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2010年8月の68件の記事

2010年8月31日 (火)

今日の夕飯

今日の夕飯

 デパ地下のお魚売り場に3パック1,000円というお得なコーナーがあります。

 そこでチョイスしたのが、しょうが焼きにしたイカを1パック、お刺身用のイカを2パック買って、お刺身用のイカは冷凍室へ。

 大根とチーズのサラダには、フレンチドレッシング。レタスの上に盛り付けたあとで、黒胡椒を。大根とチーズって、案外合うんですよね。

 焼き厚揚げにも、しょうがをたっぷり。カボスも滴らせました。夫は、柚子胡椒としょうゆだけが好き。ひじきご飯。

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復調。自作童話について若干。

 もう午後か。

 不快な消化器症状がなくなり、お腹が空いてきたが、昨夜は外食だったせいで、建設的な食料(例えば余りご飯とか余りサラダとか余り煮物とか)は何もない。

 娘の買ってきてくれたワッフルが微笑んでいる。

 深夜のあれはたぶん消化器の問題というより外出疲れだと思うから、食べても大丈夫じゃないかしら。ちょっと考えよう。

 ところで、今更とは思いつつ、飲んでいる薬の副作用を調べてみたら、心臓の薬全部、パリエットも、アレルギー反応が出た場合だろうが、どれにも発疹、発疹と賑やかに書かれているのを見て、また痒くなりそうになった。まあ、今のところはカモマイルで何とかだ。数日、家で過ごせれば、湿疹はまあまあの状態には戻るだろう。

 しかしパリエットも副作用、結構ありそう。使用目的によって、期間が厳しく定められているし。期間内に逆流性食道炎が治らなかった場合に限り、10㎎を継続して飲んでいいことになっているけれど、これって、ナンか微妙な気分になる。善玉菌増やすためにヨーグルトを毎日食べるのも面倒だから、ビオフェルミン飲もうっと。

 復調したところで、火山に向かうポンペーのごとく自作童話に向かいたいところだけれど、家事が溜まっている。そうこうしているうちに、夕飯の支度。

 今日はあまり期待できないが、頭の中では鍾乳洞の場面をたびたび浮かび上がらせている。

 作品の底流に東西の思想的な分裂というテーマがあり、それにかかわるヒロインとして、マグダラのマリアを選び出したわけだが、彼女の運命がもう一つわからない。これ以上は調べようがなさそう。

 ただ、その後の歴史の流れを見ると、歴史は彼女に沿っては流れていないことがはっきりしており、さらに西欧の思想の主流が何であるかを考えると、だいたいの答えは弾き出せるというものだ。

 これまで考えてきた線に沿って作品を進めて行こう。

 紘平、翔太、瞳はスタンバイしている。瞳のかぼちゃパンツが可愛い。引率のオバサンがとろくて、ごめんね。明日までには、スタンバイ、出発できると思うので、待っててね。

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カエルの歌が聴こえてくるよ~♪

 今朝はおなかが変に膨れていて、蛙さんになっているので、思わず歌ってしまったわ。

 吐き気はまあ治まりまひたが、胃もたれ……というより、おなか全部が重いのね。

 深夜、湿疹につけた神仙太乙膏が合わず、痒みが増したので、綺麗に拭きとり、しばらく肌を休め、鎮まらない痒みにローマンカモマイルをスプレーで吹きつけてみたら、鎮静し、朝までやすらかに眠れた。

 昨日の外出時に、レッドクロスからデパートまで歩いたとき、暑さのために汗をかき、湿疹が猛烈に痒くなった。バッグに入れてきた紫雲膏を薄くつけたら、まあまあ痒みが引いた。

 入浴後も、紫雲膏かカモマイルにしたほうがよかったのかもしれない。

 皮膚の状態が悪いときは、わたしには紫雲膏かカモマイルが合いやすいが、神仙太乙膏とか月桃が合うときもあるのだ。

 明らかに汗は湿疹を悪化させる。ニュースによると、暑さはまだまだ続くという(絶句)。

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間食が祟る

 昨日は、家族で午後6時くらいに外食しました。

 夕飯がいつもより早かったからか、おなかが減り、お菓子の間食。

 それがいけなかったみたいで、吐き気がして目が覚めました。

 嘔吐までは、いかずに済んでいます。外出疲れもあるかもしれませんが。気持ちワルイわ……。

 外出して具合の悪くならないことって、ないなあ。湿疹も悪化。昨夜午後9時頃に入浴して、この深夜に早くも漢方軟膏の出動です(神仙太乙膏をチョイス)。調子がいいと、次の入浴前まで漢方軟膏なしに済ませられるのですが。

 パトラッシュ(わたしの心臓)もあまり元気ありません(ニトロペンの出動を考えてるとこ)。

 それでも自作童話のことを思うと、軽い高揚感を覚え、暑さのせいで(体調不良のせいで)モチベーションが下がっていたものの、創作欲というほむらが消えたわけではなかったんだということがわかります(これから創作意欲のことをポンペーと呼ぼうかな。ポンペーは『魔法つかいのリーキーさん』に出てくる小さな竜です)。

 わたしは肝の小さな、すぐに不安や心配事を増幅させがちな人間ですが、創作のほむらが燃え上がっているときは、無敵の地上最強の種族となったような錯覚を覚えます。

 それこそ世に出られるかどうかなんてこともどうでもよくなり、そんなこと、迷いの一つにすぎない気さえしてきます。

 創作欲って、脳内まやくを分泌させるのでしょうね……。

 とりあえず、吐き気が治まったらまた寝ますわ。

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2010年8月30日 (月)

お昼ご飯は但馬屋で、お素麺

お昼ご飯は但馬屋で、お素麺

 夜になってからのアップですが……。

 さて、通院関係が忙しかったけれど、しばらくはありません。

 おーし、書くぞぅ!

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消化器科受診

 調剤薬局は人でいっぱいです。消化器科は予約した時間枠はオーバーするけれど、午後になることはありません。その代わり、薬局で待たされます。別の調剤薬局へ行けばいいわけですが、待っちゃうな。

 パリエットはわたしの場合、無理に切ろうとしなくてもよいそうです。

 腹部膨満感に対しては、パリエットとガスモチンの相乗効果を期待して、両方から抑えるようにしたほうがいいだろうとのこと。

 腹部膨満感がパリエットで治った気がしたのは、気のせいではなく、胃酸のせいで膨満感の起きることはあって、パリエットは胃酸の分泌を抑える(止めるそうです)から、膨満感が改善されることは充分考えられることだとか。

 ガスモチンは胃腸の働きをよくする薬なので、その働きの低下したわたしには必要です。働きがよくなることで、膨満感がこちらの側からも改善されるというわけです。

 というわけで、投薬方針が確立したらしいです。「では、これで行きましょう。少し長めに……70日分出してみますよ」と先生。

 逆から考えると、これ以上の改善は望めないということですね。

 パリエットを初めて飲んだとき、劇的な効果があって(わたしは薬に反応しやすいけれど、効かなくなるのも早いみたいです)、体が軽くなり、ウサギになってどこまでもぴょんぴょん跳んでいきたいと思った……あの快調さは、残念ながら二度と戻りませんわね。

 でも、これくらいでもよくなって、ありがたいです。

 先日の泌尿器科受診の確認もありました

 次回は11月8日、10:00〜11:00枠。

 次にここを受診するのは、整形外科の10月28日です。だいぶ遠くなったわ!

 今、呼ばれて薬をとりに行ったときに薬剤師さんから教わったのですが、パリエットのような1錠でまる1日効く薬は、一旦止めてしまった場合は、効き始めるまでに3日くらいかかるそうです。

 飲んだり飲まなかったりは、非効率ということですね。それで先生は、毎日飲んでいいとおっしゃったのでしょうか。

 飲み続けるか、止めるかで、頓服のような使いかたはあまりしないのでしょうか。いずれにしても、わたしはパリエットは切れそうにありません。おなかが蛙状態(河豚というべきか)になりますもの……。

 先生はパリエットの副作用については、心配しなくていいとおっしゃいました。念のために「飲み続けたら、胃が胃酸をつくれなくなるということは、ありませんか?」と尋ねますと、お笑いになり、「そういうことはないよ」ということでした。

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美容院行きたい

 もう髪の毛が限界だわ。写真みたいなザンバラ髪(なんでアレつけたのさ?)、白髪も目立つ。

 すっきりとしたショートでないと、自分みたいな気がしない。ショートのほうがうなじの湿疹にもいいに違いないけれど、頭皮のことを思うと、カットとパーマは無理。カットだけだとすると、考えちゃう(カットだけにしても、もう少し湿疹がよくならないと)。

 白髪染めとなると、いつ可能になるのやら。

 今日は消化器科受診だけれど、外出自体が億劫で……。

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2010年8月29日 (日)

秋の気配に創作モード

 まだ暑さはきついですけれど、さすがに秋の気配を感じてきました。秋になると、以下の俳句が浮かびます。

甕たのし葡萄の美酒がわき澄める(杉田久女)

星空へ店より林檎あふれをり(橋本多佳子)

 秋を待ち焦がれていたからというより、ごく自然に、わたしは創作モードとなりました。

 そうなると、他のことが面倒になり、未完成だった記事――小学校中学年向き私的推薦図書――なんかも、もう夏休みも終わるんだし、そのうちでいいわね……と独りごとのようにいうと、書店勤めの娘が「原稿用紙、今日なんか物凄く売れたよ~。夏休み終わっても、10日くらいは提出に猶予期間があるのがフツーだから、これから自由読書の本を決める子も多いはずだよ」といいました。

 だからといって、その子供たちがわたしのブログの記事を参考にするために訪れるとも思えませんが、完成させておくことにしました。

 しばらく自作童話『不思議な接着剤』から離れていたので、昨日から資料を読み返しています。頭の中はもう『接着剤』一色。

 そんな昨夜、息子から電話があって、論文の掲載された雑誌を送ってくれるということでした。それは本格的な論文というより、研究の要旨をまとめた案内的なものらしいです。

 その前の論文は海外の雑誌に掲載され、ネットで閲覧することはできましたが、名前の確認ができた程度で、わたしには何が何だかわかりませんでした。

 が、今度の雑誌は国内の研究者に向けた内輪的なものだそうで、論文の内容はちんぷんかんぷんでしょうが、執筆者紹介などは日本語で読め、その分野にどんな研究者がいらっしゃるかを顔写真と共に眺める楽しみがありそうです。

 その雑誌に学生の論文が載ることは珍しいそうで、「たまたまだよ」と息子はいいました。たまたまでもナンでも、何だか、ある意味で、自分のこと以上に嬉しく、わたしの創作にも爽やかな風が舞い込んできたような、よい刺激となりそう。

 社会人ドクターの息子は、来月からは長期出張で東京を離れます。

 前回の出張で滞在したマンスリーマンションは、マンスリーマンションとは名ばかりのひどい安宿だったらしく、体調にも触るほどだったそうですが(先輩の話では、宿がそんなにひどかったことはこれまでになかったそうで、一種の手違いだったのかもしれません)、今度は一応名の通ったマンスリーマンションだということで、前回よりは暮らしやすいかもしれません。

 何しろ前回の滞在先だったそのマンスリーマンションは壁があってないようなもので、隣室の音がまる聴こえだったとか。隣室には一組の夫婦が住んでいる気配で、早朝夫が仕事に出かけるらしく、夜が明けるか明けないうちから、妻が弁当を拵えるらしい揚げ物をする音が聴こえてきたそうです。

 そして、その夫婦は決まって激しい口喧嘩を始めるらしいのです。「わたしが病気だということは、あなただって知っているでしょう?」と妻。しばらく罵り合いが続いた後、夫は(たぶん弁当を持って)仕事に出かけるそうです。

 一日の序章が隣室から及ぶそんな始まりかただと、真っ白な服に泥をかけられるみたいでしょうね。それに、病気の妻と甲斐性のない?夫が口喧嘩――という一齣には、何かを思い出させるような、不吉で不愉快なトーンがあったことでしょう。

 息子は、前回よりは時間的にゆとりのある出張となるのではないかといい、近場の日光、那須高原に行ってみたいと考えているようです。埼玉出身の女友達が子供の頃に宇都宮市で数年暮したことがあるそうで、彼女が詳しいのではないでしょうか。

 彼女のことを話すときの息子、いい感じです。尤も、息子は男友達のことを話すときもいい感じなのですが。

 温かみのある人間関係を大事にする息子は勿論、わたしたち家族に対してもそれを求めてきました。娘もわたしも、そうした部分は同じですが、夫は気分によって違います。

 そこがわたしにはわかりません。たぶん、一生わからないでしょう。わかりたいとも思わなくなりました。それより、自分の信念に従い、よい作品を完成させることに力を注ぎたい。 

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鈴木登紀子先生レシピ『牛丼』

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 牛ももが安かったので、昨日の夕飯は牛丼にしました。鈴木登紀子『鈴木登紀子のお母さんのおそうざい帳2 炊き込みご飯』(潮出版社、昭和56年)からレシピをご紹介します。

[材料・4人分]
ご飯どんぶり4杯,牛肉薄切り肉300g,シラタキ1玉,玉ネギ大1個,青み少々.

[作り方]

  1. 鍋は底が広くて平たいものを用意し、煮汁用の水と調味料を入れて火にかけます。
  2. 煮立ったら(食べよい大きさに切った)牛肉、(半分に切ってから薄切りにした)玉ネギ、(ゆでてアク抜きし食べよく2、3か所包丁を入れた)シラタキを入れて3、4分煮、味よく仕上げて青み少々を散らします。
  3. 炊きたての熱いご飯を、どんぶりに七分目ほど盛り、②をのせ、煮汁を回しかけます。

 ちなみに、以前ご紹介した服部幸應先生の『牛丼』のレシピはこちら⇒http://elder.tea-nifty.com/blog/2007/11/post_0863.html

 新婚時代に買った鈴木先生の本は気に入って、ずっと使っています。牛丼にかんしては、わたしは鈴木先生のレシピのほうが好みかな。

 といっても、わたしは味見をしながら調味料を加減することがあり、この牛丼もそう。レシピ通りの味つけではありませんが、ベースは鈴木風。玉ネギを炒めずに入れ、ほんの少し歯ざわりのよさを残すように仕上げるのが好きです。

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2010年8月28日 (土)

漢方軟膏の使い心地③/秋の気配に敏感な関節

 7月6日に漢方軟膏を使い始めてから、使い心地を時々ご報告してきました。

 紫雲膏(シウンコウ)は3本目。神仙太乙膏(シンセンタイツコウ)は時々耳に使う程度なので、まだ半分以上あります。

danger 間違いやすい軟膏に、協和新薬の『太乙膏(タイツウコウ)』があります。これはサルファー剤入り軟膏で、別物です。

 これまでの経緯を説明しますと、最初は頭蓋骨腫瘍を摘出した痕が痒くなったことから始まって、左耳、うなじ、右こめかみに湿疹が拡がった頃からステロイドのリンデロン・ローション、リンデロン軟膏を塗り出し、それが効かなくなって、頭の中全体と顔のあちこちに痒みが拡がりました。

 その段階で、漢方軟膏の使用を始めました。こめかみには塗ってしまいましたが、顔にステロイド軟膏を塗ることは避けたかったからでした。

 初めに一気に紫雲膏を使い、頭全体に拡がっていた湿疹を、うなじと耳と頭の中の一部分(ここが司令塔?ではないかと思うほどにしつこく痒い。触っても何もなさそうなのですが。下に変な腫瘍でもあるのではないかと疑うほどです)に封じ込めることに成功したものの、以後は、そこがよくなったり悪くなったりを繰り返しているといった現状です。

 それでも、漢方軟膏を塗る前よりは、明らかに改善された状態です。睡眠中、無意識的に掻き毟ることがほとんどなくなりました。

 悪くなるときは、外出したり、いつもより暑くて汗を沢山かいたときですから、汗が原因で治りきれないのかもしれません。この酷暑を漢方軟膏で乗り切り、治りはしていないものの、まあまあの状態に保てているのだから、漢方軟膏はわたしには合っているといえそうです。

 で、その漢方軟膏の使いかたをわたしなりに思考錯誤してきたわけですが、今週の木曜日から、ハーブとの併用を本格的に始めました(わたしはデパートに入っている「生活の木」で購入していますが、ここは通販もありますね)。

 刺激の少ない「フローラルウォーター」シリーズの『ラベンダー』『ローマンカモマイル』を持っていましたが、それに加えて、『月桃』を試しているところです(100mlで税込1,365円)。

 ラベンダーとローマンカモマイルをコットンや手にとって時々塗ってきましたが、うなじや頭の中の一部分には頭髪が邪魔をして、塗った気がしませんでした。

 そこで、以下のスプレー容器『青色アトマイザー 50ml』(税込420円)に移し、直に皮膚に吹きつけて使っています。このタイプは、キャップをフローラルウォーターに付け替えても使えて便利です。フローラルウォーター本体も、ウォーターを入れたアトマイザーも、冷蔵庫で保管しています。 

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 ハーブは皮膚の状態によって合う合わないがあるので、本当に試行錯誤ですけれど、わたしは現時点では入浴後に月桃を使い、それで痒みが出たらカモマイル。入浴のいくらか前には紫雲膏を塗って、シャワーで流すという風にしています。

 痒みの強い日は漢方軟膏に頼っています。ただ、塗りっぱなしにするにはべとべとしすぎますし、皮膚が油(及び脂)疲れする気がするのです。わたしの場合は塗りすぎると、効き目が悪くなり、痒くなってきます。

 なぜ、また本格的にハーブを試し始めたかというと、無添加化粧品「ファンケル」の化粧水と乳液が時期的に合わないことがあって、最近特に瞼に痒みが出ていたのですね。

 この痒みは、うなじやこめかみにステロイド軟膏を使っていた頃からそうで、瞼にだけは塗らないで、我慢していました。赤くなって皮が剥げていましたけれど。漢方軟膏を薄く塗ったら、瞼の状態はほぼよくなりましたが、それでも時々痒みがありました。

 それが最近、皮膚が暑さ負けしたのか、ファンケルの化粧水と乳液がいよいよ合わなくなって、顔全体がうっすら痒くなるようになりました(ただ無添加のファンケルが夏だけは合わなくなるというのは例年のことで、今年は酷暑でもうまくいっていたほうでした。以前は夏だけ「茶のしずく」を使っていました)。

 それで、ハーブに関心が向いたのです。調子がいいとラベンダーとファンケルの乳液でいいのですが、最近はその乳液が合わないので、困っていました。わたしはラベンダーだけですと、乾燥します。

 生活の木で、敏感肌によいハーブを改めて尋ねてみますと、『ラベンダー』『カモマイル』『月桃』ということでした。

 前に娘が使っていた月桃の乳液をわたしも試し、「合いそうだわ」と感じたことを思い出し、月桃のフローラルウォーターを使ってみることにしました。

 合う場合は、効果がすぐに出るというお店の人のお話でしたが、瞼につけてすぐに痒みがとまりました。うなじの痒みにもいいです。

 それでも痒みが出るときはカモマイルをつけ(掻き毟った傷にカモマイルがいい気がしています)、それでも痒いと漢方軟膏、という具合に使うことにしたのでした。

 これから涼しくなり、さらに寒くなると、また皮膚の状態が変わるので、新たな試行錯誤が始まるのでしょうが、ステロイド軟膏にはもう戻りたくありません。

 そういえば、過日、体調日記のほうへご訪問くださったかたから、娘が通院していた小倉の漢方クリニックを知りたいというお問い合わせがありました。

 娘が通っていたのは5年ほど前のことなので、先生が現在ご健在かどうかもわからないという事情をメールに書いた上で、クリニックの住所と電話番号をお教えしました。

 幸い先生はご健在のようで、そのかたは受診されたみたいです。娘がよくなるまでには数年かかりましたが、本当に綺麗な皮膚になりました。そのかたの治療もうまくいくことをお祈りしています。わたしも近ければ、通うのですけれど。

 ところで、涼しくなることを願ってきましたが、昨日からいくらか涼しくて、すると、何とずっと忘れていた左膝の関節が早くも疼いたではありませんか!

