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2009年5月 6日 (水)

続・騙し騙し。ホフマンの『スキュデリー嬢』。

 明日、連休中も騙し騙し使ってきたパソコンを修理に出します。どれくらいで帰宅できるかしら。

 この記事もパソコンで騙し騙し書いていて、普通に使用できてしまうのですが、オーバーワークかなと心配になる頃に案の定、ジーという音がし出すので、修理に出したほうがいいみたいです。

 5年間の保障契約の期間中でもあり、まだ引退には早いと思うので、無事復帰して? 頑張って貰いたいと思っています。

 わたしの心臓もこの連休中はもう一つで、調子が悪いとふくらみがちなおなかも、ふくらんだままです。家族は普通に仕事だし、別に何処へ行くわけでもなかったので、それでもよかったのですが、本当のところ、心臓の不調と腹部のふくらみが関係あるのかどうか、自分ではわかりません。

 前回の循環器クリニック受診の際に、そのことを先生にいってみたのですが、先生はとても念入りに聴診器を当てられて、何か考えていらしたのですが、それについてのお言葉はなく、薬は同じでした。

 昨日は買い物に出かけたのですが、おなかがふくらんでいて、パンツのファスナーが上まで上がりませんでした。調子がよいときは楽々上がることを考えてみると、やっぱり変です。普通に太ってこうなったとは思えません。胸の高さと腹部の高さが同じくらいにまでなっていました。

 ファスナーが上がらなくても、一応落ちてくる心配はなく、上着でごまかせるので出かけましたが、ファッションがこんな壊滅的有様だと買い物も冴えませんでした。

 すっきりとしたおなかのことを書いたのは、先月の17日のことでした。その記事がなければ、本当にわたしのおなかが出ていないことがあるなどとは思えないくらいです。今は、どう見ても妊婦状態ですものね。

 あまり自覚はないのですが、軽い胸の重さ(苦しさ)は慢性的にあり、横になるとよけいに苦しいので、寝るときは頭のほうをかなり高くします。目覚めると、胸は石を入れたみたいですし、肩から両腕まで何だか痛い。

 前の記事のニトロ舌下錠の写真は、それで朝使ったものです。狭心症の発作という感じではなくて、切羽詰った症状はありませんでしたが、具合が悪くなったときは舌下錠を――と前に先生がおっしゃったことを実行。

 1錠では楽にならなかったので、もう1錠。胸の辺りが涼しくはなりましたが、元気いっぱいという感じにはならず、まあ贅沢をいっても仕方がないかという感じです。まだ小旅行の疲れがとれていないのかしらね。

 パソコンが戻ってくる頃には、元気いっぱいになっていたいものです。

 午後、BS2で観た『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』は、結構面白かったです。

 読もうとして放置状態だった偉才ホフマンの『スキュデリー嬢』(吉田六郎訳、岩波文庫)を、再び読み始めたところですが、ホフマンは面白いですね!

 ホフマンの『クルミわりとネズミの王さま』を子供の頃に読み、めくるめくばかりの煌びやかな作風、手に汗握る展開に、子供ながら呆然とした記憶があります。その『クルミわり』が岩波少年文庫から上田真而子訳で2000年に出て、手元に置いておきたいと思い、購入して数年になります。

 ホフマンは1776年生まれのドイツ・ロマン派の作家として知られているばかりか、画家、音楽家、脚本家でもありましたが、本来は法曹界の人で、ちくま文庫から出ているホフマンの『悪魔の冷酒』(深田甫訳)の解説によると、彼が法律を学んだケーニヒスベルク大学は当時、カントが牙城としていたとか。

新入生にはその哲学や論理学が必須科目となっていたが、ホフマンには関心のもてない講義のようであった。

 ホフマンは閉じこもって自習に励んでいたようで、カント哲学の思想的位置づけはともかくとして、何だかもったいないような話ですね。こんなものかもしれませんが。『クルミわり』の訳者あとがきによると、ホフマンは、

本職の裁判官としても、非常に有能な、しかも権力に屈しない公平な裁きをした人であったようです。

 ところで、今年に入ってから、わたしは精神疾患の疑われる父夫婦から、身に覚えのないことで訴えられました。〔興味を惹かれた方は、左サイドバーにあるカテゴリー《父の問題》をクリックしてご閲覧ください。〕

 ろくに読めもしないような訴状が民事裁判所に受け付けられたこと自体、衝撃的な出来事ではありましたが、それでも、あっというまに裁判は終わるだろうと高をくくっていました。

 それが意に反して、そうはならず、裁判官次第ではどんな運命に落とされるかもしれないという恐怖の体験をすることになりました。そして、まだ裁判中です。でも、裁判官が交替して、雰囲気がずいぶん――よいほうへ――変わったのです。

 これは今の日本における出来事であり、そこにはいろいろな問題が隠れていそうな気がしていますが、ホフマンが描いた世界における裁判といえば……。

 『スキュデリー嬢』はルイ14世統治下のパリが舞台で、火刑裁判所が出てきます。全く、ぞっとさせられる裁判所です。

 スキュデリー嬢は「平素は気品たかく、そのうえ、老人に似ず愛らしさ、上品さ、そのものであった」「品のよい詩と、ルイ14世やマントノン夫人の知遇で知られた人」と作品では描写されていますが、どうも実在した《当世風作家》だったようで、ホフマンはどういうわけで実在した人物をモデルに選んだのでしょうか。

 実在した人物をモデルにしたフィクションと見てよいのでしょうが、そのスキュデリーがどんな事件に巻き込まれ、どんな行動をとることになるのか、今後の展開が楽しみです。 

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