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2010年3月10日 (水)

購入予定の本 その二…マグダラのマリア関係

 マグダラのマリア関係では、どうしても以下の本は読みたいと思った。

マービン マイヤー,エスター・A. デ・ブール
日経ナショナル ジオグラフィック社
発売日:2006-11-30

 マグダラのマリアは、わたしの自作童話『不思議な接着剤』に出てくる錬金術師の娘マリーを形成するためのシンボリックなモデルとして、調べ尽くしたい史実上の重要な女性だ。マグダラのマリアをモデルにしたいと思ったのは、彼女が東西の思想的分裂を調和する、というより全き一つにするかもしれない古代写本、『マリアによる福音書』における核心的人物だからだった。

 残念ながら、どれも図書館にはなかった。

 ナグ・ハマディ文書や原始キリスト教という大きな括りで、マグダラのマリアに関する部分を含む文献は、沢山ありそうだが、『マリアによる福音書』と、そこから浮かび上がるマグダラのマリア像に焦点を絞ったものは、そう多くはないようだ。

 上の3冊の購入を決意し、書店勤務の娘に取り寄せを頼んだ。

 真っ先にカレン・L・キングの『マグダラのマリアによる福音書』(山形孝夫・新免貢訳、河出書房新社、2006年)が届いた。訳者あとがきによる著者のプロフィール。
 著者のカレン・キングは、現在ハーヴァード大学神学部に属する古代キリスト教史の正教授であり、今日ナグ・ハマディ文書として一括されるキリスト教グノーシス派の新訳聖書外典(コプト語パピルス古写本)の研究者として、アメリカが世界に誇る第一級の学者である。

 とりわけ、カレン・キングの名を一躍世界的なものにしたのはマグダラのマリアに関する研究であり、その成果を世に問うた本書によって、彼女に対する評価は、世界の学界に揺るぎないものとなった。

 また、続けて書かれている。

 それにしても、今、なぜマグダラのマリアなのか。
 問題は、こうした学問への関心がアメリカにおける聖書外典研究、わかりやすくいえばいわゆる異端文書にたいする関心と表裏一体をなしていることにある。それがアメリカにおける聖書外典研究の大きな流れとなり、今や世界の学界をリードしている。こうした流れの中から、先には、すでにわが国においても知名度の高いエレーヌ・ペイゲルスの『ナグ・ハマディ写本――初期キリスト教の正統と異端』(邦訳、1996)および『禁じられた福音書――ナグ・ハマディ文書の解明』(邦訳、2005)の研究が生み出され、そしてつい最近にはグノーシス研究の第一人者であるマービン・マイヤーによる『原典ユダの福音書』(邦訳、2006)が、そしてここにカレン・キングの『マグダラのマリアによる福音書』の研究が新たに加えられることになる。

 エレーヌ・ペイゲルスの著作は既に読んだ。三番目に挙げた本の著者はマービン・マイヤーだ。マグダラのマリア研究に関しては、現代の最高水準にある研究書を選択できているようだ。 

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