 心臓と呼吸器も寒さには弱いし……うーん、暑さが過ぎたら過ぎたで、また何かかやとブログに書くことが出てきそう。いつもこんなことばかりで、ごめんなさいね。

2010年7月 6日 (火)
漢方軟膏を試し始める

http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/07/post-af4a.html

2010年7月 8日 (木)
掃除中に……

http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/07/post-3da5.html

2010年7月 9日 (金)
夢に出てきた野上弥生子。息子からの電話。

http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/07/post-1452.html

2010年7月10日 (土)
さっぱり感。

http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/07/post-8024.html

2010年7月13日 (火)
漢方軟膏の使い心地①

http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/07/post-dec9.html

2010年7月29日 (木)
漢方軟膏の使い心地②
http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/07/post-4a9a.html

漢方医を見つけるには、サイト『漢方のお医者さん探し』が便利ですよ。 

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土井善晴先生レシピ『きゅうりとハムのからし酢あえ』

きゅうりとハムのからし酢あえ

 メインディッシュは服部幸應先生のレシピ『かじきのくわ焼き』。

 「週刊 服部幸應のしあわせクッキング第18号」(ディアゴスティーニ・ジャパン)から、レシピを簡単にご紹介します。材料は4人分で、かじき4切れ、合わせじょうゆ《しょうゆ・みりん各大さじ4、酒大さじ2、砂糖大さじ1》。

  1. かじきは塩少々を振って、しばらくおく。合わせじょうゆは、混ぜ合わせておく。
  2. かじきの水分をキッチンペーパーなどでよくふきとる。
  3. ②を合わせじょうゆにつけ、途中で返して全体に味をよくまわす。
  4. フッ素樹脂加工のフライパンを熱し、油をひかずに③のかじきの汁気をよく切って焼く。表面が白っぽくなったら返して八部どおり火が通るまで焼く。
  5. ③で残った合わせじょうゆ適量を④に加え、煮詰める。

 「やりくりおかずと節約献立」(扶桑社、1999年)のレシピ『豆腐のポタージュ』。昨日も暑かったので、早めに作って冷やしておきました。

 4人分で、絹ごし豆腐1丁、牛乳2と1/2カップ、コーンスターチ大さじ1、いりごま大さじ1をミキサーにかけてスープにします。スープを裏ごしして鍋に入れ、固形スープ2個を加えて沸騰するまでかき混ぜます。塩コショウで味を調えます。

 「週刊 土井善晴のわが家で和食 改訂版No.27」(デアゴスティーニ・ジャパン、2009年)のレシピ『きゅうりとハムのからし酢あえ』が美味しいので、ご紹介します。

[材料・4人分]
きゅうり2本,ハム(かたまり)120g,
からし酢《酢大さじ1,しょうゆ大さじ1,オリーブ油大さじ2,練りがらし小さじ1》.

[作り方]

  1. きゅうりはピーラーで皮をむいて軽く割れ目が入る程度に手でたたく。これを1幅の斜め切りにし、色よくゆでて氷水にとる。ペーパータオルで水分をふき取る。
  2. .ハムはきゅうりと同じくらいの長さの棒状に切る。
  3. ボウルにオリーブ油、酢、練りがらしを入れてよく混ぜる。
  4. 3のボウルにきゅうりとハムを入れ、混ぜて味をなじませる。

 鶏のハム(薄切り)が安くなっていたので、買ってみました。鶏のハムは初めてでした。意外にも、こってりとしたハム……。

 緑色のは、ししとうのバター炒めです。

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2010年8月27日 (金)

循環器(呼吸器)クリニック受診 - その2

 書き忘れを思い出したので、携帯から。

 看護師さんに、次回朝食抜きで来て、血液検査を受けるようにいわれた。

 循環器クリニックでの診察中に、呼吸器科はやはり専門に通うほうがいいのではないかと思ってしまった。

 呼吸機能、血中酸素飽和度の今後の変化が全くわからなくなるというのは、不安だ。

 普段は、循環器の診察のついでに喘息の薬を貰う程度でいいのだけれど。

 先生は大学入学直前まで喘息だったかただけに、自分を基準になさる感じが窺え、大人になってから発病したわたしの喘息とはタイプが違う気がして、これも不安材料となっている。

 フルタイドによる声の掠れは、よくうがいすることで防げるということだが、わたしはよくうがいしている。

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魔法つかいのリーキーさん

魔法つかいのリーキーさん

 休日だった夫に車で図書館へ行って貰い、講談社「世界の名作図書館」の中から8冊を借りてきて貰いました。

 読みそびれていた作品、再読したかった作品から、借りて読んでいます。

 どの巻も読み応え充分、本当にバランスよく世界の名作が収録されていると感心します。

 この全集は普段は子文庫に眠っているものなので、安心してゆっくりと読めます。子供たちが借りるかもしれないと思うと、悪くておちおち借りていられませんからね。

 この全集が再版されたらどんなにいいでしょうね……!

 ホールデン『魔法つかいのリーキーさん』(山室静訳)を、わたしは読んだ記憶がありませんでした。

 同じ巻に収録されているキャロル『ふしぎの国のアリス』、ワイルド『幸福な王子』『友だち』『わがままな大男』は読んだ記憶が確かなのに、トペリウス『リンダギュル姫と魔法つかい』とリーキーさんは読まなかったようです。

 リーキーさんはイギリスの生物学者が書いた童話だということですが、面白いこと、面白いこと! 何でこれを読まなかったのかしら。

 叱られてすぐにしょげ返るポンペーという名の小さなりゅうがあまりにも、かわゆい。

 彼は、普段は暖炉のかっかと燃えている石炭の上に寝ていて、料理のときに登場しては、焼けた胸で魚を焼いたりします。

 彼の食べ物は硫黄。リーキーさんが魔法の絨毯でインドへ行った帰り、マルチニク島に寄ると、ポンペーは火山の溶岩に嬉々として飛び込み、そこから離れたがりませんでした。

はじめは、あおむけにひっくりかえって、足をばたばたやっていましたが、立ち上がったときは、みつの中に落っこちたはちみたいに、羽には溶岩をべったりくっつけていました。

 作者の科学知識が随所で宝石のように光って、魅了します。魔法の絨毯が飛ぶ場面では、自分も一緒に絨毯に乗っかっている気がしてきます。以下は、その一部分です。

 空には新月がかかっていました。五マイルも上空にいくと、星たちは、かつて見たこともないほど、あざやかに、ぎらぎら光っていました。南へ進むにつれて、わたしの知らないいろんな星座が、つぎからつぎへとあらわれてきました。オリオンのすぐまえには、こまかい星くずでできている大きな川がひとすじ、空を流れくだっていて、そのおわりを、とても光る大きな星、アケルナールがかざっていました。オリオンとおともの大いぬが空高くのぼると、そのいぬのしっぽを追いかけて、カノプスがあらわれました。ほんの一、二分で、わたしたちはインド洋の上にでましたが、それは月の光をあびて銀のようにかがやいていましたっけ。二コバル諸島とマライ半島のすそをすぎると、北極星が、水平線の下にすがたをけしました。

 ところで、リーキーさんたちを魔法でバッタに変えようとしたビヤリ=ラルという男が、デバナガリ(古代インドの文語、サンスクリットの一種)で書かれた魔法の本の17ページに書いてある呪文を最初に唱えなかったばかりに、自分がバッタになってしまいました。

 ビヤリ=ラルの主人であるチャンドラジョティ氏が魔法を解いてあげるのですが、バッタが人間に変っていく、その場面がまたふるっているのですね。これもご紹介しておきましょう。

 はじめは、ばったが大きくふくらみました。それから、ばったがからをぬぐときのように、せなかの皮がさけたのです。出てきたものは大きなうじみたいでしたが、それがみるみるピンク色の虫になりました。その虫の四か所に、小さないぼが出てきて、手と足になりました。ついで、虫のまえのほうの部分が、そりかえって頭になるし、手足のさきがわかれて、ゆびと足ゆびになりました。そのあいだにも、からだはだんだん大きくなって、ほぼ二分ののちには、目のまえのしばふの上にひとりの人間が、びっくりした顔をして、ひっくりかえっていたのです。
 なかでもいちばんおかしかったのは、ばったのせなかがビヤリ=ラルくんの正面になったことでした。しかし、あとで生物学者の友人にきいてみると、それでいいのだということでした。というのは、ばったの心臓はせなかにあり、その下にはらわたが、その下に神経組織があるのだから、ばったのせなかはたしかに正面だというのです。でなければ人間の正面というのは、じつはかれのせなかだ、ということですね。

 あまりにも楽しい物語なので、今もこの本が出版されていないだろうかと思い、調べてみましたが、残念ながらどこからも出版されていないようでした。面白いだけでなく、読んでいるうちに自然に頭がよくなってくる気のする物語ではありませんか! 

 今の日本では、大人も子供も、せっかくよい頭に生まれついたのに、それを悪くするような本ばかり、せっせと読んでいる気がして仕方がありません。

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2010年8月26日 (木)

アフタヌーンティーにて

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チャイクリームフロート。娘撮影。

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循環器(呼吸器)クリニック受診

 喘息の予防薬フルタイドと、いつもの心臓の薬(インデラル、ヘルベッサー、アイトロール、シグマート、頓服の舌下錠ニトロペン)を出していただいた。

 閉院した呼吸器クリニックでいただいた診療録と検査データの写しを受付でお渡しした。

 診察中に先生が「呼吸機能検査なんかも受けたんだね、年に1回……呼吸器科だからね。こうしたデータの処理なんかも、本人がするといっていたんだけれどね」とおっしゃったので、「経過はよろしいんですか?」と尋ねてみた。

 癌なのだそうだ。薬がなかなか効かないという。疑問が一つ氷解したが、何かしら特殊な病気を想像していたわたしは、意外な気持ちだった。

 一口に癌といっても、発病の仕方、経過は様々なのだろう。

 薬局で熱中症について、いろいろと教えていただいた。

 急にくることもあるが、風邪のようなだるさ、発熱、下痢などから始まることが多いそうだ。

 予防は水分補給しかないという。ポカリスウェットを薄めて飲むのがいいとのこと。

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胸の圧迫感にニトロペン

胸の圧迫感にニトロペン

 今日こそ、循環器科へ喘息の予防薬フルタイドを貰いに行かなくては。

 前回循環器科を受診したのは先月の30日。まだ1月経っていないというのに、ニトロペンを6錠も使ってしまった。他の薬はあるけれど、可能なら、まとめて全部出していただこう。

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目覚めたくなかったほどに

 夢の中で、シモーヌ・ヴェイユと一緒にいた空間は、不思議な心地よさで、夢の中でしか味わえない、こくのある軽やかさとでもいおうか、濃厚な清々しさとでもいおうか、あの空間にもっといたかった。

 シモーヌ・ヴェイユと、離れて座っていて距離がありながら、距離感のない、クールな温もりとでもいおうか、すばらしい感覚を味わえた。

 夢の中で、お亡くなりになった神智学の先生と一緒にいるときが、同じような感覚を伴う。

 ああ、この世にいささか疲れた。どぎつい刺激のために、へとへとになる。毎日、肉体的にも感覚的にも、持ちこたえるのが容易ではない。

 気持ちのいい夢を見すぎて、厭世感が募ったか? 単なる夏負けかも。気持ちのよすぎる夢というのは、危険だ。

 (シモーヌ・ヴェイユの夢を見るなんて50年早い。)

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わっ、夢にシモーヌ・ヴェイユが……

 フランスの女性哲学者シモーヌ・ヴェイユの夢を見ていて、ハッと目が覚めた。まだ寝ぼけているけれど、書いておこう。

 松が沢山生えている湖(海ではなかったと思う)のほとりに座り、シモーヌ・ヴェイユと何か人にかんする現象(思い出せない)について、意見を交換している。

 銀色の月(三日月だったような気もするし、満月だった気もする)が湖の上にかかっている。海のように波が打ち寄せている。銀色の波。

 シモーヌ・ヴェイユはチョッキとスラックスのような男装っぽい服装で、額の上のほうで左右に分けた黒髪は短いボブ、毛先が内側にカールしていた。真剣でありながら同時にくつろいでもいるような柔和で、眼鏡のせいか何処かしらユーモラスな表情が印象的。

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2010年8月25日 (水)

今日の夕飯

今日の夕飯

 暑いときに、焼き浸しはさっぱりとして美味しいですね。

 サラダも、夕飯に欠かせないという感じ。ヨーグルト、マヨネーズ、ピクルス、パセリなどを加えたドレッシング。

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つながりにくい(これは携帯から)

 NTT西日本フレッツ光の不具合のせいだとしか思えないが、昨日も今日も昼下がりから馬鹿につながりにくい。⇒午後4時現在、サクサクになりました。

 半端な記事を完成させたい(せめて意味の通らない文章だけでも書き直したい)のと、携帯で確認したメールにお返事したいのだが、思うようにネットが使えず、ストレスが募る。血圧によくないわね、そのせいで頭痛がするわけではないだろうけれど。

 夕方になると、つながりやすくなるのかもしれないが、その頃にはこちらもパソコンから離れなくてはならない。

 ところで、昨日は外出したものの水道料の振込と必需品の買い物で終わり、循環器クリニックに喘息の予防薬フルタイド を貰いに行く予定は、明日へ。書店にも行きそびれた。

 こう暑いと、あっちにもこっちにもは行けない。

 高校時代のバレー部の合宿を思い出すと、軟弱になった自分に呆れてしまう。

 コートの隅から隅まで動かされる「地獄の100本レシーブ」。毛穴の一つ一つから玉のような汗が吹き出た。コートが汗で滑り、転んだ。終盤になると、ほぼ這ってばかりいたような……未だに夢に見る。

 それからすると、何て極楽な……。でも、今思えば、あの頃から、瞬発力はあっても体力はなかったと思う。気力でカバーしていたが、あんな運動は少々無理だったのかも。

 さあ、またチャレンジしてみよう。今度はいくらかはつながりやすくなってますかね?

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2010年8月24日 (火)

アンネのマロニエの樹が折れたそうです

 先ほどのニュースで、『アンネの日記』の筆者アンネに慰めをもたらしていたマロニエの樹が強風で折れた……と報じていた。

 樹齢150年だったという。隠れ家がちらっと出てきた。屋根裏部屋だと思われるその部屋は、とても狭そうな空間だった。

 テレビで紹介された日記の断章を見つけた。

1944年2月23日

〔略〕わたしたちはふたりしてそこから青空と、葉の落ちたマロニエの木とを見あげました。枝という枝には、細かな雨のしずくがきらめき、空を飛ぶカモメやその他の鳥の群れは、日ざしを受けて銀色に輝いています。すべてが生き生きと躍動して、わたしたちの心を揺さぶり、あまりの感動に、ふたりともしばらく口もきけませんでした。〔略〕

- 『アンネの日記 完全版』(アンネ・フランク著、深町眞理子訳、文芸春秋、1994年)より -

 屋根裏部屋はペーターのお気に入りの場所だったが、アンネにとってもお気に入りの場所となっていた。恋が始まっていたのだった。

 瑞々しいアンネの表現から、若者たちの心の震えが伝わってくるようだ。

 マロニエの樹は折れて横たわり、カメラがその断面を生々しく映し出していた。

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冷茶も……

冷茶も……

 昨年秋の旅行中に買った萩焼のカップ。

 何を入れて飲んでも美味しく感じるので、コーヒー、紅茶は勿論のこと、ミルクはホットも冷たいのも、コーラだって、ご覧のように冷茶も美味しく飲んでいます。

 どうしてこんなに美味しく感じるのか、不思議です。そう、窯元でそのように教わって、半信半疑で買ってみたのでした。

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マダムNの推薦図書 2010 ②……小学校中学年〔3・4年生〕

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☆記事にする時点で、出版社のホームページからネット注文可能な本をご紹介しています。

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 これからあわてて自由課題の感想文にとりかかろうという小学校中学年のお子さんにお薦めしたい、大石真『チョコレート戦争』。わが国本来の児童文学作品らしい健全な作風で、読みやすく、大人になってからもなつかしく感じられる作品です。

 また、文庫版しかなかったので、一押しにはなりませんでしたが、バラージュ・ベーラ『ほんとうの空色』もお薦めしたい珠玉の児童文学作品。

バラージュ ベーラ
岩波書店
発売日:2001-08

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 壮大でありながら人間臭い、宝石箱のような『ギリシア神話』に子供のうちから馴染んでいれば、巨視的な見方と微視的な見方の双方ができるようになるでしょう。美意識も備わるでしょう。


 わたしはこのトマス・ブルフィンチの『伝説の時代』の完訳版『ギリシア・ローマ神話』(角川文庫)を持っていますが、読みにくい神話が流れるような、わかりやすい物語となっています。現在は他にアポロドーロス『ギリシア神話』(岩波文庫)、バーナード・エヴスリン『ギリシア神話小事典』(社会思想社)を持っていて、フルに活用しています。

 子供の頃に「世界の名作図書館」所収の『ギリシア神話』と出合ってから、ずっとギリシア神話が傍にあり、そこから他の国々の神話、ギリシア悲劇、古代史への関心、ギリシア哲学から世界の諸宗教、諸哲学へと興味は拡がり続けました。何より、ギリシア神話をよく知っていれば、西欧文学を読む助けになります。

 ギリシア神話はいろいろな出版社から、様々なかたちで出ています。少し難しいものを早いうちから与えてもいいでしょうね。本は一生の友となるものなので、挿絵しかわからない頃から子供の傍にあってよいものですから。

 以下の科学物も一緒に如何でしょう?

