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2010年4月21日 (水)

整形外科受診

 いささかショック。

 これまで、両膝に最低4箇所はある凸は、頭蓋骨にできた骨腫とは異なり、過形成だろう、といわれていた。 

 傷などが過形成の原因になることがあるという話から、高校時代にバレー部で両膝を(まだレシーブ技術が未熟な頃に)散々ぶつけたので、そのせいかしらと思っていた。

 が、今日撮った何枚ものレントゲン写真から、先生は過形成を否定され、頭蓋骨にできた骨腫と同じものだろうといわれた。 

「ネットで、遺伝性多発性外骨腫というのを閲覧しましたが、それとは違うんですよね? それですと、患者さんも多くて……」とわたしは尋ねた。

 患者会もあるようだ。

「ああ、あれは多い……。あいどん、こいは、違うとさ。レポート、読んだやろ?」と、相変わらずの佐世保弁の先生。

「生検術のレポートですか? 読みました」とわたし。
「そしたら、そいさ」と先生。

 一昨年の夏、普通は多発しないはずの骨腫と思われる腫瘤が頭に複数見つかったことから、副甲状腺ホルモンの数値が高かったりしたことも加わって、精密検査となったのだった。

 副甲状腺に関しては微妙な検査結果で、手術は見送られ、一方、わたしから希望して摘出して貰った腫瘤(わたしはコブ1号とネーミング)は、硬質の骨腫であることがはっきりした。

 勿論、膝の凸も摘出して組織検査に出してみなければ確定診断はできないわけだが、慎重な先生がここまではっきりとおっしゃるのだから、そうなのだろう。

 判別できるくらい、コブたちが育っていたというわけだろうか。

 一気にコブ1号の仲間が増えた恰好。両膝の凸は、頭にできた骨腫みたいに、お碗を伏せたような綺麗な形というわけではないので、数がわかりにくいが、数え間違いを懼れずに数えてみると、頭3+両膝4(?)で、コブ7号までいそうな感じ。耳の後ろのやわらかなコブを加えれば、総勢8個!

 他に、できたと感じる場所はないかと訊かれた。

「自分でわかる部分には、ないと思います。先生、この骨腫瘍はどこにでもできる可能性があるのでしょうか?」とわたし。
「骨のあるとこなら、できる可能性はあっさ」と先生。

 わたしは思わず、先生の目を真剣に見てしまった。同じように、真剣な目。どこかに優しさを湛えた目。その優しさは、弱みのようにも見える。

 長くつき合ってみると、この先生がとても優しい先生だとわかる。

 何にしても、悪性でなさそうなところは、ありがたい。多発性外骨腫の場合は、悪性化するケースもまれにあるそうだが、これはそんなことはないのだろうか。多発性骨腫などというものは、症例が少なすぎて、わからないのではあるまいか。

 以下は骨腫に関する、サイト『gooヘルスケア』より抜粋。

真の腫瘍病変というより、正常骨皮質の過形成と考えられます。骨髄骨腫は、骨形成を促す副甲状腺ホルモンに対して局所的に反応が高まったことで発症すると考えられていますが、原因は不明です。

 このような、骨腫=過形成という説明を読むと、「過形成ではなく、骨腫」とおっしゃる先生の言葉の意味がわからなくなってくるが、前のわたしのCT画像に対する読影の先生による2009年4月21日付レポートを読むと、そこに書かれた状態と、今先生が骨腫とおっしゃるわたしのそれの状態は、やはり違うという気がする。

 以下に、その読影の先生のレポートより所見を抜粋。

右膝蓋骨前面上部,やや外側に上方へ向かう軽度の骨形成を認めます.前回(’08/1020),前々回CT(’08/09/02)と比較して変化を認めません.やはり靭帯部の骨化を第一に疑います.

