きっと蛙がうじゃうじゃいるよ」などと噂していたという。恰幅がよいというおなかの出かたではなく、明らかに病的な感じがあったという。

蛙……と聞いて、あんまりな描写に言葉に詰まったが、確かにわたしは妊婦みたいに、おなかがぽこんと出ていて、悩みの種になってきた。おなかさえ隠せば、スリムと勘違いされたりする。いや、実際におなか以外は太っていないともいえ、しかし、これが中年太りといわれれば、そうかとも思えるレベルではあるのだった。

このおなかの謎の解けるときが近づいているのだろうか? この白パンみたいなおなかの膨らみは、クッシング症候群からきた異常な脂肪沈着なのか? それとも蛙がうじゃ……(絶句)。

※恥ずかしながら、こちら、旅行中に撮影したそのぽこん。
  ⇒http://elder.tea-nifty.com/blog/2009/09/post-6096.html

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2010年12月27日 (月)

内分泌・糖尿病内科(大学病院)受診

主立った項目を選んで貰ったホルモン検査の結果では、「ばらばらとおかしさがあるでしょう?」と先生。

クッシング症候群とバセドー氏病についてはわたしがいって検査に加えていただいたわけだが、まさにそのクッシング症候群の疑いが出て来たのだった。

「先生、クッシングというと、ムーンフェイスとバッファローのような体形で有名ですよね? わたし、そうでしょうか。確かにおなかには脂肪がついて、中年太りしたとは思っていましたが……」と訊いた。「外観にはほとんど出ない人もありますよ」と先生。

まあ、おなかに脂肪がのったとはいえ、そう極端な体形の変化はないと思うし、卵形の顔ではあるけれど、ムーンフェイスというほどの丸顔でもないと思う。

もしクッシング症候群だとすると、治療により、頻脈はじめ、これまで悩まされてきた様々な症状が消えるのではないだろうか? 仮にクッシング症候群だったとしても、頻脈がそこから来ているとは限らないという。色々な症状が出ている可能性はあるのだそうだ。

あと、骨粗鬆症の可能性があるという。

バセドー氏病はないらしい。

クッシング症候群かどうかを判断する前段階として、明けて4日23:00にデカドロン錠0.5㎎を2錠服用し、翌5日に朝食抜きで、ホルモン値を測るために採血。早朝がよいそうで9:00。骨密度測定が9:15。

消化器内科の受診が14:00。内分泌内科の受診が14:30。

ホルモン、骨粗鬆症の検査で異常がなければ、通院は検査結果を聞きに行く日まででよい。

ホルモンに異常が出れば、入院だそうだ。もしクッシング症候群だったとしたら、原因は腫瘍で、わたしの場合は、その腫瘍が副腎ではなく頭(脳下垂体)にある可能性があるとか。治療は、それを摘出することになるようだ。

異常がなければ、おなかの脂肪はだだの中年太りとわかるわけね。あー、ナンにしても、新年早々慌ただしいこと!

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全日本フィギュア、女子はミキティが1位

全日本フィギュアスケート選手権女子は、
1位=安藤美姫
2位=浅田真央
3位=村上佳菜子

来年3月、東京で開催される世界選手権の代表選手は、女子が安藤、浅田、村上。男子が小塚、高橋、織田。

小気味よく技を決めていった若い村上佳菜子はよかったし、浅田真央も復活を感じさせる安定感を見せ、これはショートプログラムで1位だった真央ちゃんに決まったと思いきや、安藤美姫はそれを上回る演技を見せたのだった。

何という優美さ。技の完成度の高さ。何気なく顔の前に手を持っていって、しばらく静止させたときのため息の出るような美しさ……一幅の絵のようだった。はっとさせられる繊細な演技がいくつもあった。もう、うっとり。

これは、モロゾフコーチの振付の勝利ともいえるのではないだろうか。

真央ちゃんのジャンプが安定したのは、基本を重視する佐藤コーチの功績らしいが、今後のことを考えると、あの地味な振付でよいのかしらんと心配になってしまった。

前任のコーチ、タチアナ・タラソワが『鐘』『仮面舞踏会』で見せた、重厚で気品の高い振付が忘れられない。

あれは芸術度が高すぎて、競技という目的からは逸脱している傾きがあったのかもしれないが、あの凄みのある振付からすると、今回の振付は如何にも平凡でもの足りなかった。

バレエの美学を採り入れた、ロシア流のこだわりを見せつけてくれたタチアナ。優れた振付を見せるモロゾフは、タチアナの弟子らしい。

コーチ選びも、いろいろあって、大変なのだろうが……。

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2010年12月26日 (日)

きのうきょうのこと。パワーアップしていた女友達。

携帯から更新しています。

クリスマス中にランボーとミストラルの詩をご紹介するはずでしたが、あのあと時間がつくれず、しそびれてしまいました。また、詩のご紹介は折に触れてしたいと思っていますので、どうかお許しくださいね。

年賀状も大掃除も全く進んでいません。普通の家事で明け暮れています。

大掃除はもう、普段めったにしない部分のみするしかなくなりましたが、これが普段の不精が災いして、結構ありますわ。

明日は大学病院の受診があります。これは肝臓の先生から念のために回された内分泌受診で結果を聴くだけですから、すぐに済むでしょう。

休日の夫に車で送って貰うことになっているので、帰り道で昼食を済ませ、正月用品(鏡餅、注連縄。屠蘇用清酒。餅、小豆、焼き海苔、きなこ……など、なまもの以外の正月用食品)を買って帰宅後、夫は換気扇と電気の傘を掃除してくれるそうです。

わたしは帰宅した時点でダウンしなければ、窓・網戸・玄関を済ませて、注連縄を飾りたいです(明日できなければ、明後日には絶対飾らなくではなりません!)。

今日は冷蔵庫を済ませてしまい、あと家具のカラ拭き。本棚もやっておきたいけれど、これには下手すれば1日かかるので、29日か31日にやれれば(30日は年越し蕎麦、正月用なまものの買い出しあり)。

体調が悪くなってからはお節料理を頼むようになりましたが、正解。ダウンして、何もなしという事態になりかねませんからね。作りたかったけれど、まあ料理には日頃励んでいるから、いいでしょう。頼まなければ、年賀状と大掃除の時間すら捻出できないところでした。

年賀状はどうしても出す必要のある人を優先させ、あとは遅くなっても必ず出すことを目標としたいと思います。

恥ずかしながら、メールかお手紙を出すつもりで、そのままになっている人がいるのです。儀礼的意味でではなく、きちんとしたものを書く必要のある場合、わたしは出しそびれたり、甚だしく遅れたりして、貴重な交友関係に泥を塗ることがあります。もしこれをご覧になっていたら、ハハアと合点していただけるかと思います。ごめんなさーい!

また、この年齢になると(来年53歳)、年賀状一枚(皮一枚)で交友関係がつながっている人々というのが結構あって、儀礼的関係の人々もあるけれど、お互いに暇とかきっかけがないから年賀状のやりとりだけになっているという人々が結構多く、その場合の年賀状は、いわば、いつでも活発化する可能性のある交際の休止状態を示す証書の更新発行みたいなものなのですね。

で、その皮すら千切れ飛んだと思っていた女友達は、当ブログを伝って現われました。

音信不通となる前は精神的なトラブルを抱えていた彼女でしたが、ある特殊な栄養療法ですっかりよくなったとのこと。

元々ひじょうに活動的な人ではありましたが、今やパワフルなこと、パワフルなこと……筋肉増強剤でも使ってるんじゃないかい、と思いたくなるくらいです。

その栄養療法のサイトを教えてくれましたが、わたしは反応がトロくて、相変わらず、彼女を苛々させてしまうようです。

興味はあるのです。それへ向けての行動を起こすのに、何クッションか必要なだけで。肝臓が完治するまで、大人しくしていたいの。治ってからでも、間に合うでしょ? そのサイト、逃げないよね。でも、前はホメオパシーっていってなかった?

自然保護活動に関しても、大事なことだとはわかっています。ただそれに関わるには自分でも調べたり、出向いたりする時間がいると思うから、今は協力できないだけ。

だって、わたしのやっている文学活動だって、人間(らしさ)保護活動みたいなもので、彼女に協力を呼びかけたいくらいだけど(英語が達者なんだから、わたしの春樹に関する評論を英訳してくれないかとかさ)、それ頼まれたら、いやん……なんじゃない?

ホント、彼女の多彩な才能を借りられたら、最強の純文学継承・草の根運動ができそうなのですがね。

残念なことに、昔も今も互いの活動領域は重ならないようですが、また重ならないからこそ、新鮮な刺激を受けられるということもあります。

長い交友のブランクのあったことが嘘みたいに、互いに見事に昔のまま。自分が野暮でトロくて頭が悪くて不健康に感じるなあ……。

カレンダーの花々はほのかに香りました。それは花々の香でもあり、彼女の香でもありました。

1、2月は桃(照手姫)
3、4月は山桜
5、6月はマロニエ(ブリオッティ)
7、8月はハマゴウ
9、10月はねこじゃらし
11、12月は椿(う、一字目読めない……何とかの麗人)

日本画は線が命だと思いますが、それが今後どう変化していくのか、楽しみです。

息子から娘に電話があり、わたしとも話しました。長期出張が終わって東京に戻ったとか。5月くらいに香川で落ち合い、家族旅行しようかという話になりました。

息子の話では、四国がすごくいいそうです。海が綺麗だから、フェリー使えばいいよ、といいます。娘もわたしも、まだ四国には行ったことがありません。

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2010年12月25日 (土)

クリスマスに憂うこと

イブに作った4度目の鶏胸肉 バルサミコソースはどうやら、これまででは最高の出来映えだったみたいでした。

わたしは作っただけでおなかがいっぱいになり、ひとかけら試食しただけなので、味の全体像が掴めませんでした。

しかし、わたしはこれでもって満足とするわけにはいきません。もしかしたら、別のレシピにしかないものを求めているのかもしれませんが。バルサミコ酢には、満足しましたよ。

モロゾフのXmasケーキを頼むのは初めてでした。想像した以上の美味しさ! 白いクリームで飾られた中身はチョコレートケーキで、何かがサクッとする歯触りの洒落た味わいでした。

スパークリングワインを、わたしもグラス1杯だけ飲みました。マスカットのさっぱりした味わい。これは予め、肝臓を診ていただいている先生の許可を得たものです。お屠蘇については訊きそびれましたが、漢方薬ですから、だめとおっしゃるかもね。料理に使うハーブすら、だめだそうですから(あまり守れていませんが)。嘗める程度にしときましょう。

詩人と呼んでいる女友達から電話があり、用事は「声を聴きたかっただけ」というものでした。こういう要件って、嬉しいですよね。
久しぶりに連絡してくれた女友達は、ヴァイオリンを本格的にやっているみたいで、驚きました。

イブに妹と長電話し、甥の学業及び進路の話題になり……うーん。息子がちらっといっていたことでしたが、本気にしていませんでした。

甥は成績に偏りがあり、苦手なものはどうしても苦手みたいで、それがネックになって留年になりそうだというのです。

問題は奨学金が打ち切られること。自宅通学なら何とかなるでしょうが、アパート暮らしで生活費も要りますから。

父が正気でありさえすれば、援助してくれるでしょうが、現状ではそれどころか、奥さんの問題行動は激しくなっているみたいで、こちらはこちらで心配の深みにはまるばかりですわ。

だだ妹は割合、呑気に構えています。妹は、わたしより肝っ玉が大きいのです。わたしは小さいのもいいところで、心配し出すと、明日はないくらいの思い詰めかたをしてしまいます。

甥は、伯母のわたしの目には、子供の頃の愛らしさのまま、風船みたいに膨らんだように見えてしまいます。彼にとって、人生初の試練ではないでしょうか。

クリスマスにご紹介したいランボーとミストラルの詩があります。どちらもシビアな詩ですが、キリスト教文化の中で育たないと出て来ないような表現が散りばめられています。これは携帯からなので、記事を改めますね。

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2010年12月24日 (金)

クリスマス・イブ

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 シンプルな真っ白いケーキです。飾りは可愛らしいリースだけ。

 クリスマスというと、昔は必ずといっていいようにテレビで映画『ホワイトクリスマス』があり、この歌が流れました。

Bing Crosby - White Christmas

 映画自体はあまり面白いとも思いませんでしたが、この歌はいいなあと思ったものでした。 

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イブも、相変わらずです

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胸が重くなって動けなくなり、仕方なく。これで少しは動きやすくなるかしらね。

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昔ながらの女友達のようだ。

永らく音信不通だったが、当ブログがきっかけで連絡してくれた女友達。

薬剤師のくせに薬を飲むなというヘンな薬剤師で、薬剤師を本業としないために薔薇、していたけれど、今はどちらをしているのかしらん? どちらもしているのかもしれない。

わたしの返信にまた返信してくれて、からかうような、小憎らしいことを書いてくるあたりは、昔と変わっていないようだ。

手製(絵が)のカレンダーを送ってくれるそうで、楽しみだ。またお絵描き始めたの? 多趣味なところも昔と同じみたいだ。ヴァイオリンはどうなったい?