ジャン‐ピエール ヴェルデ,クリスチャン ブルタン
評論社
発売日:2001-12

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 わたしは別の記事で、ピノッキオについて書いたことがありました。その記事から以下に抜粋した文章がお薦めの理由です。
 梨といえば、連想するのが、『ピノッキオの冒険』です。木切れから人形になって間もないピノッキオが空腹を訴えて、作り主のジェッペットから彼の朝飯用だった3個の梨を差し出され、最初は皮と芯は食べないといいながら、あとになって全部食べてしまう場面は、忘れられません。

 忘れられない場面は、『ピノッキオの冒険』には沢山あります。気ままで、無責任で、率直で、変に素直で、無鉄砲なピノッキオは子供がその子供らしさで大人を惹きつける類の特徴を悉く備えています。
 自分が子供だったときに読んだ『ピノッキオの冒険』は、何か恐ろしい物語として印象づけられました。死んだ少女であるかのような仙女の初登場の仕方は異様だし、ピノッキオをペテンにかけるネコとキツネは嫌らしいし、ロバになったまま死んでしまうトウシンはあまりにも悲惨、フカの腹の中でジェッペットと再会するピノッキオの運命は数奇すぎる……。
 しかし、最近のファンタジーものが何か抽象的で、社会背景もおぼろげな中で、主人公が正体のはっきりしない敵を相手にむやみに戦うのに比べ、『ピノッキオの冒険』は具体的です。社会背景も、大人や子供が抱える困難もくっきりと描かれていて、ピノッキオの行動が招く神秘や奇怪や美の場面を背後からがっちりと支えています。

 ピノッキオの場合、闘う相手は、相手が反映させる自分そのものです。
 ファンタジーもので特徴的なのは、主人公は特別の能力を秘めた無垢な人間で、相手は強大でしかも内面的にはうつろというところです。そして魔法や神器などによる力(暴力)の行使で相手をやっつけます。暴力的場面だけが嫌にリアルです。

 趣味の悪い悪夢のようなファンタジーものからピノッキオに戻ると、わたしはほっとします。
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 児童書といえばその名が浮かぶほど、リンドグレーンの諸作品は世界の子供たちにとって重要な存在となっています。ピッピはその中でも、一番の人気者です。

 この時期に『長くつ下のピッピ』と対で読むといいと思うのが、『ミオよわたしのミオよ』です。児童文学にしか与ええない、最良の詩情ともいうべきものを備えた作品です。ピッピとどちらを表に出そうかと迷いました。

 お子さんの読書傾向によって、バランスをとるかたちで、明るくユーモラスなピッピか、哀愁のあるミオにするかを選んであげればいいと思いますよ。

 以下に、岩波書店から出版されているリンドグレーンの作品集、全巻のタイトルをご紹介しておきます。
  1. 長くつ下のピッピ
  2. ピッピ船にのる
  3. ピッピ南の島へ
    ☆ピッピシリーズ 3冊セット
  4. やかまし村の子どもたち
  5. やかまし村の春・夏・秋・冬
  6. やかまし村はいつもにぎやか
    ☆やかまし村の子どもたち 全3冊セット
  7. やねの上のカールソン
  8. 名探偵カッレくん
  9. カッレくんの冒険
  10. 名探偵カッレとスパイ団
  11. さすらいの孤児ラスムス
  12. ラスムスくん英雄になる
  13. ミオよわたしのミオ
  14. 小さいきょうだい
  15. わたしたちの島で
  16. 親指こぞうニルス・カールソン
  17. やねの上のカールソンとびまわる 
  18. はるかな国の兄弟
  19. 山賊のむすめローニャ
  20. おもしろ荘の子どもたち
  21. 川のほとりのおもしろ荘
  22. やねの上のカールソンだいかつやく 
    ☆リンドグレーン作品集 全22冊セット
  23. カイサとおばあちゃん

 この時期にもう1冊与えるとしたら、『やかまし村の子どもたち』がいいでしょう。ちなみに、ピッピの続編は、わたしにはもう一つの出来栄えだと思えます。

appleご参考までに⇒Notes:アストリッド・リンドグレーン 

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ルイザ・メイ・オルコット
福音館書店
発売日:1985-01-01

 『若草物語』は、古きよきアメリカのよさが結晶したような、温かみのある平明な物語です。良識を育んでくれるこの物語は、混乱気味の大人社会の影響によって蝕まれた感のある現代日本の子供たちにとっては、良薬とすらなるのではないでしょうか。

 挿絵がターシャ・チューダーというのも、楽しいです。

 『若草物語』を読破した子供に、お薦めしたいのは『秘密の花園』。

フランシス・ホジソン バーネット
福音館書店
発売日:1979-10-31

 こちらは、観察眼と独創的な物事の見方を育んでくれそうな、バーネットが作者です。

 フランシス・ホジソン・バーネット〔1849 - 1924〕はイギリスに生まれてアメリカに渡った女性作家で、『小公子』『小公女』が有名です。

 わたしは最近になってから『小公女』(伊藤整訳、新潮文庫、昭和28年)を再読してみたのですが、これほどまでに心理描写の巧みな、独創的な物語だったことに驚きました。以下の冒頭の部分からして、一風変わってます。
 ある陰気な冬の日のこと、ロンドンの町々は霧が厚くたれこめて、夜のようにランプがともされたり、店々のかざりまどはガスの灯がかがやいたりしていた。そのとき大通りを父親につられて馬車でゆっくりかけてゆく、ちょっとようすの変った少女があった。
 少女は足を折りまげてすわり、父親の腕にだかれてもたれかかり、通りすぎる人を窓からながめていたが、大きな眼には、妙にませた考えぶかそうなようすがあった。
 まだ小さな少女なので、そのような眼つきをするのは変であった。このサアラ・クルウという少女はまだ七才なのだが十二才以上とも見える、ませた眼つきをしていた。というのは、サアラはいつも年ににあわぬことばかりぼんやりと考えていたからであった。自分でもサアラは、おとなのことやおとなの世のなかのことを考えずにくらしていたことがないような、気がするのであった。自分がもう長い年月を生きてきたような気がしていた。
 この男性的といっていいくらい率直なバーネットの語り口は、ジェーン・オースティンを始めとするイギリス女性作家の一特徴をなしているといっていいような気もします。

 このあと、たまたま同じバーネットの『消えた王子』(中村妙子訳、岩波少年文庫、2010年))を読んだのですが、その明晰な世界観と大胆、明確な政治観に2度驚かされることになったのでした。帝国出身の作家だけのことはある、と舌を巻いた次第です。

 同系統のルーシー・モード・モンゴメリ『赤毛のアン』、ジーン・ウェブスタ『あしながおじさん』は、やや大人びた内容に思えるので、高学年になってからでいいでしょう。

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danger途中まで書いておきながらナンですが、外出のため、時間切れです。このあとご紹介する予定の本のタイトルと出版社名だけ、以下に挙げておきます。もしかしたら、続きを書く段階で、お薦め本を変更することがあるかもしれません(外出したら、書店にも寄ると思いますので)。この文字が消えるまでは書きかけと思ってください。
  • ガリバー旅行記(集英社)
     マゼランの航海(評論社)
  • ジャングルブック(福音館書店)
  • 子ども版 西遊記〈1〉孫悟空たんじょう(あすなろ書房)
      はじめてであう論語(汐文社)
  • 点子ちゃんとアントン(岩波書店)
  • 宮沢賢治童話集 珠玉選 銀河鉄道の夜 - 宮沢賢治童話集珠玉選(講談社)

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2010年8月23日 (月)

何という暑さ続き!

 今日の昼間なんか、日本の盆過ぎとはとても思えない強い日差し。

 家にいてもクーラーの効きが悪く、いっそ外出したほうが……と迷いつつ、今日も喘息の薬フルタイドを循環器クリニックに貰いに行きそびれました。明日こそ、行かなくちゃ!

 来週は消化器科の予約日で、パリエットをどれくらい飲まずに済ませられたか訊かれると思いますが、今日もおなかが膨れて上がってくるものがあったので、飲んじゃいました。

 3分の1くらいしか、我慢できていません。

 涼しくなれば、自作童話『不思議な接着剤』も進むことと楽観していましたけれど、秋は遠い……と朝刊にあり、クラクラ〜ときましたわ。

 あなた様も水分補給にお気をつけて、どうかご自愛くださいますよう。

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アクセス解析に見る、最近増えた検索ワード「感想文」

 私的推薦図書の記事を小学校中学年まで書こうかどうしようかと迷いながら、アクセス解析を見ると、最近になってやはり検索ワードに「感想文」がちょくちょく入ります。

 夏休みが終盤に入ってから、読む本を決め、読み、感想を書く生徒さんも多いのでしょう。

 以下は、最近の検索語句に「感想文」のあるものを拾ったものです。青字はわたしのコメント(主に先生方に宛てたもの)です。

  • メーテルリンク 青い鳥 読書感想文 2
  • 感想文 宝島 スティーブンソン
  • ジキル博士とハイド氏 読後感想文
    ジキル博士とハイド氏 読後感想文
  • 野火 感想文
    野火 感想文
     参考になりますかしら⇒体調の悪かったときに読んだ大岡昇平の『野火』
     これは大学生に出された宿題でしょうか、それとも高校生?
     『野火』は戦争小説の名作ですが、人肉食、精神疾患、死者の観点などが絡む、かなりの読解力を必要とする無難とはいいがたい作品なので、読書感想文に指定するのはちょっと危険な気がします。高校生であれば坂口安吾『白痴』『堕落論』、トルストイ『戦争と平和』、エーリッヒ・マリア・レマルク『西部戦線異状なし』、大学生であればトーマス・マン『魔の山』あたりのほうが感想文には適している気がします。
  • ファーブル昆虫記 読後感想文
  • シートンどうぶつ記感想
    シートンどうぶつ記感想文
    感想文 シートン
    読書感想文シートン動物記オオカミ王ロボ
  • そして誰もいなくなった 読書感想文
    そして誰もいなくなった 読書感想文
    そして誰もいなくなった 読書感想文
     アガサ・クリスティの推理小説を読書感想文に、というのがよくわかりません。デュ・モーリア『レベッカ』あたりならわかりますが……。
  • 村上春樹 読書感想文 ノルウェイの森
     特に先生方に読んでいただきたいです⇒評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』
     先生方。自分が読んで面白いからといって、ムードに流れがちな、フェラチオまで出てくる娯楽小説を宿題にするのはやめてください。宿題というのは、無理強いなのですから。教育的意義があって初めて許されることです。村上春樹の作品は嗜好品的作品です。宿題にしてほしくない他の理由は、前掲のわたしの評論に書いています。
  • 読書感想文 乙女の密告
     ぜひ、参考にしていただきたいです⇒赤染晶子「乙女の密告」の芥川賞受賞を考察する
     赤染晶子に弄くりまわされていない『アンネの日記』そのものを生徒さんには読ませてほしいものです。  
  • アリス・イン・ワンダーランド読書感想文作品
    不思議の国のアリス 意味論 レポート
     参考になりますかしら⇒アメリカンな『アリス・イン・ワンダーランド』とルイス・キャロルの世界
     『不思議の国のアリス』はすばらしい芸術作品ですが、物語としてはまとまりに欠ける、読者に不親切な、ある意味で下手な作品ともいえるので、読書感想文には適していない気がします。わたしなら、ライマン・フランク・バウム『オズの魔法使い』にします。大学生の研究にはいいでしょう。
  • 床下の小人たち 感想文
    床下の小人たち本の 感想文
    借り暮らしのアリエッティ 読書感想文 作品
     参考になりますかしら⇒シネマ『借りぐらしのアリエッティ』を観て
     同じ作者のものでは『空とぶベッドと魔法のほうき』のほうがバランスがよいと思います。
  • エチュードハ短調「革命」の感想文
     音楽科? 
    看護覚書感想文
     看護学校?
    のだめカンタービレ最終楽章 小説 読書感想文
     コミックスと思っていたので、びっくり。小説がありましたか?
  • 野上弥生子短篇集 読書感想文
     野上弥生子は、第二次大戦前後の事情の絡む旅行記『欧米の旅』が秀逸です。併せて、生徒さんにお薦めくださいますよう。同時代の作家の円地文子『なまみこ物語』もお薦めです。わたしの高校2年の夏休みの宿題が、この作品でした。古典の世界へ誘ってくれる作品との出合いは貴重でした。

  • 風切るつばさを読書感想文応募用紙

  • すみ鬼にげたの読書感想文

 感想、考察、書評、批評などの検索ワードは一日で沢山あり、こうしたものの中にも読書感想文のための検索がかなりの割合で含まれていると想像できます。

 ご参考までに、以下に、「第56回青少年読書感想文全国コンクール」のホームページから、課題図書に関する情報を抜粋しておきます(参考になさる場合は、必ずご自身でコンクールのホームページをご確認ください)。

続きを読む "アクセス解析に見る、最近増えた検索ワード「感想文」"

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2010年8月22日 (日)

土井勝先生レシピ『ぶりの照り焼き』、宮内好江著「世界43か国のサラダレシピ114」(グラフ社)より 

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 昨日の夕飯は、土井勝先生レシピ『ぶりの照り焼き』、宮内好江著「世界43か国のサラダレシピ114」(グラフ社)の中のレシピ『キャベツとソーセージのサラダ くるみ風味』を参考にしました。

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 『ぶりの照り焼き』のレシピを「土井勝 日本のおかず500選」(土井善晴・監修、テレビ朝日コンテンツ事業部、1995年)からご紹介します。

[材料・4人分]
ぶり(1切れ60g)4切れ,
つけ汁《しょうゆ大さじ4,みりん大さじ5,酒大さじ1》,
サラダ油大さじ2.

[材料・4人分]

  1. ぶりの切り身をつけ汁を合わせた中に入れ、ときどき返しながら約30分漬け、のち、汁をきっておきます。
  2. フライパンにサラダ油を入れて熱し、①のぶりを身のきれいなほうから入れて両面に焦げ目をつけ、鍋にたまった油をすてて、つけ汁の半量を入れ、蓋をして2~3分蒸し焼きにします。
  3. ②の蓋をとり、中火にして鍋をゆすりながら少し煮つめて照りをつけます。

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 冷ややっこは土井善晴先生のレシピを参考に、薬味をたっぷりと。弱火でカラカラになるまでからいりしたちりめんじゃこ、ねぎ、しょうが。

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 わかめとねぎの味噌汁。

 最近、宮内好江著「世界43か国のサラダレシピ114」(グラフ社、2010年)という楽しい本を買いました。

 既にいくつか作りましたが、昨日はその中のレシピ『キャベツとソーセージのサラダ くるみ風味』を参考にしてみました。といっても、粒マスタードがなかったのでマスタード。くるみはありましたが、使いきりたいカシューナッツかあったので、それを使うという風にアレンジ。

 それでも、とても美味しかったですよ。こくがあるのにさっぱりとした、不思議な味わいのサラダでした。

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  レシピを前掲の本より、ご紹介します。

[材料・2人分]
キャベツ150g,ソーセージ100g,サラダ油大さじ1,
ドレッシング《むきくるみ6個分,粒マスタード大さじ1/2,酢大さじ1,砂糖小さじ1/2,塩・こしょう各少々》 .