 見た目も、手で触ってみても、両膝からその周辺にかけて、形が変わってしまったというのに(でも、まだミニは履ける。履かないけれど)、上記の診断で、納得がいかなかった。が今回の一転した先生の反応も、また不思議だった。全体にいくらか育った感触はあったとはいえ、前のときとそれほど違いがあるとは思えなかったからだった。

 そして、前掲のサイト『gooヘルスケア』からの抜粋を読むと、私的には、副甲状腺に対する疑わしさが再浮上してくる。尤も、わたしの足にあるのは骨髄骨腫ではなく、傍骨性骨腫だろうけれど。副甲状腺機能亢進症は、腎結石や膵炎を惹き起こしやすいそうだが、どちらも、わたしには馴染のある疾患なのだ。

 いずれにしても、機能障害を起こしてきたり、美容上問題となったりした場合は摘出して貰うことになるのだろうが、骨腫はまさに骨そのものなので、恐ろしく硬い。それに……。

「今、取るということもできるとばってん、取っても、骨には骨折を修復しようとする性質があるとさ。摘出手術した骨は、骨折した骨ということやけんね」と先生。
「せっかく取っても、また盛り上がってくることがあるということですね?」とわたし。

 両股関節の不調もお話ししたため、股関節のレントゲン写真を先生は凝視され、わたしも一緒に見るなかで、「まだ盛り上がったりは、しとらんごたっばってんね」と先生。

 まだ? レントゲン写真では確認できない次元で、股関節に骨腫が生まれ、育っている可能性も否定できないということだろうか。

 半年に一度の経過観察を続けて貰うことになった。

 次回は10月23日。12:00~13:00。

 今日は11:00予約で、15:30までかかった。

骨腫でご訪問になる方々のために、サイト『gooヘルスケア』より、以下の《続きを読む》に骨腫についての解説を折り畳んでおきます。

☆サイト『gooヘルスケア』より抜粋

骨腫

骨腫はどんな病気か

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 骨は、まわりが硬い緻密(ちみつ)な骨皮質で作られ、内部はスポンジ様の構造で、その間は血液を作っている骨髄(こつずい)となっており、ちょうど竹のようなものです。
 正常の骨皮質と同様の組織が塊となって腫瘤(しゅりゅう)を形成したものが骨腫です。顕微鏡検査では、正常骨組織の過形成として観察されます。平滑な骨表面に、硬い骨が出っ張ってしまったと考えてよいと思います。
 主に、頭の骨の頭蓋骨(ずがいこつ)、下顎骨(かがくこつ)、上顎骨(じょうがくこつ)に生じ、整形外科よりも耳鼻咽喉科や脳外科、あるいは眼科の病気として治療されます。
 手や足の骨にみられる場合には、骨髄のある内側に向かう骨皮質の肥厚として見つかります。これは骨髄骨腫(こつずいこつしゅ)と呼ばれ、外側からはまったく正常で、腫瘤は触れません。ちょうど骨のなかの島のようにみえるために、骨島(こつとう)と呼ばれます(図37)。手足の骨の外側の表面に骨腫(傍骨性(ぼうこつせい)骨腫)ができることもありますが、これはまれです。

原因は何か
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 真の腫瘍病変というより、正常骨皮質の過形成と考えられます。骨髄骨腫は、骨形成を促す副甲状腺ホルモンに対して局所的に反応が高まったことで発症すると考えられていますが、原因は不明です。

症状の現れ方
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 症状はほとんどなく、多くの骨腫は、他の原因で来院してX線検査を行い、偶然に見つかります。頭部では硬いこぶとして気がつくことがあり、まれに鼻閉(びへい)や頭痛を訴えることも報告されています。

検査と診断
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 X線写真で表面の滑らかな、そして均一な骨硬化部として確認されます。骨硬化部の肥厚方向や程度、内部の変化を確認するためにはCT検査が必要で、肥厚部の中心に骨透過(とうか)部がある類骨(るいこつ)骨腫や、正常骨との間に不整像がある傍骨性骨肉腫との区別に有用です。
 骨の出っ張りとしてX線写真に写る骨軟骨腫は表面に軟骨帽(なんこつぼう)(骨の表面から飛び出した骨性のこぶで、表面は軟骨組織でおおわれている)があるために、これとの区別にはMRI検査が役に立ちます。

治療の方法
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 ほとんどの場合には治療は必要としません。鼻閉や頭痛などの原因になっている場合には、元になっている骨とともに切除します。

骨腫に気づいたらどうする

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 症状のある頭部の病気では、耳鼻咽喉科や脳外科、あるいは眼科などの専門の診療科を受診して、切除も考慮した経過観察が行われます。
 まれに、X線写真上で骨硬化を示すがん腫の骨転移病巣との区別が困難なことがあります。逆に、自然に小さくなるものもあるので、手術は慎重に検討します。いずれにしてもX線写真による注意深い経過観察が必要です。

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