んー、久しぶりすぎて、車間距離の取り方がわからんわ。

メール恐怖症に電話恐怖症の彼女。接近しすぎると、またどっか行っちゃいそうでさ。

手応えがありすぎる人だけに(それに対処するには、友好オーラを発散しつつも、いくらか応戦態勢をとっておく必要あり)、呼べども木霊しか返ってこない日々には喪失感はそれなりに大きかったんだけれど。

もう彼の世でも会えないかと思っていたなー。ホント。

とりあえずは迷惑メール箱に落ちないよう、こちらのメルアド、登録しておいてほしいと願うマダムNでございます。

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クリスマスにおすすめの本 2010

チェーホフ『聖夜』

チェーホフ
中央公論社
発売日:1988
 チェーホフはロシア人でしたから、小説の背景はロシア正教です。そして、これはクリスマス・イブが舞台ではなく、復活祭の夜が舞台ですが、クリスマスに読むのにはよい作品だと思います。

 無名の讃美歌作者としてそこに生きたニコライ補祭の人生が、渡し舟の仕事をしている修道僧イェローニムの口を通して語られます。

 復活祭の喜びの日のミサの最中、ニコライ補祭が亡くなったというのです。ニコライは気のやさしい人、頭の冴えた人で、とてもよく透る、気持ちのいい声だっただけでなく、非凡な天賦の才がありました。

 讃美歌を書く才能でした。イェローニムの話の聴き手は、ニコライは自作の讃美歌を活字にしたんですか、と尋ねます。するとイェローニムは、答えました。

「活字になんて、とんでもありません?」イェローニムは溜め息をついた。「それに、活字にするのも、おかしなものでしょうしね。そんなことをして、いったい何になるのでしょう? うちの修道院では、だれ一人そんなものに関心を持っておりませんのですよ。嫌いなんです。ニコライが書いていることは知っていても、洟もひっかけませんでしたもの。この節は新しい讃美歌なぞ、だれも尊敬する者はございませんよ。」

 ニコライは何よりも自分の慰めのために書き、院内の修道僧たちの中で、彼の讃美歌を読んであげたのはイェローニム一人だったということです。

 そして、そのイェローニムには友ニコライの死を静かに悼む時間も与えられなければ、復活祭の夜に教会の中で聖歌隊の歌う歌詞に耳を傾ける時間も与えられず、一晩中渡し守をしていなければならないのでした。

 作品は、このような印象的な結ばれかたをしています。

 ものうげに立ちのぼる霧を騒ぎ立たせながら、舟は進んで行った。みなが沈黙していた。イェローニムは片手だけを機械的に動かしていた。彼は生気のない柔和な眼を永いことわたしたちの上にさまよわせていたが、やがてその視線を、若い商家の妻の、眉の黒い、ばら色の顔の上にとめた。その女性はわたしのとなりに立って、無言のまま、自分を包む霧に身をちぢめていた。イェローニムは向う岸につくまで、彼女の顔から眼をそらさなかった。
 じっと見つめつづけていたその視線には、男性的な光は少なかった。わたしには、イェローニムがその女性の顔立ちに、今は亡き友のやさしい、おだやかな面影を求めていたような気がしてならない。

 『聖夜』は、1886年に発表された作品です。わたしは中央公論社から出たチェーホフ全集で『聖夜』を読みましたが、現在入手できるものとしては以下の岩波文庫から出ているものがあります。 

 児童文学作品ではケストナー『飛ぶ教室』

 これは、あふれんばかりのクリスマス。お子様へのプレゼントに如何でしょう?(小学5,6年以上と書かれています。)

 物語は次のような言葉で始まります。

“  私がつぎの章からお話しするクリスマスの物語には、ヨナタン・トロッツという名で、なかまの少年たちからはヨーニーと呼ばれている少年が現われてきます。この小さい高等中学高等科の一年生はこの話の主人公ではありませんが、その身のうえは、少年の涙が小さいものではないことを示すにふさわしいと思います。”

 寄宿学校で、先生がたに見守られて暮す生徒たちの様子が生き生きと描かれています。各人各様の人生の難問、誇り、悲しみ、悦びといったものがいじらしいまでに伝わってきて、読み終えたときには自分も何だか彼らと一緒に寄宿学校にいたような気がしてくるほどです。

xmas2011版はこちらhttp://elder.tea-nifty.com/blog/2011/12/2011-8ebe.html

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コッコさん

コッコさん

丸鶏。

いつもは見かけないので、思わずゲキ写。

鶏胸肉を買うつもりでしたが、こちらにチャレンジしてみようかと迷ってしまい、コッコさんの成れの果てのお尻辺りを眺めていましたら、生々しいのが嫌いな娘が拒絶反応。

胸肉を買い、バルサミコ酢を買いました。

当然かもしれませんが、このバルサミコ酢、メーカーによってかなり味が違うようです。

バルサミコ酢を買うのは3本目でした。どれもイタリアのもので、1本目は気に入りましたが、どこのメーカーのものだったか失念。

2本目は合わないなあとすぐに思ったので、それでないのを適当に選びました。ワインビネガーで気に入ったメーカーのものです。

さあて、4度目の鶏胸肉のソテー バルサミコソース、うまくいきますやら。

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2010年12月23日 (木)

わお、天からXmas プレゼントが墜ちてきた!!!

何と、音信不通になっていた(互いに)女友達からメールが届いて、びっくり!

ネット散策中このブログにたまたまやってきて、似ている人がいるものだと思い、読んでくれていたそうですが、どうやらわたしだとわかったとか。

大切な友人だったので、連絡がとれなくなり、嫌われたのだと思っていました。連絡できなかった理由が書かれていました。何年ぶり?

サンタさんが所定の場所へ待機するために天を横切ったとき、一足先に墜ちてきたのだと思います。

もう、何てお洒落なXmasプレゼント!

『マダムNの覚書』とのコラボだなんて!

彼女らしい。

メールをくれた人へ。
{夢みたいで、こわくて、すぐには連絡できないから、数時間待って。}

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21日に、循環器クリニック受診

頭の中が完全にXmas、お正月モードになってしまい、循環器クリニックの受診記録を忘れてしまうところだった。携帯から、ざっとでも書いておこう。

インフルエンザの予防接種の費用は3,600円と貼り紙にあった。

混合の種類が増えて高くなったなあと思う。インフルの予防接種を受けるかどうかは診察時に先生の意見を訊いてから決めようと思っていたが、待ち時間が長かったせいもあり、診察までに忘れてしまっていた……。

血圧は低かった。

先日の大学病院の消化器内科で測ったときは、お昼の薬を飲み忘れて診察を受けてしまい、血圧の値が高くなっていた。だから消化器内科のS先生から、吐き気は高血圧からではないかといわれてしまったのだ。

元々は高いほうだが、薬で下がっているので、その心配はありません、というと、S先生は、更年期障害の可能性も……と続けられた。

たまに薬を飲み忘れると、覿面、血圧が高くなったり、頻脈になったりするので、やはり薬でよくコントロールされているんだなあとありがたく思う(それを思うと、喘息や冠攣縮性狭心症くらいの副作用は仕方がないと思う。肝機能に影響がないのはありがたい)。

それにしても、肝炎と胃炎と逆流性食道炎を患いながら3㎏近くも体重が増えるなんて、どういうことだろう? うちの体重計が壊れているのかと思っていた。

見た目にはそれほど変化が感じられないのだけれど、ワタクシ的にはゆゆしくも、摩訶不思議な事態だわ。

幸い、肝炎はぐんぐんよくなってきているみたいだし、このところ胃の具合もよくなってきて食欲が出てきたので、そのうち痩せるだろう(?) コーヒーやお茶の味はまだ変に感じるけれど。

名を呼ばれて診察室に入ると、先生はわたしが受付で渡した大学病院からの報告書に見入っていらした。

「あれー? 僕ね、うちでした検査結果はファクスでS先生に送ったんですよね。うちで飲んでる薬、何ともないって?」と、先生は情けない声を出された。

大学病院で受けた検査結果は、グラフまで添えられて詳しい報告がなされているようだったが、言葉としては循環器クリニックで飲んでいる薬はわたしには問題ありません――といった主旨のことが簡単に書かれているだけだった様子。

そういえば、代診の先生による報告書にも、薬剤性肝炎と判断します――と簡単に書かれていたみたいだった。

おふたかたとも、決して寡黙というわけではなく、多弁なくらいなので、それから察するに、文章での説明はお得意ではないのかもしれない。

わたしは補った。「逆からいえば、先生から出していただいた薬以外は全て危ないということで……ここで出していただいた薬以外は一切飲むなとまでいわれました」

「フルタイドもいいって?」と先生。「はい」とわたし。

すると、先生は納得したような、しきれないような複雑な表情をなさり、無言。

「あと1回だけ見せて、とおっしゃいました。1月5日に行くことになっています。そして、長い時間をかけてゆっくりと見ていったほうがよいともおっしゃいました」とわたし。

先生は初めて納得したように深く頷いて、「そう。じゃあ、それ以降はここでしっかりと診ていきますからね。1月に診察に行ったら、そのときの内容は詳しく教えて」とおっしゃった。

心臓だけ診ていただいていたのが、呼吸器内科の閉院で喘息も……今度は肝機能のチェックまで。何だか申し訳ないなあ。

「で、心臓の調子はどうなの?」と先生。「心臓のほうはこのところ、すごくいいんです」とわたし。この夜、発作が起きるとはね。なぜか、よくあるパターンだけれど。

いつものように脈と胸の音。血液検査でわかっているからだろう、目を診ての貧血のチェックはなかった。

「では、年末年始はどこへも行かず、家にいるんですね?」と先生。

わたしは家にいるとも旅に出るともいったわけではないので、これは、年末年始には家におとなしくしていなさいという指示なのだ。

「はい、家で過ごします」と、自ずから優等生じみたムードになり、わたしは答えた。

「息子さんが、帰って見えたりするだろうね?」と先生。「いえー、どうでしょう。主人と折り合いが悪いんですよ。男同士って、難しいですね。どうして、ああなのかしら?」とわたし。

先生は包容力のある表情で、「そうあるよ。僕もそうだった。親父は元気がよすぎてさ……」「ぶつかる? 似すぎているからかしら?」とわたし。

すると、先生は驚いたような顔をなさり、「僕は、全然違う」「そういえば、うちも違いますね。でも、親子なのになぜ?」と、不思議なわたし。「親子だから、じゃないかなあ。むしろ、親子だから……」と静かな真剣な面持ちで、先生。「親子だから、ぶつかる?」とわたしがいうと、先生は子供に返ったような、繊細そのものの表情で微かに頷くようになさった。

春のように明るい先生の複雑な内面を垣間見た気がした。あの柔らかな明るさは、その複雑な翳りにしっかりと支えられていてこそ、なのかもしれないとわたしは思った。

何だか、癒やされた受診だった。

薬はいつもと同じ。(心臓の薬)インデラル、ヘルベッサー、アイトロール、シグマート、頓服のニトロペン。(喘息の薬)フルタイド。

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昨日の夕飯

昨日の夕飯

パワーがほしいときは、大好きなハンバーグをします。家族の好みにより、夫は和風ソース、娘はチーズハンバーグ、わたしはスタンダード(?)ハンバーグ。

少し見えているのは、焼くだけで美味しいので、よくする焼き厚揚げ。わたしはトースターで焼いています。昨日みたいに時間がないときは、助かる一品。ゆず胡椒としょうゆ、あるいはぽん酢なんかであっさりたべるのが美味しい……。

最近デザートに、ネット閲覧で参考にさせていただいた、アボカド、牛乳、はちみつをミキサーにかけたものを冷やしておきます。これが好評!