[作り方]

  1. キャベツはせん切り、ソーセージは食べやすい長さに細く切ります。
  2. フライパンに油を引いてソーセージを炒め、キャベツを加えて軽く炒め合わせます。
  3. くるみはすり鉢などで軽くすりつぶし、残りのドレッシングの材料を加えてよく混ぜます。
  4. ボールに②を入れ、ドレッシングであえます。

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2010年8月21日 (土)

大阪の街にて、従兄弟同士で

 大変な暑さの中、甲子園が終わりましたね。

 午前中から家事の合間に小学校中学年向きのお薦め図書の記事を書きかけていたのですが、調べ直して迷い出し、何だか収拾がつかなくなってきました。10冊を選ぶなんて、難しすぎます。誰に頼まれたわけでもないのに(誰に希望されているわけでもないのに)、何でこんなこと、やってるのかしら、とまで思い始める始末。

 でも、自分の子供時代が如何に児童文学作品に恵まれていたかを思い〔Linkhttp://elder.tea-nifty.com/blog/2010/08/521966-70-fe50.html 〕、この時期が読書にとってどれほど大事かを考えると、やはり自分なりに選ぶ作業をしてみたいというところへ気持ちは落ち着きます。

 その作業に草臥れてうとうとしたら、いつしか悪夢の中。夫が出てくると大抵悪夢っぽい内容になるのですが(何という夫婦でしょうか)、ハッと目覚めたとき、何処からともなく映画『インセプション』の中で夢見者の目覚ましに使われたピアフのシャンソンが聴こえてきた錯覚を覚え、ぞっとしました。

 様々な意味において、恐ろしい、そしてスタイリッシュな映画でした。これの感想もまだだったわ。

 話は変わりますが、昨夜、息子から電話があり、大阪の梅田で甥(息子にとっては従弟)と会ったということでした。息子は会社員と博士課程の学生を兼ねた暮らしを送っており、甥は大学3年生です。息子は化学、甥は工学ですが、学んでいることに共通する部分もあるようです。

 長いこと会っていなかったので、もし彼がひどく変わっていたらどうしよう……と息子は内心怯えながら、待っていたそうです。が、近寄って来た甥の顔がわたしの妹(息子からすれば叔母)の顔にそっくりだったので、人違いをする心配は全くなかったとか。

 息子たちは串カツ屋に入り、そこで旧交(幼交?)を温めたようです。甥は、会う機会は多くなかったにも拘らず、「〇〇にいちゃん」と息子を結構慕ってくれていたので、息子は会ってみたいと以前からいっていました。

 甥からは、昔のような恥ずかしがり屋の側面は消え、屈託ない感じだったそうですが、穏和で優しそうな、控え目な感じは変わりなかったそうで、わたしも嬉しく思いました。体格は2人共似ていた由。中肉中背より、いくらか小柄でいくらか痩せ気味。

 2人共、昔はふっくらしていたのですが。「自炊すると人間、痩せるみたいだね」と息子はいいますが、そんなことはないと思います。実家にいるときほど、2人とも食べていないのでしょうね。

 従兄弟同士で過ごした時間は心地よかったようです。

 甥には彼女がいたそうですが、最近になって別れたとか。甥に彼女……何だかぴんと来ませんが、「彼女くらい、いるのが自然な年齢だよ。俺とは違うだろうからね」といわれると、それはそうだと思いましたが、そういう息子は……と思い、「ついこの間、上野の科学博物館に一緒に行った〇〇さんは、彼女じゃないの?  それをフツー、人はデートというと思うわよ」というと、息子にその話題はスルーされてしまいました。

 大学では2日に渡って、教授と研究の詰めた話ができたそうで、何より。自宅とは環境の異なる研究室で作業もでき、充実した今回の旅行だったようです。後期からは、別の教授の(選択)授業もマンツーマンで受けることになるのだそう。

 その選択授業については、大学に顔を出すのは1月に1度でよいそうですが(担任の教授の場合は、研究者タイプでご自分の研究でご多忙のため、学生にはむしろ鷹揚な感じ。息子は行けるときに適当に行っている様子)、その日は自習の成果をその教授に伝え、教わりに行く大変な日になりそうだとか。熱心な教授だそうで、教科書1冊をみっちりやることになり、洋書だそう。書店でその教授による邦訳版を見つけた息子はやった!と思ったそうで……。

 統計力学を学ぶらしいのですが、息子がとり組んでいるシミュレーションにも使うものだそうで、それを「しっかり学んでおくのも悪くないかもね」と息子。

 来月から3ヶ月、長期出張で会社の寮を離れなくてはならないので、持ち運びにいい小型の軽いパソコンをもう1台買ったとか。仕事と研究のバランスをとるのは難しいことでしょう。それでも、研究は大事なもののよう。

 わたしの作品もいつ仕上がるかわかりませんが、息子がやる気になると、わたしにもその気分が伝染して、よい作品を完成できそうな気がしてきます。 

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朝に欠かせないバナナジュース

朝に欠かせないバナナ・ジュース

 ミキサーなしの長い年月を過ごしたあと、最近になって購入し、再び使い始めたことは過去記事で書きました。

 あれこれジュースを試してみましたが、家族に一番の人気はバナナジュース。

 他の果物や缶詰の果物、あるいはヨーグルトなどを加えても美味しいですが、バナナの自然な甘味と牛乳だけというシンプルさが朝にはぴったり。

 バナナ2本、牛乳400ml、角氷6個で、わが家の3人には適量です。

 使用後は、ミキサーの半分くらいまで水道水を入れ、ほんのちょっと食器洗剤を滴らせて攪拌。それを捨てて、水だけで2回攪拌したあと、汚れが落ちたかを確認しながらもう1回水道水でゆすぎ、2つ折りにしたキッチン・ペーパーに伏せておきます。洗った蓋も、その横に伏せて。

 ジュース作りに使用した場合は、それで綺麗になるので、片づけが楽です。スープ、バジルペーストなどに使って油分が出た場合は、分解して洗っています。

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ブログネタ: 聴くと気合が入る曲を教えて!

ブログネタ: 聴くと気合が入る曲を教えて!参加数拍手

美空ひばりの「人生一路」。以下はYou Tube。
http://www.youtube.com/watch?v=bwC4bwvkvcw

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昨日の夕飯

昨日の夕飯

 きのこのリゾット。

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2010年8月20日 (金)

白くまくん、黒くまくん〜!

白くまくん、黒くまくん〜!

 夏のアイスは、やはり白くまくんではないでしょうか?

 今、わが家で人気なのは黒くまくんです。マンゴーのくまくんも見かけましたが、何くまくんとおっしゃいましたっけ?

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遊びすぎのツケ

遊びすぎのツケ

 昨夜から横になると胸がいくらか苦しかったが、遊んだあとはこんなものだろうと思い、ニトロペンは使わなかった。逆流性食道炎と思われる気持ちの悪さもあったが、パリエットは先生の指示に従い、なるべく使わないようにしている。

 が、朝、洗濯物を干したあとで胸が気持ち悪く、重く、腹部膨満感も強まり、おなかから上、喉から下はどうにもたまらないという状態に。

 パリエットを飲み、すぐにニトロペンを舌下。何とか改善。

 遊びすぎのツケ。でも映画『インセプション』は観に行ってよかった。

 午後から夜にかけては体調がどうなるかはわからないけれど、今日の予定としては『インセプション』の感想、時期が遅いが、小学校中学年にこの夏お薦めの図書(選び終えているので、あとは記事にするだけ。高学年からは秋のお薦めになりそう。尤も、暦の上ではとうに立秋をすぎているが)の記事を書き、できれば自作童話も進めたいが、こう暑い間は無理に進めようとは思っていない。

 料理も暑いと嫌になるけれど、早く秋らしくなってほしいので、今夜はきのこのリゾットといこう。栗と鶏のむね肉を使ったサラダも作りたいと思って、材料は昨日の映画のあとでスーパーに寄り買ってきた。

 それにしても、薬の力は凄い。おなかから上、喉から下の気持ちの悪さ、苦しさが、今は影も形もない。

 まあでも、家事を再開したり、何か食べたりしたら、元の木阿弥かもしれないわ……。 

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2010年8月19日 (木)

2回、映画『インセプション』を観て

 2回『インセプション』を観て、ほぼ疑問が解消しました。

danger以下、ネタバレあり。

 至ってシンプルな作りになっていると思います。1回観ただけでは、混乱したままだったでしょうね。リンボー(虚無) の設定が不徹底なための混乱で、観客の読み取り不足ではないと思いました。それ以外は首尾一貫していました。

 夢か現実かのコブのトーテムは子供たちですね。

 長いエンディングロールの音楽の変化は単純に、観客に対するメッセージと捉えていいのではないでしょうか。

  第1回目に観たあとで、わたしは以下のように書きました。第2回目鑑賞の今回も同じことを感じました。

 『インセプション』は夢とギリシア神話をモチーフに、哲学的、心理学的な深みを持たせた、娯楽作品としても第一級品といえる、あらゆる意味においてスタイリッシュな作品だった。

 アメリカ的商業主義が極まれば神秘主義に近づくのかと『アバター』を観たときに思ったが、『インセプション』を観て、その思いはより確信めいたものになった。

 また記事を改めて、きちんとした感想を書きたいと思っています。

 以下は、「Nの手帳」に記した未整理のインセプション・ノート。

  1. サイトー:味があり、温かみがあった。彼がいるといないのとでは、映画の快さがちがってくるだろう。
    ただ、人物設定としては権力がありすぎたり、変に素直だったりと、ストーリー展開のために制作者に都合よく使われていて狂言廻し的。ドンの風格も備えてはいるが、お人好しにも見え、アラジンの召使い風。穿った見方をすれば、日本はアメリカにとって彼のような相棒であることを求められている(?)。

    ストーリーには不自然なところが多々ある。小さな子供が2人もありながら、コブとモルが夢遊びに浸れたこと自体が不自然。衣食住を満たしてやることなど必要でなかったかのよう。夢の下の階層に潜るほどに多くの時間が流れるという設定は、その不自然さをいくらかはカバーする。夢遊び三昧であっても、現実生活でとられる時間は少なくなるから。実際の夢の中では、時間は……。短い眠りの中でも様々な出来事が起きたりするから、夢では現実より多くの時間が流れるようだが、いつもそうだろうか?

    現実の匂う箇所では、モルのトーテムバランスを崩したり、倒れて置かれて、現実性が強調されている。しかし、それはあくまでモルのトーテムであり、コブのトーテムは子供たちだ。

    子供たちが振り向いたとき、それは現実であることを意味する。

    終局部で飛行機の中で目覚めた6人。さり気なく別れていくが、皆、そこはかとなく連帯感を滲ませた温かみのある、実によい顔つきをしていた。出迎えた義父も、自然なよい表情をしていた。
    現実性を取り戻したコブにはもうモルのトーテムは必要がなく、それが回り続けようが倒れようがコブにはどうでもよくなっていたわけだ。

    エンディングロールでは目覚まし代わりのピアフの歌が流れた。それで終わりかと思ったら、また不気味な効果音に続いて、ゆっくりとなったピアフの歌。終わったはずの映画がまた始まるかのように。だがこれは映画のストーリーに含まれるものではなく、この世は夢という観客に対するメッセージではないだろうか。

    夢だから何でも行えるというわけではなく、法則があることを示したという点に、映画を超えた新鮮さを覚える。

    2010年8月20日(金) 05:22
  2. モルの自殺は真に恐ろしい。現実を見失ったモルを道連れにコブが列車での心中を図る場面は恐ろしい。そんなやり方で現実に戻っても、モルは真の現実感を回復できず、自殺してしまった。まるで、薬物中毒者の自殺とその後の運命を描いたかのようだ。この映画の魅力は、SFにも幽霊譚にもとれるところだ。

    この世に降下したときの記憶を呼び覚まされるようだ。そして、その目的を思い出させられるかのようだった。

    どんな階層の世界でも(彼の世でもこの世でも後の世でも)不変であるものを、変わりやすいこの世でも保持する強さを身につけるために降りてきたのに、この世ではぞんざいに扱われるそれを自分でもぞんざいに扱い、下手をすれば見失う危険があることを改めて警告されたかのようだった。

    夢の中で、「わたしはいつ、どうやってここへ来たんだっけ? それまでは何をしていたんだっけ?」と思い、焦燥感に駆られることがよくある。たまには自分が夢の中にいることを認識したり、一旦目覚めたあとで同じ夢の続きを見ることもある。夢の中で、同じ舞台装置が使い回されていることに気づくことはしばしば。夢の中の体験のほうが現実の体験より生々しく感じられることもよくある。

    『インセプション』は、夢とギリシア神話をモチーフとして、哲学的、心理学的な深みをもたせた作品。映像も人間関係の描きかたもスタイリッシュ。素敵な映画だと思う。

    2010年8月20日(金) 05:37
  3. 皆さん、寝顔が可愛かった。

    2010年8月20日(金) 08:05
  4. サイトーには、「世界のために」フィッシャー社によるエネルギー供給の独占を阻むという大義名分があった(サイトーがときにお人好しにすら見える行動をしてしまうのには、この動機が関係していそうだ)。コブには「子供たちのために」家に帰るという目的があった。

    彼ら以外にも、明らかな低級な欲望や全くの悪意によって動いた人間はいない。そのことが犯罪集団を描きながらも、映画のムードをどことなく温和で上品なものにしている理由だろう。

    2010年8月21日(土) 08:45

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映画『インセプション』で特にチェック

1:奥さんが出て来る場面。特に投身自殺するホテルなどの背景。
2:教授の服装、部屋。
3:終局部における飛行機内での眠り前後コブの服装。

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かき氷〜!

かき氷〜!

 映画『インセプション』までに時間があるので、娘とモロゾフへ。

 夫は『魔法使いの弟子』を観ています。

 かき氷は、何年ぶりかしら?

 幸い例の検査の痛みは軽くなりました。

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ブログネタ: 「これだけは読んでおけ!」と思う本は?

ブログネタ: 「これだけは読んでおけ!」と思う本は?参加数拍手

 お薦め本となると、1冊を選ぶのが難しすぎるので、特に夏にお薦めということで、泉鏡花の『高野聖』。

 背筋がひんやりしてきます。日本に生まれた愉悦に浸らせてもくれる、泉鏡花の本。

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ぐったりだけど、また映画に

ぐったりだけど、また映画に

 前の記事に書いた排尿のあと、ぐったり。微熱。その後、胸の圧迫感が強まる中で胸痛が起きた。

 胸痛にかんしては、昨日くらいから前兆の歯痛(正確にいうと、虫歯はなく、よく冠攣縮性狭心症の前兆としておきる歯痛に似た痛み)が時々あって、ニトロの準備はしていた。

 体調的にはもう一つだが、今日もう一度、映画『インセプション』を観に行けたらと考えている。

 『インセプション』は夢とギリシア神話をモチーフに、哲学的、心理学的な深みを持たせた、娯楽作品としても第一級品といえる、あらゆる意味においてスタイリッシュな作品だった。

 アメリカ的商業主義が極まれば神秘主義に近づくのかと『アバター』を観たときに思ったが、『インセプション』を観て、その思いはより確信めいたものになった。

 娘もすっかり『インセプション』にはまり、夫は別に観たい映画があるそうなので、じゃ今日また皆で行こうかというムードに。

 感想はその後にでも書きたい。『インセプション』の構成と細部を探る作業はたぶん、自作童話を詰めるための役にも立つと思う。

 あの映画を観ていると、何か大事なことを思い出せそうな気がしてくるのだ。

『インセプション』は、イチ押しの映画。

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2010年8月18日 (水)

ひいぃ~、聴いていないわよ、検査後排尿時のこんな痛み!

 昼間、泌尿器科で膀胱内視鏡の検査を受け、心配されたような腫瘍は何もなく、めでたしでした。

 痛みも、検査時に排尿口から機具を挿入されるときにチクッとしたくらいで、楽勝の検査……と思ったのは、しかし、大間違いだったとわかりました。

 本来はトイレが近いわたしですが、午後8時過ぎまでも、なぜか排尿しませんでした。おしっこするときに痛いかもしれない、という予感が何となく、あったのかもしれません。

 そう、それはもう、大変な痛みでしたわ~! 膀胱炎のピークのときのような痛みで、おしっこに向かって途中で「止まって、止まって!」と叫びたくなったほど。

 半泣き状態でおしっこが済みかけたとき、検査時に空気が入っていたらしく、それがおしっこの残りと一緒にブクブクと音を立てながら出てきて、尿道を痙攣させました。

 あまりの痛さに、中腰状態のまま、しばらく動けませんでした。そのまま座っていても、痛そうだったので、トイレット・ペーパーで拭きながら、思わず立ってしまったのです。

 ペーパーには真っ赤な血! しばらくして何とか歩き出したときは、完全なガニ股になっていました。いつまでも出血するような感じではありませんでしたが、念のために、生理用ナプキンを当てています。

 先生、ひどいじゃない、教えてくれたって! 今思えば、先生が検査後に恐る恐るという感じで、顔色を窺うように「痛かった?」とお尋ねになり、人によっては残尿感が数日残る人もいるとおっしゃったのですね。

 何が残尿感よ! 飛び上がりそうな、排尿時の痛みじゃないの! これでクラビット錠の出た理由がよくわかりました。思っていた以上に、機具で傷ついているようです。子宮体癌の検査後の痛みと、思わず、比べてしまいました。

 子宮体癌の検査の場合は、検査中と検査後に痛みますが、膀胱内視鏡の場合は、主に、検査後の排尿時に痛むだけです。ただ、その痛みが半端ではありません。トラウマになりそうな痛みでした。

 もしかしたら、この痛みかたにも個人差があるのかもしれませんが。

 それに、検査自体は腫瘍の発見にはとてもよい方法だと思いますので、心配がおありのかたは、どうか自分から進んで受けられてくださいね。検査時の傷による排尿時の痛みなんてものは、時間が経てば消えるものでしょうから。

 ああ、もう当分、おしっこ、行きたくないわ。それでも、寝る前には行きたくなるでしょうね(憂鬱)。  

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泌尿器科受診

 尿は綺麗になっていて、膀胱内視鏡の検査結果も異常なかった。

 「膀胱炎を単純に繰り返す、ということでいいと思います」とのこと。

 検査前には排尿を済ませておいたほうがいいということで、検査室のすぐ傍にあるトイレへ。膀胱を空にしておかないと、カメラを入れたときに尿が出てきてしまうらしい。

 検査前、看護師さんに膀胱に入れる機具を見せて貰った。穴の空いた棒のようなものに見え、結構太いのでビビり、逃げ出そうかと思ったくらいだった。

 が、わたしはせっかくの機会だから、膀胱の中を見たかった。

 下着をとり、内診台そっくりの台に座り、開いた両脚をそれぞれバンドで軽くとめられるが、下腹部から下のほうはバスタオルで被って貰えるので、それほど恥ずかしくはない。

 検査中はカーテンが下りているため、先生と顔を合わせなくても済み、顔を横に向けると画面が見えた。

 消毒後、排尿口から機具を入れられるときにチクッとしたが、そのときに痛かっただけだった。〔ただし、検査後はちょっとだけ⇒http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/08/post-ac80.html

 膀胱の中は明るく、隅々までよく見えた。膀胱の中は肌色のお部屋という感じで、感動した。

 清潔そうな、尿を溜める優秀なタンクというイメージを裏切らない膀胱内部の映像だった。

 腎臓から尿が流れ込む穴と、膀胱からの出口の両方がよく見えた。膀胱内部の壁も克明に見えた。

 こんなによく見えるのであれば、どんなに小さな腫瘍であっても見落とされずに済みそう。

 5分で終わる検査なので、心配がおありの方は、気軽に検査を受けられたらいいと思う。

 よく膀胱炎を起こしたり、石が出たりしていたので、さぞ、くたびれた見かけかと想像していたのだが、わたしの膀胱は本当に綺麗で、膀胱に対する信頼感を回復できた(?)。ありがとう、といいたいくらい。

 膀胱にカメラを入れたので、抗菌剤クラビット錠が3日分出た。

 膀胱炎の予防は今まで通り。水分をとり、下半身の冷えに気をつけ、疲れすぎないようにする。

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2010年8月16日 (月)

お好み焼き〜!

