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2009年3月19日 (木)

世界恐慌の波

世界恐慌の波

昨夜、息子から電話があり、引っ越しのことなど話しました。

そのとき、同じ科の友人が、内定取り消しとまではいかないけれど、会社が工場の閉鎖に追い込まれ、給料は出すから1年間、社会人ドクターになってくれといわれたという話をしました。

彼はドクターへの進学を迷っていたそうで、社会人ドクターとなること自体に不満はないそうですが、困惑しているとか。

他にも、思わしくない話をちらほら聴いたとか。

テレビのニュースを観ていると、息子が受けて落とされた企業名をよく目にし、金融危機に端を発した世界恐慌の波がそれらを次々に呑み込んでいくかのようで、戦慄を覚えます。

息子が受験したときはあれほど堅固に、威風堂々として見えた企業があんなに次々と……と信じられない思いです。

軒並み落ちたあと、息子はそれまで受験してきた会社とは毛色の違う、が自分が研究室でしていることとは密着したことを顧客(企業)からの注文を受けて専門に手がけている部署のある会社を受験し、合格したわけですが、息子が配属される部署に世界恐慌がどう影響してくるのだろうかと気にかかります。
尤も、今の日本でこうした不安と無縁でいられる社会人はよほど特殊な環境にある人か、脳天気な人かのどちらかでしょう。

社会人ドクターといえば、いくらか前に息子に、ドクターコースに未練はないのかと訊くと、学生のままでドクターコースに行く気は全然ないけれど、社会人ドクターは考えないでもないといいました。今の段階では、あくまで頭の片隅に置いてあるだけだそうですが。

就活では息子より、見守っていただけのわたしのほうが先に音を上げ、「就職は諦めてドクターに行ったら」といっても、息子は淡々として就活を続けました。
高校時代から息子は、マスターまでは絶対に行きたい、ドクターまで行くと就職しにくくなるので、それは考えていないといっていました。息子なりの考えが早い時期からあったと思います。

自分なりの考えでしぶとくやっているところは、母子似ているのかも。

わたしのことで、心配をおかけしているかたへ。
職業作家はほぼ諦めましたが、それは本来の作家志望を貫くための選択です。今の状況下では、この二つは合流点が見い出せないまま、分かれて存在しています。
でも勿論、今後、本筋を保てる上でのよい話があれば乗ります。ご報告します。

東大志望の夫の同僚の息子さんはセンターに失敗して九大を受け、合格したけれど、浪人するとか。東大にある宇宙開発関係の科に行きたいそうです。

眩しい話ですが、家庭状況はうちと酷似していて、苦しい選択でしょう。安全策をとり、東北大の近い科を受け、院で東大へという手もあるのでは。2浪も私立もだめとなると、下手をすれば高卒です。

息子は大学受験のときにわが家の経済事情から仕方なく安全策を取りましたが、今の大学で自分に合う研究分野を知り、その方面での世界的権威に出会いました。

折衷主義は神秘主義の基本姿勢ですが、そう悪くない感触です。

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