以前ご紹介した服部先生のアボカドのスープのデザート版といった感じです。クリスマスやお正月にもいいでしょうね。

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2010年12月22日 (水)

ペン挿しにちょっと便利

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 恥ずかしながら、家計簿をつけたり、化粧をしたりする主婦っぽい一角です。逆からいえば、それ以外のことはしない一角です。

 創作の下書きや読書などは居間の炬燵ですることが多く、そこにはペン立てがあり、ごそっと鉛筆、シャープペン、ボールペン、マジック、蛍光ペンなどが立っています。

 ペン立てには試行錯誤があり、未だに満足のいくものには出合えず、ここ数年はシンプルな缶タイプを使っています。

 主婦っぽい一角では家計簿をつけるか、ちょっとメモするくらいの書く作業しかしないので、ボールペン1本あれば足りるのですが、缶タイプから持って来たボールペンがいつのまにか居座り、家計簿の上にまとまりなく存在していました。

 かといって、ここにペン立ては置きたくない気分。ロフトに、プラス ステーション株式会社のリビングポストというのがありました。小物トレーとDMホルダーがセットになっているものを買ってみました。

 小物トレーは、まとまりなく散らばっていたテーブルの上の小物を整理するのに便利でしたが、DMホルダーはプチ屏風みたいに見え、そこに自転車のキーやボールペンを挿したりして、面白い一角になりました。

 返事の必要な手紙なども、ここへ挿しておけばいいかもしれません。案外このホルダーは使えるかも。ただ、このリビングポストはダンボール製なので、長持ちはしないかもしれませんが。

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師走の焦り

焦ってきました。

今夜にでも、年賀状に取りかからなくては(うーん)。

終わったのは、食品ストッカー、冷蔵庫の上段のチェック、トイレの壁の掃除だけ(何か散漫な進行だわ)。

手の届きにくい換気扇は夫がやってくれる約束。台所は最悪な場合はこのままでもいけそうですが、夕飯の支度のたびに一部分ずつ予定をこなしていきましょうか。

右腕が五十肩っぽいので、電気の傘の掃除も、夫か娘にやって貰ったほうが無難。いつやって貰うか、確認の必要(もう最悪な場合は、年明けてからでもよいのです。清潔にしさえすれば)。

うかつなことに、本棚の整理は、今年最後の古紙出し日だった18日までにやるべきでした(後の祭り)。ブックオフにも持っていけない傷んだものなどは、持ち越しですかね? 整理はやっておかないと、このままでは新しい客人を迎えられないか、本に混じって暮らすことになりますわ。

何と何と、今年最後の不燃物は15日でした(これも後の祭り)。ゼイゼイ。出遅れすぎていて、何かまた喘息出そうですよ。ごみ出し日、少なすぎやしませんか?

可燃物は30日。遅くとも27日までには掃除を終えなくては。飾りつけ(というほどのものはしないが)28日までに。ややっ、大学病院の受診が27日に入っていました。だめだ、こりゃ。

パニック……

クリスマスのスパークリングワインは買いました。正月用品で買ったのは屠蘇だけ(それ用の清酒はまだ)。カレンダーは必要な数買いました。

頭の中がまとまりませぬ。再びパニック…

その前に、今日の洗濯と掃除と夕飯はどうするのでしょうね、もう5時ですよ。

わー!

(体調はだいぶ戻りました)

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追加

追加

背中のツーンと痛んだあたりが、また痛いようなだるいような凝ったような、たまらない感じになって、それがしだいにひどくなったので、再び舌下。

これでどうやらかな? 吐きそうだったのまで、ましになりました。

パーマかけるのも命懸けですわね。

ニトロの殻がのっているのは、最近使い始めて気に入っているドクターシーラボの薬用アクアゲルSセンシティブ(敏感肌用クリーム)。

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ついにお出まし

ついにお出まし

背中が痛かったが、そのど真ん中がツーンと痛んだ。

迷わずニトロ舌下。背中から清涼感がひろがるのが可笑しい。胸の中は最後に涼しくなった。変わったパターン。

でも、どうやらこれで元気になれそうな気がする。ニトロ王のお出ましで物事が解決する世界に、また迷い込んでいたようだ。

疲れすぎていて、起きるのはまだ無理。

あと数時間休憩します。

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何か、しんど

起き上がれず。

地面に叩きつけられた蛙になったみたいだ。

カエルの歌がきこえてくるよ〜♪

前にもあったわね、たしか。別のシチュエーションで。

最近、具合が悪いときは蛙がおもい浮かぶ。前は南方の兵士だったわ。

家事が溜まってる。昼までには、蛙から人間の女に復帰しなくちゃ。ゲコ。

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夜中、咳が止まらず

風邪ではなく、喘息だと思う。

昨日、美容院で喘息の発作が起きないようフルタイドの吸入を増やしたが、増やしたあと起きがちな咳。咳だけで、たいしたことはないけれど。

枕を高くして眠ろうと努めるも、あまり眠れず。少し消耗しまひた。

でもいいの、1年ぶりに美容院に行けたから。美容師さんに尋ねると、前回は1月だったとのこと。

何ともう朝。

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2010年12月21日 (火)

あれ、鏡の中に母が……?

美容院を出、デパートの椅子で疲れを休めながら、記事を書いています。

循環器クリニックも美容院も師走だけのことはあって、混んでいました。

今日は外食の予定なので、その点は楽ですが、さすがに疲れました。

クリニックが午後にずれ込んだため、美容院が予約の2時には間に合わず、半に着きました。それから3時間半。

パーマ、カラーは湿疹が治りかけた今の状態でどうだろうと不安で、担当の美容師さんに相談しました。

娘から肝炎の話を聞いていた美容師さんはお見舞いをいってくださり、次のようにおっしゃいました。
「状態が悪いときはしないほうがいいでしょうけれど……うーん、Nさんくらいのかたなら、そのまま行きます」とのことでGO!

パーマ液を回しかけられたとき、頭に火が点いたような刺激を覚え、早まったと内心青褪めましたが、そのあとは無難に推移し、見事、髪だけはマダ〜ムに変身ですわ。

前髪が伸びていたので、それを生かして、前髪は長いままのストレート風、短めのボブっぽい感じですが、ボリュームが少ないので大きめのカールでパーマしていただきました。

ショートにするつもりだったところを、髪型の雑誌を見ているうちに気が変わったのでした。

で、仕上がりはかなり気に入りましたが、いつになく興奮したことには、鏡を見て、なつかしさでいっぱいに。

ある時期の母にそっくりでしたから。48歳で亡くなった母でしたが、昔の人は今の人より落ち着いた髪型や服装をしていましたし、表情や物腰もそうだったでしょ?

今の髪型は、わたしにとって、これまでで一番大人びた(と中年がいうのもナンですが)スタイルで、現代風のシャープな雰囲気を引き算すれば、ある時期の母の髪型になるのですね。

わぁ、お母さん! といいたくなるくらい容貌も似てきたみたいです。幸い、元気に見えた頃の母に。

デパートの椅子に来るまでに、途中途中の売り場で、何度も鏡を見てしまいました。母がなつかしくて。

今日のうちに、何度も何度も見ておかなくては。一晩寝れば、輝いている美容師さんの作品もくしゅっとなってしまって、鏡の中にはたぶん、魔法の解けたいつものわたしが残されることでしょうから。

循環器クリニックでは、主に、大学病院でのことと、年末年始は家にいるかどうかの確認でした。

心臓病患者には、寒くて混むときの遠出はおすすめでないようです。前回循環器クリニックで受けた血液検査の結果もいただきました。詳しくは帰宅後に。

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2010年12月20日 (月)

久々の美容院の予約

肝炎が治ってきたお陰ではないかと思いますが、湿疹がよくなってきたので、何ヶ月ぶりでしょうか……美容院の予約をしました。

頭皮の状態を考えると、パーマと白髪染めはまだ控えたほうがいいだろうとは思うのですが、不安定になりがちな体調を考えると、今のうちにやっておきたいという気もします。

明日美容院に行ってから、担当の美容師さんに相談の上、決めることにしました。

何だか、心が弾みます。

結局、薬剤性肝炎の原因となった薬剤が何であったかはわかりません。

これからは西洋薬に注意が必要なことは勿論ですが、漢方薬には完全にドクターストップがかかってしまいました(基本的には、安全性が確認できた現在服用中の薬以外は一切飲むなということです)。

漢方に夢のような期待を寄せたこともあったことを思うと悲しくなりますが、娘のひどかった湿疹が漢方医の治療により綺麗に治ったことを考えると、わたしの場合は特殊としても、西洋薬にしろ漢方薬にしろ薬との相性は人それぞれで、自分自身が賢くなる必要があることは当然として、よい医師、よい薬剤師との出会いが鍵を握る気がします。

コメントを通じて、だぐまま様からはいろいろと教えていただきました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いしますね。

湿疹がぶり返さないことを祈りつつ、明日はさっぱりしてきます。

午前中は循環器クリックに行かなくては。

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申し訳ございません。

先日の記事では、村上春樹関連で最近検索してご訪問くださった方々に対して、申し訳ないことを書いてしまいました。お詫び申し上げます。

ごく一部の無礼な訪問者に腹を立てたにすぎませんでしたのに、あの書き方はありませんでした。

検索がきっかけでご訪問いただき、あちこち覗いていただければ、管理人としては願ってもないことです。

こんな未熟な管理人でございますが、今後共よろしくお願い致します。

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2010年12月19日 (日)

毒気に当てられたのかしら?

頭が重くて、吐き気がします。

で、夕飯まだです。今日中に夕飯終えたいと、吐き気の回復を待っているところ。まあ無理して食べる必要はないんですが。

肝炎がよくなってきてからは、こんな症状はなくなっていたのに、ハルキ現象の毒気に当てられたのかしら? 現象が起きるたびに、1度は寝込みますわ。

変な理屈、披露する人がいらっしゃいますもの。短い文章の中に、動脈瘤が3コはあって文意が通じません。その文章を苦労して読み解こうとしていたら、覿面、気分が悪くなってきました。

ちょっと面白いところもあるので、紹介したいくらいだけれど、後が怖いのでよしましょ。風邪かなあ?

『インセプション』のDVD観るつもりだったのに。

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ハルキ現象に疑問を覚えて

2010年12月20日 (月)
申し訳ございません。
http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/12/post-0b15.html

村上春樹『ノルウェイの森』原作の映画が封切られる前に、当ブログへの訪問者は多い日で2,000人を超えた(ココログのアクセス解析では1,863人)。

普段は、1日に150人からせいぜい200人くらいの利用者がいる小さな図書館を想像していただきたい。

その多くがマナーのよい人々で、わたしがごくささやかな純文学継承の草の根運動の一環として行ってきた、現在ではなかなか読めなくなった山崎栄治訳のリルケの詩『薔薇』はじめ、かつて講談社から出ていた児童文学全集のリスト紹介、東京創元社から出ているバルザック全集に関する記事などには毎日のように閲覧者があり、わたしを悦ばせる。

カーリル・ジブランの本は現在も数種類が入手可能と思われるので、自分のお気に入りしか紹介していないが、閲覧者が多い。卑弥呼関連、ユイスマンス、シモーヌ・ヴェイユ、Notes:不思議な接着剤で触れているカタリ派・グノーシス・原始キリスト教・ユダヤ教に関する記事、コミックスでは『テレプシコーラ』、映画ではベルイマンの諸作品とか最近の『インセプション』『アリス・イン・ワンダーランド』、この時期には年賀状。料理の記事には毎日閲覧者が多い。芸術関係の記事の閲覧者も多く、フジ子・ヘミングに関する記事では男性からの心温まるメールと貴重なリポートをいただいた。

村上春樹の記事には公開以来、毎日多くの閲覧者があるが、普段は比較的マナーのよい閲覧者が多くて、いただくメールもわたしの考えに共感を示す女性からのものが多い。

しかし、何かイベントがあるたびに(前回は1Q84、今回は映画の封切り)、普段は静かな図書館に、大勢の人々がどやどやと押しかけて、ゴミを散らすわ、あちこち漁り回るわ、本は汚すわで、迷惑を蒙っている。

誇大広告のため、イベント前にハルキ現象は最高潮に達し、イベント後は潮が引くように沈静化するのが常だ。封切り後は、訪問者は600人から800人に減った。

福袋と同じと思われる。文学の広告があれでいいのだろうか?