お好み焼き〜!

 映画はインセプションを観ました。面白かったわ〜!

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今日観るシネマについて。浮かばれない霊と松浦党の話。  

 家族が休みで、シネマへゴー!というムードに。

 『エアベンダー』を観たいと思っていたが、レビューを観たところでは、マルコメくんはあまり受けがよくないようだ。

 主役がディカプリオ、渡辺謙が好演という『インセプション』の評判がいい。ストーリーを見たところでは、面白そうだ。児童文学作品が原作という『ヒックとドラゴン』にも心惹かれるが、海賊疲れしているわたしは『インセプション』に傾く。

 同じ時間帯なので、それぞれ好きなものを観てもいいが、夫は『インセプション』、娘はどちらにも興味があるらしいので、『インセプション』になりそう。

 息子は、盆休みを、同じ大学出身で、東京にいる友人と遊んだみたいだ。バイクの後ろに乗っけて貰いツーリング、科学博物館に出かけたりもした……と娘にメールがあったらしい。

 甥(わたしの妹の息子だから、息子にとっては従弟)とは、20日に大阪で会う予定らしい(と妹からのメールで知った)。別にネットワークを張り巡らしているわけではないが、情報が入ってくる。

 息子は東京から下りの旅をするたびに、その道筋に当たる友人・知人にまとめて会おうとするみたいだ。わたしには息子が社交家としか思えないが、息子は幼稚園時代から、どうしているかを訊くと、「ひとりでぽつんとしている」という癖がある。

 そのたびに心配になり、先生方にお尋ねすると、先生方は一様に「ワッハッハ……」とお笑いになり、「それはないと思いますよ」といわれるのが常だった。実際、授業参観に行くと、活発に行動している姿を目撃するのが常ではあった。

 それでも本人が相変わらず「ひとりでぽつんとしている」と寂しそうにいうので、わたしはつい、そして今でも息子のことが変に気にかかるというわけだ。

 ひとり遊びも、昔から好きなほうではあるけれど(それが発展して化学におけるシミュレーションの研究に進んだ形)。

 娘は休日にわたしと行動することが多いが、流通業で、友人や職場仲間と休日が合わないためだ。小泉不況の年に就活した娘の世代の女性たちは、定職につけず、結婚もできず、友人とも会えないという人が多い。必然的に、母親を友人代わりとしている人も多い。うちもそのケース。

 先のことを考えると、心配の種は尽きないけれど、今はあれこれ考えても仕方がないので、わたしとしては、遊んで貰えるうちに家族と遊び、ともかく書こうと思っている。暑いうちはどうにも身が入らないが、涼しくなれば、児童文学作品をどんどん進めたい(頭の中では、だいたい出来上がっているのだが)。

 そういえば、山岸凉子の『テレプシコーラ』がナンと次回が最終回みたいだ! これから展開かと思っていたのに……?  最終回を読んだあとで、また感想を書きたいと考えている。

 話は戻るが、わたしは海賊疲れしている――と書いた。ナンのことか説明しておくと、夫の祖先が海賊と判明したのだ。デップ様の海賊物を観るたびに、海賊たちの中に夫がいても不自然ではないわね、となぜか思ったことがあった。

 また、夫の実家とは現在わたしは交際をしていず、その理由は、度を超した嫁いびりに呆れたからだった。夫の実家にいると、自分がまるで盗賊に囚われているように感じることがあった。しかし、「お父さん(わたしからすると舅)の家系は武士なのよ」と、姑が何かというと自慢げにいい、そのたびにわたしを蔑視するような目で見るのだった。 

 松浦党で、平家の落人だったと聴かされた。その頃は歴史物に関心がなかったので、わたしにはどうでもいいことでもあったが、それを嫁いびりの種にされるのは困りものだった。

 また、その祖先と関係があるのかどうか、夫の実家の仏壇に、1人(いや1柱、いっそ1匹というべきか)、浮かばれない霊が巣くっているとわたしは見ている。嫁いびりに、その霊の影響している可能性があるとわたしは考えている。

 幽霊という形で見たわけではないが(幽霊を見たことは1度もない)、結婚後に初めて仏壇の前で手を合わせたときに、どこか奥のほうから、手ぐすね引くような、非常に野卑な、凶悪とすらいえる印象を与える何ものかの念が伝わってきて、わたしははっとしたのだった。

 仏壇というものからそんな感じを受けたのは初めてだった。

 神智学の知識からすれば、そんな厄介なものには関係しないのが一番みたいなので(高僧にすら、何とかするのは難しいらしい)、わたしは距離が置けてむしろよかったと思っているのだが、正体がずっと気になっていた。

 あるとき、そのときはまだ生きていらした白石一郎氏がテレビで、松浦党の話をなさった。

 これは余談だが、白石氏はK芸術祭文学賞の最終選考委員を務めていられた関係で、わたしはお目にかかったことがあった。選考委員の中では唯一、最終候補者全員の作品に触れた選評を書いてくださっていたので、わたしは好感を持っていた。

 その松浦党に白石氏の祖先がいて、松浦党の流れを汲む人々が住んでいると想われる地域一帯を取材したというテレビでのお話だった。それによると、平家の落人というのは、眉唾物だという。しかし、松浦党の子孫であることに、白石氏はある誇りを抱いていられるようだった。

 最近になって、夫と松浦党の話になり、わたしは白石氏の著作を薦めた。

 松浦党の話にページが割かれている。それによると、松浦党の始祖は嵯峨源氏の源久(ひさし)だという。舅の名は漢字が違うが、「ひさし」だ。平家どころか、仇敵の源氏ではないか。それがなぜ、平家の落人ということになったのだろう?

 源久は11世紀の半ば頃に、摂津から西下し、荘園の管理人として肥前松浦地方に住み、姓を松浦と改め、肥前の西北海岸一帯を支配したという。その子孫が枝分かれして、やがては松浦四十八党と呼ばれるほどに繁栄。

 土着の者、出自不詳の者もいて、この武士集団が必ずしも血族集団とはいえないらしい。

 この武士団達を一致結束させたのは蒙古来襲が機縁であり、再度の来襲に対する心備えと、中央政府に対する不信感がそれを促す動機となったと思われる。

 松浦党の党という言葉について、以下に抜粋。

 「党」というのは中世のいわば蔑称にちかい言葉である。当時の中央権力は地方の僻地寒村に独立割拠する弱小武士団をさして、しばしば党と呼んだ。とくに山賊や海賊を働く武士達を軽く見て「武蔵七党」とか「摂津渡辺党」などと呼び、松浦党も同じ扱いで一括されたものと思われる。

 松浦党は海賊行為を働いたが、それについては、松浦党に思い入れのある白石氏はかなり同情的にお書きになっている。米穀の生産が期待できない土地で、海を相手にして生きるほかはなかったからだそうだ。

 海賊行為は生きるための必然であったろうと、現在でも容易に察することができる。
 蒙古来襲前の前期倭寇の頃は、武士達がしばしば徒党を組んで隣国の朝鮮へ赴き、平和な貿易も営んだが、相手の出方によっては掠奪、暴行も辞さなかった。
 前述したように掠奪品は米麦と人間である。米麦は食糧として、人間は労働力として必要だった。

 とあるけれど、海を相手に生きる他なかったからといって、魚を捕獲するならともかく、人間を捕獲したり、盗みを働くしかなかったなんて、わたしには納得できない。

 蒙古来襲以来の経験にこりた松浦党は以来、中央権力をあてにせず、小領主達が一致結束して同盟を結び、再度の元軍の来襲に備え、朝鮮や中国への復讐を誓い合った。

 松浦党は対中国の前線基地として機能していたにも拘らず、中央政府のサポートがほとんどなかったとなると、ナンだか第二次大戦中の玉砕命令を連想させられるが、松浦党の人々には、団結して自分達の命と領地は自分自身で守ろうとするだけの気概があった。

 松浦党のツワモノ精神が第二次大戦時まで生き延びていたなら、大戦もまた違った展開になったかもしれない(?)。

 団結の盟約は契諾状として今も残っており、それは優れて民主的な内容だという。

 中央権力の命令より自分達の談合を優先し、談合は多数意見を尊重する。判断についてはつねに道理に従い、骨肉の情や主従の義理には縛られない。個人の利害は道理に基づいて調整し、その結果は多数意見に従う。この盟約の精神にもとる者は党内の仲間として認知しない……

 ただ、民主的といわれても、「道理に従い」の「道理」というのが何だかわたしにはわからない。ヤクザとかマフィアとかの結束を連想しないでもない。

 何しろ、倭寇と呼ばれたのは、彼らのことだったのだから。

 松浦党から出た平戸松浦氏は、平戸を中心とした大名として存続した。

 この家は、倭寇行為から手を引いたあとも、明国海賊やポルトガル船、オランダ船などを招き入れて海外貿易の振興につとめた。しかし徳川幕府の鎖国令によって貿易基地は平戸から長崎へ移され、先祖以来の松浦党の伝統の気風はしだいに薄れていったのである。

 と、白石氏は「松浦党と倭寇」の章を結んでいる。

 わたしは白石氏の著書のお蔭で、夫の祖先についての理解を深めることができた。夫の人間性に潜む複雑な翳りと枠にはまらないある種の面白みに、そうした血筋が影響していると考えるのはいきすぎかもしれないが、何にしてもわたしは海賊の血筋を引く男の女房であるわけだ。あの浮かばれない霊は海賊だった人間のものだろう。

 時の政府……ではなかった、時の文学界に対するわたしの反骨精神には、夫の影響があるのかもしれない。それに、わたしの血に数滴くらいは混じっていると想われるやまとのあやの血。彼らは帰化人として、先進技術をこの国にもたらそうとした。これらが微妙に影響して、当ブログの文学界を憂える記事となるわけだ……(?)。

《映画に出かける前に走り書きした記事です。支離滅裂で、申し訳ありません。この文字が消えるまでは、書きかけと思ってください。》

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2010年8月15日 (日)

お盆に見た夢

 ココログに障害が発生していたようだ。昼下がり、携帯から記事を投稿しようとして自分のブログをチェックしようとしたところ、アクセスできなかった。この記事を書く前に携帯から再度試みてみると、アクセスできた。復旧した様子。

 で、何の記事を投稿しようとしていたかというと、午後1~2時にうたた寝していたときに見た個人的な夢の記録。

 お亡くなりになった神智学の先生の夢を見ていた。先生はまだ生きていらして、小康状態であり、小集会が開かれ、そこでお目にかかっているという夢の設定だった。

 お亡くなりになったのは1995年のことだったから、15年も経っているわけだ。ほぼ毎日先生のことを考えているので、15年も1年くらいにしか感じない。

 亡くなった母のことは時々しか考えないのに、他人である先生のことは毎日……。

 別に、自身にノルマを課して思い出そうとしているわけではなく、美的刺激がなければわたしは生きられないので、この世でわたしが出会った美しいものの一つとして、先生を……というより、先生の美麗だったオーラを一日のうちのどこかでふと思い出すのだ。

 花瓶に百合があれば、一日のうちの何度か、ふと目をやるのだが、その行為に似ている。

 ただ勿論、先生は美的刺激以上の存在でいらした。

 会長だった先生を含めて、会員は対等な関係にあったのだが、わたしの感覚としては師弟の関係で、教わったことは多い。というより、先生の影響を抜きにして自身は語れず、そういう意味からいえば、母より母的存在だった。

 今思えば、神智学にかんする稚拙な質問の手紙を頻繁に出し、ご迷惑だっただろうと思う。が一方では、質問してよかったという思いはある。

 夢のなかで、高齢だった先生は中年くらいに若返っていらした。素敵だった。紫色の帽子も素敵だった(実際には、先生の帽子姿を知らないけれど)。わたしは先生にお目にかかったときはいつも子供に返ったようにはにかんでしまっていたが、夢のなかでもそうだった。

 夢のなかで、あまりに幸せだったので、目覚めてから、ちょっと哀しかった。

 父夫婦との変な齟齬のため[※カテゴリー:父の問題、参照]、母の御参りにも行けないが、母自体は彼の世であまり変わらず、この世のわたしたちのことをちょこちょこ心配しているという感じの伝わってきたことがあった。

 実は、昨日まで、お盆であることすら忘却していたくらいなのだが、やはりお盆だった。亡くなった人々のことを思い出したのだから。そう、縁があってこの世で出会い、そして別れた人々の全部を次々に思い出したのだった。

 亡くなった人々の人柄や当時の状況を、今になってようやく吟味できると思うことも多い。

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2010年8月14日 (土)

お盆にリバイバル - 『死者の行動について、ちょっとだけ』(06.8.12)

 以下の記事は2006年8月12日に公開したものですが、お盆に合う気がしますので、改めてご紹介します。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

『死者の行動について、ちょっとだけ』

 お盆ということで、帰省しているかたも多いのではないだろうか。お盆は、死者たちを話題にするにはふさわしい。とはいえ、お盆に、死者たちはどうするのか、どんな行動をとるのかを、わたしは知らない。

 わたしが知っているのは、死んだあと初七日までのあいだに、どんな行動をとった死者がいたかということだけだ。

 それが死者の一般的な行動の特徴にあたるのか、死者全てにおけるものなのか、そうではなくて特異なものだったのかは、わたしにはわからない。参考となりそうな事例は全部で5例ほどあるが、サンプルにできるだけの、死者のオーラを目撃したことから自分なりに確証をつかんだといえる例といえば、たったの2例に限られるのだ。

 神秘主義は明らかにこのことについて熟知している癖に、紗をかけたような物言いをするので、どうにも曖昧なのだ。生きている人間には、そんな知識はあまりもたらさないほうがいいだけの何らかの理由があってのことに違いないけれど……。

 だから、わたしがどんなことをいおうが、他人は妄言として片付けることができるのだし、誤診を犯しやすいわたしにしてみれば、むしろそのほうが都合がよい。

 「わが家を訪れた2人の死者たち」というタイトルのエッセーを書こうと思っているのだが、まだ踏ん切りがつかない〔2008年4月末の時点で、このタイトルにある人数は3人に訂正しなければならなくなった〕。が、せっかくのお盆。死者についてちょっとだけ語ってみたい。

 リルケの『或る女友達のために』(『鎮魂歌』所収)という詩は神秘的な作品で、彼はその中で死者(産褥熱で死んだ女友達)の訪れに対する彼自身の戸惑いをあらわに表現している。

 私はあなたがもっと進んでいると思っていた
どんなほかの女のひとよりももっと多くのものを変容した
そのあなたが 迷って 帰ってきたのに わたしはとまどいを感じる

『新潮世界文学32』より抜粋、引用。富士川英郎訳

 リルケが、それと感じただけなのか、幽霊を見たのか、あるいはオーラを見たのかはわからないが、女友達が死んだあとで彼の家を訪問したのを彼は知り、その女友達が、日本流にいえば、成仏できずにさ迷っているのだと思い、ショックを受けたのだろう。

 2例のサンプルのうちの初めのサンプルで、わたしは死者が迷って帰ってきたのだとは思わなかったけれど、葬式に出席したあと(厳密にはお寺に急いでいたときから)、ときどき死者の存在を感じ、死者の思いが伝わってくる感じを味わうたび、ブラヴァツキーの『神智学の鍵』を思い出した。 

 そこには、死んだ人の霊が生きている人と交流できる例外的な場合は死後、2、3日の間とあった。したがって、その間を過ぎてもまだ死者の存在を感じたりするのは妄想だと考えた。

 亡くなったのは4月11日、朝8時頃だという話で、葬式は14日の正午からだった。わたしが死者の存在を感じたのは葬式に急いでいるときが最初だったから、タイム・リミットを過ぎていた。

 死者が身近にいるように感じられるのは、妄想なのだ。そもそも、いっさいが妄想だったのだ。帰宅してからもそう考えて気を抜き、わたしは人様には見せられないだらしない日々を過ごしていた(悲しみのあまり、食っちゃ寝を繰り返していた)。

 そうしたところ、ある瞬間、死者の呆れた感じが伝わってき、次いで苛立ちが伝わってきた。それと相反する母性的な感じも伝わってきた。そうこうした感じを、わたしは蝿でも追い払うように打ち消そうとした。

 ところが、ついに死者の、生前と変わらぬ美麗なオーラまで目撃するに及んで、これは自分の妄想で片付けられることではないと実感したのだった。ちょくちょく感じてきた死者の気配を感じなくなったのは、死後1週間近くも経過してからだった。

 その年の暮れ、ブラヴァツキーの著書にたびたび出てくる――ピュタゴラス派の思想が流れ込んでいるとされる――カバラにいくらかでも近づきになりたくて、箱崎惣一著『カバラとユダヤ神秘思想の系譜』(青土社)を読んでいた。

 そのなかで『ゾハル』の説話が紹介されていて、こんな一文があった。

(死後)7日間のあいだ霊魂は彼の家と墓地の間を行き来している。 〔略〕
7日をすぎて死体が腐敗し始めると、霊魂は(指定された)場所へ赴くという。

  これを読んだ時点では、カバラの説をとるべきか、ブラヴァツキーの説をとるべきか、どちらもとるべきではないのか、わからなかったが、上記のサンプルとなった事例を体験した結果、この点に関してはわたしはカバラの説をとることにしたのだった。