日本を代表する世界的作家の歴史的偉業……風の赤面するような誇大広告を真に受けて、『海辺のカフカ』『1Q84』を子供(小学生、中学生)に与えた後に読んでみて後悔したというような記事を複数閲覧したときは(与える前に読んでほしいものだが)、憤りの念を禁じ得なかった。

今回の映画『ノルウェイの森』でも、これはPG-12に指定されており、「12歳未満のお客様は、なるべく保護者同伴でご覧ください。」となっているが、対象年齢をもっと上げるべきというレビューを閲覧し、商業主義の一番の犠牲者は子供だと胸が痛む。

ところで、このイベントのたびに膨れ上がる現象について、わたしは商業主義の凄まじさに呆れてきたが、今回初めてこの現象に深い疑問を持った。

このハルキ現象の責任者は誰かということを考えてしまったのだった。

村上春樹は芸能人ではない。今やとめどもなく膨れ上がるかに見えるハルキ現象も、火元は作品の誇大広告にあり、その責任者はいうまでもなく村上春樹だろうと想像した。

わたしは本を出したことすらない素人だからわからないことだけれど、誇大広告というものは勝手につけられてしまうのだろうか。

それに対して著者は何もできないのだろうか。

何もなすすべがないのだとすれば、著者の責任は問えないが、もし何かしら手を打てるのだとすれば、この現象の責任者は村上春樹当人ということになる。

ここまで考えてしまうのは、あまりにハルキ現象が文学的なムードとはかけ離れた異質なものだからだ。

新興宗教か芸能人に伴う現象に酷似している。

映画『ノルウェイの森』についてのわたしの感想を聞きたいという人もいるが、原稿料が貰えるわけでもないのに、そこまではしたくない。2回観た『インセプション』の記事さえ、完成させる時間がないというのに……。『ポッター』の記事もまだ書けていない。

ところで、村上春樹は世界中でよく売れているという話だが、どのような層の人々によく読まれているのか、調査の必要があると思う。

純文学などというものはない、といわれ始めたのと、村上春樹の作品が売れ出したのは同じような時期だったと記憶している。

しかしまた、純文学の社会的栄冠ともいうべきノーベル文学賞に(ハーレクインロマンスにノーベル文学賞が授与されたという話は聴かないから、あれはやはり純文学作品が対象と思われる)、村上春樹の売り手とファンほど期待をかけている人々はいないように見える。

純文学の愛読者は普通、そのような世俗的出来事と作家を結びつけて一喜一憂したりはしないものだと思う。

どんな作品にも訴えかけてくる部分があり、長所短所がある。わたしは記事で書いたが、直子の描写は優れていると認める。そして、その時点で彼はどちらの方向へも行けたと書いた。

熱狂的ファンの中には、わたしの記事や評論をよく読みもしないで攻撃してくる人がいるけれど、わたしほどムーディーな習作『ノルウェイの森』をよく読み(名作と呼ぶには文学作品としての体裁が整っていず、作者の姿勢に疑問があることを評論中で指摘した)、才能を的確にチェックしようと真摯に試みた人間は少ないと思う。

このようなことは本来ならプロの評論家がやるべき仕事で、わたしのような一主婦がすることではないはずだ。そう想うと、虚しさがこみ上げる。

村上春樹の作品を読んでいるときは心地よいが、読後に倦怠感、嫌悪感に襲われて、その原因がわからなかったところ、わたしの記事、評論を読んで医師に患部を指摘して貰ったような気がした……という感謝のメールをいただかなかったら、とっくに村上春樹に関する記事は非公開にしてしまっていたと思う。

ちょうど、この記事を書き終わったとき、長年、統合失調症を患っている女友達から電話があった。

精神病薬の副作用によるパーキンソン症候群がなかなか改善されないという。そのための薬が増え、今度はその副作用にも悩まされているというので、改善に役立たない薬は切って貰って、医療用ステッキを積極的に活用するほうがよいのではないかといった。

わたしは薬剤性肝炎の話をし、そのあとで彼女の作品の話になった。障害者対象の賞に作品を応募する相談だった。……余談になった。

※当記事に関するコメント、メールは受け付けておりません。

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なかなかお相手できずに、すみません。

話し相手や議論の相手を求めるかたから、メールをいただくことが多いので、掲示板でも設ければ……と考えることがありますが、管理する自信がありません。

サイトの更新を頻繁にしているので、よほど暇と思われているのかもしれませんが、そうでもないんですよ。

また、作品の発表の場を求めて見えるかたもちょくちょくあるので、ジャンルを限定した作品の投稿サイトを設けられれば……と、これはかなり真剣に思うことがあるのですが、掲示板以上に管理の自信がありません。

そもそも発表の場を求めているのは、わたしもそのはずですが。当ブログが雑誌の価値を有し始めたのでしょうか?Σ(゜□゜;)。
まさかね、ほほほ……。

何にしても、表現や交流の場を欲していらっしゃる方々は多いのだなあ、とサイト運営を通じて痛感した次第です。

でも、とりあえずは、今とりかかっている児童文学作品を優先させます、ごめんなさい。

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2010年12月18日 (土)

マリオ・バルガス=リョサ『世界終末戦争』様、御到着。

マリオ・バルガス=リョサ『世界終末戦争』様、御到着。

書店勤めの娘が、マリオ・バルガス=リョサの『世界終末戦争』(胆敬介訳、新潮社)を購入した。

娘の勤める書店には在庫がなかったそうで、わざわざ注文したらしい。

娘は購入しただけでも満足そうだが、わたしはたまらない。客人を迎えた気分になって、落ち着かない。

本は人と同じくらい影響力のあるオーラを持っているから、高級感のあるオーラを持っているような本が身近にあると、高揚させられるだけでなく、それなりの敬意を払わなければならない気がしてくる。

積ん読なんて申し訳ないのだ。でも、わたしには読みたいというより読む必要に駆られている複数の本があり、いっぱいいっぱいだ。

また、これは余談で、オーラとは関係ない話だが、わたしは5,000円札を手にすると、落ち着かない。皺があると、申し訳ない気がするし、綺麗なお札だと使えなくなる。

わたしは別に樋口一葉の愛読者というわけではないけれど、お札に作家の顔を載せるのはやめてくれといいたくなる。

『世界終末戦争』はぜひ読んでおきたい本であるだけに、傍にあることが恨めしい。

かつて、夫は泉鏡花選集、世界文学全集などをコレクションして楽しんでいた。いつ頃からか、夫は別のことに熱中し出して、本は自分の読みたい本しか買わなくなったので、わたしの興味とはリンクするところがなくなった。

わたしが興味を示さない本類を夫は部屋に溜めるだけ溜め込み、壁際にピラミッドが完成すると、ごっそり棄ててしまう。せめて売ればいいのに、とケチなわたしは思うが、面倒臭いといって、棄ててしまう。

今は娘が、かつての夫そっくりなことをやり出した。高級感のある本のコレクションだ。勿論、娘だって、気分や時間の許す限りはそれらを読む。

が、気軽に読める本を買う癖もあるから、娘にはコレクションした本を読む暇がほとんどないのだ。

読む責任はわたしに押しつけられるというわけ。嬉しい悲鳴!

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2010年12月17日 (金)

豚のしょうが焼き(脇雅世先生レシピ)、タラコスパゲッティ

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 過去記事で、服部先生の豚肉のしょうが焼きのレシピをご紹介しましたが、脇雅世先生のレシピで作ってみました。たれに肉を漬け込んで焼くのではなく、焼いてからたれをからめるところは服部先生のやりかたと同じです。

 豚のしょうが焼きを「しょうが焼きからステーキまで。」(脇雅世、小学館、2009年)から簡単にご紹介します。詳しくは、本をご覧になってくださいね。

[材料・2人分]

  • 豚ロース肉(しょうが焼き用)……6~8枚(200g)
  • 下味
      塩・こしょう……各少々
  • たれ
      しょうが……1かけ
      酒……大さじ2
        しょうゆ……大さじ1強
      砂糖……大さじ1/2

[作り方]

  1. 豚肉は、両面に軽く塩、こしょうをふる。パックから出した状態のまま両面にふり、肉をほぐしながら軽く混ぜ、そのまま室温に10~15分おく。
    しょうがをすりおろし、酒、しょうゆ、砂糖を加えてよく混ぜる。
  2. フライパンにサラダ油を入れ、強めの中火にかける。30秒~1分熱して油が温まったら、肉を1枚ずつ広げて入れる。肉を入れたとき、ジュッと音がするぐらいが油の適温。肉を全部入れたら、先に入れた肉をめくり、下面に焼き色がついていたら、上下を返す。
  3. 両面に焼き色がついたら、合わせておいたたれを回しかけ、肉を返しながら全体にからめる。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

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 昨日は、タラコスパゲッティでした。我流になっていて、そのときによって味つけが違いますが、昨日はこんな具合。

[材料・3人分]

  • スパゲッティ……300g
  • オリーブオイル……大さじ3
  • タラコ……2腹
  • 日本酒……大さじ1
  • しょうゆ……小さじ1
  • こしょう……少々
  • あさつき、大葉、刻み海苔……適量

[作り方]

  1. たっぷりの湯と塩でスパゲッティを茹でます。わたしはディ・チェコの№11(太さ約1.6mm)を使いました。
  2. タラコは、縦に1本切れ目を入れて開いたら、スプーンで中身をかき出し、ボウルに入れます。オリーブオイル、日本酒、しょうゆ、こしょうもボウルに入れておきます。
  3. 茹で上がったスパゲッティの水気を切ってボウルに入れ、全体を混ぜ合わせます。
  4. 器に盛り、あさつき、大葉、刻み海苔を散らします。

 前回は、バターとレモン汁も加えました。バターを加える場合は、オリーブオイルの量を減らします。昨日のタラコスパゲッティはあっさりとした感じでした。家族は、どちらも美味しいといってくれました。その日の気分によって、あれこれ試してみれば楽しいですね。

 ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

 最近は夕飯の記事をサボってばかりですが、なるべくしっかりと作るように心がけています。夏前くらいから薬剤性と思われる肝炎になってしまい、食べ物の味がしなくなって、食欲もあまりありませんでした。幸い回復してきたようで、だんだん食欲も戻ってきました。すると、料理がまた楽しくなってきました。

 今日は、クリスマスイブ、カウントダウン(大晦日)のメニューを考えていました。

 クリスマスイブには、3回チャレンジして3回失敗した、「おうちでシェフ味 おいしい基本のイタリアン」(世界文化社、2004年)の中の鶏胸肉のソテーバルサミコソースに4回目のチャレンジをしようかしらと考えています。

 家族は美味しいといってくれましたので、大失敗ではなかったのですが、ワタクシ的に不満な点を改善して、サクッ、フワッとした肉の歯触り、ジューシーな味わいとバルサミコソースとバターの夢のようなコラボを、ぜひ成功させたいのですね。それに、あっさりとした海鮮リゾットかな。

 もしかしたら、気が変わって別のメニューになるかもしれませんが。 

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2010年12月16日 (木)

アンリ・シャンパンティエのクッキー『プティ・タ・プティ』

アンリ・シャンパンティエのクッキー『プティ・タ・プティ』

「まるでパリの石畳」とありますが、クッキーの美貌(?)にうっとり。

甘さを抑えた上品なクッキーですので、贈り物にもいいですよね。

これはSサイズ。他に確かMとLがあったと思います。

クリスマスカラーのマカロンが、予約受付中でした。あの燃えるような赤と緑の美しさときたら!
あれは鑑賞用ですわ。食するには、美しすぎます。どんなにか美味でしょうけれど。

わが家には贅沢なお菓子ですが、たまにはね。休日だった家族と夕方クッキーでお茶しながら「ああもうこれで、夕飯いらないわね」と娘にいった言葉を夫が聞いて、「そんなあ、作ってよ~!」ですって。

夫は散髪に行き、染めて、いつもより可愛らしい頭になっているので、撫でてやり、夕飯も作りましたよ。久しぶりに明太子パスタ。

明日は牛丼。なんか、手間を端折ったメニューでしょ?