 ブラヴァツキーのいうことが信用できないということでは、決してない。ただ彼女は、一般公開するには早いと思われる事柄については、アレンジを加えたり、ぼかしたりした形跡があるので、信仰書的に一言一句を信じるということはわたしはしていない(たとえば、人間の7本質に関することがそうだ。オーリック・エッグについては、神智学協会内部に形成された秘教部門にだけ伝えられた事柄だった。現在では一般公開されている)。

 いずれにせよ、初七日の供養というのは、死者にとっても生者にとっても意味のあることに違いないとわたしは思う。

 もし、わたしたちが死んだとして、あの世に赴くまでのある限られた時間を、透明人間として過ごすのだとしたら、どうだろうか。楽しいような気もするが、生きている人々のあらわな姿を目撃して失望したり、彼らに働きかけようとしてできずに落胆するかもしれない。

 煩悩を断て、という仏教の教えは、死の裏舞台を知る人々の老婆心から出たものであるようにさえ思えてくる。 

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「世界の名作図書館」全52巻(講談社、1966-70) - 収録作品一覧

 わたしと妹が子供の頃に買って貰った児童文学全集は、講談社より1966年(昭和41年)から70年(昭和45年)にかけて出版された「世界の名作図書館」でした。全52巻です。

 ここに収録された作品は、児童に本を与えようとするときの指針となるのではないかと思いますので、ご紹介しておきます。

 この全集は現在わたしの手元にはないため、一覧の作成にあたっては、以下のサイトを参考とさせていただきました。ありがとうございました。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

講談社「世界の名作図書館」全52巻

監修=志賀直哉、坪田譲治、土岐善麿、ギヨ(フランス児童文学者、アンデルセン大賞受賞)、クリュス(ドイツ児童文学者)、ノーソフ(ソビエト児童文学者)、マクギニス(アメリカ学校図書館協会代表)。

編集委員=植田敏郎、西郷竹彦、白木茂、那須辰造、滑川道夫、波多野勤子、福田清人、袋一平、松枝茂夫、矢崎源九郎、山室静。

  1. 『ギリシア神話』
    『北欧神話・民話』
    『アメリカ・イギリス民話』
    『ロシア民話』
    『東欧民話』
  2. 『アラビアン・ナイト』
    『聖書物語』
    イソップ『イソップ寓話』
  3. 『日本神話』
    『日本民話』
    『東洋民話』
  4. ルイス・キャロル『ふしぎの国のアリス』
    オスカー・ワイルド『幸福な王子』
    サカリアス・トペリウス『リンダギュル姫と魔法つかい』
    ホールデン『魔法つかいのリーキーさん』
  5. カルロ・コッローディ『ピノッキオ』
    ジェームズ・マシュー・バリー『ピーター・パン』
    モーリス・メーテルリンク『青い鳥』
  6. ハンス・クリスチャン・アンデルセン『アンデルセン名作集』
    グリム兄弟『グリム名作集』
    シャルル・ペロー『ペロー名作集』
    ヴィルヘルム・ハウフ『ハウフ名作集』
  7. ワルデマル・ボンゼルス『みつばちマーヤの冒険』
    セルマ・ラーゲルレーフ『ニルスのふしぎな旅』
  8. デュボア『二十一の気球』
    L・フランク・ボウム『オズのまほう使い』
    ヒュー・ロフティング『ドリトル先生アフリカへいく』
  9. ジョージ・マクドナルド『北風のうしろの国へ』
    メアリー・ノートン『まほうのベッド』
  10. サミュエル・マルシャーク『森は生きている』
    張天翼『宝のひょうたん』
    カレル・チャペック『郵便屋さんの話』『長い長いおまわりさんの話』
  11. 松谷みよ子 『竜の子太郎』
    宮沢賢治『風の又三郎』
    『現代日本名作童話』(『泣いた赤おに』他22編)
  12. ウィリアム・シェイクスピア 『ハムレット』『ロミオとジュリエット』
    H・B・ストウ『アンクル・トムの小屋』
    アーダルベルト・シュティフター『水晶』
  13. ヴィクトル・ユゴー『ああ無情』
    ロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』
    アルフォンス・ドーデー『風車小屋だより』『月曜物語』
  14. エクトール・マロー『家なき子』
    モルナール・フェレンツ『パール街の少年たち』
  15. マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』『王子とこじき』
  16. ルイザ・メイ・オルコット『若草物語』
    ルーシー・モード・モンゴメリ『赤毛のアン』
  17. ヨハナ・スピリ『アルプスの少女』
    エドモンド・デ・アミーチス『クオレ』
    ウィーダ『フランダースのいぬ』
  18. フランシス・バーネット『小公子』『小公女』
  19. エーリッヒ・ケストナー『飛ぶ教室』
    アグネス・ザッパー『愛の一家』
  20. クリュス『わらいを売った少年』
    ルース・ソーヤー『ルシンダの日記帳』
  21. カッタン『機関士白ねずみくん物語』
    ヴォロンコーワ『町からきた少女』
    『ものいわぬ杜子春』
  22. 芥川竜之介『くもの糸』
    森鴎外『山椒大夫』
    山本有三『路傍の石』
  23. 壺井栄『二十四の瞳』
    太宰治『走れメロス』
    林芙美子『泣虫小僧』
  24. 坪田譲治『善太と三平』
    下村湖人『次郎物語』
  25. ミゲル・デ・セルバンテス『ドン・キホーテ』
    ジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』
    ゴットフリード・ビュルガー『ほらふき男爵の冒険』
  26. ジーン・ウェブスター『あしながおじさん』
    カターエフ『無人島の小ロビンソンたち』
    ヘール『ゆかいなピーターキン一家』
  27. アストリッド・リンドグレーン『長くつ下のピッピ』
    ノーソフ『ビーチャとゆかいな仲間』
  28. 夏目漱石『坊ちゃん』
    十返舎一九『東海道中膝栗毛』
    『狂言物語』(日本古典)
  29. ダニエル・デフォー『ロビンソン漂流記』
    ロバート・ルイス・スティーヴンスン『宝島』
  30. ジュール・ヴェルヌ『十五少年漂流記』『海底二万里』
  31. スペリー『海をおそれる少年』
    メースフィールド『ジム・デービスの冒険』
    エドモンズ『火なわ銃の少年』
  32. オリョーシャ『人形の秘密』
    ソンマーフェルト『ラルーの決心』
    フセヴォロド・ガルシン『信号』
  33. モーリス・ルブラン『怪盗ルパン』
    エドガー・アラン・ポオ『黄金虫』
    コナン・ドイル『名探偵ホームズ』
  34. ロバート・A・ハインライン『大宇宙の少年』
    アイザック・アシモフ『わたしはロボット』
    アレクサンドル・ベリャーエフ『くるった世界』
  35. 滝沢馬琴『八犬伝』
    呉承恩『西遊記』
  36. ラドヤード・キップリング『ジャングル・ブック』
    ジャック・ロンドン『荒野のよび声』
  37. エリック・ナイト『名犬ラッシー』
    フェリクス・ザルテン『バンビ』
  38. ギヨ『ジャングルの王子』
    ムカージ『ヒマラヤの伝書ばと』
  39. アレクサンドル・デュマ『三銃士』
    スコット『覆面の騎士』
  40. 『ロビン・フッドの冒険』
    ジェイムズ・フェニモア・クーパー『モヒカン族のさいご』
  41. 施耐庵『水滸伝』
    羅貫中『三国志』
  42. 『今昔物語』
    『平家物語』
    『太平記』
  43. 小瀬甫庵『太閤記』
    上田秋声『雨月物語』
    井原西鶴『西鶴物語』
  44. メドクロフト『エジソン』
    エレノア・ドーリー『キュリー夫人』
    サンドバーク『リンカーン』
  45. エクスタイン『野口英世伝』
    シュワイツァー『水と原始林のあいだで』
    ヘレン・ケラー『ヘレン・ケラー自伝』
  46. H・G・ウェルズ『子どものための世界史物語』
    フリーマン『十人の音楽家の物語』
  47. アーネスト・シートン『動物記』
    アンリ・ファーブル『昆虫記』
    ウイリアム・H・ハドソン『博物学者の本』
  48. トール・ヘイエルダール『コンチキ号漂流記』
    スコット『白い大陸南極へ』
    スウェン・ヘディン『中央アジア探検記』
  49. ハワード・カーター『ツタンカーメン王のひみつ』
    ハインリッヒ・シュリーマン『地底の都をもとめて』
    アンドリュース『恐竜物語』
  50. ファラデー『ろうそくの科学』
    ミハイル・イリン『本の歴史』
    オルロフ『科学のふしぎ』
  51. V・M・ヒルヤー『世界をまわろう』
    エドワード・ウィムパー『アルプス登山物語』
    ユーリー・ガガーリン『地球は青かった』
  52. 柳田国男『火の昔・少年と国語』
    今野武雄『あたらしい数の博物館』

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2010年8月13日 (金)

なつかしい「世界の名作図書館」

なつかしい「世界の名作図書館」

 先日の休日に、夫が図書館から借りてきてくれました。

 昔、講談社から上梓された「世界の名作図書館」。

 全巻は揃っていないようですが、子文庫に保管され、まどろんでいました。

 わたしが子供の頃に読んだものは、妹宅にあります。

 そういえば、息子が盆休みに、関西の大学に通っている甥と会うみたいなことをいっていました。

 息子は大学に用事があるみたいです。今春ドクターコースに進学して社会人ドクターとなりましたが、仕事が忙しくなり、なかなか研究のための時間がとれない様子。

 秋から冬にかけては長期出張で東京を離れるということもあり、秋の娘の連休に息子と合流することは無理なので、韓国旅行は棚上げ。

 どうせ韓国に行くのなら、百済王朝・新羅王朝・朝鮮王朝ゆかりの世界遺産は全部訪ねたい……となると、そう安くはあがりません。そもそも、今のわたしの健康状態では、ツアーだと、ついていけないかも……。

 まあ博多くらいには、出かけるかもしれません。

 博多といえば、11月にズービン・メータがイスラエル・フィルと来日しますね。

 一昔前にこのゴールデン・コンビが博多に来たとき、聴きに行きました。

 インド的抱擁力のあるメータと、繊細で一途な趣のイスラエル・フィルの相性は抜群で、すばらしい演奏だったのを記憶しています。

 ユダヤ人にはバイオリンが似合いますね。弓が、彼らの触角みたいに見えましたっけ。

 わたしの話が娘の興味を掻き立てたようで、目下出かけるかどうかを検討中。

 チケットはローソンで買えますが、博多であるコンサートは高いわねー。

 旅費に……もし1泊するとなると、その費用で軽く釜山には行けるわ。でもコンサートは、魅力的! 黒々としていたメータの髪も、今は白くなっているようですから、行っておきたい気がします(スヴェトラーノフを聴き損なった、残念な思い出があるのです)。

 それはそれとして、自作童話を進めなくては。

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昨日の夕飯(いかのしょうが焼き)

昨日の夕飯

 いかのしょうが焼き。

P7260215

 バットに、しょうゆ、しょうが汁を入れ、下拵えしたいかを30分つけておきます。フライパンに、サラダ油を熱し、汁けを切ったいかを焼き、つけ汁を加えて照りよく焼き上げます。

 春雨スープ。サイドディッシュ2品は、宮内好江著「世界43か国のサラダレシピ114」(グラフ社、2010年)の中の『なすのトマトとクミン風味』『トマトサラダオレンジ風味』を参考にしました。

 トマトサラダは、レシピでは、せん切りにしたオレンジの皮が散らしてあります。そのほうが綺麗なので迷いましたが、輸入オレンジの皮を使うのは何となく抵抗があり、入れませんでした。次回は、何か代わりのものを考えて入れてみたいです。

 前掲の本は、とても楽しい本なので、そのうちどれか、レシピをご紹介したいと思っています。

 昨日の夕飯は、どれも家族に好評で、夫はしきりに頷きながら箸を動かしていましたよ。

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2010年8月12日 (木)

赤染晶子『乙女の密告』を読んで

 文藝春秋を娘が買ってきてくれたので、『乙女の密告』を読んだ。

 『乙女の密告』では、以下のアンネの日記の中の一文と、アンネたち隠れ家の住人を密告したのが誰だったかに、読者の注意を向ける工夫がなされている。

  今、わたしが一番望むことは、戦争が終わったらオランダ人になることです!

 アンネは確かに、オランダ人になりたいと恐怖の一夜を過ごしたあとで書いているが、そのいくらかあとの日記には、また日常的な感覚の戻ったなかで、勉強家のアンネらしく、こなすべきノルマを(悲鳴をあげつつも誇らしげに)沢山挙げた中に、聖書の課題もちゃんとある(ユダヤ人としての自覚がある)。

 そして、そのもう少しあとの日記には、「このオランダ人という善良で、正直で、廉潔な人々が」色眼鏡でユダヤ人を見ることに対する失望感を吐露してもいる。

 その頃、オランダでは、反ユダヤ主義の波紋が「かつてはそんなことを考えもしなかった人びとのあいだにまで」及んでいたのだった。

 ナチスの動きが、それだけ過激になっていたのだろう。

 当時のオランダが、ユダヤ人を匿っているというだけで、連行される状況下にあったということを考えれば、自らの、あるいは身内を危険から救うために密告することもありえたのだ。

 そういう意味からいえば、オランダ人とユダヤ人の違いは絶対的なものとはいい切れない。

 命ほしさに、あるいは金ほしさに(命をつなぐためという目的もありうる)、もしかしたらナチス的正義感から、誰かがアンネたちのことを密告したのだろうが、その部分を今頃の日本で、殊更に問題視するのはどうかと思う。当時の日本がドイツ、イタリアと三国同盟を結んでいたことを考えれば、なおさら。

 アンネの日記を読む限りでは(何も原語で読まなければ意味が読みとれないというものではないだろう)、アンネは身の安全を考えて、極めて現実的な処世術としてオランダ人になりたいと、泥棒が侵入した恐怖の夜が明けた翌々日の日記で書いたのではないかとわたしには思える。

 作者はきちんとアンネの日記を読んだのだろうか?

 作者は政治的な問題を、心理学的(あるいは実存的)アイデンティティーの問題にすり替えてしまっている。

 アンネの両親がかなりのブルジョアであったらしいことは日記に出てくるし、アンネもお金をかけて育てられたお嬢様であったことは日記を読めばわかる。

 フランスの哲学者シモーヌ・ヴェイユも、お金持ちの家のお嬢様だった。

 彼女たちの受けた教育の充実、審美眼、節度、可愛らしさは、おそらく富と無関係ではない。

 そしてユダヤ人が問題となる原因の一つに、ユダヤ人の富やユダヤ商法がありそうだ。

 それについてはわたしは、佐野眞一著『カリスマ』(日経BP社、1998年)を読むまではぴんと来なかったのだが、『カリスマ』を読んで初めて、今の日本にもユダヤ商法が入り込んでいることがわかった。

 『カリスマ』にはダイエーの中内、日本マクドナルドの藤田、ファミリーレストラン・ロイヤルの江頭、ソフトバンクの孫がそれぞれに興味深い姿を見せているが、彼らに共通しているのはアメリカに対する強烈な崇拝心だそうだ。

 急速な多店舗展開、価格破壊は、ユダヤ商法に学んだ手法らしい。それは生活を便利にする反面、老舗や馴染みのあるお店を潰し、都市のドーナツ化現象を惹き起したりする(この現象と関係の深い『地味な人』という小説を、かつてわたしは書いた)。

 勿論わたしは、アンネのお父さんがお金持ちで、ユダヤ商法で稼いでいたからゲシュタポに捕まったのだ、などといいたいわけではない。

 ただヒトラーが台頭した裏にはドイツの経済危機があり、古来ユダヤ人問題には経済的な問題がつきまといがちなことをいいたいのだ。アンネの魅力も、彼女の身に及んだ危険も、そのことと無関係とは思えない。

 また、アンネの運命を知る後世のわたしたちにとって、アンネはやはり悲劇の人と映るにしても、隠れ家にいて日記を書いていたアンネは、身の不運を嘆いてばかりいたわけではなかった。

 連合軍の勝利によってオランダが解放されることを期待してラジオに耳を傾け、将来ジャーナリストを経て作家になることを夢見ながら、希望にも生きていたのだ。

「できれば、パリに1年、ロンドンに1年留学して、言葉を身につけ、美術史を勉強したいのです」とアンネは書いているが、生きて収容所を出られさえしたら、父親は生きていたわけだから、その望みは叶っただろう。

 少なくとも、平和(ということになっている)今の日本で、わたしがパリに行き、作家になることを夢見るより、ずっと現実的な行為だったのだ。

 多くを知り、多くを考える大人たちのほうが、むしろ悲観的だったようだ。

 悪条件下で書かれながら、アンネの日記は馥郁たる香気を放っている。それは若さ自体の、青春の香気ともいえ、若者の共感と老いたる者の憧れをそそってやまない。 

 その香気が『乙女の密告』にはない。『アンネの日記』をだしに何かが書かれてはいるが、『アンネの日記』とは無関係の作品とわたしは感じるだけだ。

 『乙女の密告』の登場人物とアンネが重ならないばかりか、日記から一部分をとり出して拘泥する偏執的手法には、全く意義を見い出せない。

 川上未映子の作品に似ていると思った。自己流にゴッホを解釈して、そのことに満足していた詩と『アンネの日記』をだしにした独り善がりの小説。村上春樹の小説に通じるところもある。

 評価の定まった作品をだしにして、奇妙な仮想世界を構築する作風。そこには、真に他人の作品を理解しようとする謙虚な文学者としての態度は見出せない。権威をなぞることで、自作の株をあげようとする嫌らしい手法が目につくだけだ。

 読者側の教養が深ければ、こうした作品に引っかかることはないだろうが、心地よいムードや軽い楽しみのみを求める読者層には歓迎される向きがあるのだろう。

 しかし、そのことによってわが国の文学が骨抜きにされ、文化そのものに悪影響を及ぼし、その影響が海外にまで流出する事態をつくり出しているとなれば、何とかしなければならない。

 何とかできる評論家を、わが国の文学界は育てて来なかったばかりか、売り上げの邪魔になるとして抑圧してきた形跡さえある。その罪はまことに大きいといわねばならない。

当ブログにおける関連記事

わたしの関連サイト

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昨日の黄昏

201008111920000
 昨日の黄昏どき、夕焼け空が異様な美しさだわと思ってベランダから眺めたのですが、帰宅途中の娘が携帯で撮影していました。

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胡蝶蘭の子供

201008060014000

 娘が弟から貰った胡蝶蘭『キャラックエミー』。最近、「子供を産んだから、別にしてあげるの」といって、新しい鉢を用意していました。

201008060015000

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2010年8月11日 (水)

気分悪い

気分悪い

 胸の真ん中に嫌な痛み。おなかの具合もよくない。抗生剤のせい?