創作もですが、雑用その他、溜まっています……年賀状、まだ1枚も書いていません。大掃除も、今年こそは早くから始めたいと思っているのですが。

そんな心境と矛盾するようですが、クリスマスケーキ、手作りしてみればよかったなと思います。モロゾフのを、もう注文してしまいました(いつも頼んでいたところのものは今回、残念ながらありませんでした)。

胃の調子はもう一つなのに、お菓子を作りたくなるなんて、ずいぶん健康(肝炎)が回復した証拠ですね。自己免疫性肝炎ではなくてよかった。それだと、もっとかかったでしょう。先生がた、ありがとうございました。

携帯からの更新を続けているうちに、メールを頂戴したりしているようです。

パソコンからお返事したいと思いますので、明日になるかもしれませんが、お待ちくださいね。

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大雑把な執筆予定

胃の具合は相変わらずですが、ガスターでやっていく覚悟を固めました。

今日は例によって、通院疲れで使い物になりそうにありませんが、なんといっても、異常に疲れていた夏頃に比べれば、元気になりましたし、湿疹も軽くなってきて、そろそろ美容院にチャレンジしようか、それとも来年まで待とうかと迷っているところです(ザンバラ髪で通していました。最近は伸びて、シュシュで結べるようになりましたが)。

あの夏頃から続いていた粘り着くような疲れとひどい湿疹は、やはり薬剤性肝炎が原因だったのでしょうね。昨日の先生は、パリエットが原因と断定するようなことをおっしゃいましたっけ。

そういえば、忘れていたけれど、インフルの予防接種受けておきたいなあ。これまでは適切な時期に、呼吸器クリックの先生がいってくださっていたのでした。

来週、循環器クリックで訊いてみようと思います。

何か創作関係のことをやりかけると、病院が入って、何をしていたのか忘れてしまうこの頃でした……。

ああそうだ、シュルレアリスムについて一部分書いたところだったのでした。ゴッホ、エジプトの巫女についても放置状態。

娘が映画『インセプション』のDVDを買ったので、鑑賞後に、中途半端なレビューをしっかり書きたいと思っています。

この中で優先すべきは、エジプトの巫女に関するノートでしょうか。モーセに接近するために、同時代といってよい時期のエジプト関係のことは眉唾かもしれないものを含めてチェックしておきたいのです。何しろ、確実にわかっていることが少なすぎるので。

ノートと並行して、児童文学作品『不思議な接着剤』を進める予定。年内に、竜のオーラを子供たちが目撃するところまで進められたら、それで満足することにしましょう。

インセプション、ゴッホ、シュルレアリスムは、創作が無理な体調のときのお楽しみに、ということで。

今年の映画イチ押しは、インセプション。

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帰宅したら、届いていた訃報

訃報が届いていた。

福岡県に住んでいたのは、娘が中2、息子が小6の1学期までだったから、昔話になるが、その頃お世話になったW医院の院長であったかたが86歳でお亡くなりになったという知らせだった。

前回、肝炎になって治療を受けたのは、その医院でだった。阪大出の物知りな、素敵な紳士だった。

まだ冒頭部分しかサイトにアップできていないが、その拙作『救われなかった男の物語』の冒頭部分にだけ登場するドクターは、W先生がモデルだった。勿論、舞台設定は全く異なる。もう一人の登場人物である悪漢ドクターと対比させるために、清廉なお人柄だけ参考にさせていただいたのだった。

先生は、患者さんが少ないときの雑談がお好きで、わたしが作家志望とわかると、自分も文学好きだから、ぜひ作品を拝読したいというお話だった。

が、あとで奥様から伺ったところによると、小説は先生には睡眠薬とのことだった。本当の文学好きは奥様のほうで、熱心に読んでくださり、これも冒頭しかアップできていないが、『銀の潮』を大変好んでくださった。まなざしの美しい、思慮深い雰囲気の奥様だった。

ご夫妻は、「あなたの小説の文章は流れるようで艶がある。ストーリーには勢いがあって、読ませる。絶対に作家になれる」と、熱心に励ましてくださった。そして、将来の作家に接するように接してくださるのだった。

先生がモデルとして登場する小説は、織田作之助賞の最終候補になった。

そのうち、先生の妹さんがやはり若い頃からの作家志望で、同じ(旧)「関西文学」に所属されていることを知った。

ところが、「○○子、おまえが作家になるのは無理だ」「そう、無理ですよ」などと、ご夫妻はあからさまに妹さんを軽んじていらして、わたしは呆気にとられたものだが、その様があまりに率直で真剣なため、嫌な感じがするどころか、むしろご夫妻が妹さんの作家志望を自身のこととして考えるあまりの手厳しさという印象だった。

だが、そんなことをいわれると、キャリアのある(ご専門の分野で講演などもなさっていた)凛々しい職業婦人といった妹さんも、無言で沈み込まれてしまい、わたしはハラハラした。

わたしはその後、頻脈の治療を受けるために市立病院に移ったので、もっぱら、この妹さんとの文学づきあいが続いた。

邪馬台国関係の季刊誌で有名な出版社の女社長さんと、会わせていただいたりした。

女社長さんは、これはアップ済みのエッセー『卑弥呼をめぐる私的考察』をとても気に入ってくださり、季刊誌に載せてくださろうとしたが、古代史専門家である編集者の許可が降りず、残念ながら実現しなかった。

この女社長さんは、行動を共にしていた編集者の見張りが必要なほど、魅了された作品にはほろりとなって、本を出したい気分に駆られるところがおありのようだった。

わたしは編集者から、早々と牽制されたものだ。「うちは出せるわけがありません。無理ですよ、採算がとれないことはやれないんです。諦めてください」

その頃はまだわたしの作風はかたまっておらず、習作段階との自覚があったから、別に出版の欲望もなかったのだが。

女社長さんが、当時、わたしの作品に惚れてくださったことは確かだ。卑弥呼の小説を仕上げるよう、励ましてくださったのだが、生憎取材の点で思うに任せず、まだ仕上がっていない。

女社長さんのとって喰わんばかりの鋭いまなざしと、別人のような、ほろりとなって慈愛そのもののような表情とを同時に思い出す。

妹さんはわたしのために、女社長さんを牽制して、「この人はまだ子育ての最中で、自費出版なんかできないんだから、わかっているわね?」と何度かおっしゃり、するとそのたびに、女社長さんは律儀に、「うん、うん、わかっている」と沈んだような真面目な表情で頷かれるのだった。

過日、出版社のホームページに行ってみたところ、現在は息子さんが社長を継がれているようだ。

W先生の思い出には、治療の記憶とは別のところで、こうした文学づきあいの楽しい記憶が華やかに彩る。

ここ数年、先生のことを思い出すことは多かった。肝炎も、先生を思い出させた。なつかしい。

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2010年12月15日 (水)

(大学病院)内分泌・糖尿病内科受診

長崎の従兄にそっくりな先生で、驚いた。

率直でありながら、温かみのあるユーモアがおありなところも従兄を連想させ、なつかしい(というのも変だが)。せっかちな雰囲気は、この病院で診ていただいた3人の先生に共通している。

腕のほうは知らないけれど、感じは好きな先生だなあ…と思ったが、この先生とはたぶん、次回でお別れすることになるだろう。

というのも、ホルモン系の病気で吐き気が主訴となる病気はなく、わたしが逆流性食道炎に効く薬パリエットを飲めなくなったことが吐き気の原因と思うといったことに肯かれたからだ。

先生は、逆流性食道炎の薬で、パリエットの次の選択肢となると、ガスターあたりなると気の毒そうにおっしゃった。

また、レッドクロスでU先生に副甲状腺について経過観察して貰っていることや、検査入院についてもお話しした。

U先生のことはよくご存じで、そちらはじゃあ、いいですね、とのこと。やはり、副甲状腺の場合は、まず、カルシウムが動くそうだ。

この先生だとあるいは、カルシウムが正常とわかった時点で切られたかもしれない。どちらがよいのか、素人のわたしにはわからないが。この点では、セカンドオピニオンになってよかったと思う。

この際、先生もおっしゃるように、せっかくだからホルモン関係を調べて貰うことにした。

頻脈の話をして、昔、その原因を探るために調べて貰ったクッシング症候群、バセドー氏病関係など、念のために改めて調べていただくことにした。

そういったあとで、密かに懐の心配をしていると、先生が「全部するとなると、きりがないし、どれを選ぶかだねえ。ホルモンの検査は高いから」とおっしゃった。

お任せして、主だった項目を選んでいただいた。結果は年明けに持ち越さず、27日に聞きに行くことになった。

もし、異常な点があれば、お電話くださるそうだ。「まず、そういうことはないでしょうけど」と先生。

話の途中で、更年期障害でしょうか、と訊いてみたが、スルーされた。この先生の辞書に、更年期障害という便利で曖昧なコトバはないらしい。専門分野の性格によるものなのかもしれないが。

今、会計をしに行ったが、5,560円だった。お、想ったより、リーズナブルではないか!

なかなか個性派揃いの大学病院だ。いや、レッドクロスもそうだし、県立出身の先生がたも個性的……ということは、人間はバラエティーに富むという一般論に落ち着く(何をいっているんだろう、わたしは)。

爽やかな気分になった今日の受診だった。

というのも、わたしは恩も忘れて不満たらたらだったけれど、どの先生もそれぞれの観点からよくやってくださっていたことが、何となくわかったからだった。正式なセカンドオピニオンではなかったにせよ、それに近い経験ができ、有意義だった。

今年は病院通いで終わりそうだが、来年は創作一色に染めたいものだわ!

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病院のスタバで、エルモと

病院のスタバで、エルモと

お昼予約なので、早めのランチ。朝はキャラメルと薬。診察前の食事は嫌ですが、空腹が長いと吐き気がしてくるので。

チーズとハムを挟んだフランスパン、ココア。カウンター席にエルモといます。

内分泌内科の受診で、少しでも進展があればいいのですが。

病院の中を、由布市との市境線(?)が走っていると聞きましたが、本当かしら?

さあ、行かなくちゃ。

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2010年12月14日 (火)

消化器内科受診 その2

『その1』http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/12/1-bb71.html

 青文字が昨日(12月13日)の血液検査の結果からピックアップしたもの。

AST(基準値13 - 33)=197.8 H→202.9 H→115.5 H→63.3 H

ALT (基準値6 - 27)=315.5 H→312.0 H→149.0 H→64.4 H

前々回高くなっていた総ビリルビンだが、今回も基準値内。

ALP(基準値115 - 359)=336→444 H→393 H→362 H

LAP(基準値38 - 75)=**** →92 H→93 H→81 H

GGTP(基準値10 - 47)=76.6 H→134.9 H→154.2 H→128.5 H

LD(基準値119 - 229)=289 H→271 H→229→207

 ちなみに副甲状腺の検査で重視されるカルシウムはというと、

カルシウム(基準値8.2 - 10.2)9.80→9.76→9.92

 カルシウムの数値は動かないのが普通で、これがいくらかでも基準値を超えて動いたとなると、大変なことになると以前、呼吸器クリニックの先生から教わった。

 このカルシウムはずっと基準値内なのだが、なぁんとなく微妙な数値。ホールPTH(副甲状腺ホルモン)がずっと高いだけに、いずれカルシウム値もよからぬほうに動くのではないかという懸念から、レッドクロスの内分泌内科で経過観察が続けられているわけなのだ。ホールの値も記録しておきたいのだが、生憎手元にない。

 ホールの値だけはすぐに出ず、次回ということになるため、いつも先生からいただくデータからはこぼれてしまっている。勿論、口頭では説明していただく。次回の受診時に、ホールのこれまでのデータをいただけないか、U先生にお願いしてみよう。

 明日、大学病院内で内分泌内科に回されることになったきっかけは、このホールだった。わたしがホールといったとき、「ホールって、何?」と訊かれ、S先生に専門外の内分泌のことはぴんと来られない様子だった。そのあと、内分泌科受診のお話が出たのだった。

 S先生がおっしゃるには、わたしは胃腸の具合が(器質的にではなく、機能的に)悪く、それを何とかしようとするあまり、色々な薬に手を出し(人聞きが悪いわねー、わたしはちゃんとお医者さんから処方して貰ったわよ)、そのことが肝臓を疲れさせてしまう結果となった……。

 胃腸の具合を悪くする根本原因を探るために、何か怪しい気がする内分泌に光を当ててみよう、ということだった。

 内分泌なら、レッドクロスで既に充分な光を当てて貰っているという気もしたが、それをご存知の上でなお当ててみたいということのようだから、せっかくの好意を拒否できなかった。今日になって、断ればよかった……という思いが強まってしまっているが。

 それより、レッドクロスで胃腸の検査を受けてから半年以上が経過したので、胃カメラをして貰ったほうがいいという気がする。レッドクロスでは軽い炎症がある(胃炎)といわれた。レッドクロスのN先生によると、逆流性食道炎は検査ではわからないそうだ。

 逆流性食道炎を患っていらっしやるかたがたのブログを閲覧すると、わたしと同じような症状が書かれている。ガスターくらいでは改善できにくいようだ。調剤薬局でも、パリエットとガスターは働きかたが違い、パリエットに比べたら、ガスターの作用は弱いと伺った。N先生によると、パリエットは水道の蛇口を締めるように胃酸をとめる薬だそうだ。

 わたしはS先生にパリエットのほうが効いた(できれば、あれを飲みたい)と訴えてみたが、ノン。器質的には異常がないのだから、危険(かもしれない)パリエットを飲むくらいなら、眠剤、安定剤で気を紛らわせるほうがよい、ということらしい。

 ところで、眠剤、安定剤とは、そんなに安全性の高い薬なのだろうか? 肝臓的にはそうなのかもしれないが、別の方面から考えると、わたしには極めて危険な薬に想えてしまうのだが……。

 わたしが根本的な解決を願っているのは、頻脈及び多発しないタイプの骨腫瘍が増える現象についてだ。

 確かに吐き気には困ってはいるけれど、(器質的異状はないため)栄養はとれ、命に関わることはないので、無駄な検査を重ねるくらいなら、ガスターで我慢したほうがよい。そういえば、よかった。明日の受診が憂鬱だ。夫と休みが重ならないため、バスで行かなくてはならないし。 

 来週は、循環器クリニックの受診。S先生からお預かりした手紙を、忘れないように届けなくてはならない。

 すすめられた婦人科の受診は、来年2月辺りに。ずいぶん、行ってないから、異常の自覚がなくても検診に行くべきだろう。

 次回の大学病院消化器内科の受診は、1月5日水曜日14:00予約(事前に採血)。 

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2010年12月13日 (月)

消化器内科受診 その1

外出先からなので、帰宅後に数値の記録などもしておきたいが、肝機能の値は順調に下がっている。

AST、ALTは60台。他に異常値だった項目の変化はゆるやかだが、肝臓は回復してきている。

エコーの結果も、肝嚢胞があるくらいで、問題なかった。

やはり薬剤性ではないかと先生はおっしゃった。そして、これくらい回復すれば、なくなるはずの吐き気があることのほうが気になるとのこと。ホルモンが原因であることもあるそうで。

急に増えないタイプの骨腫らしい骨腫瘍が増えたという話も気にかかるとか。レッドクロスで経過観察中であることや、これまでの経緯についてはお話してある。

水曜日に来られるか、と訊かれ、戸惑っていると、内分泌内科の先生に紹介状を書くから、一度診て貰いましょう、とのこと。

それって、セカンドオピニオンということかしらん?

どうせセカンドオピニオンを受けるのなら、腫瘍専門の先生の診察を受けたい気がしたし、吐き気は逆流性食道炎にパリエットが使えなくなったせいではないかと思ったが、水曜日に受診することにした(なった)。

いろんなことをおっしゃる先生で、わたしは元気溌剌に見える、内分泌疾患とも思えないなあ……などと内分泌を予約したあとで。

しかし、それはよくいわれることで、無理をして元気を装う癖のあることが、診察を受ける場合には明らかにマイナスとなっている。

更年期障害から吐き気が起きることもあるらしい。あるいは、心療内科的なことからも。

そうだわね、わたしにもいろいろあった(ある)からカウンセリングもいいかも……などと思ったのは、だが、通院疲れから気弱になったのではあるまいか。

肝臓はもういいね、とおっしゃるので、卒業かと思ったら、「あと1度だけ診せて貰おうかな。来年でいいよ」とのこと。来年といっても明けて5日だ。おまけに小さく「ゆっくり見ていきましょう」とつぶやかれたのは、あれは何だろう? あと1度だけなのに、ゆっくりも何もないんじゃ〜?

「Y先生が心配なさっているだろうから……」と、大学病院(消化器内科のS先生)に紹介状を書いてくださった循環器クリニックの先生宛に、お手紙を書いてくださった。

わたしに安全だとわかっているのは、インデラル、ヘルベッサー、アイトロール、シグマートというこれまで長く飲んできた心臓の薬、消化器の薬ガスター、喘息の薬フルタイドだけとのこと。

パリエットよりはむしろ(安全性が高いのか)眠剤、精神安定剤のほうをすすめるそう。ガスモチンもだめ。漢方薬は絶対にだめ。どうしても使う場合は一つ一つ試験期間を設けて使うことになるとか。

今の経過観察に続けて、怪しい薬を一つずつ試験する方法もとれるが、危険すぎるから、やりたくないと先生はおっしょった。

そんな殺生な話……小島に立っていて、波が襲ってくるのに怯えているみたいな気分になった。薬剤性も厄介なものだと身にしみた本日の受診だった。

わたしは比較的最近になって飲み出した消化器薬パリエット、ガスモチン、漢方薬である六君子湯エキス顆粒(レッドクロスの消化器内科処方)、それ以前に飲んだ漢方薬(漢方クリニック処方)だけを危険視すればいいと思っていたのに、そうではなく、安全性を確認できた前掲の薬以外は全て危険視せよ、ということらしい(料理に使うハーブすらも。きりがないわね)。

わたしは泌尿器科にかかって、膀胱炎に抗生剤を処方されることも多いのだが、それにも注意が必要で、大いに危険視すべきということは前の受診でいわれた。

基本的に前掲のS先生に許可された薬以外は飲むなということで、何だか風邪一つひけない不自由な暮らしに陥ってしまったようで、物凄く落ち込んでしまった(どうせ先生にはそうは見えないのだろうが……)。

エコーで左の卵巣が大きくなっているとわかり、婦人科の受診もすすめられた。また機能性嚢胞だろうと思う、婦人科受診は気が進まない。

⇒『その2』http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/12/2-abc1.html

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2010年12月12日 (日)

息子から電話

 長期出張先から東京の寮に戻っていた息子から、電話。

 声が嗄れていたので風邪かと訊くと、昨夜、大学時代の友人たちと3人でカラオケに行ったからだという。

 友人の1人は、本人はノンポリだそうだが、父親が昔、革命家だったとか。団塊の世代らしく、大学は東大。投獄されたこともあったが、今ではごく普通のおじさんとしての暮らしを送っているという。

 が、時々昔の面影をのぞかせ、アパートを決めるときについて来てくれたのはいいが、かつて大杉栄などが投獄された獄に近い場所にあるアパートを「おお、ここはいい……」とすすめ、獄のあるほうを見て、聖地をあがめるがごとくに感涙していたそうだ。

 友人は、そんな場所にあるアパートは嫌だったそうだが、安かったので、仕方なく決めたとか。

 彼は歌がすばらしく上手だそうで、男らしい響きのよい声で女の子の唄を歌うのだという。それがまた、不思議にマッチするのだとか。

 息子は夫(息子にとっては父親)と折り合いが悪いので、年末年始も帰省しないのだろうなと諦めつつも、九州の友人たちに会うために南下してくるかも……と期待しつつ、わたしはうちの近くのホテルのバイキングが美味しいことをアピールしたりしてみた。

 しかし、あの年齢になると、さすがに食べ物では釣れない。東京には美味しいものくらい、いくらだってあるだろうし。「大学までしか行かないよ」とスルーされた。

 三が日が過ぎたくらいから1週間くらい、有休を使って研究室に詰める予定だそうだ。仕事の関係で、そこまでは休めないかもしれないそうだが。長期出張中は大学に行けず、家での研究もできなかったため、息子には焦りがあるようだ。「教授から預かったテーマを、そんなには放っておけないからね」という。

 会社での仕事と研究の両立は難しいみたいで、いずれは会社をやめることを考えているようだ。うちも来年は夫が定年で、今以上にかつかつの暮らしになるだろうから、なるべくなら会社をやめてほしくないのだが、息子が自分で稼いだお金で、自分の考えでやることに、口出しはできない。

 ところで、わたしの本を出すことでは、夫は、躊躇するわたしの背中をむしろ押してくれている現状だ。賭けに出るなら今しかないよ、という。わたしは、アレクサンドリア木星王さんが明るい未来を暗示してくださったことで、その気になっている。

 1年くらい先の話になるかもしれないが、息子に、出版社に行くときはついてきてほしいというと、「おふくろは他人のことでは状況がよく見えるのに、自分のことではさっぱりで、よくだまされるからね」と息子はいい、ついて来てくれるそうだ。

 その肝心の児童文学作品『不思議な接着剤』が、健康状態が不安定なこともあって、遅々として進まない。だが、今更焦っても始まらないので、納得のいくまで時間をかけ、よいものに仕上げたい。

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やばい、今度は右肩が五十肩っぽい

 一昨日、右肩がズキッと痛んだので、「五十肩では!」と思い、気をつけていた。以前から当ブログをご訪問くださっているかたであれば、わたしが左の五十肩に悩まされた日々をご存知だろうと思う。

 幸い、今では左肩が痛むことはない。これに関する通院は終わったが、完全には上がらなくなってしまった。日常生活には差し支えない程度には戻ったので、これでいいでしょう、と先生はおっしゃった。だから、現在半年に1回整形外科に通っているのは、骨腫瘍の経過観察だけだ。

 右肩に関しては、これまでに何度か危ないことがあったのだが、今度はよほど気をつけないと、やばそう。寒くなったせいか、膝と股関節もたまに痛む。よっぽどの老体みたいで嫌になるわ。

 だいたい、左肩が五十肩になってからというもの、両膝と頭蓋骨に骨腫瘍らしきものがあることがわかり、副甲状腺がどうとかで、検査入院までして、何かその呪い(五十肩の呪い)が解けないまま、肝機能まで悪くなってしまった。……などというと、ミスター五十肩氏に、いいがかりだ!と抗議を受けそうだが。

 今はとにかく、肝臓の件がなるべく早く片づくことを願っている。大学病院に1年間も通うなんて、考えただけで憂鬱になるから。幸い、体調はよくなってきている気がする。明日はまた病院だが、血液検査では2週間前より、さらに数値がよくなっていることを期待できるのではないかと思う。だから、骨腫瘍の件は仕方ないとしても、五十肩くらいのものでも、この上、厄介ごとを増やしたくないわけ。

 早く、心臓疾患だけの身に戻りたい。そりゃ心臓のことも片づけば一番いいのだけれど、これはまあ慣れているから、老犬と暮しているようなものだと思えば……。喘息もあるにはあるが、これは今は循環器クリニックで一緒に診て貰えるから、通院の負担は軽くなった。

 パソコンのキーを打つ間にも、痛みの走る瞬間があった。今日は更新するにしても携帯からすることにして、なるべく右肩を安静にしておこう。

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2010年12月10日 (金)

シュルレアリスム展を観て No.1

 昨日、「宮崎県立美術館コレクションによるシュルレアリスム - 不条理と幻想の芸術世界」を観に行った。

 まさか感動して涙ぐむとは、思ってもみなかった。心底打たれた。魂を揺すぶられた。

 大学時代、文芸部ではシュルレアリスムが意識されていた。

 わたしも幻想性に惹かれはしたが、部での流行には食傷するほどだった。その挙げ句に、あれは奇抜さやナンセンスをひけらかす軽薄な技法にすぎないじゃないの。自動記述だなんて、馬鹿丸出しの危険なお筆先と変わりゃしない。といった否定的な感じがわたしの中で膨れていった。文芸部の連中はお洒落感覚で惹かれているだけではないか、とも思っていた。

 だからこそ、あれは何なのか、何だったのかを、検証しておく必要を感じてはいたのだが、その機会がないままだった。

 今回、その機会が訪れたといってよい。だが、それほどの期待もせずに出かけたのだった。

 予想に反して、収穫は大きかった。あれが何であったのかが、はっきりとわかった気がした。それを可能にするだけの、まとまりのある美術展だったと思う。

 あれは本当に大きな運動だったのだということが、実感としてわかった。現代芸術の母胎、豊饒の海だった。

 彼らは、閉塞的な世界から、あらゆる方向にテーマという触手を伸ばしたのだ。彼らの影響を受けていない現代的なものなど、ないといってよいくらいではないだろうか。広告のイラスト一つ採ってもそうだ。

 それを更なる深みやひろがりへと成熟させることができないまま、現代芸術が病んでいる現状もまた見えてきた。何より彼らとは姿勢が違う。

 二度の大戦が揺籃となった思想運動だっただけのことはある、と実物を鑑賞して感じさせられた。

 彼らの作品を観ていくごとに湧きあがってきた感動には第一に、「ああ、何て初々しいんだろう!」と、魂を洗われるような真摯で繊細な息遣いが感じられたということがあった。

 大仰で、行き当たりばったりの雑なところがあって、グロテスクで、滑稽で、結局は思いつきの空回りに終わる、冷淡で、無責任で、陰気なものを想像していたのに、実際にあったのは、産み立ての卵のような温かみ、菫のような可憐さ、品のよさ、端正、透けて見える伝統的な技法、真剣な模索、澄んだ魂の音色などだった。

 彼らは西洋絵画の流れに、原始的な世界、世界の儀礼、神話、民間伝承、魔術、SF的趣向、潜在意識などを精力的に持ち込み、細い流れを太くした。文学や心理学との結びつきも強く、一言でいうなら、それはひじょうに知性の勝った、求道的な試みだったのだ。戦火による破壊や死や抑圧に対して、彼らの知的魂は敏感に反応しながらノンといったのだ。

 綺麗……と、わたしは何度も思った。

 ダダとシュルレアリスムを結ぶフランシス・ピカビアの『イオ』。複雑に重なり合う顔や風景の中にひときわ浮かび上がる、意志的な女性像。ギリシア神話に出てくるイオだそうだが、わたしにはシュルレアリスムを見守るムーサ(ミューズ)に見えた。

 そういえば、シュルレアリスムには女性が結構参加している。

 マルセル・デュシャンの『トランクの箱』シリーズはユニークで、彼の主な作品がミニチュア化されて箱に収められている。わたしが観たのは、シリーズEで、この時点で68アイテムだそうだ。あの有名な髭を生やしたモナリザの小さな絵もあった。