 テレビで『銀河鉄道999』があっている。メーテルが好き。

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泌尿器科受診

 血尿は治っていたが、今度は少し菌が出ていた。「膀胱炎を繰り返すようになっているのかもしれないねー! 膀胱の中、検査してみる? 内視鏡だけど」と先生。

「はあ。痛いですか?」とわたし。「針を入れるからねー、チクッとするだろうね。5分くらいで終わるよ」と明るくいわれると、「じゃ、お願いします」といってしまった。

 泌尿器科にはよくかかるが、初めての検査。18日の13:00予約。事前に尿検査。

 抗生剤フロモックスが3日分出た。漢方薬は、飲んでもあまり変化が感じられなかったので、やめることに。

 甲子園で大分がやっているので、病院のどこのロビーも、薬局でも、テレビは甲子園一色。

 前の記事で、誤解を招きそうな箇所があったので、出かける前にパソコンを開いて書き直そうとしたけれど、管理画面につながりにくく、諦めた。帰宅後に書き直そう。

 薬はできたけれど、甲子園が気になって動けない。外はクラクラしそうに暑いし……。

 隣合った県の対戦で、チームカラーが似ているね。暑い中で、どちらも頑張ってる。

 九回の裏。盗られると、負けるよ。どうなる?
 しのいだ。延長戦だわ……。

 あ、歩いているうちに負けちゃったみたい。

 デパートだからすずし〜もう外に出たくないわ。というわけにもいかないなら、この中、少しさまよってから、帰りましょ。

 安い日傘出てないかなあ、壊れちゃって……。

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2010年8月10日 (火)

今日の夕飯

今日の夕飯

 暑いときは、豚キムチ丼でパワーアップ!

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まぎらわしい症状

まぎらわしい症状

 逆流性食道炎の症状かと想われる、大きな空気の塊が絶えず胃から喉元に上がってくるような症状があり、同時に胸から腹部にかけての圧迫感があった。

 逆流性食道炎と狭心症の症状が混在している感じだったが、そのうち胸の中央にジーンとくる嫌な痛みが起き、冷や汗まで出て来たので、これは冠攣縮性狭心症の症状に間違いないと思い、ニトロペンを舌下。

 この記事を携帯で書いている今は、胸が涼しくなって痛みはほぼ消え(名残みたいな痛みがまだある)、胸から腹部にかけての圧迫感も感じなくなった。

 もしかしたら、全部が狭心症の症状だったのだろうか?

 紛らわしいことがよくあるが、今回の発作もわかりにくい。狭心症の発作が起きたことは、間違いないけれど。

 昔、講談社から出版された『世界の名作図書館』の収録作品の一覧を、二つのサイトを参照させていただきながら、パソコンで作成していたところだった。

 参照させていただいているサイトはどちらも詳しいが、わたしは収録作品と作者名に絞った。

《ここまで書いて家事のため1時間、放置。体調はすっかりよくなった。夕飯はまだこれからだけれど、胃は何ともないわね。あれは全部狭心症の症状だったということ? 夕飯後にわかるかも》

 本にかんして、もう少し書いておくと、小学校中学年向きの私的推薦図書も早く書いてしまいたいが、評論社から出ているダイナミックで面白そうな(やや趣味的か?)何冊かの本の確認がまだとれていない。

 県立図書館にあるものを明日、休日の夫に借りてきて貰うことにした。

 岩波書店から出ている『中世の城日誌』は書店で見てお薦めしたくなったが、小学4・5年からとなってはいるものの、中学年より高学年向きかな、と迷うところもある。

 評論社のものと比べて、どちらかになりそう。

 子供向きの論語、漢詩、落語も入れたいが、中学年で触れておいたほうがいい文学作品は数え切れないほどあって、どれをお薦めすべきか迷う。

 あーおなかが空いたわ。発作のときなんか、おなかパンパンで、何か食べるどころではなかったのに。

 やはり全部、狭心症の症状だったってこと? でも、苦いものが上がってくる逆流性食道炎の症状がときどき起きることも確かで……まぎらわしいこと! 今回のは、空気の塊が上がってくる、それもわたしの勝手なイメージがあっただけで、実際に苦いものが逆流した形跡はない。

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服部幸應先生レシピ『じゃがいもと肉だんごのサブジ風』『アボカドのスープ』

昨日の夕飯

 メインディッシュは、服部先生のレシピ『じゃがいもと肉だんごのサブジ風』。

P7270223

 スパイシーなサブジ風には、ほんのり甘いデザート感覚の『アボカドのスープ』がよく合います。

 このスープ、夏に入ってから、よく作ります。最初に作り、直前まで冷蔵庫で冷やしておくようにしています。

 サブジ風も、アボカドのスープも、既にご紹介済みです。

 サラダは、レタスと茹で卵をごまドレッシングであえたものです。

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2010年8月 9日 (月)

日記(講談社の『世界の名作図書館』)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

 大したことはないけれど、喘息気味。そのせいではないと思うが、昨日は一日中眠かった。

 夜中はゼイゼイ気味であまり眠れず。また昼間眠くなりそう。

 小学校中・高学年にお薦めの本の記事を書いてしまいたいが、そのためにはまた書店に出向いてチェックしなくてはならない。できたら今日、でかけたいけれど、暑いと、消耗するのが嫌だな。

 出版社のホームページで児童書を調べていると、《小学校低学年から》となっているのに比べて、《小学校中学年から》となっている本の数は急に増える。

 読める漢字が増えてきて、理解力も深まるからだろう。

 この頃に、本好きになる・ならないの第一の分岐点がある気がする。

 子供のとき買って貰った児童文学全集はわたしの手元にはなく、妹宅にあり、正確なシリーズ名を思い出せなかった。

 妹に訊いてみると、ナンとシリーズ名どころか出版社名まで取り違えて記憶していた。

 小学館のシリーズと思っていたのだが、実際には講談社の「世界の名作図書館」だった。全52巻。発行は昭和41年から45年にかけて。

 サイト「古本 海ねこ」を閲覧させていただいたところによると、監修者が凄い!

 志賀直哉、坪田譲治、土岐善麿、ギヨ(フランス児童文学者、アンデルセン大賞受賞)、クリュス(ドイツ文学者)、ノーソフ(ソビエト児童文学者)、マクギンス(アメリカ学校図書館協力代表)。

 編集委員には、あの福田清人氏のお名前もあった。

 何だか涙が出てきた。幸運な子供時代を過ごしたという嬉し涙なのだろうか、日本が変わってしまったことに対する悲しみの涙なのだろうか(海が好きなあの男にあんなに腹の立った訳が今になってわかった……)。

 前掲のサイトともう一つ別のサイトを閲覧・参照させていただいて、当ブログでも収録作品を紹介しておきたいと考えている。

 再版を願わずにはいられないが、収録作品を参考にできるだけでも違うはずだ。輝かしい指標になると思う。

 蔵書検索したところ、県立図書館に――残念ながら全巻ではないが――あることがわかった。うちにある岩崎書店の「ジュニア版世界の文学」も――やはり欠けた巻はあるが――あった。ただ本のある場所がいずれも《子書庫(職員へ)》となっていて、子供たちが自由に閲覧できる場所にはないようだ。

 「ジュニア版世界の文学」のほうも、収録作品を紹介しよう。

 また、時期的にも、この夏お薦めの本は小学校中学年までしかできないかもしれないが、そのあとも時期に拘らず続けていきたい。よい本を紹介すること……これは、子供時代をすばらしい本に恵まれて感覚を育まれた者の義務だ。

 「世界の名作図書館」の中では、『宝のひょうたん』『パール街の少年たち』『ビーチャとゆかいな仲間』が忘れられない!

 砂浜で三日月パンとチョコレートを食べる男の子の話がナンだったか、どうしても思い出せないが、それももう一度読みたい。

 おっと、自分の作品も進めなくては。

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2010年8月 7日 (土)

マダムNの推薦図書 2010 ①……小学校低学年〔1・2年生〕

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☆記事にする時点で、出版社のホームページからネット注文可能な本をご紹介しています。


  • シートンさんのどうぶつ記1
    原作――アーネスト・T・シートン
    訳――谷村志穂
    絵―――吉田圭子
    発行――創美社
    発売――集英社    
 動物に対する理解を深めてくれる『シートンさんのどうぶつ記』。シートンの克明な観察によって動物の内面にまで踏み込んだ高度な心理劇、生活模様が、優しみのある語り口で描かれています。動物園の動物たちが違って見えてくることでしょう。
 

アーネスト・T・シートン
集英社
発売日:2009-02-02
 このシリーズはどれもおすすめですが、有名な狼王ロボのお話は2に収録されています。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
  • 幼年版・ファーブルこんちゅう記 4 ありとしでむしの話
    原作――アンリ・ファーブル
    文―――小林清之
    発行――あすなろ書房
アンリ ファーブル,小林 清之介
あすなろ書房
発売日:1993-03

 昆虫に対する理解を深めてくれる『幼年版・ファーブルこんちゅう記』。昆虫を観察するには、夏休みはぴったりです。わたしはアリで怖い思いをしたことがあるので、まず4を。

 小学校低学年にも読みやすい文章と図鑑タッチの絵です。勿論、どれもおすすめ。ちなみに『ファーブル昆虫記』はこのあとにおすすめする世界文化社から出版されている「世界の名作」12巻中の3にも入っています。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
  • 世界の名作① 青い鳥
    原作――メーテルリンク
    文―――高田敏子
    絵―――いわさきちひろ
    発行――世界文化社

高田 敏子
世界文化社
発売日:2001-04
  世界文化社「世界の名作」12巻。1969年刊行の「少年少女世界の名作」が2001年に再版された豪華なシリーズです。以下に全巻をご紹介しておきます。
  1. 青い鳥
    原作=メーテルリンク 文=高田敏子 絵=いわ さきちちひろ
  2. フランダースの犬
    原作=ウィーダ 文=神沢利子 絵=中谷千代子
    母をたずねて
    原作=デ・アミーチス 文=清水たみ子 絵=水 沢泱
  3. ファーブル昆虫記
    原作=ファーブル 文=古川晴男 絵=熊田千佳 暮
  4. ふしぎの国のアリス
    原作=キャロル 文=まど・みちお 絵=司修
  5. シンドバッドの冒険
    アラビアン・ナイトより 文=阪田寛夫 絵=三 好碩也
  6. オズの魔法使い
    原作=バウム 文=岸田衿子 絵=堀内誠一
  7. マッチ売りの少女・雪の女王
    原作=アンデルセン 文=与田準一 絵=杉田豊
  8. 十五少年漂流記
    原作=ジュール・ベルヌ 文=さとうよしみ 絵 =小野かおる
  9. 小公子
    原作=バーネット 文=立原えりか 絵=倉石隆
  10. 宝島
    原作=スティーブンソン 文=山元譲久 絵=池 田龍雄
  11. 子鹿物語
    原作=ローリングス 文=小林純一 絵=柏村由 利子
  12. 森の家・二人兄弟
    グリム童話(グリム兄弟編より) 文=植田敏郎  絵=渡辺三郎
 全ての漢字にふりがなが付されていますが、低学年が読み切るには少々難しいかもしれません。

 しかし、子供と本を水入らずで過ごさせてあげては如何でしょうか? 何も教科書的に理解する必要はなく、よいものを与えてあげれば、子供はそのときに自分に必要なものを、自由なやりかたで自分のものにしていくと思います。

 1の『青い鳥』には、いわさきちひろの絵が零れんばかりに挿入されています。滑川道夫による解説もしっかりしたもので、その中に次のようなことが書かれていました。
 ヨーロッパでは古くから、「青」は落ち着きのある、静かな深い泉のような人間の智恵の色だとされています。肉眼では見えないものごとや、人生の本質を見ぬくのが、智恵の開かれた心の目です。その目でなければ、「青い鳥」が見えないのです。
 いわさきちひろの透明感のある色合いは、一度見たら忘れられない印象を残します。「青い鳥」のお話と共に一生の心の宝物、ある道標となるでしょう。この本を定価1,260円(本体1,200円)で購入できるのですから、驚きです。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
  • エルマーのぼうけん
    作者――ルース・スタイルス・ガネット
    絵―――ルース・クリスマン・ガネット
    訳―――渡辺茂男
    発行――福音館書店
ルース・スタイルス・ガネット
福音館書店
発売日:1963-07-15

 のびやかで、屈託ない物語。

ルース・スタイルス・ガネット
福音館書店
発売日:1993-12-01
 わが子に一番身につけてほしいと思うような資質がこの本には存在すると感じ、わたしは迷わず子供たちに買い与えました。よい読書体験となったようで、大人になった今でも、エルマーという言葉の響きだけで、なつかしさを誘うものがあるようです。全巻おすすめですが、1の『エルマーのぼうけん』だけでも、エルマーやりゅうとお友だちになることはできるでしょう。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
  • ロッタちゃんのひっこし
    作―――リンドグレーン
    絵―――ヴィークランド
    訳――― 山室 静
    発行――偕成社

アストリッド=リンドグレーン
偕成社
発売日:1985-12
 児童文学作家リンドグレーンによるロッタちゃんシリーズの中の一作。

 わたしは大型本の『ロッタちゃんとじてんしゃ』を持っていますが、おすすめした『ロッタちゃんのひっこし』は普通のサイズの単行本ですので、ひとり読みにふさわしい、ちょっぴり大人感を与えてくれる本ではないでしょうか。

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  • 復刊・日本の名作絵本2 かぐやひめ
    文―――円地文子
    絵―――秋野不矩
    発行――岩崎書店

 『かぐやひめ』という大層古い物語の中で玲瓏と響く美意識を、円地文子ほど理解し、子供向きにアレンジできる人がいようとは思えません。1967年刊の貴重な再刊です。

 円地文子による清麗な趣の『源氏物語』は、原作に忠実でありながら歯切れのよい与謝野晶子による『源氏物語』と共にわたしの本棚に並んでいます。円地文子が、子供向きのこのような仕事までしていたとは。

当ブログにおける大人向きの関連記事:エッセー『卑弥呼をめぐる私的考察』

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 以下は、昔のイスラム、インド、中国を舞台としたお話です。まだ多くを知らない子供にとって、細密に描きこまれた絵本は、事典としての役割も果たします。子供だからこそ、重厚な絵本に触れさせてあげたいものです。
  • アラジンと魔法のランプ
    再話――アンドルー・ラング
    絵―――エロール・ル・カイン
    訳―――中川千尋
    発行――ほるぷ出版

アンドルー ラング
ほるぷ出版
発売日:2000-06
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  • ラン パン パン―インドみんわ (児童図書館・絵本の部屋)
    再話――マギー・ダフ
    絵―――ホセ・アルエゴとアリアンヌ・ドウィ
    訳―――山口文生
    発行――評論社

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  • 桃源郷ものがたり
    文―――松居直
    絵―――蔡 皋
    発行――福音館書店
 桃源郷のイメージは中国の老荘思想と不可分な関係にありますが、『桃源郷ものがたり』の絵は、中国を代表する絵本画家によって描かれています。
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  • せかいいちうつくしいぼくの村
    作―――小林豊
    絵―――小林豊
    発行――ポプラ社

 初版は1995年、アフガニスタンが舞台となっています。

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昨日の夕飯

昨日の夕飯

 鰆の香味焼き、さつまいものマヨネーズサラダ(さつまいも・セロリ・粒コーン)、卵豆腐、麩とキャベツの味噌汁。

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2010年8月 6日 (金)

真夏の夜にジュニア向きホラーは如何?

真夏の夜にジュニア向きホラーは如何?