 ジョルジオ・デ・キリコの『イタリア広場・アリアドネーの目覚め』も有名な作品。イタリア広場で目覚めた大理石像アリアドネーが森閑とした茶色い広場に投げ出されたように置かれながら、もの憂げで堂々たる様は、アンバランスの妙をつくっている。遠くにふたりの人物。塀の向こうにちらっと見えている蒸気機関車。空は無気味な深緑色に覆われ、晴れ間は黄色に見える。貼りついたようなチョコレート色の影。不安(不安定)となつかしさを同時に換気するシュルレアリスム絵画の特徴がよく出ている。

 アリアドネーは、ミノタウロスの迷宮からテセウスが脱出する手助けをするクレタ王の娘だが、この絵のアリアドネーはシュルレアリスムの娘という別名で呼びたい。キリコはシュルレアリスムの先駆者と見なされている。この絵によって、シュルレアリスム美術は高らかな産声をあげたのだ。

 ハンス・ベルメールの病的な女性像。

coldsweats01疲れたので、ここで中断します。印象的な作品だらけだったので、それらに触れ終えるには時間がかかるでしょう。気が向けばNo.2を書きます。刺激を受けて、拙作『不思議な接着剤』を進めたくなりました。》

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2010年12月 9日 (木)

ドリームランドのようなお宅

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イルミネーションのあの迫力、力技は、携帯写真ではとても表現できません。

街の名所になっていて、見物人が夜になると、家の周り、庭(入れます)をウロウロ。今宵、わたしたちも。

夕方行った美術展については、後ほど。

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オイスターチャウダー(服部幸應先生レシピ)

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 最近の夕飯から、美味しかったオイスターチャウダーのレシピを「週刊 服部幸應のしあわせクッキング43号」(デアゴスティーニ・ジャパン)からご紹介します。

[作り方・4人分]

  1. ベーコン2枚、玉ねぎ1/3個、にんじん1/3本、じゃがいも1/2個は1㎝角に切りそろえる。
  2. 鍋にバター30gを熱して①を炒め、小麦粉大さじ2を振り入れてよくなじませる。水1カップ、牛乳1と1/2カップを少量ずつ加えてだまにならないように混ぜ、生クリーム1/2カップを加え、顆粒スープ、塩、こしょう少々で味をととのえる。
  3. ②に洗ったかき200gを入れて火を通し、器に盛ってパセリのみじん切り少々を振る。

 寒い夜に、暖かな部屋で、海が香る牡蠣入りスープを食べる贅沢さ!

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 メロの西京漬けが3切れ1,000円でした。立派な切り身です。昨日の夕飯は、これに、きのこと白ネギを添えてホイル焼きにしました。お魚も野菜もふっくらと蒸しあがって、抜群の美味しさでした。

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 サイドディッシュは栗原はるみさんのレシピ『筑前煮風サラダ』を参考にしたもので、下ごしらえしたこぼう、れんこん、にんじん、こんにゃくを炒めて、めんつゆで味つけしたものです。子供たちのお弁当によく作りました。

 他に、半額になっていたピーナッツ豆腐、白菜とさつまいもの味噌汁でした。白菜は半分にカットしたものを買いましたが、切り口の真ん中が緑色のものを選んだら、売り場のおじさんが、黄色いもののほうが新鮮だと教えてくれました。

 わたしはずっと、緑色のほうが新鮮だと思い込んでいたので、驚きました。使ってみると、なるほど、とても綺麗な白菜でした。

 このおじさんからは、野菜や果物のことをよく教わります。いつも売り場で見かけるとは限らないので、会えた日には、「久しぶりだねー!」とおじさんのほうからも声をかけてくれるようになりました。

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2010年12月 8日 (水)

飼っていたジャンガリアンハムスターを連想させる、娘のファーイヤーマフ

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 娘が、ファーイヤーマフを買いました。5,000いくらかの品で、これがあれば、寒い日にも耳が痛くならずに済みそうですね。

 とても軽くて、マフはウサギの毛だとか。ただ、娘はマフをつけていると、その毛の感触から以前飼っていたジャンガリアンハムスターを思い出すとしんみりしていました。確かに、とても柔らかな感触はわたしにもジャンガリアンを連想させ、ほろりとなりました。

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 過去記事でご紹介しましたが、当時、娘が撮ったジャンガリアンのうちの1匹の写真です。11匹も飼ったので、ハムスターたちの思い出は今でも濃厚です。

 ハムスターたちを作品にしようとして、最初に飼ったクッキーのお話を書きかけたまま、タイトルのご紹介だけで、放置状態。いずれ完成させたいとは思っているのです。以下はタイトル。

クッキー~長老の風格があった ②ココア~やんちゃな子供時代、タフガイの青・壮年期、詩情ある死 ③コーヒー~夭折の ④アーモンド~悲劇の冒険家 ⑤ミルク~貴婦人みたいだった ⑥レモン~男生一本 ⑦メイプル~ニュージーランド生まれの大和撫子 ⑧ポム~わが道を行く女 ⑨ノワール~ジャニーズ系の ⑩ショコラ~神経症に生きた ⑪フレーズ~台風を体験した ⑫〈特別篇〉ネズミの兄弟~助け合って生き、殺された

 クッキーからノワールまではゴールデンハムスターです。短毛と長毛がいました。ショコラとフレーズはジャンガリアン。ネズミの兄弟のことは100枚程度の純文学系小説『台風』にも出てきます。

 以前住んでいた古い借家には、寒くなってくると、ネズミが出ました。粘着式のネズミ捕り器で捕りましたが、わたしはそれに触ることができず、夫と息子に捨ててきて貰いました。

 何だか、卑劣ですよね。捕獲の必要を誰よりも感じ、提案したのはわたしなのですから、捕らえたネズミを捨てに行くべきなのはわたしだったでしょう。戦争で、前線での人殺しからぬくぬくと逃れて銃後を守る気持ちとは、こんな後ろめたさに近いのだろうか、と後で思いました。

 まだ小さなネズミの兄弟が出たことがありました。

 ネズミの兄弟は、シャンガリアンハムスターにそっくりでした。より小さなほうは、こちらを丸い無邪気な目で見ていました。もう少し大きいほうは、小さい仔を守ろうとするかのようなきりっとした感じがありました。ネズミがかかると、一晩中音をさせるので、生きた心地がしませんでした。

 そっくりであっても、一方は手厚く保護され、他方は殺される。それは、現社会に認知されたプロ作家と、芸術家としての物書きを目指している社会改革型のアマチュア作家の違いのようにも想われ、鬱々としてきました。

 ネズミは賢いし、増えますから、見つけたら、やはりそのままにはしておけませんわね。幸い引っ越して賃貸マンションに移ってからは、ゴキブリすらめったに見かけません。

 ここに暮し始めてからの悩みはドバトです。油断すると、物置の屋根で過ごして大量の糞をします。もっと油断すると、何羽も引き連れて、どんどん入ってきます。一羽一羽を見ていると、可愛いけれど、わたしたちにはやはり生活の敵なのです。過去に練ったドバト対策は、以下の記事。話がファーから外れました。

2007年5月21日 (月)
ドバト対策
http://elder.tea-nifty.com/blog/2007/05/post_56cb.html

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Prf.NOBODYって、村上春樹のファンなの?

 このところ村上春樹の記事へアクセスする訪問者が増えている。昨日もそうだった。

 以下は7日付、ココログのアクセス解析より。

訪問者数757
アクセス数1,467

 以下はAccessAnalyzer.comより。閲覧時間も出るので抜粋しておく。

ユニーク人数718
ヒット回数2,504
閲覧時間
 # 1 - 2分間 285 (45.67%) 
 # 初めて 162 (25.96%) 
 # 10 - 30分間 48 (7.69%)
 # 30 - 60分間 45 (7.21%)
 # 5 - 10分間 28 (4.49%)
 # 3 - 5分間 20 (3.21%)
 # 1 - 2時間 14 (2.24%)
 # 2 - 3分間 12 (1.92%)
 # 3 - 6時間 6 (0.96%)
 # 2 - 3時間 4 (0.64%)

 『おすすめ年賀状…』、紅茶、テレプシコーラの記事にもアクセスが多いとはいえ、やはり一番多かったのは、村上春樹の記事と評論。映画が関係しているのだろう。

 そして、コメントの受付を停止にしている記事に、Prf.NOBODYなる人物からのマナーの悪いコメント。わたしの記事ばかりか、「多くの村上批判の文章」を罵倒する内容。ここ2年ほどは、ほぼ好意的なコメントばかりいただいてきたので、久しぶりだったわ、Prf.NOBODY。

 受付停止の注意書きに気づかなかったのだろうと思い、メールで公開できないことを伝えようとしたら、届かなかった。マナーの悪いファンは、春樹も喜ばないだろう。そうは思いませんか、Prf.NOBODY。

 Prf.NOBODYを使って、何だか詩が書けそう。

 Prf.NOBODYに関する情報の一部を折り畳んでおく。

続きを読む "Prf.NOBODYって、村上春樹のファンなの?"

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2010年12月 7日 (火)

塩お粥のシンプルな美味しさ

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ご飯の残りが冷蔵庫にあったので、朝昼兼ねてお粥にしました。

味つけは、あとで塩を振るだけですが、これがまたシンプルな美味しさでいけます~!

昨日の外出疲れで今日はあまり使い物になりませんが、寝ながら携帯で、久しぶりに児童文学作品『すみれ色の帽子』の新しいお話を書いたので、あとでパソコンからアップします。

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2010年12月 6日 (月)

豹になれ、豹になるんだ〜!

わさだタウンに来て、娘とあれこれ見ています。夫は、書店。1時間はいいそうで……。

わたしは早くも疲れて、ベンチへ。

服の豹柄って珍しくありませんでしたが、パジャマにも下着にも豹柄があって(毛皮に似た作り)、ふさふさしたレッグウォーマーといい、動物に変身するにはよさそうなものが、若い人のコーナーにはいろいろとあります。

楽しいけれど、疲れたっ!

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消化器内科で、エコー

消化器内科で、エコー

エコーが終わり、会計を待つ間、スタバにいます。ここでは携帯が使えます。

今日は暖かいので、外のテラス席にも人がいます。

エコーは初診日にも代診の先生が診察室でしてくださったのですが、あれはなかったことになったのかしらん……。

朝食抜きだったので、胃の具合が悪いわたしは、ただでさえ胃が空だと吐き気がするところへ、おなかを押さえられると……必死でこらえました。

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2010年12月 5日 (日)

ナンとかしたい、この不調。シネマ『グローリー』について少しだけ。

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昨日はあれからも体調不良が続き、パソコンができずに終わった。

夕飯に一度に沢山食べると、よくないことはわかっているが、無理に押し込んだ。

何とか戻さなかったが、気分の悪さが夜間から午前中まで続いた。

グリコのキャラメルを食べたのは20年ぶりくらいだったと思うが、これを2粒ずつ食べて朝と昼の心臓の薬を飲んだ。

今は何ともなく快適だが、長く空腹に置きすぎるとまた吐き気がしてくるだろうから、夕飯までの間にそろそろ何か入れようと思う。お粥を作ろうかしら。

それでまあまあの状態が保てれば、パソコンができると思う(この記事は携帯から)。

ガスターでは胃の不調が治まらない(勿論、ないよりははるかによいが)。でも、肝炎が薬剤性かどうかを観察中の今、他の消化器の薬は出して貰えそうにない。ガスターで乗り切るしかなさそう。

昨日、南北戦争時代に北軍で結成された初の黒人部隊、マサチューセッツ第54連隊を題材にした、男の美学タッチの映画『グローリー』関連で調べたことがあった。

第54連隊を率いた将校は白人の若きショー大佐で、マサチューセッツのボストン出身。彼の父親は著名な奴隷解放論者だった。

彼は難攻不落のワグナー要塞において先鋒役を志願するが、それは戦闘においてさえ、肉体労働しか認められなかった黒人たちに、栄えある先鋒をつとめさせることで、彼らに人間としての尊厳を取り戻させようとする行為だった。

ショー大佐はまるでベルばらのオスカルのようにカッコよく戦死し、ワグナー要塞の攻略には失敗したが、第54連隊の勇姿はアメリカ合衆国の歴史に刻まれた。

マサチューセッツ州議事堂の対面に第54連隊の顕彰碑があるそうだ。ショー大佐が南北戦争中に書いた200以上の手紙はハーバード大学のヒューストン図書館に納められているとか。

ショー大佐が出てきた背景を考えたとき、わたしにはぴんとくるものがあった。キイワードはボストンだ。

ボストンは、アメリカ開国から南北戦争の頃まで、ひじょうに特殊な土地柄で、アメリカのアテネと呼ばれた黄金時代をつくったことで知られる。ニュー・イングランド精神の中心地だった。

このニュー・イングランド精神が何かだが、独断でいってしまえば、これはフリーメイソンの思想と切り離せないものだと思う。

イギリスで生まれたフリーメイソンは新天地アメリカで理想の実現を見ようとした。アメリカのフリーメイソンはボストンで設立された。ボストンの栄枯盛衰は、アメリカにおけるフリーメイソンの変遷を物語る資料となりうると思う。

ボストンは南北戦争を境に凋落したというから、皮肉なものだ。ヘンリー・ジェイムズはボストンのいわば凋落の秋を『ボストンの人々』という作品で描いた。そこは俗物時代が到来し、拝金主義が蔓延る世界だった。

南北戦争が経済戦争の側面を持っていたことを考えると、戦争の結果がボストン市をどんな風に飲み込んだのかの想像が朧気ながらつく。

また、奴隷解放論は社会改造運動の一環として出現したものであって、女性解放運動とも連動していたのだが、『グローリー』では女性の匂いは極力排除されている。

※映画に関する後半部は、あとで一本の記事にまとめます。

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2010年12月 4日 (土)

遅ようございます

遅ようございます

吐き気、だるさ、頭の重さで、午後の2時になるまで起きられず、寝ていました。

寝ていても、吐き気でつらかったのですが、幸いいつの間にか寝ていました。

この不調の原因は何なのか、わかりましぇん。複合的な原因があるところに風邪気味……といったところかしらね。

午後の心臓の薬を飲んでいなかったせいか、胸苦しさがあったので、飲み、何か食べられそうだったので、冷蔵庫にあった明治ハイミルクをひとかけら。いや、ふたかけら。もぐもぐ。もっと。

ロッテのバッカスとラミーは家族に人気で、冷蔵庫に入れておくと、すぐになくなりますが、これは(幸い)わたし以外、食べる人がいません。

名作ハイミルクとわたしは思っていますが、ブラックチョコ好きには受けないでしょうね。

病気で生活が乱れると、痩せたり太ったりします。肝炎だけでも早く治したいところ。

尤も、わたしのような中年期に入ると、全員が太るか痩せるかの二手にわかれ、あたかも脂肪派と皺派に選別されるかのような事態が生じますが、老年期に入ると、脂肪派も皺派に合流して仲良く干からびていくという結論に達するようです。

一貫してスリムでいられた若い頃は、本当に代謝がよかったんだろうなあと感心しますわ。

でも、あの頃の不摂生が今の不健康を作っている気がします。「明日はない」かのような傲慢な意識で生きていたあの頃。「厭でも(たぶん)明日はある。生きていかねばのう」の今。

ポンコツ車になって性能が悪くなりましたが、大事に使えば、まだまだいけるはず。この車以外、わたしにはないのだものね。坂道だって、登ってみせますよ。

深夜に目が覚めたときに、先日観た映画『ハリー・ポッター』(ファンのかたには悪いけれど、あれはひどかった……)と、テレビBS2で見たアメリカ合衆国初の黒人部隊、マサチューセッツ第54連隊を題材とした戦争映画『グローリー』の感想の下書きを書いていました。

昨日の夕飯、服部先生レシピのオイスターチャウダーが家族に受けたので、その記事もアップしておきたいし、ゴッホに関する小林英樹氏の貴重なご著書のうち3冊を読み、大いに想うところがあったので、これも記事にしたい。

今書いている児童文学作品『不思議な接着剤』の番外編ともいうべき、竜の物語も少し書いていて、これも進めたい。「一頭の羽を生やした恐竜が、砂漠で、ひどく弱った状態で見つかりました」という出だし。

この恐竜は、本編で、マグダラのマリア(正確にいうと、グノーシス文献『マリアによる福音書』を具象化した女性)をのせてエジプトに飛び立った、聖獣になりかけた恐竜の任務を果たして力尽きた姿なのですね。

この恐竜を助け、聖獣になるまで見守る動物園の飼育係と恐竜との友情を描いたお話。

本編もまだまだ仕上がらないというのに、番外編がスタートするなんてね。本編は頭の中では仕上がっているので、番外編だって出てくるんです。

恐竜展で見た、植物食の恐竜の骨太のナンともおおらかで優しげな骨が忘れられません。まさに惚れてしまったのでした! 恐竜の骨に。

それは本物の骨でしたが、レプリカとは味わいが全く違うのです。骨になっていても、躍動していた生き物のオーラの名残を感じさせるといいますか、精気を発散していました。

鞠のような弾力性を連想させる、頭から尻尾にかけての見事な流線形、そして鋭さが印象的だった動物食の恐竜の骨の造形の見事さにも呆れ、どちらを物語に出すか迷ったほどですが、やはりあの骨太の子が忘れられず、鍾乳洞に持ってきました。

本編と番外編を書いて骨太の子を早く解放してあげたいのですが、本編は時間はかかっても、丁寧に仕上げたいと思っています。番外編は暇々に、楽しみながらぼちぼち。

あー、チョコでおなかが変にパンパンだわ。チョコと一緒に空気が入ったのかしら。3分の1、食べただけなのに。とりあえず、これから家事です。家事の合間に記事をアップしましょう。

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2010年12月 2日 (木)

タリーズコーヒー~!

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 買い物のあとで、スーパー内のタリーズコーヒーに入りました。お客さんはちらほらで、居心地のよい空間になっていました。

 喫煙ルームがしっかり別空間になっているのが、煙に弱いわたしは嬉しい。頼んだのは、おなかに優しいハニーミルクラテ。

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絶品、北海道ミネラルウォーターの『名水珈琲 light 』

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逆流性食道炎のせいばかりではなく、大学病院で経過観察中の肝炎のせいもあるのではないかと思いますが、よく吐き気に悩まされ、何を飲んでも食べても、味が変に感じられるばかりか、喉元に空気の塊が込み上げるようで、気分が悪くなります。

飲み物は特に、すっきりしそうな気がして頻繁に飲んでみたくなるのですが、飲みかけて嫌になります。緑茶は一番変。紅茶もあまり美味しくなく感じ、大好きなコーヒーすら吐き気がしてくるほど。

コーヒーも美味しくないなんて、もう生きていたって楽しいことなんかないわ……と思い、鬱々としてくる日々でしたが、そんなわたしの固定観念を見事に覆してくれたのが写真のカップコーヒー。

デパートの北海道展で買った品でした。所詮はカップコーヒーと思うことなかれ。

その辺の喫茶店のコーヒーに勝る美味しさなのです。わたしはこれを飲んで、美味しい以上に吐き気がとまりました。

ああ生きているっていいなあ、と思い直したわたしは単純かもしれませんが、何の期待もしなかったカップコーヒーがこんな喜びを運んできてくれるとは、わたしには昔中国で天から降ったという甘露さながらでした。

通販で買えると知りましたが、「北海道ミネラルウォーター」のホームページに行ってみたところ、ボトル入りほか、いろいろとありました。

つらい日のために、購入しておこうかしら。勿論、家族で楽しむためにも。

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2010年12月 1日 (水)

おすすめ年賀状テンプレート・イラスト2011

 先月の半ば辺りから、過去記事の「おすすめ年賀状…」にアクセスが増えてきました。そこで、わたしも釣られるように年賀状を買ったわけですが、12月に入ったことでもあり、おすすめ年賀状…」の2011年版をアップすることにしました。

 今日は朝から夕方まで、フリー素材屋さんのサイトを閲覧させていただきました。楽しいひとときでしたが、さて、お気に入りをご紹介するとなると、ほぼこれまでにご紹介したサイトに落ち着いてしまいました。サイト「mihoの年賀状」「AKの年賀状テンプレート」が初のご紹介となります。

 更新が少ないなどの理由で、今回は割愛させていただいたサイトもありますが、まだ12月に入ったばかりですので、今後、この記事には変更が加わる可能性がありますことを、どうかご了承くださいますよう。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

  • 花のポストカードやさん本館
    http://postcard.saloon.jp/
    手芸、写真、パソコンの技術が一体となったような年賀状の見事さに、ため息が出ます。
    年賀状ALLではサイト内の全ての年賀状テンプレートを閲覧でき、便利です。
    箪笥の中の着物をスキャンしたという薔薇小椿は優美。花柄・うさぎは可愛らしく、アンティーク素材は可憐です。
  • individual locker (個人用ロッカー)
    http://www.individuallocker.com/
    管理人コミヤコウジ様の「個人的な画像収納庫とその画像のフリーダウンロードを目的に」開設されたサイト。スタイリッシュなこのサイトは注目せざるをえません。
    category 年賀状2011 / New Year'sCard2011』のno.23 : Carrot 2011には、意表をつかれました。凄いの一言。どれもこれも、心を鷲づかみにしてしまうんです。
  • 無料/年賀状わんパグ
    http://www.wanpagu.com/
    わんパグ様の年賀状専用サイト。絵本から抜け出してきたような、愛らしいウサギが満載です。お洒落なすっきりとしたデザイン、色合いの美しさはわんパグ様ならでは……。何といっても安定感があります。写真フレーム素材も充実しています。
  • mihoの年賀状
    http://www.mihosozai.net/index.html
    しっかりとしたタッチを感じさせる、美しい『フォーマル』。フォーマル3の18、24なんか、とてもシック。ポップなものも楽しいですね。わたしは『音楽』のウサギたちが気に入りました。2とかね。
  • 年賀状素材スープ
    http://pepero-nenga.com/
    ペペログループをひきいる管理人アミーソ様。やはり、キッズ満開の年賀状テンプレートが光ります。2011年、年賀状テンプレート素材「01」「02」「03」がそう。
  • 年賀状のイラスト屋さん
    http://www.1fuji-2taka-onenga.com
    管理人、夢幻華様の『縁起物年賀状テンプレ』は必見です。わたしは歌舞伎・鏡獅子のテンプレートをお借りしたことがありましたが、ひじょうに風格のある年賀状に仕上がりました。
    『うさぎのテンプレート』は、以下の別サイトとなっています。
     ⇒干支の年賀状 十二支
      http://www.nenga-juunisi.net/
  • 年賀状桜屋
    http://www.sakurasozai.com/
    女性らしい意匠が特徴の年賀状サイトですが、ポップ、和風、縁起物……と異なる顔が使い分けられています。アクセス解析を見ていると、アリスの年賀テンプレという検索ワードが時々ありますが、『アリスのうさぎ』『アリスのうさぎ2』は如何?
  • 赤ずきんちゃんのかわいい☆無料年賀状
    http://nengaakazukin.web.fc2.com/
    管理人chiharu様によるメルヘンの世界は健在です。少女とウサギが繰り広げる夢のような世界。各テンプレートには固有の物語が織り込まれているかのようです。
  • 年賀状用プリント素材‐冬はがき‐
    http://fuyuhagaki.websozai.jp/
    「海の素材屋http://uminosozaiya.com/」の WEBstudio310 様が管理運営されている年賀状素材のサイトです。
    ウサギたちのありそうでない表情、そして、ありそうでないデザイン。うーん、味があります。
  • AKの年賀状テンプレート
    http://www.art-kaede.com/
    丁寧に仕上げられた、正統的な趣のテンプレートが充実しています。気の張る相手にも、安心して使えるものが見つかるのではないでしょうか。
    『牡丹の花と干支の年賀状 』、綺麗です。
    こうした素材の中で、『うさぎのキャラクターと焼きもち』の煮えたり焼けたりしているウサギもちは、ちょっとした衝撃(?)。
  • わん太の素材屋
    http://wantasozai.net/
    カードのような年賀状テンプレートに目を惹かれます。カラフルなものも素敵ですが、「他のイラストや写真との組み合わせもしやすいと思います」と紹介されているモノクロ『唐草(アラベスク)』はちょっとお借りしてみたい。
    黙々と卯だるまを作るわん太の真摯な表情には、新しい年の希望が託せそう。寄り添うかのような雪ウサギがまた愛らしいではありませんか。
  • 郵便年賀.jp
    http://www.yubin-nenga.jp
    説明するまでもない、日本郵便のサイト。
    豊富なベーシックテンプレートを閲覧して、損はないでしょう。

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夢中になりすぎたツケか?

夢中になりすぎたツケか?

年賀状テンプレートを夢中で検索中、圧迫感が次第に強まり、我慢できなくなったところでニトロペン舌下。

間もなく、おススメ年賀状テンプレート、アップしますからね。

いやあ、どれもこれも素敵ですわ。素敵すぎて、馬鹿な心臓ったら、興奮したのね。

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