 「マダムNの推薦図書 2010夏」の公開には遅い時期ですが、昼間一応選びたい本のチェックに中心街の書店へ行き、夕飯のあと、23時まで開いている別の書店に行きました。

 家族が休みだったので、一緒に。うちは幸い本好きなので(娘は書店勤務でもあります)、わたしも安心して長居できます。

 幸い大きな書店なので、長居しても目立ちませんが、手ぶらで出るのも悪いなあと思っていると、夫がどれか買ってあげようかといいました。

 小銭を処分したかったみたいです。で、時間切れでチェックしそびれた岩波少年文庫から出ている、中学生向きの『八月の暑さのなかで―ホラー短編集―』(金原瑞人編訳)を買って貰いました。

 夏ですからね、中学生向きにはホラーなんてのも、入れたいと思いまして。

 さすがに岩波少年文庫だけのことはあり、収録作品の作者はエドガー・アラン・ポー、サキ、ロード・ダンセイニ、ロアルド・ダールなどといった文学が豪奢に薫る一流作家の小品ばかり。

 ホラーを読むのであれば、心底ぞっとさせてくれる高級なホラーを知ってほしいのです。

 まだ読むのはこれからなので、推薦図書に含めるかどうかはわかりませんが、大人でいらっしゃるあなた様にもいいのではないでしょうか。

 少年文庫なので、活字が大きめですし、文体ももの柔らかで、眠りにおちる前に少し涼しくなるにはぴったりではないかと思います。

 わたしがこれまでの人生で一番ぞっとさせられた文学作品は、ヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』です。次が泉鏡花の『草迷宮』。

 どちらもこの世の深淵を垣間見せてぞっとさせながら、襞に秘められた魅力……とでもいうべきものを教えてくれました。

 そういえば、昼間書店で、芥川賞に輝いた赤染晶子の単行本『乙女の密告』をパラパラとめくりました。

 あっというまに読めそうで、肩透かしを食った感じです。まあでも感想を書くと決めたので、文藝春秋が出たら、ちゃんと読んで感想は書きます。

 しかし段々ひどくなるばかりだなあ。どこまで質が落ちるのやら。まだ未読で、こういうのもナンですが。

 傑作だったら、どうしよう? そのときは素直に正直にそのまま、小母さんの密告……じゃなかった、小母さんの告白を致しますわ。

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2010年8月 5日 (木)

ソフトたち

ソフトたち

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大阪で起きた2幼児ネグレクト(育児放棄)死事件を考える

 大阪市西区のマンションに、23歳の母親が幼い姉弟2人を置き去りにし、死亡させた事件にかんする続報が連日入ってくる。

 ネット検索してみると、離婚して風俗店に勤める若い母親の生活苦に想いを馳せて同情したり、社会のサポート不足を問題視するブログの記事が多かった。

 亡くなった姉妹が3歳のお姉ちゃんと1歳の弟ということで、丁度うちの子供たちの年齢の開きかたと同じということもあり、ニュースに接するたび、胸の潰れるような思いがしていた。

 が、この事件は当初から、若い母親の力量不足や社会問題として片づけるには不可解な点があったので、わたしは一旦は記事を書きかけながらも、続報を見守ることにしたのだった。

 まず、おかしいと思ったのは、容疑者のブログの記事だった。その内容を愛情あふれるものと感じたという閲覧者の感想を多く目にしたが、わたしには何か空虚で頼りない、実体のない記事と感じられて仕方がなかった。記事数の少ない、目立ったところのないブログのわりには、わたしにはどこかしら気持ちの悪い感触を伴うブログだった。

 ブログが容疑者のものであることを意識したわたしの偏見だろうか、と思ったりもしていたが、やはりわたしの勘は当たっていたようだ。彼女は、義父母と同居していたときは義父母に、転居後は夫に育児を任せて遊んでいたという。ブログの記事は虚飾の一種だったのだろうか。

 それに、育児ノイローゼから子供たちを置き去りとしたにしては、期間が長期に渡りすぎると思った。子供たちの亡くなりかたも、衣服すら身につけていないなど、不自然だった。

 2日のニュースによると、玄関に通じる廊下側の室内ドアには上部、中部、下部に水平に複数枚のテープを貼った跡があり、ベランダ側の窓は数センチ開いていたものの、ベランダは大量のごみであふれ、出られる状態ではなかったらしい。

 何て執拗な閉じ込めかただろう! これがただのネグレクトや死体遺棄だろうか? 立派な殺人ではないか。それも凶悪殺人以外の何ものでもないとわたしは思う。

 なぜ、経済的にも先のことがはっきりしない彼女が、子供たちを引きとることになったのかも、わたしには謎だ。子供は1人ではつくれない。普通は、経済力のあるほうが引きとるのではないだろうか。どんないきさつがあったのか?

 新しいニュースでは、彼女が育った実家もごみの山だったらしい。男手一つで育てた父親は、お金を渡すだけで、ネグレクト気味だったとか。負の連鎖、と記事はいっていた。

 これも何だか腑に落ちない。負の連鎖? 容疑者は3姉妹の長女だったという。親が働いている家庭では、子供が小さなときから家事の手伝いをするというケースは、昔であれば、いくらでもあったと思う。

 現に、わたしの家は両親が共働きで不在がちだったから、わたしは小学生の頃からよく妹に手伝わせて掃除をし、そのうち模様替えまでしていた。うちが地区の当番になったときは、妹と手をつないで集金に回ったりもしていた。虚弱体質の妹が病気になったときは、布団の傍を離れないで、看病までしていた(妹はその恩をすっかり忘れているようだ……)。

 満州から父親と引き揚げてきた従兄などは、小学校になるかならないくらいのうちから煮炊きをしていたときく。父親が病気だったのだ。親戚には、夫と死に別れたため、母子家庭で子育てをせざるをえなかった女性が2人いる。どちらも、立派に子供を育て上げ、今も亡くなった夫を愛している。死んだ人は理想化されるのか、その愛は死んだ人に対するものとは思えないみずみずしさだ。

 共働きの両親に育てられたわたしには、専業主婦こそ憧れの職業だった。しかし、その憧れの仕事は案外大変で、ネグレクト体質の夫と暮す大変さを身に沁みて知ることとなった。子供が性に合わないタイプの人間というのが、確かにいるのだ。そのタイプは大抵遊び好きだ。結婚するまでは、そのことがわからなかったりする(以前から当ブログにいらしてくださっているかたは、わたしたち夫婦のいろいろな問題をそれとなくご存知だろう)。

 わたしは以前から、オヤジ化している女性が増えている気がしていた。家事をするくらいなら、仕事をしていたいというタイプ。部屋にごみが散っていても平気というタイプ。生活力のある女性が増えたともいえるのだろうが、お金を稼いでも、それを生活のなかで、よりよき形に変える能力を伴わなければ、人生は虚しい。家事能力のあるなしは大きい。昔とは違って、家事をこなす能力のある男性が増えてきているようだから、日本社会もいずれバランスがとれるのかもしれないが……。学校教育に、もっと家庭科の時間を増やすべきではないだろうか。

 何にしても、爛熟した資本主義の毒が噴出した気がする事件だ。

 それに、こんな事件があると、わたしもマンション暮らしをしている父夫婦のことが一層気になり、ストレスが募るのだ。詳しくは、カテゴリー「父の問題」⇒http://elder.tea-nifty.com/blog/cat7780353/index.htmlをご参照ください。]

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2010年8月 4日 (水)

呼吸器クリニックで頂いたもの(病気の変遷の記録)

 閉院した呼吸器クリニックからいただいた、ここ1年分のカルテと肺機能検査報告書の写し。

 それは封筒に入っていた。きちんと封がされ、印も捺されていたが、めったに見る機会がないので(わたしが申し出なければ、わたしのもとにはないものでもあった)、そろそろと封を剥がしかけたら、剥がれた。

 カルテを見ると、受診時のまだお元気だった先生のことが思い出され、涙が出て来た。病名も何もわからないだけに、まるで先生が神隠しにでも遭われたような、信じられない思いがする。

 奥様や循環器クリニックの先生の口ぶりから、再起不能という感じが伝わって来たのだけれど。一体先生のお体に何が起きたのだろう、と繰り返し考えてしまう。

 肺機能検査のほうは、見てもさっぱりわからなかった。グラフもアルファベットも数字も、何を意味するのか、ちんぷんかんぷん。

 「評価・判定」のところには「末梢気道障害・有り」とあった。これが3枚。いずれも同じ判定。

 カルテの欄外に診断名と診断の下った日付が記されている。

 それによると、
2004/12/20 気管支喘息
2007/1/16 不眠症
2009/7/23 便秘症
2009/7/23 じんま疹
2009/7/23 アレルギー性鼻炎
2010/4/26 接触皮膚炎

 アレルギー検査報告書も入っていた(アレルギー度はほぼ零)。

 2005年1月20日付の福岡県の某市立病院から呼吸器クリニックの先生に宛てた診療情報提供書も入っていた。

 もう忘れていたが、わたしはこの街に引っ越してからしばらくして呼吸器クリニックを受診したあと、それまでのかかりつけだった市立病院に戻って、呼吸器クリニックと循環器クリニックに宛てた紹介状を新たに書いて貰ったようだ。

 1989年に近医(社会保険病院のことだ)で本態性頻脈にテノーミンが投与されていたことや、市立病院には1994年11月11日、背部圧迫感のために受診したことが書かれている。

 そのとき脈拍数120、腹部エコーで慢性膵炎が疑われてフォイパン投与開始。テノーミンは気分不良あり、インデラル投与開始。その後脈拍数は80前後に落ち着いた。経過中、フォイパン中止(フォイパンを中止したのは、この最後に市立病院でわたしの主治医だった何人目かの医師だった)。インデラルは一度セロケンに変更されたが、気分不良あり、インデラルに戻された。……といった経過が書かれている。

 また呼吸器クリニックの先生から市立病院の先生に、インデラルをヘルベッサーに変更するよう指示があったようだ。インデラルは喘息を誘発する懸念があるからだろう。

 それについて、市立病院の先生は、指示に従ったという応答と一緒に疑問を返している。「以前カルシウム拮抗剤で気分不良を起こした事があるとのことで、続行かどうかは不明です」

 結局、ヘルベッサーでは頻脈が抑えられなかった。インデラルが喘息や冠攣縮性狭心症を誘発したとしても、脈拍数を安定させてくれるので、わたしにはなくてはならない薬なのだ。

 でも、同じタイプの薬と説明を受けて飲んだテノーミンは、わたしには合わなかった。血圧が安定せず、フラフラして下痢ばかりしていた(で、ひどく痩せていた)。

 今はインデラルとヘルベッサーのどちらも飲み、それでは足りずにアイトロールとシグマートも飲んでいる。頓服のニトロペンも使っている。

 わたしは几帳面な呼吸器クリニックの先生と看護師さんに感謝しつつ、写しを封筒に戻した。この写しは、今後喘息も診ていただくことになった循環器クリニックの先生にお渡ししなくてはならない。

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2010年8月 3日 (火)

今日の夕飯

今日の夕飯

 チキンの塩焼き。夏向きです! ひよこ豆のミネストラ。ほうれん草のごまあえ。

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おすすめバルザック ①わあ、東京創元社・バルザック全集の在庫がある~!

INDEX aquarius

①わあ、東京創元社・バルザック全集の在庫がある~!
 
http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/08/post-0738.html
②素敵な爺さん、ちょっとしたシーンの魅力
 
http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/09/2-5813.html

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 先日からとり組んでいる「マダムNの推薦図書 2010夏」の件で、娘が薦めてくれたアンドルー・ラング世界童話集について調べようと、東京創元社のホームページ[http://www.tsogen.co.jp/np/index.html]を訪ねた。

 立ち寄ったついでに、以前、品切れだったバルザック全集があるかどうかを見ると、わあ、在庫があるじゃないの! 現時点では1巻~26巻総てあった。

 わたしは当時ほとんど品切れ状態だった、ここのバルザック全集を全部揃えるために苦労したのだった。Amazonで買えるだけは買い、あとはジュンク堂にずいぶんお世話になった。

 まだこの街に引っ越してくる前の話だから、5年以上は前の話になるが、台風被害のためにホテルに避難した夜、わたしはそのバルザック全集の中の数冊とブラヴァツキーの『シークレット・ドクトリン』を持っていった。

 東京創元社のホームページを見ると、以下のような鷹揚なことが書かれていた。

FAQ(よくある質問)
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■ このサイトにリンクしたいのですが?

リンクはどのページへもご自由にどうぞ。更新頻度が最も高いのはトップページ(ニュース&トピックス)です。また、各種バナーを用意していますので、ご自身のサイト上でご利用ください。

 許可を貰わなければリンクできないサイトも結構あるので、嬉しい。さっそく、おすすめバルザックの本のページへリンクして、紹介に代えよう。

バルザック全集〈11巻〉
幻滅〈上〉
オノレ・ド・バルザック
生島遼一 訳
定価:5,250円
在庫あり
初版:1974年8月25日
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488019112

バルザック全集〈12巻〉
幻滅〈下〉
オノレ・ド・バルザック
生島遼一 訳
定価:5,250円
在庫あり  
初版:1974年9月25日
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488019129

 出版界を描いた『幻滅』は、傑作揃いのバルザック全集の中でもわたしが一番面白いと思う作品。まさに一気読みして、フラフラ~になった記憶がある。

 勿論、他にも全集におすすめしたい本はいろいろとあるので、また記事を改めて本のページへリンクし、できればレビューも書きたいが、今日のところはこの辺で。 

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明日の泌尿器科予約を来週に変更

 明日、レッドクロスの泌尿器科予約が入っていたのですが、生理になってしまい、肝心の血尿に改善が見られたかどうかを調べる尿検査に影響しそうでした。

 泌尿器科外来に問い合わせると、看護師さんが「それでは変更しましょう」とのことで、明日から1週間後の11日、9:30〜10:00に予約変更となりました。

 今日も、溶けそうな暑さです! 水分補給に気をつけて、元気な一日を過ごしたいものですね。

 今日こそは、児童文学作品『不思議な接着剤』を進めなくては!

 鍾乳洞に入り込んだ紘平・翔太兄弟、瞳の前に現れる神秘的な白い猫……。

 鍾乳洞のなかは温度が一定していて、暑い日に行った秋芳洞は、クーラーが入ったみたいな快適さでした。

 ところで、一昨年入院したとき、同室の人たちから、ここからだと博多に買い物に行く感覚で韓国に行けるといっていました。

 娘と昨夜、彼女の秋の連休の話をしていたときにその話を思い出し、韓国に行くのもいいねと話していました。でも、韓国となると、息子の合流は無理かな。

 韓国に行きたいわたしの目的は、買い物ではありません。ちょっと、調べてみようと思っています。

 今の体調をもう少し何とかしなくてはなりませんが……いくら韓国が近いといっても。

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バジルペーストのパスタ

バジルペーストのパスタ

 先日作ったバジルペーストを使ったパスタ。

 綺麗な色とフレッシュなバジルペーストの味わいが、家族に大好評!

 松の実を減らしてカシューナッツを加え、チーズは使うときに任せることにした今回のバジルペーストは、前回のものより使いやすく感じました。

 次回はクルミかピスタチオも加えてみたいと思っています。また収穫可能かしら?

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2010年8月 2日 (月)

小学校低学年におすすめ、『シートンさんのどうぶつ記』(発行・創美社/発売・集英社)

 先日の記事で、「マダムNの推薦図書 2010夏」を公開したいと書きました。現時点で購入できる本を、以下に分類して、学年ごとに5冊ずつになるように選んでみたいと考えています。

  • 小学校低学年〔1・2年生〕……10冊
  • 小学校中学年〔3・4年生〕……10冊
  • 小学校高学年〔5・6年生〕……10冊
  • 中学           ……15冊
  • 高校           ……15冊

 ところが……どなたもこの暑さには苦労していらっしゃるのではないかと拝察しますが、わたしはこのところの暑さにすっかり負け気味で、今日なんか、少しヨロヨロしてしまう始末。

 買い物に出てくれた娘に書店に出向いてざっと選んだ本をチェックして貰いましたが、やはり自分で実際に確認をとらないとおすすめするわけにはいきません。

 水曜日が病院なので、帰りに書店に寄ってチェックしたいと思っていますが、確認作業が追いつかなければ、今夏のおすすめとはいかず、今秋のおすすめとなってしまうかもしれません。

 とりあえず、自分でもほしくなって今日娘に買ってきて貰った『シートンさんのどうぶつ記1』(発行元・集英社)は絶対におすすめしたいと思ったので、記事にしておきます。

 わたしは子供の頃から昆虫や動物が大好きで、今は恐竜に夢中なのですね。小学校中学年の頃までは図鑑ばかり見ていて、物語に全く興味が持てませんでした。

 けれど、シートン動物記やファーブル昆虫記は大好きでした。こうしたものを小さな頃に読んでおいて、決して損はないと思います。生き物の生きかたから様々な学びが可能ですし、動物や昆虫に興味を惹かれる子供は、次第に生き物が織り成す物語にも興味を持つようになると思うのです。

アーネスト・T・シートン
集英社
発売日:2009-02-02

 この低学年におすすめの『シートンさんのどうぶつ記』(発行・創美社/発売・集英社)は、あたたかみのある美しい翻訳と丁寧な絵で、子供たちを魅了するだろうと思います。大人になるまで持っていられる本ではないでしょうか。

 わたしが購入した上の本から、以下に挿絵を少しご紹介。

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P7160184

 有名な狼王ロボのお話は2に収録されているようです。
 
小学校高学年から中学生には、童心社から出ている以下のシリーズがよさそうです(娘に確認して貰ったところでは)。
Ernest Thompson Seton
童心社
発売日:2010-02-01
 小学生だったわたしのある夏休みを描いたエッセー『小さきものたち、その罪深き思い出』を、以下に折り畳んでおきます。2006年6月21日に公開した記事です。わたしはこのとき、蟻の恐るべき組織力を知りました。
 

続きを読む "小学校低学年におすすめ、『シートンさんのどうぶつ記』(発行・創美社/発売・集英社)"

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ぐるじぃわ

ぐるじぃわ

 自分の他のブログに記事を書いていたら、だんだん胸からおなかにかけて苦しくなってきて……ニトロペン舌下。

 この暑さに負けそうです。 

 幸い、ニトロペンで胸痛は治りました。

 ぬいぐるみは、娘の職場仲間がクレーン・ゲームでとったものだそうです。わたしは茶色い子を貰いました。

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2010年8月 1日 (日)

昨日の夕飯

昨日の夕飯

 茹でたじゃがいもをあえたバジルペーストは、昨日の朝収穫したバジルで作りました。

20100731092314_3

 今回は松の実だけでなく、カシューナッツを加え、チーズは使うときの選択に任せることにして、加えませんでした。以下は前回、バジルペーストを作ったときの記事。

2010年6月29日 (火)
バジルペースト作り

http://elder.tea-nifty.com/blog/2010/06/no1-069b.html

 わたしは今回のバジルペーストのほうがあっさりとしていて、好みかな。
 
 前回のバジルペーストは、パスタ、魚のソテー、昨夜のように付け合わせのじゃがいも……と使い、あっという間になくなりました。

 今回もすぐになくなりそう。

P7140177

 大根ときゅうりの和風サラダ。ドレッシングはレモンとみそのコラボで、とても美味しいサラダです。レシピはこちら。
 ⇒http://noix-n.blogspot.com/2010/04/blog-post.html

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